結論:TOEIC620点は、公開テスト受験者の上位50.0%(偏差値50.3)のスコアです。公開テスト平均(615点)を上回り、600点台半ばで多くの企業の基準を満たしています。就活・転職の両方で武器になるスコアです。大学受験の偏差値に換算すると成成明学レベル。IPテストでは上位25.1%(偏差値57.4)で、4人に1人しか届かないスコアです。
- 「TOEIC620点って、実際どのくらいのレベルなんだろう?」
- 「就活や転職の場でアピールできるスコアなの?」
- 「700点に上げるには、あとどれだけ勉強が必要?」
このような疑問を持っている方に向けて、詳しく解説します。
結論から言うと、620点は「公開テスト平均を超え、600点台半ばで多くの企業の基準を満たす、就活・転職の両方で武器になるスコア」です。
新卒採用の平均基準(545点)を75点上回り、公開テスト平均(615点)も超えています。「もう一息」ではなく、多くの企業が求めるラインを正式にクリアした状態です。
IPテストの偏差値で見ると57.4。日本の大学生・社会人全体の中で上位4人に1人という位置です。
新卒・中途どちらの場面でも、英語力を堂々とアピールできるラインに到達しています。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

TOEIC620点のレベル
結論:TOEIC620点は公開テストでは上位50.0%(偏差値50.3)、IPテストでは上位25.1%(偏差値57.4)のスコアです。公開テスト平均(615点)を上回り、600点台半ばで多くの企業の基準を満たしています。就活・転職の両方で英語力を武器にできる位置に立っています。
上位50.0%・偏差値50.3で、大学受験なら「成成明学」レベル
IIBCの最新データ「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」をもとに算出すると、TOEIC620点は公開テスト受験者(735,425人)の上位50.0%に位置します。
公開テストの平均は615点で、620点は平均より5点高いスコアです。偏差値で表すと50.3になります。平均をわずかに上回るラインにいると言えます。
大学受験の偏差値に換算すると、およそ「成成明学」(成蹊大学・成城大学・明治学院大学・獨協大学レベル)に相当します。
上位%・偏差値の算出方法(下のIPテストも同様の方法で算出してます)
公開テスト645点以上は327,974人、595〜640点区間は78,834人です。この区間には10スコア(595〜640点)が含まれるため、1/10して、1スコアあたり約7,883人と仮定します。
620以上 = 327,974 + 7,883×5 = 367,389人 → 367,389 ÷ 735,425 = 50.0%
偏差値 = 50 + 10 ×(スコア − 615)÷ 170(公開テスト基準)
ただし、公開テストはあくまで一般受験です。「自分の意思でTOEICを受けに来た、きちんと対策してきた人たち」が中心の母集団です。
実はTOEICにはもう1つ、IPテストという受験形式があります。
大学・企業などの団体で実施されるテストで、「組織の方針で受験することになった」という受験者が多くを占めます。
IPテストでは上位25.1%・偏差値57.4——4人に1人しか届かないスコア
IPテスト(大学や企業の団体受験・1,041,495人)で見ると、620点の評価はぐっと変わります。
上位25.1%で、偏差値57.4。受験者4人のうち1人しか到達していないスコアです。
大学生のIPテストデータとの比較を見てみましょう。
| 区分 | 平均スコア | 620点との差 |
|---|---|---|
| 大学全体 | 470点 | +150点 |
| 大学1年生 | 453点 | +167点 |
| 初受験の大学生 | 442点 | +178点 |
| 大学4年生 | 545点 | +75点 |
出典:TOEIC Program DATA & ANALYSIS
TOEIC620点は、大学生のどの層と比べても大きくリードしています。
大学全体の平均(470点)を150点、大学1年生(453点)には167点、初受験(442点)には178点も上回っています。
大学4年生の平均(545点)と比べても75点差。大学4年生の平均を大きく上回っているスコアです。
正答率は約66%
TOEIC620点のL/R内訳は、リスニング(L)335点前後・リーディング(R)285点前後が目安です。
正答率で言うと約66%。200問中約132問を正解している計算です。
6割を大きく超えて7割に近づいている状態です。英語の基礎はしっかり固まっており、TOEIC特有のパターンもある程度身についています。
ここから正答率を70%前後(650〜700点相当)に引き上げるには、あと8〜12問ほど正解を積み増す必要があります。
リスニングは3段階中の真ん中レベル
Score Descriptor Tableによると、リスニング335点は3段階中真ん中の評価です(L335は275〜370の帯に該当)。
- 短い会話で語彙がシンプルであれば趣旨を推測できる
- 内容が繰り返されたり言い換えられたりする場合は長い会話でも理解できる
- 間接的な応答や展開が読みにくい会話では理解しづらくなる
リーディングは4段階中下から2番目のレベル
リーディング285点は4段階中下から2番目の評価です(R285は225〜320の帯に該当)。
- 短めの文章であれば簡単な推測ができる
- 本文と設問の表現が一致していれば正答できる
- 言い換え表現が使われると推測が難しくなる
- 複雑な構文や高度な語彙の理解はまだ課題がある
公式5段階評価でCレベル(上から3番目)
公式の5段階評価「PROFICIENCY SCALE」によると、620点はCレベル(470〜725点)に該当します。
Cレベルは「日常生活の基本的なニーズに対応でき、限られた範囲では業務上のやり取りも可能」なレベルです。
- 一般的な会話なら要点をつかみ、受け答えに大きな支障はない
- 基礎的な文法・構文は身についている
- 語彙や表現にやや不足はあるものの、自分の意思を伝えるだけの力は持っている
CEFR B1・英検2級相当
文部科学省の対照表(各資格・検定試験とCEFRの対照表)によると、620点はCEFR B1・英検2級相当です。

B1は「自立した言語使用者」に分類される段階。仕事や学校で日常的に発生するやり取りに対応できる力があるとされています。
TOEIC620点は就活・転職で使える?
結論:使えます。公開テスト平均を超え、600点台半ばで多くの企業の基準を満たしています。新卒の平均基準(545点)を75点上回るだけでなく、中途採用の平均基準(620点)もちょうど達成しており、就活だけでなく転職でも堂々と使えるスコアです。
企業が求めるTOEICスコアの基準
英語活用実態調査(IIBC)によると、新卒採用の平均基準は545点、中途採用では620点です。

※ただし、これはあくまで調査対象企業の平均値です。実際の企業は600点・650点・700点などキリのいい数字を基準にしていることが多いです。
620点は新卒の平均基準(545点)を75点も上回っています。中途採用の平均基準(620点)も同値であり、600点台半ばとして多くの企業が求めるラインを満たしています。
「あと少し」ではなく、新卒・中途どちらの平均基準もクリアした状態です。これにより、就活の場だけでなく転職市場でも英語力をアピールできます。
スコア別の就活・転職での評価の目安は以下のとおりです。
- 600点〜:履歴書で「英語力がある」と認められる最低ライン
- 700点〜:外資系・商社など英語業務でもアピールできる
- 800点〜:海外駐在・英語メインの職種で高く評価される
620点は「600点〜」のラインをしっかり超え、多くの企業の基準を満たすスコアです。
620点は履歴書に積極的に書くべき?
積極的に書くべきです。620点は就活・転職どちらの場面でも、英語力の証明として十分機能するスコアです。
公開テスト平均を超え、600点台半ばで多くの企業の基準を満たしているため、採用担当者からの評価が一段高くなります。
また面接では「現在700点を目指してTOEICを継続中です」と一言添えるだけで、成長意欲を示すことができます。
なお、TOEICが就職・転職でどう評価されるかについては「TOEICは何点からすごい?自慢できる?|大学生・社会人別に徹底解説」もご覧ください。
TOEIC620点からスコアを伸ばすには
結論:620点は基礎が完成に近い状態です。ここから先は「何時間やるか」ではなく「どんな手順で何に取り組むか」が700点到達を左右します。
まず正確な現在地を把握する
「620点」というスコアが、今の実力を正確に反映しているとは限りません。
TOEICは受験時のコンディションや問題との相性によって、結果が大きくブレる試験です。
加えて、試験を受けてからスコアが届くまでにタイムラグがあります。
その間も英語力は変動しているため、「受験日の実力」と「今の実力」は別物です。
今の実力を測る方法は2つあります。
- TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
- アプリを使う(楽だから推奨)
この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。なぜかというと、無料で使えるものもありますし、圧倒的に楽でかつ精度も高いからです。中には5分でスコア測定が終わるアプリもあります。
620点から700点に必要な勉強時間の目安
イングルートの見解では、TOEIC620点から700点到達に必要な勉強時間は50〜100時間です。
1日2時間なら約1〜2ヶ月、1日1時間なら2〜3ヶ月が目安です。
ただし、これは「正しい手順で勉強を進めた場合」の数字です。
教材の選び方や学習の順番を間違えると、同じ時間をかけても間違いなくスコアは停滞します。
620点からは「体系的な学習」ができるかどうかで差がつく
620点は英語の基礎がしっかり固まっている状態です。ここからはTOEIC対策を本格的に詰めていく段階に入ります。
このスコア帯で最も避けたいのが「気になった教材を次々と試すこと」です。
TOEICの参考書はそれぞれ独立した教材ですが、スコアを効率よく上げるには教材同士が互いを補い合う組み合わせで使う必要があります。
単語帳・文法書・リスニング教材・問題集を「どの順番で」「どの難易度のものを」「いつ切り替えるか」。
この手順の設計が正確かどうかで、同じ勉強時間でも到達スコアに大きな差が生まれます。
これが「体系的な学習」です。
620点の段階では、この組み合わせを自分だけで設計するのが難しいという現実があります。
TOEIC関連の参考書は毎年大量に出版されています。その膨大な選択肢の中から自分のスコア帯・弱点に合った教材を正しく組み合わせるのは、TOEIC経験が浅いうちはかなりハードルが高いです。
その結果、「おすすめ参考書ランキング」を見ては合わない教材を買い、途中で止まってまた別の教材を探す。
こうして「参考書難民」に陥ってしまう人が600点台には特に多いです。
体系的な学習を実現するには?
「では、どうやって体系的に学べばいいの?」と思いますよね。
正直、自分ひとりで体系的に学べるよう組み立てるのは、正直かなり難しいです。実際、順番を間違えて遠回りする人がとても多いです。
僕も順番が分からず、かなり遠回りしました。
100人以上を指導してきた体感でも、みなさん平均5冊はムダな参考書を買い、勉強時間も300時間ほど無駄にしています。
だからイングルートでは「TOEIC800点スクール」を作りました。
スクールでは、800点までに必要なレッスンを、今のスコア別に正しい順番で勉強できるよう設計しています。
だから、今のスコアがどこからでもスクールの順番通りに進めるだけで、まず700点、そしてその先の800点に伸ばせます。
「今の自分、何をやれば良いのかな」と迷ったら、のぞいてみてください。
今までにないTOEICスクールの形です。
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TOEIC620点に関するよくある質問
Q. TOEIC620点は転職で使える?
A:使えます。公開テスト平均を超えた600点台半ばのスコアで、多くの企業の基準を満たしています。新卒の平均基準(545点)も75点上回っており、履歴書に積極的に記載しましょう。
Q. TOEIC620点から700点に最短で到達するには?
A:正しい手順で50〜100時間が目安です。1日2時間なら1〜2ヶ月で到達可能です。
まとめ
TOEIC620点のレベルを解説しました。
- 公開テスト受験者の上位50.0%(偏差値50.3)
- 大学受験の偏差値に換算すると「成成明学」レベル
- IPテストでは上位25.1%(偏差値57.4)で4人に1人しか届かないスコア
- 正答率は約66%。200問中約132問を正解できている
- リスニングは3段階中真ん中、リーディングは4段階中下から2番目
- 公式5段階評価でCレベル(上から3番目)
- CEFR B1・英検2級相当
- 公開テスト平均(615点)を超え、600点台半ばで多くの企業の基準を満たしている。新卒の平均基準(545点)も75点上回り、中途採用の平均基準(620点)と同値
- 700点到達に必要な勉強時間の目安は50〜100時間
結論:TOEIC600点は公開テスト受験者全体の上位54.2%のスコアです。IPテストでは上位28.1%で、日本全体の上位3割に入る実力。就活・転職で「英語力をアピールできる最初のライン」です。 「TOEIC6[…]
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結論:TOEIC650点は受験者全体の上位43.6%のスコアです。社会人の平均スコア(644点)を上回り、英語力の「基礎固め」が完了した証拠と言えるレベルです。 「TOEIC650点ってどれくらいのレベルなの?[…]



