結論:TOEIC690点は、公開テスト受験者の上位35.3%(偏差値54.4)のスコアです。実質的に700点レベルです。700点はほぼ達成済み。次に目指すべきは800点です。大学受験の偏差値に換算すると成成明学上位〜MARCH下位レベル。IPテストでは上位15.9%(偏差値61.5)で、6人に1人しか届かないスコアです。
- 「TOEIC690点って、実際どのくらいのレベルなんだろう?」
- 「就活や転職の場でアピールできるスコアなの?」
- 「700点に上げるには、あとどれだけ勉強が必要?」
このような疑問を持っている方に向けて、詳しく解説します。
結論から言うと、690点は「実質的に700点レベル。700点はほぼ達成済みで、次は800点を目指す段階」というスコアです。
新卒採用の基準(545点)は余裕でクリアしており、中途採用基準(620点)をすでに70点上回っています。
IPテストの偏差値で見ると61.5。日本の大学生・社会人全体の中で上位6人に1人という位置です。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

TOEIC690点のレベル
結論:TOEIC690点は公開テストでは上位35.3%(偏差値54.4)、IPテストでは上位15.9%(偏差値61.5)のスコアです。あと10点で700点。中途採用基準(620点)をすでに70点上回っています。
上位35.3%・偏差値54.4で、大学受験なら「成成明学上位〜MARCH下位」レベル
IIBCの最新データ「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」をもとに算出すると、TOEIC690点は公開テスト受験者(735,425人)の上位35.3%に位置します。
公開テストの平均は615点で、690点は平均より75点高いスコアです。偏差値で表すと54.4になります。平均を大きく上回っているラインです。
大学受験の偏差値に換算すると、およそ「成成明学上位〜MARCH下位」(成蹊大学・成城大学・明治学院大学の上位〜明治大学・青山学院大学・立教大学の下位レベル)に相当します。
上位%・偏差値の算出方法(下のIPテストも同様の方法で算出してます)
公開テスト695点以上は251,857人、645〜690点区間は76,117人です。この区間には10スコア(645〜690点)が含まれるため、1/10して、1スコアあたり約7,612人と仮定します。
690以上 = 251,857 + 7,612×1 = 259,469人 → 259,469 ÷ 735,425 = 35.3%
偏差値 = 50 + 10 ×(スコア − 615)÷ 170(公開テスト基準)
ただし、公開テストはあくまで一般受験です。「自分の意思でTOEICを受けに来た、きちんと対策してきた人たち」が中心の母集団です。
実はTOEICにはもう1つ、IPテストという受験形式があります。
大学・企業などの団体で実施されるテストで、「組織の方針で受験することになった」という受験者が多くを占めます。
IPテストでは上位15.9%・偏差値61.5——6人に1人しか届かないスコア
IPテスト(大学や企業の団体受験・1,041,495人)で見ると、690点の評価はぐっと変わります。
上位15.9%で、偏差値61.5。受験者6人のうち1人しか到達していないスコアです。
大学生のIPテストデータとの比較を見てみましょう。
| 区分 | 平均スコア | 690点との差 |
|---|---|---|
| 大学全体 | 470点 | +220点 |
| 大学1年生 | 453点 | +237点 |
| 初受験の大学生 | 442点 | +248点 |
| 大学4年生 | 545点 | +145点 |
出典:TOEIC Program DATA & ANALYSIS
TOEIC690点は、大学生のどの層と比べても大きくリードしています。
大学全体の平均(470点)を220点、大学1年生(453点)には237点、初受験(442点)には248点も上回っています。
大学4年生の平均(545点)と比べても145点差。大学4年生の平均を大きく上回っているスコアです。
正答率は約69%
TOEIC690点のL/R内訳は、リスニング(L)370点前後・リーディング(R)320点前後が目安です。
正答率で言うと約69%。200問中約138問を正解している計算です。
7割近くを正解できている状態です。英語の基礎はしっかり固まっており、TOEIC特有のパターンもかなり身についています。
ここから正答率を70%(700点相当)に引き上げるには、あと数問ほど正解を積み増す必要があります。
青山学院大学の大学生と同レベル

上の表は、大学別の平均点を集計したものです。
この表によると、TOEIC690点は青山学院大学の大学生平均と同じくらいのスコアになります。
東京理科大学や広島大学の出身者と同レベル
日経転職版には「出身大学別TOEICスコアランキング」というデータがあります。
日経転職版会員のTOEICスコアを出身大学別に集計したものです。
このうち、TOEIC690点付近の出身大学を抜粋すると以下のとおりです。
- 法政大学:700.6点(全体31位)
- 千葉大学:698.5点(全体32位)
- 広島大学:694.5点(全体33位)
- 東京理科大学:687.2点(全体34位)
- 成蹊大学:682.7点(全体35位)
リスニングは3段階中の真ん中レベル
Score Descriptor Tableによると、リスニング370点は3段階中真ん中の評価です(L370は275〜370の帯の上限に該当)。
- 短い会話で語彙がシンプルであれば趣旨を推測できる
- 内容が繰り返されたり言い換えられたりする場合は長い会話でも理解できる
- 間接的な応答や展開が読みにくい会話では理解しづらくなる
リーディングは4段階中下から2番目のレベル
リーディング320点は4段階中下から2番目の評価です(R320は225〜320の帯の上限に該当)。
- 短めの文章であれば簡単な推測ができる
- 本文と設問の表現が一致していれば正答できる
- 言い換え表現が使われると推測が難しくなる
- 複雑な構文や高度な語彙の理解はまだ課題がある
公式5段階評価でCレベル(上から3番目)
公式の5段階評価「PROFICIENCY SCALE」によると、690点はCレベル(470〜725点)に該当します。
Cレベルは「日常生活の基本的なニーズに対応でき、限られた範囲では業務上のやり取りも可能」なレベルです。
- 一般的な会話なら要点をつかみ、受け答えに大きな支障はない
- 基礎的な文法・構文は身についている
- 語彙や表現にやや不足はあるものの、自分の意思を伝えるだけの力は持っている
CEFR B1・英検2級相当
文部科学省の対照表(各資格・検定試験とCEFRの対照表)によると、690点はCEFR B1・英検2級相当です。

B1は「自立した言語使用者」に分類される段階。仕事や学校で日常的に発生するやり取りに対応できる力があるとされています。
TOEIC690点は就活・転職で使える?
結論:使えます。690点は新卒基準(545点)を145点上回り、中途採用基準(620点)をすでに70点上回っています。実質700点レベルであり、700点はほぼ達成済み。800点を超えると海外駐在・英語メインの職種で高く評価されます。
企業が求めるTOEICスコアの基準
英語活用実態調査(IIBC)によると、新卒採用の平均基準は545点、中途採用では620点です。

※ただし、これはあくまで調査対象企業の平均値です。実際の企業は600点・650点・700点などキリのいい数字を基準にしていることが多いです。
690点は新卒基準(545点)を145点も上回っています。また、中途採用基準(620点)をすでに70点上回っています。
新卒・中途の両基準をともに大幅にクリアしており、実質的に700点レベルのスコアです。次は800点を視野に入れましょう。
スコア別の就活・転職での評価の目安は以下のとおりです。
- 600点〜:履歴書で「英語力がある」と認められる最低ライン
- 700点〜:外資系・商社など英語業務でもアピールできる
- 800点〜:海外駐在・英語メインの職種で高く評価される
690点は「700点〜」のラインにほぼ到達しています。次は800点を目指すことで、海外駐在・英語メインの職種でも高く評価されるようになります。
690点は履歴書に書くべき?
書くべきです。690点は就活・転職どちらの場面でも、英語力の証明として十分機能するスコアです。
中途採用基準(620点)を70点も超えているため、転職活動でも自信を持って提示できます。
700点とのわずかな差はありますが、「690点」というスコアがあるだけで「英語力が高い人」と判断されやすくなります。
また面接では「次は800点を目指しています」と一言添えるだけで、成長意欲を示すことができます。
なお、TOEICが就職・転職でどう評価されるかについては「TOEICは何点からすごい?自慢できる?|大学生・社会人別に徹底解説」もご覧ください。
TOEIC690点からスコアを伸ばすには
結論:690点は実質700点レベルです。700点はほぼ達成済み。ここから先は800点を目指す段階に入ります。「どんな手順で何に取り組むか」が800点到達を左右します。
まず正確な現在地を把握する
「690点」というスコアが、今の実力を正確に反映しているとは限りません。
TOEICは受験時のコンディションや問題との相性によって、結果が大きくブレる試験です。
加えて、試験を受けてからスコアが届くまでにタイムラグがあります。
その間も英語力は変動しているため、「受験日の実力」と「今の実力」は別物です。
そこでイングルートが推奨しているのが「Santaアルク」という無料アプリです。
「Santaアルク」はたった12問でスコアを予測してくれる無料アプリです。
膨大なTOEICデータをAIで分析して出題しているため、5〜10分で精度95%のスコア測定が可能です。
100人以上を指導してきた経験から言うと、本番試験では60〜80点くらい普通に上下するので、このアプリの精度はかなり高いです。現時点で最も正確かつ手軽なスコア測定法だと思います。
だからこそ、勉強計画を立てる前にまず「Santaアルク」で今の実力を確認してください。
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690点から800点に必要な勉強時間の目安
イングルートの見解では、TOEIC690点から800点到達に必要な勉強時間は50〜100時間です。
1日2時間なら約1〜2ヶ月が目安です。
ただし、これは「正しい手順で勉強を進めた場合」の数字です。
教材の選び方や学習の順番を間違えると、同じ時間をかけても間違いなくスコアは停滞します。
690点からは800点に向けた「体系的な学習」が鍵
690点は英語の基礎がしっかり固まっている状態です。ここからは800点に向けてTOEIC対策を本格的に詰めていく段階に入ります。
このスコア帯で最も避けたいのが「気になった教材を次々と試すこと」です。
TOEICの参考書はそれぞれ独立した教材ですが、スコアを効率よく上げるには教材同士が互いを補い合う組み合わせで使う必要があります。
単語帳・文法書・リスニング教材・問題集を「どの順番で」「どの難易度のものを」「いつ切り替えるか」。
この手順の設計が正確かどうかで、同じ勉強時間でも到達スコアに大きな差が生まれます。
これが「体系的な学習」です。
690点の段階では、この組み合わせを自分だけで設計するのが難しいという現実があります。
TOEIC関連の参考書は毎年大量に出版されています。その膨大な選択肢の中から自分のスコア帯・弱点に合った教材を正しく組み合わせるのは、TOEIC経験が浅いうちはかなりハードルが高いです。
その結果、「おすすめ参考書ランキング」を見ては合わない教材を買い、途中で止まってまた別の教材を探す。
こうして「参考書難民」に陥ってしまう人が600点台には特に多いです。
体系的な学習を実現するには?
「では、どうやって体系的に学べばいいの?」と思いますよね。
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TOEIC690点に関するよくある質問
Q. 690点は実質700点レベル?
A:実力的にはほぼ同じです。
TOEICは60〜80点のブレがある試験なので、690点を取れる実力があれば次の受験で700点を超える可能性は十分にあります。その先の800点を目指すことで、外資系や海外駐在など英語メインの職種でもアピールできるようになります。
Q. 690点から800点を目指すべき?
A:目指すべきです。
690点は実質700点レベルなので、次の目標は800点です。正しい手順で取り組めば50〜100時間で到達可能。800点を超えると海外駐在・英語メインの職種で高く評価されます。
まとめ
TOEIC690点のレベルを解説しました。
- 公開テスト受験者の上位35.3%(偏差値54.4)
- 大学受験の偏差値に換算すると「成成明学上位〜MARCH下位」レベル
- IPテストでは上位15.9%(偏差値61.5)で6人に1人しか届かないスコア
- 正答率は約69%。200問中約138問を正解できている
- リスニングは3段階中真ん中、リーディングは4段階中下から2番目
- 公式5段階評価でCレベル(上から3番目)
- CEFR B1・英検2級相当
- 新卒基準(545点)は145点クリア済み。中途基準(620点)をすでに70点上回っている
- 実質700点レベル。800点到達に必要な勉強時間の目安は50〜100時間
結論:TOEIC650点は受験者全体の上位43.6%のスコアです。社会人の平均スコア(644点)を上回り、英語力の「基礎固め」が完了した証拠と言えるレベルです。 「TOEIC650点ってどれくらいのレベルなの?[…]
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