TOEIC505点〜545点のレベルはどれくらい?就職や転職で使える?

今回はTOEIC505点〜545点のレベルと、505点〜545点からスコアをアップさせるための勉強法を解説します。

  • TOEIC505点〜545点のレベルが知りたい
  • TOEIC505点〜545点からスコアをアップさせる勉強法を知りたい

という方は必見です!

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975

TOEIC505点〜545点に含まれるスコア

TOEIC505点〜545点は、以下の9つのスコアを含みます。

  1. TOEIC505点
  2. TOEIC510点
  3. TOEIC515点
  4. TOEIC520点
  5. TOEIC525点
  6. TOEIC530点
  7. TOEIC535点
  8. TOEIC540点
  9. TOEIC545点

TOEIC505点〜545点のレベル

さて、ここからはTOEIC505点〜545点のレベルを解説していきます。

TOEIC505点〜545点は上位何%か

TOEIC Program DATA & ANALYSIS」と「平均スコア・スコア分布 詳細」の結果に基づき、TOEIC505点〜545点が上位何%なのかを計算しました。

TOEICのスコア上位何%か
TOEIC505点上位71.5%
TOEIC510点上位70.6%
TOEIC515点上位69.7%
TOEIC520点上位68.8%
TOEIC525点上位67.9%
TOEIC530点上位67.0%
TOEIC535点上位66.1%
TOEIC540点上位65.2%
TOEIC545点上位64.18%

 

具体的な計算方法(例:520点の場合)
TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、2023年度のTOEIC公開テストスコア取得者の割合は以下の通りです。

TOEIC 公開テスト 点数分布 2023年度 495点〜545点に注目

よって、520点は上位65.1%〜74.3%の間だと考えられます。

 

ただ、このデータには1年に何度もTOEICを受験している人も含まれています。

そのような重複カウントを省くために、個別の試験の状況も確認してみましょう。

 

TOEIC 公開テスト 第360回 受験者のスコア分布 395点〜745点

TOEIC公式が発表している「平均スコア・スコア分布 詳細」によると、

  • 点数が545点未満は全体の下位34.8%
  • 点数が495点未満は全体の下位26.0%

です。よって、TOEIC520点は上位65.2%〜74.0%の間のスコアです。

 

先ほどの数値(上位65.1%〜74.3%)と平均すると、TOEIC520点は上位約65.2%〜74.2%となります。

TOEICのスコアは5点刻みなので、490点から540点までの点数の種類は以下の11通りです。

  1. 490点(上位74.2%)
  2. 495点
  3. 500点
  4. 505点
  5. 510点
  6. 515点
  7. 520点
  8. 525点
  9. 530点
  10. 535点
  11. 540点(上位65.2%)

それぞれのスコアに均等に受験者が分布しているとすれば、各スコア間の差は0.9%(=(74.2%-65.2%)/10)になります。

よって、520点は上位68.8%(=65.2%+0.9%×4)です。

TOEIC505点〜545点と平均点との差はどれくらいか

TOEIC公開テストの平均点は612点です。この平均点に基づき差を計算しました。

TOEICのスコア平均点との差
TOEIC505点-107点
TOEIC510点-102点
TOEIC515点-97点
TOEIC520点-92点
TOEIC525点-87点
TOEIC530点-82点
TOEIC535点-77点
TOEIC540点-72点
TOEIC545点-67点

TOEIC505点〜545点の偏差値はどれくらいか

過去のTOEIC統計から、スコアが17点ダウンすると、偏差値が1下がる計算になります。

偏差値50=612点(平均点)として、各スコアの偏差値を計算しました。

TOEICのスコア偏差値(およそ)
TOEIC505点43.7
TOEIC510点44.0
TOEIC515点44.3
TOEIC520点44.6
TOEIC525点44.9
TOEIC530点45.2
TOEIC535点45.5
TOEIC540点45.8
TOEIC545点46.1
テン
大学に換算すると、「関東中流」(関東学院大学・東京国際大学・中央学院大学・流通経済大学)という大学群に相当するようです。

TOEIC505点〜545点の正答率はどれくらいか

TOEIC505点〜545点の正答率の目安は約55〜58%です。

ただし、試験の難易度や他の受験者の正答率によって「正答率とスコアの関係」は変わるので、あくまで目安・参考程度にとどめておきましょう。

テン
つまり、正答率55%だから必ずTOEIC505点になるというわけではないということです。

TOEIC505点〜545点は公式のリスニング力評価で上から2番目のレベル

リスニングとリーディングは45点ほど差がつくことが多いです。

よって以下のことが言えます。

  • TOEIC505点の平均的な点数構成は「リスニング275点リーディング230点」
  • TOEIC545点の平均的な点数構成は「リスニング295点リーディング250点」

ここから、TOEIC505点〜545点のリスニングの点数幅は275点〜295点、リーディングの点数幅は230点〜250点と言えます。

 

Score Descriptor Table」によると、TOEICリスニング275〜295点は3段階中上から2番目の評価です。

具体的なリスニング力は以下の通りです。

  • 短い会話で語彙が難しくない時は話の趣旨・目的・文脈が推測できることがある
  • 情報の繰り返しや言い換えがあるときは長い会話を理解できる
  • 間接的な応答や予測が難しい会話は会話の理解が困難である
  • 広い範囲にわたって情報を関連づける必要があるときは会話を理解できない

TOEIC505点〜545点は公式のリーディング力評価で

また、リーディング230点〜250点は4段階中下から2番目の評価です。

具体的なリーディング力は以下の通りです。

  • 限られた長さの文章では簡単な推測ができる
  • 文中と問題の表現が同じであれば事実に基づく情報に関する問題に正答できる
  • 言い換えがある場合は推測が困難
  • ふたつ以上の文章にわたる情報を関連づけることができない
  • 難しい語彙や例外的な意味、複雑な文法構造が理解できない

TOEIC505点〜545点は公式のコミュニケーション能力評価で5段階中上から3番目のレベル

PROFICIENCY SCALE」によると、TOEIC505点〜545点はA〜Eの5段階評価のうち、C評価(470点以上)です。

C評価は「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」レベルで、以下の特徴を備えています。

  • 通常会話であれば要点を理解し、応答にも支障はない
  • 複雑な場面における対応や意思疎通では巧拙(上手い/下手)の差が見られる
  • 基本的な文法・構文は身についている
  • 表現力の不足はあるが、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている

TOEIC505点〜545点はCEFRA2で英検準2級レベル

CEFRとTOEICスコアの対照表

参照元:各試験団体のデータによるCEFRとの対照表

CEFR(セファール)とは、外国語の習熟度や運用能力をはかる国際的な指標です。

上記の文部科学省のデータによると、TOEIC505点〜545点はCFFR A2程度に相当します。

 

また、英検に換算すると、TOEIC505点〜545点は英検準2級(高校中級程度)に相当します。

テン
TOEICと英検は問題の形式が大きく異なるので、完璧な換算ではありません。あくまで参考程度にしておきましょう。

TOEIC505点〜545点は就活や転職で活用できる場面が限られる

TOEICの活用状況と要件・参考とされるTOEICスコア

TOEIC活用状況と求められるスコア

上画像より、新卒採用では545点、中途採用では620点が要件・参考とされる平均的なTOEICスコアの基準となっていることがわかります。

また、TOEIC公開テストの平均点は612点です。

 

TOEIC505点〜540点は新卒採用で求められる平均的なスコアより低いです。

TOEIC545点については新卒採用で求められるスコアと同程度ですが、公開テストの平均点よりは低いです。

 

よって、就活や転職では活用できる場面が限られると言えます。

テン
履歴書に書くと「平均より英語ができない」と評価される可能性があるので注意してください。

 

就職・転職活動で活用したいなら、TOEIC600点以上を目指しましょう。

一般的に、600点あれば日系の大手でも活用できると言われています。

TOEIC505点〜545点からスコアを伸ばす勉強法

TOEIC505点〜545点からスコアを上げるためには、以下を実践しましょう。

  • 基礎を徹底的に固める
  • TOEIC600点レベルの長文をたくさん読む
  • スラッシュリーディング
  • オーバーラッピング
  • ディクテーション
  • Part1・2・5・6を重点的に対策する
  • 実践演習

具体的な勉強法については以下の記事をご覧ください。

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TOEIC 600点 レベル 勉強法 勉強時間

TOEIC505点〜545点から短期間でスコアを上げるコツ

ここからは、短期間でTOEICのスコアを上げるコツ・意識してほしいポイントを解説します。

パート別に特化した対策を行う

TOEICにはパート1〜7までありますが、パートごとに問題形式は大きく異なります。

よって、対策方法も大きく異なります。

 

したがって、パート別に特化した対策を行うことがTOEICスコアアップのためには重要です。

 

また、パートごとに難易度が大きく異なります。

問題がシンプルで簡単なのはパート1・2・5・6、問題が複雑で難しいのはパート3・4・7です。

 

よって、現状TOEIC505点〜545点の方は、まずパート1・2・5・6に絞って対策するのがおすすめです。

テン
各パートの勉強法については、LINE公式アカウントを友達追加で受け取れる「TOEIC勉強法大全」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

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スキマ時間はアプリで勉強

  • 通勤・通学の移動時間
  • 休憩時間

など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。

1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。

 

スキマ時間の勉強には「スタディサプリTOEIC」を活用するのがおすすめです。

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定期的に自分の実力を把握する

定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。

目的は2つあります。

  1. 「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断すること
  2. 自分の苦手パート/単元を見つけること

①について、スコアが伸びているなら今やっている勉強法は効果的ということなので、そのまま続ければOKです。

一方で、スコアが伸びていないなら今やっている勉強法は効果的でないため、「何か改善すべきだ」とわかります。

 

②について、TOEICのスコアを効率的に伸ばすには苦手パート/単元を克服することが効果的です。

そして苦手パート/単元を把握するには、実践演習を通じて「どのパート/単元の正答率が低いのか」を確認するのが最も確実です。

 

  • 公式問題集を持っていない
  • 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない

という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。

 

 

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まとめ

TOEIC505点〜545点のレベルを解説しました。

  • 全体の上位71.5%〜64.18%のスコア
  • 平均点より107点〜67点低い
  • 偏差偏43.7〜46.1
  • 正答率55〜58%(目安)
  • 公式のリスニング力評価で上から2番目のレベル
  • 公式のリーディング力評価で下から2番目のレベル
  • 公式のコミュニケーション能力評価で上から3番目のレベル
  • CEFR A2で英検準2級と同程度のレベル
  • 就活や転職では活用できる場面が限られる
テン
ぜひ参考にしてください!

 

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