Day 48:Phase 5 開始 ― リスニング基礎①(英語の音の仕組み)

Phase 5について

Phase 4までで「読む力」を鍛えました。Phase 5では「聴く力」を鍛えます。

TOEIC600点の目標スコアはリスニング325点・リーディング275点です。リスニングの方が配点が高い。 つまり、リスニングを伸ばす方がスコアに直結します。

Phase 5の20日間:

Day内容
48〜52リスニング基礎(音の仕組み・発音ルール・リピーティング)
53〜57Part1・2の解き方+演習
58〜62Part3・4の解き方+演習
63〜67リスニング総合演習

なぜリスニングが難しいのか?

英語が聞き取れない原因は3つあります:

原因説明
①単語を知らない知らない単語は聞いても意味がわからない → Phase 1〜4で対策済み
②音の変化を知らない英語は書いてある通りに発音されない → 今日学ぶ
③スピードについていけない理解が追いつかない → Day 49以降で練習

今日は②音の変化に集中します。

本編:英語の音の3大変化

変化①:リンキング(音のつながり)

英語では、単語と単語の間が切れずにつながって発音されます。

書いてある形実際の発音音声ファイル
Pick it up.ピキラップ
Turn off the light.ターノフ ザ ライト
Check it out.チェキラウト
Stand up.スタンダップ

ルール:前の単語が子音で終わり、次の単語が母音で始まるとき、つながる。

  • Pick + it → ピキッ(kとiがつながる)
  • Turn + off → ターノフ(nとoがつながる)
  • Check + it → チェキッ(kとiがつながる)
  • Stand + up → スタンダップ(dとuがつながる)

これを知らないと、”Pick it up” が3語だと認識できず、「ピキラップ」という未知の単語に聞こえてしまいます。


変化②:リダクション(音の脱落・弱化)

よく使う言葉は短く・弱く発音されます。

書いてある形実際の発音音声ファイル
I want to go.アイ ワナ ゴウ
I’m going to call her.アイム ゴナ コーラー
What do you think?ワダヤ シンク?
Let me know.レミー ノウ

よくある弱化パターン:

書いてある形実際の発音意味
want towanna(ワナ)〜したい
going togonna(ゴナ)〜するつもり
have tohafta(ハフタ)〜しなければ
got togotta(ガッタ)〜しなければ
let melemme(レミー)〜させて
give megimme(ギミー)〜をちょうだい
what do youwhadaya(ワダヤ)あなたは何を
did youdidja(ディジャ)あなたは〜した?

TOEICのリスニングでは、これらの弱化形が普通に使われます。 知らないと「何を言っているかわからない」状態になります。


変化③:フラッピング(tがdに聞こえる)

アメリカ英語では、母音に挟まれたtがdのように発音されます。

書いてある形実際の発音音声ファイル
waterウォーダー
betterベダー
meetingミーディング
I got it.アイ ガディッ

ルール:母音+t+母音 → tがdのように聞こえる(アメリカ英語のみ)

  • water → t が母音(a)と母音(e)に挟まれている → ウォー
  • better → t が母音(e)と母音(e)に挟まれている → ベ

イギリス英語(Daniel)ではフラッピングは起きません。 waterは「ウォーター」のまま。これがアメリカ英語とイギリス英語の聞き取りやすさの違いの1つです。


3つの変化まとめ

変化内容
リンキング子音+母音がつながるPick it up → ピキラップ
リダクションよく使う語が弱く発音されるwant to → ワナ
フラッピング母音に挟まれたtがdに聞こえるwater → ウォーダー

練習:音声を聴いて書き取る(ディクテーション)

以下の音声ファイルを聴いて、聞こえた英語を書き取ってください。1回で書き取れなくても大丈夫。3回まで繰り返し聴いてOKです。

練習後、下の正解を確認してください。

#音声ファイル正解
1
Pick it up.
2
Turn off the light.
3
I want to go.
4
What do you think?
5
I got it.

聞き取れなかった箇所を確認:
– リンキングで聞き取れなかった → 「子音+母音はつながる」を意識
– リダクションで聞き取れなかった → 弱化パターンの表を覚える
– フラッピングで聞き取れなかった → 「tがdに聞こえる」を意識

今日の全体まとめ

#ポイント
1英語は書いてある通りに発音されない
2リンキング:子音+母音がつながる
3リダクション:want to → wanna のように弱くなる
4フラッピング:母音に挟まれたtがdに聞こえる(アメリカ英語)
5これらを知っているだけで、リスニングの聞き取り率が大幅に上がる

単語学習(Day 48)

Day 48の単語(27語):

#英語意味一言メモ
1270pronounce発音する“pronounce correctly”(正しく発音する)
1271pronunciation発音名詞。”correct pronunciation”
1272recognize認識する“recognize the word”(単語を認識する)
1273distinguish区別する“distinguish between A and B”(AとBを区別する)
1274concentrate集中する“concentrate on listening”(リスニングに集中する)
1275pause一時停止する“pause the audio”(音声を一時停止する)
1276repeat繰り返す“repeat after the audio”(音声の後に繰り返す)
1277imitate真似する“imitate the pronunciation”(発音を真似する)
1278accurately正確に“listen accurately”(正確に聞き取る)
1279gradually徐々に“gradually increase speed”(徐々に速度を上げる)
1280meanwhileその間に“meanwhile, listen again”(その間にもう一度聞く)
1281struggle苦労する“struggle to understand”(理解するのに苦労する)
1282confuse混同する“confuse similar sounds”(似た音を混同する)
1283syllable音節“count the syllables”(音節を数える)
1284vowel母音“a, e, i, o, u are vowels”
1285consonant子音“b, c, d, f are consonants”
1286accentアクセント、なまり“American accent”(アメリカなまり)
1287nativeネイティブの“native speaker”(ネイティブスピーカー)
1288fluent流暢な“fluent in English”(英語が流暢な)
1289comprehension理解“listening comprehension”(リスニング理解力)
1290encounter遭遇する“encounter new words”(新しい単語に遭遇する)
1291challengingやりがいのある、難しい“listening is challenging”(リスニングは難しい)
1292typically通常“typically pronounced as”(通常〜と発音される)
1293phenomenon現象“a common phenomenon”(よくある現象)
1294identical同一の“identical pronunciation”(同一の発音)
1295casualくだけた“casual speech”(くだけた話し方)
1296formalフォーマルな“formal speech”(かしこまった話し方)

やり方(まとめ)

順番内容時間
本編(音の3大変化)を読む15〜20分
音声を聴きながら、変化を確認する10〜15分
ディクテーション練習(5問)10〜15分
単語復習+新規20分
合計約55〜70分

明日以降の予定

  • Day 49:リピーティング練習(聞いた音声を真似して発音する)
  • Day 50:オーバーラッピング練習(音声に重ねて発音する)
  • Day 51〜52:ディクテーション集中練習

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