今回はTOEIC805点〜845点のレベルと、805点〜845点からスコアをアップさせるための勉強法を解説します。
- TOEIC805点〜845点のレベルが知りたい
- TOEIC805点〜845点からスコアをアップさせる勉強法を知りたい
という方は必見です!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
TOEIC805点〜845点に含まれるスコア
TOEIC805点〜845点は、以下の9つのスコアを含みます。
- TOEIC805点
- TOEIC810点
- TOEIC815点
- TOEIC820点
- TOEIC825点
- TOEIC830点
- TOEIC835点
- TOEIC840点
- TOEIC845点
TOEIC805点〜845点のレベル
さて、ここからはTOEIC805点〜845点のレベルを解説していきます。
上位9.19%〜14.7%のスコア
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」と「平均スコア・スコア分布 詳細」の結果に基づき、TOEIC805点〜845点が上位何%なのかを計算しました。
TOEICのスコア | 上位何%か |
TOEIC805点 | 上位14.67% |
TOEIC810点 | 上位13.96% |
TOEIC815点 | 上位13.25% |
TOEIC820点 | 上位12.54% |
TOEIC825点 | 上位11.83% |
TOEIC830点 | 上位11.12% |
TOEIC835点 | 上位10.41% |
TOEIC840点 | 上位9.7% |
TOEIC845点 | 上位9.19% |
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、2023年度のTOEIC公開テストスコア取得者の割合は以下の通りです。
よって、820点は上位9.4%〜16.2%の間だと考えられます。
ただ、このデータには1年に何度もTOEICを受験している人も含まれています。
そのような重複カウントを省くために、個別の試験の状況も確認してみましょう。
TOEIC公式が発表している「平均スコア・スコア分布 詳細」によると、
- 点数が845点未満は全体の下位90.1%
- 点数が795点未満は全体の下位82.7%
です。よって、TOEIC820点は上位9.9%〜17.3%の間のスコアです。
先ほどの数値(上位9.4%〜16.2%)と平均すると、TOEIC820点は上位約9.7%〜16.8%となります。
TOEICのスコアは5点刻みなので、790点から840点までの点数の種類は以下の11通りです。
- 790点(上位16.8%)
- 795点
- 800点
- 805点
- 810点
- 815点
- 820点
- 825点
- 830点
- 835点
- 840点(上位9.7%)
それぞれのスコアに均等に受験者が分布しているとすれば、各スコア間の差は0.71%(=(16.8%-9.7%)/10)になります。
よって、820点は上位12.54%(=9.7%+0.71%×4)です。
平均点との差は+193点〜+233点
TOEIC公開テストの平均点は612点です。この平均点に基づき差を計算しました。
TOEICのスコア | 平均点との差 |
TOEIC805点 | +193点 |
TOEIC810点 | +198点 |
TOEIC815点 | +203点 |
TOEIC820点 | +208点 |
TOEIC825点 | +213点 |
TOEIC830点 | +218点 |
TOEIC835点 | +223点 |
TOEIC840点 | +228点 |
TOEIC845点 | +233点 |
偏差値は61.4〜63.8
過去のTOEIC統計から、スコアが17点ダウンすると、偏差値が1下がる計算になります。
偏差値50=612点(平均点)として、各スコアの偏差値を計算しました。
TOEICのスコア | 偏差値(およそ) |
TOEIC805点 | 61.4 |
TOEIC810点 | 61.7 |
TOEIC815点 | 62.0 |
TOEIC820点 | 62.3 |
TOEIC825点 | 62.6 |
TOEIC830点 | 62.9 |
TOEIC835点 | 63.2 |
TOEIC840点 | 63.5 |
TOEIC845点 | 63.8 |
大学に換算すると、最難関国公立大学の旧帝国大学や最難関私立大学の早稲田大学・慶應大学などに匹敵するレベルです。
正答率81〜86%
TOEIC805点〜845点の正答率の目安は約81〜86%です。
ただし、試験の難易度や他の受験者の正答率によって「正答率とスコアの関係」は変わるので、あくまで目安・参考程度にとどめておきましょう。
公式のリスニング力評価でトップレベル
リスニングとリーディングは45点ほど差がつくことが多いです。
よって以下のことが言えます。
- TOEIC805点の平均的な点数構成は「リスニング425点リーディング380点」
- TOEIC845点の平均的な点数構成は「リスニング445点リーディング400点」
ここから、TOEIC805点〜845点のリスニングの点数幅は425点〜445点、リーディングの点数幅は380点〜400点と言えます。
「Score Descriptor Table」によると、TOEICリスニング425点〜445点は3段階中トップの評価です。
具体的なリスニング力は以下の通りです。
- 間接的な応答や予測が難しい会話でも文脈を理解できる
- 長い英文において幅広い語彙が使用されていても主旨を推測できる
- 構文が複雑だったり、難解な語彙が使われたり、情報が言い換えられたりしても詳細を理解できる
- 広い範囲の情報を関連づけることができる
公式のリーディング力評価で上から2番目のレベル
そして、TOEICリーディング380点〜400点は4段階中上から2番目の評価です。
具体的なリーディング力は以下の通りです。
- 文章の趣旨・目的・詳細が推測できる
- 言い換えがあっても事実に基づく情報が理解できる
- 語彙・文法が難しい場合でも、限られた範囲内では情報を関連づけることができる
- 広い範囲にわたる情報を関連づけることができない
公式のコミュニケーション能力評価で5段階中上から2番目のレベル
「PROFICIENCY SCALE」によると、、TOEIC805点〜845点はA〜Eの5段階評価のうち、B評価(730点以上)です。
B評価は「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」レベルで、具体的には以下のような評価になります。
- 通常会話は理解でき応答もはやい
- 話題が特定分野にわたっても対応できる力を備える
- 業務上も大きな支障はない
- 正確さと流暢さには個人差があり、文法・構文上の誤りが見られる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない
CEFRB2で英検準1級レベル
CEFR(セファール)とは、外国語の習熟度や運用能力をはかる国際的な指標です。
TOEIC805点〜845点はCEFR B2程度に相当します。
英検に換算すると英検準1級(大学中級程度)相当です。
就活や転職で高評価
TOEIC活用状況と求められるスコア
上画像より、新卒採用では545点、中途採用では620点が要件・参考とされる平均的なTOEICスコアの基準となっていることがわかります。
また、TOEIC公開テストの平均点は612点です。
TOEIC805点〜845点は新卒採用・中途採用で平均的に求められるスコアより、また、公開テストの平均点より遥かに高いスコアです。
一般的な企業への就職活動・転職活動であれば英語力が高評価になるので、選考を有利に進められます。
また、外資系企業や英語を業務で積極的に活用する企業ではTOEIC800点が基準になっている場合が多いです。
TOEIC805点〜845点あればその基準も超えているので、キャリアの選択肢が広がります。
ここから860点までスコアを伸ばせると、「PROFICIENCY SCALE」で最高評価のA評価になります。
さらに1段階高く英語力が評価されるので、より選考を有利に進められます。
TOEIC805点〜845点からスコアを伸ばす勉強法
ここからはTOEIC805点〜845点からスコアを伸ばす勉強法を解説します。
英単語を徹底的に覚える
まずは金のフレーズを使って、英単語を覚えていきましょう。
金のフレーズの英単語は本当に頻出のモノばかりなので、金フレを覚えれば覚えるほどスコアアップにつながります。
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さて、金のフレーズのほかに、さらに語彙力を底上げするためにもう1つやってほしいことがあります。
それは問題演習で出てきたわからない英単語を調べてメモにまとめて、そのメモを定期的に見直すことです。
なぜこんなことをするべきなのかというと、わからない英単語をひとつひとつ潰して行くためです。
わからない英単語をまとめたメモは、言わば自分だけの英単語帳です。
自分がわからない英単語だけが載っているので、超効率的に抜け漏れなく英単語を覚えられます。
最後に、英単語学習で意識してほしいのが「瞬間的に意味を思い浮かべられるようになること」です。
英単語を見て0.5秒以内で意味を思い浮かべることができるようになることを目指してください。
英単語を見て意味を思い浮かべるのに2秒、3秒とかかってしまうと、読解のスピードに悪影響を及ぼします。
リスニングでも、英単語を聞いた瞬間にその意味が思いつくようにならなければ厳しいです。
よって、英単語を覚えるときは必ず「瞬間的に意味を思い浮かべるようになること」を意識してください。
Part5の解答スピードを徹底的に上げる
TOEICリーディングの中で、Part5は最も簡単なPartです。
「Part5をいかに素早く正確に解くか」がリーディングのスコアを決めていると言っても過言ではありません。
Part5の正答率・解答スピードを上げるには、とにかく問題演習を繰り返すことが効果的です。
おすすめの問題集は文法問題でる1000問です。
文法問題でる1000問を使って繰り返し演習すれば、Part5の正答率と解答スピードは格段に向上します。
リスニング対策
続いてやるべきことはリスニング対策です。
Part1の対策方法
Part1は単語・表現を覚えることがとにかく重要です。まずは「金のフレーズ」の「パート1重要語100」を必ず覚えてください。
さらに、問題演習中に出てきたわからない単語・表現を全て調べて、ノートまとめてください。そして、英単語をまとめたノートを定期的に見直しましょう。
おすすめのPart1問題集は公式問題集です。
基本的には、金フレの単語を覚えて公式問題集のPart1を繰り返し解けば、Part1は十分解けるようになります。
さらに盤石な力をつけたい場合は、Part1・2特急 難化対策ドリルがおすすめです。
Part2の対策方法
Part2では「一言一句しっかり聞き取れる能力」が重要です。その能力を育てるために「ディクテーション」を行いましょう。
ディクテーションとは、一言で言えば「聞き取った英文を書きとる練習法」です。ディクテーションは以下の手順で進めます。
- 全文を聞く
- 音声を1文ごとに区切って止めながら書き取る(書き取れるまで音声は何度再生し直してもOK)
- スクリプトを見て間違いがないかチェック
- 間違いがあった場合は聞き取れるようになるまで聞き直す
ディクテーションを行うことで正しい発音が身につくのはもちろん、自分が聞き取れない箇所が明確になります。
聞き取れない箇所を重点的に聞き直すようにすれば、リスニング力を効率的に伸ばせます。
Part2のおすすめ参考書・問題集は先ほども紹介した「公式問題集」です。
さらに盤石な力をつけたい場合は、先ほども紹介したPart1・2特急 難化対策ドリルを使いましょう。
Part3・4の対策方法
Part3・4のおすすめの参考書・問題集は特急実力養成ドリルです。
実力養成ドリルの使い方は以下の通りです。
- 音声を流す前に設問を先読み
- 先読みが終わったら、音声を流して問題を解く
- 丸付けして解答を読む
- シャドーイング
特に重要なのは①の「設問の先読み」です。設問の先読みはPart3・4の問題を解くのに必須なので、必ず練習してください。
リーディング対策
ここからはリーディング対策(Part5以外)についてお話しします。
Part6の対策方法
実は、Part6は特別な対策は必要ありません。前述したPart5対策に加えて、公式問題集のPart6を解いて問題の形式に慣れれば、Part6は十分解けるようになります。
もししっかり対策したいなら、公式問題集のPart6を解いた後に文章を全文訳してください。
そして、解答の訳と見比べて、訳が異なる部分についてはその原因を特定して修正しましょう。
Part7の対策方法
Part7を攻略するには、Part7の特殊な問題形式に慣れ、問題を解く感覚を身につけることが重要です。
そのためにおすすめの参考書は「出る問超特急金の読解」です。
金の読解では、Part7によく出る問題形式ごとに、問題が整理されています。
そのうえ問題量も豊富なので、「問題形式に慣れる」&「問題を解く感覚を身につける」のにとても役立ちます。
実践演習
最後は実践演習です。
リスニング・リーディング合計200問を通しで解いて、問題の形式に慣れて、時間配分の感覚を身につけていきます。
実践演習には、公式問題集が使うの圧倒的におすすめです。その理由は、問題の質が断然高いからです。
公式問題集の問題は、本番と同じプロセスで作成されています。さらに、リスニングの音声収録を公式のスピーカーが担当しています。
よって、公式問題集は極めて本番に近い実践問題集となっており、演習効果は他の実践問題集より高いです。
実践演習のやり方は以下の通りです。
- 時間を計ってを通しで解く
- ①の2週間〜1ヶ月後に、時間無制限で2週目を解く
- ②の2週間〜1ヶ月後に、時間を計って3周目を通しで解く
たった一度解くだけでは公式問題集の真価は30%くらいしか発揮されません。
隅から隅まで吸収する気持ちで、繰り返し問題を解きましょう。
また、演習後の復習も忘れずに行いましょう。
- Part1はわからない単語を調べる
- Part2はディクテーション
- Part3・4はシャドーイング
- Part7は音読
まとめ
TOEIC805点〜845点のレベルを解説しました。
- 全体の上位14.67%〜9.19%のスコア
- 平均点より193点〜233点高い
- 偏差偏61.4〜63.8
- 正答率81〜86%(目安)
- 公式のリスニング力評価でトップレベル
- 公式のリーディング力評価で上から2番目のレベル
- 公式のコミュニケーション能力評価で上から2番目のレベル
- CEFR B2で英検準1級と同程度のレベル
- 就活や転職で外資系企業も狙える
今回はTOEIC855点〜895点のレベルと、855点〜895点からスコアをアップさせるための勉強法を解説します。 TOEIC855点〜895点のレベルが知りたい TOEIC855点〜895点からスコアをアップさせる勉強[…]
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