本記事では、TOEIC700点を1ヶ月で取るための勉強法や使うべき参考書、勉強スケジュールを解説します。
短期間でTOEIC700点を取りたい方は必見です!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!
TOEIC700点のレベル
TOEIC700点は全体の上位31.2%のスコアです。
TOEIC700点の場合、中学英語はほぼ完璧に理解できています。
高校で勉強するような英語の知識も身についてきており、TOEICの問題形式にも慣れたTOEIC中級者と言えるでしょう。
TOEIC活用状況と求められるスコア
上画像より、新卒採用では545点、中途採用では620点が要件・参考とされる平均的なTOEICスコアの基準となっていることがわかります。
また、TOEIC公開テストの平均スコアは608点です。
700点は公開テストの平均スコアより、また、中途採用で求められる平均スコアよりも高いです。
よって、700点取れれば、一般的な企業への就職活動・転職活動で他の候補者と英語力で差別化して、選考を有利に進められます。
TOEIC700点のレベルを解説
そもそも1ヶ月でTOEIC700点を目指せるのか
以下の条件を満たしていれば、、1ヶ月でTOEIC700点を目指すことは十分可能です。
- すでにTOEIC600点以上を取れる英語力を備えている
- 毎日3時間以上学習できる(スキマ時間学習含む)
- 今回紹介するTOEIC対策用の参考書・学習ツールを用意する金銭的余裕がある
はっきり言って、かなり厳しい条件です。
もしこの条件が満たせないなら、1ヶ月でTOEIC700点はかなり厳しいです。
その場合は以下の記事を参考に、長い期間を設けて無理なくTOEIC700点を目指すのがおすすめです。
今回はTOEIC300点から700点に上げる方法を徹底解説します!本記事の信頼性筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!(大学3年時に取得)TOEIC300点と700点の差TOE[…]
今回はTOEIC400点から700点に上げる方法を徹底解説します!本記事の信頼性筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!(大学3年時に取得)TOEIC400点と700点の差TOE[…]
今回はTOEIC500点から700点に上げる方法を徹底解説します!本記事の信頼性筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!TOEIC500点と700点のレベル差TOEIC500点は[…]
1ヶ月でTOEIC700点を取るための勉強法
さて、ここからは1ヶ月でTOEIC700点を取るための具体的な勉強法を解説します。
語彙力を鍛える
語彙力を鍛える方法は2つあります。
- 英単語帳を使う
- 問題演習でわからない英単語を調べノートにまとめ毎日見直す
①で頻出英単語をおさえ、②で頻出ではないが重要な英単語をカバーしていきましょう。
また、英単語を覚えるコツが3つあります。
- 発音する
- 反復する(1度に多くの英単語に目を通すことを繰り返す)
- 毎日寝る前に暗記する
これだけで英単語の暗記効率はグッと向上するので、ぜひ実践してください。
英文法を勉強する
TOEICにおいて、英文法を勉強する目的は3つです。
- リスニングで英文を正確に聞き取れるようになること
- リーディングで英文を素早く正確に読むこと
- 文法問題を素早く正確に解くこと
1ヶ月で英文法を勉強するなら、「スタディサプリTOEIC」を利用するのが圧倒的におすすめです。
その理由は4つあります。
- TOEICに必要な文法知識をゼロから授業動画で学べる
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- インプットとアウトプットを交互に繰り返すから学習内容が定着する
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ディクテーション
ディクテーションは、聞こえた音声を書き取る練習法です。
- リスニング音声のスピードについていけるようになる
- 音の連結を判別できるようになる
という効果があります。
ディクテーションは以下の手順で進めます。
- 全文を聞く
- 音声を1文ごとに区切って止めながら書き取る(書き取れるまで音声は何度再生し直してもOK)
- 再度全文を聞いて、意味を意識しながら書き取った内容をチェック
- スクリプトを見て間違いがないかチェック
- 間違いがあった場合は聞き取れるようになるまで聞き直す
シャドーイング
シャドーイングは、以下の手順で進めます。
- 一度全文を聞く(意味を理解しながら)
- スクリプトを確認する
- スクリプトを確認しながら、音声を流して聞き取りと同時に発音する
- ③を最低3回繰り返す
- スクリプトを見ずに、音声を流して聞き取りと同時に発音する
- ⑤を最低3回繰り返す
ここから、シャドーイングの効果について簡単に解説します。
まず、相手の言ったことを理解するプロセスは2段階です。
- 音声認識
- 意味理解
日本語の音声を聞く場合は音声認識は自然にできます。
意味理解に集中することができるので、相手の言ったことを一度で理解できます。
しかし、英語の音声を聞く場合、練習していなければ、音声認識に脳のメモリーを割かなければなりません。
つまり、意味理解に完全に集中することができないため、相手の言ったことに対する理解度が著しく低くなってしまいます。
ディクテーション・シャドーイングの教材には、公式問題集を使うのがおすすめです。
最初は短文のPart1・2を、慣れてきたら長文のPart3・4を使って練習しましょう。
さらに、ディクテーションとシャドーイングの効果を上げるために、慣れてきたら音声を1.2〜1.6倍速にしてください。
負荷はかかりますが、その分時間当たりの学習効果もグッと高くなります。
Part1・2・5・6を重点的に対策する
TOEICにはPart1〜7までありますが、Partごとに難易度は大きく変わります。
簡単なのはPart1・2・5・6、難しいのはPart3・4・7です。
1ヶ月で700点狙うなら、簡単でスコアを上げやすいPart1・2・5・6を重点的に対策しましょう。
各パートの勉強法は私のLINE公式アカウントを友達追加で受け取れる「TOEIC勉強法大全」で詳しく解説しています。
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実践演習する
TOEICは形式が特殊な試験です。
また、試験時間が合計約120分と長いです。
よって、実践演習を通じて
- 形式に慣れること
- 時間配分の感覚を身につけること
- 120分間集中する体力を身につけること
が重要です。
実践演習には、先ほどから何度も紹介している公式問題集を使いましょう。
必ず本番を想定して時間を測って問題を解いてください。
もちろん、マークも忘れないようにしましょう。
また、実践演習が終わった後は、以下4点を意識しながらじっくり復習してください。
- わからなかった英単語を調べてノートにまとめておく(ノートは定期的に見直す)
- わからなかった文法事項を調べて理解する
- リスニングで聞き取れなかった部分の音声を聞き取れるようになるまで繰り返し聞き直す
- リーディングで解き終わらなかった問題を解き直す
実践演習は、特に試験2週間前からはできれば毎日行いたいです。
ただし、テキトーに実践演習しても時間の無駄になるだけので、本番を想定すること、そしてしっかり復習することを必ず意識しましょう。
1ヶ月でTOEIC700点を取るコツ
ここからは短期間でTOEICのスコアを上げるコツを紹介します。
いろんな参考書に手を出さない
いろんな参考書に手を出すのはやめましょう。
1ヶ月という短い期間だと、どの参考書も中途半端になり学習効果が発揮されません。
スキマ時間はアプリで勉強
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には「スタディサプリTOEIC」を活用するのがおすすめです。
スマホでいつでもどこからでも気軽に、かつ本格的にTOEIC対策ができます。
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自分の実力を適宜把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
目的は2つあります。
- 「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断すること
- 自分の苦手パート/単元を見つけること
①について、スコアが伸びているなら今やっている勉強法は効果的ということなので、そのまま続ければOKです。
一方で、スコアが伸びていないなら今やっている勉強法は効果的でないため、「何か改善すべきだ」とわかります。
②について、TOEICのスコアを効率的に伸ばすには苦手パート/単元を克服することが効果的です。
そして苦手パート/単元を把握するには、実践演習を通じて「どのパート/単元の正答率が低いのか」を確認するのが最も確実です。
- 公式問題集を持っていない
- 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない
という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。
無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。
しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。
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TOEIC700点を取れるPart別正答数の目安
TOEIC700点の場合、リスニングは375点、リーディングは325点が目安のスコアです。
それだけのスコアを取るためのPart別正答数の目安は以下の通りです。
問題数 | 正答数 | |
Part1 | 6問 | 4問 |
Part2 | 25問 | 20問 |
Part3 | 39問 | 26問 |
Part4 | 30問 | 20問 |
Part5 | 30問 | 22問 |
Part6 | 16問 | 12問 |
Part7 | 54問 | 36問 |
1ヶ月でTOEIC700点を取るために使うべき参考書・教材
ここからは1ヶ月でTOEIC700点を取るために使うべき参考書・教材を紹介します。
TOEIC 出る単特急 金のフレーズ
TOEICの超定番英単語帳です。TOEIC対策をする方ならみんな持っていると言っても過言ではありません。
以下のように単語がレベル別に分けられているので、自分の目標スコアを達成するために必要な英単語を過不足なく覚えられます。
- 600点レベル(400単語)
- 730点レベル(300単語)
- 860点レベル(200単語)
- 990点レベル(100単語)
また、上記のメインの英単語のほか、以下の補足的な英単語集もついています。
- パート1重用語100
- 部署・職業名
- 前置詞・接続詞・接続副詞
- 多義語
- 定型表現
どれも覚えておくとTOEICで有利になるものばかりなので、積極的に覚えていきましょう。
TOEIC L&Rテスト 英文法をひとつひとつわかりやすく
最近発売された、TOEICに出る英文法に絞って解説しているのが特徴の参考書です。
英文法は基本的に「スタディサプリTOEIC」で勉強するのがおすすめですが、参考書派の方はこちらを使うのが良いでしょう。
この参考書では、見開きの左ページに英文法の解説が、右ページにPart5形式の問題が載っています。
インプットとアウトプットを交互に行えるので、学んだ英文法の理解を深めつつ、効率よく定着させられるのが魅力です。
TOEIC勉強法大全
「TOEIC勉強法大全」は私のLINE公式アカウントを友達追加で受け取れる特典の1つです。
TOEICスコアアップに必要な勉強法を、基礎/リスニング/リーディング/Part別/総合という5つのカテゴリーに分けて徹底解説しています。
このほか、英単語の語源集やレベル別の英単語集がついているので、語彙力強化もできます。
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TOEIC公式問題集
TOEICの実践演習をするのに特におすすめしたい問題集です。
「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。
そのうえ、本番と同様のスピーカーがリスニング音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。
問題集としては価格がやや高いですが、本気で1ヶ月で700点を目指すなら活用すべきです。
1ヶ月でTOEIC700点を取る学習スケジュール
ここからは1ヶ月でTOEIC700点を取る学習スケジュールを紹介します。
本番1ヶ月前〜本番2週間前
本番2週間前までにやるべきことは以下の通りです。
- 語彙力強化
- 文法問題毎日100問以上
- 毎日ディクテーション・シャドーイング
- 3日に1回は模試・公式問題集を解く
- パート別特化対策
- Santaで7日に1回スコア診断
- スキマ時間はスタサプ
学習時間としては、平日最低2時間できれば4時間以上、休日は最低4時間できれば6時間以上は確保したいところです。
通勤通学の電車やバスの中(単語帳や文法講義視聴)、徒歩中(リスニング)などスキマ時間を徹底的に活用するようにしましょう。
本番2週間前〜本番1週間前
本番2週間前〜本番1週間前は、アウトプットを増やしていきましょう。
具体的には、文法講義の視聴や英単語学習に費やす時間を減らして、文法問題集・模試・公式問題集での演習やディクテーション・シャドーイングに費やす時間を増やしてください。
特に、本番を想定した実践演習は重要です。
2時間かけてしっかり実践演習し、その後の復習も丁寧に行いましょう。
本番1週間前〜本番
本番1週間前からは、さらにアウトプット、特に実践演習を増やしてください。
毎日のように模試・公式問題集を解いて復習することを繰り返しましょう。
まとめ
1ヶ月でTOEIC700点を取るための勉強法や参考書・学習ツール、学習スケジュールを解説しました。
1ヶ月でTOEIC700点を取るには、勉強のやり方がとても重要です。
今回解説したことを参考に、TOEIC700点を目指して今すぐ対策を始めましょう!
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