「TOEIC500点を取りたい。でも、何からやればいいかわからない」
この記事は、そんな方のために書きました。
最初に、絶対に知っておいてほしいことがあります。
TOEIC500点までの距離を決めるのは、「勉強のやり方」と「勉強の手順」です。
- 今の自分は、何から始めるべきなのか
- どんな勉強を、どんな順番で進めるのか
- どのPartを優先して対策するのか
「やり方」と「手順」さえ間違えなければ、500点は誰でも届くスコアです。むしろ、TOEICで最初の目標にするのに一番ちょうどいいスコアです。
逆に、「やり方」と「手順」を間違えると、驚くほどスコアが伸びずに挫折します。
ということでこの記事では、TOEIC500点を取るための勉強法を「現在スコア別のロードマップ」で完全解説します。
この記事の順番で勉強すれば、遠回りすることなく500点に到達できます。
ネットにはたくさんの情報が落ちていますが、正直言って「本当に勉強したことがあるのか?」と思ってしまうような内容が多いです。
この記事には、
- 僕が偏差値44からTOEIC975点まで上げた経験
- 僕の多数のTOEICコーチング経験
を詰め込んでいます。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!

そもそも、TOEIC500点にはどれだけの価値があるのか
「500点って、取る意味あるの?平均より下って聞くけど…」と不安かもしれません。でも、データを見れば、500点が「最初の目標」として最適な理由がわかります。
正直に言うと、IIBCの公開テストデータでは、500点は上位74.0%・偏差値43.2で、平均より少し下です。
ただし、これは「英語学習の意欲がめちゃくちゃ高い公開テスト受験者の中での順位」です。
企業や大学で実施されるIPテストで見ると、500点は上位46.6%・偏差値50.3。
つまり、母集団が変われば500点はむしろ平均以上になります。大学生のIPテスト平均(470点)も30点上回るスコアです。
そして何より大事なのは、500点は「努力が一番スコアに反映されやすいゾーン」だということです。
適切な順番で勉強すれば、スコアはどんどんスイスイと伸びていきます。
TOEIC500点に必要な勉強時間は「今のスコア」で決まる
500点を目指すとき、最初に確認すべきなのは「今の自分が何点なのか」です。
以下の表は、TOEIC業界で一般的に言われている勉強時間と、イングルートが100人以上の指導経験から見積もった「正しい手順で勉強した場合」の時間を比較したものです。
| 現在のスコア | 業界標準※ | 正しい手順の場合 |
| 300点未満→500点 | 450〜750時間 | 150〜250時間 |
| 300点→500点 | 300〜500時間 | 100〜180時間 |
| 400点→500点 | 150〜250時間 | 50〜100時間 |
見ての通り、スタート地点によって必要な勉強時間はまったく違います。
そして、これから解説する正しい順番で勉強していただければ、業界標準の半分以下の勉強時間でも余裕で500点には到達できます。
そして勉強時間だけではなく、やるべき勉強の中身もスコアによって大きく変わります。
例えば、今300点の人は中学英語からやるべきだし、400点の人はTOEIC特化の教材に切り替えるべきです。
つまり、今のスコアがわからないまま勉強を始めると、計画も立てられないし、教材選びも勘頼みになります。
これが、500点に届かない人の一番多い失敗パターンです。
勉強を始める前に今のスコアを必ず把握する
TOEICは自分のレベル・スコアによって、やるべきことが大きく変わってきます。
自分のレベルより低すぎる勉強を実践しても、学べることはほとんどありません。
逆に、自分のレベルより高すぎる勉強を実践してしまうと、わからないことが多すぎて挫折します。
よって、まずは自分のスコアを把握することがとにかく重要です。
スコアを把握する方法はいくつかあります。
- TOEICを実際に受験する(1日潰れる&スコアがわかるまで時間がかかるのでおすすめしない)
- TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
- アプリを使う(楽だから推奨)
この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。そして、アプリの中でも特におすすめなのがSantaアルクです。

Santaアルクの画面
Santaアルクは無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。
データによると誤差20点以内/精度は95%以上です。(ただし800点以上になると誤差が60〜80点くらいに大きくなる印象はあります。)
模試のように2時間かけなくても、Santaアルクなら5分かからずに今の実力が数字でわかります。
しかも「〇〇〇点〜□□□点」と幅のあるスコアしか出ない模試とは違い、「XXX点」と1つのスコアをバンと出してくれます。
TOEICは最初が肝心です。大切なので改めて言いますが、ここでスコアを測っておかないと、以下のような失敗をします。
- 簡単すぎる勉強法を実践して時間と努力を無駄にする
- 難しすぎる勉強法を実践して挫折する
ですので、まずは「必ず」Santaアルクで自分のスコアを診断してください。
スコア診断するのとしないのとでは、スコアの伸び方が明らかに変わります。
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Santaアルク
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【現在スコア別】TOEIC500点を取る勉強法ロードマップ
さて、ここからが本題です。
500点到達に必要なのは、中学英語の基礎+TOEIC頻出単語+Part1・2・5の基礎です。背伸びして金フレやでる1000に手を出す必要はありません。
この基礎を、スコア帯別に正しい順番へ並べたロードマップを解説していきます。
〜300点台:中学英語からしっかりやっていこう
中学英単語を覚える
診断結果が300点台までだった方は、TOEIC対策の前に「中学英語の立て直し」から始めてください。
このレベルでやりがちな失敗が、とりあえず書店で一番目立つ「金フレ」を購入してしまうことです。

金フレには、TOEICに本当によく出る英単語ばかりが掲載されています。しかし、中学レベルの基本英単語は掲載されていません。
中学レベルの基本英単語はどんな英文にも頻出です。よって、中学レベルの英単語がわからなければ、金フレの英単語をどれだけ覚えても英文は読めるようにもならないし、聞けるようにもなりません。
以上より、「中学レベルの英単語が怪しい」と感じるなら、まずは焦らず中学レベルの英単語を覚え直しましょう。
おすすめの英単語帳は「ターゲット中学英単語1800」です。

また、単語の覚え方のポイントは「大量×高頻度」です。
- 1日100単語を3〜5回繰り返す(1日10単語ずつではなく、大量×高頻度)
- 意味は最頻出の1つだけを覚える
- 8割覚えたら次のセクションに進む(完璧を待たない)
単語と並行して、中学レベルの英文法も復習しましょう。
文法の知識がないと、リスニングの聞き取り精度が落ち、リーディングの読解スピードも下がります。「簡単すぎる」と思うかもしれませんが、復習すると意外と理解が曖昧なポイントが見つかります。
英文法を勉強する
TOEICで文法を勉強するべき理由は3つあります。
- TOEICには英文法問題が多数出題されるから
- 文法の理解度が低いとリスニングの聞き取りの精度が落ちるから
- 文法の理解度が低いとリーディングの読解スピードと精度が落ちるから
英単語をどれだけ覚えても、英文法がわからなければ英文は読めないし聞けません。
ですので、英単語と並行して、英文法もしっかり勉強してください。
1つ良いことを言うと、TOEICに必要な文法レベルはそれほど高くありません。
TOEICは日常生活やビジネスにおけるコミュニケーションに関する内容を問う問題だからです。
「じゃあどのくらい勉強すれば良いのか」というと、500点を目指す段階では中学レベルの英文法を確実に理解すれば十分です。
ただし、ここでいう「英文法の理解」とは「英文を見た瞬間に文法的にどんな構造・意味なのかを悩むことなく瞬時に把握できること」を指します。
「英文法を知っているだけ」では不十分なので注意してください。
毎日英語に触れて抵抗感を無くす
英語に普段触れる習慣がないと、英語に対して抵抗感を感じるはずです。
- 知らない英単語を見ると頭が混乱する
- 長い英文を見ると訳がわからなくてぼーっとしてしまう
- リスニングで右から左に英語が抜けてく
こんな状態でTOEICの勉強をしても挫折するので、しっかり抵抗感をなくしておきましょう。
英語に対する抵抗感をなくすためには、YouTubeを使うのがおすすめです。
YouTubeで「リスニング 聞き流し」と検索すれば、簡単なモノから難しいモノまで、さまざまなレベルのリスニング音声が出てきます。
いろいろ視聴してみて「これならストレスなく聞けそうだ」と感じた教材を選びましょう。
簡単な長文問題を解く
ここまでの単語・文法学習がある程度進み、英語に対する抵抗感も無くなってきたら次の段階です。
簡単な長文問題を解いて、英語に慣れていきましょう。
おすすめの問題集は「英語長文レベル別問題集2 初級編」です。

問題集の使い方は以下の通りです。
- わからない単語や文法はネット等で調べながら問題を解く
- 丸付け&解答解説を読む
- リピーティング
①と②については良いと思います。ただ、③についてはわからないと思うので補足します。
リピーティングというのは、「音声をキリの良い場所で停止し、同じ内容を口頭で繰り返す」という練習法です。
リピーティングの具体的なやり方は以下の通りです。
- 英文の文構造(文型)を確認する
- 和訳を確認する
- 音声を一度通しで聞く
- キリの良いところで音声を止めながら、音声を真似するように発音
- 1つの英文あたり10〜15回を目安に行う
400点台:TOEIC特化の教材に切り替えて500点へ
ここまでの勉強を実践していただければ、TOEIC400点くらいは取れるようになっています。
ですので、ここからはTOEIC400点以上の方向けの勉強法になります。ここを乗り切れば、500点はもう目前です。
TOEICの基本単語を覚える
まず重要なのは、やはり単語です。
覚えている単語の数が少なければ、当然読める・聞ける英文の数、解ける問題の数は少なくなります。
また、後半で解説する問題演習や復習の効率も落ちます。
単語学習ははっきり言って退屈です。なので、おろそかになる気持ちはものすごくわかります。
しかし、単語学習がスコアに与えるインパクトというのは、おそらく皆さんが思っている以上にはるかに大きいです。
TOEICの単語対策で重要なことは、TOEIC特化の英単語帳を使うことです。
おすすめの英単語帳は、「銀のフレーズ」です。

覚えれば覚えるほどTOEICの英文が読める・聞けるようになるので、どんどん覚えましょう。
TOEICの問題形式を把握する
ここからTOEICの問題演習に入っていきますが、その前に問題形式をざっと把握しておきましょう。
問題形式を知らない状態で問題を解くのと、問題形式を知った状態で問題を解くのとでは、結果が段違いに変わってきます。
まず、TOEICにはリスニングセクション(Part1〜4)とリーディングセクション(Part5〜7)があります。
| Part1 | 写真描写問題:6問 1枚の写真に関する4つの短い説明文が流れる。4つの写真の状況を最もよく描写している選択肢を選ぶ。 |
| Part2 | 応答問題:25問 1つの質問または文章とそれに対する3つの応答候補が流れる。3つの中から設問に対して最もふさわしい答えを選ぶ。 |
| Part3 | 会話問題:39問 2〜3人による会話が流れる。会話を聞いて問題用紙に印刷されている設問を解く。各会話に設問は3つ。設問の選択肢は4つ。図表が付いている問題もある。 |
| Part4 | 説明文問題:30問 アナウンスのようなミニトークが流れる。会話を聞いて問題用紙に印刷されている設問を解く。各トークに設問は3つ。設問の選択肢は4つ。図表が付いている問題もある。 |
| Part5 | 短文穴埋め問題:30問 不完全な文章を完成させるために、4つの選択肢から最も適当なものを選ぶ。 |
| Part6 | 長文穴埋め問題:16問 不完全な文章を完成させるために、4つの選択肢の中から最も適当なものを選ぶ。各長文には設問が4問ずつある。 |
| Part7 | 長文読解問題:54問 いろいろな文書が印刷されている。設問について、4つの選択肢から最も適当なものを選ぶ。各文書には設問が2〜5問ある。 |
リスニングの試験時間は約45分間、リーディングの試験時間は75分間です。問題数はそれぞれ100問で合計200問。スコアはそれぞれ5〜495点で評価されます。
そしてここからが特に重要なんですが、Partごとに難易度が大きく異なります。
- 易しい:Part1・2・5
- 普通:Part3・4・6
- 難しい:Part7
500点を目指す段階では、基本的にPart1・2・5が満足に解ければ十分です。
Part3・4・6・7は、ある程度解ければOK。完璧を目指す必要はありません。
さて、ここからはTOEICの問題演習に入っていきます。
まずは初心者向けのTOEIC参考書を使って、TOEICの問題形式に慣れていきましょう。
繰り返しになりますが、500点を取るのに全てのPartを無理に対策する必要はありません。問題の形式がシンプルで比較的対策しやすいPart1・2・5を対策すればOKです。
Part1・2
Part1・2のおすすめの参考書は「初心者特急パート1・2」です。

「初心者向け」とはいえ、上級者でも必須の解答知識が多数収録されています。
本番レベルとの橋渡しをするのにとても効果的なので、ぜひ活用してください。
Part5
Part5対策のおすすめ参考書は「文法問題はじめの400問」です。

はじめの400問には、TOEIC Part5形式の問題が400問以上載っています。
本番より易しい難易度から演習できるので、挫折することなく着実に英文法の理解が深まる&Part5の正答率を上げられます。
TOEIC500点は「半分ちょっと」取れれば届く【Part別正答数の目安】
結論:500点を取るための必要正答数の目安は、200問中110問。半分ちょっとで届くので、たくさん間違えてもOKです。
500点(L275/R225)のPart別正答数の目安は以下の通りです。
| パート | 問題数 | 正答数の目安 |
| Part1(写真描写) | 6問 | 4問 |
| Part2(応答問題) | 25問 | 16問 |
| Part3・4(会話・説明文) | 69問 | 37問 |
| Part5(短文穴埋め) | 30問 | 19問 |
| Part6(長文穴埋め) | 16問 | 9問 |
| Part7(読解問題) | 54問 | 25問 |
合計すると、200問中110問の正解です。90問も間違えて大丈夫なので、気持ちがかなり楽になりますよね。
特に注目してほしいのはPart7です。54問中25問が目安なので、半分以上落としてもOK。
そもそもTOEICリーディングは時間が厳しすぎる試験です。800点を取れる人でも、試験時間内に最後まで解ききれないことは普通です。
残り時間が少なくなったら、塗り絵(マークをランダムに塗りつぶすこと)になっても全く問題ありません。30問くらい残しても全然大丈夫です。
勉強時間をかけても500点に届かない人の特徴
最後に、勉強時間をかけているのに500点に届かない人の特徴を3つ紹介します。
逆に言えば、この3つを避ければ、勉強時間がそのままスコアに反映されます。
- 今のスコアを把握せずに勉強を始めている
- 間違った順番で勉強している(基礎を飛ばして金フレやでる1000に手を出す)
- インプットだけで問題演習をしていない
①と②については、ここまで解説してきた通りです。Santaアルクでスコア診断をして、自分のスコア帯のロードマップ通りに進めてください。
③については、「参考書を読んで理解した気になる」のが一番危険です。文法も単語も、必ず問題を解いてアウトプットしてください。
そしてもう1つ、勉強を始めた後に大事なのが「定期的なスコア測定」です。
スコアを測定することで「勉強の効果」を確認できます。スコアが伸びているならその勉強は続けるべきだし、伸びていないなら勉強法を改善すべきというサインです。
測定には、先ほど紹介した無料アプリのSantaアルクを使ってOKです。
Santaアルクなら、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。
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最短で500点、その先の600点・800点へ
ここまで、500点を取るためのロードマップを解説してきました。
ただ、実際のTOEIC学習は、ここで紹介した内容よりもっと複雑です。
「どの教材を・どの順番で・どこまでやるか」を自分で組み立てるのは、正直かなり難しいです。
特に500点を取った後、600点・その先を目指す段階になると、やるべきことは一気に増えます。
だからイングルートでは「TOEIC800点スクール」を作りました。
スクールでは、800点までに必要なレッスンを正しい順番で勉強できるよう設計しています。
レッスンはスコア別に設計しているので、今のスコアがどこからでもスクールを開いて順番通りに進めるだけで、まず500点、そして600点、その先の800点に伸ばせます。
「今の自分、何をやれば良いのかな」と迷ったら、のぞいてみてください。
今までにないTOEICスクールの形です。
最短でスコアアップ|スクールの中身を見る →
※業界破壊の価格、全額返金保証付です
まとめ
この記事では、TOEIC500点を取るための勉強法をスコア別ロードマップで解説してきました。
- 500点までの勉強時間と勉強内容は「今のスコア」で決まる。まずスコア診断
- 〜300点台:中学英単語(ターゲット1800)と中学文法の立て直し。簡単な長文+リピーティングで英語に慣れる
- 400点台:TOEIC特化の教材に切り替え。銀フレ+問題形式の把握+初心者特急+はじめの400問で500点へ
- 500点は200問中110問正解で届く。90問間違えてOK。Part1・2・5を確実に取る
- 2〜4週間に1回スコアを測定して、勉強法をPDCAで改善する