結論:TOEIC610点は、公開テスト受験者の上位52.1%(偏差値49.7)のスコアです。600点を超え、多くの企業で英語力が評価されるラインに到達しており、就活・転職でも「英語ができる人」として認められます。公開テスト平均(615点)まであと5点という位置で、大学受験の偏差値に換算すると日東駒専レベル。IPテストでは上位26.6%(偏差値56.8)で、4人に1人にも届かないスコアです。
- 「TOEIC610点って、どのくらいのポジションなんだろう?」
- 「中途採用や転職活動でアドバンテージになるスコアなの?」
- 「700点を狙うには、あと何をすればいい?」
こうした疑問を持っている方に向けて、詳しく解説します。
結論から言うと、610点は「600点を超えて多くの企業の英語基準を満たしており、公開テスト平均(615点)まであと5点という位置にいるスコア」です。
新卒採用の平均基準(545点)は65点の余裕でクリアしており、600点台として多くの企業で英語力を認められる位置にいます。
IPテストの偏差値で見ると56.8。日本全体の受験者の中で上位4人に1人にも届かないという希少な位置です。
610点まで来ると、就活・転職での評価は確実に「英語力がある人」ゾーンに踏み込んでいます。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

TOEIC610点のレベル
結論:TOEIC610点は公開テストでは上位52.1%(偏差値49.7)、IPテストでは上位26.6%(偏差値56.8)のスコアです。600点を超えて多くの企業の英語基準を満たしており、公開テスト平均(615点)まであと5点という位置にあります。
上位52.1%・偏差値49.7で、大学受験なら「日東駒専」レベル
IIBCの最新データ「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」をもとに算出すると、TOEIC610点は公開テスト受験者(735,425人)の上位52.1%に位置します。
公開テストの平均は615点で、610点は平均より5点低いスコアです。偏差値で表すと49.7になります。ほぼ平均と同じラインに立っていると言えます。
大学受験の偏差値に換算すると、およそ「日東駒専」(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学レベル)に相当します。
上位%・偏差値の算出方法(下のIPテストも同様の方法で算出してます)
公開テスト645点以上は327,974人、595〜640点区間は78,834人です。この区間には10スコア(595〜640点)が含まれるため、1/10して、1スコアあたり約7,883人と仮定します。
610以上 = 327,974 + 7,883×7 = 383,155人 → 383,155 ÷ 735,425 = 52.1%
偏差値 = 50 + 10 ×(スコア − 615)÷ 170(公開テスト基準)
ただし、公開テストはあくまで一般受験です。「自分の意思でTOEICを受けに来た、きちんと対策してきた人たち」が中心の母集団です。
実はTOEICにはもう1つ、IPテストという受験形式があります。
大学・企業などの団体で実施されるテストで、「組織の方針で受験することになった」という受験者が多くを占めます。
IPテストでは上位26.6%・偏差値56.8——4人に1人を下回るスコア
IPテスト(大学や企業の団体受験・1,041,495人)で見ると、610点の評価はぐっと高くなります。
上位26.6%で、偏差値56.8。受験者4人のうち1人にも届かないスコアです。
大学生のIPテストデータとの比較を見てみましょう。
| 区分 | 平均スコア | 610点との差 |
|---|---|---|
| 大学全体 | 470点 | +140点 |
| 大学1年生 | 453点 | +157点 |
| 初受験の大学生 | 442点 | +168点 |
| 大学4年生 | 545点 | +65点 |
出典:TOEIC Program DATA & ANALYSIS
TOEIC610点は、大学生のどの区分と比べても圧倒的な差をつけています。
大学全体の平均(470点)を140点、大学1年生(453点)を157点、初受験(442点)を168点も上回っています。
大学4年生の平均(545点)と比べても65点差。就職活動で英語力をアピールしたい場面では、十分な実力差です。
正答率は約65%
TOEIC610点のL/R内訳は、リスニング(L)330点前後・リーディング(R)280点前後が目安です。
正答率で言うと約65%。200問中約130問を正解している計算です。
6割半ばに到達しており、7割まであと一歩という状態です。英語の基礎はしっかり固まっており、TOEIC特有の出題パターンにも慣れてきている段階です。
ここから正答率を70%前後(650〜700点相当)に引き上げるには、あと10〜15問ほど上積みする必要があります。
リスニングは3段階中の真ん中レベル
Score Descriptor Tableによると、リスニング330点は3段階中真ん中の評価です(L330は275〜370の帯に該当)。
- 短い会話で語彙がシンプルであれば趣旨を推測できる
- 内容が繰り返されたり言い換えられたりする場合は長い会話でも理解できる
- 間接的な応答や展開が読みにくい会話では理解しづらくなる
リーディングは4段階中下から2番目のレベル
リーディング280点は4段階中下から2番目の評価です(R280は225〜320の帯に該当)。
- 短めの文章であれば簡単な推測ができる
- 本文と設問の表現が一致していれば正答できる
- 言い換え表現が使われると推測が難しくなる
- 複雑な構文や高度な語彙の理解はまだ課題がある
公式5段階評価でCレベル(上から3番目)
公式の5段階評価「PROFICIENCY SCALE」によると、610点はCレベル(470〜725点)に該当します。
Cレベルは「日常生活の基本的なニーズに対応でき、限られた範囲では業務上のやり取りも可能」なレベルです。
- 一般的な会話なら要点をつかみ、受け答えに大きな支障はない
- 基礎的な文法・構文は身についている
- 語彙や表現にやや不足はあるものの、自分の意思を伝えるだけの力は持っている
CEFR B1・英検2級相当
文部科学省の対照表(各資格・検定試験とCEFRの対照表)によると、610点はCEFR B1・英検2級相当です。

B1は「自立した言語使用者」に分類される段階。仕事や学校で日常的に発生するやり取りに対応できる力があるとされています。
TOEIC610点は就活・転職で使える?
結論:使えます。610点は600点を超え、多くの企業で英語力が評価されるラインに到達しています。新卒の平均基準(545点)を65点上回っており、就活・転職のどちらの場面でも、英語力の証明として積極的に活用できます。
企業が求めるTOEICスコアの基準
英語活用実態調査(IIBC)によると、新卒採用の平均基準は545点、中途採用では620点です。

※ただし、これはあくまで調査対象企業の平均値です。実際の企業は600点・650点・700点などキリのいい数字を基準にしていることが多いです。
610点は新卒の平均基準(545点)を65点も上回っています。600点を超えたことで、多くの企業が英語力の目安とするラインに到達しています。
スコア別の就活・転職での評価の目安は以下のとおりです。
- 600点〜:履歴書で「英語力がある」と認められる最低ライン
- 700点〜:外資系・商社など英語業務でもアピールできる
- 800点〜:海外駐在・英語メインの職種で高く評価される
610点はこの「600点〜」のゾーンにしっかり入っており、次の目標として700点を視野に入れられる位置にいます。
610点は履歴書に書くべき?
書くべきです。610点は就活・転職のどちらの場面でも、英語力の裏付けとして十分機能するスコアです。
特に転職活動において、600点を超えて企業の英語基準を満たしているという事実は強い材料になります。
「現在700点を目指して準備中です」と一言添えれば、向上心と目標意識を同時にアピールできます。
また、「610点=公開テスト平均にほぼ並んでいる」という事実も、控えめに見える数字の割に印象をプラスに変えてくれます。
なお、TOEICが就職・転職でどう評価されるかについては「TOEICは何点からすごい?自慢できる?|大学生・社会人別に徹底解説」もご覧ください。
TOEIC610点からスコアを伸ばすには
結論:610点まで来ると「もう少しで700点」と思いがちですが、実はここからが一番勉強のやり方・手順を間違えやすい段階です。何に時間をかけるかよりも、何をどの順番でやるかの設計が700点到達を左右します。
まず正確な現在地を把握する
「610点」というスコアが、今この瞬間の実力を正確に映しているとは限りません。
TOEICは受験時のコンディションや問題との相性によって、結果が大きく振れる試験です。
加えて、試験を受けてからスコアが届くまでにタイムラグがあります。
その間も英語力は変動しているため、「受験日の実力」と「今の実力」は別物です。
そこでイングルートが推奨しているのが「Santaアルク」という無料アプリです。
「Santaアルク」はたった12問でスコアを予測してくれる無料アプリです。
膨大なTOEICデータをAIで分析して出題しているため、5〜10分で精度95%のスコア測定が可能です。
100人以上を指導してきた経験から言うと、本番試験では60〜80点くらい普通に上下するので、このアプリの精度はかなり高いです。現時点で最も正確かつ手軽なスコア測定法だと思います。
だからこそ、勉強計画を立てる前にまず「Santaアルク」で今の実力を確認してください。
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610点から700点に必要な勉強時間の目安
イングルートの見解では、TOEIC610点から700点到達に必要な勉強時間は50〜100時間です。
1日2時間なら約1〜2ヶ月、1日1時間なら2〜3ヶ月が目安です。
ただし、これは「正しい手順で勉強を進めた場合」の数字です。
教材の選び方や学習の順番を間違えると、同じ時間をかけても間違いなくスコアは停滞します。
610点からは「体系的な学習」ができるかどうかで差がつく
610点は英語の基礎がしっかり固まっている状態です。ここからはTOEIC対策を本格的に詰めていく段階に入ります。
このスコア帯で最も避けたいのが「気になった教材を次々と試すこと」です。
TOEICの参考書はそれぞれ独立した教材ですが、スコアを効率よく上げるには教材同士が互いを補い合う組み合わせで使う必要があります。
単語帳・文法書・リスニング教材・問題集を「どの順番で」「どの難易度のものを」「いつ切り替えるか」。
この手順の設計が正確かどうかで、同じ勉強時間でも到達スコアに大きな差が生まれます。
これが「体系的な学習」です。
610点の段階では、この組み合わせを自分だけで設計するのが難しいという現実があります。
TOEIC関連の参考書は毎年大量に出版されています。その膨大な選択肢の中から自分のスコア帯・弱点に合った教材を正しく組み合わせるのは、TOEIC経験が浅いうちはかなりハードルが高いです。
その結果、「おすすめ参考書ランキング」を見ては合わない教材を買い、途中で止まってまた別の教材を探す。
こうして「参考書難民」に陥ってしまう人が600点台には特に多いです。
体系的な学習を実現するには?
「では、どうやって体系的に学べばいいの?」と思いますよね。
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TOEIC610点に関するよくある質問
Q. TOEIC610点は就活で評価されますか?
A:評価されます。
600点台は多くの企業が英語力の目安とするラインであり、公開テスト平均にも近いスコアです。履歴書に自信を持って記載できます。
Q. TOEIC610点と600点で評価に差はありますか?
A:大きな差はありませんが、610点は公開テスト平均(615点)にほぼ並んでおり、「もう少しで平均超え」という印象を与えます。
まとめ
TOEIC610点のレベルを解説しました。
- 公開テスト受験者の上位52.1%(偏差値49.7)
- 大学受験の偏差値に換算すると「日東駒専」レベル
- IPテストでは上位26.6%(偏差値56.8)で4人に1人以下のスコア
- 正答率は約65%。200問中約130問を正解できている
- リスニングは3段階中真ん中、リーディングは4段階中下から2番目
- 公式5段階評価でCレベル(上から3番目)
- CEFR B1・英検2級相当
- 新卒の平均基準(545点)を65点クリア済み。600点を超え、多くの企業の英語基準を満たしている
- 700点到達に必要な勉強時間の目安は50〜100時間
結論:TOEIC600点は公開テスト受験者全体の上位54.2%のスコアです。IPテストでは上位28.1%で、日本全体の上位3割に入る実力。就活・転職で「英語力をアピールできる最初のライン」です。 「TOEIC6[…]
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