今回はTOEIC705点〜745点のレベルと、705点〜745点からスコアをアップさせるための勉強法を解説します。
- TOEIC705点〜745点のレベルが知りたい
- TOEIC705点〜745点からスコアをアップさせる勉強法を知りたい
という方は必見です!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
TOEIC705点〜745点に含まれるスコア
TOEIC705点〜745点は、以下の9つのスコアを含みます。
- TOEIC705点
- TOEIC710点
- TOEIC715点
- TOEIC720点
- TOEIC725点
- TOEIC730点
- TOEIC735点
- TOEIC740点
- TOEIC745点
TOEIC705点〜745点のレベル
さて、ここからはTOEIC705点〜745点のレベルを解説していきます。
TOEIC705点〜745点は上位何%か
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」と「平均スコア・スコア分布 詳細」の結果に基づき、TOEIC705点〜745点が上位何%なのかを計算しました。
TOEICのスコア | 上位何%か |
TOEIC705点 | 上位31.61% |
TOEIC710点 | 上位30.68% |
TOEIC715点 | 上位29.75% |
TOEIC720点 | 上位28.82% |
TOEIC725点 | 上位27.89% |
TOEIC730点 | 上位26.96% |
TOEIC735点 | 上位26.03% |
TOEIC740点 | 上位25.1% |
TOEIC745点 | 上位24.27% |
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、2023年度のTOEIC公開テストスコア取得者の割合は以下の通りです。
よって、720点は上位24.4%〜33.8%の間だと考えられます。
ただ、このデータには1年に何度もTOEICを受験している人も含まれています。
そのような重複カウントを省くために、個別の試験の状況も確認してみましょう。
TOEIC公式が発表している「平均スコア・スコア分布 詳細」によると、
- 点数が745点未満は全体の下位74.3%
- 点数が695点未満は全体の下位65.0%
です。よって、TOEIC720点は上位25.7%〜35.0%の間のスコアです。
先ほどの数値(上位24.4%〜33.8%)と平均すると、TOEIC720点は上位約25.1%〜34.4%となります。
TOEICのスコアは5点刻みなので、690点から740点までの点数の種類は以下の11通りです。
- 690点(上位34.4%)
- 695点
- 700点
- 705点
- 710点
- 715点
- 720点
- 725点
- 730点
- 735点
- 740点(上位25.1%)
それぞれのスコアに均等に受験者が分布しているとすれば、各スコア間の差は0.93%(=(34.4%-25.1%)/10)になります。
よって、720点は上位28.82%(=25.1%+0.93%×4)です。
TOEIC705点〜745点と平均点との差はどれくらいか
TOEIC公開テストの平均点は612点です。この平均点に基づき差を計算しました。
TOEICのスコア | 平均点との差 |
TOEIC705点 | +93点 |
TOEIC710点 | +98点 |
TOEIC715点 | +103点 |
TOEIC720点 | +108点 |
TOEIC725点 | +113点 |
TOEIC730点 | +118点 |
TOEIC735点 | +123点 |
TOEIC740点 | +128点 |
TOEIC745点 | +133点 |
TOEIC705点〜745点の偏差値はどれくらいか
過去のTOEIC統計から、スコアが17点ダウンすると、偏差値が1下がる計算になります。
偏差値50=612点(平均点)として、各スコアの偏差値を計算しました。
TOEICのスコア | 偏差値(およそ) |
TOEIC705点 | 55.5 |
TOEIC710点 | 55.8 |
TOEIC715点 | 56.1 |
TOEIC720点 | 56.4 |
TOEIC725点 | 56.7 |
TOEIC730点 | 57.0 |
TOEIC735点 | 57.3 |
TOEIC740点 | 57.6 |
TOEIC745点 | 57.9 |
TOEIC705点〜745点の正答率はどれくらいか
TOEIC705点〜745点の正答率の目安は約70〜75%です。
ただし、試験の難易度や他の受験者の正答率によって「正答率とスコアの関係」は変わるので、あくまで目安・参考程度にとどめておきましょう。
TOEIC705点〜745点は公式のリスニング力評価で一番上のレベル
リスニングとリーディングは45点ほど差がつくことが多いです。
よって以下のことが言えます。
- TOEIC705点の平均的な点数構成は「リスニング375点リーディング330点」
- TOEIC745点の平均的な点数構成は「リスニング395点リーディング350点」
ここから、TOEIC705点〜745点のリスニングの点数幅は375点〜395点、リーディングの点数幅は330点〜350点と言えます。
「Score Descriptor Table」によると、TOEICリスニング375点〜395点は3段階中トップの評価です。
具体的なリスニング力は以下の通りです。
- 短い会話で語彙が難しくない時は話の趣旨・目的・文脈が推測できることがある
- 情報の繰り返しや言い換えがあるときは長い会話を理解できる
- 間接的な応答や予測が難しい会話は会話の理解が困難である
- 広い範囲にわたって情報を関連づける必要があるときは会話を理解できない
TOEIC705点〜745点は公式のリーディング力評価で上から2番目のレベル
また、リーディング330点〜350点は4段階中上から2番目の評価です。
具体的なリーディング力は以下の通りです。
- 文章の趣旨・目的・詳細が推測できる
- 言い換えがあっても事実に基づく除法が理解できる
- 語彙・文法が難しい場合でも、限られた範囲内では情報を関連づけることができる
- 広い範囲にわたる情報を関連づけることができない
TOEIC705点〜745点は公式のコミュニケーション能力評価で5段階中上から2〜3番目のレベル
「PROFICIENCY SCALE」によると、TOEIC705点〜725点はA〜Eの5段階評価のうち、C評価(470点以上)です。
C評価は「日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる」レベルで、以下の特徴を備えています。
- 通常会話であれば要点を理解し、応答にも支障はない
- 複雑な場面における対応や意思疎通では巧拙(上手い/下手)の差が見られる
- 基本的な文法・構文は身についている
- 表現力の不足はあるが、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている
そして、TOEIC730点〜745点はA〜Eの5段階評価のうち、B評価(730点以上)です。
B評価は「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」レベルで、具体的には以下のような評価になります。
- 通常会話は理解でき応答もはやい
- 話題が特定分野にわたっても対応できる力を備える
- 業務上も大きな支障はない
- 正確さと流暢さには個人差があり、文法・構文上の誤りが見られる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない
TOEIC705点〜745点はCEFRB1で英検2級レベル
CEFR(セファール)とは、外国語の習熟度や運用能力をはかる国際的な指標です。
上記の文部科学省のデータによると、TOEIC705点〜745点はCFFR B1程度に相当します。
また、英検に換算すると、TOEIC705点〜745点は英検2級(高校卒業程度)に相当します。
TOEIC705点〜745点は就活や転職で活用できる
TOEIC活用状況と求められるスコア
上画像より、新卒採用では545点、中途採用では620点が要件・参考とされる平均的なTOEICスコアの基準となっていることがわかります。
また、TOEIC公開テストの平均点は612点です。
TOEIC705点〜745点は新卒採用・中途採用で平均的に求められるスコアより、また、公開テストの平均点よりかなり高いスコアです。
よって、705点〜745点あれば、一般的な企業への就職活動・転職活動で他の候補者と英語力で差別化して、選考を有利に進められます。
さらに、ここからスコアを伸ばして800点以上を取れると、外資系企業や海外に支店を置く企業が求めるTOEICスコアの条件を満たせる場合が多くなります。
よって、キャリアがより広がるでしょう。
TOEIC705点〜745点からスコアを伸ばす勉強法
TOEIC705点〜745点からスコアを伸ばすためには、以下を実践しましょう。
- 語彙力を強化する
- ディクテーション
- シャドーイング
- 音読
- 多読
- スピード重視でPart5の文法問題を解く
- 実践演習
- 苦手なパートを克服する
具体的な勉強法については以下の記事をご覧ください。
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TOEIC705点〜745点からスコアを短期間で上げるコツ
ここからは、短期間でTOEICのスコアを上げるコツ・意識してほしいポイントを解説します。
パート別に特化した対策を行う
TOEICにはパート1〜7までありますが、パートごとに問題形式は大きく異なります。
よって、対策方法も大きく異なります。
したがって、パート別に特化した対策を行うことがTOEICスコアアップのためには重要です。
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定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
目的は2つあります。
- 「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断すること
- 自分の苦手パート/単元を見つけること
①について、スコアが伸びているなら今やっている勉強法は効果的ということなので、そのまま続ければOKです。
一方で、スコアが伸びていないなら今やっている勉強法は効果的でないため、「何か改善すべきだ」とわかります。
②について、TOEICのスコアを効率的に伸ばすには苦手パート/単元を克服することが効果的です。
そして苦手パート/単元を把握するには、実践演習を通じて「どのパート/単元の正答率が低いのか」を確認するのが最も確実です。
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まとめ
TOEIC705点〜745点のレベルを解説しました。
- 全体の上位31.61%〜24.27%のスコア
- 平均点より93点〜133点高い
- 偏差偏55.5〜57.9
- 正答率70〜75%(目安)
- 公式のリスニング力評価でトップレベル
- 公式のリーディング力評価で上から2番目のレベル
- 公式のコミュニケーション能力評価で上から2〜3番目のレベル
- CEFR B1で英検2級と同程度のレベル
- 就活や転職で活用して他の候補者と差別化できる
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