TOEIC Part1の勉強法と楽に解くコツを975点が解説【おすすめ問題集&頻出単語も】

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  • TOEIC Part1が苦手
  • TOEIC Part1の勉強法がわからない
  • TOEIC Part1を楽に解くコツが知りたい
  • TOEIC Part1の頻出単語をおさえたい

今回は上記のような疑問にお答えします!TOEIC Part1は、試験の中で最初に解くパートです。最初に解くということなので、結構緊張する方も多いです。

テン
私もPart1を解くときは、今でも緊張します。マークする手もブルブルと震えています。

 

しかしPart1を安定して解けるようになれば、試験開始直後の緊張をほぐしやすくなり、その後の試験を良いリズムで進められます。ということで今回は、Part1の正答率を高いレベルで安定させるための攻略法を解説します。

テン
僕もPart1が元々苦手だったんですが、これから解説する勉強法を実践したことで6問中5問は安定して取れるようになりました。僕のコーチング受講生の方にも実践してもらってますが、4〜5問を安定して取れるようになった方が多いです。

 

しかも、今後解説する他のPartの攻略法と比べて、今回解説するPart1の攻略法は簡単かつ即効性があります。

なので、特にPart1が苦手な方はぜひ参考にしてください!

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!
筆者のTOEICスコア リスニング495 リーディング480 計975

↑youtubeでも解説してます

TOEIC Part1の概要

TOEICのPart1は、TOEIC L&Rテストにおいて、一番最初に解答するPartです。「写真描写問題」とも呼ばれ、問題数は6問です。

テン
TOEICは合計200問(リスニング100問、リーディング100問)あるので、問題数はそれほど多くないですね。

 

問題数が少ないため、多くの受験者が「Part1はそんなに勉強しなくても良いか」と高を括っています。しかし、問題が少ないからといって、Part1に舐めて取り掛かってはいけません。

なぜなら、ここでの躓きがPart2以降のリスニング、ひいてはリーディングセクションへのメンタルコンディションに悪影響を及ぼしかねないからです。さらに、試験を解いたことがある方ならわかると思いますが、試験本番でPart1を解くときの緊張はなかなかのモノです。

 

ですので、「安定してPart1を解答できる自信」を身につけることは、「Part1の正答率/緊張のほぐれ/その後のメンタルコンディション」の全てに好影響を及ぼします。

TOEIC Part1の問題構成

Part1の形式はシンプルです。1枚の写真に対し、4つの短い英文((A)~(D))が一度だけ読み上げられ、その中から写真を最も正確に描写しているものを選ぶ形となっています。

テン
問題用紙には選択肢が印刷されていないので、聞き逃さない集中力も重要になってきますね。ちなみに、各問題の読み上げが終わってから次の問題が始まるまでの間隔は「約5秒」です。

TOEIC Part1の例題

文字だけで説明してもわかりづらいと思うので、いくつか例題を見てみましょう。

例題①

TOEIC Part1の例題 1

 

選択肢
(A) She’s reading a newspaper.(彼女は新聞を読んでいる。)
(B) She’s making some copies.(彼女はコピーしている。)
(C) She’s repairing the machine.(彼女は機械を治している。)
(D) She’s talking on the phone.(彼女は電話している。)

(B)
※選択肢は実際には試験用紙には記載されず、音声のみが流れます

例題②

TOEIC Part1の例題 2

選択肢
(A) Some boats are docked at a pier.(いくつかのボートが桟橋に停泊している。)
(B) A bridge crosses over the water.(橋が水の上にかかっている。)
(C) Pedestrians are walking on the bridge.(歩行者が橋の上を歩いている。)
(D) Cars are stuck in traffic.( 車が渋滞に巻き込まれている。)

(B)
※選択肢は実際には試験用紙には記載されず、音声のみが流れます

TOEIC Part1の勉強法・対策法

ここからはTOEIC Part1の勉強法を解説していきます!

STEP0 まずは今のスコアを測定する

勉強に入る前に、まず今の自分のスコアと目標との距離を測ることが重要です。

TOEICはスコアによって適切な勉強法が大きく変わりますし、「目標までの距離感」を測らなければ、学習計画が立てられないからです。

 

また、仮に測定したスコアがTOEIC400点以上ある場合、Part1に多大な時間を使うのは正直もったいないです。

Part3・4に立ち向かう底力をすでに備えているので、Part3・4を対策した方が費用対効果は明らかに高いです。あとはPart5あたりにも時間を使った方が良いです。そちらの方が問題数が多いので。

テン
つまり、今のスコアを測定しないままだと、注力すべきではないPartに時間を使って目標スコアに辿り着くのにさらに時間がかかってしまいます。

 

一方で、基本的にTOEIC400点未満の場合、英語の基礎が身についていません。そのため、リスニング長文のPart3・4に取り組むと挫折します。

よって、基本的には英語の基礎を身につけつつ、Part1・2あたりを対策するのが基本です。

 

なお、TOEICにおいては定期的にスコアを測定することがそもそも必須です。「今の勉強法が適切かどうか」を判断するためです。

  • 定期的にスコアを測って伸びているなら勉強法は適切
  • 定期的にスコアを測って伸びていないなら勉強法が不適切だから改善が必要

と判断できます。だから、定期的に測る人ほどスコアが伸びます。

 

では、どのようにスコアを把握すれば良いのか。スコアを把握する方法はいくつかあります。

  1. TOEICを実際に受験する(1日潰れる&スコアがわかるまで時間がかかるのでおすすめしない)
  2. TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
  3. アプリを使う(楽だから推奨)

この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。

そして、アプリの中でも特におすすめなのがSantaアルクです。

Santaアルク スコア診断の結果と講義受講の画面

Santaアルクの画面

 

Santaアルクは無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。

データによると誤差20点以内/精度は95%以上です。

テン
もちろん僕も使ってますし、僕が教えている生徒さんにも使ってもらってますが、誤差は本当に小さいです。他に診断アプリもありますが、間違いなくSantaアルクが診断精度で一番ですし、しかも無料でできるのが素晴らしいです。ただ、800点以上になるとブレが60〜80点くらいになる印象はあります。でも800点未満なら信頼できます。

 

やることは3ステップだけです。

  1. アプリをダウンロード(無料)
  2. 12問解く
  3. スコアが表示される

ここまで3分。コンビニでコーヒーを買うより早く終わります。

ですので、必ずSantaアルクで自分のスコアを測定してください。

テン
「後でやろう」と思うと、確実に後回しになります。なので、今すぐSantaアルクをダウンロードして、ゲーム感覚で一度スコア測定してみてください。本当にあっという間に終わるので、驚くはずです。終わったら、この記事に戻ってきてください。

 

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Santaアルク

 

STEP1 単語帳でPart1単語を覚える

さて、Santaアルクでのスコア測定が終わったら、勉強に入っていきましょう。

まずやって欲しいのは単語帳を使ってPart1の単語を覚えることです。Part1に出てくる単語の種類は、それほど多くありません。よって、単語を一定数覚えるだけで、Part1は驚くほど解きやすくなります。

 

ではどんな単語帳を使うべきかというと、定番の「銀のフレーズ」「金のフレーズ」でOKです。

TOEIC銀のフレーズTOEIC金のフレーズ

 

知らない方が非常に多いんですが

  • 銀のフレーズには「パート1重要語50」
  • 金のフレーズには「パート1重要語150」(2026年の改訂版、改訂以前は100単語だった)

という補足英単語集が載っています。

テン
目次に載っているはずです。「パート1重要語シリーズ」を覚えるだけで、Part1の解きやすさは大きく変わります。量も多くないので、一気に覚えてしまうのがおすすめです。

 

ここで「どちらを使えば良いの?」という疑問が湧くかと思います。結論、Santaアルクでのスコアが500点未満なら銀フレ、500点以上なら金フレを使えばOKです。詳しくは「TOEIC金フレと銀フレの違い」も併せてご覧ください。

STEP2 問題を解く

Part1重要語を覚えたあとは、実際に問題を解きましょう。

頭の中では「覚えられた!」と思った場合でも、実際に問題を解くと意外と単語の意味を思い出せないことが多くあります。よって、問題を解いて形式に慣れつつ、「単語の引き出し力」を鍛えていきましょう。

 

問題演習に関しては、イングルートの公式無料アプリ「演習中毒」を使うのがおすすめです。
演習中毒 完全無料のTOEIC学習アプリ 演習STEP
975点講師が作った「ゼロからTOEIC800点レベルまでの27講座295レッスン」と4,000問以上を、スコアが伸びる順番で勉強できるよう設計しています。

もちろん、Part1の問題演習も無料でできます。レベル別に分かれているので、参考書を使った時に生じがちな「難しすぎる!」という問題もありません。

テン
スマホひとつでPart1をどんどん演習できます。(もちろん、他のPartも。)まずはダウンロードして使ってみてください。あれこれ説明するより、まず使ってみていただくのが使用感を把握する最良かつ最短の方法です。

 

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STEP3 問題演習後はわからない英単語を覚える

演習後は、問題に登場したわからない英単語を地道に覚えましょう。これをやるのとやらないのとでは、Part1の安定力が大きく変わってきます。

テン
結局のところ、Part1の正答率を最も左右するのって「語彙力」なんですよね。知ってる単語が多ければPart1は解きやすくなります。

STEP4 ディクテーション

ディクテーションというのは、聞き取った音声を書きとる練習方法です。

  1. 聞き取りの集中力が身につく
  2. 正しい発音がわかる
  3. 自分が聞き取れない箇所が明確になる

といった効果があります。特に大きいのは③で、自分が聞き取れない箇所を聞き取れるようになるまで聞き直せば、リスニング力は効率的かつ着実に向上します。

 

ディクテーションの具体的なやり方は以下の通りです。

  1. 音声を1度聞いて大まかな内容を把握する
  2. 1回1回音声を止めながら書き取る
  3. 繰り返し再生して「もう無理」というところまで書き取ったら次の文に
  4. スクリプトと書き取りを照らし合わせる
  5. 「書き取りが間違ってた部分」「書き取れなかった部分」は聞き取れるようになるまで聞き直す
  6. 慣れてきたら音声のスピードを速くする

 

基本的にはここまで解説したように

  1. 単語帳でPart1を覚える
  2. 問題を解く
  3. 演習後にわからない英単語を覚える

でもPart1はかなり解けるようになります。

テン
そして、そこからさらにディクテーションを行えば、Part1はがっつり解けるようになります。

STEP5 写真の状況を自分で説明する

Part1に登場しそうな写真

上級編として、問題集の写真を使って(もしくは上記のような写真を自分で用意して)、写真の状況を自分で説明してみるという練習方法もあります。

たとえば上の写真なら

  • A person is riding a motorcycle across the street.
  • Cars are parked along the sidewalk
  • A woman is running

みたいな感じです。この練習を行うことで、写真の細部にまで注目する力が身につきます。

テン
写真から得る情報量が増えるので、捻った選択肢が出てきても迷わず正答できるようになります。

TOEIC Part1対策におすすめ参考書・問題集

ここからはTOEIC Part1の対策におすすめの参考書・問題集をいくつか紹介します!

TOEIC 演習中毒

演習中毒 完全無料のTOEIC学習アプリ 演習STEP

先ほども紹介した「演習中毒」はイングルートの公式無料アプリです。

975点講師が作った「ゼロからTOEIC800点レベルまでの27講座295レッスン」と4,000問以上を、スコアが伸びる順番で勉強できるよう設計しています。もちろん、Part1のレベル別問題演習も無料でできます。

テン
スマホひとつでPart1をどんどん演習できます。(もちろん、他のPartも。)まずはダウンロードして使ってみてください。あれこれ説明するより、まず使ってみていただくのが使用感を把握する最良かつ最短の方法です。

 

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TOEIC 銀のフレーズ

TOEIC銀のフレーズ

銀のフレーズ(通称銀フレ)は、TOEIC参考書の中で特に人気の「特急シリーズ」の英単語帳です。とにかく著名な英単語帳で、書店のTOEICコーナーに行くと必ずと言っていいほど一番目立つところに置かれています。

銀のフレーズには、TOEIC超頻出の英単語が1000単語載っています。具体的なレベル分けは以下の通りです。

  • 基礎の400語
  • 頻出の300語
  • 必須の200語
  • 発展の100語

銀のフレーズに載っている英単語は、どれも本当にTOEIC頻出です。もちろん、Part1にもよく出てきます。

さらに、銀のフレーズには「パート1重要語50」という単語集がついています。この単語集に載っている単語は、Part1で本当に頻出なのでマストで覚えましょう。

TOEIC 金のフレーズ

TOEIC金のフレーズ

先ほど紹介した「銀のフレーズ」の姉妹英単語帳である「金のフレーズ」もおすすめです。

テン
私も「銀のフレーズ」「金のフレーズ」を使っていました。「銀フレ/金フレがなければTOEIC学習を諦めていた」と思ってしまうほどに、お世話になった英単語帳です。

 

金のフレーズに載っている英単語もTOEIC頻出です。また、金のフレーズには「パート1重要語150」という単語集がついています。

テン
この単語集に載っている単語も、Part1で頻出なのでマストで覚えましょう。詳しい使い方は「TOEIC金のフレーズのレベルと使い方」をどうぞ

TOEIC 初心者特急 パート1・2

TOEIC L&R TEST 初心者特急パート1・2

「TOEIC 初心者特急 パート1・2」は、その名の通りTOEIC初心者向けに作られた参考書です。この参考書がおすすめな理由は3つあります。

  1. 本番より易しい難易度の問題でPart1・2の形式に慣れることができるから
  2. 初心者向けのPart1・2の参考書が他にないから
  3. 本気で必須級の知識がしっかり解説されているから
テン
ちなみに③について、900点を超えた今でも、私は初心者特急を見直して「解答のポイント」等を復習することがあります。それほどまでに重要な知識がしっかり解説されているのが素晴らしいポイントです。「初心者向けとはいえ侮るべからず」です。詳しくは「TOEIC 初心者特急シリーズを徹底レビュー」をどうぞ。

TOEIC 公式問題集

TOEIC 公式問題集 12

言わずと知れた、公式が出してるTOEICの問題集です。以下の理由により、圧倒的に問題の質が高いので、演習効果も高いです。

  1. 最新の問題傾向を反映している
  2. 本番と同じ手順で問題が作成されている
  3. リスニングの音声収録を公式スピーカーが担当している
テン
初心者でなければ、Part1の問題集は公式問題集だけで事足ります。詳しくは「TOEIC公式問題集の使い方」をどうぞ。

TOEIC パート1・2特急 難化対策ドリル

TOEIC L&R TEST パート1・2特急 難化対策ドリル

「TOEIC パート1・2特急 難化対策ドリル」は税込924円と価格がリーズナブルな割に、Part1の問題を50問掲載している問題集です。

(ちなみにPart2の問題も150問載っています。)

「難化」とついているので手が出しづらく感じるかもしれません。ただ、最近のTOEIC本番の難化傾向を考えると、むしろちょうど良いレベルだと個人的には思います。

テン
つまり、「パート1・2特急 難化対策ドリル」が発売された2017年では難問でしたが、難化傾向のせいで現在では標準レベルの問題となっています。Part1の演習量を一気に増やしたい場合は使いましょう。

TOEIC Part1の3つの問題形式別の解き方

さて、ここからはPart1の解き方を説明します。実は、過去のデータ分析より、Part1は以下3つの問題形式(写真タイプ)に分けることができます。

  1. 1人の人物
  2. 2人以上の人物
  3. 風景・静物
テン
それぞれの問題形式で、狙われるポイント(出題傾向)が異なります。そのためここからは、それぞれの形式における視点の置き方と、正解を導くための論理プロセスを解説します!

1人の人物写真

被写体が1人の場合、主語は明確になるので、聞き取りの負荷は比較的低めです。しかし、その分、問われる内容は「細部」に及びます。

テン
特に注目すべきは、「動作/状態」「手足」「視線」です!

動作・状態に注目する

Part1において最も頻出、かつ重要なのが、「動作」と「状態」の見極めです。特に頻出なのが以下に挙げるモノなので、覚えておきましょう。

概念動作(Action)状態(State)攻略の視点
衣服putting on / trying onwearing袖に手を通している最中でなければ putting on は不正解。単に着ているなら wearing 一択。
乗車getting into / boardingriding / sitting in<span<足をかけて乗り込もうとしているなら getting into。既に座席に収まっているなら riding。
持ち物picking upholding / carrying地面から拾い上げる瞬間なら picking up。手に持っている静止状態なら holding。

手足・視線に注目する

人物写真では、「手元」「足元」や「視線」について問われることも多いです。

  • 手足:何を持っているか、何に触れているか、操作しているかなど。
    例)・holding a document(書類を持っている)、grasping a railing(手すりを握っている)、pointing at a screen(画面を指差している)、reaching for a book(本に手を伸ばしている)
  • 視線 :何を見ているか。looking at, gazing at, staring at, examining, reviewing といった動詞が頻出する。

2人以上の人物写真

複数の人物が登場する場合、「一人」だけでなく「複数人」に注目することが重要です。具体的に注目すべきポイントは3つに分けられます。

  1. 共通動作
  2. 相互作用
  3. 写真のうちの一人

共通動作に注目する

選択肢の主語がThey”や”People”、”Some men”など複数形の場合、その動作を「対象となっている全員、もしくは複数人」が行なっている必要があります。

  • They are sitting around a table.(彼らはテーブルを囲んで座っている)
  • Some people are wearing helmets.(数人がヘルメットを着用している)

相互作用に注目する

「相互作用」とは、人物同士の関係性を描写するパターンです。

  • They are facing each other.(彼らは互いに向き合っている)
  • One man is handing a document to another.(一人の男性がもう一人に書類を手渡している)
  • They are shaking hands.(握手している)

写真のうちの一人に注目する

One of the women(女性のうちの一人)というような主語から始まる場合があります。

この場合は特定の人物だけにフォーカスが当たっているため、他の人物が何をしているかは関係ありません。

風景・静物

「風景・静物」とは、人物が写っていない、あるいは人物が遠景で風景の一部と化している写真のことです。

テン
これらはPart1の中で最も難易度が高いカテゴリーです。なぜなら、主語となる名詞を知らなければ即座にわからなくなる上、「受動態」や「完了形」といった複雑な文法構造が多用されるからです。

重要な文法事項1:受動態

「写真に人がいない場合、現在進行形の受動態(be being + 過去分詞)は原則として不正解」というルールがあります。

 

例えば、The floor is being cleaned.(床が掃除されている最中だ)という文を考えてみましょう。

掃除という動作を行っている「動作主(Agent)」の存在を前提としています。

テン
そのため、写真に誰も写っていないならば、掃除が行われているはずがないため、The floor is being cleaned.という選択肢は間違いです。

 

ただし、例外もあります。「人の手による動作」ではなく、「物の状態の変化」に近いニュアンスを持つ動詞の場合、人がいなくても being が使われることがあるんです。

例えば、以下のような感じですね。

  • Display:Items are being displayed.(商品が展示されている)これは「展示されている状態」を指すことが多く、店員が並べている最中でなくても正解になり得ます。
  • Cast:Shadows are being cast on the ground.(影が地面に落とされている)影を作るのは太陽や照明であり、人間ではないため、無人の写真でも成立します。
  • Grow / Bloom:Flowers are growing in the garden.(花が庭で育っている)自然現象としての変化・進行を表すため、無人の風景写真でも正解となり得ます。

重要な文法事項2:完了形

being(~されている最中)に対し、have/has been + p.p.(~されてある、~された状態だ)は、動作が完了した後の静的な状態を表します。

 

そのため、風景写真においては頻出の正解パターンとなります。例えば、以下のような感じです。

  • Chairs have been arranged in rows.(椅子が列になって並べられている)
  • The door has been left open.(ドアが開けっ放しにされている)
テン
「受動態」と「完了形」の聴き分けが、Part1の正答率を分けるカギになってきます。

TOEIC Part1を楽に解くコツ

ここからはTOEIC Part1の正答率を上げるコツを解説します!

ディレクション時間で写真に目を通す

試験開始直後の約90秒間は、Part1の解き方を説明するディレクションが放送されます。基本的に、問題演習をした経験があれば形式を把握できているはずなので、この説明を聞く必要は全くありません。

ですので、説明の時間を使って、Part1の全6枚の写真に事前に目を通しておきましょう。これを行うことで、圧倒的に問題が解きやすくなります。

 

なお、写真で注目すべきポイントは3つです。

  1. 写真タイプの分類:人物(1人か複数か)か、風景・静物か
  2. キーアイテムの特定:写真内で最も目立つ物体、あるいは背景にあるが問われそうな物体を特定
  3. 語彙の事前検索:特定したアイテムに対応する英単語を脳内辞書から引き出す

この時間にやらない方が良いこと

たまに、Part1のディレクションの時間を使ってPart3・4の先読み(設問を読むこと)を行う方がいます。

この行為は禁止されていないものの、個人的にはあまりお勧めしません。

テン
ページを行ったり来たりする行為は集中力を削ぐリスクがあるからです。また、そもそも先読みした内容を、Part1・2を解く間に忘れてしまうこともあります。

 

Part1の安定感を盤石にするためにも、ディレクションの時間をPart1の準備に全振りするのがおすすめです。

現在進行形の受け身にはとことん注意する

Part1では、”The furniture is being installed”というように、現在進行形の受け身が含まれる選択肢がよく登場します。

実は、現在進行形の受け身が出てきたら、その選択肢は引っ掛けである可能性が高いです。(100%ではありません。)

 

というのは、たとえば”The furniture is being installed”は「家具がまさに今設置されているところだ」という場面を表しています。

つまり、設置している人物が必要なんですね。

テン
人物が写真の中に写っていないのに、現在進行形の受け身が使われているならその選択肢は間違いです。

 

もし写真の状況を適切に描写するとしたら、現在形や現在完了形の受け身が使われます。たとえば、The furniture has been installed.という感じですね。これであれば正解となります。

写真の細部にまで徹底的に目を通す

人間の心理的にしょうがないのかもしれませんが、写真を見た時、どうしても中央に写っている人物やモノばかりに注目しがちです。

もちろん中央に写っている人物やモノに注目するのは大切なんですが、写真の端っこの方に写っている人物やモノに関する選択肢が正解になることもあるんです。

 

もし事前に写真の端っこの情報まで確認していなければ、問題で端っこの部分に関する選択肢が読まれた時に対応できなくなります。

よって、問題を解くときは、「奥にハシゴがある」とか「左側にバイクに乗った人がいる」というように、しっかり写真の細部まで確認することを徹底しましょう。

 

リスニングではそれぞれのPartが始まる前に、問題の内容や形式を説明するdirectionが流れます。

このdirectionは聞かなくても問題を解けるので、directionが流れている間にPart1の問題6問の写真にしっかり目を通しておきましょう。

似た発音に注意する

  • box:books
  • grass:glasses
  • copy:coffee
  • car:cart

というように、似た発音の単語はよくあります。

テン
ここでは、boxとbooksで考えてみましょう。

 

写真の中にboxが写っているとします。そして選択肢の中で「books」を含んでいるモノがあるとします。

このような場合、”box”と”books”の発音が似ているので、ついつい”box”と勘違いして”books”が含まれる選択肢を選んでしまうことがあります。

 

しかし、それはNGです。選択肢を検討するときは単語単体ではなく、必ず前後の英文までチェックしてください。

 

たとえば、選択肢が”The man is reading books”だとしましょう。

この場合、もしboxとbooksを聞き分けられなかったとしても、「reading」が聞き取れていれば、その選択肢は間違いだと判断できます。

テン
”reading boxes(もしくはa box)”という表現はおかしいからです。

 

以下の表に示した単語は、TOEIC Part1で出題されやすい「音のヒッカケ」ですので、覚えておきましょう。

写真の状況ひっかけの単語本来の単語解説と事例
コーヒーを飲んでいるCopy (コピーをとる)Coffee日本語話者が苦手とするF音とP音の混同。
女性がコピー機の前にいるがコーヒーを持っていない写真で、She is drinking coffee.という選択肢がありがち。
歩いているWork (働く)WalkL音とR音の混同。
オフィス街を歩いている写真で、People are working.という選択肢がありがち。
車があるCart (カート)Car語尾のT音の有無。
駐車場に車がある写真で、Someone is pushing a cart. という選択肢がありがち。
乗っているWrite (書く)Ride電車に乗っている写真で、 He is writing a letter.という選択肢がありがち。
右側にあるLight (照明)RightR/Lの混同。
ボート・船Coat (コート)Boat港の写真で、He is putting on a coat.という選択肢がありがち。

語句の言い換えに注意する

  • desk(机)→furniture(家具)
  • bus(バス)→vehicle(乗り物)
  • piano(ピアノ)→instrument(器具)
  • book(本)→merchandise(商品)
  • cat(猫)→animal(動物)

というように、写真の中に写っているモノが、より抽象的な語句に言い換えられて選択肢に含まれ、それが正解になる場合があります。

このルールを知らないと、「どの選択肢も間違っている!」と混乱する可能性があるので、しっかりおさえておきましょう。

連想・推測はNG

写真に写っている状況から、「論理的にはありそうだが、事実として視覚確認できないこと」を描写する選択肢が読まれることがあります・

「論理的にはありそうだ」と連想・推測して、その選択肢を選んでしまう人は多いですが、それはNGです。

 

例えば、「病院の待合室に座っている人々の写真」があったとしましょう。

このとき、Patients are waiting to see a doctor.(患者たちは医者に診てもらうために待っている)という選択肢があったとします。

テン
「病院の待合室で待つ」=「医者に診てもらう」と論理的に考えられそうですよね。しかし、この選択肢を選ぶと不正解です。

 

なぜなら、彼らが「患者」であるか、待っている目的が「医者に会うため」かは、「写真」からは完璧に断定できないからです。

単なる付き添いかもしれませんよね。

テン
TOEIC Part1では「客観的記述」のみを正解とします。ですので、主観的な推測や、写真の外にある文脈(目的、職業、未来の行動など)を含む選択肢を選ぶのはNGです。

TOEIC Part1の頻出単語

ここからはTOEIC Part1の頻出単語をいくつか紹介します!

テン
これを覚えるだけで、Part1は一気に解きやすくなるので、ブックマーク等して何度も見返してください!

オフィス・屋内環境

オフィスシーンでは、事務機器の操作、書類の扱い、家具の配置が問われやすいです。

  • adjust:調整する。椅子の高さを変える、機器のダイヤルを回す動作。
  • assemble:組み立てる。家具や機器を組み立てている最中の動作
  • distribute / hand out:配る。会議資料などを配っている状況。
  • file:ファイルする(動詞)。書類を棚やキャビネットに入れている動作。
  • gather:集まる。会議室やロビーに人が集まっている状態。
  • install:設置する。ソフトウェアのインストールではなく、物理的な機器の設置で使われることが多い。
  • organize:整理する。デスク上の書類などを片付けている動作。
  • photocopier / copy machine:コピー機。
  • plug in:コンセントを差し込む。対義語は unplug。
  • projector:プロジェクター。会議シーンの定番。
  • sort:分類する。郵便物や書類を仕分けている動作。
  • workstation:ワークステーション。PCデスク周りの区画を指す。

街中・交通・屋外

街中の写真では、歩行者、車両、建築物の位置関係が焦点となりやすいです。

  • approach:近づく。駅のホームに電車が入ってくる様子など。
  • awning:日よけ。カフェや店の軒先にある布製の屋根。
  • board:乗り込む。get on と同義。
  • curb:縁石。歩道と車道の境界にある石。A car is parked along the curb. は超頻出。
  • descend:降りる。階段や坂を下りる動作。対義語は ascend。
  • intersection:交差点。
  • lamppost:街灯。
  • lean against:~に寄りかかる。自転車が壁に立てかけられている、人が手すりに寄りかかっているなど。
  • passerby / pedestrian:通行人、歩行者。
  • pave:舗装する。The road is being paved.(道路が舗装されている最中=工事中)として出る。
  • railing / handrail:手すり。階段やバルコニーの手すり。
  • scaffolding:足場。建設現場の写真で出る難単語。
  • shield:遮る。日傘や手で日光を遮る動作。
  • tow:牽引する。レッカー移動など。
  • wheelbarrow:手押し車(一輪車)。工事現場や農作業のシーンで頻出。

港・水辺・自然

水辺のシーンは、船の状態(停められているか、動いているか)と、水面への反射がポイントになります。

  • cast a shadow:影を落とす
  • dock / pier / wharf:桟橋、波止場
  • float:浮く
  • harbor:港
  • mow:刈る。mowing the lawn(芝を刈る)は定番。
  • overlook:見下ろす。建物が高台にあり、下(海や街)が見える位置関係。
  • reflect:反射する。Buildings are reflected in the water.(建物が水面に映っている)など。
  • row:漕ぐ。rowing a boat(船を漕ぐ)など。
  • shore:岸。
  • tie / secure:結びつける、固定する。船が桟橋にロープで繋がれている(The boat is tied to the dock.)など。
  • trim:手入れする、刈り込む。trimming the bushes(低木を刈り込んでいる)など。

物の状態・抽象名詞

具体的な名称ではなく、上位概念の抽象名詞で言い換えられるパターンです。

難易度が高めで、上級者でもよく聞き逃します。

具体的な単語 (Specific)抽象的な言い換え (Abstract/General)
Car, Bus, Truck, BicycleVehicle (乗り物)
Guitar, Piano, Flute, ViolinMusical instrument (楽器)
Apple, Banana, OrangeFruit (果物)
Table, Chair, Sofa, DeskFurniture (家具)
Shirt, Coat, UniformClothing / Garment / Attire (衣類)
Computer, Printer, CameraEquipment / Device (機器)
Plate, Fork, Pan, PotCookware / Kitchen utensil (調理器具)
Book, Magazine, NewspaperReading material / Publication (出版物)

物の状態・配置

物の状態・配置を表す動詞も覚えておきましょう。

  • align:一列に並べる。lined up と同義
  • arrange:整然と配置する。
  • empty:空にする。The room is empty.(部屋は空だ=誰もいない)など。
  • fill:満たす。
  • pile / stack:積み重ねるBoxes are stacked. は倉庫の写真で鉄板。
  • occupy:占める。The seats are occupied.(席が埋まっている=人が座っている)など。
  • scatter:散乱させる。

Part1以外も含めたTOEIC全体の頻出単語は「TOEIC頻出単語一覧【厳選1,324語を975点がテーマ別に公開・印刷用PDF付き】」にまとめています。Part1の描写語もテーマとして収録しています。

TOEIC Part1 最新の傾向

最後に、TOEIC Part1の最近・最新の傾向をお話しします。

テン
最近はTOEIC自体の難易度が上がってきているので、新しい傾向も登場しています。これから紹介する新傾向をおさえておけば、本番での動揺も防げます!

語彙の高度化・専門化

以前は「机」「椅子」「車」といった基本的な単語が中心でした。しかし近年ではより具体的、あるいは少し専門的な語彙が登場するケースが増えています。

例えば、以下のように。

  • staircase(階段)だけでなく banister(手すりの支柱)が出る。
  • road(道)だけでなく pothole(道路の穴)や curb(縁石)が正解の鍵になる。

複数情報の結合

正解を導くために、写真内の1箇所の情報だけでは足りず、2箇所以上の情報を統合しなければならない問題が増えています。

例えば、従来は「男性がペンを持っている」というシンプルな選択肢が多かったです。しかし最近では、「男性がペンを持っており、かつ、女性の方を見ている」というような選択肢が出ることがあります。

テン
選択肢の主語と動詞の前半は合っているけれども、後半の修飾語句が間違っているということがあるので注意しましょう。

まとめ

TOEIC Part1の攻略法を徹底的に解説しました。ぜひ参考にしてください!

 

Part1・Part2で音が取れるようになったら、次は問題数が最多のPart3です。「TOEIC Part3対策を975点が完全解説【先読みのやり方・設問3タイプ・39問の攻略法】」にまとめています。

Part3のあとは「TOEIC Part4対策を975点が完全解説【トークの種類・先読みのやり方・30問の攻略法】」に進むのが効率的です。

 

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TOEICリスニング対策の全体像を知りたい方は、こちらのまとめ記事もご覧ください。
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