結論:理系大学生のTOEIC平均は452点(IPテスト)。文系より100点以上低いですが、だからこそ理系でTOEICスコアを持つと就活で圧倒的に差別化できます。
- 「理系大学生のTOEIC平均って何点?」
- 「理系の大学院生はどのくらい?」
- 「そもそも理系にTOEICって必要なの?」
こういった疑問を持っている方は多いと思います。
結論から言うと、理系の大学生・大学院生のTOEIC平均は文系と比べてかなり低いです。
でも、ここが超重要なんですが——平均が低いからこそ、少しスコアを上げるだけで「理系×英語」の希少人材になれます。
記事中で詳細を解説しますが、企業が新卒に期待するスコアは550点です。理系の平均452点とのギャップは約100点。
この100点を埋めるだけで、同じ理系の中で頭ひとつ抜けた存在になれるわけです。
この記事では、IIBCの2024年度最新データをもとに、理系大学生・大学院生のTOEIC平均点から、「理系にTOEICはいらない?」への結論、理系×英語が就活で武器になる理由まで全部まとめて解説します。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

理系大学生のTOEIC平均点【専攻別最新データ】
結論:理系大学生のTOEIC平均は452点(IPテスト・理工農学系)。理系のどの専攻を見ても、大学生全体の平均を下回っています。
理系のTOEIC平均ってどのくらいなのか、気になっている人は多いと思います。
ここではIIBCのTOEIC Program DATA & ANALYSISをもとに、専攻別・テスト種別のデータをまとめて見ていきます。
IPテスト専攻別の平均スコア
IPテストとは、大学や企業が団体受験として実施するTOEICのことです。
大学の授業の一環として受けさせられるケースが多いので、公開テストより平均点が低くなる傾向があります。
IIBCの最新データで、大学生のIPテスト専攻別平均スコアをまとめました。
| 専攻 | IPテスト平均スコア |
|---|---|
| 語学・文学系(英語専攻) ※文系の代表格として取り上げ | 521点 |
| 商学・経済・経営系 ※文系の代表格として取り上げ | 473点 |
| 医・薬学系 | 492点 |
| 情報科学系 | 461点 |
| 理・工・農学系 | 452点 |
| 参考:大学生全体 | 470点 |
正直めちゃくちゃ差がありますよね。理系の中だけでも、医・薬学系(492点)と理・工・農学系(452点)で40点の差があります。
医・薬学系が高めなのは、医療・研究分野で英語論文を読む機会が多いことが影響していると考えられます。
一方、理工系メインと言える理・工・農学系は全専攻の中で最も低い452点。「英語を使う場面が少ない」という環境的な要因が大きそうです。
また、例えば文系の商学系(473点)は、理系の最低ライン(452点)より20点以上高いです。
一見すると理系の英語が弱いと言えますが、裏返すと理系の平均が低いこと自体がチャンスになります。
ちなみに、大学生全体(全専攻合計)の学年別IPテスト平均も参考までに載せます。
| 学年 | IPテスト平均スコア(全専攻合計) |
|---|---|
| 1年生 | 453点 |
| 2年生 | 466点 |
| 3年生 | 512点 |
| 4年生 | 545点 |
※このデータは理系のみの学年別ではなく、全専攻を合わせた数字です。理系だけの学年別データはIIBCでは公表されていません。
3年→4年でスコアが上がっているのは、就活を意識してTOEICを本格的に勉強し始める人が増えるからです。
裏を返すと、1・2年生のうちにスコアを取っておけば、まだ大多数が勉強していない段階でリードできるということです。
情報科学系学部の学年別IPテスト平均点
情報科学系学部のTOEIC(IPテスト)のスコア平均点は総合461点(リスニング255点、リーディング206点)です。
学年別の平均点は以下の通りです。
| 学年 | 平均スコア(リスニング,リーディング) | 人数 |
| 1年 | 446点(247点,199点) | 14,283人 |
| 2年 | 469点(261点,208点) | 7,425人 |
| 3年 | 492点(270点,222点) | 3,782人 |
| 4年 | 487点(269点,218点) | 1,162人 |
理・工・農学系学部の学年別平均点
理・工・農学系学部のTOEIC(IPテスト)のスコア平均点は総合452点(リスニン251点、リーディング201点)です。
学年別の平均点は以下の通りです。
| 学年 | 平均スコア(リスニング,リーディング) | 人数 |
| 1年 | 446点(246点,200点) | 67,853人 |
| 2年 | 442点(248点,194点) | 31,788人 |
| 3年 | 470点(264点,206点) | 21,434人 |
| 4年 | 502点(278点,223点) | 6,914人 |
医・薬学系学部の学年別平均点
医・薬学系学部のTOEIC(IPテスト)のスコア平均点は総合492点(リスニン269点、リーディング224点)です。
学年別の平均点は以下の通りです。
| 学年 | 平均スコア(リスニング,リーディング) | 人数 |
| 1年 | 485点(265点,220点) | 13,231人 |
| 2年 | 481点(265点,216点) | 3,121人 |
| 3年 | 524点(285点,239点) | 2,677人 |
| 4年 | 535点(289点,246点) | 1,037人 |
公開テストでの理系平均:578点(科学/農業/コンピュータ)
IPテストとは別に、IIBCは公開テスト(自分で申し込んで受験するTOEIC)のデータも公表しています。
大学で受験するIPテストと比較するとデータの精度は低いですが、参考にはなるので紹介しておきますね。
こちらの専攻別平均はこうなっています。
| 専攻カテゴリ | 公開テスト平均スコア |
|---|---|
| 文系(教育/芸術/言語等) | 613点 |
| 参考:学生全体平均 | 592点 |
| 科学/農業/コンピュータなど(理系) | 578点 |
| 保険・医療(医学系) | 593点 |
| 工学・建築 | 559点 |
理系全体を捉えているのは科学/農業/コンピューター系の指標です。
これをIPテストの理工系の平均である452点と比べると、公開テストの578点はかなり高く見えますよね。
でもこれは理系の英語力が上がったわけじゃなくて、テストの種類が違うだけです。
公開テストは「自分でお金を払って申し込む」テストなので、受験者のモチベーションがそもそも高い。スコアアップを目指して本気で勉強した人が中心になるから、自然と平均点が上がるんです。
一方、IPテストは大学の授業で「とりあえず受けてください」という形で実施されることが多い。勉強していない状態で受ける人も少なくないので、452点という数字になります。
IPテストと公開テストで平均が違う理由:母集団の違い
ここまで2種類のデータを見てきましたが、「どっちが正しいの?」と思った人もいると思います。
結論、両方正しいです。ただし見ているものが違います。
IPテスト(452点)は、大学の授業や研修で受けさせられる人を含む幅広い層のデータ。
英語に興味があろうとなかろうと受けることになるので、日本の理系大学生の「ありのままの英語力」に近い数字です。
公開テスト(578点)は、自分でお金を払って受ける「やる気のある層」のデータ。スコアを上げたいと思っている人が集まるから、平均点が高くなります。
受験者の「やる気の量」は、当然そのまま平均点に反映されます。だから、IPテストと公開テストの差が126点もあるんですよね。
IPテストと公開テストの詳しい違いは「TOEIC IPテストとは?公開テストとの違い・活用法を975点が徹底解説」でまとめています。
また、TOEIC IPテストのより詳しい平均点分析は「TOEIC IPテストの平均点を解説」でまとめています。
理系以外の専攻データや社会人との比較も載せているので、気になる方はあわせて読んでみてください。
理系大学院生のTOEIC平均点
結論:大学院生のIPテスト平均は564点。学部の理工農系平均(452点)より100点以上高いです。また、企業が技術部門に期待するスコアと”ほぼ同じ”水準です。
続いて、大学院生のデータを見ていきます。先ほど解説した通り、学部の理系平均は452点(IPテスト)でした。
院生はこれより高くなるのか——答えはYESですが、「余裕で超える」という感じではないです。
データは引き続きIIBCのTOEIC Program DATA & ANALYSISをもとにしています。
※理系大学院単体のデータはありません。が、院進する方はほとんど理系なので、院生全体の平均点≒理系院生の平均点と捉えても問題ないと考えています。
大学院全体のIPテスト平均564点:学年別データ
IIBCのデータによると、大学院生のIPテスト平均はこうなっています。
| 学年 | IPテスト平均スコア |
|---|---|
| 大学院 全体 | 564点 |
| 大学院 1年 | 552点 |
| 大学院 2年 | 578点 |
| 大学院 3年(博士1年) | 633点 |
| 大学院 4年(博士2年) | 613点 |
学部4年のIPテスト平均が545点なので、院生全体(564点)への伸びは約20点です。
「院に進んだらTOEICがめちゃくちゃ伸びた」わけじゃなくて、もともとスコアが高い層が院進する傾向があるという見方の方が正確かもしれません。
公開テストでの大学院生平均:640点
一方、自分で申し込む公開テストでは、大学院生の平均は640点になります。
先ほど解説した理系学生の公開テスト平均(578点)と比べると62点高く、「やる気がある院生は600点台後半に達している」ことがわかります。
ただしこれも前述のように「スコアを上げたいと思って受けた層」が中心の数字です。
つまり実態としては、院生の大多数は平均564点前後(IPテスト水準)というのが現実に近いと思っていた方がいいです。
企業の技術部門が期待するスコアは560点:院卒で入社するなら平均は超えたい
ここが超重要なポイントです。
IIBCの企業・団体調査によると、企業が技術部門の社員に期待するTOEICスコアは560点。ちなみに新入社員全体に対して期待するスコアが550点です。
院生の平均は564点。技術部門の期待値560点と、ほとんど同じなんですよね。
つまり、平均点前後を取ってで入社しても、企業の期待スコアにギリギリ届く水準。
「院卒なんだから英語もできる」と思われがちですが、実際にはギリギリか平均を少し下回る層も多い——これが院生の実態です。
院卒で技術系の仕事に就くなら、最低でも平均(564点)を超えておきたい。できれば600点台後半まで引き上げておくと、入社後の評価でも確実に差がつきます。
「理系にTOEICはいらない」は本当か?【結論:いります】
結論:理系にもTOEICは必要です。ただし「正直いらないケース」もあるので、ここでは両方の視点から解説します。
「理系にTOEICなんていらない」という言葉、一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。
ぶっちゃけ、この意見はわかる部分もあります。でも、データを見ると「やっぱり必要だ」という結論になります。
「いらない」と言われる3つの理由
「理系にTOEICはいらない」と言われる主な理由は、大きく3つあります。
理由①:研究が忙しくてTOEICに時間を割けない
これは超リアルな悩みですね。実験・ゼミ・レポート・研究室の雑務……理系の大学生や院生が「TOEICを勉強する余裕なんてない」と感じるのは当然です。
文系の友達がTOEICを受けているのを横目に、「自分には関係ない話だ」と思ってしまう気持ちはよくわかります。
理由②:理系就職はスキルと研究実績が優先される
「理系はスキルで勝負。英語より研究成果の方が重要」という考え方もあります。
確かに技術職の採用では、専門知識や研究内容が評価の中心になることが多い。「英語力なんて後から身につければいい」という声も聞きます。
理由③:翻訳AIがあれば英語はいらない
DeepLやChatGPTの登場で、「英語が読めなくても翻訳AIに頼めばいい」という意見が増えています。
「論文も資料も日本語に変換できる時代に、わざわざTOEICを勉強する意味はあるのか」という疑問は、正直もっともだと感じます。
これら3つの理由、どれも「気持ちはわかる」んですよね。でも、それぞれに反論があります。順番に見ていきましょう。
それでもTOEICが必要な理由①:就活の書類選考で門前払いされるリスク
まず知っておいてほしいのが、新卒採用でTOEICスコアを要件にしている企業が存在するという事実です。
IIBCの英語活用実態調査によると、企業が新卒採用に設定しているTOEICスコアの要件平均は545点です。
さらにIIBCの企業・団体調査では、企業が新入社員に期待するスコアが550点。先ほど触れた通り、技術部門への期待は560点です。
理系大学生のIPテスト平均(452点)は、これらの企業期待ラインを約100点下回っている状態です。
「研究スキルがあれば大丈夫」という考え方もわかりますが、書類選考の段階でスコア要件に引っかかると、そもそも面接にたどり着けない可能性があるんです。いくら研究成果が優れていても、スクリーニングで弾かれたら土俵にすら上がれないんですよね。
翻訳AIについても同様です。「AIがあれば英語力はいらない」という理屈は一見もっともですが、採用担当者の視点に立つと「AIなしで英語を扱える人材かどうか」が評価基準になります。TOEICスコアは「自分の英語力を客観的に証明できる指標」であり、AIが普及するほど、スコアを持っている人間の価値は逆に上がると僕は思っています。
それでもTOEICが必要な理由②:昇進・海外赴任で確実に求められる
TOEICが必要なのは就活だけではありません。キャリアが進んでからも、確実にTOEICスコアが要求される場面があるのが現実です。
IIBCのデータによると、企業が海外関連ポジションに設定しているスコアの目安はこうなっています。
| 場面 | 企業が求めるTOEICスコアの目安 |
|---|---|
| 海外出張者への要件 | 620点 |
| 海外赴任者への要件 | 635点 |
入社後に「海外のプロジェクトに関わりたい」「グローバルな部署に異動したい」と思ったとき、スコアがあるかないかで選択肢がまったく変わってきます。
理系の大学院生の平均564点では、海外出張(620点)にも海外赴任(635点)にも届いていません。
仕事が軌道に乗り始めた30代でいきなり「TOEIC受けてください」と言われるより、学生のうちにスコアを取っておく方がはるかにコスパがいいです。
また、同調査では「今後のビジネスパーソンに重要なスキル」として英語を挙げた企業が74.5%に上っています。
翻訳AIが進化する時代でも、4社に3社以上が「英語は重要スキル」と捉えている。この現実は軽視できません。
正直いらないケースもある
ここは正直に言います。TOEICが本当にいらない人もいます。
たとえば、国内の製造ラインだけを扱う中小メーカーへの就職を確定的に考えていて、海外展開とは無縁のポジションを目指している場合。
英語を使う場面がほぼなく、スコアを採用基準に入れていない企業であれば、TOEICの優先度は下がります。
ただし注意してほしいのは「今の計画通りにキャリアが進む保証はない」ということです。
- 大学3年で「海外なんて関係ない」と思っていた人が、就職した会社でグローバルプロジェクトに関わることになる。
- 研究職で入社したはずが、数年後に海外子会社への出向が打診される。
こういったことは、現実にめちゃくちゃよくある話です。
そのとき「スコアがある人」と「ない人」で、チャンスをつかめるかどうかが変わってきます。
理系×TOEIC(英語)が就活で武器になる理由【体験談あり】
結論:理系平均452点の中で700点を持つだけで、同じ理系の中で「他にいない存在」になれます。企業側もこの組み合わせを強く求めています。
「TOEICって就活でそんなに効くの?」と半信半疑の人も多いと思います。データと、僕自身の面接体験を交えながら解説していきます。
理系平均452点の中で700点を持つ=数字で証明できる強み
前述のように、理・工・農学系のIPテスト平均は452点です。この数字の中で700点を持つということが、どれだけすごいことか。
スコアの差は248点です。この数字の差だけをみても、圧倒的な差があることがわかります。
ぶっちゃけ、同じ理系の中でこれだけ差がつくのは珍しいことです。なぜなら「理系で英語ができる人が少ない」からです。これは、452点というデータが証明しています。
さらに言うと、先ほど解説した新卒採用要件(545点)を700点は100点以上も上回っています。
書類選考で「英語できる人材か」を判断する段階で、同じ理系のライバルと比べて圧倒的に有利なポジションに立てるわけです。
もし仮に研究の実績が同じ、ガクチカも同じの理系学生が2人いて、そのうち1人を選ばなければいけない時。
もし学生AがTOEIC700点、学生BがTOEIC450点(平均)なら、間違いなくTOEIC700点が選ばれますよね。
TOEIC700点以上は「日常的な英語を使えるレベル」として企業に明確に評価されるラインです。理系の中ではとくに突出した数値になります。
なおTOEIC700点のレベルに関しては「TOEIC700点のレベルを解説」、就活/転職ですごいと評価されるスコアに関しては「TOEICは何点からすごい?自慢できる?|大学生・社会人別に徹底解説」で詳しく解説しているので気になる方はご覧ください。
企業が理系×英語人材を求めている理由
次に、企業側の視点から見ていきます。なんで企業は「理系×英語」を求めているのか、理由は大きく3つあります。
理由①:グローバル展開の最前線には理系が必要だから
製造・IT・化学・機械といった理系業界では、海外拠点との連携や現地技術者とのやりとりが日常的に発生します。
「英語ができない技術者」を海外に出すリスクは企業にとって大きく、理系の専門知識+英語力をセットで持つ人材はめちゃくちゃ貴重です。
特に最近は半導体などグローバルな産業が発展してきています。そういった最先端の産業においては、英語のスキルはますます必須になってきています。
理由②:技術文書・論文は英語が基本だから
最先端の技術論文の大多数は英語で書かれています。
- 海外の特許
- 仕様書
- マニュアル
など、理系の仕事を本気でやろうとすると、英語の壁に必ず当たります。
TOEICスコアを持っている人は「英語の壁を自分で乗り越えられる人材」として評価されます。
理由③:国際学会・海外出張への対応力が求められるから
理系の研究者・エンジニアが国際学会で発表したり、海外のパートナー企業と交渉したりする場面は、キャリアがアップするほど増えます。
そのとき「英語でコミュニケーションが取れるか」は、そのまま「仕事に連れていける人材かどうか」の判断基準になります。
実際、日経転職版のTOEICスコア調査によると、業種別の平均スコアは
- 投資・投信:811.5点
- 総合商社:808.7点
- コンサルファーム:791.3点
と、グローバルに動く業種ほどスコアが高い傾向があります。
テンの就活体験:面接官の反応が変わった瞬間
ここからは、僕自身の就活体験を正直に話します。
まず、エントリーシート(ES)を記載する段階において、多くの企業では「TOEICスコアをご記載ください」という文言があります。
もちろん、私はニヤニヤしながら「TOEIC975点」と記載しました。
ESが通ったあとは、グループディスカッション(GD)などを挟みつつ、多くの場合面接があります。
その面接において、ガクチカや自己PRとは別に、「TOEICのスコアが高いね」と面接官の方からよく反応されました。
具体的な反応は以下の通りです。
私「ありがとうございます。留学とかはしてません。」
面接官「へーそうなんだ。それなのにどうしてこれほど高いスコアを取れたの?」
私「多大な時間を使って勉強しました!」
面接官「そうなんだ…。実は僕も(TOEICを)勉強中だから、今度勉強法教えてよ!ちなみにTOEICって〜〜〜」
このようにして、そこから面接の雰囲気が一気に変わりました。
「志望動機は?」「学生時代に力を入れたことは?」という定番の流れになるはずが、英語の話で盛り上がるセッションになったんです。
仮にTOEICを持っていなかったら、この会話は起きていませんでした。
ESの段階で「英語スキル:TOEIC975点」という一行があるだけで、面接官の興味を引けたのは間違いないです。
理系の就活では「研究内容が評価される」と思いがちですが、実際は面接官も「この人と一緒に働けるか」というイメージを重視しています。
英語力という話題が一つ加わるだけで、面接が一方通行の質問タイムから、双方向の会話になる。だから話しやすいイメージも作れるんです。
この体験を通じて、「理系×英語はめちゃくちゃ強い武器だ」と確信しました。
理系大学生・理系大学院生のうちにTOEICを勉強してほしい理由
ここまで就活でTOEICが武器になる理由をお話ししてきましたが、前述のようにTOEICは社会人になった後も重要です。
例えば昇進・昇格や海外赴任・転職の際、TOEICのスコアが参照されることはとても多いです。
ただ、社会人になると英語を勉強するのに取れる時間は、理系大学生の今より遥かに短くなってしまいます。
また、英語に普段から触れる習慣がなければ、受験で培った英語力もどんどん落ちてしまします。
だから、大学生の今のうちにTOEICを勉強して、高いスコアを取っておくべきなんです。
理系が最短でTOEICスコアを上げる勉強法
結論:最短でスコアを上げたいなら、まず「今の自分のスコア」を正確に把握することです。現在地がわからないまま勉強しても、方向性がブレて時間を無駄にします。
「よし、TOEIC勉強しよう」と思ったとき、いきなり参考書を買う人が多いんですよね。
でも、一番重要なのは勉強のやり方です。
勉強のやり方さえ適切なら、どんどんスコアは伸びます。逆に勉強のやり方を間違えるとスコアは冗談抜きで全く伸びません。
まずは今のスコアを正確に把握する
勉強を始める前に絶対にやってほしいことが一つあります。それは「今の自分のスコアを数字で把握する」ことです。
なんでかっていうと、今のスコアによって「勉強すべきこと」がまったく変わるからです。
300点台の人がいきなりハイレベルな教材に手を出しても効果はゼロ。一方で、500点台の人が中学英語の参考書をやり直しても時間の無駄。
自分のレベルに合った勉強を実践することがが、最短スコアアップにつながります。
では、どのようにスコアを把握すれば良いのか。
スコアを把握する方法はいくつかあります。
- TOEICを実際に受験する(1日潰れる&スコアがわかるまで時間がかかるのでおすすめしない)
- TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
- アプリを使う(楽だから推奨)
この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。なぜかというと、無料で使えるものもありますし、圧倒的に楽でかつ精度も高いからです。
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大事なのは「教材」よりも「勉強の順番」
スコアが把握できたら、次に意識してほしいのが「何をやるか」よりも「どの順番でやるか」です。
正直、TOEIC教材そのものの品質は、有名どころを選べばそれほど差がありません。それよりはるかに大事なのは、「どの教材を、どの順番で使うか」です。
たとえば、文法の土台がない段階でリスニングの応用問題ばかり解いても、スコアはほとんど動きません。
この「順番の間違い」が、多くの人のスコアが伸び悩む根本原因です。
逆に言うと、正しい順番で勉強さえすれば、スコアはどんどん動き始めます。
イングルートの見解では、正しい順番で進めた場合の勉強時間の目安はこのくらいです。
| スコアルート | イングルートの見解 |
|---|---|
| 300→600点 | 200〜300時間 |
| 400→600点 | 100〜200時間 |
| 500→700点 | 100〜200時間 |
| 600→700点 | 50〜100時間 |
たとえば400点から600点なら100〜200時間。1日2時間なら約2〜3ヶ月で到達できる計算です。
「正しい順番」で進めれば、理系の忙しいスケジュールの中でも現実的なペースでスコアアップが狙えます。
具体的な手順はスコア帯で変わる
「じゃあ具体的に何から始めればいいの?」と思いますよね。
結論、スコア帯によってまったく違います。
300点台なら「まず中学レベルの単語・文法を固める」ことが先決。500点台なら「TOEIC特化の語彙と文法問題の演習」にシフトする段階です。
このように、スコア帯によって最適な教材の種類も、パートの優先順位も、1日の時間配分も変わってきます。
スコアの現在地・弱いPartのパターン・使える勉強時間の組み合わせなどによって、最適解は一人ひとり変わってきます。
だから、スコア別の勉強法を教えたいんですけど、ここで書くとちょっと長くなりすぎて本題から逸脱します。
ですので、「TOEICの点数を上げる方法|スコア別の最短ロードマップ【短期間スコアアップ】」という記事にスコア別に勉強法をまとめました。
理系大学生・大学院生のTOEICに関するよくある質問
理系大学生はTOEIC何点を目指すべき?
600点が最低ライン。700点で「英語できる人」認定、800点以上で就活無双です。
企業が新卒に期待するスコアは545〜550点なので、600点あれば期待値を上回れます。ただし600点は「最低ライン」であって「武器」とまでは言えません。700点を超えると、採用担当者の見る目が変わります。800点以上なら、外資系・商社・コンサルでも通用するレベルです。
理系でTOEICを活かせる就職先は?
メーカー海外事業部、IT(外資系)、商社、コンサルが代表的です。
理系の専門知識と英語力を同時に求めるポジションは増えています。メーカーの海外事業部では技術者が現地の工場やパートナー企業と英語でやりとりする場面が多く、理系×英語の組み合わせが直接活きます。外資系ITでは社内公用語が英語のケースもあり、TOEICスコアが選考の前提になることもあります。
大学院入試でTOEICは使える?
使えます。院試で英語試験の代替・加点に利用できる大学院は多いです。
大学院によって活用方法はさまざまで、「出願要件の一部」「英語試験の得点換算」「英語試験免除」といった形でTOEICスコアが利用されています。大学院ごとに基準スコアが異なるので、志望先の募集要項を必ず確認してください。院試でTOEICを使う予定がある人は、学部のうちにスコアを取っておくと、院試直前に慌てずに済みます。
理系大学生はTOEICをいつ受けるべき?
学部2〜3年のうちに受けるのがベストです。院生は入学前に取っておくのが理想です。
就活のタイムラインから逆算すると、3年夏のインターン前にスコアを持っておきたいので、遅くとも2年の後半〜3年の春には受験しておくべきです。
院生の場合は、入学後は研究が忙しくなりTOEICの勉強時間を確保しにくくなります。学部のうちにスコアを確定させておくのが圧倒的におすすめです。
まとめ
理系大学生・大学院生のTOEIC平均点と、理系×英語が就活で武器になる理由を解説しました。
この記事の要点をまとめます。
- 理系大学生のIPテスト平均は452点(理工農学系)。文系より100点以上低い
- 大学院生のIPテスト平均は564点。企業が技術部門に期待する560点とほぼ同じ
- 「理系にTOEICはいらない」は基本的に間違い。就活でも昇進でも確実に求められる
- 理系平均452点の中で700点を持てば、同じ理系の中で圧倒的に差がつく
- スコアを伸ばすのに大事なのは「教材」よりも「勉強の順番」。正しい順番で進めればスコアは確実に動く
理系の平均が低いことはデメリットに見えますが、裏を返せば少しのスコアアップで大きな差別化ができるということでもあります。
勉強のやり方さえ間違えなければ、600点も700点もすぐに届く目標です。今のスコアから逆算して、正しい手順で動き出してください。
結論:TOEIC600点は公開テスト受験者全体の上位54.2%のスコアです。IPテストでは上位28.1%で、日本全体の上位3割に入る実力。就活・転職で「英語力をアピールできる最初のライン」です。 「TOEIC6[…]
結論:TOEIC700点は公開テスト受験者全体の上位33.3%のスコアです。就活・転職で「英語で差がつく人」として評価され始めるレベルであり、社会人平均(644点)も上回ります。 「TOEIC700点ってどれく[…]
これからTOEICの勉強を始める方に絶対に知っておいて欲しいことがあります。TOEICで大切なのは、間違いなく「勉強のやり方」と「勉強の手順」です。 勉強を始める前に何をどの順番で行うのか どんな[…]




