今回はTOEIC300点の大学生向けに、スコアを伸ばす勉強法を解説します。
いきなり厳しいことを言いますが、TOEIC300点はかなり低いスコアです。
就活では全く活用できません。
しかし、正しい順序で勉強すれば、TOEIC300点からでもスコアを伸ばすことは間違いなく可能です。
- TOEIC300点で伸び悩んでいる
- TOEIC300点から短期間でスコアを伸ばしたい
- 就活で活用できるスコアが欲しい
という方はぜひ参考にしてください!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
大学生でTOEIC300点は低い
TOEICは990点満点の試験で、10〜990点の間で5点刻みでスコアが評価されます。
そして、TOEICが定めているスコアランクは以下の通りです。
ランク(スコア) | 英語レベル |
Aランク(860~990) | Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる |
Bランク(730~860) | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている |
Cランク(470~730) | 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションも出来る |
Dランク(220~470) | 通常会話で最低限のコミュニケーションができる |
Eランク(10~220) | コミュニケーションが出来るまでに至っていない |
TOEIC300点は下から2番目のDランクです。
また、2023年度の大学生の平均スコアは以下の通りです。
- IPテスト(団体受験)で合計471点
- 公開テスト(個別受験)で合計596点
そして、2023年度のTOEIC公開テストの受験者全体の平均点は612点です。
ここから、TOEIC300点だと平均よりかなり低いスコアであることがわかります。
TOEIC300点の大学生の英語力
リスニング力
リスニングでは、短文で、かつ使用されている単語が中学レベルの基本単語であれば正解できる可能性はあります。
しかし、Part3・4に出てくるような長文であったり、単語レベルが上がったり、音声のスピードが速くなったりすると内容を理解することができません。
英会話では、ゆっくり話してもらったり、繰り返し言ってもらったりすれば相手の発言を理解できることはあります。
しかし、自分の考えを伝えることはできない方がほとんどです。
リーディング力
リーディングでは、Part5の基本的な文法問題であれば正解できる可能性があります。
しかし、長文のPart6やPart7になると文章の内容を理解できないので、問題も解けないことが多いでしょう。
単語力
TOEIC300点の方の語彙力を言葉で表すと「中学レベルの基本英単語を多少覚えている」と言えるでしょう。
とはいえ、中学レベルの単語も完璧に覚えられているわけではないので、聞こえる&読める英文の数はそれほど多くありません。
英検に換算すると4〜5級
中学高校では英検の方が主流だったので、英検で考えてみる方が具体的なイメージがしやすい方が多いかもしれません。
TOEIC300点は英検4〜5級と同等のレベルです。
英検3級が中学卒業レベルなので、4〜5級というのは中学1・2年生レベルと言えるでしょう。
とはいえ、TOEICと英検は試験の形式や内容が全く異なります。
たとえば、TOEICでは全員が同じ試験を受けます。
よって、簡単な問題と難しい問題がごちゃ混ぜになって出題されます。
一方英検では、級ごとに問題が異なります。
よって、英検5級であれば英検5級=中学1年生レベルの問題が出題されます。
このような違いがたくさんあるので、TOEICと英検は単純に比較することはできません。
「TOEIC300点=英検4〜5級」というのは、あくまで参考程度にとどめておいてください。
TOEIC300点の大学生は600点を目指そう
一般的に、就活で活用できるスコアはTOEIC600点以上です。
なぜTOEIC600点が基準になっているかというと、TOEIC公開テストの平均点がおおよそ600点付近だからです。
TOEIC600点取れれば「平均以上に英語ができます!」とアピールできます。
TOEIC300点の大学生がスコアを伸ばす勉強法
ここからはTOEIC300点からスコアを伸ばす勉強法を解説します。
中学レベルの単語を完璧に覚える
まずやってほしいのは英単語です。
英単語を覚えることなく、TOEIC300点からスコアを伸ばすのは不可能です。
TOEIC300点の方は、まだ中学レベルの英単語が完璧に身についていません。
中学レベルの英単語はどんな英文にも頻出なので、覚えていなければ英文は読める/聞けるようにはなりません。
よって、まずは焦らず中学レベルの英単語を覚えましょう。
おすすめの英単語帳は「ターゲット中学英単語1800」です。
中学レベルの英単語を「出る順」で覚えられるので、前から覚えていくだけでどんどん英文が読める、そして聞けるようになります。
ちなみに、TOEICの有名な英単語帳として「銀のフレーズ」や「金のフレーズ」というものがあります。
確かにこれらの英単語帳は素晴らしいんですが、TOEIC300点の方はまだ手を出してはいけません。
もちろん「ターゲット中学英単語1800」で英単語を覚えた後には、「銀のフレーズ」「金のフレーズ」を使うことになります。
よって、持っておいても損はありません。
しかし現段階では、安易に「銀のフレーズ」「金のフレーズ」を使わずに、「ターゲット中学英単語1800」を使って英単語を覚えてください。
中学レベルから英文法をおさらいする
英単語と並行して、英文法も勉強していきましょう。
おすすめの英文法書は「大岩のいちばんはじめの英文法」です。
この参考書1冊あれば、TOEICに必要な英文法の大部分をカバーできます。
解説もわかりやすく、かつ話口調で読み進めやすい構成になっているので、ぜひ活用してください。
ときどき分厚い英文法の参考書を使う方がいますが、それは絶対にやめた方が良いです。
というのは、TOEICではそれほど難しい英文法の知識が問われるわけではないからです。
簡単な長文問題を解いて英語に慣れる
英単語と英文法の勉強がある程度進んできたら、簡単な長文問題を解いてください。
いきなりTOEIC対策に入るのではなく、「簡単な長文問題を解く」という段階を挟むことで、挫折することなく着実に英語力を伸ばせます。
おすすめの問題集は「英語長文レベル別問題集3」です。
リスニング対策する
ここからようやくTOEIC対策に入っていきます。リスニング対策をしましょう。
なぜリスニングを対策するのかというと、TOEICはリーディングよりリスニングの方がスコアを伸ばしやすいからです。
リスニングの方がスコアを伸ばしやすい理由はさまざまですが、一番大きいのは「リスニングに出てくる単語・文章のレベルが易しいから」です。
具体的なリスニング対策法ですが、まずは先ほど紹介した「英語長文レベル別問題集3」の音声を使って、何度か英語の音声を聞いてみましょう。
ただ音声を聞くだけでなく、音声を真似しながら自分で発音してみるとより効果がアップします。
その後、実際にTOEIC形式の問題を使って問題演習してください。
おすすめの問題集は初心者特急パート1・2です。
TOEIC300点の大学生がスコアを伸ばすのにかかる勉強時間
一般的に、TOEICのスコアを100点アップさせるには200〜300時間かかると言われています。
よって、たとえばTOEIC300点から600点に伸ばすとなった場合には、600〜900時間もかかることになります。
しかし、それは試行錯誤しながら勉強した場合です。
順序立てて、努力の方向性を間違えることなく勉強すれば、それより短い時間でスコアを伸ばせます。
TOEIC300点から最短でスコアを伸ばしたいならTOEICの羅針盤がおすすめ
- 何を勉強すれば良いのかわからない
- 毎日の勉強内容を考えるのがめんどくさい
- 間違った勉強法によって時間と努力を無駄にしたくない
- TOEIC学習で挫折したことがある
- TOEIC300点台で停滞していて400点を突破できない
という方は、1日100円の60日間TOEIC強化プログラム「TOEICの羅針盤B:TOEIC300点台から100点アップを目指す」を利用するのがおすすめです。
TOEICの羅針盤Bとは
- 60日間でTOEIC300点台から100点アップを目指すプログラム
- 毎日何をやるべきかを徹底的に指示(勉強時間は1.5〜2時間を想定)
- 無駄を省き、「スコアアップ」に徹底的にコミット
- 1000時間以上かけてTOEIC975点まで上げた経験に基づく効率的な勉強法・TOEIC攻略法を出し惜しみなくすべて提供
「TOEICの羅針盤B」では、「今日何をどのくらい勉強するのか」がメールで60日間毎日送られてきます。
毎日送られてくるので嫌でも勉強を継続できますし、「今日は何を勉強しよう」と悩む必要がなくなります。
勉強内容は「TOEICのスコアアップにつながることだけ」に絞っています。
よって、指示された通りに勉強するだけで、壁にぶつかることなく短期間でスコアを伸ばせます。
TOEICは資格試験です。趣味でやるなら別ですが、資格試験に多大な時間を使うのははっきり言ってもったいないです。
さっさと必要なスコアを取って、残りの時間で友人や家族との時間を過ごしたり、自分の趣味を楽しんだりした方が間違いなく有意義です。
「TOEICの羅針盤B」を利用すれば、回り道して努力を無駄にすることなく、目標スコアに向けて一直線に勉強できます。
しかも料金は6000円(税込)、1日あたりに直すと100円です。1日たった100円で、無駄な努力をしなくて済むんです。
さらに、7日間全額返金保証です。
「内容がイメージできない」「上手く使いこなせるか不安」という方もぜひ安心してご利用ください。
詳細は「TOEICの羅針盤B:TOEIC300点台から100点アップを目指す」をご覧ください。
まとめ
大学生でTOEIC300点はかなり低いです。
就活では全く活用できません。
しかし、正しい順序で勉強すれば、誰でも着実にスコアは伸ばせます。
才能とか留学経験とかは一切必要ありません。
TOEICで一定以上のスコアを取れば、選べる職種の幅が広がったり、年収が上がったりとたくさんのメリットがあります。
大学生の平均スコアは以下の通りです。 IPテスト(団体受験)で合計474点 公開テスト(個別受験)で合計588点ここから、TOEIC400点だと平均よりかなり低いスコアであることがわかります。就活で活用できる[…]
参考資料