大学生でTOEIC350点は低い!スコア爆伸び勉強法を975点が解説

toeic 350点 大学生

いきなり厳しいことを言いますが、大学生でTOEIC350点は非常に低いスコアです。

しかし、正しい順序で勉強すれば、TOEIC350点からでもスコアを伸ばすことは間違いなく可能です。

 

ということで今回は、TOEIC350点の大学生向けにスコアを伸ばす勉強法を解説します。

この記事を読めば

  • 進級要件を満たすTOEICスコア
  • 単位認定を受けられるTOEICスコア
  • 就活で使えるTOEICスコア

を獲得する秘訣がわかるので、ぜひ参考にしてください!

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
筆者のTOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975

大学生でTOEIC350点は低い

冒頭で言ったように、大学生でTOEIC350点は非常に低いスコアです。

 

ではどのくらい低いスコアなのでしょうか。

ということで、まずはいくつかのデータを参照しながら、TOEIC350点の大学生のレベルを見ていきたいと思います。

大学生の平均点より121点低い

大学生のTOEIC IPテスト(大学で受ける団体受験の試験)の平均点は471点です。

よって、TOEIC350点は大学生の平均点より121点低いことになります。

 

過去の統計から、TOEICはスコアが17点低くなると、偏差値が1下がります。

よって、TOEIC350点の大学生の偏差値は42.9です。

TOEIC受験者全体の下位93%のスコア

TOEIC350点はTOEIC受験者全体の下位93%のスコアです。

つまり、100人中93位となります。

高校1年生のTOEIC平均点より低い

高校1年生のTOEIC IPテストの平均点は407点です。

よって、TOEIC350点は高校1年生の平均点より57点低いことになります。

TOEIC350点の大学生の英語力

ここまでTOEIC350点の大学生が他と比較してどのくらいに位置しているのかを解説してきました。

ここからは、「具体的な英語力」に着目して解説していきます。

通常会話で最低限のコミュニケーションができる

TOEICは990点満点の試験で、10〜990点の間で5点刻みでスコアが評価されます。

そして、TOEICが定めているスコアランクは以下の通りです。

ランク(スコア)英語レベル
Aランク(860~990)Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる
Bランク(730~860)どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている
Cランク(470~730)日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションも出来る
Dランク(220~470)通常会話で最低限のコミュニケーションができる
Eランク(10~220)コミュニケーションが出来るまでに至っていない

TOEIC350点は下から2番目のDランクで「通常会話で最低限のコミュニケーションができる」レベルです。

 

ゆっくり話してもらったり、繰り返しや言い換えをしてもらえば簡単な会話は理解できます。

また、身近な話題であれば応答も可能かもしれません。

 

しかし、語彙・文法など、基礎的な英語力が不十分あので、特別な配慮なしには意思疎通をはかることはできないでしょう。

英検に換算すると3〜4級レベル

先ほど触れたように、高校1年生のTOEIC平均点が407点です。そして、英検3級のレベルは「中学卒業程度」です。

よって、TOEIC350点を英検に換算すると、英検3〜4級に相当すると言えるでしょう。

テン
とはいえ、TOEICと英検は問題の形式が大きく異なるので、この比較はあくまで参考程度にとどめておいてください。

語彙力は1200〜2100語程度

英検3級合格に必要な語彙力は2100語程度と言われています。また英検4級合格に必要な語彙力は1200語程度です。

よって、TOEIC350点の方の語彙力は1200〜2100語程度と言えるでしょう。

基本英文法で抜けている知識がある

TOEIC350点を取れている場合、基本の英文法はあらかた理解できているでしょう。ただ、ところどころ抜けている知識もあります。

また、「仮定法」や「関係詞」など、やや複雑な英文法に対する理解度は低い方が多いです。

TOEIC350点だと就活で履歴書に書かない方が良い

TOEIC350点は平均よりかなり低いスコアです。就活の際に履歴書に書くと「英語ができない」という印象を与え、逆効果になる可能性があります。

よって、TOEICスコアの提出が求められる場合を除いて、履歴書にTOEICのスコアを記載しない方が良いです。

大学生でTOEIC350点でもスコアは伸ばせる

ここまでTOEIC350点のレベルや英語力を解説してきました。「こんなに低いんだ…」と落ち込んだかもしれません。

しかし、安心してください。正しい順序で勉強すれば、TOEIC350点からでもスコアを着実に伸ばせます。

テン
実際、僕はTOEIC350点ではありませんが、それに近い400点(公式問題集のスコア)スタートでした。そこから試行錯誤しつつも勉強を続け、最終的にはTOEIC975点を取れました。

就活で活用したい大学生はTOEIC600点を目指そう

一般的に、就活で活用できるTOEICスコアは600点以上です。

600点以上あれば「平均以上に英語ができます」と就活の際にアピールして、周りと差別化できます。

 

よって、まずはTOEIC600点を目指してコツコツ勉強していきましょう。

TOEIC350点の大学生のための勉強法

ということでここからはTOEIC350点の大学生向けに、スコアがどんどん伸びる勉強法を解説します。

中学レベルの英単語・英文法をおさらいする

いきなりTOEIC対策に入るのではなく、まずは中学レベルの英単語・英文法を勉強しましょう。

中学レベルの英単語・英文法がわからない状態で、TOEICの問題を解いたり、TOEICの英単語を覚えたりしてもスコアは絶対に伸びません。

テン
多くの方がいきなりTOEICの参考書に手を出していますが、それはやめた方が良いです。難しすぎて挫折するからです。まずは焦らず中学レベルからやり直してください。そうすれば、確実に英語は読める&聞けるようになります。

 

おすすめの英単語帳は「ターゲット中学英単語1800」です。
ターゲット中学英単語1800

中学レベルの英単語を「出る順」で覚えられるので、前から覚えていくだけでどんどん英文が読める、そして聞けるようになります。

 

また、おすすめの英文法書は「大岩のいちばんはじめの英文法」です。

大岩のいちばんはじめの英文法

この参考書1冊あれば、TOEICに必要な英文法の大部分をカバーできます。

解説もわかりやすく、かつ話口調で読み進めやすい構成になっているので、ぜひ活用してください。

英語の発音を覚える

英単語を覚えるときは、発音もしっかり確認するようにしてください。

発音がわからなければ、英単語の意味とスペルがわかったとしても、聞き取りができないので問題は解けません。

 

  • はじめて英単語を見るとき
  • 「単語の発音がわからない」と少しでも感じたとき

は欠かさず音声を聞いて、発音を確認するようにしましょう。

テン
はっきり言って面倒です。しかし、これをやるのとやらないのとでは今後のTOEICスコアの伸び方が大きく変わってきます。

簡単な長文問題を解いて英語に慣れる

英単語と英文法の勉強がある程度進んできたら、簡単な長文問題を解いてください。

いきなりTOEIC対策に入るのではなく、「簡単な長文問題を解く」という段階を挟むことで、挫折することなく着実に英語力を伸ばせます。

 

おすすめの問題集は「英語長文レベル別問題集3」です。

英語長文レベル別問題集3 標準編

テン
「簡単ではないけど、考えれば解ける」難易度の問題が載っていてちょうど良いです。

リスニング対策する

ここからようやくTOEIC対策に入っていきます。リスニング対策をしましょう。

なぜリスニングを対策するのかというと、TOEICはリーディングよりリスニングの方がスコアを伸ばしやすいからです。

テン

リスニングの方がスコアを伸ばしやすい理由はさまざまですが、一番大きいのは「リスニングに出てくる単語・文章のレベルが易しいから」です。

 

具体的なリスニング対策法ですが、まずは先ほど紹介した「英語長文レベル別問題集3」の音声を使って、何度か英語の音声を聞いてみましょう。

ただ音声を聞くだけでなく、音声を真似しながら自分で発音してみるとより効果がアップします。

 

その後、実際にTOEIC形式の問題を使って問題演習してください。

おすすめの問題集は初心者特急パート1・2です。

TOEIC L&R TEST 初心者特急パート1・2

テン
TOEICリスニングにはPart1〜4までありますが、Part1・2は短文で比較的対策しやすいです。また、初心者特急は本番より易しいレベルの問題で演習できるので、挫折することなく着実に力を身につけられます。

TOEICの問題を解いてみる

あとは実際にTOEICの本番を想定して問題を解いてみましょう。

おすすめの問題集は公式問題集です。

TOEIC 公式問題集 11

公式問題集の問題は本番と同じプロセスで作成されています。そのうえ、リスニングの音声収録を公式のスピーカーが担当しています。

よって、公式問題集の問題の質は他の問題集と比較して非常に高いです。

テン
僕もいろんな問題集を使ってきましたが、個人的には公式問題集が一番スコアアップに直結すると感じています。

 

今は難しく感じると思いますが、TOEICの本番を想定して問題を解いてみることは非常に大切です。

また、今後TOEICの勉強をするにあたって公式問題集は必須なので、1冊は持っておきましょう。

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TOEIC350点の大学生がスコアを伸ばすのにかかる勉強時間

一般的に、TOEICのスコアを100点アップさせるには200〜300時間かかると言われています。

よって、たとえばTOEIC350点から600点に伸ばすとなった場合には、500〜750時間もかかることになります。

 

しかし、それは試行錯誤しながら勉強した場合です。

順序立てて、努力の方向性を間違えることなく勉強すれば、それより短い時間でスコアを伸ばせます。

テン
独学の場合は150時間くらい確保すれば、100点アップできるでしょう。

まとめ

大学生でTOEIC350点はかなり低いです。就活では全く活用できません。

しかし、正しい順序で勉強すれば、誰でも着実にスコアは伸ばせます。才能とか留学経験とかは一切必要ありません。

 

TOEICで一定以上のスコアを取れば、選べる職種の幅が広がったり、年収が上がったりとたくさんのメリットがあります。

テン
ぜひTOEICを勉強して、周りと差別化してください!

 

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