結論:TOEIC Bridgeの平均点は大学生IPテストで60.2点(TOEIC本体に換算すると約325点相当)。ただ、ぶっちゃけると大学生・社会人がBridgeを受ける意味はほとんどありません。就活/転職で評価されるのはTOEIC L&Rだけです。
- 「TOEIC Bridgeの平均点ってどのくらい?」
- 「BridgeのスコアをTOEICに換算すると何点?」
- 「そもそもTOEIC Bridgeって受ける意味あるの?」
こういった疑問を持っている方は多いと思います。
結論から言うと、TOEIC Bridgeは英語初心者向けの「易しいTOEIC」であり、平均点は100点満点中で約60点前後です。
ただ、ここが超重要なポイントなんですが——大学生・社会人がBridgeを受けても、就活・転職では一切評価されません。
企業が見ているのはTOEIC L&Rのスコアだけ。
試験方式も若干異なるので、Bridgeで高得点を取る努力をするなら、最初からTOEIC本体を受けた方が圧倒的にコスパがいいです。
この記事では、IIBCの最新データをもとに、TOEIC Bridgeの平均点から、TOEICとの違い、そして「Bridgeより本体を受けるべき理由」まで全部まとめて解説します。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

TOEIC Bridgeとは?TOEICとの違いを3分で理解
結論:TOEIC Bridgeは、TOEICの「練習版」として作られた英語初心者向けのテスト。難易度・出題範囲ともにTOEIC本体より大幅に易しいです。
「TOEIC Bridge」という名前を聞いて、「TOEICとどう違うの?」と疑問に思っている方も多いと思います。
TOEIC Bridgeは「易しいTOEIC」(L&RとS&Wの2種類)
IIBCの公式ページによると、TOEIC Bridgeは、英語が苦手な人のための「TOEICへの架け橋」として作られたテストです。
TOEICと同じくIIBCが運営していますが、出題範囲は日常生活が中心で、ビジネス英語はほとんど出てきません。
テスト自体は2種類あります。
- TOEIC Bridge L&R(リスニング&リーディング):リスニング50問(25分)+リーディング50問(35分)の計100問・約1時間。スコアは30〜100点(1点刻み)。受験料は4,950円です。
- TOEIC Bridge S&W(スピーキング&ライティング):スピーキング8問(15分)+ライティング9問(37分)の計17問・約52分。スコアは30〜100点。受験料は9,350円です。
TOEICとTOEIC Bridgeの違い【比較テーブル】
2つのテストの違いを、わかりやすく表にまとめました。
| 項目 | TOEIC L&R | TOEIC Bridge L&R |
|---|---|---|
| 出題範囲 | 日常生活・ビジネス | 日常生活のみ |
| 試験時間 | 約2時間 | 約1時間 |
| 問題数 | 200問 | 100問 |
| スコア | 10〜990点(5点刻み) | 30〜100点(1点刻み) |
| 受験料 | 7,810円 | 4,950円 |
| 就活・転職での活用 | ○(幅広く評価される) | ×(ほぼ活用できない) |
就活/転職の採用担当者が見ているのは、あくまでTOEIC L&Rのスコアだけです。
Bridgeのスコアを履歴書に書いても、「TOEIC受けてないの?」と思われるだけで、正直プラスには働きません。
TOEIC Bridgeは何点満点?最低点・最高点を解説
結論:TOEIC Bridgeは100点満点。リスニング・リーディング各15〜50点で、合計30〜100点です。
TOEIC Bridgeのスコア範囲をまとめると以下の通りです。
TOEIC Bridge L&Rのスコア範囲
| 項目 | スコア |
|---|---|
| リスニング | 15〜50点(1点刻み) |
| リーディング | 15〜50点(1点刻み) |
| 合計(最低点〜最高点) | 30〜100点 |
1問=1点の単純な配点ではなく、統計的な処理でスコアが算出されます。すべて不正解でも最低30点が付きます。
TOEIC Bridge S&Wのスコア範囲
| 項目 | スコア |
|---|---|
| スピーキング | 15〜50点(1点刻み) |
| ライティング | 15〜50点(1点刻み) |
| 合計(最低点〜最高点) | 30〜100点 |
TOEIC Bridgeの平均点【最新データ】
結論:TOEIC Bridgeの平均点はテスト種別・属性・職種で大きく異なります。自分のスコアがどの位置にいるのかを、データが取れる最新年度「2024年度」のデータで確認しましょう。
IIBCのDATA & ANALYSISの最新数値に基づいて、TOEIC Bridgeの平均点を解説します。
全体の平均点(公開テスト・IPテスト)
まずは全体の平均点から見てみましょう。満点は100点、L/Rそれぞれ50点です。
| テスト種別 | 受験者数 | 平均点 | L | R |
|---|---|---|---|---|
| 公開テスト(全体) | 2,861人 | 66.9点 | 31.5 | 35.4 |
| IPテスト(全体) | 123,037人 | 59.3点 | 27.3 | 32.0 |
公開テストとIPテストで約7.6点の差があります。
公開テストは個人受験で「やる気のある層」が中心なので平均が高く、IPテストは大学や企業で受けさせられる層も含むので低くなります。
もう一つ特徴的なのが、リスニングよりリーディングの方が平均点が高い点です。
これはTOEIC本体とは逆の傾向で、Bridge特有のパターンです。
大学生の平均点(公開テスト・IPテスト・学年別)
大学生に絞ると、公開テストとIPテストでさらに差が開きます。
| 区分 | 受験者数 | 平均点 | L | R |
|---|---|---|---|---|
| 公開テスト(大学) | 224人 | 72.3点 | 34.2 | 38.1 |
| IPテスト(大学全体) | 60,507人 | 60.2点 | 27.6 | 32.6 |
次に、大学生のIPテストを学年別に見てみます。(公開テストには学年別のデータなし。)
| 学年 | 受験者数 | 平均点 | L | R |
|---|---|---|---|---|
| 大学1年 | 53,800人 | 59.8点 | 27.4 | 32.4 |
| 大学2年 | 5,934人 | 63.4点 | 29.0 | 34.4 |
| 大学3年 | 285人 | 65.8点 | 30.9 | 34.9 |
| 大学4年 | 488人 | 57.8点 | 26.5 | 31.3 |
大学1年生の受験者数が53,800人と圧倒的に多いのは、多くの大学が入学時にIPテストを必修で受けさせているためです。
2〜3年生にかけてスコアが上がるのは意欲的な学生が残っている影響で、4年生で下がるのは就活・卒研で英語から離れるためと考えられます。
高校生・中学生の平均点
| 区分 | テスト種別 | 受験者数 | 平均点 |
|---|---|---|---|
| 高校 | 公開テスト | 1,283人 | 64.1点 |
| 高校 | IPテスト | 17,851人 | 61.0点 |
| 高専 | IPテスト | 10,929人 | 60.7点 |
| 中学校 | 公開テスト | 70人 | 64.1点 |
| 中学校 | IPテスト | 4,203人 | 55.2点 |
高校生のIPテスト平均(61.0点)と大学生のIPテスト平均(60.2点)がほぼ同じ水準なのは意外ですよね。
Bridgeで測られる英語力は中学〜高校卒業レベルあたりまでで、それより難易度の高い問題は出ないということです。
社会人の平均点(職種別)
社会人のIPテスト(企業・団体)全体平均は55.9点です。職種別に見ると幅があります。
| 職種 | 受験者数 | 平均点 |
|---|---|---|
| 営業・マーケティング | 258人 | 63.1点 |
| サービス接客 | 235人 | 62.5点 |
| 専門・研究・技術職 | 1,417人 | 61.6点 |
| 経営・管理職 | 290人 | 61.2点 |
| 事務運営補佐 | 250人 | 61.0点 |
| 機械保守/管理・技能工 | 140人 | 56.3点 |
| 輸送・運搬 | 289人 | 55.0点 |
| 現場作業 | 89人 | 52.6点 |
| 製造 | 1,108人 | 50.2点 |
ぶっちゃけ、社会人でBridgeを受けている層の多くは業務で英語をほとんど使わない職種が中心です。
英語を日常的に使う職種はTOEIC本体に移行しているため、Bridgeに残るのは英語に不慣れな層になりやすいんですよね。
Bridge S&Wの平均点
TOEIC Bridge S&W(スピーキング&ライティング)も存在しますが、受験者数は年間約5,000人程度とごく少数です。
満点はS/Wそれぞれ50点です。
| テスト種別 | Speaking | Writing |
|---|---|---|
| 公開テスト(437人) | 37.1点 | 43.3点 |
| IPテスト(S:5,338人 / W:5,168人) | 32.1点 | 37.5点 |
正直、Bridge S&Wはまだ普及しておらず、就活/転職でも評価対象になっていません。
英語力を伸ばしたいなら、Bridge対策に時間を使うよりTOEIC本体の学習を始める方が効率的です。
TOEIC BridgeのスコアをTOEICに換算すると?【50点/60点/90点など】
結論:Bridge50点はTOEIC265点相当、Bridge60点はTOEIC325点相当。就活で使えるTOEIC600点には、Bridge90点以上の実力が必要です。
IIBCのDATA & ANALYSISのp15では、BridgeとTOEIC L&Rのスコア比較表が公開されています。
| TOEIC Bridge L&R | TOEIC L&R |
|---|---|
| 30点 | 〜120点 |
| 40点 | 210点 |
| 50点 | 265点 |
| 60点 | 325点 |
| 70点 | 400点 |
| 80点 | 490点 |
| 90点 | 605点 |
| 91点〜 | 610点〜 |
先ほど確認した大学生IPテスト平均の60.2点は、換算するとTOEIC約325点。正直、就活で評価されるラインには遠い数字です。
では、就活で最低限のラインとされるTOEIC600点に届くには、どのくらいのBridgeスコアが必要か。
テーブルを見ると、Bridge90点がTOEIC600点相当です。
履歴書に書けるのはTOEIC L&Rのスコアだけです。
Bridgeで高得点が取れる実力があり、どれだけスコアが高くても、就活/転職ではほぼ使えません。
ですので、換算テーブルで自分の実力を確認して、TOEIC本体の対策に移る判断材料にしてください。
個人的には、仮にTOEIC Bridge 50点未満だったとしても、TOEIC本体の対策を始めた方が良いです。TOEICとTOEIC Bridgeの対策は根本から異なるので、長期的に見たときにTOEIC対策をしていた方がTOEICでスコアを伸ばしやすくなります。
TOEIC Bridgeを受ける意味はあるのか?【結論:大学生・社会人はTOEIC本体を受けるべき】
結論:大学生・社会人にとって、TOEIC Bridgeを受けるメリットはほぼありません。
「Bridge受けようか迷っている」という方のために、ここでははっきりお伝えします。
就活・転職でBridgeスコアは使えない
企業が採用の場面で参照するのは、TOEIC L&Rのスコアだけです。
IIBCの英語活用実態調査によれば、新卒採用要件の平均は545点。
さらに企業・団体調査では新入社員に期待するスコアが550点、技術部門では560点が目安とされています。
BridgeスコアをESや履歴書に書いたとしても、採用担当者がBridgeを知らないケースも少なくありません。
採用担当者に通じるのはTOEIC L&Rのスコアだけなので、就活・転職でスコアを活かしたいなら最初からTOEIC L&Rを受けるべきです。
「英語初心者だからBridge」は遠回り
「英語が苦手だからまずBridgeで練習して、慣れてからTOEICに移行しよう」という考え方は、一見合理的に見えます。
でも、はっきり言ってこれは遠回りです。
理由は3つあります。
- 問題への慣れ
- 受験料
- スコアの伸び
まず問題形式への慣れについて、BridgeとTOEICは問題の構造が似ているようで、難易度が大きく違います。
Bridgeで形式に慣れたとしても、TOEIC本番の英文のスピードや語彙レベルに対応できるわけではありません。
次に受験料がもったいないです。Bridgeの受験料は4,950円。TOEIC本体は7,810円と高くなりますが、就活や転職でそのまま使えるスコアが手に入ります。
同じお金を使うなら、キャリアに直結するTOEIC本体の方が圧倒的にコスパがいいです。
そしてTOEICは最初から受け続けた方が、スコアの伸びを実感しやすいです。
受けるたびにスコアの変化が数字でわかるので、モチベーションも維持しやすいです。
逆にBridgeからTOEICに移行すると、さっき紹介した換算点より低く出る可能性がかなり高いです。
しかも対策方法とか教材も異なるので、モチベをなくす可能性が高まります。
Bridgeが意味を持つのは中学生の英語力チェックだけ
ただしBridgeにまったく価値がないとは思っていません。中学生が自分の英語力を把握するツールとしては、良い選択肢です。
試験時間が約1時間と短く、日常生活を題材にした問題が中心で、受験料も比較的リーズナブルです。
英語学習を始めたばかりの中学生が「今の自分の実力を測る」用途には十分機能します。
ただし高校生以上は迷わずTOEIC本体を受けてください。
高校生以上であれば、BridgeではなくTOEICのスコアを積み上げていく方が、将来の就活・転職・大学受験のすべてで直接活かせます。
TOEIC本体でスコアを取るための第一歩
結論:まず自分の現在地を把握する。そして「何をやるか」より「どの順番でやるか」を意識する。
「よし、TOEIC本体を受けよう」と決意したとき、次に悩むのが「何から手をつければいいの?」ですよね。
正直、ここで多くの人が間違えます。参考書を買って、いきなり勉強を始めてしまうんです。
でもそれ、めちゃくちゃ遠回りになる可能性があります。
なぜかというと、TOEICはスコアによってやるべき勉強内容が大きく異なるからです。
まずは今のスコアを把握する
たとえば300点台の人と600点台の人では、優先すべきPartも、使うべき参考書も、1日の勉強配分も、全部違います。
自分のレベルがわからないまま勉強を始めると、方向性がブレて「やったのに伸びない」という悪循環に入りやすいんです。
例えば内容が簡単すぎれば得るものがなく、逆に難しすぎれば「何が書いてあるのかさっぱりわからない」状態になって挫折します。
だから、最初にやるべきことは教材を選ぶことでも問題を解くことでもなく、今の自分のスコアを正確に知ることです。
これがすべての出発点になります。
では、どのようにスコアを把握すれば良いのか。
スコアを把握する方法はいくつかあります。
- TOEICを実際に受験する(1日潰れる&スコアがわかるまで時間がかかるのでおすすめしない)
- TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
- アプリを使う(楽だから推奨)
この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。なぜかというと、無料で使えるものもありますし、圧倒的に楽でかつ精度も高いからです。
大事なのは「教材」よりも「勉強の順番」
現在地がわかったら、次のステップは勉強を始めることです。
大切なのは「何を使うか」よりも「どの順番でやるか」です。
スコアが伸びない人の多くは教材選びに時間をかけすぎています。正直、教材自体に大差はありません。問題は順番なんです。
たとえば、基礎的な単語の土台がないまま公式問題集を解き続けても、スコアはほぼ動きません。
逆に、正しい順番で学習を進めれば、一気のスコアは伸びていきます。
ただし、具体的な手順は今のスコアや弱点によって変わります。
スコア帯ごとに優先すべきPartも、使うべき参考書も異なるため、「このスコアならこの手順」という形で個別に解説した方が確実です。
だから、スコア別の勉強法を教えたいんですけど、ここで書くとちょっと長くなりすぎて「TOEIC Bridgeの平均点」という本記事のテーマから逸脱してしまいます。
ですので、「TOEICの点数を上げる方法|スコア別の最短ロードマップ【短期間スコアアップ】」という記事にスコア別に勉強法をまとめました。
TOEIC Bridgeに関するよくある質問
TOEIC Bridgeは何点満点?
100点満点です。リスニングとリーディングがそれぞれ15〜50点の範囲でスコアが出て、合計30〜100点(1点刻み)で表示されます。
TOEIC Bridgeで何点取れれば良い?
公式に「何点以上が合格」という基準はありません。ただし、換算テーブルではBridge80点がTOEIC約490点相当です。80点以上取れる実力があるなら、そのままTOEIC本体に挑戦した方が、得られるスコアをキャリアに直接活かせます。
TOEIC Bridgeの受験料はいくら?
L&Rが4,950円(税込)、S&Wが9,350円(税込)です。TOEIC L&Rは7,810円なので、費用面での差はそこまで大きくありません。就活で使えるスコアを得るなら、最初からTOEIC本体に投資する方がコスパは高いです。
TOEIC Bridgeは履歴書に書ける?
書くこと自体はできますが、就活・転職の場面ではほぼ評価されません。採用担当者が選考基準にしているのはTOEIC L&Rのスコアです。履歴書への英語資格の記載は、TOEIC L&Rのスコアを取得してから行いましょう。
TOEIC Bridgeは年に何回受けられる?
L&R・S&Wともに年6回実施されています。ただし受験地は限定的で、L&Rは23都市、S&Wは14都市のみです。地方在住の方は会場が遠くなる場合があります。その点でも、全国で受けやすいTOEIC本体の方が実用的です。
まとめ
TOEIC Bridgeの平均点と、受ける意味があるのかについて解説しました。
この記事の要点をまとめます。
- TOEIC Bridgeは英語初心者向けの「易しいTOEIC」。就活・転職では評価されない
- 大学生のIPテスト平均は60.2点(TOEIC換算で約325点相当)
- Bridge80点≒TOEIC490点
- 大学生・社会人がBridgeを受けるメリットはほぼない。最初からTOEIC本体に挑戦した方が効率的
- TOEIC本体のスコアを伸ばすには、「教材」よりも「勉強の順番」が大事
Bridgeは中学生の英語力チェックには良いテストですが、大学生以上なら迷わずTOEIC本体を受けてください。
勉強のやり方さえ間違えなければ、スコアは必ず伸びます。
結論:TOEIC600点は公開テスト受験者全体の上位54.2%のスコアです。IPテストでは上位28.1%で、日本全体の上位3割に入る実力。就活・転職で「英語力をアピールできる最初のライン」です。 「TOEIC6[…]


