TOEIC Part6 勉強法

Part6は「長文穴埋め問題」です。

Part5(短文穴埋め)とPart7(長文)の間を取ったような問題が出題されます。

 

Part6は悩まされる問題が非常に多いです。よって、Part6で時間を使いすぎてしまう方がたくさんいます。

しかし、Part6で時間を使いすぎると、次のPart7を解く時間が減ります。その結果、スコアが伸び悩みます。

 

よって、Part6は「英文を読む・問題を解く精度とスピード」が大切です。

ということでこのページでは、Part6の正答率と解答スピードを同時に上げる勉強法を解説します!

①Part5を対策する

さて、まずやるべきことはPart5対策です。

短文穴埋め問題のPart5がまともに解けなければ、長文穴埋め問題のPart6は解けません。

 

Part5対策については、前回の「Part5 勉強法」で解説しました。

おさらいすると

  1. 問題を丁寧に解く(参考書1周目)
  2. 丁寧に復習する(参考書1周目)
  3. スピードを意識して問題を解く(参考書2周目以降)
  4. さらっと復習する(参考書2周目以降)

という感じに勉強を進めましょう。

テン
Part5で最低6割(18問/30問)を安定して取れるようになってから、Part6対策を始めましょう。6割未満の正答率だと、まだ知らない・わからないことが多いため、Part6対策をしてもあまり効果は見込めません。(勉強の効率が悪い)

②公式問題集のPart6を解く

さて、ここからは実際にPart6の対策方法を解説します。

 

「公式問題集」を使って、Part6の問題演習をしましょう。

TOEIC 公式問題集 11

公式問題集は本番と同じプロセスで作成されているので、問題の質が圧倒的に高いです。

テン
僕もいろんな問題集を使ってきましたが、公式問題集が一番スコアアップに繋がったと実感しています。他の実践問題集より価格がちょっと高いんですが、それでも使う価値は間違いなくあります。

 

具体的な解き進め方は以下の通りです。

  1. 基本はPart6の16問全てを通しで解く
  2. 10〜12問安定して取れるようになるまでは時間無制限で解く
  3. 10〜12問安定して取れるようになったら制限時間を設けて解く

冒頭で「Part6では解答スピードが重要だ」と言いましたが、鍛える順番は「解答の精度」→「解答のスピード」です。

よって、まずは落ち着いて時間無制限で、1問1問丁寧に解くことで解答の精度を上げていきましょう。

 

そして、10〜12問を安定して取れるようになったら、制限時間を設けてください。

理想は「Part6を10分で解き切る」ですが、最初は10分だと間違いなく終わらないと思います。

テン
精度無視&完全スピード重視なら10分でも解けるかもしれませんが、それは意味がありません。

 

よって、最初は15分くらいを制限時間として設けるのがおすすめです。

その制限時間で10〜12問を安定して取れるようになったら、徐々に制限時間を短くしていきましょう

③復習として全文訳

さて、問題演習後の復習ですが、全文訳をしてください。

そして、自分の訳と解答の訳を見比べましょう。

 

もし訳がかけ離れている場合は、その原因を特定して修正しましょう。

テン
単語が多義語で別の意味を当てはめるべきだったとか、文構造を捉え間違えていたとか、さまざまな原因が考えられます。

 

「全文訳」は時間がかかって大変です。

しかし、全文訳を繰り返し行うことで、読解の精度は間違いなく向上します。

 

読解の精度が上がれば、本文の流れをより適切に把握できるようになります。

すると、問題の正答率が向上します。

 

さらに、全文訳をしていると「英文の構造」がストックとして蓄積していきます。

その結果、再度同じような構造の英文を見たときに「これはあの構造か」と瞬時に把握できます。

テン
つまり、全文訳を行うことで、読解の精度とスピードを同時に鍛えられます。

 

読解の精度・スピードが上がれば、Part5やPart7の解答の精度・スピードも上がります。

またリスニングでも、聞いた英文をすぐに処理できるようになります。

テン
地道で大変な作業ですが、効果は抜群です。全文訳を通じて「向き合った英文の数」を増やすことが、Part6攻略のカギです。

 

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