今回はTOEIC700点から900点に上げる方法を徹底解説します!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!
TOEIC700点と900点の差
TOEIC700点は全体の上位31.2%のスコアで、正答率の目安は70%です。
一方、TOEIC900点は全体の上位4.0%のスコアで、正答率の目安は92%です。
「PROFICIENCY SCALE」によると、TOEIC900点はA〜Eの5段階評価のうち、最高評価のA評価(860点以上)です。
平均点より300点も高いので、一般的な企業への就職活動・転職活動であれば、英語力はトップ評価になるでしょう。
外資系企業など、英語を業務で活用する企業においても他の候補者に引けを取らないスコアです。
TOEIC700点と900点の最も大きな差は「精度」です。
つまり、700点の方は「なんとなく」で解いている問題が多いのに対し、900点の方は「明確な根拠を持って」解いている問題が多いです。
一言に「精度」と言ってもいろいろあります。
- しっかり英単語を覚えているのか
- 英文法を深くから理解しているのか
- リスニングでひとつひとつの単語を捉えられているのか
- リーディングで話の詳細まで理解できているのか
などなど。
また、特にリーディングについては、解答スピードが大きく異なります。
解答スピードの差が生まれている原因としては、やはり英単語・英文法の理解の精度の差によるところが大きいです。
英単語と英文法がしっかり定着していれば、リスニング・リーディングで詳細まで理解できます。
そして、明確な根拠を持って解答できるようになるので、問題がサクサク解けます。
以上から、700点から900点に上げるには、根本的な英語力を底上げすることが重要です。
TOEIC700点から900点に上げる勉強法
さて、ここからはTOEIC700点から900点に短期間で上げる勉強法を解説します!
語彙力を鍛える
英単語をしっかり覚えれば、リスニングではより詳細に内容を理解できるので、正答率が上がります。
さらに、「この英単語なんて意味だ?」と迷うことがなくなるので、意識を音声に集中させられるようになります。
また、リーディングでも内容を詳細に理解できるようになるので、正答率が上がります。
そのうえ、詳細までしっかり理解できれば(理解が曖昧なところが減れば)、本文の内容がしっかり頭に入るので、一度読みで解答できる問題が増えます。
TOEIC900点を取るのに必要な英単語数は10,000語程度です。
TOEIC700点では7,000語程度なので、3,000単語覚えることが必要になります。
それだけの英単語を覚えるためには、以下の2つを並行して実践していくことが重要です。
- TOEIC特化の英単語帳を1冊丸ごと覚える
- 問題演習でわからない英単語を調べノートにまとめ定期的に見直す
①でTOEICに頻出の英単語を覚えます。
そして、②でTOEICに頻出ではないけど重要な英単語をカバーしましょう。
効率的な英単語の覚え方は以下の通りです。(英単語帳、英単語まとめノートともに同様の方法でOK)
- 100〜150単語の英単語に目を通す×3〜5回
- 1日後に①を3〜5回
- 3日後に①を3〜5回
- 7日後に①を1回行い、意味がすぐにわかった英単語には印をつける
- ④で印をつけなかった英単語に目を通す(全て覚えられるまで)
これで長期記憶に英単語が定着します。
スラッシュリーディング
さて、先ほど「返り読み」について少し触れましたが覚えているでしょうか。
返り読みというのは、英文を一度最後まで目を通した後、後ろから日本語に訳していくことです。
返り読みをしてしまうと、
- リーディングでは読解スピードが遅くなる
- リスニングは内容が理解できなくなる
など、たくさんの弊害が出てきます。
返り読みはスコアが伸び悩む原因になるので、900点を目指すなら必ず対処すべきです。
そのためには、意味のまとまりごとにスラッシュを入れる練習法である「スラッシュリーディング」が効果的です。
例えば、以下のように行います。
スラッシュの入れ方は1つではありません。
慣れないうちはスラッシュは多くなるはず。
ですが、練習するうちにより多くの範囲を1つのまとまりとして理解できるようになるので、スラッシュは少なくなっていきます。
そして最終的には、スラッシュを入れなくても英文を前から理解できるようになります。
苦手なパートを無くす
TOEICの対策をしていると、ついつい得意なパートばかり勉強してしまうことがあります。
苦手なパートと比べて、得意なパートは勉強するのが苦にならないからです。
しかし、苦手なパートの対策から逃げていてはスコアはなかなか伸びません。
そもそも得意をさらに得意にするより、苦手を普通にする方が簡単です。また、解ける問題の数がグッと増えるのでスコアアップに直結します。
さらに、苦手パートでの点数のブレ(下ブレ)が少なくなるので、安定して高いスコアを取りやすくなります。
シャドーイング
相手の言ったことを理解するプロセスは2段階です。
- 音声認識
- 意味理解
日本語の音声を聞く場合は音声認識は自然にできます。
意味理解に集中することができるので、相手の言ったことを一度で理解できます。
しかし、英語の音声を聞く場合、練習していなければ、音声認識に脳のメモリーを割かなければなりません。
つまり、意味理解に完全に集中することができないため、相手の言ったことに対する理解度が著しく低くなってしまいます。
また、Part3やPart4では、「聞けた!」と思ったのに「あれ、どんな話だったっけ」といざ問題を解くときに内容を思い出せない方も多いのではないでしょうか。
それも意味理解に集中できず、内容が頭に残らなかったからです。
そこで、音声認識を自然とできるようになるために効果的なリスニング練習法がシャドーイングです。
シャドーイングは以下の手順で進めます。
- 一度全文を聞く(意味を理解しながら)
- スクリプトを確認する
- スクリプトを確認しながら、音声を流して聞き取りと同時に発音する
- ③を最低3回繰り返す
- スクリプトを見ずに、音声を流して聞き取りと同時に発音する
- ⑤を最低3回繰り返す
実践演習する
実践演習の目的は主に4つあります。
- TOEICの問題形式に慣れる
- 120分間集中する体力と、時間配分を身につける
- 抜けている知識を身につける
- 苦手なPartを把握する
①と②は言葉通りです。
③について、実践演習をしていると知らない/勉強したが忘れてしまった知識がたくさん登場するはずです。
復習のタイミングでこのような知識を調べることで、知識の抜け漏れを防げます。
また④について、問題を解いていると感触が悪い苦手なPartが明らかになるはずです。
苦手なPartを克服するように勉強すれば、自ずとスコアは伸びていきます。
さらに、復習の際は以下の2点を丁寧に行いましょう。
- 英文は聞き取れるようになるまで聞き直す
- スラスラ読めるようになるまで読み直す
また、リーディングについて安定して75分間(本番の試験時間)以内で解き終えられるようになったら、演習時の試験時間をどんどん短くしていきましょう。
短時間で解き終えられるようになると、問題の見直しに使える時間が増えます。
よってケアレスミスを減らせるので、安定してハイスコアが取れるようになります。
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TOEIC700点から900点に上げるために使うべき参考書・教材
ここからはTOEIC700点から900点に上げるために使うべき参考書や教材を紹介します!
TOEIC 出る単特急 金のフレーズ
TOEICの超定番英単語帳です。TOEIC対策をする方ならみんな持っていると言っても過言ではありません。
以下のように単語がレベル別に分けられているので、自分の目標スコアを達成するために必要な英単語を過不足なく覚えられます。
- 600点レベル(400単語)
- 730点レベル(300単語)
- 860点レベル(200単語)
- 990点レベル(100単語)
また、上記のメインの英単語のほか、以下の補足的な英単語集もついています。
- パート1重要語100
- 部署・職業名
- 前置詞・接続詞・接続副詞
- 多義語
- 定型表現
どれも覚えておくとTOEICで有利になるものばかりなので、積極的に覚えていきましょう。
TOEIC公式問題集
TOEICの実践演習をするのに特におすすめしたい問題集です。
「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。
そのうえ、本番と同様のスピーカーが音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。
現在、冊子・バージョンは1〜11まであり、11が最新です。
問題集としては価格が少し高いですが、本気でTOEICを勉強するなら最低1冊は持っておきたい問題集です。
TOEIC700点から900点に上げるのにかかる勉強時間
700点から900点に上げるのにかかる勉強時間の目安は約400〜500時間です。
毎日2時間勉強できた場合は7〜9ヶ月くらい、毎日3時間勉強できた場合は5〜6ヶ月くらいで900点に到達できることになります。
まとめ
TOEIC700点から900点に最短で上げるための勉強法を解説しました。
- TOEIC特有の英単語を覚える
- スラッシュリーディング
- 苦手パートをなくす
- シャドーイング
- 実践演習(リーディングは試験時間を少しずつ短く)
TOEICは「国際ビジネスコミュニケーション協会」が実施する英語を母語としない方を対象にした試験です。就職活動や転職活動など、さまざまな場面で活用されています。 では、どれくらいのスコアを取れば「すごい!」[…]