なぜやるか
Lesson 01では品詞問題と時制問題を練習しました。どちらも「空所の前後のカタチ」を見れば解けるタイプです。
しかし、Part6にはもう2つの語句問題タイプがあります。
語彙問題:選択肢が全て同じ品詞(例:動詞4つ)の場合、文法では絞れません。前後の文の「意味」を確認して、文脈に合う語を選ぶ必要があります。
前置詞 or 接続詞問題:Part5でも学びましたが、Part6では文書全体の論理の流れが判断のヒントになることがあります。基本は同じ「後ろのカタチで判断」です。
このLesson 02を終えると、語彙問題で「文脈を確認してから選ぶ」というプロセスが自然にできるようになります。
攻略法
語彙問題の解き方
選択肢が全て同じ品詞(動詞4つ・名詞4つ など)の場合は語彙問題です。
- Step 1:選択肢を見て意味を確認する
→ 4つの選択肢の意味をざっと把握する - Step 2:空所の前後1〜2文の意味を確認する
→ 文脈に合う意味の語を選ぶ
→ 意味が似ている語は「語法(語の使い方)」で絞る
よく混同される動詞ペア(Part6頻出)
| 語 | 意味 | 使い方の違い |
|---|---|---|
| announce | 〜を発表する | 公式な告知に使う |
| notify | 〜に通知する | 特定の人・グループへの連絡 |
| confirm | 〜を確認する | 既に決まっていることを確かめる |
| inform | 〜に知らせる | 情報を伝える(inform X of Y) |
| 語 | 意味 | 使い方の違い |
|---|---|---|
| require | 〜を必要とする/要求する | 義務・必要性のニュアンス |
| request | 〜を依頼する | 丁寧なお願いのニュアンス |
| allow | 〜を許可する | 許可・可能にする |
| encourage | 〜を促す/奨励する | 推奨するニュアンス |
前置詞 or 接続詞問題の解き方(復習)
基本はPart5と同じです。
- Step 1:空所の後ろのカタチを確認する
→ 名詞(のカタマリ) → 前置詞
→ 節(SV) → 接続詞 - Step 2:意味のつながりを確認する
Part6で特に頻出の前置詞・接続詞
| 語句 | 品詞 | 意味 |
|---|---|---|
| due to | 前置詞 | 〜のために(理由) |
| despite | 前置詞 | 〜にもかかわらず |
| prior to | 前置詞 | 〜の前に |
| in addition to | 前置詞 | 〜に加えて |
| although / even though | 接続詞 | 〜にもかかわらず |
| because | 接続詞 | 〜なので |
| while | 接続詞 | 〜している間 / 〜である一方 |
やり方
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1 | 「語彙問題の見分け方」と「2ステップ解法」を確認する |
| 2 | 練習問題を解く:語彙問題は必ず前後の文の意味を確認してから選ぶ |
| 3 | 間違えた問題は解説を読んで「どの文脈を見落としたか」を確認する |
8割正解できたら次のレッスンへ進みましょう。
練習問題
Passage 1(Questions 1-4)
To: All Department Managers
From: Human Resources Department
Subject: Employee Training Sessions
Dear Managers,
We would like to [1] ------- you that the annual employee training sessions will be held from March 10 to March 14. All full-time staff members are [2] ------- to attend at least two sessions during this period.
[3] -------A complete schedule of sessions, including topics and room assignments, will be sent to each department by the end of next week. Please share this information with your team members [4] ------- you receive it.
Regards,
Human Resources Department
Q1. (A) announce (B) confirm (C) inform (D) request
Q1の解答・解説を見る
- (A) announce → 「発表する」。announce you that は不自然(announce の後ろに人は来ない。announce that〜 または announce X が正しい)
- (B) confirm → 「確認する」。新しい情報を伝える場面には合わない(既知の情報を確かめる意味)
- (D) request → 「依頼する」。request you that の語法は誤り(request that〜 が正しい)
年次研修が3月10日から14日に開催されることをお知らせしたいと思います。
Q2. (A) required (B) requested (C) allowed (D) encouraged
Q2の解答・解説を見る
- (B) requested → 「依頼される」。要望のニュアンスで義務より弱い。”at least”(最低でも)という強い表現と合わない
- (C) allowed → 「許可される」。自由参加のように聞こえてしまい、義務の意味にならない
- (D) encouraged → 「奨励される」。推奨のニュアンスで義務より弱い
(during this period).
この期間中、全フルタイムスタッフは最低2セッションに参加することが義務付けられています。
Q3.
(A) The training program was introduced three years ago and has been updated annually since then.
(B) Employees who complete all five sessions will receive a certificate of completion.
(C) Managers are asked to submit their preferred session times by February 28.
(D) The sessions will cover topics such as communication skills and project management.
Q3の解答・解説を見る
- 前の文:「全フルタイムスタッフは2セッション以上の参加が義務付けられている」
- 後の文:「セッションの完全なスケジュール(トピックと部屋の割り当てを含む)を来週末までに各部署に送る」
- 前の文では「何セッション参加するか」の義務を説明した
- 後の文では「スケジュールを後で送る」と言っている
- 間には「どんな内容のセッションか」の簡単な紹介が来るのが自然な流れ
- (D) 「コミュニケーションスキルやプロジェクト管理などのトピックを扱う」→ 内容の予告として前後に自然につながる ✓
- (A) 「研修プログラムは3年前に導入された」→ 過去の経緯の話で、義務の説明の直後には話題が変わりすぎる
- (B) 「全5セッションを修了した従業員は修了証を受け取る」→ 「最低2セッション参加義務」という文脈と矛盾する可能性がある(5セッションという数字が突然出てくる)
- (C) 「マネージャーは2月28日までに希望セッション時間を提出するよう求められている」→ 後の文「スケジュールを来週末に送る」の前では時系列が逆になり不自然
Q4. (A) as soon as (B) in spite of (C) due to (D) unless
Q4の解答・解説を見る
- (B) in spite of → 前置詞。後ろに名詞が必要だが “you receive it”(SV)が続くので不可
- (C) due to → 前置詞。後ろに名詞が必要。「〜のために(理由)」の意味も合わない
- (D) unless → 「〜しない限り」という否定の条件。「受け取らない限り共有しない」では意味が逆になり不自然
[as soon as S[you] V[receive] O[it]].
それを受け取ったらすぐにチームメンバーに共有してください。
Passage 1 の構造把握・全訳を見る
S = We V = would like to inform O = you
→ 年次社員研修セッションが3月10日から3月14日にかけて開催されることをお知らせいたします。
S = All full-time staff members V = are required
→ 全フルタイムスタッフは、この期間中に最低2セッションへの参加が義務付けられています。
S = The sessions V = will cover O = topics
→ セッションでは、コミュニケーションスキルやプロジェクト管理などのトピックを扱います。
S = A complete schedule (of sessions), {including topics and room assignments,} V = will be sent
→ セッションのトピックと部屋割りを含む完全なスケジュールは、来週末までに各部署にお送りします。
V = share O = this information
→ 受け取り次第、チームメンバーにこの情報を共有してください。
Passage 2(Questions 5-8)
Hartwell Office Supplies
Product Update Notice
We are pleased to announce that our popular ErgoPro desk chair is now available in two new colors: navy blue and forest green. [5] ------- the original charcoal gray version, these new options are available in both standard and large sizes.
[6] -------Customers who [7] ------- any ErgoPro chair before April 30 will receive a complimentary set of replacement cushions. This offer is available online and in all Hartwell retail locations.
For more information, please visit our website or contact our customer service team [8] ------- 9 A.M. and 6 P.M. on weekdays.
Q5. (A) Instead of (B) In addition to (C) Regardless of (D) Because of
Q5の解答・解説を見る
- (A) Instead of → 「〜の代わりに」。既存色を廃止して新色に変えるわけではない
- (C) Regardless of → 「〜に関係なく」。文脈に合わない
- (D) Because of → 「〜のために(理由)」。元の色があるから新色も出るという因果関係は不自然
S[these new options] V[are available] (in both standard and large sizes).
元のチャコールグレー版に加えて、これらの新しいオプションも標準と大サイズで展開されています。
Q6.
(A) The chair features an adjustable lumbar support and a breathable mesh back panel.
(B) Our warehouse is located in the northeastern region and ships orders nationwide.
(C) Several color options were discontinued last year due to low demand.
(D) Customers can return any unused products within thirty days of purchase.
Q6の解答・解説を見る
- 前の文:「新色はどちらも標準サイズと大サイズで展開される」
- 後の文:「4月30日までにErgoPro チェアを購入した顧客は、交換用クッションセットをプレゼント」
- 前の文(新色の展開情報)が終わり、後の文(特典キャンペーン)に移る
- 間には商品の特徴説明が来るのが自然(新色→製品の魅力→購入特典という流れ)
- (A) 「このチェアは調節可能なランバーサポートと通気性メッシュバックパネルを備えている」→ 商品の特徴として前後に自然につながる ✓
- (B) 「倉庫は北東地域にあり、全国発送している」→ 商品の色や特徴の説明の流れと無関係
- (C) 「いくつかの色は昨年、需要低下により廃止された」→ 新色を導入した告知文の中で、廃色の話は読者を混乱させる(ネガティブな情報)
- (D) 「30日以内であれば未使用品の返品が可能」→ 次の文の「購入特典キャンペーン」の前に返品ポリシーを挿入するのは話題の流れが不自然
Q7. (A) purchase (B) purchased (C) will purchase (D) had purchased
Q7の解答・解説を見る
- (B) purchased → 過去形。”before April 30″ はまだ来ていない未来の日付なので過去形は不自然
- (C) will purchase → 関係詞節(who節)内では will を使わない
- (D) had purchased → 過去完了形。過去の時点より前の出来事を表す形で、未来のキャンペーン条件には合わない
4月30日までにErgoPro チェアをご購入のお客様は、交換用クッションセットを無料でお受け取りいただけます。
Q8. (A) from (B) during (C) between (D) within
Q8の解答・解説を見る
- (A) from → 「〜から」。”from A and B” は不自然(from A to B が正しい)
- (B) during → 「〜の間(特定の期間)」。後ろに “and” でつながれた2つの時刻は来ない(during the morning などの形が正しい)
- (D) within → 「〜以内に」。時刻の範囲を示す使い方はしない
平日の午前9時から午後6時の間にカスタマーサービスチームにご連絡ください。
Passage 2 の構造把握・全訳を見る
S = We V = are pleased to announce C = now available
→ 人気のErgoPro デスクチェアが、ネイビーブルーとフォレストグリーンの2色で新たにご購入いただけるようになったことをお知らせします。
S = these new options V = are available
→ 元のチャコールグレーに加えて、新色もともに標準サイズと大サイズでご用意しています。
S = The chair V = features O = an adjustable lumbar support and a breathable mesh back panel
→ このチェアは、調節可能なランバーサポートと通気性の高いメッシュバックパネルを備えています。
S = Customers [who purchase any ErgoPro chair] V = will receive O = a complimentary set
→ 4月30日までにErgoPro チェアをご購入のお客様は、交換用クッションセットを無料でプレゼントいたします。
S = This offer V = is available
→ このキャンペーンはオンラインおよび全ハートウェル店舗でご利用いただけます。
(For more information), please V = visit O = our website or V = contact O = our customer service team (between 9 A.M. and 6 P.M.) (on weekdays).
→ 当社ウェブサイトをご覧いただくか、平日午前9時から午後6時の間にカスタマーサービスチームまでお問い合わせください。
レッスンのまとめ
このレッスンで学んだこと:
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 語彙問題の見分け方 | 選択肢が全て同じ品詞(動詞4つなど)→ 語彙問題 |
| 語彙問題の解き方 | 前後の文の意味を確認してから選ぶ |
| 紛らわしい動詞ペア | inform(知らせる)/ announce(発表する)/ confirm(確認する)など |
| 前置詞 or 接続詞 | 後ろのカタチで判断(名詞→前置詞 / SV→接続詞)はPart5と同じ |
| between A and B | 2つの時点・数値の「間」を示す頻出表現 |
次のLesson 03では、Part6固有の問題タイプ「文挿入問題」に集中して練習します。指示語(this/these/it)の使い方を攻略しましょう。