結論:TOEIC L&Rスコアは、785点以上でCEFR B2、945点以上でC1です。
- 「自分のTOEICスコアはCEFRで何レベル?」
- 「L&Rしか受けてないけどCEFR判定できるの?」
- 「B1とB2の違いってどのくらい?」
こういった疑問を持っている方は多いと思います。
正直、CEFR(セファール)って日本ではそこまでメジャーじゃないんですよね。就活でも転職でも求められるのはCEFRではなく、シンプルに「TOEICスコア」です。
ただ、CEFRを知っておくと自分の英語力を国際基準で客観的に把握できます。
英検やIELTS、TOEFLとも横断的に比較できるので、留学や外資系転職を考えている方には特に役立ちます。
ということでこの記事では、TOEICとCEFRの換算表から、L&Rだけでの判定方法、他試験との比較テーブルまで全部まとめて解説します。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!

- 1 TOEICとCEFRの換算表【公式対照表】
- 2 L&RスコアだけでCEFRレベルを判定する方法【L&Rのみ】
- 3 今すぐTOEICのスコアを把握してCEFRを確認する方法
- 4 CEFRレベル別のTOEICスコアと英語力【C1/B2/B1/A2/A1】
- 5 CEFRでTOEIC・英検・IELTS・TOEFL・ケンブリッジ英検を比較
- 6 TOEICの平均点はCEFR何レベル?【2024年度データ】
- 7 CEFRは日本で役に立つのか?【活用シーンと正直な話】
- 8 CEFRとTOEIC Bridgeの換算表
- 9 CEFRとTOEICスコアを換算するメリット
- 10 CEFRと勘違いされがちなTOEICの指標
- 11 【脱線】CEFR(セファール)が生まれた理由
- 12 TOEICとCEFRに関してよくある質問
- 13 まとめ
TOEICとCEFRの換算表【公式対照表】
結論:TOEIC L&RスコアをCEFRに換算すると、785点以上がB2、945点以上がC1です。
「自分のTOEICスコアって、実際のところどのくらいのレベルなの?」と気になっている方は多いと思います。
そこで役立つのが「CEFRとの換算」です。
CEFR、日本ではメジャーじゃないので知らない方は多いかもしれません。
ざっくり言うと、CEFRは外国語の運用能力を測る国際指標で、A1〜C2の6段階で評価します。
(参考:British Council)
ここからはTOEICとCEFRの対照表をまとめます。
TOEIC L&R(リスニング・リーディング)の対照表
公式の対照表では、リスニングとリーディングそれぞれに独立したCEFRレベルが対応しています。
たとえばリスニング400点ならListeningはB2、リーディング275点ならReadingはB1というように、技能ごとに判定される仕組みです。
| CEFRレベル | リスニング(L) | リーディング(R) |
|---|---|---|
| C1 | 490点以上 | 455点以上 |
| B2 | 400点以上 | 385点以上 |
| B1 | 275点以上 | 275点以上 |
| A2 | 115点以上 | 115点以上 |
| A1 | 60点以上 | 60点以上 |
ここで注意してほしいのが、LとRでCEFRレベルが異なるケースがあることです。
たとえばL430点・R355点(合計785点)の場合、リスニングはB2相当ですがリーディングは385点に届いていないのでB1相当になります。
合計スコアだけを見ると「785点でB2」と思いがちですが、実際には技能ごとに差がある場合もあります。
自分のL・Rスコアをそれぞれ対照表に当てはめてみてください。
TOEIC S&W(スピーキング・ライティング)の対照表
S&Wも受けた人は、こっちの表もチェックしてください。なお、S&WはL&Rとは別途受験が必要なテストです。
受験日・会場・申込もL&Rとは完全に別になっています。「一緒に受けられるもの」と思っている方もいますが、正直それぞれ独立した試験なのでご注意ください。
| CEFRレベル | スピーキング(S) | ライティング(W) |
|---|---|---|
| C1 | 180点以上 | 180点以上 |
| B2 | 160点以上 | 150点以上 |
| B1 | 120点以上 | 120点以上 |
| A2 | 90点以上 | 70点以上 |
| A1 | 50点以上 | 30点以上 |
S&Wについて詳しく知りたい方は「TOEICはどれを受けるべき?就活/転職で使える試験の種類を解説」もあわせてご覧ください。
TOEIC満点でもC2にはなれない
実は、TOEICはC1(945点以上)までしか対応していません。
でも、CEFRにはC2があります。C2は「ほぼすべての英文を容易に理解でき、ネイティブと同等に使いこなせる」最上位レベル。
IELTS 8.5以上やケンブリッジCPEといった試験でないと測定できない領域です。圧倒的な英語力がある人だけが、C2に到達できます。
文部科学省の合算方式(L&R + S&W×2.5)
実はCEFRとTOEICの換算は、文部科学省の資料にも載っています。
文部科学省は、L&RとS&Wのスコアを組み合わせる「合算方式」を採用しています。
計算式は「L&Rスコア + S&Wスコア×2.5」です。4技能のスコアが揃っている方は、下の表で確認してみてください。
たとえばL&R800点・S&W160点の場合、800+160×2.5=1,200点となり、B1判定になります。
S&Wのスコアが低いと、L&Rが高くても合算ではCEFRが下がることがあるので要注意です。
| CEFRレベル | 合算スコアの範囲 |
|---|---|
| C1 | 1,845〜1,990 |
| B2 | 1,560〜1,840 |
| B1 | 1,150〜1,555 |
| A2 | 625〜1,145 |
| A1 | 320〜620 |
L&RスコアだけでCEFRレベルを判定する方法【L&Rのみ】
結論:S&Wを受けていなくても、L&Rの個別スコアからCEFRレベルは判定できます。
「S&Wを受けていない人は、正式なCEFRがわからないの?」という疑問を持つ方は多いです。
正直、これはよくある誤解なんですよね。
実際、前述した文部科学省の換算方式は「L&Rスコア + S&Wスコア×2.5」という計算式で、S&Wが手元にないと厳密な換算値は出せません。
でも、IIBCとETSが公表している対照表を使えば、L&RのスコアだけでCEFRレベルは十分に判定できます。
| CEFRレベル | リスニング(L) | リーディング(R) | L+R合計の目安 |
|---|---|---|---|
| C1 | 490点以上 | 455点以上 | 945点以上 |
| B2 | 400点以上 | 385点以上 | 785点以上 |
| B1 | 275点以上 | 275点以上 | 550点以上 |
| A2 | 115点以上 | 115点以上 | 230点以上 |
| A1 | 60点以上 | 60点以上 | 120点以上 |
やり方はシンプルで、自分のLスコアとRスコアをそれぞれ対照表にそのまま当てはめるだけです。
TOEIC L&Rを受験した時点で、LスコアとRスコアの両方が必ずスコアシートに記載されているので、その2つの数字を使えばOKです。
たとえばこんな感じです。
- L400・R385なら → リスニングはB2、リーディングもB2。
- L325・R300なら → リスニングはB1、リーディングもB1。
- L430・R355なら → リスニングはB2、リーディングはB1(技能によってレベルが異なるケース)。
このように、技能ごとに別々のCEFRレベルが出るのが正しい判定方法です。スコアシートを開いて、LとRそれぞれを確認してみてください。
ざっくり把握したい人向けの合計スコア目安
「LとRをそれぞれ確認するのが面倒」という方向けに、合計スコアから大まかに判断できる目安テーブルも載せておきます。
| あなたのL&R合計スコア | CEFRレベル(目安) | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| 945点以上 | C1 | ビジネスで英語を自在に使える |
| 785〜940点 | B2 | 仕事で英語が使えるレベル |
| 550〜780点 | B1 | 日常会話はOK |
| 230〜545点 | A2 | 基礎段階 |
| 120〜225点 | A1 | 簡単なフレーズのみ |
| 120点未満 | Pre-A1 | CEFR範囲外 |
ただし、これはあくまで目安です。合計スコアが同じでも、LとRのバランスによって実際のCEFRレベルが変わることがあります。
正確に知りたいなら、LとRそれぞれを対照表に当てはめる方法が正確です。
今すぐTOEICのスコアを把握してCEFRを確認する方法
自分のCEFRレベルを確認するには、TOEICのスコアを把握することが必要です。
では、どのようにスコアを把握すれば良いのか。
スコアを把握する方法はいくつかあります。
- TOEICを実際に受験する(1日潰れる&スコアがわかるまで時間がかかるのでおすすめしない)
- TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
- アプリを使う(楽だから推奨)
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CEFRレベル別のTOEICスコアと英語力【C1/B2/B1/A2/A1】
結論:各CEFRレベルで「何ができるか」を具体的に解説します。
上で紹介した換算表の数字だけを見ても、「じゃあ自分のレベルで実際に何ができるの?」という疑問が残ると思います。
ここでは5つのレベルごとに、英語で何ができて何ができないのかをはっきり解説します。
C1(TOEIC 945点以上)— ビジネスで英語を自在に使えるレベル
C1の条件はL490以上かつR455以上。他試験では英検1級・IELTS 7.0〜8.0・TOEFL iBT 95〜120相当のレベルです。
C1で「できること」は、高度な英文を読んで含意まで把握することです。
たとえば、英語のビジネスレポートや法律文書でも行間を読めるレベル。話す場面でも、言葉を探しているような印象を与えずに流暢に表現できます。専門分野の技術的な議論に参加して、自分の意見を的確に伝えることもできます。
「できないこと」という観点では、正直ほぼありません。唯一の壁は、C2(ネイティブ同等)との差として「微細なニュアンスの違いを常に瞬時に判断する」という部分ですが、これはビジネスでは問題になるケースがほとんどありません。
たとえば
- 英語ネイティブ同士の冗談やアイロニーを完全に把握する
- あるいは法律・外交レベルの文書をネイティブと全く同じスピードで処理する
といった場面では、まだわずかな差が残ることがあります。
ただ、日常のビジネスシーンではその差がほぼ表面に出ないというのが正直なところです。
就活・転職の評価としては、外資系企業でも「即戦力の英語人材」として評価されます。
海外駐在・通訳ガイドのレベル感であり、採用担当者の目に留まるのは間違いありません。
TOEICスコアで言うと945点以上の人材は母数が非常に少ないため、競合が圧倒的に少ない土俵に立てます。
TOEIC945点のレベルについては「TOEIC905点〜945点のレベルを解説」もあわせてご覧ください。
B2(TOEIC 785点以上)— 仕事で英語が使えるレベル
B2の条件はL400以上かつR385以上。英検準1級・IELTS 5.5〜6.5・TOEFL iBT 72〜94相当です。
B2で「できること」は、抽象的な話題も含めて英語で議論への参加です。
ネイティブスピーカーとお互いにストレスなく会話できるレベルで、自分の専門分野の技術的なテーマについても英語で発言できます。
- 会議の内容を大筋で理解して意見を述べる
- 英語のメールや報告書をスムーズに読み書きする
といった場面で力を発揮できます。
「できないこと」という観点では、スピードの速い雑談やスラングが飛び交う非公式な場では少し苦労することがあります。
ただ、ビジネスの公式な場ではほぼ問題なく対応できます。(ただし、スピーキングやライティングの練習をしていることが前提)
就活・転職の評価は、B2が「英語が使える人材」の最もわかりやすい証明になります。
外資系転職で目安にされやすいラインであり、海外留学の出願にB2相当のスコアを求める大学も多いです。
ぶっちゃけ、仮に就活や転職の文脈でCEFRを意識するなら、B2(785点以上)を超えているかどうかが最初の大きな分岐点です。
TOEIC785点のレベルについては「TOEIC785点のレベルを解説」もあわせてご覧ください。
B1(TOEIC 550点以上)— 日常会話ができるレベル
B1の条件はL275以上かつR275以上。英検2級・IELTS 4.0〜5.0・TOEFL iBT 42〜71相当です。
B1で「できること」は、日常的な場面で英語をなんとか使える状態です。
- 旅行先でホテルのトラブル対応や買い物をこなせる
- 仕事や学校の身近な話題なら主要な点を理解できる
- メールの読み書きも簡単な内容なら対応できる
ただ「なんとか対応できる」レベルなので、テンポの速い会話や専門的な内容では歯が立たない場面も出てきます。
「できないこと」という観点では、専門的な会議での英語の議論にリアルタイムで参加するのはまだ厳しいです。
話題が抽象的・技術的になった途端に理解が追いつかなくなるケースが多く、「なんとなく雰囲気はわかる」止まりになりがちです。
就活での評価は、「英語に抵抗はない」というラインです。
新卒採用でTOEICスコアを求める企業では、B1相当(550点前後)が最低ラインとして意識されるケースが多いです。
ただ、これだけで英語を強みとしてアピールするのは厳しく、B2(785点以上)との差は評価として大きいです。
TOEIC550点のレベルについては「TOEIC550点のレベルを解説」もあわせてご覧ください。
A2(TOEIC 230点以上)— 基礎段階のレベル
A2の条件はL115以上かつR115以上。英検準2級相当です。
A2で「できること」は、自己紹介・買い物・簡単な道案内程度です。
自分のこと(名前・職業・趣味)を伝えたり、レストランで注文したりといった場面なら対応できます。ただ、仕事や学習で英語を使うにはまだ土台が不足しているレベルです。
IPテスト(大学・企業の団体試験)の平均スコアが495点なので、受験者の中にはA2レベルの方も多く含まれています。
「TOEIC受験者の中での位置づけ」ではなく、「英語の絶対的な力の段階」として、現状を正直に把握することが大事です。
ここから上を目指すには、まず中学英語の基礎を固めることが最優先です。
TOEIC230点のレベルについては「TOEIC200点のレベルを解説」や「TOEIC250点のレベルを解説」もあわせてご覧ください。
A1(TOEIC 120点以上)— 入門レベル
A1の条件はL60以上かつR60以上。英検3〜5級相当です。
A1でできることは、基本的な挨拶と簡単な質問への受け答えのみです。
「Good morning」「What’s your name?」レベルの定型表現なら使えますが、それ以上の会話や文章の理解はまだ難しい段階です。
英語学習のスタート地点に立ったところ、という位置づけです。
CEFRでTOEIC・英検・IELTS・TOEFL・ケンブリッジ英検を比較
結論:CEFRを使えば、TOEIC・英検・IELTS・TOEFLを同じ物差しで比較できます。
自分のTOEICスコアが英検やIELTS、TOEFLだとどのくらいなのか気になりますよね。
試験によって点数のスケールも合否の基準もバラバラなので、正直ひとめで比べるのは難しいです。
そこで役立つのがCEFRです。
文部科学省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」では、主要な英語試験を6段階のCEFRレベルで横断的に整理しています。下の一覧表で確認してください。
| CEFRレベル | TOEIC L&R(合計目安) | 英検 | IELTS | TOEFL iBT | ケンブリッジ英検 |
|---|---|---|---|---|---|
| C2 | 測定不可 | — | 8.5〜9.0 | — | CPE |
| C1 | 945点以上 | 1級 | 7.0〜8.0 | 95〜120 | CAE |
| B2 | 785点以上 | 準1級 | 5.5〜6.5 | 72〜94 | FCE |
| B1 | 550点以上 | 2級 | 4.0〜5.0 | 42〜71 | PET |
| A2 | 230点以上 | 準2級 | — | — | KET |
| A1 | 120点以上 | 3〜5級 | — | — | — |
次に、それぞれの試験の特徴を簡単に整理しておきます。
TOEIC L&R
TOEIC L&Rはリスニング・リーディングの2技能に特化した試験で、ビジネス英語が出題の中心です。
日本国内では圧倒的に普及しており、就活・転職でスコアを提示する場面が多いのがこの試験です。
英検
英検はリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能を測る試験で、級別の合否制を採用しています。
中学生から社会人まで幅広い層が受験しており、大学入試での活用実績も豊富です。
関連記事:TOEICと英検はどっちが難しい?難易度を975点&準1級が比較【レベル換算と違い】
IELTS
IELTSも4技能対応で、留学や海外移住の際に求められる世界標準の試験です。
特にイギリス・オーストラリアの大学・大学院では出願要件として指定されているケースが多く、海外を目指すなら避けては通れません。
TOEFL iBT
TOEFL iBTは同じく4技能対応で、北米の大学留学に必須とされる試験です。
アメリカ・カナダの大学への出願では、IELTSよりTOEFLを求める学校が多い傾向があります。
関連記事:大学生はTOEICとTOEFLどっちを受けるべき?徹底解説!
ケンブリッジ英検
ケンブリッジ英検は4技能対応で、ヨーロッパでの認知度が特に高い試験です。
合格すると期限なしで使える資格として評価されており、FCE(B2)・CAE(C1)・CPE(C2)という階層構造になっています。
TOEICの平均点はCEFR何レベル?【2024年度データ】
結論:公開テスト平均615点はCEFR B1、IPテスト平均495点はCEFR A2です。
「日本人の英語力って実際どのくらいなんだろう?」と気になったことはありませんか。
IIBC「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、各平均スコアは次の通りです。
| 区分 | 平均スコア | CEFRレベル | ひとことで言うと |
|---|---|---|---|
| 公開テスト全体 | 615点 | B1 | 日常会話レベル |
| 公開テスト・社会人 | 644点 | B1(中位) | 日常会話は問題なし |
| 公開テスト・大学生 | 592点 | B1(下位) | 日常会話が何とかできる |
| IPテスト全体 | 495点 | A2 | 基礎段階 |
社会人平均644点と大学生平均592点はどちらもB1ですが、「B1の中位」と「B1の下位」ではざっくり50点の差があります。
日常会話ができる、という同じB1のなかでも、社会人の方が実務に近い英語力を持っているというのが正直なところです。
ちなみにIPテスト平均495点がA2で公開テストと乖離があるのは、母集団の構成が公開テストと根本的に違うからです。
公開テストは自分でお金を払って申し込む受験者が中心なので、モチベーションが高い層が集まります。
一方、IPテストは大学の授業や企業の研修で半強制的に受けさせられた層も含むため、英語が得意でない人も大勢受験しています。
その結果、平均が120点も低くなっています。
ぶっちゃけ、IPテストの平均点は「日本人全体の英語力の平均」に近い値と考えた方が実態に合っています。
平均点については、以下で詳しく深ぼっているので気になる方はご覧ください。
・社会人のTOEIC平均点は何点?職種別・役職別・年収との関係も解説
・国公立大学のTOEIC平均点を解説
・東京大学のTOEIC平均点を解説
・理系大学生・大学院生のTOEIC平均点を解説
・早稲田大学のTOEIC平均点を解説
・Fラン大学生のTOEIC平均点を解説
CEFRは日本で役に立つのか?【活用シーンと正直な話】
結論:正直に言うと、日本ではCEFRはあまり使われていません。就活・転職ではTOEICスコアが圧倒的に通用します。
「TOEICのスコアを用いてCEFRレベルがわかったけど、実際に使う場面があるの?」と思っている方も多いはずです。
率直に言います。日本の就活・転職市場では、TOEIC○○点という数字がそのまま評価されます。
面接でCEFRを聞かれることは、ほぼありません。
ただ、「まったく意味がない」かというとそれも違います。使う場面を知っておくと、CEFRの知識が思わぬところで活きてきます。
CEFRが実際に役立つ3つのケース
①海外留学
留学先の大学や語学学校がCEFR基準で入学要件を設定していることがあります。
「B2以上の英語力が必要」という形で表記されているケースが多く、IELTS・TOEFLのスコアもCEFRレベルに対応した形で求められます。
たとえばIELTS 5.5以上はCEFR B2相当です。
海外大学への出願を考えているなら、自分のTOEICスコアがCEFR換算でどのレベルにあるかを把握しておくと、必要な試験の目標設定がしやすくなります。
②外資系転職
外資系企業の採用では、CEFRに馴染みのある面接官もいます。「TOEIC785点=CEFR B2」と言えると、英語力を国際基準で示せるので伝わりやすいです。
TOEICスコアだけで十分通用しますが、B2という言葉を添えると、英語力の「質」が伝わりやすくなるという場面はあります。
③大学入試・大学での英語評価
文部科学省はCEFRを活用した英語教育を推進しており、各資格・検定試験とCEFRの対照表を公式に公開しています。
大学入試で英語外部試験のスコアを活用する際に、CEFRが共通の物差しとして使われます。
なおTOEICと共通テストの換算については「TOEICと共通テストのスコア換算を徹底解説!どっちが難しい?」もあわせてご覧ください。
CEFRを知っておく価値
日本でTOEICスコアを武器にするなら、CEFRの知識は必須ではありません。就活・転職・昇格でもTOEICスコアそのものが評価されます。
ただ、CEFRを知っておくと「自分の英語力が世界基準でどこに位置するか」を客観的に見られるようになります。
特に海外留学・外資系・グローバルなキャリアを考えている人には、CEFRは間違いなく知っておく価値があります。
そうでない人も、自分の英語力を国際基準で整理するための補助線として活用してみてください。
CEFRとTOEIC Bridgeの換算表
TOEICの他に「TOEIC Bridge」という試験もあります。
TOEIC Bridgeとは、一言で言えば「易しいTOEIC」です。
TOEIC Bridgeは、まだTOEICに挑戦するには英語力が十分でない英語初心者が安心して受験できるよう、易しい問題でテストが構成されています。
TOEIC Bridgeには2種類の試験があります。
- TOEIC®︎ Bridge Listening & Reading Tests
- TOEIC®︎ Bridge Speaking & Writing Tests
それぞれの試験の合計点に対して、以下のようにCEFRが対応しています。
| CEFR | TOEICスコア(L&R) | TOEICスコア(S&W) |
| C2 | 換算なし | 換算なし |
| C1 | 換算なし | 換算なし |
| B2 | 換算なし | 換算なし |
| B1 | リスニング39点〜 リーディング45点〜 | スピーキング43点〜 ライティング43点〜 |
| A2 | リスニング26点〜 リーディング34点〜 | スピーキング37点〜 ライティング32点〜 |
| A1 | リスニング16点〜 リーディング19点〜 | スピーキング23点〜 ライティング20点〜 |
そして、TOEIC Bridge Listening & Reading Testsの平均点は毎年以下の数値に落ち着きます。
- 公開テスト:70点前後
- IPテスト:60点前後
どちらもCEFR A2前後に対応するイメージですね。
TOEIC Bridgeについては「TOEIC Bridgeの平均点とTOEIC換算【大学生・社会人の点数目安/何点満点】」もあわせてご覧ください。
CEFRとTOEICスコアを換算するメリット
CEFRとTOEICスコアを換算するメリットは主に3つあります。
- 国際基準を1つの目標にできる
- 他の英語資格試験と比較できる
- 世界中で英語力を証明できる
国際基準を1つの目標にできる
たとえば就活・転職の際、希望する企業・職種の募集要項に「求めるTOEICスコア」の記載があれば、目標を定めることができます。
昇進・昇格の際も同様に、「この点数を取ってください」と指標があれば、そのスコアを目標にすればOKです。
しかし、「英語力を伸ばしたい」「とりあえず就活・転職の武器が欲しい」という場合、明確に「〇〇点」という目標を立てるのは難しいですよね。
そこで、CEFRが役立ちます。
CEFRを利用すれば、「CEFR B2レベルに到達するためにL&Rで785点、S&Wで310点を目指す」というように目標スコアを明確に定めることができます。
受験しなくても他の英語資格試験と比較できる
CEFRがあることで、わざわざ他の試験を受験しなくても、TOEICのスコア1つで他の英語資格試験と比較できます。
よって、たとえばTOEIC700点なら「英検なら2級くらいか」「TOEFLなら60点くらいか」と目星をつけることができます。
もちろん、英語資格試験によって、問題の傾向や対策方法は異なります。
また、時間が経つにつれて、各英語資格試験の難易度も変わってきているでしょう。
ですので、先ほど紹介した換算表が、完璧に各英語資格試験を対応させられているわけではありません。
とはいえ、ある程度の目安にできるとは思うので、自分のスコアを換算してみると面白いかもしれません。
世界中で英語力を証明できる
CEFRは英語に興味がある方の中では、知名度が高いです。
また、世界的に見れば、CEFRを求めている企業などもあるでしょう。
TOEICは日本や東アジアでは知名度こそ高いですが、それ以外の地域では知名度はそれほど高くありません。
そのため、「TOEIC〇〇点です」と言っても、どのくらいの英語力なのか理解されないケースがあります。
そこで、TOEICスコアをCEFRに換算することが役立ちます。
CEFRは知名度が高いので、世界中で自分の英語力を証明できます。
CEFRと勘違いされがちなTOEICの指標
CEFRと勘違いされがちなTOEICの指標として、「PROFICIENCY SCALE」があります。
これは「TOEIC L&Rのスコア」と「コミュニケーション能力レベル」の相関を表した指標です。
| ランク(スコア) | 英語レベル |
| Aランク(860~990) | Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる |
| Bランク(730~860) | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている |
| Cランク(470~730) | 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションも出来る |
| Dランク(220~470) | 通常会話で最低限のコミュニケーションができる |
| Eランク(10~220) | コミュニケーションが出来るまでに至っていない |
基準となってるスコアのレベル感については以下の記事をご覧ください。
【脱線】CEFR(セファール)が生まれた理由
※ここは脱線なので、読み飛ばしてもOKです。
CEFRは欧州評議会による20年以上の研究・実証実験の末に開発され、2001年に公開されました。
目標は「ヨーロッパの言語教育の向上のために基盤を創ること」にあります。
CEFRが生まれた背景には、1993年のEU発足があります。
人・物・資本などの移動が自由化されるようになり、言語によるコミュニケーションがより重要になりました。
これにあたり、EU加盟国では「母語以外に多言語を習得すること」が課題となりました。
- promote and facilitate co-operation among educational institutions in different countries
- provide a sound basis for the mutual recognition of language qualifications
- assist learners, teachers, course designers, examining bodies and educational administrators to situate and co-ordinate their efforts.
- 各国の教育機関間の協力を促進するため
- 語学資格の相互認識のための確固たる基盤を提供するため
- 学習者、教師、コース設計者、試験機関、教育管理者のそれぞれの取り組みを位置づけ、調整できるよう支援するため
またCEFRは実際に教育現場や企業などで幅広く活用されています。
また、例えば英国では、ビザを申請する際に一定以上のCEFRレベルが必要になるということです。
TOEICとCEFRに関してよくある質問
Q. TOEIC何点でCEFR B2になりますか?
A. L&R合計で785点以上が目安です。
ただし正確には、リスニング400点以上かつリーディング385点以上の両方を満たす必要があります。B2は「仕事で英語が使えるレベル」と定義されており、外資系への転職や海外留学の英語力基準として参照されることが多いです。
Q. CEFR B1とB2の違いは何ですか?
A. B1は「日常会話ができるレベル」、B2は「仕事で英語を運用できるレベル」です。
TOEICスコアで言えば、B1が550点以上、B2が785点以上が目安です。就活・転職の場面では、B2ラインを超えていると「英語が使える人材」として評価されやすくなります。B1とB2のあいだには、英語を「理解できる」から「実務で使える」への壁があります。
Q. L&Rスコアだけでも自分のCEFRレベルはわかりますか?
A. 概算は可能です。
公式の判定にはS&Wも必要ですが、L&Rの合計スコアから大まかなレベルを確認できます。目安は785点以上がB2、945点以上がC1です。ただし、リスニングとリーディングのスコアが極端に偏っている場合は合計点だけでは判定できないこともあるので、あくまで目安として使ってください。
Q. TOEIC満点でもCEFR C2にはなれないのですか?
A. その通りです。TOEICが測定できるのはC1までです。
C2はネイティブスピーカーと同等の英語運用能力を指すレベルで、TOEICのスコアレンジでは対応していません。C2の認定を目指すなら、IELTSで8.5以上、またはケンブリッジCPEの取得が必要です。
Q. 日本の就活でCEFRを伝えても通用しますか?
A. 国内の一般企業ではTOEICスコアの方が圧倒的に伝わります。
ただし、外資系企業の採用面接では「TOEIC785点=CEFR B2相当」と説明できると、英語力を国際基準で示せるため好印象につながることがあります。CEFRを知っておくこと自体はプラスです。
Q. CEFRとセファールは同じものですか?
A. 同じです。
CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)の日本語読みが「セファール」です。英語の頭文字を取った略称がCEFRで、日本語ではセファールと呼ばれます。どちらも同じ国際的な語学力基準を指しています。
まとめ
この記事では、TOEICとCEFRの換算表をIIBC公式データに基づいて解説しました。最後にポイントを整理します。
| CEFRレベル | TOEIC L&R(合計目安) | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| C1 | 945点以上 | ビジネスで英語を自在に使える |
| B2 | 785点以上 | 仕事で英語が使えるレベル |
| B1 | 550点以上 | 日常会話はOK |
| A2 | 230点以上 | 基礎段階 |
| A1 | 120点以上 | 簡単なフレーズのみ |
L&Rしか受けていなくても、合計スコアからの概算判定は可能です。
正式にはS&Wも必要ですが、785点以上ならB2、945点以上ならC1が目安になります。
日本ではTOEICスコアだけで通用しますが、CEFRを知っておくと自分の英語力を国際基準で客観的に把握できます。
特に海外留学や外資系転職を考えている方は、ぜひ覚えておいてください。
また、TOEICはスコアによってやるべき勉強内容が大きく変わります。
ですので、「TOEICの点数を上げる方法|スコア別の最短ロードマップ【短期間スコアアップ】」という記事にスコア別に勉強法をまとめました。
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