なぜやるか

TOEICのPart5・Part6では「空所の前に名詞があり、後ろから不定詞(to V)で修飾する」パターンが頻出です。

例えば「We need a team _____ the project.」に「to lead」が入るのは、「a team(名詞)+ to lead(不定詞で修飾)」という構造を知っているからです。

また「The decision to expand overseas was approved by the board.」のように、名詞の後ろに to V が置かれるパターンはPart7のビジネス文書にも多く登場します。

このLesson 13を終えると、不定詞の形容詞的用法(名詞を後ろから修飾するto V原形)を正確に使えるようになり、Part5・Part6で動詞の形を問う問題に正しく答えられるようになります。

本編

① 形容詞的用法とは

形容詞的用法の不定詞は、名詞の後ろに置いて「〜するための〜」「〜すべき〜」という意味を加えます

構造意味
名詞 + to V〜するための名詞 / 〜すべき名詞an opportunity to present our products

② よく使う「名詞 + to V」の表現

Part5・Part7でよく見かける「名詞 + to V」のパターンを覚えましょう。

表現意味
ability to V〜する能力
opportunity to V〜する機会
decision to V〜するという決定
plan to V〜する計画
effort to V〜するための努力
need to V〜する必要性
way to V〜する方法
time to V〜する時間

③ 形容詞的用法と前置詞(前置詞が残る場合)

名詞と不定詞の間に「意味的なつながり」がある場合、前置詞が不定詞の後ろに残ることがあります。

④ 不定詞の形容詞的用法 vs 名詞的用法(比較)

Lesson 12 で学んだ名詞的用法(to V = 「〜すること」)と、このレッスンの形容詞的用法(名詞 + to V = 「〜するための名詞」)の違いを確認します。

用法役割
名詞的用法to V 自体が主語・目的語・補語The goal is to increase sales.(goal = to increase)
形容詞的用法名詞を後ろから修飾We need a plan to increase sales.(a plan を修飾)

やり方

ステップ内容
1本編①〜④を通して読む
2よく使う「名詞 + to V」の表現(②のリスト)を声に出して確認する
3確認問題を解く(解説も必ず読む)
4間違えた問題だけもう一度解く

確認問題(10問)

Section A:基本確認(5問)

Q1. 空所に入る適切な語を選んでください。

Q2. 空所に入る適切な語を選んでください。

Q3. 空所に入る適切な語を選んでください。

Q4. 空所に入る適切な語を選んでください。

Q5. 空所に入る適切な語を選んでください。

Section B:TOEIC Part5形式(5問)

Q6. The budget proposal includes several measures _____ operating costs by the end of the year.
(その予算案には年末までに運営コストを削減するためのいくつかの対策が含まれています。)

Q7. The new employee demonstrated a strong ability _____ with clients from different cultural backgrounds.
(その新入社員は異なる文化的背景を持つクライアントとコミュニケーションを取る強い能力を示しました。)

Q8. All participants need a valid ID card _____ the restricted area.
(全ての参加者は制限区域に入るために有効な身分証明書が必要です。)

Q9. The board announced a plan _____ the company headquarters to a new location next year.
(取締役会は来年、会社本社を新しい場所に移転する計画を発表しました。)

Q10. Ms. Park is the best person _____ the negotiations with the overseas clients.
(パク氏は海外クライアントとの交渉を担当するのに最も適した人物です。)

解答・解説

Section A

Q1. 正解:(D) to expand

「opportunity(名詞)」の後ろに続く動詞の形を選びます。名詞を後ろから修飾する to V(形容詞的用法)to expand が正解です(「拡大する機会」)。

  • (A) expanding → Ving の形。名詞を後ろから修飾する場合は to V が必要です
  • (B) expanded → 過去形または過去分詞。名詞を後ろから修飾する形としては使えません
  • (C) expands → 3単現のs 付き動詞。名詞の後ろに置く動詞の形としては使えません

Q2. 正解:(A) to manage

「someone(名詞)」の後ろに続く動詞の形を選びます。名詞を後ろから修飾する to V(形容詞的用法)to manage が正解です(「管理できる人」)。

  • (B) managed → 過去形または過去分詞。someone を修飾する場合、受動の意味(「管理された人」)になり文脈に合いません
  • (C) managing → Ving の形。名詞を後ろから修飾するには to V が自然です
  • (D) manages → 3単現のs 付き動詞。名詞の後ろに置く動詞の形としては使えません

Q3. 正解:(C) to restructure

「decision(名詞)」の後ろに続く動詞の形を選びます。decision to V(〜するという決定)という慣用表現 → to restructure が正解です。

  • (A) restructures → 3単現のs 付き動詞。名詞の後ろに置く動詞の形としては使えません
  • (B) restructured → 過去形または過去分詞。decision を修飾する場合、受動の意味(「再編された決定」)になり文脈に合いません
  • (D) restructuring → Ving の形。名詞を後ろから修飾するには to V が自然です

Q4. 正解:(B) to ask

「questions(名詞)」の後ろに続く動詞の形を選びます。名詞を後ろから修飾する to V(形容詞的用法)to ask が正解です(「尋ねたい質問」)。

  • (A) asked → 過去形または過去分詞。受動の意味(「尋ねられた質問」)になり、文脈に合いません
  • (C) asks → 3単現のs 付き動詞。名詞の後ろに置く動詞の形としては使えません
  • (D) asking → Ving の形。名詞を後ろから修飾するには to V が自然です

Q5. 正解:(C) to handle

「way(名詞)」の後ろに続く動詞の形を選びます。way to V(〜する方法)という慣用表現 → to handle が正解です。

  • (A) handles → 3単現のs 付き動詞。名詞の後ろに置く動詞の形としては使えません
  • (B) handling → Ving の形。名詞を後ろから修飾するには to V が自然です
  • (D) handled → 過去形または過去分詞。受動の意味(「処理された方法」)になり文脈に合いません

Section B

Q6. 正解:(B) to reduce

手順① 空所の前を確認します:「measures(名詞・対策)」の後ろに続く動詞の形が必要です。

手順② 名詞を後ろから修飾する to V(形容詞的用法)→ to reduce が正解です(「コストを削減するための対策」)。

  • (A) reduced → 過去形または過去分詞。受動の意味(「削減された対策」)になり文脈に合いません
  • (C) reducing → Ving の形。名詞を後ろから修飾するには to V が自然です
  • (D) reduces → 3単現のs 付き動詞。名詞の後ろに置く動詞の形としては使えません

文法カテゴリ:不定詞問題(形容詞的用法・名詞 + to V)

Q7. 正解:(D) to communicate

手順① 空所の前を確認します:「ability(名詞・能力)」の後ろに続く動詞の形が必要です。

手順② ability to V(〜する能力)という慣用表現 → to communicate が正解です。

  • (A) communicate → 動詞の原形。ability の後ろには to V が必要です
  • (B) communicated → 過去形または過去分詞。受動の意味(「伝達された能力」)になり文脈に合いません
  • (C) communicating → Ving の形。ability の後ろには to V が必要です

文法カテゴリ:不定詞問題(ability to V・形容詞的用法)

Q8. 正解:(A) to enter

手順① 空所の前を確認します:「ID card(名詞)」の後ろに続く動詞の形が必要です。

手順② 名詞を後ろから修飾する to V(形容詞的用法)→ to enter が正解です(「制限区域に入るための身分証明書」)。

  • (B) entered → 過去形または過去分詞。受動の意味(「入場された身分証明書」)になり文脈に合いません
  • (C) entering → Ving の形。名詞を後ろから修飾するには to V が自然です
  • (D) enters → 3単現のs 付き動詞。名詞の後ろに置く動詞の形としては使えません

文法カテゴリ:不定詞問題(形容詞的用法・名詞 + to V)

Q9. 正解:(C) to relocate

手順① 空所の前を確認します:「plan(名詞・計画)」の後ろに続く動詞の形が必要です。

手順② plan to V(〜する計画)という慣用表現 → to relocate が正解です。

  • (A) relocates → 3単現のs 付き動詞。plan の後ろに置く動詞の形としては使えません
  • (B) relocated → 過去形または過去分詞。受動の意味(「移転された計画」)になり文脈に合いません
  • (D) relocating → Ving の形。plan の後ろには to V が必要です

文法カテゴリ:不定詞問題(plan to V・形容詞的用法)

Q10. 正解:(A) to lead

手順① 空所の前を確認します:「person(名詞)」の後ろに続く動詞の形が必要です。

手順② 名詞を後ろから修飾する to V(形容詞的用法)→ to lead が正解です(「担当するのに最も適した人物」)。

  • (B) leading → Ving の形。名詞を後ろから修飾するには to V が自然です
  • (C) led → 過去形または過去分詞。受動の意味(「率いられた人物」)になり文脈に合いません
  • (D) leads → 3単現のs 付き動詞。名詞の後ろに置く動詞の形としては使えません

文法カテゴリ:不定詞問題(形容詞的用法・名詞 + to V)

正解分布: A×3 / B×2 / C×3 / D×2

※ 正解一覧:Q1:D / Q2:A / Q3:C / Q4:B / Q5:C / Q6:B / Q7:D / Q8:A / Q9:C / Q10:A