結論:TOEIC850点は公開テスト受験者の上位9.4%。IIBCの5段階評価でBレベル最上位(あと10点で最高Aレベル入り)。東大卒平均(848.2点)とほぼ同等のスコアです。
- 「TOEIC850点ってどれくらいのレベルなの?」
- 「大学で言うとどのくらい?就活・転職で有利?」
- 「850点ってすごいの?東大レベル?」
- 「何問ミスまで許される?どう勉強すればいい?」
こういった疑問を持っている方は多いと思います。
結論から言うと、850点は公開テスト平均(615点)を235点上回り、IIBCが定める5段階評価で上から2番目のBレベルの最上位に位置するスコアです。
5段階評価について記事中で詳しく解説しますが、Bレベルは855点まで。860点からは最高評価のAレベルに入ります。
つまり850点は「あと10点でAレベルに届く」という、Bの頂点に立っているスコアなんです。
さらに、日経のデータでは東大卒業生の平均が848.2点です。よって850点は東大卒平均とほぼ同じという位置づけになります。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

TOEIC850点のレベルは?
結論:公開テスト上位9.4%・偏差値63.8。IIBCの5段階評価でBレベル最上位のハイスコア。CEFR B2・英検準1級相当のスコアです。
「850点ってどれくらいすごいの?」と聞かれても、数字だけ見てもピンとこないですよね。
なので、TOEIC Program DATA & ANALYSISを使って、850点の立ち位置を一つひとつ整理していきます。
公開テストだと上位9.4%・偏差値63.8
公開テスト受験者は735,425人です。
このうち850点以上を取った人は、895点以上(32,206人)と845〜895点未満(36,938人)の合計から概算すると、850点以上は受験者全体の約9.4%。偏差値に換算すると63.8です。
つまり、受験者の約10人に1人しか届かないスコアです。
しかも公開テストはわざわざ申し込んで受ける試験なので、元々英語に積極的な層が集まっています。
IPテストだと上位4.1%・偏差値70.9で東大京大レベルの傑出度
IPテストは大学や企業で受けさせられるケースが多く、英語学習へのモチベーションにバラつきがある層も含まれます。
公開テストと比べると、より幅広い層が受験するため、日本全体の英語力の平均に近い分布になっています(IP平均495点 vs 公開テスト615点)。
そしてIPテスト受験者は1,041,495人。この母集団の中で850点以上は、上位4.1%・偏差値70.9です。
社会人平均(644点)を206点上回るスコア
公開テストの社会人平均は644点です。
850点はこの平均を206点上回ります。
社会人の中でも英語学習に積極的な層の平均が644点ですから、そこからさらに200点以上上回るというのは、正直かなりの差です。
IIBCのProficiency Scale:5段階中Bレベルに位置する
IIBCはProficiency Scaleという5段階評価でスコアを分類しています。
- Aレベル(860〜990点):Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。専門外の分野でも十分な理解とふさわしい表現ができる
- Bレベル(730〜855点):どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。業務上も大きな支障はない
- Cレベル(470〜725点):日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる
- Dレベル(220〜465点):通常会話で最低限のコミュニケーションができる
- Eレベル(〜215点):コミュニケーションができるまでに至っていない
850点はBレベル(730〜855点)の最上位に位置します。
リスニング/リーディングそれぞれのレベル
IIBCのScore Descriptor Tableでは、リスニング・リーディングのスコア帯ごとに「何ができるか」を具体的に示しています。
TOEIC平均点を見ると、リスニングの方がリーディングより50点ほど高いです。
よって850点の目安はL450・R400です。
ここからはそれぞれがどの段階に当たるかを確認しましょう。
リスニング(L450):3段階中最上位(375〜495点帯)
このレベルでできること:
- 間接的な応答や予測が難しい会話でも、文脈を理解できる
- 長い英文で幅広い語彙が使われていても、主旨を推測できる
- 構文が複雑・語彙が難解・情報が言い換えられていても、詳細を理解できる
- 広い範囲の情報を関連づけることができる
リーディング(R400):4段階中上から2番目(325〜420点帯)
このレベルでできること:
- 文章の趣旨・目的・詳細が推測できる
- 言い換えがあっても事実に基づく情報が理解できる
- 語彙・文法が難しい場合でも、限られた範囲内では情報を関連づけることができる
リスニングは最上位段階に達している一方で、リーディングはもう1段階伸ばせる余地があります。
860点(Aレベル入り)を目指すなら、リーディングの底上げが鍵になります。
正答率の目安(約87%・26問ミス以内)
850点を取るためには、200問中で約174問正解(約26問ミス以内)が目安です。正答率に換算すると約87%です。
L/R別に見ると、リスニング100問で約90%(約10問ミス以内)、リーディング100問で約84%(約16問ミス以内)が目安になります。
「26問ミスできる」と聞くとゆとりがあるように感じるかもしれないですが、正答率87%というのは実際問題かなり高い精度です。
ミスが許されない問題のほうがずっと多いんですよね。
つまり「なんとなく合ってた」という解き方では絶対に届かないスコアです。
根拠を持って解ける問題を着実に増やすことが、850点突破の条件になります。
CEFR B2・英検準1級相当
文部科学省のCEFR対照表によると、850点はCEFR B2に相当します(785点以上がB2の目安)。
CEFR B2は「自立した言語使用者」の上位レベルで、「自分の専門分野の技術的な議論も含め、抽象的・具体的な話題でも理解できる」という段階です。
IELTS 5.5〜6.5 / TOEFL iBT 72〜94点相当
他の試験との換算も整理しておきます。同資料によると、850点は以下に相当します。
- IELTS:5.5〜6.5
- TOEFL iBT:72〜94点
IELTS 6.0〜6.5は英語圏の大学への出願基準を満たすラインで、TOEFL iBT 80〜90点台は多くの海外大学院の入学要件に相当します。
850点は「海外で通用する英語力の入り口」と捉えることができます。
・700点のレベルについては「TOEIC700点のレベル」で詳しく解説しています。
・750点のレベルについては「TOEIC750点のレベル」もあわせてご覧ください。
・800点のレベルについては「TOEIC800点のレベル」もあわせてご覧ください。
・900点のレベルについては「TOEIC900点のレベル」もあわせてご覧ください。
・950点のレベルについては「TOEIC950点のレベル」へ。
TOEIC850点は大学で言うとどのレベル?
結論:850点は東大卒平均(848.2点)・京大卒平均(795.7点)の両方を上回るスコアです。
「偏差値で言われてもピンとこない」という方のために、ここでは大学名で整理してみましょう。
公開テスト偏差値63.8:早慶〜旧帝大レベル
先ほど触れた通り、850点の公開テスト偏差値は63.8です。
大学受験で言うと早稲田・慶應の中〜上位学部、または旧帝大(北大・東北大など)レベルに相当する傑出度です。
IPテスト偏差値70.9:東大・京大レベル
IPテストで見ると、偏差値は70.9に跳ね上がります。
大学受験で言えば東大・京大合格者の学力水準です。日本全体の英語力分布で見たとき、850点がどれだけ上位かがはっきりわかる数字です。
東大卒平均(848.2点)とほぼ同じスコア
ここがいちばんインパクトのあるデータです。
日経転職版が公開している「大学別TOEIC平均スコアランキング」では、社会人の出身大学別にスコアが集計されています。
| 大学名 | 平均スコア |
|---|---|
| ICU(国際基督教大学) | 889.0点 |
| 東京大学 | 848.2点 |
| 東京外国語大学 | 847.7点 |
| 上智大学 | 827.9点 |
| 一橋大学 | 813.9点 |
| 慶應義塾大学 | 799.1点 |
| 京都大学 | 795.7点 |
| 早稲田大学 | 784.7点 |
| 大阪大学 | 772.6点 |
| 北海道大学 | 729.0点 |
注目すべきは、850点の時点で東大卒業生の平均(848.2点)とほぼ同等ということです。京大卒(795.7点)や早慶卒の平均はさらに大きく引き離しています。
出身大学に関係なく、850点を持っているということは「東大卒の平均的な英語力と肩を並べている」と言えます。
慶應(799.1点)・早稲田(784.7点)の平均はいずれも800点に届いていないので、850点はこれらの有名大学の平均を50点以上上回るスコアです。
大学生の平均との比較
大学生のTOEIC平均と比較すると、850点の希少性がさらにはっきりわかります。
公開テストを受験している大学生の平均は600点、IPテスト(大学で一斉受験)の平均は約470点です。
850点はこれらの平均と比べると、公開テストの大学生平均を約250点、IPテスト平均を380点上回る水準です。
同じ大学生でも、こんなにスコアに開きがあります。
以上のデータから、850点を持っている大学生は「英語クラスでずば抜けてトップクラス」というレベルになります。
就活のESや面接で提示したとき、他の学生との差別化として抜群の説得力を持ちます。
上智大学外国語学部英語学科の大学生平均に匹敵
最後に、現役大学生の大学別平均点とも比較してみましょう。
マイベストプロ神戸によると、大学/学部/学科別のTOEIC平均点は以下の通りです。

以上の大学には帰国子女など英語力が高い学生が多く在籍しています。
そしてTOEIC850点だと、上智大学の英語学科の現役大学生平均に匹敵しています。
TOEIC850点のすごさ
結論:どの切り口で見ても、文句なしにすごいスコアです。
ここまでのデータを整理すると、850点の凄さが改めて浮かび上がってきます。
- 公開テスト上位9.4%:100人受験したら上位9人前後にしか届かないスコア
- 偏差値63.8(公開)/70.9(IP):日本全体の英語力分布で見るとさらに希少性が上がる
- 東大卒平均(848.2点)を超える英語力:出身大学に関係なく、英語力で東大卒と同等以上と認められるスコア
- IIBCの5段階評価でBレベル最上位:860点からAレベルという「頂点の手前」に位置する
- 正答率約87%・26問ミス以内:感覚頼りの解答では絶対に届かない精度が要求される
- CEFR B2・英検準1級相当:国際基準でも「自立した言語使用者」の上位レベル
TOEIC850点でできること・できないこと
結論:Bレベル最上位の850点なら、ビジネス英語の大半はカバーできます。「読む」精度にはやや難点があります。
850点の実力がビジネスや日常でどこまで通用するか、正直に整理します。
「何でもできそう」と思われがちですが、できることとできないことを把握しておくほうが、次の目標も立てやすいです。
850点でできること
英語の会議やプレゼンで内容を理解し、意見を述べられます。複雑な構文や難解な語彙が使われた長い発話でも主旨や詳細を追えます。会議の流れを把握しながら、自分の意見を英語で返す、というシーンに対応できます。
英文メールや報告書の読み書きが問題なくこなせます。言い換えがあっても事実ベースの情報を正確に読み取れるので、ビジネス文書で困ることはほぼありません。完璧ではなくても「仕事として使える水準」には達しています。
海外出張でひとり対応できます。空港のアナウンス・ホテルのチェックイン・取引先との打ち合わせ、すべて一人で完結できます。ぶっちゃけ「英語が原因で困る」という場面はほぼなくなると思っていいです。
英語ニュースや洋画の内容を大まかに理解できます。ニュースはTOEICに近い形式が多く主要な内容は追えます。洋画はスラングや高速のやり取りで聞き落としが出ることもありますが、ストーリーの大筋はつかめます。
英語での電話対応ができます。表情や口の動きが見えない電話は対面より難しいですが、850点のリスニング力があれば普通のビジネス電話なら問題なくこなせます。
850点でできないこと
ネイティブ同士の高速な雑談は、正直キツいです。ビジネス会議とは違い、友人同士の雑談は速度・略語・スラングが段違いです。これは860点以上(Aレベル以上)でも同じで、TOEIC型の学習だけでは補いにくい領域です。
医学・法律・金融など専門的な学術論文の精読は難しいです。難解な専門用語や複雑な文章構造が続く学術文書を精密に読み切る力には限界があります。
同時通訳はできません。これ、スコアがいくら高くても関係ない話です。同時通訳は専門的なトレーニングを何年も積んだプロが行うものであり、TOEICとは別の領域です。
ネイティブが書くような自然な英文を書くことは難しいです。文法的に正しい英文は書けますが、表現の自然さや語彙の豊かさという点では、英語を母語とする人との開きがあります。
TOEIC850点の就活・転職・昇進での評価
結論:850点は企業の基準を200〜300点以上上回るスコアです。どんなシーンでも活用できます。
「850点を持っていると就活や転職でどう見られるんだろう?」というのは気になるところですよね。
IIBCの英語活用実態調査や日経転職版のスコア調査のデータを使って整理します。
転職市場での評価
IIBCの調査では、英語を使う部署への中途採用で参考にされるスコアの平均は620点です。
850点はそこから230点上。転職エージェントに登録している大卒会員の全体平均(710.7点)と比べても、140点上回ります。
さらに業種別に見ると、850点が本領を発揮するのがよくわかります。日経転職版のデータで最もスコアが高い業種の上位3つは以下の通りです。
- 投資・投信・投資顧問:811.5点
- 総合商社:808.7点
- コンサルティングファーム:791.3点
850点はこれら「英語力が特に重視される業種の平均」をすべて上回っています。
外資系・グローバル企業・総合商社・コンサルへの転職を考えているなら、850点はかなり強い武器になります。
昇進・海外赴任での評価
IIBCの調査では、企業が昇進要件に設定している平均スコアの最高値は役員で600点。850点はその水準を250点以上上回ります。
海外赴任の要件として参考にされる平均スコアは635点、海外出張は620点です。
850点はいずれも215点以上上回っているので、「海外に出る資格があるか?」という判断で弾かれることはまずありません。
就活での評価(新卒で850点は圧倒的な差別化)
新卒採用で企業が参考にするスコアの平均は545点、新入社員に期待するスコアの平均は550点です。
850点はこれらを約305点上回ります。600点台を持っている学生ですら珍しくないと言われる昨今ですが、850点は一段も二段も上の評価を受けます。
書類選考の段階で通過率が上がり、面接での話題になりやすく、総合商社・外資系・グローバル企業への応募ラインを十分に満たします。
はっきり言って、850点を就活前に取れたら英語に関してほぼ敵なし。圧倒的な差別化を狙えます。
なお就活転職で「すごい」と言われるスコアについて詳しく気になる方は「TOEICは何点からすごい?自慢できる?|大学生・社会人別に徹底解説」もご覧ください。
TOEIC850点と年収の関係
結論:800点台になると、スコアなしの人より年収100〜150万円高いポジションを狙えるようになります。
「スコアを上げると年収も上がるの?」という疑問、めちゃくちゃ自然です。2つの調査データで整理します。
①日経転職版の調査(大卒・転職者対象)
日経転職版のTOEICスコア別年収データによると、以下のような結果が出ています。
- 499点以下:703万円
- 800〜899点:855万円
- 900〜990点:904万円
800点台と499点以下の差は約152万円。700点台(805万円)から800点台(855万円)で+50万円と、800点台で年収の差が一段はっきり動きます。
②dodaの調査(転職者全般対象)
dodaの調査でも同じ傾向が確認できます。
- スコアなし:379万円
- 800〜899点:487万円
- 900〜990点:534万円
スコアなしと800点台の差は約108万円です。
若いうちに取るほど、生涯年収への影響が大きい
日経の同調査では、499点以下と900点台の年代別の年収差も公開されています。
- 20代:約125万円差
- 30代:約192万円差
- 40代:約263万円差
- 50代:約360万円差
20代では125万円差ですが、50代になると360万円差まで拡大します。
スコアが高い人ほどキャリアを積む中で高い役職・高い年収ポジションに就きやすくなるため、年代が上がるほど差が開くという構造です。
TOEIC850点を取るための勉強時間
結論:現在のスコアと勉強の手順しだいで、必要な時間は大きく変わります。
「850点まで、いったいどのくらいかかるんだろう?」というのは、目標を立てるうえで気になりますよね。現在のスコア別にイングルートの見解をまとめました。
| 現在のスコア | 850点までの勉強時間(イングルートの見解) |
|---|---|
| 400点 | 400〜500時間 |
| 500点 | 300〜400時間 |
| 600点 | 150〜250時間 |
| 700点 | 75〜150時間 |
| 800点 | 30〜80時間 |
業界では「100点UPに200〜300時間かかる」と言われることがあります。ただこれは古いデータで、正しい手順で勉強すれば、業界標準より大幅に短縮できます。
仮に業界標準の「100点UPに200〜300時間」かかるとした場合、400点からだと900〜1,350時間かかる計算です。
が、正しい手順なら400〜500時間で届くというのがイングルートの見解です。
ただし、手順を間違えると業界標準以上の時間をかけても850点に到達できないことが平気であります。TOEICの恐ろしいところです。
ただしこれはあくまで目安です。現在の語彙力・Part別の得意不得意・1日に確保できる勉強時間によって、個人差は当然あります。
TOEIC850点に届かない人の特徴と原因【勉強法】
結論:850点に届かない人の多くは、「弱点の放置」「Part5のあいまいさ」「リスニングの雰囲気頼り」という3つのどれかに当てはまります。
「勉強しているのに、なぜかスコアが800点台の壁を越えられない」という悩み、めちゃくちゃよく聞きます。
頑張っているのに届かないとき、原因は努力量ではなくやり方にあることがほとんどです。当てはまるパターンを確認してみてください。
弱点パートを放置して、得意パートばかり勉強している
Part3・4が得意な人が公式問題集をひたすら解いてもスコアが伸び悩む、というのはよくある話です。
得意パートをさらに10点上げるより、苦手パートを10点底上げするほうが、はるかに効率よくスコアが動きます。
問題は、「自分が偏っていること」に気づいていない人が多いという点です。
「どのPartで何問落としているか」ちゃんと集計していますか?
なんとなく「全体的に」見直している人は、実は得意パートばかり確認していることが多いです。
Part5の精度とスピードが安定していない
850点を安定して取るためには、Part5を高い精度かつ速く処理できることが前提になります。目安は12秒/問・27問以上正解です。
「Part5はそれなりに解けている」という感覚の人ほど注意が必要です。
「なんとなく正解した」と「根拠を持って正解した」は、見た目のスコアが同じでも意味がまったく違います。
確認の仕方はシンプルです。
問題を解いたあと、「なぜその選択肢を選んだか」を1文で言えるかどうか。言えない問題は「正解できたけど理解していない」状態です。
ちなみにPart5の精度が上がると、処理スピードも自然に上がります。そしてPart5に使う時間が短縮されると、Part7に回せる時間が増える。
結果としてリーディング全体のスコアが底上げされます。
リスニングを「なんとなく聞き取れている」状態で止まっている
700点台まででよく使える戦術として「全体の雰囲気でだいたい合わせる」があります。ただ、800点台を超えるあたりからこの戦術が通用しなくなります。
なぜかというと、850点の正答率目安はリスニング約90%(約10問ミス以内)と非常に高いからです。
この数字は「なんとなく聞いて当てずっぽうに選ぶ」ではなく、音として正確に聞き取れていないと出せません。
「正解できたかどうか」より「音をちゃんと拾えていたかどうか」を目標にしながら練習する必要があります。
TOEIC850点を取る勉強法
結論:まず今のスコアを正確に把握してから、自分に合ったルートで勉強を始める。これが最短で850点に近づく方法です。
今の自分のスコアを把握する
TOEICは現在のスコア・レベルによって、適切な勉強方法が大きく異なります。
今のスコアより低すぎる内容を勉強しても、得られるものはほとんどありません。
逆に、今のレベルより高すぎる教材に手を出すと、わからないことが多すぎて途中で止まってしまいます。
よって、もし以下に当てはまる場合は、まずスコアの測定から始めましょう。
- 自分のスコアがわからない
- 前にスコアを測ってから1週間以上経っている
では、どのようにスコアを把握すれば良いのか。
スコアを把握する方法はいくつかあります。
- TOEICを実際に受験する(1日潰れる&スコアがわかるまで時間がかかるのでおすすめしない)
- TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
- アプリを使う(楽だから推奨)
この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。なぜかというと、無料で使えるものもありますし、圧倒的に楽でかつ精度も高いからです。
勉強に入っていく
スコア測定が終わったら、実際の勉強に入っていきます。
ただ、前述のようにスコアによってやるべき勉強内容は大きく変わります。
例えば700点と800点、差は100点でも、力を入れるべきPartも使う教材も大きく異なってきます。
ですので、「TOEICの点数を上げる方法|スコア別の最短ロードマップ【短期間スコアアップ】」という記事でスコア別の勉強法を徹底解説しています。
TOEIC850点を取った後にやるべきこと
結論:850点まで積み上げた力は次のステージへの土台になります。900点以上を狙うか、スピーキングに展開するか、どちらも850点があるからこそ現実的な選択肢です。
850点まで来たら、次は何をすべきか。ここまで積み上げた英語の基礎力は、次のステップに進むための一番の武器になります。
さらにハイスコア(860点〜900点以上)を狙う
850点を取れたなら、860点や900点以上は射程圏内です。
860点以上はIIBCの評価で最高のAレベルに入ります。転職市場でも「英語の専門家」として別格扱いされるスコアです。
850点と860点。差は10点で、英語力の差もそれほどありません。が、評価は1段階変わります。
なお860点のレベルに関しては「TOEIC860点のレベルを解説」、900点のレベルに関しては「TOEIC900点のレベルを解説」もご覧ください。
英会話力を身につける
TOEICはリスニング・リーディングの試験です。
話す・書くは試験範囲外なので、850点を持っていても英会話力が自動的につくわけではありません。
ただ、850点まで積んだ語彙力・リスニング力は英会話を始めたときの「伸びの速さ」に直結します。
850点の土台があれば「聞き取れない」「何と言えばいいかわからない」という二重苦を大幅に軽減した状態からスタートできます。
どちらを選ぶかは、あなたが英語を「何のために使いたいか」によって変わります。
- 就職・昇進などのスコア評価が目的なら900点を狙う
- 実際に英語を使って働きたいなら英会話にシフトする
自分の目的に合わせて選んでいきましょう。
TOEICのやめどきに関しては「TOEICのやめどきはいつ?目的別のやめどきを975点が解説!」もご覧ください。
TOEIC850点に関するよくある質問
TOEIC850点は上位何パーセントですか?
2024年度の公開テスト(受験者数735,425人)では上位9.4%・偏差値63.8に相当します。IPテスト(受験者数1,041,495人)では上位4.1%・偏差値70.9です。
TOEIC850点のリスニングとリーディングの目安は?
リスニング450点・リーディング400点が目安です。TOEICはリスニングのほうがリーディングより50点ほど高くなる傾向があり、850点でもその傾向は同じです。
TOEIC850点は就活・転職で有利ですか?
非常に有利です。企業が中途採用で参考にする平均スコアは620点、新卒採用では545点とされており、850点はこれらを230〜305点上回るスコアです。外資系・総合商社・コンサルなど、英語力が重視される業界でも十分に戦えます。
TOEIC850点を英検換算すると?
CEFR B2レベルに相当し、英検では準1級相当とされています。ただしTOEICは読む・聞くの2技能、英検は読む・聞く・書く・話すの4技能を測るテストのため、完全な換算ではなくあくまで目安です。
まとめ
この記事のポイントを整理します。
- 850点は公開テストで上位9.4%に入るハイスコア
- IIBCの5段階評価でBレベル最上位(あと10点でAレベル入り)
- 東大卒平均(848.2点)とほぼ同等のスコア
- 就活・転職では企業平均を230〜305点上回り、どの場面でも高評価
- 800点台の年収は855万円(日経転職版)
- 伸び悩みの原因の多くは「弱点放置・Part5のあいまいさ・リスニングの雰囲気頼り」
結論:TOEIC800点のレベルは、受験者全体の上位15.7%に位置するハイスコア。一橋大学や慶應義塾大学の卒業生平均スコアと同等レベルで、就活や転職では「すごいですね」と評価を受けられます。年収も上がります。 […]
結論:TOEIC855〜895点は公開テスト受験者の上位8.4%〜4.4%に位置する超ハイスコア帯です。偏差値は64.1〜66.5。860点以上ではIIBC最高評価に入ります。就職・転職・昇進・海外駐在のすべてで「英語が確実に使える人材」と[…]
結論:TOEIC900点は公開テスト受験者の上位4.2%。リスニング・リーディングともにIIBC公式が出してる評価のうち最上位に到達し、ICU卒業生平均(889点)すら超える国内最上位のスコアです。 「TOEI[…]
結論:TOEIC905〜945点は公開テスト受験者の上位3.9%〜2.2%。リスニング・リーディングともにIIBC公式の最高評価に到達し、945点ではCEFR C1(熟練した言語使用者)に達するスコア帯です。 […]
これからTOEICの勉強を始める方に絶対に知っておいて欲しいことがあります。TOEICで大切なのは、間違いなく「勉強のやり方」と「勉強の手順」です。 勉強を始める前に何をどの順番で行うのか どんな[…]





