結論:5分間特急超集中リスニングは難しい。あまりおすすめしない。
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今回は「TOEIC L&R TEST 5分間特急 超集中リスニング」を975点の僕が徹底的にレビューします。
- 5分間特急 超集中リスニングはどんな感じ?
- 5分間特急 超集中リスニングの世間の評価は?
- 5分間特急 超集中リスニングのレベルは難しい?簡単?
- 5分間特急 超集中リスニングの使い方は?
- 5分間特急 超集中リスニングはどんな人におすすめ?
など、さまざまな視点から解説します。
このページを最後まで観れば「5分間特急 超集中リスニング」のことがバッチリわかるので、ぜひ参考にしてください!
筆者のTOEICスコアはこちらです!

TOEIC 5分間特急 超集中リスニングとは?
「5分間特急 超集中リスニング」を一言で表すと、「勉強した事実を作るための参考書」です。
「5分間」「超集中」とついているだけあって、問題を1セット解くのは本当に5分以内で終わります。
どんなに忙しくても、毎日少しでも英語に触れるべきです。
なぜなら1日でも期間が空くと、その後は「まあいっか」といって「やらない癖」がついてしまうからです。
そこで「5分間特急 超集中リスニング」の出番です。
「5分間特急 超集中リスニング」なら、
- 参考書を開く
- 音声を用意する
- 問題を解く
- 丸付けする
という一連の作業が5分以内で終わります。(ただ、復習までやろうと思うと間違いなく5分じゃ終わりません。)
よって、「勉強した事実」を作り、「勉強しない日」が発生しないようにするための参考書だと言えます。
abceedの人気ランキング(執筆時点)
「5分間特急 超集中リスニング」は4位
TOEIC 5分間特急 超集中リスニングの世間の評価
僕が実際に使った感想をお話しする前に、「5分間特急 超集中リスニング」の口コミをいくつか紹介します。
スキマ時間学習に最適
電車内で使用している。車内で立っていても勉強できるのが良い。
abceedで使いづらい
abceed(音声を聞けるアプリ)
(本文を繰り返し聞きたいのに)本文と問題が1音声になっており聴きづらい。また、番号が本とabceedでの番号がずれており、直感的にわかりづらい。
他の本では問題と音声が紐づけられているが、この本はちゃんと設定されていない。
初心者には不向き
リスニングが苦手でその対策にと思い本書を手に取りましたが、奇問難問揃いで聞き取れない事よりもその内容にイライラ。正解根拠も屁理屈のオンパレード。自分ならTOEIC本試験でこんな問題が出たら捨て問にして次へ集中します。
難しい
ひねり問題が多過ぎ。日本語訳を読んでも、「いや、会話になってなくね?」と違和感を覚える問題が結構ある。音声も、かなり早くクセがあるので、非常に聞き取りづらい。少なくとも、基本がわかってる人が取りこぼしを無くすように対策する内容だと思った。
引っ掛けを意識しすぎ
口コミ①引っ掛けを意識しすぎてめちゃくちゃな問題がいくつかある。ただ苦手部位を明らかにして対策するためには有用かと思う。
TOEIC 5分間特急 超集中リスニングを975点が実際に使ってレビュー
ここからは、僕が「5分間特急 超集中リスニング」を使ってみて感じたことを正直にレビューします。
よかった点
よかった点は4つあります。
- 英語中級者以上の習慣化には向いている(初心者は難易度的にきつい)
- 引っ掛け問題に引っかからない注意力を身につける練習ができる
- 聞き取りづらい音声が多く入っているから良い意味で負荷がかかる
- 外出先でも演習しやすい
英語中級者以上の習慣化には向いている(初心者は難易度的にきつい)
冒頭でも言いましたが「5分間」とついているだけあって、問題を解いて丸付けするまで5分以内で終わります。
「1時間やれ!」と言われるとやる気をなくす方が多いはずですが、「5分やれ!」なら「まあそれくらいならやってみるか」という気が起きます。
ただ、後で解説しますが、「5分間特急 超集中リスニング」は難しいです。
そのため、リスニングが苦手な方や英語・TOEIC初心者だと確実に挫折します。
引っ掛け問題に引っかからない注意力を身につける練習ができる
「5分間特急 超集中リスニング」には、過去に著者が行ったセミナー参加者が引っかかったポイントが組み込まれています。
問題・音声ともに引っかかりそうな内容が多く、そういった問題に引っかからない練習ができるのは良いポイントです。
聞き取りづらい音声が多く入っているから良い意味で負荷がかかる
「5分間特急 超集中リスニング」は、近年のTOEICの難化傾向を反映し、音声のスピードが速く、そしてナレーターの発音がやや聞き取りづらくなっています。
よって、良い意味で負荷をかけながら勉強できます。
外出先でも演習しやすい
特急シリーズ全般に言えることですが、「5分間特急 超集中リスニング」は外出先でも演習しやすいです。
まずサイズがコンパクトで薄くて軽いので、持ち運びするのが苦になりません。
問題の音声もスマホアプリでサクッと聞けますし、1セット5分以内で問題を解くところまで終わるので、スキマ時間との相性も良いです。
よくなかった点
一方で、よくなかった点は3つあります。
- 5分じゃ復習までできない
- Part別に対策ができない
- 問題量が少ない
5分じゃ復習までできない
問題を解いて丸付けするまでは5分で終わります。しかし、復習までやろうと思うと5分じゃまず終わりません。
TOEICで大切なことは、「知らない・わからない・できない」を1つずつ潰すことです。
そのためには、復習は必須です。
すでに十分なリスニング力があるなら、1日5分で「引っ掛け問題に引っかからないようにする」「スピーディーな音声に慣れる」という目的で使うのはアリです。
しかし、リスニング力がまだ不十分なのに「この参考書を使って1日5分でスコアを伸ばすぞ!」と思うのはやめた方が良いです。
Part別に対策できない
TOEICのリスニングにはPart1〜Part4までありますが、Partごとに難易度は大きく異なります。
基本的には短文音声が流れるPart1・2の方が、長文音声が流れるPart3・4より解きやすい&対策しやすいです。
そのため、まだリスニングが苦手な方はPart1・2を重点的に対策すべきです。
逆に、リスニングが得意な方でPart1・2がよく解ける方は、Part3・4を(設問先読みの練習も含めて)重点的に対策すべきです。
このように、TOEICは今の自分のレベルに合わせて対策すべきPartが異なってきます
しかし、「5分間特急 超集中リスニング」はすべてのPartがまばらに散りばめられています。
そのため、「Part1・2に絞って対策する」「Part3・4に絞って対策する」ということができません。
よって、「すでにTOEICリスニングで全体的に正答できていて、引っ掛け問題・スピーディーな音声を対策するために使う」という場合以外は、正直非効率かなと思います。
問題量が少ない
あとは問題量が圧倒的に少ないです。
この参考書だけで問題の形式に慣れることはできないので、本番試験を受ける前にやはり模試などを一度解くことが必要になります。
TOEIC 5分間特急 超集中リスニングのレベルは難しい
先ほども言いましたが、以下の理由により「5分間特急 超集中リスニング」は難しいです。
- 過去のセミナー参加者の弱点を突いたポイントが組み込まれている
- 引っ掛け問題が多い
- 音声のスピードが速い
リスニングが苦手な方や英語・TOEIC初心者だと確実に挫折します。
TOEIC 5分間特急 超集中リスニングの効果的な使い方
ということでここまで「5分間特急 超集中リスニング」のよい点・よくない点を紹介してきました。
その内容を踏まえて、「5分間特急 超集中リスニング」は以下のように使うのが効果的です。
「どうしても勉強時間が取れない日に、勉強しない日を作るための防波堤として使う」
「引っ掛け問題・スピーディーな音声を対策するために使う」
TOEIC 5分間特急 超集中リスニングはこんな人におすすめ
「5分間特急 超集中リスニング」はこんな人におすすめです。
- 「勉強の継続」を途切れさせたくないTOEIC中上級者
- 引っ掛け問題対策をしたいTOEIC中上級者
- 聞き取りづらい音声で練習したいTOEIC中上級者
TOEIC 5分間特急 超集中リスニングはこんな人にはおすすめしない
一方で、「5分間特急 超集中リスニング」はこんな人にはおすすめできません。
- リスニングが苦手な方
- TOEIC初心者
- TOEICの問題の形式にまだ慣れていない方
- 問題演習の量を確保したい方
TOEICスコアを最短で伸ばすコツ
最後に、TOEICのスコアを最短で伸ばすために特に意識してほしいポイントを紹介します。
単語学習をサボらない
単語学習って、正直退屈でつまらないですよね。しかし、単語学習はみなさんが思っているより遥かに重要です。
覚えている単語の数が少なければ、読める・聞ける英文の数は当然少なくなります。また、復習の際に調べる単語の数が多くなり、日本語訳と英文を紐付けるのに時間がかかるため、復習の効率も悪くなります。
特にTOEICは、それほど文構造が複雑な英文や、難しいテーマの英文が出るわけではありません。単語がちょっと特殊なだけで、単語さえわかってしまえば問題はどんどん解けるようになります。
ですので、単語学習は決してサボらず行いましょう。
おすすめの英単語帳は定番の「銀のフレーズ」「金のフレーズ」です。
定期的にスコア診断する
TOEICはスコアによりやるべき勉強法が大きく異なります。
よって、スコアを定期的に測定して「今自分がやるべき勉強を把握すること」がとても重要です。
スコアを測定する1つの方法は「TOEICの公式問題集を2時間かけて通しで解く」です。
公式問題集を本番と同様に2時間計って通しで解くことで、自分のスコアをある程度把握できます。
そこで、おすすめなのが「Santaアルク」というスマホアプリを利用することです。
「Santaアルク」の画面
「Santaアルク」は無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。
「自分のスコアを把握する」という作業をサボってしまうと、闇雲に勉強することになります。
TOEICは闇雲に勉強して攻略できるほど甘くありません。
ですので、今の自分のスコアがわからない方は今すぐ「Santaアルク」で自分のスコアを診断してください。
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勉強の質にとことんこだわる
「勉強の成果=勉強の質×勉強の量」です。どれだけ勉強しても、その質が低ければスコアは伸びません。
イングルートでは、勉強の質を上げる方法をたくさん発信しています。
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・TOEIC800点を取る勉強法
・TOEIC850点を取る勉強法
・TOEIC900点を取る勉強法
・TOEIC950点を取る勉強法
まとめ
今回は「5分間特急 超集中リスニング」をTOEIC975点の僕が徹底レビューしました。
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