今回はTOEICリーディング350点のレベルと、350点を取るための勉強法を解説します。
- TOEICリーディング350点がどのくらいのレベルなのか知りたい
- TOEICリーディングで350点以上を目指している
- TOEICリーディングのスコアが伸び悩んでいる
という方は必見です!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!
TOEICリーディング350点のレベル
受験者全体の上位25.48%のスコア
TOEIC公式が発表した「第353回 平均スコア・スコア分布 詳細」によると、
- リーディングのスコアが370点未満の人は全体の下位78.8%
- リーディングのスコアが345点未満の人は全体の下位71.6%
です。よって、リーディング350点は上位21.1%〜28.4%だと考えられます。
TOEICのスコアは5点刻みなので、340点から365点までの点数の種類は以下の6通りです。
- 340点(上位28.4%)
- 345点
- 350点
- 355点
- 360点
- 365点(上位21.1%)
それぞれのスコアに均等に受験者が分布しているとすれば、各スコア間の差は1.46%(=28.4%-21.1%)/5)になります。
よって、リーディング350点は上位25.48%(=28.4%-1.46%×2)です。
偏差値57.5で難関大学レベル
第353回のリーディングの平均スコアは279.6点です。
そのため、350点だと平均より70.4点高いことになります。
過去のTOEIC統計から、リーディングのスコアが9.4点上がると、偏差値が1アップする計算になります。
公式の4段階のリーディング力評価で上から2番目のレベル
「Score Descriptor Table」によると、リーディング350点は4段階中上から2番目の評価です。
具体的には、以下のようにリーディング力が評価されます。
- 文章の趣旨・目的・詳細が推測できる
- 言い換えがあっても事実に基づく情報が理解できる
- 語彙・文法が難しい場合でも、限られた範囲内では情報を関連づけることができる
- 広い範囲にわたる情報を関連づけることができない
正答率76〜85%くらい
以下の表より、リーディングで76%〜85%ほど正答できれば、スコアは350点くらいになります。
リスニングは400点が多い
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、過去3年間の受験者全体の平均スコアは以下です。
年度 | リスニング | リーディング | 合計点 |
2022 | 331 | 277 | 608 |
2021 | 331 | 279 | 611 |
2020 | 337 | 282 | 620 |
このデータから、リスニングとリーディングで50点くらいの差があることがわかります。
よって、TOEICリーディング350点の場合、リスニングは400点くらいになる人が多いです。
TOEICリーディング350点を取るための勉強法
TOEICリーディング350点を取るための勉強法を解説します!
語彙力を鍛える
語彙力を鍛えるには、以下を実践しましょう。
- 金のフレーズで英単語を覚える
- 文中でわからない英単語を調べノートにまとめ、定期的に見直す
①を通じて、TOEICに頻出の英単語をカバーします。そして、②によって、頻出ではないが重要な英単語を覚えましょう。
スラッシュリーディングで速読力を鍛える
試験時間内に多くの問題を解けるようにするために、速読力を鍛えることが重要です。
速読力を鍛えるには、意味のまとまりごとにスラッシュを入れる「スラッシュリーディング」という練習法が効果的です。
スラッシュリーディングは以下のように行います。
スラッシュの入れ方は1つではありません。慣れないうちはスラッシュは多くなるはずです。
練習するうちにより多くの範囲を1つのまとまりとして理解できるようになるので、スラッシュは少なくなっていきます。
最終的には、スラッシュを入れなくても意味のまとまりを掴めるようになります。
つまり、前から英語を理解できるようになるので、文章を読むスピードが格段にアップします。
Part5の文法問題を繰り返し解く
Part7の長文問題に使える時間を増やすために、Part5の文法問題をさくさく解くことが重要です。
そのために、文法問題を繰り返し解いて問題パターンを覚えてしまいましょう。
おすすめの問題集は「文法問題でる1000問」です。
時間配分を決める
Part5、Part6、Part7の時間配分を決めておきましょう。
時間配分を決めることで、1つのパートに時間を使い過ぎることを予防できます。
350点を目指すなら以下の時間配分を目指すのがおすすめです。
問題 | 時間 |
Part5 | 10分 |
Part6 | 12分 |
Part7 | 53分(この時間で解けるだけ解く) |
そして、問題演習をするときは決めた時間配分を必ず意識するようにしましょう。
これにより、時間の感覚を身体で覚えられます。
ただ、毎回時間配分通りに問題を解けるとは限りません。
時間を意識しすぎると気が散って集中できなくなる可能性もあるので、あまり神経質になる必要はありません。
定期的にスコア測定する
スコアを定期的に測定して「勉強の効果」を把握しましょう。
スコアが伸びているならその勉強は続けるべき、逆にスコアが伸びていないなら勉強法が間違えているので改善すべきということになります。
スコアを測定するには、TOEICの公式問題集を使うのがおすすめです。
公式問題集を本番と同様に2時間計って通しで解くことで、自分のスコアをある程度把握できます。
そこで、おすすめなのが「Santaアルク」というスマホアプリを利用することです。
「Santaアルク」の画面
(左画像は僕がTOEIC975点取った後に診断したスコア)
「Santaアルク」は無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。
もちろんブレは多少ありますが、気にするほどではありません。ある程度のスコアが把握できればOKです。
「自分のスコアを把握する」という作業をサボってしまうと、闇雲に勉強することになります。
TOEICは闇雲に勉強して攻略できるほど甘くありません。
ですので、
- 今の自分のスコアがわからない方
- 公式問題集で2時間かけてスコアを測定するのが面倒な方
は今すぐ「Santaアルク」で自分のスコアを診断してください。
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TOEICリーディング350点を取るのにかかる勉強時間
TOEICリーディングで350点を取るのにかかる勉強時間は現在のレベルにより異なります。
一般的に、TOEICの合計スコアを100点伸ばすのに必要な勉強時間は約200〜300時間必要と言われています。
よって、単純計算でリーディングを50点伸ばすには約100〜150時間かかることになります。
「そんなに勉強しないといけないのか…」と思ったかもしれません。
しかし、「約200〜300時間」というのは、あくまで試行錯誤しながら(回り道しながら)勉強した場合です。
順序立てて、努力の方向性を間違えることなく勉強すれば、それより短時間でスコアを伸ばせます
まとめ
TOEICリーディング350点は、上位25.48%のスコアです。
350点を取るための勉強法は以下です。
- 語彙力を鍛える
- 英文法を完璧にする
- スラッシュリーディングで速読力を鍛える
- 時間配分を決める
- 文法問題を繰り返し解く
- 実践演習する
- スタサプでスキマ時間に勉強
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