「会社や大学でTOEIC IPテストを受けることになったけど、何をどう対策すればいいかわからない」
そんな方のために、この記事を書きました。
まず安心してほしいことがあります。TOEIC IPテストは、公開テストと問題形式・難易度・対策法がすべて同じです(IPは過去の公開テスト問題を使って実施されるため)。
違うのは申込方法(団体)と結果が出る早さくらい。
つまり、IP対策=TOEIC対策。やるべきことは、「正しいやり方」と「正しい手順」で勉強するだけです。
- 今の自分は、何から始めるべきなのか
- どんな勉強を、どんな順番で進めるのか
- どのPartを優先して対策するのか
「やり方」と「手順」さえ間違えなければ、IPテストでも目標スコアに届きます。しかも、TOEIC業界で一般的に言われている勉強時間の半分程度で。
逆に、「やり方」と「手順」を間違えると、驚くほどスコアが伸びずに挫折します。
ということでこの記事では、TOEIC IPテストの対策法を、初心者から800点まで全21STEPで完全解説します。
今のスコアがどこにあっても、自分のレベルに合うSTEPから読んで、順番通りに進めるだけでOKです。
ネットにはたくさんの情報が落ちていますが、正直言って「本当に勉強したことがあるのか?」と思ってしまうような内容が多いです。
また、抽象的で「結局何をすれば良いの?」と悩まされる内容もあります。
この記事には、
- 僕が偏差値44/TOEIC400点から975点まで上げた経験
- 100人以上のTOEICコーチング経験
を詰め込んでいます。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!

TOEICを勉強する価値
勉強法の前にモチベアップってことで、TOEICを勉強する価値を教えます。
ズバリ、「TOEICで一定以上のスコアを取ると年収が上がりやすくなる」ということです。
dodaによると、TOEICスコアと年収の関係は以下のとおりです。
| TOEICスコア | 平均年収 |
| スコアなし | 379万円 |
| 300点未満 | 374万円 |
| 300点台 | 419万円 |
| 400点台 | 434万円 |
| 500点台 | 437万円 |
| 600点台 | 436万円 |
| 700点台 | 459万円 |
| 800点台 | 487万円 |
| 900点台 | 534万円 |
TOEICによる年収アップが、700点以上から明確に傾向としてあらわれていますね。
他の調査結果も見てみましょう。

出典:日経転職版
上のグラフは、日経転職版会員の年代&TOEICスコア別の平均年収を表しています。
たとえば30代のグラフをみてみると、700〜799点のスコア保持者の平均年収は687万円です。499点以下の平均年収は599万円なので、88万円差ものがあることがわかります。
TOEIC IPテストの対策法|初心者から800点まで全21STEP【完全ロードマップ】
さて、ここから本題です。TOEIC IPテストの対策法を、初心者から800点到達まで全21STEPで解説していきます。前述の通りIPテストは公開テストと問題が同じなので、この対策をそのまま実践すればOKです。今のスコアに合うSTEPから読み進めてください。
STEP1:今の自分のスコアを知る
TOEICは自分のレベル・スコアによって、やるべきことが大きく変わってきます。
自分のレベルより低すぎる勉強を実践しても、学べることはほとんどありません。
逆に、自分のレベルより高すぎる勉強を実践してしまうと、わからないことが多すぎて挫折します。
よって、まずは自分のスコアを把握することがとにかく重要です。
スコアを把握する方法はいくつかあります。
- TOEICを実際に受験する(1日潰れる&スコアがわかるまで時間がかかるのでおすすめしない)
- TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
- アプリを使う(楽だから推奨)
この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。そして、アプリの中でも特におすすめなのがSantaアルクです。

Santaアルクの画面
Santaアルクは無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。
データによると誤差20点以内/精度は95%以上です。(ただし800点以上になると誤差が60〜80点くらいに大きくなる印象はあります。)
模試のように2時間かけなくても、Santaアルクなら5分かからずに今の実力が数字でわかります。
しかも「〇〇〇点〜□□□点」と幅のあるスコアしか出ない模試とは違い、「XXX点」と1つのスコアをバンと出してくれます。
TOEICは最初が肝心です。大切なので改めて言いますが、ここでスコアを測っておかないと、以下のような失敗をします。
- 簡単すぎる勉強法を実践して時間と努力を無駄にする
- 難しすぎる勉強法を実践して挫折する
ですので、まずは「必ず」Santaアルクで自分のスコアを診断してください。
スコア診断するのとしないのとでは、スコアの伸び方が明らかに変わります。
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Santaアルク
STEP2:TOEICを受ける理由を明確にする
「何のためにTOEICを勉強するのか」を明確にしましょう。
目標がなんであれ、「目標を設定すること」で勉強のモチベーションは維持しやすくなります。
また、目標設定を行えば、次のSTEPの「目指すスコアを設定する」もやりやすくなります。
TOEICの活用幅は非常に広いです。
- 就職
- 転職
- 昇進
- 昇格
- 海外赴任
- 海外出張
STEP3:目指すスコアを決める
目指すスコアを決めましょう。これをやらないと、何に向かって勉強すれば良いのかわからなくなり、挫折します。
昇進や昇格、海外赴任などの場合は、会社から提示されるスコアを目指すスコアとして設定すればOKです。
また、就活や転職で希望する会社・ポストが決まっていて、必要スコアが提示されている場合も、そのスコアを目指すスコアで設定すればOKですね。
ただ、「就活・転職で1つの武器が欲しい」みたいな場合は基準がなくて困りますよね。
その場合はとりあえず「TOEIC600点」を目指しましょう。
一般的に、TOEIC600点は「履歴書に書ける最低ラインのスコア」だと言われます。
なぜ600点が基準になっているかというと、TOEICの平均スコアが約600点(厳密には612点)だからです。
また、就活・転職で「すごい!」という印象を与えたいなら、TOEIC700点以上を目指してください。
STEP4:中学レベルの英単語を覚える
さて、ここからは具体的な勉強手順に入っていきます。
まずやるべきことは中学レベルの英単語を確実に覚えることです。
TOEIC初心者の場合、何からやればわからず、とりあえず書店で一番目立つ「金フレ」を購入してしまう方がいます。

金フレには、TOEICに本当によく出る英単語ばかりが掲載されています。しかし、中学レベルの基本英単語は掲載されていません。
中学レベルの基本英単語はどんな英文にも頻出です。よって、中学レベルの英単語がわからなければ、金フレの英単語をどれだけ覚えても英文は読めるようにもならないし、聞けるようにもなりません。
以上より、「中学レベルの英単語が怪しい」と感じるなら、まずは焦らず中学レベルの英単語を覚え直しましょう。
おすすめの英単語帳は「ターゲット中学英単語1800」です。

STEP5:英文法を勉強する
TOEICで文法を勉強するべき理由は3つあります。
- TOEICには英文法問題が多数出題されるから
- 文法の理解度が低いとリスニングの聞き取りの精度が落ちるから
- 文法の理解度が低いとリーディングの読解スピードと精度が落ちるから
英単語をどれだけ覚えても、英文法がわからなければ英文は読めないし聞けません。
ですので、英単語と並行して、英文法もしっかり勉強してください。
1つ良いことを言うと、TOEICに必要な文法レベルはそれほど高くありません。
TOEICは日常生活やビジネスにおけるコミュニケーションに関する内容を問う問題だからです。
「じゃあどのくらい勉強すれば良いのか」というと、中学全部+高校基礎レベルの英文法を理解すれば基本的には十分です。
ただし、ここでいう「英文法の理解」とは「英文を見た瞬間に文法的にどんな構造・意味なのかを悩むことなく瞬時に把握できること」を指します。
「英文法を知っているだけ」では不十分なので注意してください。
STEP6:毎日英語に触れて抵抗感を無くす
英語に普段触れる習慣がないと、英語に対して抵抗感を感じるはずです。
- 知らない英単語を見ると頭が混乱する
- 長い英文を見ると訳がわからなくてぼーっとしてしまう
- リスニングで右から左に英語が抜けてく
こんな状態でTOEICの勉強をしても挫折するので、しっかり抵抗感をなくしておきましょう。
英語に対する抵抗感をなくすためには、YouTubeを使うのがおすすめです。
YouTubeで「リスニング 聞き流し」と検索すれば、簡単なモノから難しいモノまで、さまざまなレベルのリスニング音声が出てきます。
いろいろ視聴してみて「これならストレスなく聞けそうだ」と感じた教材を選びましょう。
STEP7:簡単な長文問題を解く
ここまでの単語・文法学習がある程度進み、英語に対する抵抗感も無くなってきたら次の段階です。
簡単な長文問題を解いて、英語に慣れていきましょう。
おすすめの問題集は「英語長文レベル別問題集2 初級編」です。

問題集の使い方は以下の通りです。
- わからない単語や文法はネット等で調べながら問題を解く
- 丸付け&解答解説を読む
- リピーティング
①と②については良いと思います。ただ、③についてはわからないと思うので補足します。
リピーティングというのは、「音声をキリの良い場所で停止し、同じ内容を口頭で繰り返す」という練習法です。
リピーティングをする目的は主に2つあります。
- 「英語を聞くこと」に対する抵抗感を無くすこと
- 正しい発音を習得すること
リピーティングの具体的なやり方は以下の通りです。
- 英文の文構造(文型)を確認する
- 和訳を確認する
- 音声を一度通しで聞く
- キリの良いところで音声を止めながら、音声を真似するように発音
- 1つの英文あたり10〜15回を目安に行う
STEP8:TOEICの基本単語を覚える
さて、ここまでで英語の基礎学習はあらかたOKです。ここまでの勉強だけでも、TOEIC400点くらいは取れるようになっているんじゃないかなと思います。
ここからはTOEICの教材を使って、TOEIC対策に入っていきます。
まず重要なのは、やはり単語です。
覚えている単語の数が少なければ、当然読める・聞ける英文の数、解ける問題の数は少なくなります。
また、後半で解説する問題演習や復習の効率も落ちます。
単語学習ははっきり言って退屈です。なので、おろそかになる気持ちはものすごくわかります。
しかし、単語学習がスコアに与えるインパクトというのは、おそらく皆さんが思っている以上にはるかに大きいです。
TOEICの単語対策で重要なことは、TOEIC特化の英単語帳を使うことです。
おすすめの英単語帳は、「銀のフレーズ」です。

覚えれば覚えるほどTOEICの英文が読める・聞けるようになるので、どんどん覚えましょう。
STEP9:TOEICの問題形式を把握する
ここからTOEICの問題演習に入っていきますが、その前に問題形式をざっと把握しておきましょう。
問題形式を知らない状態で問題を解くのと、問題形式を知った状態で問題を解くのとでは、結果が段違いに変わってきます。
まず、TOEICにはリスニングセクション(Part1〜4)とリーディングセクション(Part5〜7)があります。
| Part1 | 写真描写問題:6問 1枚の写真に関する4つの短い説明文が流れる。4つの写真の状況を最もよく描写している選択肢を選ぶ。 |
| Part2 | 応答問題:25問 1つの質問または文章とそれに対する3つの応答候補が流れる。3つの中から設問に対して最もふさわしい答えを選ぶ。 |
| Part3 | 会話問題:39問 2〜3人による会話が流れる。会話を聞いて問題用紙に印刷されている設問を解く。各会話に設問は3つ。設問の選択肢は4つ。図表が付いている問題もある。 |
| Part4 | 説明文問題:30問 アナウンスのようなミニトークが流れる。会話を聞いて問題用紙に印刷されている設問を解く。各トークに設問は3つ。設問の選択肢は4つ。図表が付いている問題もある。 |
| Part5 | 短文穴埋め問題:30問 不完全な文章を完成させるために、4つの選択肢から最も適当なものを選ぶ。 |
| Part6 | 長文穴埋め問題:16問 不完全な文章を完成させるために、4つの選択肢の中から最も適当なものを選ぶ。各長文には設問が4問ずつある。 |
| Part7 | 長文読解問題:54問 いろいろな文書が印刷されている。設問について、4つの選択肢からら最も適当なものを選ぶ。各文書には設問が2〜5問ある。 |
リスニングの試験時間は約45分間、リーディングの試験時間は75分間です。問題数はそれぞれ100問で合計200問。スコアはそれぞれ5〜495点で評価されます。
そしてここからが特に重要なんですが、Partごとに難易度が大きく異なります。
- 易しい:Part1・2・5
- 普通:Part3・4・6
- 難しい:Part7
現在のレベルにもよりますが、ノー勉の場合は基本的にPart1・2・5が満足に解ければ上出来です。
そして、Part3・4・6が順調に解けたらすごいです。
Part7については、文章自体の難易度は高くないモノもありますが、試験時間がとても厳しいです。
「基本的には解き終わらない」ということを理解しておきましょう。(解き終わるのはTOEIC900点以上の方くらいです…)
STEP10:TOEIC初心者向けの参考書を使う
ここからはTOEICの問題演習に入っていきます。
まずは初心者向けのTOEIC参考書を使って、TOEICの問題形式に慣れていきましょう。
さらに言うと、TOEIC初心者は全てのPartを無理に対策する必要はありません。
問題の形式がシンプルで比較的対策しやすいPart1・2・5を対策すればOKです。
Part1・2
Part1・2のおすすめの参考書は「初心者特急パート1・2」です。

「初心者向け」とはいえ、上級者でも必須の解答知識が多数収録されています。
本番レベルとの橋渡しをするのにとても効果的なので、ぜひ活用してください。
Part5
Part5対策のおすすめ参考書は「文法問題はじめの400問」です。

はじめの400問には、TOEIC Part5形式の問題が400問以上載っています。
本番より易しい難易度から演習できるので、挫折することなく着実に英文法の理解が深まる&Part5の正答率を上げられます。
STEP11:リスニング力を伸ばす
TOEICはリーディングよりリスニングの方がスコアを伸ばしやすいです。
TOEIC平均点のデータを見ても、リスニングの方が60点ほど高くなっています。
なので、まずはリスニング力を重点的に鍛えましょう。
具体的な鍛え方ですが、先ほど紹介した初心者向けPart1・2対策参考書を使って、ディクテーションを行いましょう。
ディクテーションとは、聞こえた音声を書き取る練習法です。
- 音の連結を判別できるようになる
- 自分が聞き取れない箇所が明確になる
という効果があります。
STEP12:本番レベルの参考書に移行していく
さて、ここまでの勉強法(初心者レベルの参考書で演習を積む)を行えば、TOEIC500点くらいを超えてくるはずです。
TOEIC500点レベルまで上がると、もう初心者は卒業。基本的な英語力が身についた英語中級者という感じになってきます。
よって、徐々に本番レベルの参考書に移行していきましょう。
STEP13:金のフレーズを覚える

「金のフレーズ」はTOEIC大定番の英単語帳です。最も定番と言っても過言ではなく、TOEIC対策者の98%は持っています。
金のフレーズは先ほど紹介した「銀のフレーズ」の姉妹英単語帳で、レベルは1つ高くなっています。
銀のフレーズの英単語を8割程度覚えたら、徐々に金のフレーズにも移行していきましょう。
STEP14:Part3・4対策
さて、ここからは対策すべきPartを紹介していきます。
まずはリスニングについて、先ほどは「Part1・2を対策しよう」ということでしたが、徐々にPart3・4の対策にも入っていきましょう。
Part1・2は短文音声、Part3・4は長文音声なので、Part3・4の方が難しいです。
しかし、Part3・4は問題数が69問もあります。リスニングは合計100問なので、Part3・4がいかに大きな点数配分を占めているかお分かりでしょう。
Part3・4対策のおすすめ問題集は公式問題集です。

具体的な対策方法は以下のとおりです。
- 設問の先読み(最初は50秒くらいかけてOK、徐々に時間を短くして30秒を目指す)
- 問題を解く
- 復習としてオーバーラッピング
また、オーバーラッピングというのは、スクリプトを見ながら音声に重ねるように発音する練習方法です。
オーバーラッピングの効果は主に3つあります。
- 発音を理解すること
- Part3・4に出てくる問題のパターンを理解すること
- 音声のスピードについていけるようになること(メイン)
オーバーラッピングのやり方は以下の通りです。
- 音声を一度通しで聞く
- スクリプト(音声の書き起こし)を一度読んで音声の内容をなんとなく頭に入れる
- スクリプトを見ながら音声に重ねるように発音
- 最終的には途中で詰まることなくオーバーラッピングできるようになることを目指す
STEP15:Part5対策
Part3・4対策と並行して、Part5も本番レベルの対策を行っていきましょう。
Part5を対策すべき理由は4つあります。
- 形式がシンプルで対策しやすいから
- 形式が似ているPart6対策にもなるから
- Part7に使える時間が増えて全体として解ける問題の数が増えるから
- 英文法の理解が深まり、リスニング・リーディングに好影響だから
つまり、Part5を対策することで、Part6やPart7、さらにはリスニングのスコアも上がります。
よって、Part5を重点的に対策しましょう。
おすすめの参考書・問題集は文法問題でる1000問です。

文法問題でる1000問を使って繰り返し演習すれば、Part5の正答率と解答スピードは格段に向上します。
STEP16:Part6対策
Part5対策がある程度進んできたら、Part6対策も始めましょう。
とはいえ、やるべきことはそんなにありません。前述したように、Part5対策がPart6対策にもつながるからです。
Part5を対策して穴埋め問題の解き方を身につけ、あとは公式問題集でPart6を何度か解いて形式に慣れれば、十分スコアを取れます。
もしがっつり対策したいなら、問題を解いた後に全文訳してください。
全文訳とは、その名の通り英文を全て訳すことです。具体的な手順は以下の通りです。
- 問題文を自分なりに訳す
- 自分の訳と解答の訳を比較
- 訳がかけ離れている場合はその原因を特定&修正
「自分で訳す&解答と比較して修正する」という作業を行うことで、英文の構造を正しく捉える力が身につきます。
さらに、英文の構造がストックとして自分の中に蓄積します。すると、再度同じような英文の構造が出てきたとき、「これはあの構造か」と瞬時に把握できます。
STEP17:Part7対策
Part7は英語の総合力が問われます。
- 語彙力
- 文法理解
- 精読力
- 速読力
- 必要な情報を本文から探す力
- 重要な情報と重要でない情報を区別しながら読む緩急力
など、攻略に必要な要素が大量にあります。よって、対策するのは一番最後にしましょう。
具体的な対策方法は以下のとおりです。
- 問題を解く(公式問題集がおすすめ)
- 音読
音読の効果はいろいろありますが、特筆すべきなのは以下の3つです。
- Part7特有の問題形式に慣れることができる
- 英語を語順通りに理解できるようになる
- 同じ単語に何度も触れることで、その単語が長期記憶に定着する
音読の具体的なやり方は以下のとおりです
- わからない英文や文法を調べる
- 英文の意味を掴みながら黙読
- 日本語訳を確認
- 発音を確認するために、英文をなぞりながら音声を何度か聞く
- 最初はゆっくりと1文1文の意味をしっかり理解しながら丁寧に音読する
- 最終的に全ての英文を詰まることなくスラスラと読めるようになるまで音読する
※途中で「単語の意味や発音がわからなくなった」「日本語訳がわからなくなった」場合には再度確認してください。
スラスラ読めるようになるためには、かなりの回数音読することが必要になると思います。
STEP18:苦手Partを潰す
さて、ここまでの対策でTOEIC600点〜700点くらいに到達できているはずです。
そのレベルに到達した後にやるべきなのは、満遍なくPart別対策を行うことではなく、苦手Partを潰していくことです。
苦手なPartがあると、大きく足を引っ張られます。スコアが伸びづらくなるのはもちろん、本番試験の際にスコアの安定性が落ちて、下振れしやすくなります。
苦手なPartを対策するのは億劫に感じるはずですが、ハイスコアを狙うなら苦手なPartの対策は必須です。
対策手順はどのPartも同じです。
- 問題を解く
- 復習する
Part別の復習方法は以下の通りです。
- Part1は「わからない単語・表現を覚える」
- Part2は「ディクテーション→聞き取れない箇所を聞き取れるようになるまで聞き直す」
- Part3・4はオーバーラッピング
- Part5・6は「全文訳」(必須ではない)
- Part7は「音読」
STEP19:シャドーイング
シャドーイングというのは、リスニングの練習方法の1つです。
簡潔にいえば、「オーバーラッピングの難しくなったバージョンの練習方法」です。
オーバーラッピングのやり方は以下の通りでした。
- 音声を一度通しで聞く
- スクリプトを一度読んで音声の内容をなんとなく頭に入れる
- スクリプトを見ながら音声に重ねるように発音
- 最終的には途中で詰まることなくオーバーラッピングできるようになることを目指す
一方、シャドーイングは以下の手順で進めます。
- 音声を一度通しで聞く
- スクリプトを一度読んで音声の内容をなんとなく頭に入れる
- スクリプトを見ずに音声と同時に発声する
- 最終的には途中で詰まることなくシャドーイングできるようになることを目指す
オーバーラッピングと異なるのは、「スクリプト(音声の書き起こし)を見るか見ないか」という点です。
なお、オーバーラッピングの「音声のスピードについていけるようになる」という効果に加えて、シャドーイングには「音声認識を自然にできるようになる」という効果もあります。
シャドーイングの追加効果(読み飛ばしてもOK)
そもそも、相手の言ったことを理解するプロセスは2段階です。
- 音声認識
- 意味理解
日本語の音声を聞く場合は音声認識は自然にできます。意味理解に集中することができるので、相手の言ったことを一度で理解できます。
しかし、英語の音声を聞く場合、練習していなければ、音声認識に脳のメモリーを割かなければなりません。つまり、意味理解に完全に集中することができないため、相手の言ったことに対する理解度が著しく低くなってしまいます。
そこでシャドーイングの出番です。
シャドーイングでは、音声認識(インプット)と聞き取った音声を一言一句リピート(アウトプット)する作業を同時に行います。
アウトプットするためには、音声認識にばかり気を取られるわけにはいけません。
つまり、アウトプットを意識しなければならないので、自然と音声認識に集中しないようになります。
集中することなく英語の音声を自然と認識できるようになれば、意味を理解するのに集中できます。
会話の理解度が上がり、話していた内容を覚えられるようになるので、TOEICのリスニング問題の正答率がアップします。
STEP20:定期的にスコア測定する
あとやるべきなのは、定期的なスコアの測定です。
スコアを測定することで「勉強の効果」を確認できます。
スコアが伸びているならその勉強は続けるべき。
逆にスコアが伸びていないならその勉強法が頭打ちor勉強法が間違えているので改善すべきということになります。
スコアを測定するには、公式問題集を本番と同様に2時間計って通しで解くのが1つの方法です。
が、前述のように公式問題集を解くのは時間がかかりますし疲れます。定期的に解くのは嫌だと思います。
ですので、先ほど紹介した無料アプリのSantaアルクを使ってOKです。
Santaアルクなら、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。
STEP21:試験前に最低1度は実践演習する
最後に、試験前に最低1度は実践演習(リスニング・リーディングを2時間かけて通しで解くこと)をしてください。
実践演習することで
- 解答の流れを把握できる
- 120分間集中する体力が身につく
- 時間配分の感覚が身につく
というメリットがあります。
実践演習には、ここまで何度も紹介した公式問題集を使うのがおすすめです。

スコア別勉強法
ここまで21STEPで紹介しましたが、長くなりすぎたので、頭が混乱してしまった方も多いと思います。
ただ、21STEPは、全体の勉強法の一部を厳選したに過ぎません。実際のTOEIC学習方法は、21STEPよりもっと複雑です。
そして、勉強法を自分で組み立てるのは、正直かなり難しいです。実際、順番を間違えて遠回りする人がとても多いです。
僕も順番が分からず、かなり遠回りしました。
100人以上を指導してきた体感でも、みなさん平均5冊はムダな参考書を買い、勉強時間も300時間ほど無駄にしています。
だからイングルートでは「TOEIC800点スクール」を作りました。
スクールでは、800点までに必要なレッスンを正しい順番で勉強できるよう設計しています。
レッスンはスコア別に設計しているので、今のスコアがどこからでもスクールを開いて順番通りに進めるだけでまず600点、そしてその先の800点に伸ばせます。
「今の自分、何をやれば良いのかな」と迷ったら、のぞいてみてください。
今までにないTOEICスクールの形です。
最短で800点へ|スクールの中身を見る →
※業界破壊の価格、全額返金保証付です
まとめ
この記事では、TOEIC IPテストの対策法を初心者から800点まで全21STEPで解説してきました。
- 今の自分のスコアを知る
- TOEICを受ける理由を明確にする
- 目指すスコアを決める
- 中学レベルの英単語を覚える
- 英文法を勉強する
- 毎日英語に触れて抵抗感を無くす
- 簡単な長文問題を解く
- TOEICの基本単語を覚える
- TOEICの問題形式を把握する
- TOEIC初心者向けの参考書を使う
- リスニング力を伸ばす
- 本番レベルの参考書に移行していく
- 金のフレーズを覚える
- Part3・4対策
- Part5対策
- Part6対策
- Part7対策
- 苦手Partを潰す
- シャドーイング
- 定期的にスコア測定する
- 試験前に最低1度は実践演習する
ぜひ参考にしてください!