今回はTOEIC405点〜445点のレベルと、405点〜445点からスコアをアップさせるための勉強法を解説します。
- TOEIC405〜445点のレベルが知りたい
- TOEIC405点〜445点からスコアをアップさせる勉強法を知りたい
という方は必見です!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
TOEIC405点〜445点に含まれるスコア
TOEIC405点〜TOEIC445点は、以下の9つのスコアを含みます。
- TOEIC405点
- TOEIC410点
- TOEIC415点
- TOEIC420点
- TOEIC425点
- TOEIC430点
- TOEIC435点
- TOEIC440点
- TOEIC445点
TOEIC405点〜445点のレベル
さて、ここからはTOEIC405点〜445点のレベルを解説していきます。
TOEIC405点〜445点は上位何%か
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」と「第351回 平均スコア・スコア分布 詳細」の結果に基づき、TOEIC405点〜445点が上位何%なのかを計算しました。
TOEICのスコア | 上位何%か |
TOEIC405点 | 上位87.45% |
TOEIC410点 | 上位86.8% |
TOEIC415点 | 上位86.15% |
TOEIC420点 | 上位85.5% |
TOEIC425点 | 上位84.85% |
TOEIC430点 | 上位84.2% |
TOEIC435点 | 上位83.55% |
TOEIC440点 | 上位82.9% |
TOEIC445点 | 上位82.08% |
「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、2022年度のTOEIC公開テストスコア取得者の割合は以下の通りです。
よって、420点は上位81.6%〜88.4%の間だと考えられます。
ただ、このデータには1年に何度もTOEICを受験している人も含まれています。
そのような重複カウントを省くために、個別の試験の状況も確認してみましょう。
TOEIC公式が発表している「第351回 平均スコア・スコア分布 詳細」によると、
- 445点未満は全体の下位15.9%
- 395点未満は全体の下位9.7%
です。よって、TOEIC420点は上位84.1%〜90.3%の間のスコアです。
先ほどの数値(上位81.6%〜88.4%)と平均すると、TOEIC405点は上位82.9%〜89.4%となります。
TOEICのスコアは5点刻みなので、390点から440点までの点数の種類は以下の11通りです。
- 390点(上位89.4%)
- 395点
- 400点
- 405点
- 410点
- 415点
- 420点
- 425点
- 430点
- 435点
- 440点(上位82.9%)
それぞれのスコアに均等に受験者が分布しているとすれば、各スコア間の差は0.65%(=(89.4%-82.9%)/10)になります。
よって、420点は上位85.5%(=82.9%+0.65%×4)程度です。
TOEIC405点〜445点と平均点との差はどれくらいか
TOEIC公開テストの平均点は612点です。この平均点に基づき差を計算しました。
TOEICのスコア | 平均点との差 |
TOEIC405点 | -207点 |
TOEIC410点 | -202点 |
TOEIC415点 | -197点 |
TOEIC420点 | -192点 |
TOEIC425点 | -187点 |
TOEIC430点 | -182点 |
TOEIC435点 | -177点 |
TOEIC440点 | -172点 |
TOEIC445点 | -167点 |
TOEIC405点〜445点の偏差値はどれくらいか
過去のTOEIC統計から、スコアが17点ダウンすると、偏差値が1下がる計算になります。
偏差値50=612点(平均点)として、各スコアの偏差値を計算しました。
TOEICのスコア | 偏差値(およそ) |
TOEIC405点 | 37.8 |
TOEIC410点 | 38.1 |
TOEIC415点 | 38.4 |
TOEIC420点 | 38.7 |
TOEIC425点 | 39.0 |
TOEIC430点 | 39.3 |
TOEIC435点 | 39.6 |
TOEIC440点 | 39.9 |
TOEIC445点 | 40.2 |
TOEIC405点〜445点は公式の英語力評価でリスニング・リーディングが一番下のレベル
リスニングとリーディングは45点ほど差がつくことが多いです。
よって以下のことが言えます。
- TOEIC405点の平均的な点数構成は「リスニング225点リーディング180点」
- TOEIC445点の平均的な点数構成は「リスニング245点リーディング200点」
ここから、TOEIC405点〜445点のリスニングの点数幅は225点〜245点、リーディングの点数幅は180点〜200点と言えます。
「Score Descriptor Table」によると、TOEICリスニング225〜245点は3段階中最も低い評価で、以下のような特徴が認められます。
- 写真描写の短い記述が理解できる
- 情報が何度も繰り返されてあり、語彙が簡単なときは話の趣旨を理解できることがある
- 広い範囲にわたる情報を関連づける必要があるときは話の趣旨を理解できない
- 短い会話でやや難しい語彙・構文が使用されると話の詳細が理解できない
また、リーディング180点〜200点は4段階中最も低い評価、以下のような特徴が認められます。
- 限られた範囲を読む場合は事実に基づく情報に関する問題に正答できる
- 簡単な語彙・句・文法構造が理解できる
- 情報を推測できない
- 言い換えが理解できない
- 1つの文中の情報さえ関連づけることができない
TOEIC405点〜445点は公式のコミュニケーション能力評価で5段階中上から4番目のレベル
「PROFICIENCY SCALE」によると、TOEIC405点〜445点はA〜Eの5段階評価のうち、D評価(220点以上)です。
D評価は「通常会話で最低限のコミュニケーションができる」レベルで、以下の特徴を備えています。
- ゆっくり話してもらうか繰り返し・言い換えをしてもらえば簡単な会話が理解できる
- 身近な話題であれば応答可能
- 不十分なところが多いが、特別な配慮をしてくれれば多少の意思疎通が取れる
TOEIC405点〜445点はCEFRA2で英検準2級レベル
CEFR(セファール)とは、外国語の習熟度や運用能力をはかる国際的な指標です。
上記の文部科学省のデータによると、TOEIC405点〜445点はCFFR A2程度に相当します。
また、英検に換算すると、TOEIC405点〜445点は英検準2級(高校中級程度)に相当します。
TOEIC405点〜445点は就活や転職で活用できない
TOEIC活用状況と求められるスコア
上画像より、新卒採用では545点、中途採用では620点が要件・参考とされる平均的なTOEICスコアの基準となっていることがわかります。
また、TOEIC公開テストの平均点は608点です。
TOEIC405点〜445点は公開テストの平均点スコアより、また、新卒採用で求められる平均スコアより低いです。
よって、就職活動や転職活動ではほとんど活用できません。
就職・転職活動で活用したいなら、500点を踏み台にして、最終的にはTOEIC600点以上を目指しましょう。
TOEIC405点〜445点からスコアを伸ばす勉強法
TOEIC405点〜445点からスコアを上げるためには、以下を実践しましょう。
- 語彙力を強化する
- 英文法を勉強する
- 音読
- 毎日英語を聞く
- オーバーラッピング
- 毎日英語を読む
- スラッシュリーディング
- Part1・2・5を重点的に対策
- 実践演習
具体的な勉強法については以下の記事をご覧ください。
今回はTOEIC500点のレベルと、500点を取るための勉強法・おすすめ参考書を解説します。また、500点を取るために必要な勉強時間の目安も解説します。 TOEIC500点のレベルが知りたい TOEIC500点を取る[…]
TOEIC405点〜445点から短期間でスコアを上げるコツ
ここからは、短期間でTOEICのスコアを上げるコツ・意識してほしいポイントを解説します。
パート別に対策する
TOEICにはパート1〜7までありますが、パートごとに問題形式は大きく異なります。
よって、対策方法も大きく異なります。
したがって、パート別に特化した対策を行うことがTOEICスコアアップのためには重要です。
また、パートごとに難易度が大きく異なります。
問題がシンプルで簡単なのはパート1・2・5・6、問題が複雑で難しいのはパート3・4・7です。
よって、現状TOEIC405点〜445点の方は、まずパート1・2・5・6に絞って対策するのがおすすめです。
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定期的に自分の実力を把握する
定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。
目的は2つあります。
- 「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断すること
- 自分の苦手パート/単元を見つけること
①について、スコアが伸びているなら今やっている勉強法は効果的ということなので、そのまま続ければOKです。
一方で、スコアが伸びていないなら今やっている勉強法は効果的でないため、「何か改善すべきだ」とわかります。
②について、TOEICのスコアを効率的に伸ばすには苦手パート/単元を克服することが効果的です。
そして苦手パート/単元を把握するには、実践演習を通じて「どのパート/単元の正答率が低いのか」を確認するのが最も確実です。
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まとめ
TOEIC405点〜445点のレベルを解説しました。
- 全体の上位87.45%〜82.08%のスコア
- 平均点より207点〜167点低い
- 偏差偏37.8〜40.2
- 公式の英語力評価で一番下のレベル
- 公式のコミュニケーション能力評価で上から4番目のレベル
- CEFR A2で英検準2級と同程度のレベル
- 就活や転職では活用できない
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