結論:TOEIC860点は公開テスト受験者の上位7.9%。IIBCの公式5段階評価で一番上のAレベル(860〜990点)に入るスコアです。偏差値64.4、東大卒業生の平均を超えるレベルで、就活・転職・昇進すべてで「英語で即戦力」と評価されます。
- 「TOEIC860点ってどれくらいのレベルなの?」
- 「860点って中途半端な数字だけど、なぜ基準になっている?」
- 「大学で言うとどのくらい?就活・転職で有利?」
- 「何問ミスまで許される?どう勉強すればいい?」
こういった疑問を持っている方は多いと思います。
結論から言うと、860点は公開テスト平均(615点)を245点上回り、IIBCが定める5段階評価で一番上のAレベルに入るスコアです。
「よく860点を基準にしてる募集要項見るけど、なんで860点が基準なの?800点や900点じゃなくて?」と疑問に思いますよね。
答えはシンプルで、IIBCの公式評価で一番上のAレベルに入るのが860点からだからです。
855点までは上から2番目のBレベル。でも、860点からAレベル。このたった5点の差で評価がガラッと変わります。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

TOEIC860点のレベルは?
結論:860点は公開テスト受験者の上位7.9%。IIBCが定める5段階評価で一番上のAレベル(860〜990点)に入るスコアです。
「860点ってどれくらいすごいの?」「正直、数字を見てもピンとこない」という方は多いと思います。
なので、IIBC「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」「TOEIC Listening & Reading Test 公式データ・資料」の公式データを使って860点の立ち位置を徹底的に整理します。
偏差値・上位%・公式評価・CEFRまで全部まとめるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
公開テストだと上位7.9%で偏差値64.4
2024年度の公開テスト受験者は735,425人で、平均点は615点です。
この中で860点を取ると、上位7.9%・偏差値64.4に位置します。平均との差は+245点。
「上位7.9%」というのは、100人いたら92〜93人に勝っているということです。正直、これだけで860点がどれだけすごいかは伝わると思います。
ただし、公開テストの受験者は「自分でお金を払って申し込んだ人」が中心です。
つまり、英語の勉強にモチベーションが高い層が多い。その中での上位7.9%なので、数字以上にレベルが高いのもポイントです。
IPテストだと上位3.4%で偏差値71.5
IPテストは大学や企業が団体で実施するテストです。平均点は495点、受験者数は1,041,495人。
公開テスト(平均615点)より平均が120点低いのは、英語の勉強をしていない層も一定数含まれるからです。
大学や会社で「とりあえず受けてください」と言われて受験する人もいるので、モチベーションにバラつきが出てきます。
このIPテストという母集団の中で860点を取ると、上位3.4%・偏差値71.5になります。
偏差値71.5というのは、ざっくり言うと「東大・京大合格者の学力レベル」に相当する数値です。この表現だけで、相当な上位層だということが伝わるかと思います。
社会人平均(644点)を216点上回るスコア
2024年度の公開テストにおける社会人の平均スコアは644点です。
860点はこれを216点上回ります。
社会人で、かつ英語学習に積極的な層が受けているのが公開テストです。その平均が644点。
つまり、英語に前向きな社会人の平均ですら、860点より200点以上低いわけです。
社会人として「英語できる人」と周囲から思われるには600〜700点台あれば十分なことが多いです。
その基準をはるかに超えているのが860点というスコアになります。
公式5段階評価で最高Aレベル(860点がB→A境界)
ここが860点を語るうえで最も重要なポイントです。
IIBC公式の「Proficiency Scale」では、TOEICのスコアを以下の5段階で評価しています。
- Aレベル:860〜990点
- Bレベル:730〜855点
- Cレベル:470〜725点
- Dレベル:220〜465点
- Eレベル:10〜215点
860点はBレベル(730〜855点)とAレベル(860〜990点)の切り替わりポイントです。
855点まではBレベル。860点からAレベル。たった5点の差で評価がガラッと変わります。
世間一般的に企業の英語基準や求人の募集要件で「860点」という一見中途半端な数値が1つの基準として扱われているのも、IIBCが「860点から最高評価」と公式に定めているからです。
Score Descriptor Table(リスニング・リーディング別の評価)
IIBCはスコアだけでなく、リスニング・リーディングそれぞれを分けて、「何ができるか」を詳細に示した「Score Descriptor Table」という指標も公開しています。
今度はその指標における評価も見てみましょう。
まず、各年の平均点のデータから、TOEICリスニングはリーディングより50〜55点ほど高くなります。
よって、860点のL/Rスコアの目安はリスニング455点・リーディング405点です。
そしてそれぞれの評価段階は以下の通りです。
| セクション | スコア目安 | 段階 | スコア帯 |
|---|---|---|---|
| リスニング | 455点 | 3段階中 最上位 | 375〜495点帯 |
| リーディング | 405点 | 4段階中 上から2番目 | 325〜420点帯 |
リスニングはすでに最高段階。具体的には次のような能力があるとされます
- 間接的な応答や予測が難しい会話でも文脈を理解できる
- 長い英文で幅広い語彙が使用されていても主旨を推測できる
- 構文が複雑・語彙が難解・情報が言い換えられていても詳細を理解できる
- 広い範囲の情報を関連づけることができる
一方、リーディングスコア405点は「325〜420点帯」に含まれ、4段階中で上から2番目の評価です。
- 文章の趣旨・目的・詳細が推測できる
- 言い換えがあっても事実に基づく情報が理解できる
- 語彙・文法が難しい場合でも、限られた範囲内では情報を関連づけることができる
正答率の目安(約88%・24問ミス以内)
860点を取るには、具体的に何問正解すればいいのか。目安を整理します。
- リスニング(100問):約90%正解・約10問ミス以内
- リーディング(100問):約86%正解・約14問ミス以内
- 合計(200問):約24問ミス以内
860点を取るには24問ミス以内に抑えなければなりません。
残り176問を確実に正解するためには、「なんとなく」ではなく根拠を持って解く精度が求められます。
860点を取るのが難しい原因として、問題の難度もありますが、解答の精度も原因の1つになります。
CEFR B2で英検準1級相当
TOEICのスコアは、国際的な語学力基準であるCEFR(セファール)とも換算できます
860点のCEFRレベルはB2です(785点以上がB2の目安。出典:文部科学省CEFR対照表)。
CEFRのB2は「自分の専門分野の技術的な議論を含む、複雑なテキストの主要な内容を理解できる」レベルです。
英検で言うと準1級相当。海外でビジネスコミュニケーションができる入口のレベルと考えるとわかりやすいです。
IELTS 5.5〜6.5相当
IELTSはイギリス、アメリカ、オーストラリアなどの140カ国以上の教育機関、国際機関、政府機関で採用されている世界的に認められた英語運用能力試験です。
4つのスキルごとに1から9まで0.5刻みで点数がつけられます。
また、4つのスキルを総合的に評価した「オーバーオールバンドスコア」も、同様に点数がつけられます。
TOEICとIELTSは問題の形式が違うので完璧な換算ではありませんが、TOEIC860点は「IELTS 5.5〜6.5」に相当すると言われています。
その中間の「IELTS 6」の評価は以下の通りです。(参考:idp IELTS)
- 有能なユーザー
- 不正確さ・不適切さ・誤解もあるが概ね効果的に英語を使いこなせる
- 特に慣れた状況下では、複雑な言葉遣いを使用・理解できる
TOEFL iBT 72〜94点相当
アメリカの大学留学で広く使われるTOEFL iBTと対照すると、TOEIC860点は72〜94点相当です。
TOEFL iBTはアカデミックな英語力をはかる世界的に認められた英語能力測定試験です。
世界160カ国、12,500以上の大学・大学院等で活用されています。
スコアは4技能それぞれ0〜30点で評価され、合計の満点は120点です。
参考までに「TOEFL iBT Requirements of the Top 100 Universities in the United States」によると、アメリカのトップレベルの大学院に進学するためにはTOEFL80点〜100点が最低条件になっていることが多いです。
TOEIC860点は大学で言うとどのレベル?
結論:860点は東大卒平均(848.2点)・京大卒平均(795.7点)の両方を上回るスコアです。
「偏差値で言われてもなんとなくしかわからない」という方も多いと思います。
なので、ここでは「大学のレベル感」に置き換えて整理します。
いちばんイメージしやすい切り口なので、ここを読めばかなりリアルに860点のすごさが伝わるはずです。
公開テスト偏差値64.4:早慶上位〜旧帝大レベル
先ほど触れた通り、860点の公開テスト偏差値は64.4です。
偏差値64台といえば、大学受験では早稲田・慶應の中〜上位学部、または旧帝大(北大・東北大など)レベルに相当します。
IPテスト偏差値71.5:東大・京大レベル
IPテストで見ると、偏差値は71.5に跳ね上がります。
偏差値71といえば、大学受験で言えば東大・京大合格者の学力水準です。
日経転職版のランキングでは国内トップ大学の卒業生平均を超えている
ここが個人的にいちばん「おっ」となるデータです。
日経転職版が公開している「大学別TOEIC平均スコアランキング」というデータがあります。
世の中に出ている社会人の平均スコアを出身大学別にまとめています。
| 順位 | 大学名 | 平均スコア |
|---|---|---|
| 1位 | 国際基督教大学(ICU) | 889.0点 |
| 2位 | 東京大学 | 848.2点 |
| 3位 | 東京外国語大学 | 847.7点 |
| 4位 | 上智大学 | 827.9点 |
| 5位 | 一橋大学 | 813.9点 |
| 6位 | 慶應義塾大学 | 799.1点 |
| 7位 | 京都大学 | 795.7点 |
| 8位 | 早稲田大学 | 784.7点 |
| 10位 | 大阪大学 | 772.6点 |
| 19位 | 北海道大学 | 729.0点 |
注目してほしいのは、860点の時点で東大卒業生の平均(848.2点)を超えているということです。京大卒(795.7点)や早慶卒の平均はさらに大きく引き離しています。
1位のICU(889.0点)にも肉薄するスコアなので、「日本で最も英語が強い大学の卒業生と同等レベル」と言っても大げさではありません。
大学生平均(公開600点・IP470点)との比較
大学生の中でTOEIC860点がどれだけすごいのか、確かめるために大学生平均とも比較してみましょう。
IIBCのデータによると、大学生の平均スコアは公開テストで600点、IPテストで470点です。
860点はその両方を大きく上回っています。
- 公開テスト平均との差:+260点
- IPテスト平均との差:+390点
TOEICはスコアが上がるほど点数を伸ばすのが難しくなる試験です。
600点→860点の+260点は、単純な「点数差」以上に大きなギャップがあります。
上智大学外国語学部や国際基督教大学の大学生と同程度
最後に、現役大学生の大学別平均点とも比較してみましょう。
マイベストプロ神戸によると、大学/学部/学科別のTOEIC平均点は以下の通りです。

以上の大学には帰国子女など英語力が高い学生が多く在籍しています。
そしてTOEIC860点だと、上智大学の英語学科や国際基督教大学と同程度です。
TOEIC860点のすごさ
結論:860点は、どの切り口で見ても「文句なしにすごい」と言えるスコアです。
ここまでのデータを読んで、「なんとなくわかったけど、結局どれくらいすごいの?」と感じた方のために、まとめます。
- 公開テスト受験者(73万人超)の上位7.9%・100人中8人しかいない
- 偏差値は64.4(公開)/ 71.5(IP)。IP基準では東大・京大合格者と同水準
- 東大卒業生の平均848.2点を超えている
- 上智大学 英語学科の現役大学生の平均スコア(865点)と同程度
- IIBCの公式5段階評価で最高Aレベル(860〜990点)の入口に到達
- 必要な精度は正答率約88%・24問ミス以内
- 国際基準ではCEFR B2・英検準1級相当
「上位%・偏差値・大学換算・公式評価」
どの角度から見ても、860点は「文句なく高いスコア」と言っていい数値です。
TOEIC860点でできること・できないこと
結論:860点は「仕事で英語を使える」レベルです。ただし、ネイティブとの自然な雑談や高度な専門領域には壁があります。
「860点を取ったら、実際に英語で何ができるの?」という疑問、よく聞かれます。
スコアを見ても、日常や仕事のリアルなシーンとどう結びつくか、ピンとこない人が多いんですよね。
860点でできること
英語の会議やプレゼンで内容を理解して、自分の意見を述べられます。
会議で相手が何を言っているか追えるし、自分の考えを英語でまとめて発言することもできます。完璧じゃなくても、ビジネスの場で通用するレベルです。
英文メールや報告書の読み書きも問題なくできます。
仕事で英語のメールが来ても、内容を正確に読み取れるし、返信も書けます。辞書に頼りっぱなしにならず、スムーズに読み進められるイメージです。
海外出張でひとりで行けます。
空港のアナウンスを聞き取り、ホテルのチェックインをこなし、現地の取引先との商談にも対応できます。「英語が原因で困る」という場面はほぼなくなります。
英語ニュースや洋画を大まかに理解できます。
BBCやCNNなどのニュースを聞いて内容を把握できますし、洋画も字幕なしでストーリーを追えるようになります。全部聞き取れるわけではないですが、話の流れは十分つかめます。
英語での電話対応もできます。
電話は顔が見えない分、対面より難しいですが、860点レベルなら要件を聞き取り、適切に返答することができます。
860点でできないこと
一方で860点でも難しいことはあります。
ネイティブ同士の高速な雑談や、スラングが飛び交う会話は正直キツいです。
ビジネス英語とカジュアルな英語は別物で、友人どうしが早口で話す場面は、860点取っていてもついていくのが難しいことがあります。
医学・法律・金融など、専門的な学術論文の精読は難しいです。
専門用語が密集している論文を正確に読み解くには、英語力だけでなく専門知識も必要です。860点でも一般的な英文は読めますが、高度な専門領域はハードルが上がります。
同時通訳はできません。
同時通訳は英語力だけでなく、瞬時に言語を切り替える特殊なスキルが必要です。プロが何年もかけて習得するもので、スコアとは別の領域です。
ネイティブが書くような自然な英文を書くのは、まだ難しいです。
英文メールは書けますが、読んだときに「外国人が書いたな」とわかる微妙な不自然さが残ることがあります。ニュアンスの細かい使い分けは、ライティングの訓練なしには身につかない部分です。
まとめると、860点は「仕事で英語を武器にできる」レベルです。
ただし、できることとできないことをちゃんと把握しておくことが、次のステップを考えるうえでも大切です。
TOEIC860点の就活・転職・昇進での評価
結論:860点は、採用・昇進・海外赴任の全場面で「英語ができる人」として明確に評価されるスコアです。
「860点って実際どのくらい評価されるの?」と気になっている人も多いと思います。
数字的なすごさはわかっても、採用や昇進の現場でどう見られるかがピンとこないと、勉強のモチベーションにもつながりにくいですよね。こ
ということでここでは転職・昇進・就活の3つの場面ごとに、860点の評価を具体的に解説します。
転職市場での評価
IIBC英語活用実態調査によると、企業が中途採用で参考にするスコアの平均は620点です。
860点はその平均より240点も上です。
多くの企業にとって「英語ができる」の基準は600〜650点あたりなので、860点があれば英語スキルで落とされる心配がほぼない水準と言えます。
さらに高い基準を設けている業界を見てみましょう。
業種別の平均スコアをまとめた日経転職版のデータよると、以下のような業種がハイスコアになっています。
- 投資・投信・投資顧問:811.5点
- 総合商社:808.7点
- コンサルティングファーム:791.3点
860点はこれらの業界平均をすべて上回っています。外資・商社・コンサルといった英語ガチ勢の業界でも十分戦えるスコアです。
昇進・海外赴任での評価
社内の昇進要件に関しても、IIBCのデータで平均スコアが公表されています。
- 係長昇進要件の平均:515点
- 課長昇進要件の平均:530点
- 部長昇進要件の平均:565点
- 役員昇進要件の平均:600点
最も高い役員要件ですら平均600点です。860点はその260点上。860点があれば「英語力が昇進の足を引っ張る」という状況はまずありません。
海外赴任・海外出張の要件も見てみましょう。
- 海外出張者の平均要件:620点
- 海外赴任者の平均要件:635点
海外赴任の平均要件635点に対して、860点は225点上です。海外勤務を希望したとき、英語スコアで弾かれる可能性は極めて低いです。
就活での評価(新卒で860点は圧倒的な差別化)
就活での評価も見ておきましょう。
IIBC英語活用実態調査によると、新卒採用で企業が参考にするスコアの平均は545点、新入社員に期待するスコアは550点です。
860点はその平均より315点上になります。
600点台は「英語が使えます」という証明にはなりますが、珍しくはありません。
一方、860点は「本気で英語に取り組んできた人」という印象を与えるスコアです。明らかに一段階上の評価を得られます。
特に総合商社・外資系・コンサルなど、英語力が差別化になる業界を志望している場合、860点は書類選考の時点で目に留まりやすいスコアと言えます。
なお就活/転職の場面ですごいと言われるTOEICスコアに関して詳しくは「TOEICは何点からすごい?自慢できる?|大学生・社会人別に徹底解説」もご覧ください。
TOEIC860点と年収の関係
結論:TOEIC860点レベルのスコアを持つ人は、スコアを持たない人と比べて年収が数百万円高いポジションを狙いやすくなります。
就活・転職で有利と聞いても、「実際のところ年収はどう変わるの?」と気になる方も多いはずです。
ここでは2つの調査データをもとに、TOEIC800点台の年収への影響を具体的に見ていきます。
①日経転職版の調査(大卒・転職者対象)
日経転職版の調査によると、TOEICスコア別の平均年収は以下のとおりです。
- 499点以下:703万円
- 800〜899点:855万円
- 900〜990点:904万円
800点台と499点以下を比べると、年収差は約152万円。900点台になると約201万円差まで開きます。
②dodaグローバル人材の調査(転職者対象)
dodaの調査では、数字の絶対値は日経と異なりますが、傾向は同じです。
- スコアなし:379万円
- 800〜899点:487万円
- 900〜990点:534万円
スコアなしと800点台を比べると、年収差は約108万円になっています。
年代が上がるほど年収差は広がる
日経の調査で興味深いのは、年代別の格差です。499点以下と900点台を比べたとき、年収の差は以下のように拡大していきます。
- 20代:約125万円差
- 30代:約191万円差
- 40代:約262万円差
- 50代:約360万円差
20代のうちはまだ125万円差ですが、50代になると360万円差まで広がります。年収差は年を追うごとに拡大するということです。
TOEIC860点を取るための勉強時間
結論:現在のスコアと勉強の手順しだいで、必要な時間は大きく変わります。
「860点を取るのにどのくらいかかるんだろう?」と気になっている方は多いと思います。
現在のスコア別の目安をまとめると、以下のようになります。
| 現在のスコア | 860点までの勉強時間 |
|---|---|
| 400点 | 500〜600時間 |
| 500点 | 400〜500時間 |
| 600点 | 200〜300時間 |
| 700点 | 100〜150時間 |
| 800点 | 30〜80時間 |
一般的にTOEIC業界では「100点アップに200〜300時間かかる」と言われます。
が、イングルートの見解では、正しい手順で学べばはるかに短い時間で到達できます。
ただし、ここに書いているのはあくまでも目安です。
実際にかかる時間は、現在の英語力・学習に使える時間・得意不得意のパートによって変わります。
TOEIC860点に届かない人の特徴と原因【勉強法】
結論:多くの場合、スコアが伸び止まる原因は「勉強量」ではなく「やり方のクセ」にあります。
「毎日勉強しているのに、800点台から全然上がらない」
そういう声をよく聞きます。伸び悩んでいるときは、努力が足りないのではなく、やり方に問題があるケースがほとんどです。
実際、860点に届かない人には共通した「パターン」があります。以下で一つひとつ見ていきましょう。
弱点パートを放置して、得意パートばかり勉強している
TOEICのスコアはPartごとの合計で決まります。得意なPartをさらに伸ばすより、苦手なPartを底上げするほうがスコアは早く動きます。
たとえば、リーディングが得意でリスニングが苦手な場合、リスニングを後回しにし続けると、いくら読解力を磨いてもトータルスコアの天井が上がりません。
「やっていない」のではなく「偏っている」ことに気づけていない人が非常に多いです。
まずは自分のPartごとのスコアを確認し、どこが足を引っ張っているかを数字で把握することが重要です。
Part5の精度とスピードが安定していない
860点を超えるためには、Part5(短文穴埋め)を高精度・高速で処理できる状態が前提条件になります。
Part5は30問あり、ここでミスが重なると一気にスコアを落とします。また、時間をかけすぎると後続のPart6・7に使える時間が圧迫されます。
「なんとなく解けている」という感覚が一番危険です。正解できていても、根拠をもって選んでいるかどうかが重要です。
リスニングを「なんとなく聞き取れている」状態で止まっている
リスニングで伸び悩んでいる人に多いのが、「なんとなく内容はわかるけど、細かい部分は聞き取れていない」という状態のまま、ただ問題を解き続けているパターンです。
TOEICのリスニングは、正確に聞き取れていなくても「雰囲気」で正解できる問題があります。ところが800点台を超えるあたりから、その雰囲気での正解率では足りなくなってきます。
スコアが上がらないときは、「正解できたかどうか」ではなく「音として正確に聞き取れたかどうか」を基準にする必要があります。
TOEIC860点を取る勉強法
結論:まず今のスコアを正確に把握してから、自分に合ったルートで勉強を始める。これが最短で860点に近づく方法です。
今の自分のスコアを把握する
TOEICは現在のスコア・レベルによって、適切な勉強方法が大きく異なります。
今のスコア・レベルより低すぎる勉強を実践しても、学べることはほとんどありません。
逆に、今のレベルより高すぎる勉強を実践してしまうと、わからないことが多すぎて挫折します。
よって、もし以下に当てはまる場合は、まずスコアの測定から始めましょう。
- 自分のスコアがわからない
- 前にスコアを測ってから1週間以上経っている
では、どのようにスコアを把握すれば良いのか。
スコアを把握する方法はいくつかあります。
- TOEICを実際に受験する(1日潰れる&スコアがわかるまで時間がかかるのでおすすめしない)
- TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
- アプリを使う(楽だから推奨)
この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。なぜかというと、無料で使えるものもありますし、圧倒的に楽でかつ精度も高いからです。
勉強に入っていく
スコア測定が終わったら、実際の勉強に入っていきます。
ただ、前述のようにスコアによってやるべき勉強内容は大きく変わります。
例えば700点と800点、差は100点でも、力を入れるべきPartも使う教材も大きく異なってきます。
ですので、「TOEICの点数を上げる方法|スコア別の最短ロードマップ【短期間スコアアップ】」という記事でスコア別の勉強法を徹底解説しています。
TOEIC860点を取った後にやるべきこと
結論:さらに高みを目指すか、英会話力を身につけるかの2択です。
860点はTOEICとしてひとつの大きな節目です。ここから先は、目的に合わせて次のステップを選んでください。
①さらにハイスコア(900点以上)を狙う
860点を取れたなら、900点・満点も十分に射程圏内です。900点以上になると「英語の専門家」として評価されるレベルになり、キャリア面での選択肢がさらに広がります。
900点のレベルに関しては「TOEIC900点のレベルを解説」もご覧ください。
②英会話力を身につける
TOEICはリーディング・リスニングのテストなので、スコアが高くても「話す・書く」ことができるとは限りません。
860点を取った後、英語を実際のコミュニケーションで使いたいなら、英会話のトレーニングに移行するのがおすすめです。
コスパの面ではオンライン英会話が特に優れています。
どちらを選ぶかは、あなたが英語を「何のために使いたいか」によって変わります。
- 就職・昇進などのスコア評価が目的なら900点を狙う
- 実際に英語を使って働きたいなら英会話にシフトする
など、自分の目的に合わせて選んでいきましょう。
TOEIC860点に関するよくある質問
TOEIC860点は上位何パーセントですか?
2024年度の公開テスト(受験者数735,425人)では上位7.9%・偏差値64.4に相当します。IPテスト(受験者数1,041,495人)では上位3.4%・偏差値71.5と、さらに希少なスコアになります。
TOEIC860点のリスニングとリーディングの目安は?
リスニング455点・リーディング405点が目安です。TOEICはリスニングのほうがリーディングより50点ほど高くなる傾向があり、860点でもその傾向は同じです。
TOEIC860点は就活・転職で有利ですか?
非常に有利です。企業が中途採用で参考にする平均スコアは620点、新卒採用では545点とされており、860点はこれらを240〜315点上回��スコアです。グローバル採用・総合職・海外赴任など、どの場面でもほぼすべての企業で高い評価を受けます。
TOEIC860点を英検換算すると?
CEFR B2レベルに相当し、英検では準1級相当とされています。ただしTOEICは読む・聞くの2技能、英検は読む・聞く・書く・話すの4技能を測るテストのため、完全な換算ではなくあくまで目安です。
まとめ
この記事のポイントを整理します。
- 860点は公開テストで上位7.9%に入るハイスコア
- IIBCの5段階評価で最高Aレベル(860点以上)に認定される
- 東大卒平均(848.2点)を超えるスコアでもある
- 就活・転職では企業平均を240〜315点上回り、どの場面でも高評価
- 800点台の年収は855万円
- 伸び悩みの原因の多くは「精度とスピードのクセ」にある
結論:TOEIC800点のレベルは、受験者全体の上位15.7%に位置するハイスコア。一橋大学や慶應義塾大学の卒業生平均スコアと同等レベルで、就活や転職では「すごいですね」と評価を受けられます。年収も上がります。 […]
結論:TOEIC855〜895点は公開テスト受験者の上位8.4%〜4.4%に位置する超ハイスコア帯です。偏差値は64.1〜66.5。860点以上ではIIBC最高評価に入ります。就職・転職・昇進・海外駐在のすべてで「英語が確実に使える人材」と[…]
結論:TOEIC900点は公開テスト受験者の上位4.2%。リスニング・リーディングともにIIBC公式が出してる評価のうち最上位に到達し、ICU卒業生平均(889点)すら超える国内最上位のスコアです。 「TOEI[…]
結論:TOEIC905〜945点は公開テスト受験者の上位3.9%〜2.2%。リスニング・リーディングともにIIBC公式の最高評価に到達し、945点ではCEFR C1(熟練した言語使用者)に達するスコア帯です。 […]
これからTOEICの勉強を始める方に絶対に知っておいて欲しいことがあります。TOEICで大切なのは、間違いなく「勉強のやり方」と「勉強の手順」です。 勉強を始める前に何をどの順番で行うのか どんな[…]






