結論:TOEIC845点は、公開テスト受験者の上位9.4%(偏差値63.5)のスコアです。公式5段階評価で上から2番目のランクに到達しています。IPテストでは上位3.9%(偏差値70.6)で、26人に1人しか届かないスコアです。
- 「TOEIC845点って、実際どのくらいのレベルなんだろう?」
- 「就活や転職の場でアピールできるスコアなの?」
- 「860点(Aレベル)まで伸ばすには、どれくらい勉強が必要?」
このような疑問を持っている方に向けて、詳しく解説します。
結論から言うと、845点は「800点の壁を越え、公式5段階評価で上から2番目のランクに到達。CEFR B2(英検準1級相当)で、さらに1段階評価が上がる860点もすぐそこに見えてくるスコア」です。
新卒採用の平均基準(545点)は300点もクリアしており、中途採用の平均基準(620点)もすでに225点上回っています。
IPテストの偏差値で見ると70.6。日本の大学生・社会人全体の中で上位26人に1人という位置です。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

TOEIC845点のレベル
結論:TOEIC845点は公開テストでは上位9.4%(偏差値63.5)、IPテストでは上位3.9%(偏差値70.6)のスコアです。公式5段階評価で上から2番目のBレベルに到達しています。
上位9.4%・偏差値63.5で、大学受験なら「早慶・一橋レベル」
IIBCの最新データ「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」をもとに算出すると、TOEIC845点は公開テスト受験者(735,425人)の上位9.4%に位置します。
公開テストの平均は615点で、845点は平均より230点高いスコアです。偏差値で表すと63.5になります。平均を大きく上回っているラインです。
大学受験の偏差値に換算すると、およそ「早慶・一橋レベル」に相当します。
上位%・偏差値の算出方法(下のIPテストも同様の方法で算出してます)
公開テスト845点以上は69,146人です。
845以上 = 69,146人 → 69,146 ÷ 735,425 = 9.4%
偏差値 = 50 + 10 ×(845 − 615)÷ 170 = 63.5(公開テスト基準)
ただし、公開テストはあくまで一般受験です。「自分の意思でTOEICを受けに来た、きちんと対策してきた人たち」が中心の母集団です。
実はTOEICにはもう1つ、IPテストという受験形式があります。
大学・企業などの団体で実施されるテストで、「組織の方針で受験することになった」という受験者が多くを占めます。
IPテストでは上位3.9%・偏差値70.6——26人に1人しか届かないスコア
IPテスト(大学や企業の団体受験・1,041,495人)で見ると、845点の評価はぐっと変わります。
上位3.9%で、偏差値70.6。受験者26人のうち1人しか到達していないスコアです。
大学生のIPテストデータとの比較を見てみましょう。
| 区分 | 平均スコア | 845点との差 |
|---|---|---|
| 大学全体 | 470点 | +375点 |
| 大学1年生 | 453点 | +392点 |
| 初受験の大学生 | 442点 | +403点 |
| 大学4年生 | 545点 | +300点 |
出典:TOEIC Program DATA & ANALYSIS
TOEIC845点は、大学生のどの層と比べても大きくリードしています。
大学全体の平均(470点)を375点、大学1年生(453点)は392点、初受験(442点)は403点も上回っています。
大学4年生の平均(545点)と比べても300点差。大学4年生の平均を大きく上回っているスコアです。
正答率は約85%
TOEIC845点のL/R内訳は、リスニング(L)465点前後・リーディング(R)380点前後が目安です。
正答率で言うと約85%。200問中約171問を正解している計算です。
5問に4問を大きく超えて正解できている状態です。英語の基礎は完全に固まっており、TOEIC特有のパターンも高い精度で身についています。
同志社女子大学 国際教養学科を上回るレベル

上の表は、大学別の平均点を集計したものです。
この表によると、TOEIC845点は同志社女子大学 国際教養学科(3年次)の大学生平均(783点)を上回るスコアになります。
一橋大学・上智大学出身者平均を上回るレベル
日経転職版には「出身大学別TOEICスコアランキング」というデータがあります。
日経転職版会員のTOEICスコアを出身大学別に集計したものです。
このうち、TOEIC845点付近の出身大学を抜粋すると以下のとおりです。
- 上智大学:827.9点(全体4位)
- 一橋大学:813.9点(全体5位)
- 慶應義塾大学:799.1点(全体6位)
- 京都大学:795.7点(全体7位)
- 早稲田大学:784.7点(全体8位)
リスニングは3段階中一番上のレベル
Score Descriptor Tableによると、リスニング465点は3段階中一番上の評価です(L465は375〜495の帯に該当)。
- 間接的な応答や予測が難しい会話でも文脈を理解できる
- 長い英文において幅広い語彙が使用されていても主旨を推測できる
- 構文が複雑だったり、難解な語彙が使われたりしても詳細を理解できる
- 広い範囲の情報を関連づけることができる
リーディングは4段階中上から2番目のレベル
リーディング380点は4段階中上から2番目の評価です(R380は325〜420の帯に該当)。
- 文章の中の情報をもとに推測できる
- 言い換えがあっても事実に基づく情報を理解できる
- 語彙は幅広く、よく使用される単語以外も理解できる
- ひとつの文書の中や複数の文書間で情報を関連づけることができる
公式5段階評価でBレベル(上から2番目)
公式の5段階評価「PROFICIENCY SCALE」によると、845点はBレベル(730〜855点)に該当します。
Bレベルは「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」レベルです。
- 通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない
- 複雑な状況下でも、ある程度の情報を把握し対応できる
- 業務上必要なやり取りをこなせるだけの語彙と構文力がある
CEFR B2・英検準1級相当
文部科学省の対照表(各資格・検定試験とCEFRの対照表)によると、845点はCEFR B2・英検準1級相当です。

B2は「自立した言語使用者」の上位段階。複雑な内容を理解し、かなりの流暢さと自然さで母語話者とやりとりができるとされています。
「仕事や学習のさまざまな場面で英語を実用的に使える力がある」と認識されるイメージです。
TOEIC845点は就活・転職で使える?
結論:使えます。845点は新卒の平均基準(545点)を300点上回り、中途採用の平均基準(620点)も225点上回っています。800点以上を採用・昇進基準に設けている企業もクリアできるラインです。
企業が求めるTOEICスコアの基準
英語活用実態調査(IIBC)によると、新卒採用の平均基準は545点、中途採用では620点です。

※ただし、これはあくまで調査対象企業の平均値です。実際の企業は600点・650点・700点などキリのいい数字を基準にしていることが多いです。
845点は新卒の平均基準(545点)を300点も上回っています。また、中途採用の平均基準(620点)をすでに225点上回っています。
では、具体的にどんな企業でTOEIC845点が活かせるのか。以下は企業がTOEICスコアを要件にしている実例です。
| スコア | 採用 | 昇進・昇格 | 海外赴任 |
| 800点以上 | 韓国LG 韓国ヒュンダイ 住友不動産 野村不動産 | 韓国サムスン(既存社員) 日立製作所(経営幹部) 三井住友(総合職全員の努力目標) KDDI(事務・技術職の配属、異動) サイバーエージェント(海外部門) | 日本マクドナルド |
| 750点以上 | 日産自動車(一般職) | 三井物産(入社3年目社員) 三菱商事(課長クラス) | |
| 730点以上 | ソフトバンク 武田薬品 | 双日 タバコ・ジャパン合同会社(管理職) 丸紅(入社5年目社員) 京葉銀行(人事評価に反映) 日本IBM(次長) 住友商事(入社11年目の管理職条件) | 住友商事 丸紅 三井物産 三菱商事 NTTコミュニケーションズ(新人の1年間派遣権利) |
| 700点以上 | NTT東日本 ファーストリテイリング 三菱電機 ヤマト運輸 ブリジストン 東京電力 三菱自動車(事務職) | 伊藤忠商事(入社4年目社員) シャープ(課長職) ファーストリテイリング(本部管理職) キリンビール(事務・技術職の配属、異動) 楽天(課長級) | 伊藤忠商事 資生堂 シャープ みずほ証券 |
845点は上記の700点以上・730点以上・750点以上・800点以上の要件をすべてクリアしています。
三井物産の昇進要件(入社3年目・750点)、三菱商事の課長クラス要件、住友商事の海外赴任基準に加え、日立製作所の経営幹部要件(800点以上)もクリアしています。
860点を超えると英語力の評価がさらに一段階上がり、英語メインの職種・海外駐在でより高く評価されるようになります。
845点は履歴書に書くべき?
書くべきです。845点は就活・転職どちらの場面でも、英語力の証明として十分機能するスコアです。
800点を超えており、採用担当者からも「英語力が高い人」と明確に判断されるラインです。800点以上を採用基準に設けている企業の応募要件もクリアしています。
さらに860点を超えてくれば、860点を基準にしているグローバル企業の基準も超えていけます。
なお、TOEICが就職・転職でどう評価されるかについては「TOEICは何点からすごい?自慢できる?|大学生・社会人別に徹底解説」もご覧ください。
TOEIC845点と年収の関係
結論:TOEIC800点台のスコア保持者は、スコアが低い層と比べて年収が高い傾向にあります。年代が上がるほど差は大きくなります。

出典:日経転職版
上のグラフは、日経転職版会員の年代・TOEICスコア別の平均年収を表しています。
TOEIC845点は「800〜899点」の区間に含まれます。499点以下の層と比較すると、年代ごとに以下の差があります。
| 年代 | 800〜899点 | 499点以下 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 30代 | 728万円 | 599万円 | +129万円 |
| 40代 | 975万円 | 762万円 | +213万円 |
| 50代 | 1,188万円 | 915万円 | +273万円 |
年代が上がるほど、スコアによる年収差は大きくなります。30代で+129万円だった差が、50代では+273万円にまで広がります。
また、700点台から800点台に上がることでも年収差が生まれます。
| 年代 | 700〜799点 | 800〜899点 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 30代 | 687万円 | 728万円 | +41万円 |
| 40代 | 928万円 | 975万円 | +47万円 |
| 50代 | 1,116万円 | 1,188万円 | +72万円 |
700点台→800点台に上がるだけで、30代で+41万円、50代では+72万円の差が生まれます。
生涯年収で見ると、800〜899点と499点以下の差は30歳〜60歳の30年間で約6,150万円にのぼります(30代+1,290万、40代+2,130万、50代+2,730万の概算)。
TOEIC845点からスコアを伸ばすには
結論:845点から860点はあと一歩。正しいやり方で勉強すれば、すぐに届く距離です。
まず正確な現在地を把握する
「845点」というスコアが、今の実力を正確に反映しているとは限りません。
TOEICは受験時のコンディションや問題との相性によって、結果が大きくブレる試験です。
加えて、試験を受けてからスコアが届くまでにタイムラグがあります。
その間も英語力は変動しているため、「受験日の実力」と「今の実力」は別物です。
そこでイングルートが推奨しているのが「Santaアルク」という無料アプリです。
「Santaアルク」はたった12問でスコアを予測してくれる無料アプリです。
膨大なTOEICデータをAIで分析して出題しているため、5〜10分で精度95%のスコア測定が可能です。
だからこそ、勉強計画を立てる前にまず「Santaアルク」で今の実力を確認してください。
![]()
845点から860点に必要な勉強時間の目安
イングルートの見解では、TOEIC845点から860点到達に必要な勉強時間は10〜20時間です。
1日2時間なら約1週間〜10日が目安です。
845点まで来たなら、860点はすぐそこです。あと一歩、正しい手順で勉強を進めるだけで届く距離にいます。
ただし、「なんとなく勉強を続けている」状態では点数は動きません。「伸び悩み」にはまると、同じ時間をかけても結果が出ないまま終わります。
800点台特有の「伸び悩み」の正体
800点台は「やっているのに点が伸びない」という伸び悩みが最も起きやすいゾーンです。
なぜか。理由はシンプルで、「伸ばすためには難問を解けるようにならなければいけないから」です。
700点台までで解くべき問題は難問というよりかは、易しい〜普通レベルの問題です。
取れる問題をしっかり取っていくことが必要になるわけです。
そして、易しい〜普通レベルの問題であれば、ミスした時もその原因が比較的わかりやすい(単語を知らない・文法が曖昧など)です。だから、対策も見えてきやすい。
しかし、800点台になると難問を解く必要があるんですよね。
そして難問だと「なんとなく正解したけど、なぜ正解かは説明できない」という状態が増えてきます。
さらに、800点台は「どのPartで失点しているか」が人によって大きく異なります。
リスニングのPart3・4で崩れるのか、リーディングのPart7の時間配分なのか。弱点のパターンが個人差として出やすくなるため、自己分析だけで正確な弱点を特定するのが難しくなります。
伸び悩みを突破するには
「では、どうやって突破すればいいの?」と思いますよね。
公式LINEを友達追加してください。
公式LINEでは特典のほか、800点台の伸び悩みを突破するための手順を案内しています。
TOEIC845点に関するよくある質問
Q. TOEIC845点は英検何級と同じレベルですか?
A:文部科学省の対照表では、英検準1級と同等とされています。
845点はCEFR B2に相当し、英検準1級と同じ区分に位置します。ただし、テスト内容は全く異なります。
TOEICはビジネス英語のリスニング・リーディングが中心で、英検準1級はライティングやスピーキングも含まれます。
ただ、TOEIC845点を持っていれば、英検準1級にも挑戦しやすい英語力があると言えるのは間違い無いでしょう。
Q. TOEIC845点から860点に達するにはどれくらいかかりますか?
A:正しい手順で取り組めば10〜20時間で届きます。
1日2時間なら約1週間〜10日が目安です。ただし800点台は伸び悩みが起きやすいゾーンでもあります。どのPartで失点しているかを正確に把握し、難問への対応力を上げることが860点への最短ルートです。
まとめ
TOEIC845点のレベルを解説しました。
- 公開テスト受験者の上位9.4%(偏差値63.5)
- 大学受験の偏差値に換算すると「早慶・一橋レベル」
- IPテストでは上位3.9%(偏差値70.6)で26人に1人しか届かないスコア
- 正答率は約85%。200問中約171問を正解できている
- リスニングは3段階中一番上、リーディングは4段階中上から2番目
- 公式5段階評価で上から2番目のランク(Bレベル)・CEFR B2・英検準1級相当
- 新卒の平均基準(545点)は300点クリア済み。中途採用の平均基準(620点)をすでに225点上回っている
- 800点以上を採用・昇進基準とする企業要件もクリアするレベル
- 800点台のスコア保持者は年収も高い傾向にある。生涯年収差は約6,150万円
- 860点到達に必要な勉強時間の目安は10〜20時間
結論:TOEIC800点のレベルは、受験者全体の上位15.7%に位置するハイスコア。一橋大学や慶應義塾大学の卒業生平均スコアと同等レベルで、就活や転職では「すごいですね」と評価を受けられます。年収も上がります。 […]
結論:TOEIC840点は、公開テスト受験者の上位10.1%(偏差値63.2)のスコアです。公式5段階評価で上から2番目のランクに到達しています。IPテストでは上位4.2%(偏差値70.3)で、24人に1人しか届かないスコアです。&[…]
結論:TOEIC850点は公開テスト受験者の上位9.4%。IIBCの5段階評価でBレベル最上位(あと10点で最高Aレベル入り)。東大卒平均(848.2点)とほぼ同等のスコアです。 「TOEIC850点ってどれく[…]
結論:TOEIC860点は公開テスト受験者の上位7.9%。IIBCの公式5段階評価で一番上のAレベル(860〜990点)に入るスコアです。偏差値64.4、東大卒業生の平均を超えるレベルで、就活・転職・昇進すべてで「英語で即戦力」と評価されま[…]






