小学生でもTOEICは受けられる?平均点・受けるべきか・英検との違いを975点が解説

小学生でもTOEICは受けられる?平均点・受けるべきか・英検との違いを975点が解説

結論:小学生でもTOEICは受けられます。2025年度に公開テスト(個人で申し込むテスト)を受けた小学生は1,074人で、平均は638点です。

 

  • 「小学生でもTOEICって受けられるの?」
  • 「小学生の平均点が600点以上って本当?」
  • 「英検とTOEIC、小学生はどっちを受けるべき?」
  • 「受けるとしたら、当日はどんな扱いになるの?」

こういった疑問を持っている保護者の方は多いと思います。

この記事では、小学生のTOEIC平均点を中学生・高校生・社会人との比較つきで解説します。

 

さらに

  • 小学生にTOEICは必要か
  • 英検・TOEFL Primary・TOEIC Bridgeとの使い分け
  • 小学生が受けるときの注意点
  • 小学生のうちに親ができること

まで、この1本で全部分かるようにまとめました。

テン
「小学生の平均が600点超え」という数字がSNSで広まっていますが、そのまま受け取ると判断を間違えます。この記事では公式データを用いて客観的にお話ししていくので、ぜひ楽しみにしていてください!
本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
筆者のTOEICスコア リスニング495 リーディング480 計975

小学生のTOEIC平均点は638点【2025年度】

結論:2025年度の公開テストを受けた小学生1,074人の平均は638点で、中学生や高校生より高く、社会人とほぼ同じです。

 

「小学生の平均が600点以上」と聞くと、「うちの子は全然ダメなのでは」と不安になりますよね。

まず、TOEIC運営のIIBCが毎年出している公式データに載っている数字をそのまま見てみましょう。

受けているのは1,074人・平均は中学生や高校生より高く社会人並み

所属人数リスニングリーディング合計
小学生1,074人353284638
中学生1,613人323241564
高校生34,383人303236539
学生全体(大学生など含む)434,399人325267592
社会人308,493人353296649

※IIBC「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」の公開テスト(個人で申し込むテスト)・所属別データ(2025年度)。リスニング・リーディングと合計は資料の四捨五入のため、足し算が1点合わないことがあります。

 

小学生の638点は、中学生(564点)より74点、高校生(539点)より99点高く、社会人の649点とほぼ同じです。リスニングだけを見ると353点で、社会人の353点と並んで一番高い数字です。

なおTOEICにはもう1つ、学校や会社がまとめて申し込む「IPテスト」という受け方があります。こちらを受けた小学生は47人で平均490点でした。人数が少ないのでIIBCは「参考」扱いにしていますが、それでも高校生のIPテスト平均436点より高いです。

テン
IPテストと公開テストの詳しい違いは「TOEIC IPテストとは?公開テストとの違い・活用法」をご覧ください。

平均が高い理由=受けているのが「英語で育った子」だから

なぜ小学生の平均スコアが高いのか。

理由はシンプルで、小学生でTOEICを受けに来るのは、帰国子女やインターナショナルスクールの子、家庭で英語を使っている子がほとんどだからです。

 

2025年度の公開テストの受験者は全体で755,473人。そのうち小学生は1,074人で、割合にすると0.14%です。全国の小学生は約600万人いるので、受けているのは1万人に2人もいません。

TOEICはオフィスや出張、請求書といった大人の場面が題材で、試験時間も2時間あります。学校の英語だけで育った小学生が「力試し」で受けに来ることは、まずありません。だから平均が跳ね上がります。

 

なので、この638点は「小学生の英語力の目安」ではなく、「英語環境で育った小学生が受けるとこのくらい」という数字です。自分の子と比べる基準にはしないでください。

テン
僕はTOEICという言葉を大学に入るまで知りませんでした。小学生でTOEICの会場にいる子は、そもそも日本の学校英語とは別のルートで英語を身につけている子です。比べても意味がないです。

今のスコアを測ってみる方法

  • 「今のウチの子どもって、TOEICを受けたらどれくらいの点数が取れるのだろう。」
  • 「TOEICを受験するかどうか考えるために、なんとなくスコアを把握しておきたい」

という保護者の方、多いかもしれません。

もしくは今調べていただいてるのが小学生本人の場合は「平均点と比べて、今の自分の実力ってどれくらいなんだろう」って気になっているかもしれません。

 

その場合は、スコアを実際に把握してみるのがおすすめです。

では、どのようにスコアを把握すれば良いのか。スコアを把握する方法はいくつかあります。

  1. TOEICを実際に受験する(1日潰れる&スコアがわかるまで時間がかかるのでおすすめしない)
  2. TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
  3. アプリを使う(楽だから推奨)

この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。

そして、アプリの中でも特におすすめなのがSantaアルクです。

Santaアルク スコア診断の結果と講義受講の画面

Santaアルクの画面

 

Santaアルクは無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。

データによると誤差20点以内/精度は95%以上です。

テン
もちろん僕も使ってますし、僕が教えている生徒さんにも使ってもらってますが、誤差は本当に小さいです。他に診断アプリもありますが、間違いなくSantaアルクが診断精度で一番ですし、しかも無料でできるのが素晴らしいです。ただ、800点以上になるとブレが60〜80点くらいになる印象はあります。でも800点未満なら信頼できます。

 

やることは3ステップだけです。

  1. アプリをダウンロード(無料)
  2. 12問解く
  3. スコアが表示される

ここまで3分。コンビニでコーヒーを買うより早く終わります。

ですので、必ずSantaアルクで自分のスコアを測定してください。

テン
「後でやろう」と思うと、確実に後回しになります。なので、今すぐSantaアルクをダウンロードして、ゲーム感覚で一度スコア測定してみてください。本当にあっという間に終わるので、驚くはずです。終わったら、この記事に戻ってきてください。

 

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Santaアルク

 

小学生にTOEICは必要?【結論:中学に入ってからで十分】

結論:家庭や学校で日常的に英語を使っている子でなければ、小学生のうちにTOEICを受ける必要はありません。中学に入って英検3級・準2級を取ってからで、まったく遅くないです。

 

「早く受けさせたほうが有利なのでは」と思いますよね。TOEICに関しては、早ければいいというものではありません。

受けてよいケース

次のどれかに当てはまるなら、小学生でも受ける価値はあります。

  • 帰国子女、またはインターナショナルスクールに通っていて、英語で会話や読書ができる
  • すでに英検2級以上を持っている
  • 本人が「受けたい」と言っている

こういう子にとって、英検は級を順番に取っていく手間がかかりすぎます。TOEICなら1回で10〜990点のスコアが出て、半年後にまた受ければ伸びが数字で見えます。英語力の「現在地」を測る道具としては、英検より向いています。

今は受けなくていいケース

逆に、次に当てはまるなら今は受けないでください。

  • 英語は学校の授業と英会話教室だけ
  • 英検4級・5級にまだ受かっていない(または受けていない)
  • 本人が乗り気ではない

理由は、TOEICが休憩なしの2時間・200問で、試験で出てくる場面(内容)が小学生にとっては身近ではないだからです。

学校の英語だけの小学生が受けると、リスニングはほとんど聞き取れず、リーディングは後半を適当にマークするだけになりがちです。スコアも低く出て、本人には「英語って無理」という記憶だけが残ります。この時期に一番守るべきなのは、点数ではなく「英語が楽しい」という気持ちです。

中学受験の英語入試では英検が基準

「中学受験で英語を使うならTOEICのスコアがあると有利では?」という疑問もあるかもしれません。

私立中学の英語入試や英語資格の優遇で基準になっているのは、ほぼ英検です。英検を運営する日本英語検定協会には、英検を優遇する学校を検索できる公式ページがあります。TOEICを運営するIIBCが毎年まとめて公表しているのは大学入試での活用状況で、中学入試・高校入試についての調査は執筆時点で公表されていません。

 

TOEICのスコアを認める学校もゼロではありませんが、例外だと思ってください。中学受験が目的なら、志望校の募集要項を執筆時点の最新版で確認したうえで、英検を優先するのが確実です。

英検・TOEFL Primary・Bridge・TOEICの使い分け

結論:学校の英語だけの小学生は英検(5級〜3級)、英語環境で育った子はTOEIC本体、その中間はTOEFL PrimaryかTOEIC Bridgeです。

 

小学生が受けられる英語のテストは、普通のTOEIC(正式にはTOEIC L&R。この記事では「TOEIC本体」と呼びます)のほかに、英検、小学生向けに作られたTOEFL Primary、TOEICの初級者版であるTOEIC Bridgeがあります。それぞれ「誰向けか」がはっきり違うので、表にまとめます。

テスト向いている小学生形式受験料(税込)
英検(5級〜3級)学校や教室で英語を習っている子。中学受験・高校受験を見ている家庭級ごとに問題が違う。合否あり。3級から面接5級4,000円/4級4,600円/3級6,800円(本会場)
TOEFL Primary英語で「聞く・読む」の力を、小学生向けの内容で測りたい子小学生向けに作られた内容。リーディング約30分+リスニング約30分。スコア制で合否なし4,000円
TOEIC Bridge L&RTOEICを受けたいが2時間は長い子。学校で団体受験する場合100問・約1時間。日常が題材。30〜100点4,950円
TOEIC L&R(本体)帰国子女・インター生など、英語で生活できる子200問・約2時間。ビジネスが題材。10〜990点7,810円

※受験料は執筆時点の各公式サイトの金額(英検は2026年度・個人申込の本会場、TOEFL PrimaryはReading & Listening)。学校などで受ける準会場や、実施形式によって金額は変わります。

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なおTOEIC Bridgeの中身とTOEIC本体への換算は「TOEIC Bridgeの平均点とTOEIC換算」で説明しています。

小学生がTOEICを受けるときの実務(12歳以下は専用環境・保護者の同意・本人確認書類)

結論:年齢制限はなく、事前連絡も不要です。ただし12歳以下は専用の環境で受験し、申し込みには保護者の同意、当日は顔写真付きの本人確認書類の原本が要ります。

 

受けると決めたあとに引っかかりやすい実務を、IIBC公式の受験要領と公式FAQ(執筆時点)からまとめます。

項目内容
受験資格年齢を問わず受けられる(IIBC公式FAQに明記)
12歳以下の扱い試験日時点で12歳以下は、一般の受験者とは分けた「低年齢の方専用の環境」で受験します。事前の連絡は要りません。保護者が同じ会場で受けたい場合だけ、申込締切日までにIIBC試験運営センターへ問い合わせます
申し込み未成年は保護者の同意を得たうえで申し込む。TOEIC申込サイトで受験する本人の名前で会員登録(無料)→試験日を選ぶ→支払い
受験料7,810円(税込)。スコアの証明書である紙の「公式認定証」を発行しない場合は7,700円です
本人確認書類顔写真付きの原本が必須です。小学生は写真付きの学生証がないことが多いので、実際にはパスポートかマイナンバーカードのどちらかになります。健康保険証やスマホの画面表示は使えません。受験票には別に証明写真を貼ります
事前準備IIBCはサンプルテストや公式教材で問題の形式を見て、マークシートの塗り方に慣れておくことを勧めている

※申し込み条件は変わることがあるので、申し込む前にIIBC公式サイトで最新の受験要領を確認してください。

 

一番の落とし穴は本人確認書類です。中学生なら写真付きの生徒手帳で通りますが、小学生は写真付きの証明書を持っていないことがほとんどです。パスポートもマイナンバーカードもない場合は、申し込みの前にマイナンバーカードを作っておいてください。発行には1か月ほどかかります(自治体によって前後します)。

 

もう1つは、マークシートです。小学生は塗り方を知らないので、本番でずれて全問不正解になることがあります。IIBCが公式に「サンプルテストで慣れておくこと」を勧めているのは、このためです。

テン
2時間座り続けること自体が小学生には大変です。前日はしっかり寝て、当日は朝ごはんを食べて、飲み物とお菓子を持って行ってください。休憩はありませんが、始まる前に少し食べておくと違います。

小学生のTOEIC対策で親ができること

「受けると決めたなら、何か対策を」と思いますよね。ただ、大人向けの定番単語帳「金のフレーズ」やTOEICの公式問題集を小学生にやらせるのは逆効果です。内容が大人の仕事の話なので、飽きて英語自体を嫌いになります。

基本、小学生にできることは2つです。

  1. 英語を聞く量を増やす:TOEICのスコアは小学生でもリスニングのほうが高く出ます(2025年度の小学生はリスニング353点、リーディング284点)。英語のアニメや絵本の音声で、耳から入る量を増やすのが一番の近道です
  2. アルファベットと簡単な単語を読めるようにする:リーディングで点が取れないのは、読む速さ以前に「読めない」からです。小学校の英語の教科書に出る単語を、見て意味が分かる状態にしておきます

TOEICの形式に慣れる練習は、中学に入ってからで十分です。詳しい練習方法は「中学生でもTOEICは受けられる?平均点・何点ですごいか・勉強法」で解説しています。

 

ただ、帰国子女などすでに英語の土台がしっかりできている方は、本格的な勉強法を実践して大丈夫です。

イングルートでは、「何を・どの順番でやればいいか」を全部設計したTOEIC無料学習アプリ「演習中毒」を作りました。

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27講座295レッスンを、英語力ゼロからTOEIC800点レベルまで、正しい順番で勉強できるよう全て設計しています。

やることはアプリを開いて順番に進めるだけです。基本の単語/文法/インプットすべきTOEICの知識/解くべき問題/テクニック、全部入ってます。

 

ムダな参考書を買い揃える必要もありません。完全無料です(広告を見てもらうことで運営費をまかなっているので、登録も課金も不要)。

使用感を把握するにはまず使ってみるのが最短かつ最適な方法です。ぜひ使ってみてください。

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小学生は吸収が速いので、正しい順番でやれば大人より早く伸びます。このチャンスを活かして、どんどん英語を得意になっていきましょう。

 

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小学生のTOEICに関するよくある質問

最後に、小学生のTOEICについてよくある質問にまとめて答えます。

小学生でもTOEICは受けられますか?

受けられます。TOEICに年齢制限はありません。試験日時点で12歳以下は専用の環境での受験になり、事前の連絡は不要です。申し込みには保護者の同意が要ります。

小学生のTOEIC平均点は何点ですか?

2025年度の公開テストを受けた小学生1,074人の平均は638点です。ただし受けているのは帰国子女など英語環境で育った子が中心なので、小学生全体の英語力を表す数字ではありません。

小学生はTOEICと英検のどちらを受けるべきですか?

学校や教室で英語を習っている子は英検(5級〜3級)からです。中学受験や高校受験で使えるのも英検です。帰国子女など英語で生活できる子は、最初からTOEIC本体でかまいません。

小学生がTOEICを受けるとき、本人確認書類は何が使えますか?

顔写真付きの原本が必要です。小学生は写真付きの学生証を持っていないことが多いので、実際にはパスポートかマイナンバーカードになります。健康保険証は使えません。

まとめ

小学生のTOEICについて、平均点の正体と受けるべきか、受けるときの注意点を解説しました。ポイントを振り返ります。

  • 2025年度の小学生の平均は638点(1,074人)。帰国子女など英語環境で育った子が中心の数字で、小学生全体の目安ではない
  • 小学生の受験者は2022年度の174人から6倍以上に増えたが、平均はほとんど下がっていない
  • 学校の英語だけの子は英検から。TOEICは中学に入って英検3級・準2級を取ってからで十分
  • 受けるなら、12歳以下は専用環境・保護者の同意・パスポートかマイナンバーカードの3点を押さえる
  • 小学生の対策は「聞く量」と「読める単語」の2つだけ。大人向けの単語帳や問題集はやらせない
テン
ぜひ参考にしてください!

 

出典

本記事の数値はいずれも執筆時点の各公式資料にもとづきます。受験料や申込条件は変わることがあるため、申し込み前にIIBC公式サイトで最新情報を確認してください。