結論:TOEICの受験頻度は、大学生なら2ヶ月に1回、社会人なら3ヶ月に1回がおすすめです。受ける回数は3〜5回が目安です。
- 「TOEICって何回受けるべき?」
- 「毎月受けた方がいいの?」
- 「どのくらいの間隔で受けるのがベスト?」
こういった疑問を持っている方は多いと思います。
正直、受験頻度に唯一の正解はありません。ただし、頻度を間違えると、時間もお金も無駄になる可能性があります。
この記事では、IIBC公式データと僕自身の経験をもとに、理想の受験頻度・大学生や社会人向けの具体的なペース・頻繁に受けるメリットとデメリットをすべてまとめました。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!

結論:TOEICのおすすめ受験頻度【大学生/社会人】
結論:大学生は2ヶ月、社会人は3ヶ月、期限ありなら毎月が目安です。
まずは結論からということで、属性別におすすめ頻度をまとめました。
自分に当てはまるパターンを確認してみてください。
社会人は3ヶ月に1回
社会人は3ヶ月に1回程度の受験がおすすめです。
3ヶ月以上空いてしまうと、勉強のモチベがかなり下がりやすくなります。
また、試験特有の緊張感や時間配分の感覚も薄れていくので、本番で実力通りに発揮できなくなるリスクが高まります。
大学生は2ヶ月に1回
大学生は2ヶ月に1回程度の受験がおすすめです。
受験頻度が上がるほど締切効果でモチベーションが維持しやすくなります。
さらに、大学生は社会人に比べると自由な時間が多いので、時間をTOEIC対策に有効活用できればスコアの伸び方も大きくなります。
大学生がTOEICを受けるベストなタイミングについては「大学生はTOEICをいつ受けるべき?」で詳しく解説しています。
取得期限が迫っている方は毎月
就活・転職・昇進などでTOEICを使う場合、期限が迫っているなら毎月受けるべきです。
正直、TOEICは問題との相性がある程度あります。
毎月受ければ相性の良い問題に当たる回数が増えるので、目標スコアを達成できる確率がめちゃくちゃ上がります。
また、「あと1回しかチャンスがない」という状況は、精神的にもきついです。
余裕を持って複数回受けられるよう、早めに動き出すのが正解です。
自分の英語力をチェックしたいor英語力を維持したい方は半年に1回
すでに目標スコアを取り終えていて、英語力の定期チェックや維持が目的なら半年に1回で十分です。
ただし、2024年4月からTOEICスコアの有効期限は「2年まで」と定められました。
以前は有効期限がなかったので制度上は古いスコアでも(20年前でも)問題なく使えましたが、今は会社によっては「有効期限内のTOEICスコア提出」が義務付けられる可能性もあります。
半年に1回受けておけば、確実に「履歴書に記載できる」かつ「問題の相性に左右されすぎず、自分の英語力が反映されたスコア」を維持できます。
安心感が全然違うので、半年に1回程度は受験していくことをおすすめします。
TOEICは何回受ければ目標スコアに届く?
結論:一般的に3〜5回。スタート地点と目標スコアによって変わります。
「何回受ければゴールに届くの?」という疑問、めちゃくちゃ多いです。
正直、一言では言えないんですが、スタート地点×目標スコアのパターン別に目安を出すと、だいたい見えてきます。
スタート地点×目標スコア別の受験回数目安
| パターン | 受験回数の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 初受験→600点 | 3〜4回 | 形式慣れに2回+対策1〜2回 |
| 400点台→700点 | 3〜5回 | 200点UPは対策期間がしっかり必要 |
| 600点台→800点 | 2〜4回 | 基礎があるので上積みしやすい |
| 700点台→900点 | 3〜5回 | 高得点域は1回で大きく伸びにくい |
覚えておきたいポイントを3つにまとめます。
- 問題形式に慣れるだけで2回はかかる。TOEICは独特な形式なので、最初の1〜2回は「慣れ」に使う期間と割り切るのが現実的です。
- 対策期間をしっかり挟むのが理想。受けっぱなしで次に進んでも伸びません。「受験→復習→対策→受験」のサイクルを回すことで、スコアが着実に積み上がります。
- 上振れで目標スコアに届くこともある。だから受験回数は多いほど有利。本番には当たり回・外れ回があります。受験機会が多いほど「上振れを拾える」チャンスも増えます。
また、毎回のテストで目的意識を持ちながら受けることも重要です。
「1回ごとに何を改善するか」を決めて受験するほうが、結果的に最短で目標に届きます。
TOEICは1年間に36回程度開催される
結論:TOEICは年間18日・計36回開催されていて、受けようと思えばほぼ毎月受験できます。
IIBCの公式データによると、データが取れる最新年度「2024年度」の公開テストだけで年間735,425人が受験しています。
IPテストと合わせると約177万人。正直、日本でここまで受験者数が多い英語試験はTOEICだけです。
公開テストの開催頻度は午前・午後実施合わせて年間36回程度(年間18日程度)。
以前は年間10日・20回程度でしたが、近年は明らかに増加傾向にあります。
たとえば、2026年度のTOEIC公開テスト開催日程はこちらです。
- 4月19日
- 5月17日
- 5月31日
- 6月13日
- 6月28日
- 7月12日
- 8月23日
- 9月5日
- 9月27日
- 10月25日
- 11月15日
- 12月6日
- 12月19日
- 1月10日
- 1月24日
- 2月14日
- 3月6日
- 3月14日
※4〜12月は2026年、1〜3月は2027年実施
TOEICを頻繁に受けるメリット
結論:頻繁に受けるほどモチベーションが続き、スコアが安定して伸びやすくなります。
TOEICを頻繁に受けるメリットは3つあります。
- TOEIC学習のモチベーションを維持しやすい
- 目標スコアを達成できる可能性が高くなる
- 試験に慣れやすい
TOEIC学習のモチベーションを維持しやすい
まずは勉強のモチベーションを維持できることです。
直近に試験日が決まっていると、勉強をサボりにくくなります。これはぶっちゃけ、勉強の仕組みとして超重要です。
「次の試験まで3ヶ月ある」と思うと、どうしても序盤に気が抜けます。
でも「来月受ける」と決めていれば、締め切り効果でエンジンがかかります。英語学習のやる気がアップするので、短期間の勉強でもTOEICスコアがぐんぐん伸びていきます。
また、TOEICは合否があるわけではなく、5点刻みで採点されます。
よって、TOEICを頻繁に受けることで英語力の向上がスコアにすぐに反映され、成長を感じやすいので更なるモチベ維持に繋がります。
目標スコアを達成できる可能性が高くなる
1回の試験だけで実力が完璧にスコアへ反映されることは、正直ほとんどありません。
なぜなら、TOEICのスコアは、その日の問題との相性やコンディションにも左右されるからです。
本番で問題傾向がたまたま得意分野からズレていたり、前日に睡眠不足だっただけでスコアが変動することも普通にあります。
だから、複数回受けることで「自分の実力に近いスコア帯」が浮かび上がってくるんです。
1回きりの結果に一喜一憂するより、複数回受けたほうがスコアの精度が上がりますし、目標スコアも取りやすくなります。
試験に慣れやすい
自宅や図書館で解くのと、試験会場でのTOEICは、雰囲気が全然違います。
やっぱりTOEIC会場ではめちゃくちゃ緊張しますし、周囲の音も気になります。
試験会場には試験官がいて、スピーカーから音声が流れ、マークシートに答えを転記する作業も発生します。
自宅の環境とは異なるので、これが原因で本番になると意外なロスになる人が多いです。
受験回数が増えるほど、試験特有の緊張感や手順に慣れて、実力を発揮しやすい環境に自分を慣らせます。
だから、より高いスコアで安定します。
TOEICを頻繁に受けるデメリット
結論:お金・時間・メンタルの3つにコストがかかるので、目的なく受け続けるのは非効率です。
TOEICを頻繁に受けるデメリットは以下の通りです。
- 受験料がかかる
- 土日が潰れる
- スコアが落ちると気になってしまう
受験料がかかる
TOEIC公開テストの受験料は7,810円(税込)です。正直、安くはないです。
受験料が安いIPテストでも、4,230円(税込)かかります。(団体により受験料は若干異なる場合がある、また、開催頻度が不定)
毎月受けると年間12回で93,720円。参考書や問題集にかけるお金と比べると、受験料だけでかなりの出費になります。
土日が半日程度潰れる
TOEICは基本的に土日に開催されます。
試験時間は2時間ですが、会場への往復・食事など含めると、半日はまるっと消えます。
毎回半日が飛ぶのは、「勉強時間の確保」「仕事のストレス解消」という観点ではデメリットになります。
特にスコアアップのために集中して勉強したい時期は、試験より学習に時間を充てた方がいいケースもあります。
スコアが落ちると気になってしまう
特にスコア停滞期には、思った以上にスコアが伸びないことがあります。
なんなら、スコアが以前受験した時よりもガクッと落ちることもあるでしょう。
前述のように問題には相性があるので、スコアが落ちているからといって必ずしも「勉強法が間違っていた」「英語力が落ちた」というわけではありません。
しかし、勉強しているのにスコアが伸びないと、やっぱりメンタルに来ます。
受験頻度を上げると、しっかり勉強したのにスコアが落ちたときに、勉強意欲まで落ちてしまうリスクがあるのがデメリットです。
TOEICの理想の受験頻度は毎月
結論:理想は毎月受験。メリットがデメリットを上回ります。
ここまでメリット・デメリットを見てきましたが、正直メリットの方が圧倒的に大きいです。
特に「勉強のモチベーションが続く」「試験の雰囲気に慣れる」この2つは、短期間でスコアを伸ばすうえでめちゃくちゃ重要なポイントです。
だから、理想の受験頻度は「毎月」。これははっきり言えます。
現実的に毎月TOEICを受けるのは難しい
結論:毎月が理想ですが、現実はそう甘くありません。
とはいえ、ぶっちゃけ毎月受け続けるのはしんどいです。
受験料は1回7,810円(公開テスト)。毎月受けると年間で約9万円飛ぶ計算になります。
それに、仕事や授業が忙しい時期は、そもそも試験勉強に時間を割けないこともありますよね。
だから「毎月が理想」と言いつつも、現実的には冒頭で紹介した自分の属性や状況に合った頻度を設定するのがベストです。
- 社会人は3ヶ月に1回
- 大学生は2ヶ月に1回
- 取得期限が迫っている方は毎月
- 英語力チェック・維持が目的の方は半年に1回
TOEIC対策をせずに受け続けても意味がない
結論:受験頻度を上げるのもそうですが、1回1回の対策の質を高めることが先決です。
ここまで受験頻度について話してきましたが、1つだけ正直に言わせてください。
対策なしでただ受け続けても、スコアはほぼ伸びません。
「場数を踏めば慣れる」という考え方は半分正解で、半分は間違いです。
試験形式には慣れても、英語力そのものが上がらなければ良いスコアは取れないんです。
ぶっちゃけ、受験回数より「どんな対策をして臨んだか」が一番スコアに直結します。
受ける前に「前回より何を改善したか」が言えない状態なら、もう1ヶ月対策に集中した方がいいです。
高頻度受験×最高効率学習でスコアを最短で上げる方法
結論:スコアを把握して、そのスコアに合った勉強法を実践する。これに高頻度受験が組み合わさればスコアがどんどん上がります。
「じゃあどんな対策をすればいいの?」という話は、今のスコアや目標点によって全然変わります。
だから、やるべきことは2つです。
- 今のスコアを把握する
- スコアに合わせた勉強法を実践する
スコア把握
TOEICはスコアによってやるべき勉強内容が大きく異なります。
だからまずやるべきことは、今この瞬間の自分のスコアを把握することです。
スコアを把握する方法はいくつかあります。
- TOEICを実際に受験する(1日潰れる&スコアがわかるまで時間がかかるのでおすすめしない)
- TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
- アプリを使う(楽だから推奨)
この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。なぜかというと、無料で使えるものもありますし、圧倒的に楽でかつ精度も高いからです。
スコア帯別の勉強方法
スコア診断が終わったら、次は自分のスコア帯に合った勉強を始めましょう。基本的な方向性はこちらです。
- 400点未満:中学英語の復習から。TOEIC教材はまだ早い
- 400〜500点台:単語の基礎固め+Part1・2・5に絞って対策
- 600点台:文法強化+Part3・4・6を追加
- 700点以上:弱点パートの集中対策+公式問題集の徹底活用
ただし、これはあくまで基本の方向性のみです。
具体的なスコア別の勉強法は、ここで書くとちょっと長くなりすぎて本記事のテーマから逸脱します。
ですので、「TOEICの点数を上げる方法|スコア別の最短ロードマップ【短期間スコアアップ】」という記事にスコア別に勉強法をまとめました。
よくある質問
TOEICは毎月受けるべきですか?
理想は毎月受験ですが、対策が追いつかない状態で受け続けるのは非効率です。「前回から何を改善したか」が言えない状態なら、受験より対策に集中した方がスコアは伸びます。
現実的には2〜3ヶ月に1回のペースで、しっかり対策してから臨むのがおすすめです。
TOEICの申し込み締め切りはいつですか?
公開テストの申し込み締め切りは、試験日の約1ヶ月前が目安です。ただし試験回によって異なるため、公式サイトで最新情報を確認してください。
締め切りを過ぎると申し込めないので、受験を決めたら早めに登録するのが鉄則です。
TOEICを対策なしで連続受験しても意味がありますか?
対策なしで連続受験しても、スコアはほとんど伸びません。最低でも1ヶ月は間を空けて、弱点対策に集中してから次の試験に臨むのが効率的です。
「場数を踏む」より「1回1回の質を上げる」という意識で受験スケジュールを組んでください。
IPテストと公開テストでは受験頻度が違いますか?
公開テストは月1〜2回のペースで開催されています。
一方、IPテストは企業・学校などの団体が独自に実施するため、頻度は所属先によって異なります。
詳しくは「TOEIC IPテストとは?公開テストとの違いを解説」をご覧ください。
まとめ
TOEICの理想の受験頻度は毎月ですが、現実的にはそれは難しいです。
属性・状況別のおすすめ頻度をまとめると以下のとおりです。
- 社会人は3ヶ月に1回
- 大学生は2ヶ月に1回
- 取得期限が迫っている方は毎月
- 英語力チェック・維持が目的の方は半年に1回
ただ、受験回数も大切ですが、1回1回の対策の質を上げて臨むことがスコアアップのためには一番重要です。
自分に合ったペースを決めて、確実にスコアを伸ばしていきましょう。
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