今回はTOEIC750点のレベルと、750点を取るための勉強法・おすすめ参考書を解説します。
- TOEIC750点のレベルが知りたい
- TOEIC750点を取るための勉強法が知りたい
という方は必見です!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
TOEIC750点のレベル|すごさを解説
TOEIC750点は全体の上位22.1%
2022年度のTOEIC公開テストスコア取得者の割合は以下の通りです。
(TOEIC Program DATA & ANALYSISより筆者作成)
よって、750点は上位15.9%〜23.9%の間だと考えられます。
ただ、このデータには1年に何度もTOEICを受験している人も含まています。
そのような重複カウントを省くために、個別の試験の状況も確認してみましょう。
上表はTOEIC公式が発表している「第351回 平均スコア・スコア分布 詳細」から作成しました。
このデータから、以下が読み取れます。
- 点数が795点未満の人は全体の下位84.5%
- 点数が745点未満の人は全体の下位76.5%
よって、TOEIC750点は上位15.5%〜23.5%の間のスコアだと考えられます。
先ほどの数値(上位15.9%〜23.9%)と平均すると、TOEIC750点は上位15.7%〜23.7%となります。
TOEICのスコアは5点刻みなので、740点から790点までの点数の種類は以下の11通りです。
- 740点(上位23.7%)
- 745点
- 750点
- 755点
- 760点
- 765点
- 770点
- 775点
- 780点
- 785点
- 790点(上位15.7%)
それぞれのスコアに均等に受験者が分布しているとすれば、各スコア間の差は0.8%(=(23.7%-15.7%)/10)になります。
よって、750点は上位22.1%(=23.7%-0.8%×2)です。
TOEIC750点は偏差値58.4で大学はMARCHレベル
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、全体の受験者のTOEIC平均スコアは608点(公開テスト)です。
過去のTOEIC統計より、スコアが約17点アップすると、偏差値が1上がる計算になります。
よって、TOEIC750点は偏差値58.4程度です。
大学に換算すると、青山学院大学や立教大学などの難関私立大学群「MARCH」と同じくらいになるようです。
TOEIC750点は東京大学や慶應義塾大学のSFCの大学生と同程度
神戸新聞社によると、所属学生のTOEIC平均スコアが750点付近の大学は以下の通りです。
- 早稲田大学国際教養学部:770点
- 神戸市外国語大学外国語学部英語学科:762点
- 東京大学 文科三類:752点
- 慶應義塾大学SFC:750点
- 上智大学:732点
TOEIC750点は上智大学より高く、東京大学の文科三類や慶應義塾大学SFCの大学生と同程度です。
TOEIC750点は正答率75%程度
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、過去3年間の受験者全体の平均スコアは以下です。
年度 | リスニング | リーディング | 合計点 |
2022 | 331 | 277 | 608 |
2021 | 331 | 279 | 611 |
2020 | 337 | 282 | 620 |
このデータから、平均的にリスニングとリーディングは50点ほど差がつくことがわかります。
よって、TOEIC750点の場合、リスニング400点前後、リーディング350点前後になるでしょう。
TOEIC750点は英語ができるTOEIC中級者
TOEIC750点の英語力を一言で表すと、英語ができるTOEIC中級者です。
もう少し具体的に言えば、英語の基礎がしっかり身についており、TOEICの問題形式にも慣れています。
リスニングでは、音声の内容を直接的に問う問題なら迷うことなく正解できます。
音声の内容を間接的に問う問題や、意図を推定する問題についても、明確な根拠を持って解ける問題が多いです。
一方、リーディングでは、時間内に全ての問題を解き切ることはまだできませんが、Part5・6の問題ならスラスラ解けます。
難しいPart7についても、複数の文書にわたる情報を関連づけて解答できる力を備えています。
TOEIC750点は公式の5段階のコミュニケーション能力評価で上から2番目のレベル
「PROFICIENCY SCALE」によると、TOEIC750点はA〜Eの5段階評価のうち、B評価(730点以上)です。
B評価は「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」レベルで、日常的な会話であれば趣旨をしっかり理解し、素早く応答することが可能です。
ビジネスシーンにおける会議などにおける難しい話題でも、対応できる力を備えています。
正確さや流暢さにはまだ個人差があり、文法的な誤りが見られることもありますが、自分の意図を十分相手に伝えられるでしょう。
TOEIC750点はCEFRB1で英検2級レベル
CEFR(セファール)とは、外国語の習熟度や運用能力をはかる国際的な指標です。
上記の文部科学省のデータによると、TOEIC750点はCFFR B1程度に相当します。
また、英検に換算すると、TOEIC750点は英検2級(高校卒業程度)に相当します。
TOEIC750点を取るメリット
ここからは以下4つの視点から、TOEIC750点を取るメリットを解説します。
- 大学・大学院
- 就職・転職
- 昇進・昇格・海外赴任・海外出張
- 年収
TOEIC750点は大学・大学院で活用できる
一部の大学・学部では、一定以上のTOEICスコアを取ることで英語試験が免除されたり、単位が認定されたりすることがあります。
基準となるスコアは大学・学部により異なりますが、そのような優遇制度を受けるには500点程度が条件として求められることが多いです。
TOEIC750点は500点より250点も高いので、優遇制度を受けられる可能性は高いと言えるでしょう。
また、大学院入試でもTOEICは活用されており、たとえば地方国立大学の大学院ではおおむね600点程度が最低条件で求められることが多いです。
難関と言われる旧帝大の大学院でもおおむねTOEIC700点程度が条件として求められています。
TOEIC750点あれば、日本における多くの大学院の条件を満たしているため、大学院の選択肢がぐっと広がリます。
TOEIC750点あれば就職・転職活動を有利に進められる
TOEIC活用状況と求められるスコア
上画像より、新卒採用では545点、中途採用では620点が要件・参考とされる平均的なTOEICスコアの基準となっていることがわかります。
また、TOEIC公開テストの平均点は612点(2023年度)です。
TOEIC750点は、新卒採用・中途採用で求められるスコアより、また、平均スコアよりはるかに高いです。
よってTOEIC750点あれば、就職活動や転職活動において英語力で他の候補者と差別化して、選考を有利に進められます。
ただ、上の調査は2019年のモノでちょっと古いので、もう少し新しい情報も見てみましょう。
2021年から2022年にかけて人気企業に向けて行われた調査結果を掲載した「ビジネスで求められる英語力&TOEICの活用実態」によると、「英語が必要となる業務がある」と回答した企業は84.8%です。
そして、新卒採用においては87.9%の企業が「TOEICスコアを参考にすることがある」と回答しています。
中途採用においても、63.9%の企業が「TOEICスコアを参考にすることがある」、30.6%の企業が「部門によっては採用基準に取り入れている」と回答しています。
このように、近年は就職・転職活動におけるTOEIC・英語力の重要度が高まっています。
よって、TOEIC750点を取る就職・転職活動におけるメリットはますます大きくなっていると言えます。
TOEIC750点あれば昇進・昇格や海外赴任・社費留学のチャンスが増える
TOEIC活用状況と求められるスコア
この画像から、昇進・昇格でTOEICスコアを要件・参考にしている企業は2019年時点の調査で30%近くあり、500点以上が基準になっていることがわかります。
よって、TOEIC750点取れれば、昇進・昇格のチャンスがグッと増えるでしょう。
また、海外出張や海外赴任でTOEICスコアを要件・参考にしている企業は2019年時点の調査で40〜50%近くあり、おおむね600点以上が基準となっていることがわかります。
よって750点だと、海外出張や海外赴任に挑戦するチャンスも増えるでしょう。
2021〜2022年の調査(ビジネスで求められる英語力&TOEICの活用実態)の結果も見てみましょう。
昇進・昇格におけるTOEICスコアの活用状況は以下の通りです。
- 基準は設けていないがスコアを参考にすることがある:33.3%
- 社員全員の基準として採用している:28.6%
- 部門によっては基準として採用している:23.8%
- テストなどの指標は一切使っていない:14.3%
また、海外駐在・社費留学におけるTOEICスコアの活用状況は以下の通りです。
- 基準は設けていないがスコアを参考にすることがある:59.1%
- クリアすべき基準点がある:25.0%
- テストなどの指標は一切使っていない:9.1%
- TOEIC以外の指標を基準としている:4.5%
年収がアップする
- 就職・転職を有利に進められる
- 昇進・昇格・海外出張・社費留学などのチャンスが増える
以上の結果として、TOEIC750点取れば年収がアップするはずです。
では、実際どのくらい年収がアップするのでしょうか。
出典:日経転職版
上のグラフは、日経転職版会員の年代&TOEICスコア別の平均年収を表しています。
そして、TOEIC750点は「700〜799点」、つまり黄色(各年代の上から3番目の棒)に含まれます。
たとえば30代のグラフをみてみると、700〜799点のスコア保持者の平均年収は687万円です。
499点以下の平均年収は599万円なので、88万円差があることがわかります。
以上から、TOEIC750点取れれば確かに年収がアップしそうです。
また、TOEIC750点を踏み台に800点、900点へとさらにスコアを上げられれば、より高い年収が得られるとも言えます。
TOEIC750点を取るための勉強法
ここからはTOEICで750点を取るための勉強法を解説します!
語彙力を鍛える
TOEIC750点以上取るためには、7500語以上の語彙力が必要です。
750点レベルの語彙力を身につけるために、以下を実践しましょう。
- TOEIC特化の英単語帳で英単語を覚える
- 問題演習で登場したわからない英単語を調べてノートにまとめて定期的に見直す
まずはTOEIC特化の英単語帳を使って、TOEICに頻出の英単語を覚えましょう。
続いて、「頻出ではないけど重要」な英単語をカバーするために、問題演習していてわからなかった英単語の意味を調べましょう。
そしてノートにまとめ、定期的に見直してください。
単語を効率的に覚えるコツは反復です。
「1日10単語しっかり×10日」より「1日100単語ざっと目を通す×10日」の方が、暗記効率が高くなります。
返り読み対策をする
TOEICのスコアが伸び悩んでいる場合、「返り読み」しているかもしれません。
返り読みというのは、英文を一度最後まで目を通した後、後ろから日本語に訳していくことです。
返り読みをしてしまうと、
- リーディングでは読解スピードが遅くなる
- リスニングは内容が理解できなくなる
など、たくさんの弊害が出てきます。
英文を返り読みしないで前から理解できるようにするために、スラッシュリーディングをしましょう。
スラッシュリーディングというのは意味のまとまりごとにスラッシュを入れる練習法です。
例えば、以下のように行います。
スラッシュの入れ方は1つではありません。
慣れないうちはスラッシュは多くなるはずです。
しかし、練習するうちにより多くの範囲を1つのまとまりとして理解できるようになるので、スラッシュは少なくなっていきます。
そして最終的には、スラッシュを入れずとも英文を前から理解できるようになります。
先読みできるようになる
さて、ここまでは「全体的な英語力の底上げ」についてお話ししてきました。
ここからは、リスニングの対策方法を解説します。
まず、TOEIC750点を取るには設問の先読みが不可欠です。
設問の先読みをするメリットは2つあります。
- 音声を聞くのに集中できる
- 音声のどこに注目すべきか見当をつけられる
もし先読みしなければ、音声を聞くのと同時に設問の問いや選択肢を読まなければなりません。
これでは集中力が分散してしまい、音声の内容の理解度が落ち、正答率が下がります。
問題文の先読みに必要なことは3つあります。
- 根本的な語彙力・文法力を強化する
- 普段から先読みする練習をする
- わからない問題をスパッと諦める勇気を持つ
まず前述したように、根本的な語彙力・文法力を身につけることが大切です。
語彙・文法ができていなければ、設問を素早く読んで理解することはできません。
次に練習です。
最初は難しいかもしれませんが、練習すれば先読みは必ずできるようになります。
最後に、わからない問題はさっさと諦める勇気が大切です。
わからない問題はどれだけ考えたってわからないので、諦めて次の問題の設問を先読みするよう心がけましょう。
音の連結を判別できるようになる
TOEICのリスニング音声はネイティブスピーカーが収録を担当しており、英単語間の音をなめらかに繋げながら(連結しながら)英語を話しています。
たとえば”Get Up”の場合、1つ1つ発音すると「ゲット アップ」ですが、TOEICでは「ゲラップ」というように聞こえます。
この音の連結を判別できるようになることが、会話の内容を明確に理解するためには重要です。
音の連結を判別するための練習としては「ディクテーション」という練習方法が効果的です。
ディクテーションは以下の手順で進めます。
- 全文を聞く
- 音声を1文ごとに区切って止めながら書き取る(書き取れるまで音声は何度再生し直してもOK)
- 再度全文を聞いて、意味を意識しながら書き取った内容をチェック
- スクリプトを見て間違いがないかチェック
- 間違いがあった場合は聞き取れるようになるまで聞き直す
ディクテーションの教材について、最初はなるべく短文で簡単なものを使いましょう。
音声認識を自然にできるようにする
相手の言ったことを理解するプロセスは2段階です。
- 音声認識
- 意味理解
日本語の音声を聞く場合は音声認識は自然にできます。
意味理解に集中することができるので、相手の言ったことを一度で理解できます。
しかし、英語の音声を聞く場合、練習していなければ、音声認識に脳のメモリーを割かなければなりません。
つまり、意味理解に完全に集中することができないため、相手の言ったことに対する理解度が著しく低くなってしまいます。
そこで、音声認識を自然とできるようになるために効果的なリスニング練習法がシャドーイングです。
シャドーイングは以下の手順で進めます。
- 一度全文を聞く(意味を理解しながら)
- スクリプトを確認する
- スクリプトを確認しながら、音声を流して聞き取りと同時に発音する
- ③を最低3回繰り返す
- スクリプトを見ずに、音声を流して聞き取りと同時に発音する
- ⑤を最低3回繰り返す
シャドーイングの教材には、ディクテーションと同様に、TOEIC公式問題集のPart1・2の問題を使うのがおすすめです。
慣れてきたら、より難易度の高いPart3・4の問題を使いましょう。
文法問題をスピード重視で解く
ここからはリーディング対策です。
リーディングのスコアを上げるためには、試験時間内により多くの問題を解けるようになることが重要です。
そのためには、Part5・Part6の文法問題を素早く正確に解いて、Part7の長文問題に使える時間を増やすことが必要です。
文法問題を素早く解けるようになるためには、「スピードを意識しながら」問題をたくさん解くことが効果的です。
1問あたり15〜20秒以内に解けるようになるまで、問題演習を繰り返しましょう。
おすすめの文法問題集は「TOEIC文法問題でる1000問」です。
多読する
多読するメリットは5つあります。
- 読解力が上がる
- 英語を英語のまま理解する「英語脳」が鍛えられる
- 語彙力が上がる
- 実際の英文での語彙の使われ方を学べる
- 速読力が上がる
精読と違い、多読する際はざっくりと英文の意味を掴むだけでOKです。
英文を正確に読むよりも、スピード重視で楽しみながらたくさん英文を読むことが大切です。
多読に使う教材は難しくないモノを選ぶことが大切です。
まずはイラスト付きで理解しやすい絵本や、文章がシンプルで比較的簡単な英文で構成されている子ども向けの洋書から始めてみましょう。
慣れてきたら、小説やノンフィクション、新聞やビジネス書など、自分の好みに合うものを選びましょう。
苦手なパートを克服する
TOEICの対策をしていると、ついつい得意なパートばかり勉強してしまうことがあります。
苦手なパートと比べて、得意なパートは勉強するのが苦にならないからです。
しかし、苦手なパートの対策から逃げていてはスコアはなかなか伸びません。
そもそも得意をさらに得意にするより、苦手を普通にする方が簡単です。
また、解ける問題の数がグッと増えるのでスコアアップに直結します。
さらに、苦手パートでの点数のブレ(下ブレ)が少なくなるので、安定して高いスコアを取りやすくなります。
各パートの勉強法については、私のLINE公式アカウントを友達追加で受け取れる「TOEIC勉強法大全」で詳しく解説しています。
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実践演習する
TOEICは問題の形式が特殊です。
また、試験時間はリスニング約45分リーディング75分、合計で約120分とかなり長いです。
形式に慣れるため、そして120分間集中できる体力を身につけるために、実践演習を繰り返しましょう。
実践演習にはTOEICの公式問題集を使うのがおすすめです。
また、実践演習が終わった後、丁寧に復習することが大切です。
以下の点を意識しながら、じっくり時間をかけて復習しましょう。
- わからなかった英単語を調べてノートにまとめておく(ノートは定期的に見直す)
- わからなかった文法事項を調べて理解する
- リスニングで聞き取れなかった部分の音声を聞き取れるようになるまで繰り返し聞き直す
- リーディングで解き終わらなかった問題を解き直す
スキマ時間はアプリで勉強
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には「スタディサプリTOEIC」を活用するのがおすすめです。
スマホでいつでもどこからでも気軽に、かつ本格的にTOEIC対策ができます。
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TOEIC750点を取れるPart別正答数の目安
TOEIC750点を目指す場合、Part別の正答数の目安は以下のとおりです。
問題数 | 正答数 | |
Part1 | 6問 | 5問 |
Part2 | 25問 | 20問 |
Part3 | 39問 | 28問 |
Part4 | 30問 | 22問 |
Part5 | 30問 | 25問 |
Part6 | 16問 | 12問 |
Part7 | 54問 | 38問 |
最短でTOEIC750点を取るためのコツ
ここからはTOEIC750点を取るために意識してほしいポイントを解説します。
わからない問題はさっさと飛ばす
わからない問題はさっさと飛ばしてしまいましょう。
わからない問題に固執すると、リスニングでは先読みする時間が無くなり、先読みのリズムが崩れその後の問題が満足に解けなくなります。
リーディングでも他の問題を解く時間が無くなるため、全体のスコアがガクッと落ちます。
TOEICは難問1問に時間をかけるより、同じ時間で簡単な問題を3問解ける方がスコアが高くなります。
難問に固執しても結局正しい答えを導けないことがほとんどなので、テキトーにマークしてさっさと次の問題に移りましょう。
定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
目的は2つあります。
- 「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断すること
- 自分の苦手パート/単元を見つけること
①について、スコアが伸びているなら今やっている勉強法は効果的ということなので、そのまま続ければOKです。
一方で、スコアが伸びていないなら今やっている勉強法は効果的でないため、「何か改善すべきだ」とわかります。
②について、TOEICのスコアを効率的に伸ばすには苦手パート/単元を克服することが効果的です。
そして苦手パート/単元を把握するには、実践演習を通じて「どのパート/単元の正答率が低いのか」を確認するのが最も確実です。
- 公式問題集を持っていない
- 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない
という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。
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しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
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TOEIC750点を取るのにかかる勉強時間
TOEIC750点を取るのにかかる勉強時間はスタートラインにより異なります。
- 300点から750点:1000時間以上
- 400点から750点:700〜800時間
- 500点から750点:500〜600時間
- 600点から750点:300〜400時間
- 700点から750点:100時間
ただし、これはあくまで目安です。
ここまで解説した勉強法を丁寧に実践すれば、これよりはるかに短い時間で750点を取れます。
TOEIC750点を取るためにおすすめの参考書/教材
ここからはTOEIC750点以上を取るためにおすすめの参考書や教材を紹介します!
TOEIC 出る単特急 金のフレーズ
TOEICの超定番英単語帳です。
TOEIC対策をする方ならみんな持っていると言っても過言ではありません。
以下のように単語がレベル別に分けられているので、自分の目標スコアを達成するために必要な英単語を過不足なく覚えられます。
- 600点レベル(400単語)
- 730点レベル(300単語)
- 860点レベル(200単語)
- 990点レベル(100単語)
また、上記のメインの英単語のほか、以下の補足的な英単語集もついています。
- パート1重用語100
- 部署・職業名
- 前置詞・接続詞・接続副詞
- 多義語
- 定型表現
どれも覚えておくとTOEICで有利になるものばかりなので、積極的に覚えていきましょう。
TOEIC勉強法大全
「TOEIC勉強法大全」は私のLINE公式アカウントを友達追加で受け取れる特典の1つです。
TOEICスコアアップに必要な勉強法を、基礎/リスニング/リーディング/Part別/総合という5つのカテゴリーに分けて徹底解説しています。
このほか、英単語の語源集やレベル別の英単語集がついているので、語彙力強化もできます。
完全無料でゲットできるので、ぜひ活用してください!
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TOEIC公式問題集
TOEICの実践演習をするのに特におすすめしたい問題集です。
「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。
そのうえ、本番と同様のスピーカーがリスニング音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。
現在、冊子・バージョンは1〜11まであり、11が最新です。
問題集としては価格が少し高いですが、本気でTOEICを勉強するなら最低1冊は持っておきたい問題集です。
公式TOEIC Listening &Reading 800+
「難問」に特化した問題集で、過去のテストで正答率が低かった問題をパート別に掲載しています。
難問の傾向と解き方をピンポイントで解説しているのが特徴。
また、難易度の高い重要英単語をまとめた単語集がついています。
「公式TOEIC Listening &Reading 800+」は難問を解けるようになりたい方におすすめです。
ただしかなり難易度が高いので、この問題集を使用するのは「700点以上を安定して取れるようになってから」にしましょう。
TOEIC L&R TEST パート1・2特急 II 出る問 難問240
TOEICパート1・2の難問が240問掲載されており、パート1・2の演習を積むのに役立ちます。
TOEIC750点を取るには、TOEICパート1・2で確実に高得点を取れるようになることが重要です。
しかし、特にパート2の「間接的な応答問題」を苦手とする方は多いです。
また、比較的易しいPart1やPart2の「直接的な応答問題」でも、明確な根拠を持たず「勘」で解いてしまっている方は一定数います。
TOEIC L&R TEST 音読特急 速聴力をつける
Part3・4の問題を使って根本的なリスニング力を強化できる参考書です。
速度を変えながら音読トレーニングをするのが特徴。
音読のメリットは3つあります。
- 正しい発音を理解できる
- 英語のスピードに慣れることができる
- 語彙力・文法力が身につく
問題は、Part3が13セット合計39問、Part4が10セット30問収録されています。
「TOEIC L&R TEST 音読特急 速聴力をつける」は、リスニングで伸び悩んでいる方におすすめの参考書です。
TOEIC 文法問題 でる1000問
TOEICのPart5の文法問題が1049問掲載されている問題集です。
とにかく網羅性が高いのが特徴。
Part5の文法問題の正答率と解答スピードを上げるために使ってほしい問題集です。
TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7
リーディングセクションで最も難易度が高いPart7に特化した参考書です。
Part7の問題を「設問のタイプ」で分類し、それぞれの設問における解き方や注意すべきポイントを解説しているのが特徴。
もちろん問題もついているので、学んだ解き方をすぐに実践できます。
Part7でしっかりスコアを稼げるようになりたい方におすすめの参考書です。
まとめ
TOEIC750点を取るための勉強法とおすすめ参考書・教材、そして750点からさらにスコアをアップさせる勉強法を解説しました。
TOEICは勉強のやり方がとても大切です。
勉強のやり方を間違えてしまうと、驚くほどスコアがアップしません。
今回解説した勉強法を実践して、ぐんぐんスコアを伸ばしていきましょう!
今回はTOEIC800点のレベルと、800点を取るための勉強法・おすすめ参考書を解説します。 TOEIC800点のレベルが知りたい TOEIC800点を取るための勉強法が知りたいという方は必見です!本記事の信頼性[…]