この記事を見ているということは、TOEICのリスニングが苦手だと思います。
TOEICのリスニングは闇雲に勉強してもスコアが上がっていきません。スコアを上げるためには、「なぜリスニングができないのか」という原因を把握したうえで、適切に対処することが重要です。
ということで今回は、リスニングが絶望的にできない理由と対策法を解説します。
リスニングのコツやおすすめ参考書・教材も紹介するので、ぜひ参考にしてください!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!
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筆者もリスニング絶望的だったけど満点取れた【実体験】
今はリスニングが絶望的にできなくても、対策すれば必ずできるようになります。
僕もリスニングは超苦手でした。はじめて公式問題集を解いた時のスコアはおよそ200点。まさに絶望という感じでした。
しかし、「リスニングができない理由は何か」と徹底的に考え、適切に対策することでリスニングのスコアはどんどん伸びました。
そして最終的に、TOEIC本番ではリスニング満点を取りました。
TOEICリスニングが絶望的にできない10つの理由
さて、ここからはTOEICリスニングが絶望的にできない理由を解説します。
冒頭でお話ししたように、まずはリスニングが絶望的にできない原因を特定することが大切です。
「なぜ自分はリスニングができないのか」と考えながら読み進めてください。
語彙力が不足している
英単語は英語の基礎です。英単語を知らなければ、英文を聞き取ることはできません。
音声のスクリプトを見てスラスラと読めない場合、「語彙力不足」が原因である可能性がとても高いです。
「リスニング対策」というと、ついつい英文を聞く練習をすることに意識が向いてしまいます。
しかし、特にTOEICの勉強を始めたばかりの方は、しっかり英単語を覚えていくことが重要です。
英文法の理解が不十分
英単語と同じくらい重要な英語の基礎が英文法です。
英文法がわからなければ、1つ1つの英単語を聞き取れたとしても、英文全体の構造・意味がわからないので問題が解けません。
「英語を聞く」ことに対して抵抗感がある
普段から英語に触れていない方は、「英語を聞く」ことに対して抵抗感を感じてしまいます。
抵抗感があると、どうしても英語が頭に入ってきません。
リスニングの体力がない
TOEICリスニングの試験時間は約45分間と長いです。
そのため、普段からリスニングの練習をして体力を身につけておかなければ、本番途中で集中力が切れてしまうでしょう。
発音がわからない
さらに、英単語については発音に注目することが大切です。
英単語の意味だけ覚えても、リスニング音声が聞き取れるようにはなりません。
スピードについていけない
TOEICのリスニング音声を聞いて「早口だな」と感じたら、スピードについていけていません。
その場合、英文の最初の方は聞こえるかもしれませんが、後半になるにつれてどんどん聞き取れる内容が少なくなっていきます。
音の連結・脱落・同化に対応できていない
TOEICのリスニング音声はネイティブスピーカーが作成を担当しているので、音の連結・脱落・同化がとても多いです。
意味 | 例 | |
連結 | 英単語と英単語の音がつながること | come on→「カム オン」→「カモン」 |
脱落 | 英単語の一部が省略されること | take care→「テイクケア」→「テイッケア」 |
同化 | 英単語と英単語の音がつながって別の音に変化すること | did you→「ディド ユー」→「ディジュー」 |
音声認識に集中しすぎている
私たちは、以下の2ステップを経て相手の言っていることを理解します。
- 音声認識
- 意味理解
日本語の音声を聞くときは音声認識が自然とできるため、意味理解に集中力を割けます。
しかし、英語の音声を聞くときはそうはいきません。
ついつい音声認識に意識が向いてしまうので、どうしても英文の理解度が低くなってしまいます。
返り読みしている
返り読みというのは、英文を一度最後まで目を通した後、後ろから日本語に訳すことです。
英語と日本語は語順が異なります。
日本語:私はあなたを愛しています。
これはごくごく簡単な例です。実際の英文はもっと長いので、より複雑になります。
返り読みの癖がついていると、リスニングでも最後まで聞いた後に、逆らって日本語に訳して理解しようとしてしまいます。
しかし、TOEICリスニングは一度読みなので、返り読みしようとしてもできません。
そのため、音声が聞き取れなくなります。
TOEICの形式に慣れていない
TOEICの問題形式は特殊です。
そのため、問題演習をして形式に慣れていなければ、安定して正解していくのは難しいです。
TOEICリスニングが絶望的だった僕が満点取った勉強法
ここからはTOEICリスニングの勉強法を具体的に解説します。
英単語を覚える
語彙力が不足している場合、英単語を覚えることが重要です。
TOEICの語彙対策で重要なのは、TOEIC特化の英単語帳を使って、TOEIC特有の英単語を覚えることです。
大学受験や英検の英単語帳を使うと「大学受験・英検には出るけどTOEICには出てこない英単語」まで覚えることになり単語学習の学習が落ちるので、やめてください。
英単語を効率的に覚えるコツは4つあります。
どれも簡単かつ効果的なので、今すぐ実践しましょう。
- 発音する
- 毎日夜寝る前に暗記する(20〜30分くらい時間を確保するのが理想)
- 一度で多くの英単語に目を通して反復する
- いろんな英単語帳に手を出すのではなく1冊しっかり覚える
英文法を勉強する
英文法の勉強で大切なのは、インプットとアウトプットをバランスよく行うことです。
インプットだけだと、「英文法をただ知っているだけ」で、「英文法を使える」ようにはなりません。
アウトプットすることで、英文法が使える知識になります。また、問題を解くときに英文法の知識を思い出しやすくなります。
毎日英語を聞く
- 英語を聞くことに対して抵抗感がある
- 英語を聞く体力がない
ことが原因でリスニングが絶望的にできない方は、毎日英語を聞くことを心がけましょう。
おすすめのリスニング教材は「TED」という番組です。TEDがおすすめな理由は5つあります。
- YouTubeで無料で気軽に視聴できる
- 英語字幕・日本語字幕を表示できるから理解しやすい
- 英語が聞き取りやすいのでストレスフリー
- 話題が面白いから苦痛を感じずに楽しくリスニング対策できる
- 倍速にできる(0.25〜2倍)
音読
音読のメリットは3つあります。
- 英語の発音がわかる
- 英語の語順に慣れる
- 英語のリズムに慣れる
リスニング力はもちろん、リーディング力向上にもつながるので積極的に音読しましょう。
なお、音読する際は、事前にスクリプトを黙読し話の流れを理解しつつ、わからない英単語や英文法の知識を調べておきましょう。
面倒かもしれませんが、これだけで音読の効率は大きく変わるので必ず行ってください。
ディクテーション
- リスニング音声のスピードについていく
- 音の連結・脱落・同化に対応する
ためには、ディクテーションという練習法が効果的です。
ディクテーションは以下の手順で進めます。
- リスニング教材・素材を選ぶ
- 全文を聞く
- 音声を1文ごとに区切って止めながら聞いた内容を書き取る(書き取れるまで音声は何度再生し直してもOK)
- 再度全文を聞いて、意味を意識しながら書き取った内容をチェック
- スクリプトを見て間違いがないかチェック
- 間違いがあった場合は聞き取れるようになるまで聞き直す
シャドーイング
音声認識に集中しすぎて音声の内容が理解できない/覚えられないという方には、シャドーイングがおすすめです。
シャドーイングは以下の手順で進めます。
- リスニング教材・素材を選ぶ
- 一度全文を聞いてみる
- スクリプトを確認する
- 音声を聞きながらスクリプトを黙読する
- スクリプトを見ながら音声と同時に発声する
- スクリプトを見ずに音声と同時に発声する
まずはPart1・2を重点的に対策する
TOEICのリスニングセクションはPart1・2・3・4です。
そして、比較的簡単なのはPart1・2、難しいのはPart3・4です。
TOEICリスニングが絶望的にできない方は、まずPart1・2を重点的に対策するのがおすすめです。
Part1・2を対策すれば、根本的なリスニング力も向上します。よって、Part3・4の正答数も増えます。
Part1対策では、Part1頻出の英単語を覚えることが効果的です。
「銀のフレーズ」の「パート1重要語50」や、「金のフレーズ」の「パート1重要語100」を覚えましょう。
Part2対策は、問題演習を繰り返すのが最強です。
問題パターンを覚える気持ちで、問題演習しましょう。
Part1・2が7割できるようになってからPart3・4を対策する
そして、Part1・2が7割できるようになったら、Part3・4を対策しましょう。
Part3・4対策で最も重要なのは、先読みです。
先読みすることで「解答にはどんな情報が必要なのか」=「聞き取りで集中すべき箇所」がわかります。
また、設問を読みながら聞く必要がなくなり、音声の聞き取りに集中できるようになるから聞き取り能力も向上します。
実践演習する
TOEICの形式に慣れるためには、実践演習が一番効果的です。
問題集を使って、リスニングセクションのPart1〜Part4を通しで解きましょう。
演習後は以下の3つのポイントを意識しながら、復習を欠かさず行ってください。
- わからない単語を調べる
- わからない英文法を調べる
- 聞き取れない英文を聞き取れるようになるまで聞き直す
TOEICリスニングのスコアアップのコツ
リスニングのスコアをアップさせるために、以下の4点を意識しましょう。
- 全文聞き取ろうとしない
- 問題を先読みする
- わからない問題に固執しない
- スキマ時間を活用する
全文聞き取ろうとしない
「リスニングが聞き取れない」と悩んでいるなら全文を聞き取ろうとしないでください。
そもそも、問題を解くためには全ての情報を聞き取る必要はありません。
- 会話のテーマは何か
- 会話で注目していたポイントは何か
- どのように会話が進んでいたのか(会話の構成)
さえ分かれば、たいていの問題は解けます。
たった1つや2つ、英単語を聞き逃したくらいで、「あれ、なんて言ったんだろう…」と気にするのはやめましょう。
問題と選択肢を先読みする
特にPart3とPart4については先読みが重要です。
先読みしていなければ音声の聞き取りと問題・選択肢の読み取りを同時に行わなければいけないので、正答率が著しく下がります。
また、先読みをすることで「どんな話題なのか」をある程度予測することも可能です。
このような事前情報があれば、リスニングの難易度はグッと低くなります。
先読みするのは結構大変です。
しかし、先読みできなければいつまで経ってもスコアが上がっていきません。
わからない問題に固執しない
リスニングでは、わからない問題はどれだけ考えてもわかりません。
わからない問題に固執すると解答のリズムが崩れてそれ以降の問題の正答率が著しく下がるので、わからない問題はスパッと諦めちゃいましょう。
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まとめ
TOEICのリスニングが絶望的にできない理由と、その対策方法を解説しました。
リスニング対策に近道はありません。しかし、正しい方法で地道に対策すれば、着実にスコアに結びつきます。
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