Part3・4はここまで解説してきたPart1・2と比較すると難易度が上がります。
しかし、Part3・4はリスニングのうち大きな配点を占めていて、問題数で言うと100問中69問もあります。
よって、Part3・4ができるようになれば、リスニングのスコアが一気に伸びていきます。
ということでこのページでは、Part3・4がどんどん解けるようになる勉強法を解説します!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
①Part3・4のスクリプトを見ながら問題を解く(初心者向け)
TOEIC初心者の場合、Part3・4のスクリプト(音声の書き起こし)を見ながら問題を解くことから始めてください。
なぜこんなことをするべきかというと、問題の特徴を知るためです。
TOEIC初心者の場合、Part3にはどんな問題が出るのかまだよく知らないと思います。その状態でいきなり問題を解いても、なかなか解けません。
「じゃあどのくらい問題を解けば良いのか」というと、1セット分を解いてください。
Part3・4では23つの音声が流れます。それぞれの音声に対して設問が3つあるので、問題数で言えば69問です。
69問解けば、どんな内容の音声が流れるのかを理解するのはもちろん、設問の特徴なんかも大体把握できてきます。
本格的にPart3・4対策に入る前に、スクリプトを見ながら問題を解く作業を行っておけば、今後の勉強効率はググッと向上します。
なお、使用する問題集は先日から何度も紹介してきた公式問題集がおすすめです。
②解き方を知る
続いてやるべきなのは「解き方を知ること」です。
Part3・4の解き方で知っておくべきことは3つあります。
- 設問の先読み
- マークのタイミング
- わからない問題をすぐ捨てる
設問の先読み
Part3・4の解き方で知っておくべきこと1つ目は「設問の先読み」です。音声が流れる前に、問題用紙に印刷されている設問を先読みしましょう。
設問の先読みをするべき理由は3つあります。
- 聞き取りに集中するため
- 会話の内容をあらかじめ予測するため
- 集中して聞くべき箇所を把握する
なお、Part3の後半には図表が出てくる問題も登場します。図表が出てくる問題の場合は、設問と合わせて図表も先に確認することが大切です。
マークのタイミング
Part3・4の解き方で知っておくべきこと2つ目は、「マークのタイミング」です。
マークのタイミングは2パターンあります。
- 解答となるポイントが聞こえたタイミングでマーク
- 全ての音声を聞き終えたタイミングでマーク
Part3・4には1つの音声に対して設問が3つあります。
基本的に、音声の前半の内容が1つ目の設問の解答に、音声の中盤の内容が2つ目の設問の解答に、そして音声の後半の内容が3つ目の設問の解答に関わってきます。
よって、基本的には①を採用するのがおすすめです。
ただ、①にはマークするタイミングで聞き取りの能力が若干落ちるという欠点があります。
その欠点を補うのが②です。音声を聞き終えてからマークするようにすれば、音声の聞き取りに全集中できます。
ただ、②には音声の内容を忘れてしまうと問題が解けないという欠点があります。
わからない問題をすぐ捨てる
Part3・4の解き方で知っておくべきこと3つ目は、「わからない問題をすぐに捨てること」です。
もしわからない問題をじっくり考えてしまうと、次の問題の先読みができなくなったり、解答のリズムが崩れたりします。
すると、わからない問題を捨てていれば1問ミスで済んだものが、3問、4問、5問とドミノ倒しのようにミスが増えていきます。
そもそも、TOEICリスニングは全て一回読みです。再度音声が流れるということは絶対にありません。
よって、音声を聞き逃した場合、もしくは音声の内容を忘れた場合は、どれだけ考えても正答は導けません。
わからない問題をすぐに捨てることができるようになるだけで、Part3のスコアはグッと安定しやすくなります。
③問題を解く
次はいよいよ問題を解いていきましょう。
ここまで解説してきたPart3・4の解き方
- 「設問の先読み」
- 「マークのタイミング」
- 「わからない問題をすぐ捨てる」
を実践して、「解き方を知っている」状態から「解き方を実践で使える」状態にしていきましょう。
実際の問題の解き方は2段階に分けられます。
- 1つ1つの音声で止めながら問題を解く
- 音声を止めることなく通しでPart3・4を解く
1つ1つの音声で止めながら問題を解く
1段階目は「1つ1つの音声で止めながら問題を解く」です。
いきなり通しで解くのではなく、1つ1つの音声で止めながら問題を解くことで、挫折することなく着実にPart3を解く力を身につけられます。
問題の音声を流す前の設問の先読みについては、最初は50秒くらいをかけてしっかり読んでもOKです。
そして徐々に時間を短くしていって、最終的には25秒〜30秒以内に設問を読めるようになると、とても良い感じです。
おすすめの問題集はパート3・4特急実力養成ドリルです。
この問題集がおすすめな理由は、シンプルにコスパが良いからです。
価格が924円とリーズナブルな割にPart3・4の問題を合計51セット、設問の数でいうと153問掲載しています。
音声を止めることなく通しでPart3・4を解く
2段階目は「音声を止めることなく通しでPart3・4を解く」です。
先読みをじっくり行うために音声を止めることができないので、1段階目より難易度は上がります。
また、1段階目では設問の先読みとマークのタイミングがメインでしたが、2段階目ではわからない問題を捨てることも重要になってきます。
わからない問題はテキトーにマークして、次の問題に移ったり、次の設問を先読みしたりしましょう。
おすすめ問題集は先ほども紹介した公式問題集です。
なぜ公式問題集がおすすめかというと、先ほども言いましたが問題の質が圧倒的に高いからです。
公式問題集の問題は本番と同じプロセスで作成されています。そのうえ、リスニングの音声収録を公式のスピーカーが担当しています。
④復習する
問題を解いた後は復習も欠かさず行なってください。
Part3・4のおすすめの復習方法は2つあります。
- オーバーラッピング
- シャドーイング
オーバーラッピング
オーバーラッピングというのは、スクリプトを見ながら音声に重ねるように発音する練習方法です。
オーバーラッピングの効果は主に3つあります。
- 発音を理解すること
- Part3・4に出てくる問題のパターンを理解すること
- 音声のスピードについていけるようになること(メイン)
オーバーラッピングのやり方は以下の通りです。
- 音声を一度通しで聞く
- スクリプトを一度読んで音声の内容をなんとなく頭に入れる
- スクリプトを見ながら音声に重ねるように発音
- 最終的には途中で詰まることなくオーバーラッピングできるようになることを目指す
シャドーイング
オーバーラッピングが安定してできるようになってきたら、シャドーイングに移行しましょう。
シャドーイングはスクリプトを見ないで音声に少し遅れて発音する練習方法です。
オーバーラッピングと違うのは「スクリプトを見るか見ないか」という点です。
シャドーイングはスクリプトを見ないで聞こえてくる音声だけを頼りに発音します。
シャドーイングの具体的な流れはオーバーラッピングとほとんど同じです。
- 音声を一度通しで聞く
- スクリプトを一度読んで音声の内容をなんとなく頭に入れる
- スクリプトを見ないで、音声に少し遅れるように発音
- 最終的には途中で詰まることなくシャドーイングできるようになることを目指す
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