今回はTOEICリスニング400点を取るための勉強法・参考書を解説します。
- TOEICリスニングで400点以上を目指している
- TOEICリスニングのスコアが伸び悩んでいる
という方は必見です!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!

TOEICリスニング400点のレベル
TOEICリスニング400点は全体の上位約20%レベル、偏差値に換算すると約59になります。正答率の目安は75〜85%です。
「Score Descriptor Table」によると、TOEICリスニング400点は3段階中トップの評価です。
具体的なリスニング力は以下の通りです。
- 短い会話で語彙が難しくない時は話の趣旨・目的・文脈が推測できることがある
- 情報の繰り返しや言い換えがあるときは長い会話を理解できる
- 間接的な応答や予測が難しい会話は会話の理解が困難である
- 広い範囲にわたって情報を関連づける必要があるときは会話を理解できない
また、TOEICはリスニングの方がリーディングより50〜60点くらい平均点が高いです。
よって、リスニング400点の場合、リーディングは340点〜350点、総合点は740点〜750点くらいになることが多いでしょう。
TOEICリスニング400点を取るための勉強法
ここからは、TOEICリスニングで400点以上を取るための勉強法を解説します!
語彙力をつける
現状TOEICリスニングで400点未満の方は、語彙力がまだ足りていません。聞き取れる部分を増やし正答率をアップさせるために、語彙力を強化していきましょう。
おすすめの英単語帳は「金のフレーズ」です。
また、英単語を覚えるコツが3つあります。
どれも簡単かつ効果的なので、今すぐ実践しましょう。
- 発音する
- 毎日夜寝る前に暗記する(20〜30分くらい時間を確保するのが理想)
- 一度で多くの英単語に目を通して反復する
音の連結をしっかり判別できるようになる
TOEICリスニングで400点を取るには、音の連結があっても(単語と単語が滑らかに発音されても)しっかり聞き取れるようになることが重要です。
そのためには、ディクテーションというリスニング練習法が効果的です。
ディクテーションは以下の手順で進めます。
- 全文を聞く
- 音声を1文ごとに区切って止めながら書き取る(書き取れるまで音声は何度再生し直してもOK)
- 再度全文を聞いて、意味を意識しながら書き取った内容をチェック
- スクリプトを見て間違いがないかチェック
- 間違いがあった場合は聞き取れるようになるまで聞き直す
ディクテーションの教材には、公式問題集のPart1・2を使うのがおすすめです。
音声認識を自然にできるようにする
相手の言ったことを理解するプロセスは2段階です。
- 音声認識
- 意味理解
私たちが日本語を聞くとき、何も頑張ることなく、自然に音声認識できます。
そのため意味理解に脳のメモリーを割くことができます。
一方で、英語を聞くときは、練習していなければ音声認識を自然にできません。
そのため、意味理解に集中できなくなります。
音声認識を自然にできるようにするには、シャドーイングというリスニング練習法が効果的です。
シャドーイングは以下の手順で進めます。
- 一度全文を聞く(意味を理解しながら)
- スクリプトを確認する
- スクリプトを確認しながら、音声を流して聞き取りと同時に発音する
- ③を最低3回繰り返す
- スクリプトを見ずに、音声を流して聞き取りと同時に発音する
- ⑤を最低3回繰り返す
シャドーイングの教材には、TOEIC公式問題集のPart3・4を使うのがおすすめです。
Part1は頻出単語を覚える
TOEICリスニングで400点を目指すなら、Part1はノーミスを目指しましょう。
Part1で確実に正答できるようになるためには、頻出単語を覚えることが重要です。
金のフレーズに「パート1重要語100」という補足英単語集がついているので、それを覚えてください。
Part2は問題演習を繰り返す
TOEICリスニングで400点を目指すなら、Part2は5問ミスに抑えたいところです。
Part2対策は、問題演習を繰り返すのが最強です。
問題パターンを身体に染み込ませるつもりで、問題演習を繰り返してください。
Part3・4は先読み
鬼門のPart3・4です。TOEICリスニングで400点を目指すなら、Part3・4は15問ミス以内を目指しましょう。
Part3・4で最も重要なのは先読みです。
先読みすることで「解答にはどんな情報が必要なのか」=「聞き取りで集中すべき箇所」がわかります。
また、設問を読みながら聞く必要がなくなり、音声の聞き取りに集中できるようになるから聞き取り能力も向上します。
先読みするには練習が不可欠です。Part3・4の問題演習をするときは必ず先読みを意識しましょう。
定期的にスコアを測定する
あとやるべきことは、定期的なスコア測定です。
定期的にスコアを測定することで、「今やっている勉強の効果」を確認できます。
スコアが伸びているならその勉強は続けるべきです。
逆にスコアが伸びていないなら、その勉強法だと頭打ちorそもそも勉強法が間違えているため、改善すべきということになります。
ということで、スコアの測定は定期的に行うことが重要なんですが、一回一回の測定にあんまり手間や時間をかけるのはきついですよね。
あんまり手間と時間がかかりすぎると「面倒になって測定しない」ということに陥りかねません。
そこでおすすめなのが「Santaアルク」というスマホアプリを利用することです。
「Santaアルク」の画面
「Santaアルク」は無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。
スコア診断をするのとしないのとでは、日々の学習効率が格段に変わります。
もしスコア診断しなければ、自分のレベルに合わない不適切な勉強法を実践して、時間と努力が無駄になります。
ですので、必ず「Santaアルク」で定期的に自分のスコアを診断してください。
\ 無料でスコア診断をしてみる! /
Santaアルク
TOEICリスニング400点を取るのにおすすめの参考書・教材
ここからはTOEICリスニングで400点を取るためにおすすめの参考書・教材を紹介します!
TOEIC 出る単特急 金のフレーズ
TOEICの定番英単語帳です。すでに持っている方も多いでしょう。
金フレにはTOEIC頻出の英単語だけが掲載されています。よって、金フレの単語を覚えるだけで、驚くほどリスニングは聞き取りやすくなります。
TOEIC L&R TEST パート3・4特急 実力養成ドリル
Part3・4を重点的に対策できる参考書です。合計51セット、153問の問題が載っています。
問題量に対して価格が安く、コスパが非常の良いのがポイントです。
公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リスニング編
TOEIC公式が出版しているリスニングの問題集です。本番に近い形式・難易度の問題が「380問」掲載されています。
- Part別に問題集を揃えるのが面倒
- 全てのPartをまとめて対策したい
という方は、「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リスニング編」の使用を検討しましょう。
- 公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リスニング編(2017/6/23発売)
- 公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング 2 リスニング編(2023/12/4発売)
TOEIC公式問題集
本記事ではすでに何度も登場した、TOEICの実践演習をするのに特におすすめしたい問題集です。
「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。
そのうえ、本番と同様のスピーカーがリスニング音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。
現在、冊子・バージョンは1〜11まであり、11が最新です。
問題集としては価格が少し高いですが、本気でTOEICを勉強するなら最低1冊は持っておきたい問題集です。
まとめ
TOEICリスニング400点は全体の上位20%レベルです。
400点を取るための勉強法は以下の通りです。
- 語彙力をつける
- ディクテーション
- シャドーイング
- Part1は頻出単語を覚える
- Part2は問題演習徹底
- Part3・4は先読み
- 実践演習する
- スキマ時間はスタサプで対策
TOEICリスニング450点は全体の上位約6.6%レベル、偏差値に換算すると約65になります。正答率の目安は86〜95%なので、とても高いレベルです。 TOEICリスニング450点を取るには、勉強法がとても[…]
この記事を見ているということは、TOEICのリスニングが苦手だと思います。TOEICのリスニングは闇雲に勉強してもスコアが上がっていきません。スコアを上げるためには、「なぜリスニングができないのか」という原因を把握したうえで、適切に[…]