TOEIC850点のレベルの大学は?すごさと勉強法・おすすめ参考書を紹介

今回はTOEIC850点のレベルと、850点以上を取るための勉強法・おすすめ参考書を解説します。

  • TOEIC850点のレベルが知りたい
  • TOEIC850点を取るための勉強法が知りたい
  • TOEIC850点からさらにスコアをアップさせる勉強法を知りたい

という方は必見です!

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975

TOEIC850点のレベル・すごさを解説【大学は旧帝大・早慶レベル】

TOEIC850点は全体の上位8.04%

2022年度のTOEIC公開テストスコア取得者の割合は以下の通りです。

TOEICスコア取得者の割合 890点は上位4.2% 840点は上位9.1%

TOEIC Program DATA & ANALYSISより筆者作成)

よって、850点は上位4.2%〜9.1%の間だと考えられます。

 

ただ、このデータには1年に何度もTOEICを受験している人も含まれています。

つまり、ダブルカウント(それ以上の重複カウントの場合もある)されているということです。

テン
たとえば、1年で700点を2回取った場合など。

 

よって、次は重複カウントを省くために、個別の試験の状況も確認してみましょう。

TOEIC351回 スコア分布 545点〜895点

 

上表はTOEIC公式が発表している「第351回 平均スコア・スコア分布 詳細」から作成しました。

このデータから、以下が読み取れます。

  • 点数が895点未満の人は全体の下位95.8%
  • 点数が845点未満の人は全体の下位91.1%

よって、TOEIC850点は上位4.2%〜8.9%の間のスコアだと考えられます。

 

先ほどの数値(上位4.2%〜9.1%)と平均すると、TOEIC850点は上位4.2%〜9.0%となります。

TOEICのスコアは5点刻みなので、840点から890点までの点数の種類は以下の11通りです。

  1. 840点(上位9.0%)
  2. 845点
  3. 850点
  4. 855点
  5. 860点
  6. 865点
  7. 870点
  8. 875点
  9. 880点
  10. 885点
  11. 890点(上位4.2%)

それぞれのスコアに均等に受験者が分布しているとすれば、各スコア間の差は0.48%(=(9.0%-4.2%)/10)になります。

よって、850点は上位8.04%(=9.0%-0.48%×2)程度と言えるでしょう。

TOEIC850点は偏差値64.2で大学は旧帝大・早慶レベル

TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、全体の受験者のTOEIC平均スコアは608点(公開テスト)です。

 

過去のTOEIC統計より、スコアが約17点アップすると、偏差値が1上がる計算になります。

よって、TOEIC850点は偏差値64.2程度です。

 

大学に換算すると、最難関大学の旧帝国大学や早稲田・慶應大学と同じくらいになるようです。

TOEIC850点は一橋大学や東京大学の大学院生より高いスコア

神戸新聞社によると、所属学生のTOEIC平均スコアが850点付近の大学は以下の通りです。

  • 東京外国語大学外国語学部英語学科:877点
  • 国際基督教大学:874点
  • 上智大学外国語学部英語学科:865点
  • 一橋大学大学院法学研究科:823点
  • 東京大学大学院生(文系):800点

TOEIC850点は一橋大学や東京大学の大学院生より高く、上智大学外国語学部英語学科の大学生と同程度です。

テン
このデータからも、TOEIC850点が極めて高いレベルであることがわかりますね。

TOEIC850点は正答率86%程度

TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、過去3年間の受験者全体の平均スコアは以下です。

年度リスニングリーディング合計点
2022331277608
2021331279611
2020337282620

このデータから、平均的にリスニングとリーディングは50点ほど差がつくことがわかります。

よって、TOEIC850点の場合、リスニング450点前後、リーディング400点前後になるでしょう。

テン
正答率の目安は86%程度です。

TOEIC850点は英語ができるTOEIC上級者

TOEIC850点の英語力を一言で表すと、英語ができるTOEIC上級者です。

もう少し具体的に言えば、英語の基礎がしっかり固まっており、語彙力が高く、TOEICの問題形式にも慣れています。

 

リスニングでは、基本的な問題であれば迷うことなく正解を導けます。

広い範囲の情報を関連づけたり、言い換え・間接的な応答に関する問題でも難なく正答できます。

テン
問題文の先読みもしっかりできている方が多いです。

 

試験時間が厳しいと言われるリーディングでも、試験時間内に解き終わる方が多いでしょう。

時間さえかければ、TOEICレベルの英文なら正確に読み解けるほどの英語力を備えています。

 

難しいPart7の複数文書に関する問題についても、複数の情報を関連づけて明確な根拠を持って正答を導けます。

TOEIC850点は公式の5段階のコミュニケーション能力評価で上から2番目のレベル

PROFICIENCY SCALE」によると、TOEIC850点はA〜Eの5段階評価のうち、B評価(730点以上)です。

 

B評価は「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」レベルで、通常の会話であれば趣旨をしっかり理解できます。

応答についても、正確さや流暢さには個人差があり、文法的なミスが見られる場合もありますが、自分の意思を相手に伝えられるだけの力を持っています。

テン
ビジネスシーンにおける会議など、業務上での基本的なコミュニケーションが取れる方が多いでしょう。

TOEIC850点はCEFRB2で英検準1級レベル

CEFRとTOEICスコアの対照表

参照元:各試験団体のデータによるCEFRとの対照表

CEFR(セファール)とは、外国語の習熟度や運用能力をはかる国際的な指標です。

上記の文部科学省のデータによると、TOEIC850点はCFFR B2程度に相当します。

 

また、英検に換算すると、TOEIC850点は英検準1級(大学中級程度)に相当します。

テン
TOEICと英検は問題の形式が大きく異なるので、完璧に換算するのは難しいです。あくまで参考程度にしておきましょう。

TOEIC850点を取るメリット

ここからは以下4つの視点から、TOEIC850点を取るメリットを解説します。

  1. 大学・大学院
  2. 就職・転職
  3. 昇進・昇格・海外赴任・海外出張
  4. 年収

TOEIC850点は大学・大学院で活用できる

一部の大学・学部では、一定以上のTOEICスコアを取ることで英語試験が免除されたり、単位が認定されたりすることがあります。

基準となるスコアは大学・学部により異なりますが、そのような優遇制度を受けるには500点程度が条件として求められることが多いです。

 

TOEIC850点は500点より350点も高いので、所属している大学・学部に優遇制度があるならほぼ確実に利用できるでしょう。

テン
ちなみに、大学生のTOEIC平均点は471点(IPテスト)です。850点は平均より380点も高いですね。

 

また、大学院入試でもTOEICは活用されており、たとえば地方国立大学の大学院ではおおむね600点程度が最低条件で求められることが多いです。

難関と言われる旧帝大の大学院でもおおむねTOEIC700点程度が条件として求められています。

 

TOEIC850点あれば日本におけるほとんどの大学院の条件を満たしているため、大学院の選択肢がぐっと広がリます。

TOEIC850点あれば就職・転職活動を有利に進められる

TOEICの活用状況と要件・参考とされるTOEICスコア

TOEIC活用状況と求められるスコア

上画像より、新卒採用では545点、中途採用では620点が要件・参考とされる平均的なTOEICスコアの基準となっていることがわかります。

また、TOEIC公開テストの平均点は612点(2023年度)です。

 

TOEIC850点は、新卒採用・中途採用で求められるスコアより、また、平均スコアよりはるかに高いです。

よってTOEIC850点あれば、就職活動や転職活動において英語力で他の候補者と差別化して、選考を有利に進められます。

 

ただ、上の調査は2019年のモノでちょっと古いので、もう少し新しい情報も見てみましょう。

 

2021年から2022年にかけて人気企業に向けて行われた調査結果を掲載した「ビジネスで求められる英語力&TOEICの活用実態」によると、「英語が必要となる業務がある」と回答した企業は84.8%です。

 

そして、新卒採用においては87.9%の企業が「TOEICスコアを参考にすることがある」と回答しています。

中途採用においても、63.9%の企業が「TOEICスコアを参考にすることがある」、30.6%の企業が「部門によっては採用基準に取り入れている」と回答しています。

 

このように、近年は就職・転職活動におけるTOEIC・英語力の重要度がますます高まっています。

よって、TOEIC850点を取る就職・転職活動におけるメリットはますます大きくなっていると言えます。

TOEIC850点あれば昇進・昇格や海外赴任・社費留学のチャンスが増える

昇進・昇格・海外出張・海外赴任者選抜で要件・参考とされるTOEICスコア

TOEIC活用状況と求められるスコア

この画像から、昇進・昇格でTOEICスコアを要件・参考にしている企業は2019年時点の調査で30%近くあり、500点以上が基準になっていることがわかります。

よって、TOEIC850点取れれば、昇進・昇格のチャンスがグッと増えるでしょう。

 

また、海外出張や海外赴任でTOEICスコアを要件・参考にしている企業は2019年時点の調査で40〜50%近くあり、おおむね600点以上が基準となっていることがわかります。

よって850点だと、海外出張や海外赴任に挑戦するチャンスも増えるでしょう。

 

2021〜2022年の調査(ビジネスで求められる英語力&TOEICの活用実態)の結果も見てみましょう。

昇進・昇格におけるTOEICスコアの活用状況は以下の通りです。

  • 基準は設けていないがスコアを参考にすることがある:33.3%
  • 社員全員の基準として採用している:28.6%
  • 部門によっては基準として採用している:23.8%
  • テストなどの指標は一切使っていない:14.3%
テン
2019年度の調査ではTOEICスコアを活用しているのは30%程度だったので、近年ますますTOEICが重要視されていると言えます。

 

また、海外駐在・社費留学におけるTOEICスコアの活用状況は以下の通りです。

  • 基準は設けていないがスコアを参考にすることがある:59.1%
  • クリアすべき基準点がある:25.0%
  • テストなどの指標は一切使っていない:9.1%
  • TOEIC以外の指標を基準としている:4.5%
テン
1/4の企業が基準点を設けていますね。

年収がアップする

  • 就職・転職を有利に進められる
  • 昇進・昇格・海外出張・社費留学などのチャンスが増える

以上の結果として、TOEIC850点取れば年収がアップするはずです。

では、実際どのくらい年収がアップするのでしょうか。

 

dodaが行った調査によると、TOEICスコアと年収の相関関係は以下のとおりです。

TOEICスコア平均年収
スコアなし379万円
300点未満374万円
300点台419万円
400点台434万円
500点台437万円
600点台436万円
700点台459万円
800点台487万円
900点台534万円

TOEICスコアなしと800点台では、100万円以上の差がついています。

TOEIC600点台と比較して約50万円、700点台と比較しても約30万円も年収が高くなっています。

 

他の調査結果も見てみましょう。

日経転職版 同世代TOEICスコア別平均年収

出典:日経転職版

上のグラフは、「日経転職版会員」の年代&TOEICスコア別の平均年収を表しています。

そして、TOEIC850点は「800〜899点」、つまり水色(各年代の上から2番目の棒)に含まれます。

 

たとえば30代のグラフをみてみると、800〜899点のスコア保持者の平均年収は728万円です。

 

499点以下の平均年収は599万円なので、88万円差があることがわかります。

700〜799点以下の平均年収である687万円と比較しても、41万円の差があります。

 

以上から、TOEIC850点を取ることによる年収上におけるメリットは極めて大きいと言えます。

TOEIC850点を取るための勉強法

ここからはTOEICで850点を取るための勉強法を解説します!

850点からそれ以上のスコアを取るための勉強法については記事後半の「850点から900点にスコアを上げる方法」をご覧ください。

語彙力を鍛える

TOEIC850点以上取るためには、おおむね9000語以上の語彙力が必要です。

 

850点レベルの語彙力を身につけるために、以下を実践しましょう。

  1. TOEIC特化の英単語帳で英単語を覚える
  2. 問題演習で登場したわからない英単語を調べてノートにまとめて定期的に見直す

まずはTOEIC特化の英単語帳を使って、TOEIC頻出の英単語をしっかり覚えてください。

 

加えて、「頻出ではないけど重要」な英単語をカバーするために、問題演習していてわからなかった英単語の意味を調べましょう。

そしてノートにまとめ、定期的に見直してください。

テン
ノートは「あなただけの英単語帳」になります。ノートを定期的に見直すことで抜け漏れなく盤石な語彙力が身につきます。

音の連結を判別できるようになる

さて、ここからはリスニング対策についてお話しします。

 

TOEICのリスニング音声はネイティブスピーカーが収録を担当しており、英単語間の音をなめらかに繋げながら(連結しながら)英語を話しています。

たとえば”i like it”の場合、1つ1つ発音すると「アイ ライク イット」ですが、TOEICでは「アイ ライキット」というように聞こえます。

 

このような音の連結を判別できなければ、会話の内容を明確に理解できません。

会話の内容が明確に理解できなければ、明確な根拠を持って問題が解けなくなるので、問題の正答率が安定せず、TOEIC850点を取るのは厳しくなります。

 

音の連結を判別できるようになるには、聞こえた音声を書き取る「ディクテーション」という練習法が効果的です。

ディクテーションは以下の手順で進めます。

  1. 全文を聞く
  2. 音声を1文ごとに区切って止めながら書き取る(書き取れるまで音声は何度再生し直してもOK)
  3. 再度全文を聞いて、意味を意識しながら書き取った内容をチェック
  4. スクリプトを見て間違いがないかチェック
  5. 間違いがあった場合は聞き取れるようになるまで聞き直す

ディクテーションの教材について、最初はなるべく短文で簡単なものを使いましょう。

テン
おすすめはTOEIC公式問題集のPart1・2です。慣れてきたら、長文で難しいPart3・4の英文を使ってディクテーションしてみましょう。

音声認識を自然にできるようにする

相手の言ったことを理解するプロセスは2段階です。

  1. 音声認識
  2. 意味理解

日本語の音声を聞く場合は音声認識は自然にできます。

意味理解に集中することができるので、相手の言ったことを一度で理解できます。

 

しかし、英語の音声を聞く場合、練習していなければ、音声認識に脳のメモリーを割かなければなりません。

つまり、意味理解に完全に集中することができないため、相手の言ったことに対する理解度が著しく低くなってしまいます。

 

そこで、音声認識を自然とできるようになるために効果的なリスニング練習法がシャドーイングです。

シャドーイングは以下の手順で進めます。

  1. 一度全文を聞く(意味を理解しながら)
  2. スクリプトを確認する
  3. スクリプトを確認しながら、音声を流して聞き取りと同時に発音する
  4. ③を最低3回繰り返す
  5. スクリプトを見ずに、音声を流して聞き取りと同時に発音する
  6. ⑤を最低3回繰り返す

シャドーイングの教材には、ディクテーションと同様に、TOEIC公式問題集のPart1・2の問題を使うのがおすすめです。

慣れてきたら、より難易度の高いPart3・4の問題を使いましょう。

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国際ビジネスコミュニケーション協会

英文を読むスピードを上げる

さて、ここからはリーディング対策についてお話しします。

 

まず、TOEICリーディングは試験時間が厳しい試験なので英文を素早く読めるようになることが大切です。

 

英文を読むスピードを上げるには、音読が効果的です。

 

音読する際は、事前にスクリプトを黙読し話の流れを理解しつつ、わからない英単語や英文法の知識を調べておきましょう。

面倒かもしれませんが、これだけで音読の効率は大きく変わるので、なるべくやってください。

テン
音読に使う教材は、TOEIC公式問題集のPart3・4・7のスクリプトがおすすめです。

 

また、多読も効果的な方法です。

 

多読する際はざっくりと英文の意味を掴むだけでOKです。

英文を正確に読むよりも、スピード重視で楽しみながらたくさん英文を読むことが大切です。

 

多読に使う教材は難しくないモノを選ぶことが大切です。

まずはイラスト付きで理解しやすい絵本や、文章がシンプルで比較的簡単な英文で構成されている子ども向けの洋書から始めてみましょう。

苦手なパートを克服する

TOEICの対策をしていると、ついつい得意なパートばかり勉強してしまうことがあります。

苦手なパートと比べて、得意なパートは勉強するのが苦にならないからです。

 

しかし、苦手なパートの対策から逃げていてはスコアはなかなか伸びません。

 

苦手パートを対策することで、解ける問題の数がグッと増えます。

さらに、苦手パートでの点数のブレ(下ブレ)が少なくなるので、安定して高いスコアを取りやすくなります。

テン
そもそも得意をさらに得意にするより、苦手を普通にする方が簡単です。なので、苦手パートを怖がらず、どんどん潰していきましょう。

 

各パートの勉強法については、LINE公式アカウント友達追加で受け取れる「TOEIC勉強法大全」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

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実践演習する

実践演習の目的は主に4つあります。

  1. TOEICの問題形式に慣れる
  2. 120分間集中する体力と、時間配分を身につける
  3. 抜けている知識を身につける
  4. 苦手なPartを把握する

①と②は言葉通りです。

 

③について、実践演習をしていると知らない/勉強したが忘れてしまった知識がたくさん登場するはずです。

復習のタイミングでこのような知識を調べることで、知識の抜け漏れを防げます。

 

また④について、問題を解いていると感触が悪い苦手なPartが明らかになるはずです。

苦手なPartを克服するように勉強すれば、自ずとスコアは伸びていきます。

 

なお、実践演習には公式問題集を使うのがおすすめです。

「公式」とついているだけあって本番に最も近い形式・難易度の問題が掲載されており、他の教材を使うより学習効果が高いからです。

 

さらに、復習の際は以下の2点を丁寧に行いましょう。

  1. 英文は聞き取れるようになるまで聞き直す
  2. スラスラ読めるようになるまで読み直す

スキマ時間はアプリで勉強

短期間でTOEICのスコアを上げるにはスキマ時間の使い方が重要です。

  • 通勤・通学の移動時間
  • 休憩時間

など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。

1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。

 

スキマ時間の勉強には「スタディサプリTOEIC」を活用するのがおすすめです。

スマホでいつでもどこからでも気軽に、かつ本格的にTOEIC対策ができます。

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私もスタサプを愛用していました。個人的に特に最高だったのは、4000問以上の実践問題が収録されており、外出先でもたっぷり問題演習できることです。4ヶ月で500→975点に上がったのはスタサプのおかげと言っても過言ではありません。

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TOEIC850点を取れるPart別正答数の目安

TOEIC850点を目指す場合、Part別の正答数の目安は以下のとおりです。

問題数正答数
Part16問5問
Part225問23問
Part339問33問
Part430問25問
Part530問27問
Part616問14問
Part754問45問

最短でTOEIC850点を取るためのコツ

ここからは短期間でTOEIC850点を取るために意識してほしいポイントを紹介します。

リスニングでは先読み

TOEICリスニングのPart3・4では、設問と選択肢を必ず先読みしてください。

先読みしておけば音声を聞くのに集中できますし、会話のどの部分を集中して聞くべきかか見当をつけられるので、正答率アップにつながります。

 

先読みできるようになるには、練習が不可欠です。

常に先読みすることを意識しながら問題演習してください。

わからない問題に固執しない

わからない問題に固執してしまうと、全体のスコアがガクッと下がります。

というのは、リスニングでは先読みのテンポが崩れますし、リーディングでは他の問題を解く時間がなくなるからです。

 

わからない問題はどれだけ考えてもわからないことがほとんどです。

よって、30秒〜1分考えてわからない問題はさっさと飛ばしてしまうのがおすすめです。

定期的に自分の実力を把握する

定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。

目的は2つあります。

  1. 「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断すること
  2. 自分の苦手パート/単元を見つけること

①について、スコアが伸びているなら今やっている勉強法は効果的ということなので、そのまま続ければOKです。

一方で、スコアが伸びていないなら今やっている勉強法は効果的でないため、「何か改善すべきだ」とわかります。

 

②について、TOEICのスコアを効率的に伸ばすには苦手パート/単元を克服することが効果的です。

そして苦手パート/単元を把握するには、実践演習を通じて「どのパート/単元の正答率が低いのか」を確認するのが最も確実です。

 

  • 公式問題集を持っていない
  • 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない

という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。

 

 

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しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。

 

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TOEIC850点を取るのにかかる勉強時間

TOEIC850点を取るのにかかる勉強時間はスタートラインにより異なります。

  • 300点から850点:1300時間以上
  • 400点から850点:900〜1100時間
  • 500点から850点:700〜800時間
  • 600点から850点:500〜600時間
  • 700点から850点:300〜400時間
  • 800点から850点:100〜200時間

ただし、これはあくまで目安です。

ここまで解説した勉強法を丁寧に実践すれば、これよりはるかに短い時間で850点を取れます。

TOEIC850点を取るためにおすすめの参考書/教材

ここからはTOEIC850点以上を取るためにおすすめの参考書や教材を紹介します!

TOEIC 出る単特急 金のフレーズ

TOEICの超定番英単語帳です。

TOEIC対策をする方ならみんな持っていると言っても過言ではありません。

 

以下のように単語がレベル別に分けられているので、自分の目標スコアを達成するために必要な英単語を過不足なく覚えられます。

  1. 600点レベル(400単語)
  2. 730点レベル(300単語)
  3. 860点レベル(200単語)
  4. 990点レベル(100単語)

また、上記のメインの英単語のほか、以下の補足的な英単語集もついています。

  • パート1重用語100
  • 部署・職業名
  • 前置詞・接続詞・接続副詞
  • 多義語
  • 定型表現

どれも覚えておくとTOEICで有利になるものばかりなので、積極的に覚えていきましょう。

TOEIC勉強法大全

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TOEICスコアアップに必要な勉強法を、基礎/リスニング/リーディング/Part別/総合という5つのカテゴリーに分けて徹底解説しています。

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TOEIC学習に必ず役立つので、ぜひ活用してください!

 

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TOEIC公式問題集

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国際ビジネスコミュニケーション協会

すでに持っている方も多いとは思いますが、TOEICの実践演習をするのに特におすすめしたい問題集です。

 

「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。

そのうえ、本番と同様のスピーカーが音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。

テン
私もいろんな問題集を使ってきましたが、個人的には公式問題集が一番スコアアップに直結すると感じています。実践演習にはこれを使えばOKです。

公式TOEIC Listening &Reading 800+

「難問」に特化した問題集です。

過去のテストで正答率が低かった問題をパート別に掲載しています。

 

TOEIC850点を取るためには、基本的な問題は確実に正答できるようになったうえで、難問も解けるようになることが必要になってきます。

難問を解けるようになるには、やはり問題演習が大切です。

 

上で紹介した公式問題集でも難問対策はできますが、それでは物足りないと感じた場合はこの問題集を使うと良いでしょう。

ただしかなり難易度が高いので、この問題集を使用するのは「700点以上を安定して取れるようになってから」にしましょう。

テン
700点未満の方が使うと問題がほとんど解けず、自信をなくしてしまう可能性があります。

TOEIC L&R TEST パート1・2特急 II 出る問 難問240

TOEICパート1・2の難問が240問掲載されており、パート1・2の演習を積むのに役立ちます。

 

TOEIC850点を取るには、TOEICパート1・2で確実に高得点を取れるようになることが重要です。

 

しかし、特にパート2の「間接的な応答問題」を苦手とする方は多いです。

また、比較的易しいPart1やPart2の「直接的な応答問題」でも、明確な根拠を持たず「勘」で解いてしまっている方は一定数います。

テン
このような状態に陥っている方は、「パート1・2特急 難問240」を使って繰り返し演習するのがおすすめです。

公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング2 リーディング編

TOEIC850点を取るには、リーディングでもしっかり得点することが重要です。

しかし、上で紹介した公式問題集には、1冊あたりリーディングは100問×2セットしか収録されていません。

 

そこでおすすめなのが「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」です。

本番の形式に近いPart5・Part6・Part7の問題が1セット18〜20問、合計20セットで計377問収録されています。

テン
リーディングの演習量をグッと増やせるので、リーディングのスコアをどんどん伸ばせます。

TOEIC 文法問題 でる1000問

TOEICのPart5の文法問題が1049問掲載されている問題集です。

 

TOEIC850点を取るには、簡単なPart5で時間を使いすぎるわけにはいきません。

この問題集で問題演習を繰り返し、1問10〜12秒以内に解けるようになることを目指しましょう。

Cambridge English Readers

最後に、おすすめの多読教材を紹介します。

 

「Cambridge English Readers」はイギリスのケンブリッジ大学出版局が発行する英語学習者向けの書籍です。

StarterからCEFR C1レベルのLevel6まで、レベルが7段階に設定されているので、自分のレベルに合う多読教材を簡単に見つけられるのが魅力です。

 

「Cambridge English Readers」の書籍は全て書き下ろしのオリジナル作品であり、スリラーからロマンスまでさまざまなジャンルをカバーしています。

また、テーマが現代的なので読みやすいのもポイントです。

テン
さらに、全タイトル音声付き(専用のWEBサイト)なので、リスニング練習やディクテーション・シャドーイングの教材としても使えます。

まとめ

TOEIC850点のレベルと、TOEIC850点を取るための勉強法・おすすめ参考書を紹介しました。

 

TOEICは勉強のやり方がとても大切です。

勉強のやり方を間違えてしまうと、驚くほどスコアがアップしません。

 

今回解説した勉強法を実践して、ぐんぐんスコアを伸ばしていきましょう!

 

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