TOEICの正答率と点数・スコアの換算と配点の仕組みを徹底解説!

  • 2024年6月16日
  • 2024年7月6日
  • TOEIC

今回はTOEICの正答率と点数・スコアの関係を解説します!

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!(大学3年時取得)
TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975

TOEICの配点の仕組み

まずはTOEICの配点の仕組みを解説します。

TOEICのスコア範囲

英検とは異なり、TOEICには合否がありません。

その代わり、今の英語力を10点〜990点(5点刻み)で評価します。

TOEICの採点方法

TOEICでは「1問〇〇点」とあらかじめ配点が決められているわけではありません。

試験ごとに統計的な処理を施してスコアを計算します。

 

「TOEICの問題数はリスニング・リーディング合わせて200問だから、1問5点として1000点満点にすればいいんじゃないの?」と思ったかもしれません。

TOEICがそのような採点方法を取っていない理由は、試験の難易度によってスコアを変動させないためです。

 

というのも、TOEICでは毎回異なる問題が出題されます。

毎回同じ難易度に上手く調整できれば良いのですが、そんなことは不可能です。

 

ここで、もし1問5点というような採点方法が採用されていた場合はどうなるでしょうか。

簡単な問題が多かった回を受ける方が、難しい問題が多かった回を受けるより点数が高くなるはずです。

 

これでは英語力を適切に示せているとは言えません。

よって、統計的な処理を施し、試験の難易度による差を調整し、英語力を反映したスコアが算出されるようになっているというわけです。

テン
ただし「統計的な処理とはどういうものか」が明確に示されていないため、採点方法の詳細は分かりません。

全問正解しなくても満点を取れる可能性がある

TOEICの満点はリスニング・リーディングそれぞれ495点、合計990点です。

 

普通に考えれば、満点を取るには全問正解が必要になりそうです。

しかし、TOEICでは多少ミスをしても満点を取れる可能性があります。

問題の難易度にもよりますが、リスニングでは5問ミス以内、リーディングでは1〜2問ミス以内で満点を取れる可能性があると言われています。

 

全問正解でなくても満点が取れる理由は、全体の正答率が極端に低い問題には配点されないからです。

テン
前述したように、TOEICでは試験の難易度の差がスコアに影響しないような採点方法を採用しているため、このような処置が施されます。

TOEICの正答率と点数・スコアの関係

TOEIC リスニングとリーディングの素点とスコアの換算表

ここからは上の素点/スコア換算表に基づいて、スコア・点数別に必要な正答率の目安を解説します。

テン
これから示す正答率はあくまで目安です。試験の難易度によっては示した値から外れることもあることを念頭に置いておいてください。

正答率2.5割(25%)で200点

正答率2.5割(正答数50問)程度だと、スコアは200点前後になるでしょう。

TOEICの選択肢は基本4択(Part2のみ3択)なので、サイコロで選択肢を選んだ場合はおおむね正答率25%程度になると言えるでしょう。

 

200点は、英語の基礎である中学英語が全くできていないレベルです。

TOEICの簡単な英文ですら読めない/聞き取れないでしょう。

正答率3.5割(35%)で300点

正答率3.5割(正答数75問)程度だと、スコアは300点前後になるでしょう。

 

300点は、中学1〜2年生レベルの英語が多少わかるレベルです。

特に簡単な問題であれば、根拠を持って解答できることがあるでしょう。

正答率4割(40%)で350点

正答率4割(正答数80問)程度だと、スコアは350点前後になるでしょう。

 

350点は、中学3年生レベルの英語が多少わかるレベルです。

特に簡単な問題であれば、明確な根拠を持って解答できるでしょう。

正答率4.5割(45%)で400点

正答率4.5割(正答数90問)程度だと、スコアは400点前後になるでしょう。

 

400点は、中学英語が多少身についてきているレベルです。

まだまだ自信を持って解ける問題は少ないものの、英語の土台が出来上がりつつあります。

正答率5割(50%)で450点

正答率5割(正答数100問)程度だと、スコアは450点前後になるでしょう。

 

450点は、中学英語がしっかり身についてきているレベルです。

リスニング・リーディングともに、「解ける!」という感触があるのは450点付近からでしょう。

正答率5.5割(55%)で500点

正答率5.5割(正答数110問)程度だと、スコアは500点前後になるでしょう。

テン
高校生のTOEIC公開テストの平均点(508点)と同程度のスコアです。

 

500点は、中学英語がしっかり身についているレベルです。

まだ履歴書に書けるスコアではありませんが、英語の基礎が出来上がっているため、順序立てて勉強すればスコアはどんどん伸びていきます。

正答率5.8割(58%)で550点

正答率5.8割(正答数116問)程度だと、スコアは550点前後になるでしょう。

 

550点は、中学英語がしっかり身につき、TOEICの問題形式にも慣れてきたレベルです。

 

企業・団体が採用時に求めるTOEICスコア 英語活用実態調査2019

英語活用実態調査2019より引用)

上画像によると新卒採用時に基準となる平均的なTOEICスコアは545点です。

よって、550点は履歴書に書いて英語力をアピールできるギリギリのラインと言えるでしょう。

正答率6.2割(62%)で600点

正答率6.2割(正答数124問)程度だと、スコアは600点前後になるでしょう。

 

600点は、TOEIC特有の英単語を覚えてきて、問題形式にも慣れてきたTOEIC初級者レベルです。

TOEIC公開テストの全受験者の平均点(608点)と同程度なので、履歴書に記載すれば「平均以上に英語ができます!」とアピールできます。

 

よって、就職活動・転職活動において他の候補者と差別化して、選考を有利に進められるでしょう。

正答率6.6割(66%)で650点

正答率6.6割(正答数132問)程度だと、スコアは650点前後になるでしょう。

 

650点は、TOEIC特有の英単語を覚え、根本的なリスニング力が高まってきたTOEIC初級者レベルです。

偏差値に換算すると52程度で、大学に換算すると日本大学や東洋大学などが含まれる「日東駒専」という有名私立大学群と同じくらいになるようです。

正答率7割(70%)で700点

正答率7割(正答数140問)程度だと、スコアは700点前後になるでしょう。

 

700点は全体の上位33%のスコアで、一般よりはるかに英語ができるTOEIC中級者レベルです。

dodaが行った調査によると、700点以上から年収アップが明確に傾向としてあらわれています。(以下表参照)

TOEICスコア平均年収
スコアなし379万円
300点未満374万円
300点台419万円
400点台434万円
500点台437万円
600点台436万円
700点台459万円
800点台487万円
900点台534万円
テン
700点は難易度が高い分、市場価値も高いということですね。

 

正答率7.5割(75%)で750点

正答率7.5割(正答数150問)程度だと、スコアは750点前後になるでしょう。

 

750点は全体の上位23%のスコアで、TOEIC特有の英単語を多く覚えたTOEIC中級者レベルです。

偏差値に換算すると58程度で、青山学院大学などが含まれる難関私立大学群「MARCH」と同程度になるようです。

 

さらに、730点以上は公式のコミュニケーション力評価「PROFICIENCY SCALE」でA〜Eの5段階評価のうち、上から2番目のB評価になります。

よって、就職・転職活動における評価が一段階高くなると言えるでしょう。

正答率8.1割(81%)で800点

正答率8.1割(正答数162問)程度だと、スコアは800点前後になるでしょう。

 

800点は全体の上位15%のスコアで、TOEIC中級者〜上級者レベルです。

一般的な企業への就職・転職活動であれば、英語力はトップ評価になるでしょう。

 

以下に挙げるような有名企業が求めるTOEICスコアが800点であることからも、就職・転職市場におけるTOEIC800点の価値が高いことが伺えます。(執筆時点の情報)

  • 三井物産
  • 三菱商事
  • 楽天
  • KDDI
  • 住友不動産
  • 野村不動産
  • 韓国LG
  • 韓国ヒュンダイ

正答率8.6割(86%)で850点

正答率8.6割(正答数172問)程度だと、スコアは850点前後になるでしょう。

 

850点は全体の上位9%のスコアで、TOEIC中級者〜上級者レベルです。

偏差値に換算すると64程度で、最難関私立大学の早稲田大学・慶應大学や最難関国公立大学の旧帝国大学と同程度になるようです。

 

さらに、860点以上になると、公式のコミュニケーション力評価「PROFICIENCY SCALE」でA〜Eの5段階評価のうち、最高評価のA評価になります。

よって、就職・転職活動における評価がさらに一段階高くなると言えるでしょう。

正答率9.2割(92%)で900点

正答率9.2割(正答数184問)程度だと、スコアは900点前後になるでしょう。

 

900点は全体の上位3.9%のスコアで、TOEIC上級者レベルです。

外資系企業など、英語を業務で活用する企業における就職活動・転職活動においても、他の候補者に引けを取らないスコアと言えるでしょう。

テン
以下のような英語力トップクラスの大学・学部・学科の学生と同程度のスコアであることからも、TOEIC900点のすごさがわかるかと思います。

大学別 TOEIC スコア ランキング

 

正答率9.6割(96%)で950点

正答率9.6割(正答数192問)程度だと、スコアは950点前後になるでしょう。

 

950点は全体の上位2.34%のスコアで、TOEIC最上級者レベルです。

リスニングは満点を取る方が多いでしょう。

 

文部科学省の「各試験団体のデータによるCEFRとの対照表」によると、TOEIC945点以上はCEFR C1程度になります。

そしてBRITISH COUNCILの「CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)」によると、C1の評価は以下の通りです。

  • 熟達した言語使用者
  • さまざまな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解し、含意を把握できる
  • 流暢に、また自然に自己表現できる
  • 社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ効果的に用いることができる
  • 腹圧な話題について明確で、しっかりとした構成の詳細な文章を作ることができる
CEFR(セファール)=外国語の習熟度や運用能力をはかる国際的な指標。C2〜A1の6段階評価で、C2が最も高い。
テン
ちなみに、CEFR C1は英検1級やIELTS7.0〜8.0、TOEFL iBT95〜120点と同程度です。

TOEICを複数回受けると正確なスコアが出やすい

TOEICは英語力が正確に反映されるような採点方法を採用しています。

しかし、体調や試験会場の雰囲気・試験問題との相性によって、スコアにばらつきが出ることがよくあります。

 

よって、本当の英語力を見極めたいなら、TOEICは複数回受けるのがおすすめです。

TOEICのスコアを短期間で上げるコツ

短期間でスコアを上げるために、以下を実践しましょう。

  • 英語に触れる時間を増やす
  • スキマ時間を活用する
  • 定期的に自分の実力を把握する
  • スクールを利用する

英語に触れる時間を増やす

  • 英語の本を読む
  • 英語のニュースを聞く
  • 映画・ドラマを英語字幕・音声で視聴してみる
  • 英語で日記を書く

というように、まずは普段から英語に触れることを意識づけましょう。

 

  1. 1週間のうち1日だけ7時間英語に触れる
  2. 1週間毎日1時間ずつ英語に触れる

①と②は「1週間のうち英語の触れた時間が7時間」という点では同じです。

しかし、②の方が英語力が格段にアップしていきます。

スキマ時間を活用する

仕事や学業で忙しく、まとまった時間を確保できない方は多いでしょう。

その場合はスキマ時間を積極的に活用していきましょう。

 

  • 通勤・通学の移動時間
  • 休憩時間

など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。

1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。

 

スキマ時間の勉強には、スタディサプリ ENGLISH TOEICテスト対策を活用するのがおすすめです。

テン
スマホで気軽に、かつ、本格的にTOEIC対策できます。

定期的に自分の実力を把握する

定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。

 

この作業を通じて「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断できます。

効果的(スコアが伸びている)であればそのまま続ければ良いですし、効果的(スコアが伸びていない)でないなら何か改善すべきところがあるはずです。

 

また、自分の苦手を見つけることができるのもポイントです。

弱点を克服するように勉強すれば、自ずとスコアはアップしていきます。

テン
また、苦手意識がなくなれば、モチベーションアップも期待できます。

 

  • 公式問題集を持っていない
  • 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない

という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。

 

 

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しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。

 

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スクールを利用する

  1. TOEICのスコアが伸び悩んでいる
  2. 独学で勉強できる気がしない
  3. 自分で勉強計画を立てられない
  4. まとまった勉強時間を確保できない
  5. 勉強のモチベーションが保てない

という方は、無理に独学でTOEIC対策するのではなく、スクールを利用するのがおすすめです。

おすすめのTOEICスクールは「LIBERTY ENGLISH」です。



LIBERTY ENGLISHがおすすめな理由は5つあります。

  1. 「根本的な英語力」を伸ばすカリキュラムだから安定してハイスコアが取れる英語力が身につく
  2. 1日平均1.5時間以下の勉強時間でスコアがアップする
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TOEICに関してよくある質問

TOEICの勉強を始めたらまず何をやるべき?

TOEICの勉強を始めたら真っ先にやるべきことは6つです。

  1. TOEICについて知る
  2. 今の英語レベルを把握する
  3. 目標スコアを設定する
  4. スケジュールを立てる
  5. 教材を用意する
  6. 勉強時間を確保する

特に重要なのが「①TOEICについて知ること」です。

これをやるのとやらないのとでは、今後の勉強の効率、つまりスコアの伸び方が大きく変わってきます。

テン
TOEIC全パート攻略法+テクニック」で解説しているので、必ずご覧ください。

就活や転職で使えるTOEICスコアは何点?

一般的に、就活や転職で活用できるTOEICスコアは概ね600点以上です。

600点以上あれば「平均より英語ができる」とアピールして他の候補者と差別化できるので、選考を有利に進められます。

TOEICは何点からすごい?

一般的に、TOEICは700点以上からすごいと言えます。

周りに自慢できますし、企業からも高い評価を得られるでしょう。

 

また、外資系企業など英語を積極的に使う企業等の場合は、900点以上が高評価の基準になることが多いです。

公開テストとIPテストはどっちを受けるべき?

公開テストとIPテストのスコアの有効性に違いはないので、基本的にはどちらを受けても構いません。

受験料がリーズナブルなIPテストを受けるのがおすすめです。

 

ただ、就職や転職の際に公開テストでのみ受け取れる「公式認定証」の原本・コピーが求められる場合があります。

その場合は公開テストの受験が必要なので注意してください。

リスニングが聞き取れないときはどうすれば良い?

リスニングが聞き取れない原因は、人によりさまざまです。

  • 基礎学習が不足している
  • スピードについていけない
  • 音の連結や同化に対応できない

などなど。(他にも、いろんな原因が考えられます。

 

原因は1つとは限りません。複数の原因が同時に重なっている場合もあります。

リスニングをできるようにするためには、このような「聞き取れない原因」を特定し、適切に対処することが大切です。

 

詳しくは「TOEICリスニングが聞き取れない6つの原因と対策法をL満点が解説」をご覧ください。

リーディングで時間が足りない場合はどうすれば良い?

前提として、リーディングで時間が足りないのは普通です。

テン
時間内に解き終わる実力を持っているのは、800点以上からです。

 

スコアをアップさせるためには、短い試験時間の中で、より多くの問題を解けるようになることが必要です。

そのために、以下を実践しましょう。

  • 語彙力を鍛える
  • 英文法をしっかり理解する
  • 文法問題をたくさん解いて慣れる
  • スラッシュリーディングする
  • 時間配分を決める
  • 1分考えてわからない問題は飛ばす
  • テクニックを学ぶ
  • 実践演習する

詳しくは『「TOEICリーディングで時間が足りない」の対策法を徹底解説』をご覧ください。

TOEICに有効期限はある?

TOEICのスコアの有効期限は2年です。

ただし、提出先の企業・団体等が許可する場合は2年以上前のスコアでも利用可能です。

TOEICのやめどきはいつ?

TOEICのやめどきは5つあります。

  1. 就職・転職活動で最低限使えるスコアがあれば良いなら600点
  2. 就職・転職活動を有利に進めたいなら730点
  3. 英語を積極的に使う仕事に就きたいなら860点
  4. TOEICの最高レベルに到達したいなら945点
  5. やる気がなくなったら

まとめ

TOEICの正答率と点数・スコアの関係を解説しました。

正答率点数・スコアの目安
2.5割(25%)200点
3.5割(35%)300点
4割(40%)350点
4.5割(45%)400点
5割(50%)450点
5.5割(55%)500点
5.8割(58%)550点
6.2割(62%)600点
6.6割(66%)650点
7割(70%)700点
7.5割(75%)750点
8.1割(81%)800点
8.6割(86%)850点
9.2割(92%)900点
9.6割(96%)950点

ただし、これらの値はあくまで目安です。

実際には試験の難易度やリスニング・リーディングの点数構成により、正答率と点数・スコアの関係は変わります。

テン
ぜひ参考にしてください!

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