結論:TOEIC770点は、公開テスト受験者の上位20.6%(偏差値59.1)のスコアです。公式5段階評価でBレベル(上から2番目)に到達しています。IPテストでは上位8.7%(偏差値66.2)で、12人に1人しか届かないスコアです。
- 「TOEIC770点って、実際どのくらいのレベルなんだろう?」
- 「就活や転職の場でアピールできるスコアなの?」
- 「800点に上げるには、あとどれだけ勉強が必要?」
このような疑問を持っている方に向けて、詳しく解説します。
結論から言うと、770点は「公式5段階評価で上から2番目のBレベルに到達。800点が目前のスコア」です。
新卒採用の平均基準(545点)は225点もクリアしており、中途採用の平均基準(620点)もすでに150点上回っています。
IPテストの偏差値で見ると66.2。日本の大学生・社会人全体の中で上位12人に1人という位置です。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

TOEIC770点のレベル
結論:TOEIC770点は公開テストでは上位20.6%(偏差値59.1)、IPテストでは上位8.7%(偏差値66.2)のスコアです。公式5段階評価で上から2番目のBレベルに到達しています。
上位20.6%・偏差値59.1で、大学受験なら「MARCH上位〜早慶下位」レベル
IIBCの最新データ「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」をもとに算出すると、TOEIC770点は公開テスト受験者(735,425人)の上位20.6%に位置します。
公開テストの平均は615点で、770点は平均より155点高いスコアです。偏差値で表すと59.1になります。平均を大きく上回っているラインです。
大学受験の偏差値に換算すると、およそ「MARCH上位〜早慶下位」レベルに相当します。
上位%・偏差値の算出方法(下のIPテストも同様の方法で算出してます)
公開テスト795点以上は120,368人、745〜790点区間は61,598人です。この区間には10スコア(745〜790点)が含まれるため、1/10して、1スコアあたり約6,160人と仮定します。
770以上 = 120,368 + 6,160×5 = 151,168人 → 151,168 ÷ 735,425 = 20.6%
偏差値 = 50 + 10 ×(770 − 615)÷ 170 = 59.1(公開テスト基準)
ただし、公開テストはあくまで一般受験です。「自分の意思でTOEICを受けに来た、きちんと対策してきた人たち」が中心の母集団です。
実はTOEICにはもう1つ、IPテストという受験形式があります。
大学・企業などの団体で実施されるテストで、「組織の方針で受験することになった」という受験者が多くを占めます。
IPテストでは上位8.7%・偏差値66.2——12人に1人しか届かないスコア
IPテスト(大学や企業の団体受験・1,041,495人)で見ると、770点の評価はぐっと変わります。
上位8.7%で、偏差値66.2。受験者12人のうち1人しか到達していないスコアです。
大学生のIPテストデータとの比較を見てみましょう。
| 区分 | 平均スコア | 770点との差 |
|---|---|---|
| 大学全体 | 470点 | +300点 |
| 大学1年生 | 453点 | +317点 |
| 初受験の大学生 | 442点 | +328点 |
| 大学4年生 | 545点 | +225点 |
出典:TOEIC Program DATA & ANALYSIS
TOEIC770点は、大学生のどの層と比べても大きくリードしています。
大学全体の平均(470点)を300点、大学1年生(453点)は317点、初受験(442点)は328点も上回っています。
大学4年生の平均(545点)と比べても225点差。大学4年生の平均を大きく上回っているスコアです。
正答率は約78%・Part別正答数の目安
TOEIC770点のL/R内訳は、リスニング(L)410点前後・リーディング(R)360点前後が目安です。
正答率で言うと約78%。200問中約156問を正解している計算です。
Part別の正答数の目安は以下のとおりです。
| Part | 問題数 | 770点の目安 |
|---|---|---|
| Part1(写真描写) | 6問 | 6問 |
| Part2(応答) | 25問 | 21問 |
| Part3(会話) | 39問 | 30問 |
| Part4(説明文) | 30問 | 23問 |
| Part5(短文穴埋め) | 30問 | 25問 |
| Part6(長文穴埋め) | 16問 | 12問 |
| Part7(読解) | 54問 | 39問 |
| 合計 | 200問 | 約156問 |
770点でできること・できないこと
770点の英語力でできることとできないことを整理しておきましょう。
できること:
- 英語での会議をリード(準備あり)
- 英文契約書の内容精査
- 海外クライアントとの交渉(準備あり)
- 英語での採用面接対応
まだ難しいこと:
- 通訳レベルの即時対応
- ネイティブ同士の雑談の完全理解
- 学術論文の速読
早稲田大学 国際教養学部の大学生と同レベル

上の表は、大学別の平均点を集計したものです。
この表によると、TOEIC770点は早稲田大学 国際教養学部の大学生平均(770点)と同等のスコアになります。
大阪大学や青山学院大学の出身者と同レベル
日経転職版には「出身大学別TOEICスコアランキング」というデータがあります。
日経転職版会員のTOEICスコアを出身大学別に集計したものです。
このうち、TOEIC770点付近の出身大学を抜粋すると以下のとおりです。
- 大阪大学:772.6点(全体10位)
- 青山学院大学:771.0点(全体11位)
- 筑波大学:761.4点(全体12位)
- 南山大学:757.6点(全体13位)
- 名古屋大学:754.6点(全体14位)
リスニングは3段階中一番上のレベル
Score Descriptor Tableによると、リスニング410点は3段階中一番上の評価です(L410は375〜495の帯に該当)。
- 間接的な応答や予測が難しい会話でも文脈を理解できる
- 長い英文において幅広い語彙が使用されていても主旨を推測できる
- 構文が複雑だったり、難解な語彙が使われたりしても詳細を理解できる
- 広い範囲の情報を関連づけることができる
リーディングは4段階中上から2番目のレベル
リーディング360点は4段階中上から2番目の評価です(R360は325〜420の帯に該当)。
- 文章の中の情報をもとに推測できる
- 言い換えがあっても事実に基づく情報を理解できる
- 語彙は幅広く、よく使用される単語以外も理解できる
- ひとつの文書の中や複数の文書間で情報を関連づけることができる
公式5段階評価でBレベル(上から2番目)
公式の5段階評価「PROFICIENCY SCALE」によると、770点はBレベル(730〜855点)に該当します。
Bレベルは「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」レベルです。
- 通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない
- 複雑な状況下でも、ある程度の情報を把握し対応できる
- 業務上必要なやり取りをこなせるだけの語彙と構文力がある
CEFR B1・英検2級〜準1級相当
文部科学省の対照表(各資格・検定試験とCEFRの対照表)によると、770点はCEFR B1・英検2級〜準1級相当です。

B1は「自立した言語使用者」に分類される段階。仕事や学校で日常的に発生するやり取りに対応できる力があるとされています。
TOEIC770点はすごい?正直な評価
結論:すごいです。公開テストで上位20.6%、IPテストでは12人に1人。社会人平均を大幅に上回り、ほぼすべての企業の英語要件をクリアできるレベルです。
正直に評価します。
- 公開テスト上位20.6%:受験者5人に1人
- IPテストでは上位8.7%:12人に1人
- 大学生平均+300点:大学生としてはトップクラス
- 社会人平均+126点:社会人としても上位層
- 中途採用平均基準+150点:ほぼすべての企業の英語要件をクリア
TOEIC770点は就活・転職で使える?
結論:使えます。770点は新卒の平均基準(545点)を225点上回り、中途採用の平均基準(620点)も150点上回っています。外資系・商社など英語業務でもしっかりアピールできるラインです。
企業が求めるTOEICスコアの基準
英語活用実態調査(IIBC)によると、新卒採用の平均基準は545点、中途採用では620点です。

※ただし、これはあくまで調査対象企業の平均値です。実際の企業は600点・650点・700点などキリのいい数字を基準にしていることが多いです。
770点は新卒の平均基準(545点)を225点も上回っています。また、中途採用の平均基準(620点)をすでに150点上回っています。
では、具体的にどんな企業でTOEIC770点が活かせるのか。以下は企業がTOEICスコアを要件にしている実例です。
| スコア | 採用 | 昇進・昇格 | 海外赴任 |
| 750点以上 | 日産自動車(一般職) | 三井物産(入社3年目社員) 三菱商事(課長クラス) | |
| 730点以上 | ソフトバンク 武田薬品 | 双日 タバコ・ジャパン合同会社(管理職) 丸紅(入社5年目社員) 京葉銀行(人事評価に反映) 日本IBM(次長) 住友商事(入社11年目の管理職条件) | 住友商事 丸紅 三井物産 三菱商事 NTTコミュニケーションズ(新人の1年間派遣権利) |
| 700点以上 | NTT東日本 ファーストリテイリング 三菱電機 ヤマト運輸 ブリジストン 東京電力 三菱自動車(事務職) | 伊藤忠商事(入社4年目社員) シャープ(課長職) ファーストリテイリング(本部管理職) キリンビール(事務・技術職の配属、異動) 楽天(課長級) | 伊藤忠商事 資生堂 シャープ みずほ証券 |
770点は上記の700点以上・730点以上・750点以上の要件をすべてクリアしています。
三井物産の昇進要件(入社3年目・750点)、三菱商事の課長クラス要件、住友商事の海外赴任基準もクリアしています。
800点を超えるとさらに上位の要件が視野に入り、海外駐在・英語メインの職種で高く評価されるようになります。
昇進・昇格ではどう評価される?
770点は企業の昇進・昇格要件でも高く評価されます。
- 課長昇進の要件(600〜700点)は余裕でクリア
- 部長級・管理職の要件(730〜800点)もクリア済み
- 三菱商事(課長クラス750点)、三井物産(入社3年目750点)の要件もクリア
770点は履歴書に書くべき?
書くべきです。770点は就活・転職どちらの場面でも、英語力の証明として十分機能するスコアです。
750点を超えており、公式評価も上から2番目のBレベル(730点以上)です。採用担当者からも「英語力が高い人」と判断されやすくなります。
また面接では「次は800点を目指しています」と一言添えるだけで、成長意欲を示すことができます。
なお、TOEICが就職・転職でどう評価されるかについては「TOEICは何点からすごい?自慢できる?|大学生・社会人別に徹底解説」もご覧ください。
TOEIC770点と年収の関係
結論:TOEIC700点台のスコア保持者は、スコアが低い層と比べて年収が高い傾向にあります。年代が上がるほど差は大きくなります。

出典:日経転職版
上のグラフは、日経転職版会員の年代・TOEICスコア別の平均年収を表しています。
TOEIC770点は「700〜799点」の区間に含まれます。499点以下の層と比較すると、年代ごとに以下の差があります。
| 年代 | 700〜799点 | 499点以下 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 20代 | 461万円 | 410万円 | +51万円 |
| 30代 | 687万円 | 599万円 | +88万円 |
| 40代 | 928万円 | 762万円 | +166万円 |
| 50代 | 1,116万円 | 915万円 | +201万円 |
年代が上がるほど、スコアによる年収差は大きくなります。20代で+51万円だった差が、50代では+201万円にまで広がります。
さらに、800点を超えると年収はもう一段上がります。
| 年代 | 700〜799点 | 800〜899点 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 30代 | 687万円 | 728万円 | +41万円 |
| 40代 | 928万円 | 975万円 | +47万円 |
| 50代 | 1,116万円 | 1,188万円 | +72万円 |
700点台→800点台に上がるだけで、30代で+41万円、50代では+72万円の差が生まれます。
生涯年収で見ると、700〜799点と499点以下の差は30歳〜60歳の30年間で約4,550万円にのぼります(30代+880万、40代+1,660万、50代+2,010万の概算)。
TOEIC770点からスコアを伸ばすには
結論:770点はすでに盤石な基礎力があります。「どんな手順で何に取り組むか」が800点到達を左右します。
まず正確な現在地を把握する
「770点」というスコアが、今の実力を正確に反映しているとは限りません。
TOEICは受験時のコンディションや問題との相性によって、結果が大きくブレる試験です。
加えて、試験を受けてからスコアが届くまでにタイムラグがあります。
その間も英語力は変動しているため、「受験日の実力」と「今の実力」は別物です。
そこでイングルートが推奨しているのが「Santaアルク」という無料アプリです。
「Santaアルク」はたった12問でスコアを予測してくれる無料アプリです。
膨大なTOEICデータをAIで分析して出題しているため、5〜10分で精度95%のスコア測定が可能です。
100人以上を指導してきた経験から言うと、本番試験では60〜80点くらい普通に上下するので、このアプリの精度はかなり高いです。現時点で最も正確かつ手軽なスコア測定法だと思います。
だからこそ、勉強計画を立てる前にまず「Santaアルク」で今の実力を確認してください。
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770点から800点に必要な勉強時間の目安
イングルートの見解では、TOEIC770点から800点到達に必要な勉強時間は30〜50時間です。
1日2時間なら約2週間〜1ヶ月が目安です。
ただし、これは「正しい手順で勉強を進めた場合」の数字です。
教材の選び方や学習の順番を間違えると、同じ時間をかけても間違いなくスコアは停滞します。
770点からは800点に向けた「体系的な学習」が鍵
770点は英語の基盤がしっかり完成している状態です。ここからは800点に向けてTOEIC対策を本格的に詰めていく段階に入ります。
このスコア帯で最も避けたいのが「気になった教材を次々と試すこと」です。
TOEICの参考書はそれぞれ独立した教材ですが、スコアを効率よく上げるには教材同士が互いを補い合う組み合わせで使う必要があります。
単語帳・文法書・リスニング教材・問題集を「どの順番で」「どの難易度のものを」「いつ切り替えるか」。
この手順の設計が正確かどうかで、同じ勉強時間でも到達スコアに大きな差が生まれます。
これが「体系的な学習」です。
700点台の段階でも、この組み合わせを自分だけで設計するのが難しいという現実があります。
TOEIC関連の参考書は毎年大量に出版されています。その膨大な選択肢の中から自分のスコア帯・弱点に合った教材を正しく組み合わせるのは、かなりハードルが高いです。
その結果、「おすすめ参考書ランキング」を見ては合わない教材を買い、途中で止まってまた別の教材を探す。
こうして「参考書難民」に陥ってしまう人が700点台でも多いです。
体系的な学習を実現するには?
「では、どうやって体系的に学べばいいの?」と思いますよね。
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TOEIC770点に関するよくある質問
Q. TOEIC770点と800点で評価は大きく変わる?
A:変わります。
770点はほぼすべての企業の英語要件をクリアしています。ただし、800点を超えると「英語力が高い人材」という評価がより明確になり、英語メインの職種・海外駐在・グローバル企業の選考で一段階上の評価を受けやすくなります。
Q. TOEIC770点から独学で800点は可能?
A:可能です。
770点は基盤が完成しているため、独学でも正しい手順で取り組めば30〜50時間(1日2時間で約2週間〜1ヶ月)で到達できます。ただし、教材選びと学習順序が重要です。闇雲に教材を増やすより、弱点に絞った体系的な対策が効果的です。
まとめ
TOEIC770点のレベルを解説しました。
- 公開テスト受験者の上位20.6%(偏差値59.1)
- 大学受験の偏差値に換算すると「MARCH上位〜早慶下位」レベル
- IPテストでは上位8.7%(偏差値66.2)で12人に1人しか届かないスコア
- 正答率は約78%。200問中約156問を正解できている
- リスニングは3段階中一番上、リーディングは4段階中上から2番目
- 公式5段階評価でBレベル(上から2番目)
- CEFR B1・英検2級〜準1級相当
- 新卒の平均基準(545点)は225点クリア済み。中途採用の平均基準(620点)をすでに150点上回っている
- 三大商社の昇進・海外赴任要件もクリアするレベル
- 700点台のスコア保持者は年収も高い傾向にある。生涯年収差は約4,550万円
- 800点到達に必要な勉強時間の目安は30〜50時間
結論:TOEIC750点は受験者全体の上位23.9%のスコアです。就活・転職では外資・グローバル企業の応募条件が広がります。また、現役の東京大学文科三類生の平均スコア(752点)と同等の英語力になります。 「T[…]
結論:TOEIC765点は、公開テスト受験者の上位21.4%(偏差値58.8)のスコアです。公式5段階評価でBレベル(上から2番目)に到達しています。IPテストでは上位9.0%(偏差値65.9)で、日本全体で見ると11人に1人しか届かないス[…]
結論:TOEIC775点は、公開テスト受験者の上位19.7%(偏差値59.4)のスコアです。公式5段階評価でBレベル(上から2番目)に到達しています。IPテストでは上位8.3%(偏差値66.5)で、12人に1人しか届かないスコアです。&[…]
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