TOEICは大学受験で使える?必要スコアも解説【活用大学390校一覧】

toeic 大学受験 国立 私立 入試

結論:TOEICは大学受験で使えます。2025年度の公式調査によると、全国786校を対象にした調査で390校がTOEICを活用していました。この記事では、使える大学の一覧と「何点から使えるのか」を解説します。

 

  • 「英検じゃなくてTOEICでも大学受験に使えるの?」
  • 「TOEICが使える大学はどこ?」
  • 「何点あれば入試で使える?」
  • 「リスニングとリーディング(L&R)だけで使える?」

こういった疑問を持っている方は多いと思います。

結論から言うと、公式調査において2025年度時点でTOEICが使える大学は390校。2022年度の332校から58校増えています。ただし「どの入試方式で・何点から使えるか」は大学ごとにバラバラなので、志望校の条件を正確に知ることが第一歩です。

テン
この記事では、TOEIC運営団体の公式調査(全786校・約6,000件の入試データ)をもとに、TOEICが使える大学の一覧・必要スコア・注意点まで、TOEIC975点の僕が全部解説します。
本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
筆者のTOEICスコア リスニング495 リーディング480 計975

TOEICが大学受験で使えるのは390校【2025年度・公式調査】

TOEICの運営団体であるIIBCは、旺文社への委託調査をもとに「TOEIC Program 大学入学試験における活用状況【2025年度】」という公式資料を公開しています。

これによると、全国の国公私立大学786校のうち、390校が2025年度入試でTOEICを活用しています。前回調査(2022年度)の332校から58校増えており、TOEICを使える大学は年々増えている状況です。

 

テストの種類別に見ると、活用校数は以下のとおりです。

テストの種類活用校数
TOEIC L&R(リスニング・リーディング)388校
TOEIC S&W(スピーキング・ライティング)300校
TOEIC Bridge84校

高校生が普通に受けるのはL&Rテストなので、実質「TOEIC L&Rが使える大学は388校ある」と考えてOKです。なお、TOEIC Bridgeは初・中級者向けの簡易版テストです。活用校が84校と限られるので、大学受験で使うなら通常のL&Rを受けてください。

 

一方で「TOEICは大学受験に使えない」と言われることもあります。これは半分正しくて、使えるのは主に総合型選抜・学校推薦型選抜と、私立の英語外部試験利用型だからです。国公立の一般選抜(個別学力検査)でTOEICだけで英語試験を置き換えられるケースはかなり限られます。

つまり「一般選抜一本で国公立を狙う人」には出番が少なく、「総合型・推薦も視野に入れる人」や「私立併願がある人」には強力な武器になる、というのが正確なところです。

大学受験でのTOEICの使われ方は5パターン

結論:使われ方は「出願資格・加点・得点換算・試験免除・判定優遇」の5つ。国公立は総合型・推薦の出願資格が中心、私立は一般選抜の得点換算も多いです。

 

  1. 出願資格:基準スコア以上でないと出願できない(例:北海道大学 工学部の総合型はL&R 550点以上)
  2. 加点:スコアに応じて選考の得点に上乗せされる
  3. 得点換算:スコアを英語試験の点数に換算する(スコア次第で英語を満点扱いにする大学もある)
  4. 試験免除:英語の個別試験そのものが免除される
  5. 判定優遇・合否参考:提出したスコアが合否判定の材料になる

国公立と私立で、よく使われるパターンが違います。

国公立は総合型・学校推薦型での「出願資格」「判定優遇」が中心です。一般選抜でも使う大学はありますが、多くはCEFRという共通枠組み(英検やTOEFLなども束ねた基準)での指定になります。中には長崎大学(多文化社会学部)のように、L&R 730点で共通テストの外国語を満点扱いにする大学もあります。

私立は一般選抜での「得点換算」がかなり多いのが特徴です。「英語外部試験利用型」「共通テスト併用型」といった方式で、TOEICのスコアを英語の得点に換算できます。たとえば桜美林大学は、L&R 550点で共通テストの英語を80点(100点満点)に換算します。同じような換算方式の大学は多く、スコアが高いほど換算点も上がる仕組みが一般的です。

 

英語を先に固めてスコアを持っておけば、入試本番の英語1科目分を「受験前に確定」させられるわけです。これが大学受験でTOEICを使う最大のメリットです。

大学受験のTOEICは何点から使える?【最低ラインの中央値は450点】

結論:L&R単独の基準スコアを公表している174大学の最低ラインを集計すると、中央値は450点。500点あれば131大学、600点あれば164大学の基準に届きます。

 

「どうせ700点とか800点必要なんでしょ?」と思うかもしれませんが、実際の基準はもっと低いところに集中しています。

公式調査に載っている約6,000件の入試データから、L&R単独で基準スコアを公表している174大学の「最低ライン」を集計した結果がこちらです。

最低ライン大学数
100〜200点台16校
300点台29校
400点台66校
500点台46校
600点台8校
700点台以上9校

※IIBC公式調査(2025年度)のうち、L&R単独の基準スコアを公表している174大学の最低ラインを筆者が集計したものです。

見てのとおり、いちばん多いのは400点台、次が500点台です。

高校生の平均は、団体受験のIPテストで441点、個人で申し込む公開テストで535点(2024年度)。つまり平均くらいのスコアでも、使える大学はすでにたくさんあるということです。なお高校生の平均点の詳細は「高校生のTOEIC平均点は?スコア目安や大学入試での活用法を解説」にまとめています。

 

目標設定の目安はこうです。

  • まずは500点:131大学の最低ラインに届く。しっかり対策した高校生が到達する現実的なライン
  • 本命は600点:164大学とほぼすべての基準をカバー。法政(430点〜)・同志社(450点〜)・関西(490点〜)・明治(530点〜)など、MARCH・関関同立の基準にも届く
  • 700点以上:英語試験を満点扱いにできるレベル(秋田大学 国際資源学部は730点で個別試験の英語が満点扱い)

今のスコアを3分で知る方法

ここまでで、目標とすべきTOEICのスコアがなんとなく見えてきたと思います。

次に必要なのは、今の自分のスコアと目標との距離を測ることです。TOEICはスコアによって適切な勉強法が大きく変わりますし、「目標までの距離感」を測らなければ、院試までの学習計画が立てられないからです。

 

また、TOEICにおいては定期的にスコアを測定することがそもそも必須です。「今の勉強法が適切かどうか」を判断するためです。

  • 定期的にスコアを測って伸びているなら勉強法は適切
  • 定期的にスコアを測って伸びていないなら勉強法が不適切だから改善が必要

と判断できます。だから、定期的に測る人ほどスコアが伸びます。

 

では、どのようにスコアを把握すれば良いのか。スコアを把握する方法はいくつかあります。

  1. TOEICを実際に受験する(1日潰れる&スコアがわかるまで時間がかかるのでおすすめしない)
  2. TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
  3. アプリを使う(楽だから推奨)

この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。

そして、アプリの中でも特におすすめなのがSantaアルクです。

Santaアルク スコア診断の結果と講義受講の画面

Santaアルクの画面

 

Santaアルクは無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。

データによると誤差20点以内/精度は95%以上です。

テン
もちろん僕も使ってますし、僕が教えている生徒さんにも使ってもらってますが、誤差は本当に小さいです。他に診断アプリもありますが、間違いなくSantaアルクが診断精度で一番ですし、しかも無料でできるのが素晴らしいです。ただ、800点以上になるとブレが60〜80点くらいになる印象はあります。でも800点未満なら信頼できます。

 

やることは3ステップだけです。

  1. アプリをダウンロード(無料)
  2. 12問解く
  3. スコアが表示される

ここまで3分。コンビニでコーヒーを買うより早く終わります。

ですので、必ずSantaアルクで自分のスコアを測定してください。

テン
「後でやろう」と思うと、確実に後回しになります。なので、今すぐSantaアルクをダウンロードして、ゲーム感覚で一度スコア測定してみてください。本当にあっという間に終わるので、驚くはずです。終わったら、この記事に戻ってきてください。

 

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TOEICが使える大学一覧【2025年度調査】

結論:国公立は69校が活用。私立は321校が活用しており、早慶上智・MARCH・関関同立もほぼ全部含まれます。

 

公式調査をもとに、TOEICが使える大学を一覧にしました。表の「L&R基準」の見方は次のとおりです。

  • L&R ◯点〜:L&Rテスト単独のスコアで使える(数字はその大学の最低ライン。学部・方式によってはもっと高い基準もあります)
  • 合算・CEFR等のみ:S&Wテストとの合算スコアやCEFR基準での指定。L&Rだけでは使えない場合が多い
  • 基準非公開:TOEICを活用するが、具体的な基準スコアは公表していない

国公立大学の一覧【69校】

都道府県大学主な学部入試方式L&R基準
北海道小樽商科大学商学部[昼間コース]総合型合算・CEFR等のみ
北海道北海道教育大学教育学部函館校学校推薦型合算・CEFR等のみ
北海道北海道大学工学部、理学部総合型L&R 550〜
北海道公立はこだて未来大学*システム情報科学部総合型基準非公開
青森青森公立大学*経営経済学部学校推薦型・総合型L&R 375〜
宮城東北大学医学部、教育学部、経済学部など総合型基準非公開
秋田秋田大学国際資源学部一般L&R 730〜
秋田国際教養大学*国際教養学部一般・学校推薦型・総合型合算・CEFR等のみ
福島福島大学人文社会学群[昼間]、農学群、理工学群学校推薦型・総合型L&R 480〜
茨城茨城大学教育学部、工学部、人文社会科学部など一般・学校推薦型・総合型合算・CEFR等のみ
茨城筑波大学医学群、芸術専門学群、社会・国際学群など学校推薦型・総合型合算・CEFR等のみ
栃木宇都宮大学国際学部学校推薦型L&R 550〜
群馬群馬大学医学部、共同教育学部、情報学部など学校推薦型L&R 550〜
群馬高崎経済大学*経済学部学校推薦型L&R 400〜
群馬前橋工科大学*工学部学校推薦型・総合型基準非公開
埼玉埼玉大学経済学部[昼間コース]、工学部学校推薦型・総合型合算・CEFR等のみ
千葉千葉大学園芸学部、看護学部、教育学部など一般・総合型合算・CEFR等のみ
東京お茶の水女子大学生活科学部、共創工学部、文教育学部学校推薦型・総合型基準非公開
東京東京外国語大学言語文化学部、国際社会学部、国際日本学部学校推薦型合算・CEFR等のみ
東京東京海洋大学海洋工学部、海洋資源環境学部、海洋生命科学部一般・学校推薦型・総合型L&R 365〜
東京東京大学医学部、教養学部、経済学部など学校推薦型基準非公開
東京東京都立大学*経済経営学部、健康福祉学部、システムデザイン学部など一般・学校推薦型・総合型合算・CEFR等のみ
神奈川横浜国立大学教育学部、経済学部学校推薦型・総合型基準非公開
神奈川横浜市立大学*医学部、国際教養学部、国際商学部など学校推薦型・総合型L&R 500〜
新潟新潟大学工学部総合型合算・CEFR等のみ
新潟新潟県立大学*国際経済学部総合型合算・CEFR等のみ
富山富山大学教育学部、工学部、都市デザイン学部など一般・学校推薦型・総合型合算・CEFR等のみ
山梨都留文科大学*教養学部、文学部学校推薦型・総合型L&R 225〜
長野信州大学経法学部学校推薦型L&R 730〜
長野長野県立大学*グローバルマネジメント学部、健康発達学部学校推薦型L&R 550〜
長野長野大学*環境ツーリズム学部、企業情報学部、社会福祉学部一般・総合型基準非公開
静岡静岡大学教育学部、グローバル共創科学部学校推薦型・総合型L&R 500〜
静岡静岡文化芸術大学*文化政策学部学校推薦型合算・CEFR等のみ
愛知名古屋工業大学工学部[昼間部]学校推薦型L&R 400〜
愛知名古屋大学医学部、教育学部、経済学部など学校推薦型・総合型基準非公開
愛知愛知県立大学*外国語学部学校推薦型L&R 650〜
愛知名古屋市立大学*経済学部、人文社会学部学校推薦型L&R 450〜
京都京都大学経済学部、農学部、法学部学校推薦型・総合型L&R 600〜
大阪大阪教育大学教育学部[昼間]一般・学校推薦型L&R 365〜
大阪大阪大学医学部、工学部、人間科学部など学校推薦型・総合型基準非公開
兵庫神戸大学海洋政策科学部、工学部、法学部総合型L&R 750〜
兵庫兵庫教育大学学校教育学部総合型基準非公開
兵庫神戸市外国語大学*外国語学部[第1部]、外国語学部[第2部]学校推薦型・総合型合算・CEFR等のみ
兵庫兵庫県立大学*環境人間学部、国際商経学部一般・学校推薦型合算・CEFR等のみ
鳥取鳥取大学地域学部、農学部学校推薦型・総合型L&R 500〜
島根島根県立大学*地域政策学部、人間文化学部一般・学校推薦型基準非公開
岡山岡山大学医学部、教育学部、グローバル・ディスカバリー・プログラムなど一般・学校推薦型・総合型合算・CEFR等のみ
広島広島大学医学部、教育学部、経済学部[昼間コース]など一般・学校推薦型・総合型合算・CEFR等のみ
広島叡啓大学*ソーシャルシステムデザイン学部一般・学校推薦型・総合型合算・CEFR等のみ
広島尾道市立大学*経済情報学部一般・学校推薦型合算・CEFR等のみ
広島広島市立大学*国際学部学校推薦型基準非公開
山口山口大学教育学部、経済学部、工学部など一般・総合型L&R 225〜
山口下関市立大学*経済学部学校推薦型L&R 500〜
山口周南公立大学*経済経営学部学校推薦型L&R 550〜
徳島徳島大学総合科学部学校推薦型L&R 550〜
香川香川大学経済学部[昼間コース]、創造工学部、農学部学校推薦型・総合型基準非公開
高知高知大学医学部総合型基準非公開
福岡九州工業大学工学部、情報工学部一般・学校推薦型・総合型合算・CEFR等のみ
福岡九州大学法学部総合型基準非公開
福岡北九州市立大学*外国語学部、文学部学校推薦型L&R 600〜
福岡福岡県立大学*看護学部学校推薦型合算・CEFR等のみ
福岡福岡女子大学*国際文理学部総合型合算・CEFR等のみ
佐賀佐賀大学教育学部、経済学部学校推薦型・総合型基準非公開
長崎長崎大学多文化社会学部一般・総合型L&R 730〜
長崎長崎県立大学*経営学部、国際社会学部学校推薦型・総合型L&R 450〜
大分大分大学経済学部総合型L&R 480〜
宮崎宮崎大学工学部、農学部一般・総合型L&R 500〜
鹿児島鹿児島大学医学部、教育学部、共同獣医学部など一般・学校推薦型・総合型合算・CEFR等のみ
沖縄琉球大学教育学部学校推薦型L&R 600〜

※*は公立大学。学部・方式は代表例です。2025年度入試の調査時点の情報なので、出願前に必ず最新の募集要項を確認してください。

主要私立大学の一覧【36校】

私立は321校が活用しているため、ここでは受験者の多い主要大学に絞って掲載します。

大学主な学部入試方式L&R基準
早稲田大学社会科学部、人間科学部総合型合算・CEFR等のみ
慶應義塾大学環境情報学部、総合政策学部、法学部総合型基準非公開
上智大学外国語学部、経済学部、総合グローバル学部など学校推薦型合算・CEFR等のみ
東京理科大学経営学部、工学部、先進工学部など一般・総合型合算・CEFR等のみ
明治大学経営学部、国際日本学部、政治経済学部など一般・総合型L&R 530〜
青山学院大学国際政治経済学部、総合文化政策学部、地球社会共生学部など一般・学校推薦型・総合型L&R 730〜
立教大学経営学部、経済学部総合型合算・CEFR等のみ
中央大学経済学部、国際経営学部、国際情報学部など一般・総合型L&R 785〜
法政大学キャリアデザイン学部、経営学部、経済学部など総合型L&R 430〜
学習院大学経済学部、国際社会科学部、法学部など一般・学校推薦型・総合型合算・CEFR等のみ
日本大学危機管理学部、経済学部、国際関係学部など学校推薦型・総合型L&R 380〜
東洋大学国際観光学部学校推薦型L&R 600〜
駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部、経済学部、仏教学部一般・総合型L&R 500〜
専修大学経営学部、経済学部、国際コミュニケーション学部など一般・学校推薦型・総合型L&R 500〜
成蹊大学経営学部、経済学部、文学部など一般・総合型L&R 560〜
成城大学経済学部、文芸学部総合型L&R 520〜
明治学院大学経済学部、国際学部、法学部総合型合算・CEFR等のみ
武蔵大学経済学部、国際教養学部、社会学部など一般・総合型合算・CEFR等のみ
獨協大学外国語学部、経済学部、国際教養学部など一般・学校推薦型・総合型合算・CEFR等のみ
神奈川大学外国語学部、経営学部、国際日本学部など総合型L&R 500〜
関西大学経済学部、システム理工学部、社会安全学部など一般・学校推薦型・総合型L&R 490〜
関西学院大学教育学部、経済学部、建築学部など一般・総合型合算・CEFR等のみ
同志社大学グローバル・コミュニケーション学部、グローバル地域文化学部、経済学部など学校推薦型・総合型L&R 450〜
立命館大学経営学部、経済学部、国際関係学部など総合型L&R 550〜
京都産業大学外国語学部、経営学部、経済学部など一般・学校推薦型・総合型L&R 380〜
近畿大学経営学部[昼間主コース]、経済学部、建築学部など一般・学校推薦型・総合型合算・CEFR等のみ
龍谷大学経営学部、経済学部、国際学部など一般・学校推薦型・総合型L&R 500〜
西南学院大学外国語学部、経済学部、国際文化学部など一般・総合型合算・CEFR等のみ
福岡大学医学部、経済学部、工学部など一般・総合型L&R 520〜
昭和女子大学国際学部、人間社会学部学校推薦型・総合型L&R 550〜
武蔵野大学アントレプレナーシップ学部、ウェルビーイング学部、看護学部など一般L&R 550〜
工学院大学建築学部、工学部、情報学部など一般・総合型L&R 400〜
芝浦工業大学建築学部、工学部、システム理工学部など一般・総合型合算・CEFR等のみ
東京都市大学環境学部、建築都市デザイン学部、情報工学部など一般・学校推薦型・総合型合算・CEFR等のみ
東京電機大学工学部[第一部]、システムデザイン工学部、未来科学部など一般合算・CEFR等のみ
東京女子大学現代教養学部総合型合算・CEFR等のみ

早稲田・慶應・立教などの「合算のみ」「非公開」は、L&R単独では基準を満たせない(または基準がわからない)ということです。逆に、上智・明治・青山学院・中央・法政・同志社・立命館・関西あたりはL&R単独の基準があり、高校生でも現実的に狙えます。

志望校が表にない場合の探し方

表に載っていない私立大学は、IIBCの公式資料で地域別のPDFが公開されているので、そこで確認できます。

また、大学の募集要項では「英語外部試験」「英語資格・検定試験」という欄に載っています。募集要項は毎年変わるので、出願前に必ず最新年度の要項で確認してください

大学受験でTOEICを使うときの注意点4つ

①L&Rだけで使えるか、S&Wも必要かを確認する

今回の集計では、基準スコアがある入試の6割ほどが「L&RとS&Wの合算」やCEFRでの指定でした(例:合算1150点以上など)。

S&Wはスピーキングとライティングの試験で、L&Rとは別日・別料金(10,450円)です。受験者も少なく、高校生にはハードルが高めです。L&Rだけで使いたい人は、一覧で「L&R ◯点〜」と書いてある大学・方式を選んでください。

②IPテストのスコアは使えないことが多い

学校でまとめて受けるIPテスト(団体受験)のスコアは、入試では使えない大学が多数派です。要項で「公式認定証」の提出を求められる場合、公開テスト(個人申込)のスコアが必要になります。

一部にはIPテストOKの大学もあるので、ここも要項で確認してください。IPテストと公開テストの違いは「TOEIC IPテストとは?公開テストとの違い・活用法を975点が徹底解説」で解説しています。

③スコアの有効期限の指定がある

多くの大学が「出願からさかのぼって2年以内のスコア」を条件にしています。高1で取ったスコアが高3の出願時に期限切れ、ということも起こり得ます。

④結果が出るまで約3週間かかる(申込は約1ヶ月半前)

TOEIC公開テストは、申込締切が試験日の約1ヶ月半前、スコア表示が試験日から17日後(紙の公式認定証は希望制)です。「出願直前に受けて間に合わせる」はほぼ不可能だと思ってください。

総合型選抜の出願は例年高3の9月から、学校推薦型は11月から始まります。そこから逆算すると、スコアを取り切るリミットは高3の春〜夏。理想は高2のうちに一度受けておくことです。IIBCの公式データでは、初めて受けた高校生の平均が416点なのに対し、3回以上受けた層は500点。受験回数を重ねるほどスコアは伸びるので、早めに1回目を受けておくのが確実です。

大学入試向けのTOEIC勉強法

やることはシンプルです。まず今のスコアを測り、目標との距離に応じて戦略を決めます。

スコアの測り方は前半で紹介したとおり。無料でスコア測定ができるアプリ「Santaアルクを使ってください。

 

スコアを測った後は、そのスコアに合わせて勉強法を実践していきます。

具体的な勉強法について、本当に初めて受ける方は「TOEIC勉強法 完全ロードマップ|初心者から800点までを975点が全21STEPで解説」をご覧ください。全体像が見えてきます。

 

また、すでに受けたことがある方も、前提として今のスコアを測るためにSantaアルクを使った上で、以下の記事から今のスコアに合うものを選んで勉強法を実践してください。(このサイトのスコア別勉強法は、全てSantaアルクのスコアを基準に作っています。)

TOEIC250点を取る勉強法
TOEIC300点を取る勉強法
TOEIC350点を取る勉強法
TOEIC400点を取る勉強法
TOEIC450点を取る勉強法
TOEIC500点を取る勉強法
TOEIC550点を取る勉強法
TOEIC600点を取る勉強法
TOEIC650点を取る勉強法
TOEIC700点を取る勉強法
TOEIC750点を取る勉強法
TOEIC800点を取る勉強法
TOEIC850点を取る勉強法
TOEIC900点を取る勉強法
TOEIC950点を取る勉強法

英検とTOEICはどっちが大学受験に有利?

結論:一般選抜の英語外部試験利用で対応校が多いのは英検です。TOEICの強みは、総合型・推薦で使えることに加えて「大学入学後にそのまま使える」ことです。

 

正直に言うと、大学受験だけを考えるなら英検のほうが対応校は多いです。多くの受験生が英検を選ぶのはこのためです。

ただ、TOEICには英検にない強みがあります。スコアが大学入学後もそのまま武器になることです。大学の単位認定、大学院入試、就職活動と、大学受験の先でずっと使えます。英検・TOEICのどちらを受けるべきかは「高校生はTOEICと英検どっちを受けるべき?975点&準1級が解説」で詳しく比較しています。

大学受験のTOEICに関するよくある質問

Q1. 高校生のTOEIC平均点は?

2024年度のデータで、IPテスト(団体受験)の平均は441点、公開テスト(個人受験)の平均は535点です。初めて受けた高校生に限ると平均416点なので、初回400点前後はごく普通のスコアです。

Q2. 共通テストとTOEICはどっちが難しい?

問われる力が違うので単純比較はできませんが、イングルートの推計では、共通テスト8割(160点)でTOEIC 550点前後が目安です(TOEIC対策をしていない状態)。詳しい換算表は「TOEICと共通テストのスコア換算を徹底解説!どっちが難しい?」にまとめています。共通テスト対策で身につく語彙・文法・読解力はTOEICにもそのまま活きます。

Q3. 一般選抜でも使える?

私立なら使えます。「英語外部試験利用型」「共通テスト併用型」を設ける大学が多く、得点換算や試験免除が受けられます。国公立の一般選抜はCEFR基準(英検などと共通の枠組み)での指定が中心で、TOEICだけを対象にした優遇は限られます。

Q4. 大学に入ってからもTOEICは使える?

使えます。むしろ本領は大学入学後で、単位認定・交換留学の学内選考・大学院入試・就職活動まで一貫して使えます。大学院入試での活用は「大学院入試(院試)のTOEICは何点必要?大学別の基準スコア一覧を975点が解説【IPテスト可否も】」にまとめています。

単位認定については「TOEICで単位認定される大学一覧【何点で何単位もらえる?IPテスト可否まで975点が解説】」で解説しています。

まとめ

TOEICと大学受験について解説しました。ポイントを振り返ります。

  • TOEICは大学受験で使える。2025年度入試では390校が活用(2022年度の332校から増加)
  • 使われ方は出願資格・加点・得点換算・試験免除・判定優遇の5パターン。国公立は総合型・推薦中心、私立は一般選抜の得点換算も多い
  • 基準スコアの最低ラインは400〜500点台に集中。500点で131大学、600点で164大学の基準に届く
  • L&R単独で使えるか(S&W合算指定でないか)、IP可否、有効期限、申込〜結果のスケジュールは要項で必ず確認
  • スコア取得のリミットは高3の春〜夏。理想は高2のうちに1回目を受けておく

TOEICは「受験で使えて、大学入学後もずっと使える」数少ない資格です。志望校の基準と今の自分のスコアの距離を測るところから始めてみてください。