直近の試験に申し込んだり、試験直前まで対策の時間を確保できなかったりして焦っている方は多いのではないのでしょうか。
ということで今回は「1ヶ月の猛勉強でTOEICスコアが何点上がるのか」を解説します。
また、1ヶ月間という短い時間の中で、最大限スコアを伸ばすための勉強法やおすすめ参考書・アプリも解説するので、ぜひ参考にしてください!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!
TOEICのスコアは1ヶ月で何点上がる?
さて、「TOEICのスコアは1ヶ月で何点上がるのか」についてですが、勉強時間やスタートラインにより大きく異なります。
これは当然ですが、1日当たりの勉強時間が多ければ多いほどスコアは伸びやすいです。
また、基本的には現在の英語力(TOEICスコア)が低ければ低いほど、スコアは伸ばしやすいです。
ここでは以下の4つの状況を想定し、どれほどスコアが伸びるのか考えてみます。
- TOEIC400点から1ヶ月間毎日3時間勉強
- TOEIC400点から1ヶ月間毎日5時間勉強
- TOEIC600点から1ヶ月間毎日5時間勉強
- TOEIC800点から1ヶ月間毎日5時間勉強
TOEIC400点から1ヶ月間毎日3時間勉強した場合
1ヶ月間毎日3時間勉強した場合、合計の勉強時間は約90時間です。
正しい順序かつ効率の良い方法で勉強した場合、400点から500点に上げるのにかかる勉強時間は約100時間です。
よって、400点から1ヶ月毎日3時間勉強した場合のスコアは490点前後でしょう。
TOEIC400点から1ヶ月間毎日5時間勉強した場合
1ヶ月間毎日5時間勉強した場合、合計の勉強時間は約150時間です。
そして、400点から600点に上げるのにかかる勉強時間は約150〜250時間です。
よって、スコアは地力がある場合で600点前後、地力がそれほどない場合でも500点前後になるでしょう。
TOEIC600点から1ヶ月間毎日5時間勉強した場合
600点から700点に上げるのにかかる勉強時間は約100〜200時間です。
また、600点から800点に上げるのにかかる勉強時間は約300〜400時間です。
よって、スコアは地力がある場合で700点超、地力がそれほどない場合でも660点前後になるでしょう。
TOEIC800点から1ヶ月間毎日5時間勉強した場合
800点から900点に上げるのにかかる勉強時間は約200〜300時間です。
よって、スコアは870点前後になるでしょう。
TOEICのスコアを1ヶ月で一気に上げる勉強法
さて、ここからは1ヶ月間でTOEICスコアを最大限伸ばすための勉強法を解説します!
語彙力を鍛える
語彙力を鍛える方法は2つあります。
- 英単語帳を使う
- 問題演習でわからない英単語を調べノートにまとめ毎日見直す(700点以上の方)
①で頻出英単語をおさえ、②で頻出ではないが重要な英単語をカバーしていきましょう。
そして、英単語を覚えるコツが3つあります。
- 発音する
- 反復する(1度に多くの英単語に目を通すことを繰り返す)
- 毎日寝る前に暗記する
これだけで英単語の暗記効率はグッと向上するので、ぜひ実践してください。
英文法を勉強する
英文法は軽視されがちですが、英単語と並んで重要な英語の基礎です。
英文法の理解度が低ければ、リスニングの聞き取りの精度が落ちます。
また、リーディングでは英文を読むスピードが落ちますし、英文を正しく捉えられなくなります。
英文法を勉強するときは、インプットとアウトプットのバランスが大切です。
インプットだけだと英文法の理解は深まりきりません。
アウトプットすることで、英文法をしっかり理解できます。また、問題を解くときにすぐ必要な英文法の知識を思い出しやすくなります。
Partを絞って対策する
TOEICにはPart1〜7までありますが、Partごとに難易度は大きく変わります。
簡単なのはPart1・2・5・6、難しいのはPart3・4・7です。
TOEIC600点未満の方は、簡単なPart1・2・5・6を重点的に対策しましょう。
TOEIC600点以上の方は、Part3・4・7の対策も並行して行なってください。
そして、TOEIC800点以上の方は苦手なパートをなくすように勉強してください。
苦手なパートをなくす方が、得意なパートをさらに得意にするより簡単ですし、スコアの伸び方も大きいです。
オーバーラッピング
オーバーラッピングとは、スクリプト(音声の書き起こし)を見ながら音声を流し、音声に重ねるように発音するという練習法です。
- リスニング音声のスピードに慣れる
- 正しい発音を理解する
といった効果があります。
オーバーラッピングは以下の手順で行います。
- リスニング教材・素材を選ぶ
- 一度全文を聞いてみる
- スクリプトを確認する
- 音声を聞きながらスクリプトを黙読する
- スクリプトを見ながら音声と同時に発声する
ディクテーション
ディクテーションは、聞こえた音声を書き取る練習法です。
- リスニング音声のスピードについていけるようになる
- 音の連結を判別できるようになる
という効果があります。
ディクテーションは以下の手順で進めます。
- 全文を聞く
- 音声を1文ごとに区切って止めながら書き取る(書き取れるまで音声は何度再生し直してもOK)
- 再度全文を聞いて、意味を意識しながら書き取った内容をチェック
- スクリプトを見て間違いがないかチェック
- 間違いがあった場合は聞き取れるようになるまで聞き直す
リスニング問題演習後は、復習としてオーバーラッピングとディクテーションを行いましょう。
実践演習する
TOEICは形式が特殊な試験です。また、試験時間が合計約120分と長いです。
よって、実践演習を通じて
- 形式に慣れること
- 時間配分の感覚を身につけること
- 120分間集中する体力を身につけること
が重要です。
実践演習が終わった後は、以下4点を意識しながらじっくり復習してください。
- わからなかった英単語を調べてノートにまとめておく(ノートは定期的に見直す)
- わからなかった文法事項を調べて理解する
- リスニングで聞き取れなかった部分の音声を聞き取れるようになるまで繰り返し聞き直す
- リーディングで解き終わらなかった問題を解き直す
実践演習はできれば1週間に1度以上、行ってください。
特に、試験2週間前からは実践演習がとても重要になってきます。
ただし、テキトーに実践演習しても時間の無駄になるだけです。
本番を想定すること、そしてしっかり復習することを必ず意識しましょう。
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TOEICのスコアを1ヶ月で一気に上げるために使うべき参考書・教材
ここからは1ヶ月でTOEICスコアを上げるために使うべき参考書・教材を厳選して紹介します。
TOEIC 出る単特急 金のフレーズ
TOEICの超定番英単語帳です。TOEIC対策をする方ならみんな持っていると言っても過言ではありません。
以下のように単語がレベル別に分けられているので、自分の目標スコアを達成するために必要な英単語を過不足なく覚えられます。
- 600点レベル(400単語)
- 730点レベル(300単語)
- 860点レベル(200単語)
- 990点レベル(100単語)
また、上記のメインの英単語のほか、以下の補足的な英単語集もついています。
- パート1重要語100
- 部署・職業名
- 前置詞・接続詞・接続副詞
- 多義語
- 定型表現
どれも覚えておくとTOEICで有利になるものばかりなので、積極的に覚えていきましょう。
大岩のいちばんはじめの英文法
中学レベルの基礎から英文法を勉強できる参考書です。これ1冊あれば、TOEICに出る英文法の大部分はカバーできます。
問いかけや「〜だよね」というように会話するように解説が進んでいくので、まるで本物の授業を受けているかのような感覚でどんどん読み進められるのが魅力です。
また、大学受験用の参考書なので、TOEIC参考書より価格がリーズナブルなのもポイントです。
TOEIC公式問題集
1ヶ月でTOEIC対策するうえで特に重要なのが、この「公式問題集」です。
「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。
そのうえ、本番と同様のスピーカーがリスニング音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。
現在、冊子・バージョンは1〜11まであり、11が最新です。
問題集としては価格が少し高いですが、本気でTOEICを勉強するなら最低1冊は持っておきたい問題集です。
まとめ
以下の勉強法で1ヶ月猛勉強すれば、100点くらいはスコアアップできます。
- 語彙力を鍛える
- 英文法を勉強する
- Part1・2・5・6を重点的に対策(600点未満)
- Part3・4・7を重点的に対策(600点以上)
- 苦手パートを克服する(800点以上)
- オーバーラッピング
- シャドーイング
- 実践演習&復習
TOEICは「国際ビジネスコミュニケーション協会」が実施する英語を母語としない方を対象にした試験です。就職活動や転職活動など、さまざまな場面で活用されています。 では、どれくらいのスコアを取れば「すごい!」[…]