Day 4:代名詞 ― I / my / me / mine の使い分け

なぜやるか

Day 1で「I」「She」「They」などの単語を学びました。これらは代名詞と呼ばれる、名詞の代わりをする言葉です。

代名詞を学ぶ理由は2つあります。

理由①:英語の文を読むために必須だから。
英語の文では、同じ名詞を何度も繰り返すことを嫌います。例えば日本語では「田中さんは田中さんの本を田中さんのカバンに入れた」と言えますが、英語では2回目以降は代名詞に置き換えます。「Mr. Tanaka put his book in his bag.」のように。つまり、代名詞がわからないと「hisって誰のこと?」と混乱して、文が読めなくなります。

理由②:形が変わるから。
日本語では「私は」「私の」「私を」のように、後ろに「は」「の」「を」をつければ済みます。でも英語には助詞がないので(Day 1で学びましたね)、代名詞そのものの形を変えて役割を表します。

  • I
  • my
  • me
  • のものmine

この使い分けを今日マスターします。

本編

代名詞の4つの形

英語の代名詞には4つの形があります。「誰が」の位置に来るか、「誰の」なのか、「誰を」なのか、「誰のもの」なのかで形が変わります。

誰が(主格)誰の(所有格)誰を(目的格)誰のもの(所有代名詞)
Imymemine
あなたyouyouryouyours
hehishimhis
彼女sheherherhers
それititsit
私たちweourusours
彼らtheytheirthemtheirs

表が大きくて圧倒されるかもしれませんが、1つずつ見ていけば難しくありません。


① 主格(誰が)― 文の最初に来る形

Day 1で学んだ「誰が」の位置に来る形です。

  • I like music.(私は音楽が好きだ)
  • She is a teacher.(彼女は先生だ)
  • They work here.(彼らはここで働いている)

これはDay 1で使ったので、もう慣れていますよね。


② 所有格(誰の)― 名詞の前に置く形

「誰のモノか」を表すときに使います。必ず名詞の前に置きます。

  • my book(私の本)
  • his car(彼の車)
  • their office(彼らのオフィス)

例文:
– I read my book.(私は私の本を読む)
– She likes her job.(彼女は彼女の仕事が好きだ)
Our team is great.(私たちのチームは素晴らしい)
– They check their email every morning.(彼らは毎朝彼らのメールを確認する)

ポイント:所有格の後ろには必ず名詞が来る。
– my book ← bookは名詞
– their office ← officeは名詞
– his car ← carは名詞

所有格の後ろに名詞がないのは間違いです。「my」だけで文が終わることはありません(そのときは所有代名詞のmineを使います。後で説明します)。


③ 目的格(誰を)― 「どうする」の後ろに来る形

Day 1で学んだ「何を」の位置に来る形です。人に対して使うとき、名詞の代わりに目的格を使います。

  • I like her.(私は彼女を好きだ)← herはSheの目的格
  • She helps me.(彼女は私を助ける)← meはIの目的格
  • The manager told them.(マネージャーは彼らに伝えた)← themはTheyの目的格

主格と目的格を間違えるとどうなるか:
– ○ She helps me.(彼女は私を助ける)
– × She helps I.(❌ Iは「誰が」の位置にしか使えない)

英語では「誰が」の位置と「誰を」の位置で形が違います。日本語なら「私」はどちらでも使えますが、英語ではIとmeを使い分けなければなりません。


④ 所有代名詞(誰のもの)― 「~のもの」を1語で言う形

「私のもの」「彼のもの」と言いたいとき、所有格+名詞の代わりに使います。

  • This book is mine.(この本は私のものだ)← my bookの代わり
  • That car is his.(あの車は彼のものだ)← his carの代わり
  • These seats are ours.(これらの席は私たちのものだ)← our seatsの代わり

所有格との違い:
– 所有格:名詞の前に置く → my book
– 所有代名詞:名詞なしで使える → This is mine.


heとsheの注意点 ― 同じ形が2回出てくる

表をもう一度見てください。

主格所有格目的格所有代名詞
hehishimhis
彼女sheherherhers
  • hisは所有格(彼の)と所有代名詞(彼のもの)が同じ形
  • herは所有格(彼女の)と目的格(彼女を)が同じ形

見分け方は簡単です:
his / her の後ろに名詞がある → 所有格(「彼の〜」「彼女の〜」)
his / her の後ろに名詞がない → 所有代名詞 or 目的格

例:
– I like her music.(her の後ろにmusic=名詞 → 所有格「彼女の音楽」)
– I like her.(her の後ろに名詞なし → 目的格「彼女を」)
– This is his book.(his の後ろにbook=名詞 → 所有格「彼の本」)
– This book is his.(his の後ろに名詞なし → 所有代名詞「彼のもの」)


再帰代名詞(〜自身)― おまけで知っておこう

「自分自身」と言いたいときは、-selfをつけます。

主格再帰代名詞
Imyself(私自身)
youyourself(あなた自身)
hehimself(彼自身)
sheherself(彼女自身)
weourselves(私たち自身)
theythemselves(彼ら自身)

例:
– I introduce myself.(私は自分自身を紹介する=自己紹介する)
– She taught herself English.(彼女は自分自身に英語を教えた=独学した)

今日はこの表を見ておくだけでOKです。


今日の全体まとめ

#ポイント内容
1代名詞とは名詞の代わりをする言葉。同じ名詞の繰り返しを避ける
2主格(I, he, she…)「誰が」の位置に来る
3所有格(my, his, her…)「誰の」を表す。後ろに必ず名詞が来る
4目的格(me, him, her…)「誰を」の位置に来る
5所有代名詞(mine, his, hers…)「誰のもの」を1語で表す。後ろに名詞なし
6hisとherの注意同じ形が2つの役割を持つ。後ろに名詞があるかで判断

確認問題(10問)

【問題1〜4】空所に適切な代名詞を入れてください

Q1. ______ is a student.(彼女は学生です)
She
→ 「誰が」の位置 → 主格

Q2. I like ______ music.(私は彼女の音楽が好きだ)
her
→ 「誰の」→ 所有格。後ろにmusic(名詞)があるので所有格

Q3. The teacher helps ______.(先生は私たちを助ける)
us
→ 「誰を」の位置 → 目的格。weの目的格はus

Q4. This pen is ______.(このペンは彼のものだ)
his
→ 「誰のもの」→ 所有代名詞。後ろに名詞なし


【問題5〜7】下線部の代名詞が「主格・所有格・目的格・所有代名詞」のどれか答えてください

Q5. They like coffee.
主格(「誰が」の位置にある)

Q6. I read his book.
所有格(後ろにbook=名詞がある。「彼の本」)

Q7. She calls me every day.
目的格(「誰を」の位置にある。「私を/私に」)


【問題8〜10】次の日本語を英語にしてください

Q8. 「これは私の本です」
This is my book.
→ 「私の」→ 所有格my、後ろにbook(名詞)

Q9. 「彼女は彼を知っている」
She knows him.
→ 「彼女は」→ 主格She、「彼を」→ 目的格him

Q10. 「そのカバンは彼女のものです」
The bag is hers.
→ 「彼女のもの」→ 所有代名詞hers

単語学習(Day 4)

復習 + 新規の流れ:

  1. Day 1〜3の81語を3周復習します(約12分)
  2. 今日の新しい27語を3周します(約5分)

Day 4の単語(27語):

今日は「代名詞」がテーマなので、代名詞と関連語を中心に、日常で使う基本語を集めました。

#英語意味一言メモ
82my私の所有格。”my book”(私の本)
83yourあなたの所有格。”your name”(あなたの名前)
84his彼の / 彼のもの所有格と所有代名詞が同じ形
85her彼女の / 彼女を所有格と目的格が同じ形
86our私たちの所有格。”our team”(私たちのチーム)
87their彼らの所有格。”their office”(彼らのオフィス)
88me私を目的格。”help me”(私を助けて)
89him彼を目的格。”tell him”(彼に伝えて)
90us私たちを目的格。”join us”(私たちに加わって)
91them彼らを目的格。”call them”(彼らに電話する)
92myself私自身再帰代名詞。”introduce myself”(自己紹介する)
93now“I am busy now.”(今忙しい)
94hereここに“come here”(ここに来て)
95thereそこに“go there”(そこに行く)
96veryとても“very good”(とても良い)
97also〜もまた“I also like it.”(私もそれが好きだ)
98well上手に、うーんと“speak English well”(英語を上手に話す)
99justちょうど、ただ〜だけ“just a moment”(ちょっと待って)
100thenそのとき、それから“and then”(それから)
101first最初の“the first day”(初日)
102last最後の、続くDay 1で学んだ。意味が2つある
103next次の“next week”(来週)
104every毎〜、すべての“every day”(毎日)
105manyたくさんの可算名詞に使う。”many books”(たくさんの本)
106muchたくさんの不可算名詞に使う。”much water”(たくさんの水)
107someいくつかの“some books”(何冊かの本)
108anyいくらかの疑問文・否定文で使う。”Do you have any questions?”

※ #82〜91 は今日学んだ代名詞の所有格・目的格です。表と照らし合わせながら覚えてください。
※ #105 many と #106 much の違いは Day 3 の可算名詞・不可算名詞と関連しています。many = 可算名詞(数えられる)、much = 不可算名詞(数えられない)。

やり方(まとめ)

順番内容時間
本編を読む。例文を声に出して読む30〜40分
確認問題10問を解く10〜15分
Day 1〜3の単語81語を3周復習12分
Day 4の新しい単語27語を3周5〜10分
合計約60〜80分

※ 復習の単語数が増えてきましたが、Day 1の単語はもう1秒で意味が出てくるものが多いはずです。サッと流せる単語はスピードを上げて、まだ出てこない単語だけじっくり見てください。

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