今回はTOEICリスニング350点のレベルと、350点を取るための勉強法・勉強時間を解説します。
- TOEICリスニング350点がどのくらいのレベルなのか知りたい
- TOEICリスニングで350点以上を目指している
- TOEICリスニングのスコアが伸び悩んでいる
という方は必見です!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!
TOEICリスニング350点のレベル
TOEICリスニング350点は上位38.54%
TOEIC公式が発表した「第353回 平均スコア・スコア分布 詳細」によると、
- 点数が370点未満の人は全体の下位68.3%
- 点数が345点未満の人は全体の下位56.9%
です。です。よって、リスニング350点は上位31.7%〜43.1%の間だとわかります。
TOEICのスコアは5点刻みなので、340点〜365点までの点数の種類は以下の6通りです。
- 340点(上位43.1%)
- 345点
- 350点
- 355点
- 360点
- 365点(上位31.7%)
それぞれのスコアに均等に受験者が分布しているとすれば、各スコア間の差は2.28%(≒(43.1%-31.7%)/5)になります。
よって、TOEICリスニング350点は上位38.54%程度(=43.1%-2.28%×2)です。
TOEICリスニング350点は偏差値53で大学で言うと日東駒専レベル
第345回のリスニングの平均スコアは327.8点です。
そのため、350点だと平均より22.2点高いことになります。
過去のTOEIC統計から、リスニングのスコアが8.3点上がると、偏差値が1アップする計算になります。
TOEICリスニング350点は公式の3段階のリスニング力評価で上から2番目のレベル
「Score Descriptor Table」によると、TOEICリスニング350点は3段階中真ん中の評価で、以下のような特徴が認められます。
- 短い会話で語彙が難しくない時は話の趣旨・目的・文脈が推測できることがある
- 情報の繰り返しや言い換えがあるときは長い会話を理解できる
- 間接的な応答や予測が難しい会話は会話の理解が困難である
- 広い範囲にわたって情報を関連づける必要があるときは会話を理解できない
TOEICリスニング350点は正答率70〜80%くらい
以下の表より、リスニングで7〜8割正答できれば、スコアは350点くらいになります。
TOEICリスニング350点だとリーディングは300点が多い
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、過去3年間の受験者全体の平均スコアは以下です。
年度 | リスニング | リーディング | 合計点 |
2022 | 331 | 277 | 608 |
2021 | 331 | 279 | 611 |
2020 | 337 | 282 | 620 |
このデータから、リスニングとリーディングで50点くらいの差があることがわかります。
よって、TOEICリスニング350点の場合、リーディングは300点くらいになる人が多いです。
TOEICリスニング350点を取るための勉強法
▲動画でも解説してます▲
さて、TOEICリスニング350点を取るための勉強法を解説します!
語彙力をつける
現状、TOEICリスニングで350点未満の方は、語彙力がまだまだ不足しています。
TOEICリスニング350点レベルの語彙力を身につけるには、以下を実践しましょう。
- TOEIC英単語帳の英単語を丸ごと1冊覚える
- 文中でわからない英単語を調べ、ノートにまとめ、定期的に見直す
①でTOEICに頻出の英単語を、②で頻出ではないが重要な英単語を覚えていきましょう。
また、英単語を覚えるコツが3つあります。
どれも簡単かつ効果的なので、今すぐ実践しましょう。
- 発音する
- 毎日夜寝る前に暗記する(20〜30分くらい時間を確保するのが理想)
- 一度で多くの英単語に目を通して反復する
英文法をしっかり理解する
リスニング対策で英文法は軽視されがちですが、英単語と並んで重要な英語の基礎です。
英文法の理解度が低いと、リスニングの聞き取り能力と精度が落ちます。
さらに「この構造どうなっているんだ?」と瞬時に判断できず集中力が削がれるので、スコアがガクッと落ち込みます。
英文法の勉強には、LINE公式アカウント追加特典の「TOEIC英文法完全攻略」を使うのがおすすめです。
「TOEICに出る英文法だけ」に絞り、余計な解説を一切省いているので、無駄なく効率的に英文法をインプットできます。
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毎日英語を聞く
TOEICのリスニングの試験時間は約45分間です。
かなり長いうえ、後半になるにつれて文章がより複雑になる傾向にあります。
長時間英語を聞く集中力を身につけるために、普段から英語を聞くことを習慣づけましょう。
おすすめのリスニング教材は「TED」という番組です。
聞き取りやすい英語で話していますし、話している内容がとても面白いです。
しかも、YouTubeで無料で気軽に視聴できるうえ、英語字幕を表示させることもできます。
ディクテーション
ディクテーションは、英語の音の連結を判別できるようになるために効果的な練習です。
ディクテーションのやり方は以下の通りです。
- 全文を聞く
- 音声を1文ごとに区切って止めながら書き取る(書き取れるまで音声は何度再生し直してもOK)
- 再度全文を聞いて、意味を意識しながら書き取った内容をチェック
- スクリプトを見て間違いがないかチェック
- 間違いがあった場合は聞き取れるようになるまで聞き直す
教材には、TOEIC公式問題集のPart1・2の問題を使うのがおすすめ。
慣れてきたら、より難易度の高いPart3・4の問題を使うことで、さらに効果がアップします。
苦手パートを克服する
TOEICの対策をしていると、ついつい得意なパートばかり勉強してしまうことがあります。
苦手なパートと比べて、得意なパートは勉強するのが苦にならないからです。
しかし、苦手なパートの対策から逃げていてはリスニングのスコアはなかなか伸びません。
そもそも得意をさらに得意にするより、苦手を普通にする方が簡単です。
また、解ける問題の数がグッと増えるのでスコアアップに直結します。
さらに、苦手パートでの点数のブレ(下ブレ)が少なくなるので、安定して高いスコアを取りやすくなります。
各パートの勉強法については、LINE公式アカウントを友達追加で受け取れる「TOEIC勉強法大全」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
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実践演習
TOEICの問題形式に慣れるために、問題集を用いて実践演習しましょう。
おすすめの問題集は、先ほども紹介したTOEIC公式問題集です。
公式問題集というだけあって、本番の試験の難易度・形式に近い問題が掲載されています。
そのうえ、スピーカーも本番と同じなので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。
また、実践演習が終わったら復習も欠かさず行いましょう。
復習の手順は以下です。
- わからなかった問題を一度解き直す
- 文中に登場したわからない英単語を調べる
- 文中に登場した英文法の知識を調べる
- 聞き取れない英文を聞き取れるようになるまで聞き直す
スキマ時間はスタサプで対策
仕事や学業で忙しく、まとまった時間を確保できない方は多いでしょう。
その場合はスキマ時間を積極的に活用していきましょう。
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には「スタディサプリTOEIC」を活用するのがおすすめです。
スタサプを使えば、スマホでいつでもどこからでも気軽にTOEICリスニング対策できます。
たとえば、パート別の解き方を講義動画で学んだり、パート1〜4の実践問題を解いたり、ディクテーション・シャドーイングしたり。
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TOEICリスニング350点を取るのにおすすめの参考書・教材
ここからはTOEICリスニングで350点を取るためにおすすめの参考書・教材を紹介します!
TOEIC勉強法大全
「TOEIC勉強法大全」は私のLINE公式アカウントを友達追加で受け取れる特典の1つです。
TOEICスコアアップに必要な勉強法を、基礎/リスニング/リーディング/Part別/総合という5つのカテゴリーに分けて徹底解説しています。
このほかにも、英文法の教材や英単語語源集・レベル別英単語集などをゲットできます。
TOEIC学習に必ず役立つので、ぜひ活用してください!
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TOEIC公式問題集
本記事ではすでに何度も登場した、TOEICの実践演習をするのに特におすすめしたい問題集です。
「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。
そのうえ、本番と同様のスピーカーがリスニング音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。
現在、冊子・バージョンは1〜11まであり、11が最新です。
問題集としては価格が少し高いですが、本気でTOEICを勉強するなら最低1冊は持っておきたい問題集です。
TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問
「TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問」は、Part2に登場する問題をパターン別に分類し、それぞれの問題パターンの解き方を詳しく解説する参考書です。
問題パターン別の練習問題が合計378問、実践問題が10セット分で合計250問掲載されています。
「TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問」はPart2でしっかりスコアを稼いでTOEICリスニング350点を突破したい方におすすめです。
TOEICリスニング350点を取るのにかかる勉強時間
TOEICリスニングで350点を取るのにかかる勉強時間は現在のレベルにより異なります。
一般的に、TOEICの合計スコアを100点伸ばすのに必要な勉強時間は約200〜300時間必要と言われています。
よって、単純計算でリスニングを50点伸ばすには約100〜150時間かかることになります。
「そんなに勉強しないといけないのか…」と思ったかもしれません。
しかし、「約200〜300時間」というのは、あくまで一般的な方法で勉強した場合です。
今回紹介したように順序立てて勉強すれば、それよりはるかに短時間でスコアを伸ばせます。
まとめ
TOEICリスニング350点は、全体の上位38.5%のスコアです。
350点を取るための勉強法は以下です。
- 語彙力をつける
- 英文法をしっかり理解する
- 毎日英語を聞く
- ディクテーション
- 苦手パートを克服する
- 実践演習する
- スキマ時間はスタサプ
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