TOEICのリーディング、思ったようにスコアが伸びなくて悩んでいませんか?
- 「Part7の長文が最後まで読み切れない」
- 「文法問題に時間がかかりすぎる」
- 「単語は覚えたのにスコアが上がらない」
こんな悩みを抱えている方は、めちゃくちゃ多いです。
実際、2024年度のTOEIC公開テストの平均スコアはリスニング336点に対してリーディングは279点。リーディングの方が57点も低いんです。
つまり、多くの人がリーディングで苦戦しているということ。
でも、はっきり言います。リーディングが伸びないのは、あなたの努力が足りないからではありません。
勉強の順番が間違っているからです。
ということでこの記事では、TOEICリーディングの勉強法を徹底解説します。
スコア帯別のロードマップ、Part別の攻略テクニック、やってはいけない勉強法まで、約2万5千字で網羅しています。
勉強のやり方さえ間違えなければ、リーディングは確実に伸びます。ぜひ最後まで読んでください。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!

TOEICリーディングの基本情報と配点
勉強法を調べる前に、まずはリーディングセクションの全体像を把握しておきましょう。
ここを曖昧にしたまま勉強を始める人がめちゃくちゃ多いです。
でも、各Partの問題数や配点の比率を知らずに対策するのは、地図を持たずに旅に出るようなものです。
まずはリーディングセクションの構成と、スコアの現実を確認していきます。
リーディングセクションの構成(Part5・6・7)
TOEICのリーディングセクションは、75分間で100問を解きます。
Part5・Part6・Part7の3つのパートで構成されていて、それぞれ問題の形式も求められるスキルもまったく違います。
Part5:短文穴埋め問題(30問)
1つの英文の中にある空所に、4つの選択肢から正しいものを選ぶ形式です。
問われるのは語彙力と文法力。1文だけ読めばいいので、リーディングの中では最もシンプルなパートです。
ただし「シンプル=簡単」ではありません。品詞問題、動詞の形、前置詞、接続詞など、出題パターンは幅広いです。
30問で100問中の30%を占めるので、ここを素早く・正確に解けるかどうかが、リーディング全体のスコアを大きく左右します。
Part6:長文穴埋め問題(16問)
メールや告知文などの文書が4つ出題され、それぞれに4つの空所があります。合計16問。
Part5と似た文法・語彙の問題も出ますが、大きな違いは文脈を読まないと解けない問題が含まれること。
特に「文挿入問題」は、空所に入る1文を選ぶ問題です。
前後の流れを理解しないと正解できないので、Part5の延長だと思っていると痛い目に遭います。
Part7:読解問題(54問)
リーディングの大ボスです。54問で全体の54%を占めます。
出題形式は3パターンあります。
- シングルパッセージ(1つの文書):29問
- ダブルパッセージ(2つの文書):10問
- トリプルパッセージ(3つの文書):15問
メール、チャット、広告、記事、レビューなど、文書の種類も多岐にわたります。
1セットあたり2〜5問が出題され、情報を正確に読み取る力が求められます。
多くの受験者が「時間が足りなくて最後の10問〜30問は塗り絵になった」と言います。
これは読むスピードだけの問題ではなく、Part5・6に時間がかかりすぎているという問題もあります。
リーディングの平均スコアと難易度
リーディングは、リスニングよりも圧倒的にスコアが出にくいパートです。
これは感覚的にもそうなんですが、実際のデータでもはっきり出ています。
データが取れる最新年度である2024年度のTOEIC公開テストの平均スコアは615点。
内訳を見ると、リスニングが336点に対して、リーディングは279点。その差は57点です。
これを例えば大学生と社会人に分けて見ても、傾向は変わりません。
- 全体:615点(L336 / R279)→ 差57点
- 大学生:600点(L328 / R273)→ 差55点
- 社会人:644点(L350 / R294)→ 差56点
どの層でも、リーディングの方が50点以上低い。つまり、リーディングは「みんなが苦手」なパートなんです。
でも、裏を返せばこう言えます。
リーディングを伸ばせば、一気に周りと差がつく。
リスニングは音声のペースに合わせて解くので、ある程度の実力がつけばスコアが安定しやすい。
でもリーディングは75分間の時間配分、読解スピード、文法の正確さなど、総合的な英語力が問われるので、正しい対策をした人としていない人の差が大きく出ます。
ここからは、リーディングが伸びない原因と具体的な勉強法を解説していきます。
TOEICリーディングが伸びない5つの原因
「勉強してるのに、なんでリーディングのスコアが上がらないんだろう…」
これ、めちゃくちゃ多い悩みです。
- 単語帳を何周もした
- 文法書も一通りやった
- 長文問題集も解いた
なのにスコアが変わらない。
正直、こうなると「自分には才能がないのかも」と思いたくなりますよね。
でも、はっきり言います。スコアが伸びないのは、才能の問題じゃありません。
伸びない人には、共通する「原因」があるんです。
語彙力が足りない
リーディングが伸びない原因の1つ目は、そもそも語彙力が足りていないことです。
これは一番シンプルで、一番見落とされやすい原因です。
なぜなら、多くの人が「単語帳を1冊やった=語彙力は十分」だと思い込んでいるからです。
でも、ぶっちゃけそれだけでは足りません。
TOEICのリーディングでは、知らない単語が1文に2つ以上あると、その文の意味がほぼ取れなくなります。
たとえば、こんな文が出てきたとします。
もしdiscontinue(中止する)とsluggish(低迷した)、この2つがわからないと、「メーカーが何かの理由で製品を何かする」くらいしか読み取れません。
これでは正解にたどり着けないですよね。
特にPart7の長文では、語彙力の差がそのまま読解スピードの差になります。
知っている単語は「読む」、知らない単語は「推測する」。この推測にかかる時間が積み重なって、最後まで読み切れない原因になるんです。
語彙力だけでどのくらいスコアに影響するのか気になる方は、こちらの記事で詳しく解説しているので、チェックしてみてください。
文法力が足りない
2つ目の原因は、文法力が足りていないことです。
「文法なんて、中学英語くらいわかってれば大丈夫でしょ?」と思っている方、それは危険です。
なぜかというと、TOEICのリーディングは文法力がないと「読めない」し「解けない」からです。
Part5の文法問題はもちろんですが、実はPart6やPart7でも文法力は必須です。
たとえば、こんな文を考えてみてください。
文法がわかっていない人は、submittedを見た瞬間に「レポートが提出した」と訳してしまいます。
でも実際は、submittedは過去分詞で後ろからreportを修飾しています。
この違いがわからないと、文の主語すら正しく把握できません。
文法力がないまま長文を読むのは、砂の上に家を建てようとするようなものです。どれだけ読む量を増やしても、土台がないから崩れてしまいます。
最低限、品詞の区別・分詞・関係代名詞・接続詞と前置詞の違いあたりは確実に押さえておきましょう。
返り読みをしている
3つ目の原因は、返り読みをしていることです。
これは、リーディングのスコアが伸び悩む人に超ありがちな習慣です。
返り読みとは「英文を後ろから前に戻りながら日本語の語順で理解しようとする読み方」のこと。
たとえば、「I received the document that you sent yesterday.」という文を、「昨日→あなたが→送った→書類を→私は→受け取った」と後ろから訳していく読み方です。
1文読むのに2倍の時間がかかるわけですから、時間が極めて厳しいTOEICリーディングを満足に解けるわけがありません。
僕自身、昔は完全に返り読みタイプでした。
「英語が読めないなら、たくさん読めば良いだろう」と思って、ひたすら長文を読みまくっていた時期があります。
でも、返り読みのクセがついたままだったので、どれだけ量をこなしてもスピードは一切上がりませんでした。
じゃあ、どうすれば返り読みを直せるのか?
答えは音読です。
考えてみてください。音読しているとき、文を後ろから前に戻って読み直すことって、物理的にできないですよね。
音読と返り読みは、同時に成立しないんです。
だから、音読を繰り返すことで「英語を前から順番に理解する」回路が自然と鍛えられます。
音読の具体的なやり方については、この記事の後半で詳しく解説します。
Part7から対策を始めている
4つ目の原因は、Part7から対策を始めていることです。
これはめちゃくちゃ多い間違いです。
「Part7が54問で配点が一番大きいから、Part7から対策しよう」という考え方、一見すると合理的に思えますよね。
でも、これは完全に逆効果です。
なぜなら、Part7の長文は、Part5の文法力とPart6の文脈理解力がベースになっているからです。
Part5で問われる文法がわからない人が、Part7の長文をスラスラ読めるわけがありません。
具体的にイメージしてみてください。
Part5の穴埋め問題で「品詞問題」が解けない人がいるとします。つまり、名詞・動詞・形容詞・副詞の区別が曖昧な状態です。
この人がPart7の長文を読むとどうなるか?
1文ごとに「この単語は動詞?名詞?」と迷い、文の構造が把握できず、何度も読み返すことになります。
結果、時間が足りなくなって、最後の10問以上を塗り絵で終える。これが典型的なパターンです。
Part5 → Part6 → Part7
この順番を守ることが、最短でスコアを伸ばすための鉄則です。Part5の文法・語彙を固めてからPart6、Part6の文脈把握ができてからPart7に進みましょう。
この「Part5→Part6→Part7」の順番で具体的にどう勉強すればいいかは、このあとのスコア帯別の勉強法で詳しく解説していきます。
時間配分を意識していない
5つ目の原因は、時間配分をまったく意識していないことです。
リーディングセクションは75分間で100問。ぶっちゃけ、時間に余裕はまったくありません。
にもかかわらず、「とりあえずPart5から順番に解いて、Part7で時間が足りなくなる」という人が本当に多いです。
これ、実力の問題というより、戦略の問題です。
たとえば、Part5の1問に1分以上かけている人がいます。30問で30分以上。
これではPart7に使える時間が45分以下になり、54問を解き切るのは物理的に不可能です。
理想的な時間配分の目安はこうです。
- Part5(30問):10分(1問20秒)
- Part6(16問):10分(1問約40秒)
- Part7(54問):55分(1問約1分)
もちろん、この配分はハイスコア(例えば800点以上)を目指す場合の理想値です。
現時点でPart5に20分以上かかっている人は、いきなりこの配分を目指す必要はありません。
大事なのは、「自分が今、各Partにどれくらい時間をかけているか」を把握することです。
まずは模試を1回解いて、Part5・Part6・Part7それぞれにかかった時間を記録してみてください。
時間配分の感覚は、練習で必ず身につきます。
ただし、意識しないまま何回模試を解いても、この感覚は絶対に身につかないので注意してください。
ここまでのまとめ
ここまで5つの原因を紹介しましたが、自分に当てはまるものはありましたか?
1つでも当てはまったなら、それが今のスコアが伸び悩んでいる原因です。
でも安心してください。原因がわかれば、あとは正しい順番で対策するだけです。
TOEICリーディングの勉強法【Part5から始めるのが正解】
「何から始めればいいかわからない」
その悩み、勉強の順番を決めるだけで解決します。
前述した、リーディングが伸びない最大の原因は勉強の順番が間違っていることです。
ここからは「Part5→Part6→Part7」の順番に沿って、各ステップで具体的に何をすればいいのかを解説していきます。
使う教材名・取り組む順番・到達目標まで全部出すので、迷わず進められるはずです。
ちなみに
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語彙力を鍛える(銀フレ→金フレ)
リーディング対策の第一歩は、単語です。
正直、単語を知らなければ文法も長文も何も始まりません。
ここでめちゃくちゃ大事なのが、覚え方と使う教材。
TOEIC単語帳は銀のフレーズ(銀フレ)→金のフレーズ(金フレ)の順番が圧倒的におすすめです。
現在のスコアが500点未満なら銀フレから。500点以上なら金フレから始めてOKです。
また、中学英単語をまだ覚えられていない場合は、銀フレの前に中学英単語の英単語帳を使いましょう。
そして覚え方のポイントは3つあります。
まず、1日100単語を3〜5回以上繰り返すこと。「1日10単語ずつ丁寧に」は非効率です。大量に・高速で・何度も回すのが正解。
次に、意味は最頻出の1つだけ覚えること。例文・解説・関連語句は覚えなくてよいです。
最後に、0.5秒以内に意味が出るレベルを目指すこと。「えーっと…」と考えている時間は、本番では致命傷になります。
ちなみに銀フレ・金フレの詳しい使い方は、以下の記事でまとめています。
文法力を鍛える
単語の次にやるべきは、文法です。
ぶっちゃけ、文法が弱いままPart5を解いても正答率は上がりません。
文法対策の教材も、取り組む順番が超重要です。
- 文法インプット教材(中学〜高校基礎レベルでOK)
- 本番より易しいレベルの問題集
- 本番レベル問題集
現在のスコアが600点以上ある人は、本番レベルの問題集からでOKです。
一方500点未満の人は、本番より易しいレベルの問題集から始めたほうが遠回りに見えて近道です。
Part5で精度とスピードを同時に鍛える
語彙と文法の土台ができたら、いよいよPart5の実戦練習です。
Part5は30問しかありませんが、ここをどれだけ速く・正確に解けるかが、リーディング全体のスコアを左右します。
目標とする解答スピードはこちら。
- 600〜700点目標:1問25秒
- 700〜800点目標:1問23秒
- 800〜900点目標:1問20秒
最初から速く解こうとする必要はありません。
まずは正確に解けることを優先して、そこからスピードを上げていく流れです。
そしてここが最大のポイントなんですが、Part5を鍛えると、Part5以外にも波及効果があるんです。
- Part5の正答率UP:当然、直接的にスコアが上がる
- Part6の正答率UP:文法力が上がるので、Part6の文法問題も解けるようになる
- Part7の時間確保:Part5を速く解ければ、その分Part7に時間を回せる
- 文法理解の深化→リスニングにも好影響:英文の構造がわかるようになり、リスニングの理解度も上がる
つまりPart5対策は、リーディングだけでなくTOEIC全体のスコアを底上げする最強の投資です。
Part5の具体的な解き方・テクニックは以下の記事でも解説しています。
Part6は文脈読解力の橋渡し
Part6は、Part5の文法力とPart7の読解力をつなぐ「橋渡し」の役割を持っています。
Part6を単独で対策する人は少ないです。でも、だからこそ差がつきやすいパートでもあります。
Part6の特徴は、Part5のような文法問題に加えて「文挿入問題」があること。
文挿入問題は、前後の文脈を理解しないと解けません。つまり、Part5の文法力だけでは足りず、文章全体の流れを読み取る力が必要になります。
ここで実践してほしい練習方法がスラッシュリーディングです。
スラッシュリーディングとは、英文を意味のまとまりごとに区切って、前から順に理解していく読み方のこと。
例えば、こんなイメージです。
We have decided / to postpone / the meeting / until next Monday.
(私たちは決めた / 延期することを / 会議を / 来週の月曜日まで)
このとき常に意識してほしいのが、S(主語)とV(動詞)の把握。
英文がどんなに長くても、SとVさえ見つければ全体の意味はつかめます。
Part6はこのスラッシュリーディングを実践する最高の練習場所です。
Part5で鍛えた文法力を使いつつ、文脈の中で英文を理解する力を身につけていきましょう。
Part7は精読→速読→多読の順で攻略
Part7の攻略は「精読→速読→多読」の3ステップで進めるのが正解です。
いきなり長文を大量に読む人がいますが、はっきり言ってそれでは伸びません。
まずは1つの英文を完璧に理解する「精読」から始めます。
ステップ1:精読
精読とは、1つの英文の構造・単語・文法をすべて理解した上で読むことです。
精読の後に必ずやってほしいのが音読。
1つの英文を20〜30回音読するのが目安です。
ただし、いきなり音読してはダメです。以下に挙げる下準備が超重要になってきます。
- 黙読して内容を把握する
- わからない単語・文法を調べる
- 日本語訳を確認する
- 音声を聞いて発音を確認する
→ ここまで終わってから音読スタート
この下準備をサボると、意味のわからない英文をただ声に出すだけになります。それでは効果ゼロです。
ステップ2:速読
精読で「正確に読む力」がついたら、次はスピードを上げる段階です。
先ほど紹介したスラッシュリーディングを使いながら、英文を前から前から処理していく練習をします。
ここでもS(主語)とV(動詞)の把握を常に意識してください。
速読の段階では、公式問題集や模試のPart7素材を使って、時間を計りながら解く練習を取り入れていくのが効果的です。
ステップ3:多読
多読は、リーディング400〜450点を目指す上級者向けの練習です。
大量の英文を読むことで、英文を読むスピードと持久力を鍛えます。
多読の素材としては「News in Levels」というサイトを使うのがおすすめ。レベル別にニュースが読めるので、自分に合った難易度から始められます。
ただし、多読はあくまで精読と速読ができるようになった後にやるもの。
読む力の土台がないまま多読をしても、「なんとなく読んだ気になっているだけ」で終わります。
ここまでのまとめ
ここまでの流れをまとめると、リーディング対策の全体像は以下の通りです。
- 語彙:銀フレ→金フレで単語力を固める
- 文法:大岩→はじめの400問→でる1000問で文法力を固める
- Part5:精度→スピードの順で鍛える(波及効果あり)
- Part6:スラッシュリーディングで文脈読解力を鍛える
- Part7:精読→速読→多読の順で攻略する
勉強の順番さえ間違えなければ、リーディングスコアは必ず上がります。
まずは語彙と文法から。焦らず、1つずつ積み上げていきましょう。
スコア帯別TOEICリーディング対策ロードマップ
「自分の今のレベルに合った勉強って、結局なにをすればいいの?」と悩んでいる人、めちゃくちゃ多いです。
正直、リーディングの勉強法はスコア帯によって全然違います。
リーディング200点台の人がいきなりPart7対策をしても意味がないし、リーディング400点台の人が中学英文法をやり直す必要もありません。
レベルに合ってない勉強法は効果ゼロ。これだけは断言できます。
上で紹介した「語彙→文法→Part5→Part6→Part7」の大きな流れは変わりませんが、どの教材を使い、どこに時間をかけるかはスコア帯で全く異なります。
ここでは4つのスコア帯ごとに、具体的な参考書ルートと時間配分を提示します。
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リーディング200〜300点(基礎固めフェーズ)
リーディング200〜300点台の人は、TOEIC教材から始めてはいけません。
このスコア帯は「英語の基礎体力」がまだ足りていない状態です。
TOEICの問題集を開いても、単語も文法もわからない状態で問題を解くのは、道具を持たずに工事現場に立つようなもの。まずは道具を揃えるところから始めましょう。
特に、中学レベルの英単語帳や文法インプット教材から始めるのが良いでしょう。
やるべきこと
中学英単語と英文法に全力投下してください。
英文法の教材は1周で終わらせず、必ず3周。1周目は理解、2周目は定着、3周目はスピードアップが目的です。
文法が固まったら「TOEIC教材ではない、一般の簡単な長文問題集」で英文を前から読む練習をします。
TOEICの長文は返り読みしていたら絶対に時間が足りません。この段階で「前から読む」クセをつけておくことが、後のPart7対策に直結します。
やらなくてよいこと
Part7対策、多読、制限時間付きの模試。この段階ではすべて不要です。
Part7を解いても「読めない」「わからない」で終わるだけ。焦る気持ちはわかりますが、基礎がないまま応用に進んでも時間のムダです。
目標の時間配分
Part5: 15分、Part6: 15分、Part7: 45分(残った時間全て)を目安にしてください。
このスコア帯ではPart7を全問解き終わるのは無理です。Part5とPart6を確実に解ききることを目標しましょう。
リーディング300〜400点(Part5集中フェーズ)
リーディング300〜400点は、基礎がある程度入ってきたけど「Part5で安定して点が取れない」という人が多いスコア帯です。
ここからはいよいよTOEIC教材が中心になります。特にPart5を集中的に鍛えるフェーズです。
また、TOEIC特化の単語帳も固めていきましょう。
1〜2冊分くらいは固めたいです。
やるべきこと
Part5の正答率を安定させること。これが最優先です。
基本的な文法問題のパターンを覚え、本番より易しいPart5問題集で問題量をこなします。
Part5はパターンの暗記ゲームです。同じ形式の問題を繰り返し解くことで、見た瞬間に解法がわかるようになります。
やらなくてよいこと
Part7の精読トレーニング、難しい文法書。まだ早いです。
目標の時間配分
Part5を12〜13分以内で解けることを目標にしてください。Part5のスピードが上がれば、そのぶんPart7に時間を回せます。
リーディング400〜450点(Part7強化フェーズ)
リーディング400〜450点は、Part5はそこそこ取れるようになったけど、Part7で時間が足りない・正答率が上がらないという壁にぶつかるスコア帯です。
ここからが正直、リーディングで一番キツいフェーズです。でも、勉強のやり方さえ間違えなければ確実に突破できます。
このフェーズのカギは2つあります。
- 本番レベルの問題集で問題をたくさん解いて、Part5を完全に仕上げること
- Part7の読解力を本格的に鍛えること
やるべきこと
Part7の「読むスピード」を意識したトレーニングです。
具体的には、TOEIC Part7文章を使って、構造を理解しながら精読した後、同じ文章を何度も音読してください。
読み返さなくても意味が取れる状態を目指します。
また、この段階から多読も効果的です。
「News in Levels」というサイトで、レベル別のニュース記事を毎日1〜2本読む習慣をつけてください。TOEIC以外の英文に触れることで、未知のトピックへの対応力がつきます。
やらなくてよいこと
中学英語のやり直し、Part5の基礎問題集。
このスコア帯まで来ていれば基礎は十分です。また、難化対策ドリルはまだ早いので手を出さないでください。
目標の時間配分
Part5: 10分、Part6: 10分、Part7: 55分。Part5を10分以内で解ききるのが絶対条件です。
Part5に10分以上かかっている人は、問題集の周回が足りていません。
R450点以上(満点を目指すフェーズ)
R450点以上を取れている人は、基礎力は十分すぎるほどあります。
ここからは「弱点の徹底的な潰し込み」と「処理速度の限界突破」が勝負になります。
全体を底上げするフェーズではなく、ピンポイントで穴を埋めるフェーズです。
やるべきこと
弱点パートの特定と集中対策。これに尽きます。
まず公式問題集を本番と同じ時間で解き、パートごとの正答率を出してください。
Part5は90%以上取れているのか、Part7のシングルパッセージとマルチプルパッセージで差があるのか。ここを数字で把握することが出発点です。
負荷練習で限界を突破する
公式問題集で90%以上の正答率を安定して出せるようになったら、制限時間を2分ずつ短縮して解く「負荷練習」を取り入れてください。
75分で解く → 73分 → 71分…と少しずつ時間を削っていくことで、本番の75分が「余裕」に変わります。
やらなくてよいこと
基礎的な文法書のやり直し。
このスコア帯で基礎に戻るのは時間のムダです。やるべきは「難しい問題をより速く、より正確に解く」トレーニングだけ。
目標の時間配分
Part5: 8分、Part6: 10分、Part7: 52分、見直し: 5分。
見直しの時間を確保できるのが、このレベルの目標です。
TOEICリーディングの時間配分【スコア帯別】
「Part7の時間が足りない…」これ、TOEICリーディングで一番多い悩みです。
ここまでの章で、スコア帯ごとの時間配分の数字はすでにお伝えしてきました。
ただ、「なんとなく数字を見た」だけだと、本番で使いこなせません。
大事なのは、その数字の裏にある”考え方”を理解することです。
考え方がわかれば、想定外のことが起きても自分で調整できます。
このセクションでは、時間配分の基本的な考え方と、スコア帯別の目標配分をテーブルにまとめて一覧化します。
時間配分の基本的な考え方
まず、時間配分で一番大事な原則をはっきり言います。
「Part5・Part6を圧縮して、Part7に時間を回す」。これがすべてです。
逆に、Part5は30問ありますが、1問あたりの解答時間を例えば6秒短縮するだけで、トータルで5分のゆとりが生まれます。
Part6も同じです。
Part5・Part6で迷っている時間が長い人ほど、Part7で「塗り絵」をする時間が増えてしまいます。
もうひとつ大事な考え方があります。
わからない問題は即捨てること。
ただし、600点未満の人が時間配分をガチガチに決めても、あまり意味がありません。
基礎力が足りない状態では、どう時間を配っても解けない問題は解けないからです。
時間配分が効いてくるのは、Part5を「ある程度のスピードで解ける」ようになってから。目安としては、Part5で6〜7割安定して正解できるレベルです。
スコア帯別の目標時間配分
ここまで記事内で断片的に出してきた数字を、テーブルにまとめます。自分の目標スコア帯の行だけ見ればOKです。
リーディングスコア帯別の時間配分
| 目標Rスコア | Part5(30問) | Part6(16問) | Part7(54問) | 見直し |
|---|---|---|---|---|
| R200〜300 | 15分 | 15分 | 45分(残り時間全て) | — |
| R400 | 10分 | 10分 | 55分(残り時間全て) | — |
| R450 | 8分 | 10分 | 52分 | 5分 |
全体スコア目標別の時間配分
| 全体スコア目標 | Part5 | Part6 | Part7 |
|---|---|---|---|
| 600点 | 12〜13分 | 15分 | 48分 |
| 700点 | 12〜13分 | 12分 | 51分 |
| 800点 | 10分 | 10分 | 55分 |
テーブルを見ると、スコアが上がるほどPart5・Part6の時間が減り、Part7の時間が増えているのがわかると思います。
これがまさに「Part5・6を圧縮してPart7に回す」という原則の具体的な形です。
Part5の1問あたりの速度目標
Part5の時間圧縮をもう少し具体的に見てみます。
| スコア目標 | 1問あたりの目標 |
|---|---|
| 600〜700点 | 25秒 |
| 700〜800点 | 23秒 |
| 800〜900点 | 20秒 |
| 900点以上 | 15秒 |
600〜700点目標なら、1問25秒。30問で12.5分。
めちゃくちゃ速そうに聞こえるかもしれませんが、Part5は短い文の穴埋めなので、文法と語彙の基礎が固まっていれば到達できるスピードです。
800点以上を狙う人は1問20秒。
ここまでくると「読んで理解する」というより、「見た瞬間に答えがわかる」レベルです。
TOEICリーディング Part別攻略法と解答テクニック
勉強法はわかった。でも本番で「どう解くか」がわからない。
そんな悩み、ありますよね。
ここまでの章で勉強法やスコア帯別ロードマップ、時間配分を解説してきました。
でも、試験中にどう手を動かすかがわかっていないと、せっかくの実力も発揮できません。
この章では、Part5・Part6・Part7それぞれで「試験中に使える具体的テクニック」に絞って解説します。
Part5の攻略法(短文穴埋め)
Part5は全30問。とりあえず目標にしてほしいのは10分以内、1問あたり20秒で解き切ることです。
「20秒なんて無理でしょ」と思うかもしれませんが、あるテクニックを使えば可能になります。
それが「選択肢を先に見て、問題タイプを判別する」というやり方です。
まず選択肢を見る → 問題タイプを判別する
Part5の問題は、大きく「品詞問題」と「語彙問題」の2つに分かれます。
そして、選択肢を見るだけでどちらのタイプかがわかります。
たとえば選択肢が「careful / carefully / carefulness / caring」のように、同じ語の形が変わっているだけなら品詞問題です。
一方、選択肢が「despite / although / because / unless」のように、まったく違う単語が並んでいたら語彙問題です。
品詞問題は「前後だけ」見ればいい
品詞問題だとわかったら、文全体を読む必要はありません。
空所の前後だけを見て、「ここに入るのは副詞か? 名詞か? 形容詞か?」を判断すればOKです。
たとえば空所の直後に名詞があれば、空所には形容詞が入ります。動詞の直後なら副詞の可能性が高い。
これだけで10秒以内に解ける問題がたくさんあります。
語彙問題は「文全体の意味」を取る
語彙問題の場合は、文全体の意味を把握する必要があります。
品詞問題のように前後だけ見ても解けないので、文の頭からしっかり読んで意味を取りましょう。
語彙問題は品詞問題より時間がかかるのが普通です。だからこそ、品詞問題で時間を節約しておくことが大事なんです。
Part5のテクニックまとめ
フローとしてはこうなります。
- 選択肢を先に見る
- 品詞問題か語彙問題かを判別する
- 品詞問題 → 空所の前後だけ見て即答
- 語彙問題 → 文全体を読んで意味を取る
- 迷ったら20秒でマークして次へ
このフローを体に染み込ませるだけで、Part5のスピードと正答率が大きく変わります。
なお、Part5の勉強法や波及効果については前の章で詳しく解説しているので、そちらを参考にしてください。
Part6の攻略法(長文穴埋め)
Part6は4つの文書 × 各4問 = 全16問です。
Part6には、2種類の問題が混在しています。
「Part5型の問題」と「文挿入問題」。この2つを切り分けて解くのがPart6のコツです。
Part5型の問題はPart5と同じ解き方でOK
Part6には、Part5と同じように文法・語彙を問う問題が含まれています。
これらは、先ほど解説したPart5のテクニックがそのまま使えます。
選択肢を見て品詞問題か語彙問題かを判別し、同じフローで解けばOKです。
文挿入問題は「前後の文」がカギ
Part6特有の問題が「文挿入問題」です。
4つの選択肢にそれぞれ1文ずつ書かれていて、空所に入る文を選ぶ形式ですね。
この問題は、空所の前後の文を必ず読んでください。
手がかりになるのは以下の3つです。
- 接続詞(However, Therefore, In addition など)
- 指示語(this, that, these, such など)
- 代名詞(he, she, they, it など)
たとえば選択肢に「However, …」で始まる文があれば、前の文と反対の内容になっているはずです。
選択肢に「This will …」とあれば、前の文で紹介された内容を「This」が指しているはずです。
前後の文脈と選択肢の接続詞・指示語・代名詞を照合しながら考えれば、すぐ正解にたどり着けます。
空所だけを見て選ぶと間違えます。必ず前の文と後ろの文を読んでから選択肢を検討してください。
Part7の攻略法(読解問題)
Part7はシングルパッセージ29問 + ダブルパッセージ10問 + トリプルパッセージ15問 = 全54問。
リーディングセクション最大のパートであり、ここでの解き方がスコアを大きく左右します。
Part7で最も大切なのは「設問を先に読む」こと。そして「捨てる勇気」を持つことです。
設問先読みで「何を探すか」を決める
Part7では、本文を読む前に設問を先に読んでください。
設問を先に読むことで、「この文書から何を探せばいいか」が明確になります。
何を探すかわからないまま長文を読むのは、時間だけが過ぎていきます。
- 設問だけをサッと読む(選択肢はまだ読まない)
- 「何を聞かれているか」を頭に入れる
- 本文を読みながら、該当箇所を探す
- 該当箇所を見つけたら選択肢を照合する
選択肢まで読むと情報量が多すぎて混乱するので、設問の文だけ読めばOKです。
パラフレーズを意識する
TOEICリーディングの核心は「パラフレーズ(語句の言い換え)」です。
本文中の表現がそのまま選択肢に出ることはほぼありません。同じ意味を別の表現で言い換えた選択肢が正解になります。
たとえば本文に「The meeting has been postponed」と書いてあれば、選択肢では「The meeting will be held at a later date」のように言い換えられます。
本文と同じ単語が使われている選択肢は、むしろひっかけの可能性が高いので注意してください。
問題タイプ別の解き方
Part7には、いくつかの問題タイプがあります。タイプごとに解き方を変えることが重要です。
NOT問題(〜ではないものはどれか?)
NOT問題は消去法で解きます。選択肢を1つずつ本文と照合して、本文に書かれている3つを消していく方法です。
時間がかかるので、時間が足りないときは後回しにするのも手です。
推測問題(What is suggested / implied?)
「示唆されていること」「暗示されていること」を問う問題です。
文中に明確な答えがないため、文脈から推測する必要があります。
ただし、「完全な想像」ではありません。本文の複数の情報をつなぎ合わせれば答えが出るように作られています。
難問ゾーンを知っておく
Part7には「難問ゾーン」が存在します。
特に注意すべきは164〜175番あたり。シングルパッセージの後半にあたり、文書が長くなり、問題の難易度も上がります。
このゾーンで時間を使いすぎると、その後のダブル・トリプルパッセージに手が回らなくなります。
Part7後半の25問(176〜200番)は、最初から全問解こうとしなくてOKです。時間が余ったら戻る、くらいの気持ちで大丈夫です。
「難問1問より易問3問」の鉄則
これはPart7に限らずリーディング全体で言えることですが、「難しい1問に3分かけるなら、簡単な3問を1分ずつ解いたほうがスコアは上がる」という鉄則があります。
TOEICでは全問同じ配点です。難問を正解しても、易問を正解しても、もらえるポイントは同じ。
だから、わからない問題は体感1分で見切りをつけてマークしてください。
Part7のテクニックまとめ
- 設問を先に読んでから本文を読む
- パラフレーズ(言い換え)を常に意識する
- NOT問題は消去法、時間がなければ後回し
- 164〜175番の難問ゾーンで時間を使いすぎない
- わからない問題は1分で見切りをつけてマーク
- 難問1問より易問3問
ここまで、Part5・Part6・Part7の試験中に使えるテクニックを解説しました。
大切なのは、テクニックを「知っている」だけでなく「使える」状態にすることです。
模試や問題集を解くときに、ここで紹介したフローを意識的に使ってみてください。繰り返すうちに体が勝手に動くようになります。
TOEIC975点の僕がやったリーディング勉強法
正直、僕も最初からうまくいったわけじゃありません。むしろ、遠回りしまくった側の人間です。
公式問題集を無勉強で解いた初回時のリーディングスコアは約200点。
元々、英語は苦手で偏差値は44でした。「英語が読めないならたくさん読めば良い」と闇雲に長文を読み漁っていた時期もありました。
参考書を買っては挫折し、また別の参考書を買っては使わなくなる。
そんなことを繰り返していた僕が、最終的にTOEIC975点を取れたのは、勉強のやり方を変えたからです。
ここでは、僕がリーディングで実際にやったことを具体的にお話しします。
正答率9割・1問12秒を達成するまで
僕のリーディング力を一番伸ばしてくれたのは、「でる1000問」です。(本番レベルのPart5問題集)

ただ、最初から順調だったわけではありません。
でる1000問の1周目は、めちゃくちゃ時間がかかりました。というのも、1周目はとにかく丁寧にやると決めていたからです。
具体的には、こんな手順で進めていました。
- まず英文の構造を把握する(S/V/O/Cを意識)
- 自分で日本語に訳してみる
- 解答の訳と自分の訳を比較する
- なぜその答えになるのか、文法的な根拠を確認する
1問に10分かかることもありました。でも、この1周目の「丁寧にやる」というプロセスが、後の速度アップにつながったと確信しています。
2周目以降はガラッとやり方を変えました。1問20秒以内で解くことを意識して、ひたすらスピードを上げていきました。
1周目で文法の根拠を理解しているから、2周目以降は「見た瞬間に判断する」トレーニングに集中できるわけです。
これを繰り返した結果、最終的に正答率9割以上、1問あたり平均12秒で解けるようになりました。
12秒というのは、問題を読み始めてから答えをマークするまでの時間です。
選択肢を全部読まなくても、文構造と空所の位置を見た瞬間に答えの品詞や形がわかるようになれば、自然とこのスピードに到達します。
Part5を10分に短縮した方法
でる1000問で1問12秒の精度を手に入れたことで、Part5の解答時間を安定して10分以内に短縮することができました。
Part5は全30問。1問12秒で解ければ単純計算で6分ですが、実際の本番では初見の問題もあるし、迷う問題もあります。
そのように迷った問題が多い場合でも、10分以内に収まるようになったのは大きかったです。
ここで浮いた時間をPart7に回せるようになり、リーディング全体のスコアが安定しました。
ポイントだったのは、解く順番ではなく「迷う時間」を減らしたことです。
以前の僕は、難しい問題に固執するタイプでした。わからない問題に出会うと、「絶対に解いてやる」と意地になって1問に1分以上かけてしまうことも。
でも、冷静に考えれば、難問に1分かけて不正解になるより、その1分で易しい問題を3問確実に正解する方がスコアは上がります。
最終的に使い続けた参考書は3冊
はっきり言って、僕は参考書ジプシーでした。
本屋に行くたびに新しい参考書が気になり、「この1冊で変わるかも」と期待して買う。でも数ページやって挫折。そしてまた新しい参考書を探す。その繰り返しです。
でも、最終的に使う参考書は絞りに絞りました。
具体的には3冊です。
- 金のフレーズ(単語)
- でる1000問(文法・Part5対策)
- 公式問題集(総合演習・本番形式)
この3冊だけ。超シンプルです。
金フレで語彙を固め、でる1000問でPart5の精度とスピードを鍛え、公式問題集で本番形式に慣れる。これで975点まで上げました。
参考書をたくさん買う人ほど、1冊あたりの学習密度が薄くなります。10冊を1周ずつやるより、3冊を何周もやる方がはるかにスコアは伸びます。
僕の場合、でる1000問は少なくとも10周以上しましたし、金フレに至っては300周以上はしてます。
それくらい、同じ教材を繰り返しました。
「もっと良い参考書があるんじゃないか」と思う気持ちはわかります。僕もそうだったので。
でも、勉強のやり方さえ間違えなければ、この3冊で十分です。
参考書選びに迷っている時間があるなら、今持っている1冊をもう1周してください。そっちの方がスコアは確実に上がります。
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やってはいけないTOEICリーディング勉強法5選
ここまで「やるべきこと」をお伝えしてきましたが、同じくらい大事なのが「やってはいけないこと」を知っておくことです。
間違った勉強法を続けている限り、どれだけ時間をかけてもスコアは伸びません。
ここでは、リーディングの勉強で絶対にやってはいけないNG行動を5つ紹介します。
1つでも当てはまっていたら、今日から修正しましょう。
Part7から対策を始める
すでにお伝えした通り、リーディング対策はPart5→Part6→Part7の順番が鉄則です。
にもかかわらず、「Part7が配点の半分以上を占めるから、Part7から対策しよう」と考える人がめちゃくちゃ多いです。
気持ちはわかります。配点が大きいところから手をつけたくなりますよね。
でも、特に600点未満の段階でPart7に手を出すのはおすすめしません。
なぜなら、Part7の長文読解は語彙力と文法力が前提だからです。
単語の意味がわからない、文の構造が取れない状態でPart7を解いても、「なんとなく読んで、なんとなく選ぶ」だけになります。
それでは何問解いても正答率は上がりません。
代わりにやるべきことは、まずPart5で文法力を固めることです。
Part5は1問あたりの対策効率が最も高く、Part5の正答率が上がるとPart6の正答率も自然と上がります。
さらに、Part5を素早く解けるようになれば、Part7に使える時間が増えます。
つまり、Part5対策はリーディング全体のスコアを底上げする起点になるということです。
Part7の対策は、Part5で8割以上の正答率を安定して出せるようになってからで十分です。
返り読み(戻り読み)をする
返り読みとは、英文を読んでいる途中で「あれ、ここどういう意味だっけ?」と前に戻って読み直す読み方のことです。
ここでは返り読みがもたらす具体的な弊害と、矯正する方法をお伝えします。
返り読みの最大の問題は、読解スピードが壊滅的に遅くなることです。
Part7は54問を約50〜55分で解く必要があります。1つの文に何度も戻っていたら、物理的に時間が足りなくなります。
でも、弊害はそれだけじゃありません。返り読みが習慣化するとリスニングにも悪影響が出ます。
リスニングでは、音声は一度しか流れません。「戻って聞き直す」ことはできないですよね。
返り読みがクセになっている人は、「前から順番に英語を処理する」という能力が育っていません。
その結果、リスニングでも「聞いたそばから意味を理解する」ことができず、音声に置いていかれるんです。
矯正法は2つあります。
1つ目は音読です。
音読と返り読みは、物理的に同時にできません。声に出して読むと、自然と前から順番に英語を処理するようになります。Part7の復習で音読を取り入れると、返り読みのクセが徐々に抜けていきます。
2つ目はスラッシュリーディングです。意味のまとまりごとにスラッシュ(/)を入れて、そのかたまりごとに前から理解していく読み方です。
たとえば、”The meeting / scheduled for Friday / has been postponed / to next week.” のように区切ります。
単語帳を完璧にしてから問題演習に進む
「単語帳を全部覚えてから問題集に進もう」と思っている人、結構多いです。
真面目な人ほど、この落とし穴にはまります。
でも、単語帳を100%覚えてから問題演習に進む必要はありません。
6〜8割覚えたら、問題集と並行して進めるのが正解です。
なぜなら、残りの2〜4割は問題演習の中で自然に出会って覚えた方が圧倒的に定着するからです。
単語帳だけを眺めて覚えるのと、実際の問題文の中で「あ、この単語さっき覚えたやつだ」と出会うのでは、記憶の残り方がまったく違います。
もう1つの問題は、単語帳だけの勉強が長引くとモチベーションが持たないということです。
単語の暗記って、正直楽しいものではないですよね。
それを何週間も何ヶ月も延々と続けたら、TOEICの勉強自体が嫌になります。
問題を解く、正答率が上がる、解けるようになっていく。この小さな成功体験がモチベーション維持にはめちゃくちゃ大事です。
8割覚えた段階で問題演習を始めれば、「勉強の手ごたえ」を感じながら残りの単語も覚えていけます。
複数の問題集を同時に使う
「この問題集も気になる」「あの参考書も評判がいい」と、いくつもの教材に手を出してしまう人は少なくありません。
でも、複数の問題集を同時に使うのはおすすめしません。
理由はシンプルです。1冊も完璧にならないまま終わるからです。
問題集Aを30%やって、問題集Bを20%やって、問題集Cを10%やって……これではどの問題集からも十分な学習効果を引き出せません。
1冊を3回繰り返した人と、3冊を1回ずつ解いた人では、前者の方が圧倒的にスコアが伸びます。
新しい問題集を買うとき、「今の問題集が自分に合っていないからだ」と考えがちですが、正直、問題集の質にそこまで大きな差はありません。
教材選びに悩む時間そのものが無駄です。
大事なのは「何を使うか」よりも「1冊をどれだけ使い倒すか」です。
特にリーディングの問題集は、同じ問題を繰り返し解くことで初めて文法の定着度や読解のスピードが上がります。
1冊を最低3回やり切る。それが終わるまでは、次の教材に手を出さないでください。
解きっぱなしで復習しない
最後にして、最もやりがちなNG行動がこれです。
問題を解いて、丸つけをして、スコアを確認して終わり。
はっきり言って、これが最悪のパターンです。
丸つけをした時点で「勉強した気」にはなります。でも、復習をしなければ、次にまったく同じ問題が出ても同じミスを繰り返します。
TOEICの問題は、出題パターンが決まっています。つまり、一度間違えた問題を復習しておけば、本番で似た問題が出たときに確実に正解できるわけです。
それを放棄するのは、ものすごくもったいないことです。
では、具体的にどう復習すればいいのか。Part別の復習法をお伝えします。
- Part5・Part6:文構造を把握する → 自分で日本語に訳す → 解答の訳と比較する。「なぜその選択肢が正解なのか」を言語化できるまで繰り返す。
- Part7:音読。1つの英文を繰り返し音読することで、語彙・文法・読解スピードを同時に鍛える。下準備として黙読→単語・文法の確認→日本語訳の確認→音声の確認を行ってから音読に入る。
TOEICリーディング対策におすすめの教材・参考書
ここまで読んで、「勉強法はわかった。で、結局どの教材を買えばいいの?」と思っている方も多いはずです。
ここでは、その3冊を含む厳選教材を「単語・文法・総合演習・長文」の4ジャンルに分けて紹介します。
それぞれの特徴・対象スコア・使い方を簡潔にまとめたので、自分に合うものだけ選んでください。
単語帳(銀フレ・金フレ)


TOEIC単語帳は、「銀フレ」か「金フレ」のどちらか1冊を選べば基本的にOKです。
現在のスコアが500点未満の方は「銀フレ」から始めましょう。
正式名称は『TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ』ですね。
TOEICに出る基礎単語だけを効率よく覚えられる1冊です。
500点以上の方は「金フレ」を推奨します。
正式名称は『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』ですね。
TOEIC頻出単語の決定版で、僕が最後まで使い続けた3冊のうちの1つです。
正直、金フレがなければTOEICの勉強を諦めていたかもしれません。
文法問題集(でる1000問)

Part5の文法対策は、『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』がおすすめです。
僕が最後まで使い続けた3冊のうちの1つで、Part5対策の決定版と言い切れます。
参考書名にある通り、TOEIC頻出パターンの問題が1000問以上は収録されています。
この1冊を繰り返すだけで、Part5の正答率9割以上・1問12秒ペースを達成できました。
対象スコアは500点以上です。
500点未満の方は、同じシリーズの「はじめの400問」から始めると無理なく取り組めます。
総合演習(公式問題集)

総合演習には、TOEIC公式問題集を選ぶのが最強です。
公式問題集は本番と同じプロセスで作られています。
つまり、最も本番に近い練習ができる教材です。
対象スコアは全レベル。
「600点以下だとまだ早いのでは?」と思う方もいますが、そんなことはありません。
600点以下の方は、最初は時間無制限で丁寧に解けばOKです。
大事なのは、同じ問題を最低3回は解くこと。
1回目で理解し、2回目で定着させ、3回目でスピードを上げる。
これだけで、問題の「型」が体に染み込みます。
長文対策(金の読解)

Part7の長文読解をさらに強化したい方には、『金の読解』がおすすめです。
Part7に特化した読解力トレーニングができる教材で、600点以上の方が対象です。
TOEICリーディング対策のまとめ
ここまで約2万5千字にわたって、TOEICリーディングの勉強法を解説してきました。
最後に、この記事の核心3つをまとめます。
- リーディング対策の順番は「Part5→Part6→Part7」。この順番を守ることが最短ルート
- 教材はシンプルに絞る。金フレ・でる1000問・公式問題集の3冊で十分
- 返り読みをやめ、英語を前から順に処理する力を音読で鍛える
リーディングは、リスニングよりも平均スコアが57点低いパートです。
つまり、多くの人が苦手としている分、正しく対策すれば一気に差がつくパートでもあります。
僕自身、偏差値44・リーディング約200点の状態からスタートして、試行錯誤・回り道しながらも、975点まで到達しました。
才能や海外経験は一切必要ありません。正しい順番で、正しい教材を、正しいやり方で繰り返す。これだけです。
あなたもできます。自分を信じて勉強して、目標スコアまで駆け上がってください。

