結論:TOEIC740点は、公開テスト受験者の上位25.7%(偏差値57.4)のスコアです。公式5段階評価でBレベル(上から2番目)。大学受験の偏差値に換算するとMARCHレベル。IPテストでは上位11.0%(偏差値64.4)で、9人に1人しか届かないスコアです。
- 「TOEIC740点って、実際どのくらいのレベルなんだろう?」
- 「就活や転職の場でアピールできるスコアなの?」
- 「800点に上げるには、あとどれだけ勉強が必要?」
このような疑問を持っている方に向けて、詳しく解説します。
結論から言うと、740点は「800点が見えるスコア。ここまで来たら800点を取らない手はない」というレベルです。
新卒採用の平均基準(545点)は195点もクリアしており、中途採用の平均基準(620点)もすでに120点上回っています。
IPテストの偏差値で見ると64.4。日本の大学生・社会人全体の中で9人に1人しかいないという位置です。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

TOEIC740点のレベル
結論:TOEIC740点は公開テストでは上位25.7%(偏差値57.4)、IPテストでは上位11.0%(偏差値64.4)のスコアです。公式評価Bレベルに到達し、中途採用の平均基準(620点)をすでに120点上回っています。
上位25.7%・偏差値57.4で、大学受験なら「MARCH」レベル
IIBCの最新データ「TOEIC Program DATA & ANALYSIS」をもとに算出すると、TOEIC740点は公開テスト受験者(735,425人)の上位25.7%に位置します。
公開テストの平均は615点で、740点は平均より125点高いスコアです。偏差値で表すと57.4になります。平均を大きく上回っているラインです。
大学受験の偏差値に換算すると、およそ「MARCH」(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学レベル)に相当します。
上位%・偏差値の算出方法(下のIPテストも同様の方法で算出してます)
公開テスト745点以上は181,966人、695〜740点区間は69,891人です。この区間には10スコア(695〜740点)が含まれるため、1/10して、1スコアあたり約6,989人と仮定します。
740以上 = 181,966 + 6,989×1 = 188,955人 → 188,955 ÷ 735,425 = 25.7%
偏差値 = 50 + 10 ×(740 − 615)÷ 170 = 57.4(公開テスト基準)
ただし、公開テストはあくまで一般受験です。「自分の意思でTOEICを受けに来た、きちんと対策してきた人たち」が中心の母集団です。
実はTOEICにはもう1つ、IPテストという受験形式があります。
大学・企業などの団体で実施されるテストで、「組織の方針で受験することになった」という受験者が多くを占めます。
IPテストでは上位11.0%・偏差値64.4——9人に1人しか届かないスコア
IPテスト(大学や企業の団体受験・1,041,495人)で見ると、740点の評価はぐっと変わります。
上位11.0%で、偏差値64.4。受験者9人のうち1人しか到達していないスコアです。
大学生のIPテストデータとの比較を見てみましょう。
| 区分 | 平均スコア | 740点との差 |
|---|---|---|
| 大学全体 | 470点 | +270点 |
| 大学1年生 | 453点 | +287点 |
| 初受験の大学生 | 442点 | +298点 |
| 大学4年生 | 545点 | +195点 |
出典:TOEIC Program DATA & ANALYSIS
TOEIC740点は、大学生のどの層と比べても大きくリードしています。
大学全体の平均(470点)を270点、大学1年生(453点)には287点、初受験(442点)には298点も上回っています。
大学4年生の平均(545点)と比べても195点差。大学4年生の平均を大きく上回っているスコアです。
正答率は約74%
TOEIC740点のL/R内訳は、リスニング(L)400点前後・リーディング(R)340点前後が目安です。
正答率で言うと約74%。200問中約148問を正解している計算です。
7割を大きく超えて正解できている状態です。英語の基礎はしっかり固まっており、TOEIC特有のパターンもかなり身についています。
ここから正答率を80%前後(800点相当)に引き上げるには、あと12問ほど正解を積み増す必要があります。
Part別正答数の目安
「どのPartで何問取ればいいのか」を知ると、勉強の優先順位が見えてきます。
L400/R340で合計740点を達成するための、Part別の正答数の目安をまとめました。
| Part | 問題数 | 正答数の目安 |
|---|---|---|
| Part1(写真描写) | 6問 | 6問 |
| Part2(応答) | 25問 | 18問 |
| Part3(会話) | 39問 | 28問 |
| Part4(説明文) | 30問 | 22問 |
| Part5(短文穴埋め) | 30問 | 25問 |
| Part6(長文穴埋め) | 16問 | 12問 |
| Part7(読解) | 54問 | 37問 |
| 合計 | 200問 | 148問 |
740点でできること・できないこと
TOEIC740点の英語力で、実際に何ができて何が難しいのかを整理します。
できること:
- 英語でのプレゼン実施(準備あり)
- 海外拠点とのTV会議をリードできる
- 英文レポートの作成ができる
- 業界ニュースを英語で読んで情報収集ができる
まだ難しいこと:
- ネイティブスピードの議論に完全についていく
- 通訳レベルの瞬間的な言語切り替え
- 専門的な論文をスラスラ読む
上智大学や東京大学文科三類の大学生と同レベル

上の表は、大学別の平均点を集計したものです。
この表によると、TOEIC740点は上智大学や東京大学文科三類の大学生平均と同じくらいのスコアになります。
神戸大学や学習院大学の出身者と同レベル
日経転職版には「出身大学別TOEICスコアランキング」というデータがあります。
日経転職版会員のTOEICスコアを出身大学別に集計したものです。
このうち、TOEIC740点付近の出身大学を抜粋すると以下のとおりです。
- 東京工業大学:752.1点(全体15位)
- 神戸大学:744.4点(全体16位)
- 学習院大学:742.5点(全体17位)
- 横浜国立大学:729.7点(全体18位)
- 北海道大学:729.0点(全体19位)
リスニングは3段階中一番上のレベル
Score Descriptor Tableによると、リスニング400点は3段階中一番上の評価です(L400は375〜495の帯に該当)。
- 間接的な応答や予測が難しい会話でも文脈を理解できる
- 長い英文において幅広い語彙が使用されていても主旨を推測できる
- 構文が複雑だったり、難解な語彙が使われたりしても詳細を理解できる
- 広い範囲の情報を関連づけることができる
リーディングは4段階中上から2番目のレベル
リーディング340点は4段階中上から2番目の評価です(R340は325〜420の帯に該当)。
- 文章の中の情報をもとに推測できる
- 言い換えがあっても事実に基づく情報を理解できる
- 語彙は幅広く、よく使用される単語以外も理解できる
- ひとつの文書の中や複数の文書間で情報を関連づけることができる
公式5段階評価でBレベル(上から2番目)
公式の5段階評価「PROFICIENCY SCALE」によると、740点はBレベル(730〜855点)に該当します。
Bレベルは「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」レベルです。
- 通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない
- 複雑な状況下でも、ある程度の情報を把握し対応できる
- 業務上必要なやり取りをこなせるだけの語彙と構文力がある
CEFR B1・英検2級〜準1級相当
文部科学省の対照表(各資格・検定試験とCEFRの対照表)によると、740点はCEFR B1・英検2級〜準1級相当です。

B1は「自立した言語使用者」に分類される段階。仕事や学校で日常的に発生するやり取りに対応できる力があるとされています。
TOEIC740点はすごい?正直な評価
結論:TOEIC740点は「すごい」と言えるスコアです。ただし、800点を目指すべき理由もあります。
740点が「すごい」と言える根拠を整理します。
- 公開テスト上位25.7% → 4人に1人しか届かない
- IPテストでは上位11.0% → 9人に1人
- 大学生平均(470点)を270点上回っている → 大学生としてはトップクラス
- 社会人平均(644点)を96点上回っている → 社会人としても上位層
- 中途採用の平均基準(620点)を120点クリア → 外資系・グローバル企業で十分戦えるレベル
ただし、ここで止まるのはもったいないスコアでもあります。
800点を超えると「英語力がある人」から「英語の仕事を任せられる人」に評価が変わります。海外駐在や英語メインの職種への道も広がります。
740点の基盤があれば、800点は50〜100時間の学習で十分到達可能です。
TOEIC740点は就活・転職で使える?
結論:使えます。740点は新卒の平均基準(545点)を195点上回り、中途採用の平均基準(620点)も120点上回っています。Bレベルに到達しており、外資系・商社など英語業務でもしっかりアピールできるラインです。
企業が求めるTOEICスコアの基準
英語活用実態調査(IIBC)によると、新卒採用の平均基準は545点、中途採用では620点です。

※ただし、これはあくまで調査対象企業の平均値です。実際の企業は600点・650点・700点などキリのいい数字を基準にしていることが多いです。
740点は新卒の平均基準(545点)を195点も上回っています。また、中途採用の平均基準(620点)をすでに120点上回っています。
新卒・中途の両基準をともに大幅にクリアしており、Bレベルに到達したことで就活・転職での評価がさらに高まっています。
スコア別の就活・転職での評価の目安は以下のとおりです。
- 600点〜:履歴書で「英語力がある」と認められる最低ライン
- 700点〜:外資系・商社など英語業務でもアピールできる
- 800点〜:海外駐在・英語メインの職種で高く評価される
740点は「700点〜」のラインにしっかり到達しています。800点を超えると海外駐在・英語メインの職種で高く評価されるようになります。
740点は履歴書に書くべき?
書くべきです。740点は就活・転職どちらの場面でも、英語力の証明として十分機能するスコアです。
700点台後半に到達しており、公式評価もBレベルです。採用担当者からも「英語力が高い人」と判断されやすくなります。
また面接では「次は800点を目指しています」と一言添えるだけで、成長意欲を示すことができます。
昇進・昇格ではどう評価される?
多くの日系企業では、課長昇進の要件として600〜700点のTOEICスコアを求めています。740点はこの要件を余裕でクリアしています。
一方で、部長級や管理職への昇進では730〜800点以上を求める企業も増えています。740点はこの要件もクリアし始めるラインです。
グローバル企業では800点以上がスタートラインとされるケースも多く、740点からさらに上を目指すことで、昇進・昇格のチャンスが大きく広がります。
なお、TOEICが就職・転職でどう評価されるかについては「TOEICは何点からすごい?自慢できる?|大学生・社会人別に徹底解説」もご覧ください。
TOEIC740点と年収の関係
結論:TOEIC700点台のスコア保持者は、スコアが低い層と比べて年収が高い傾向にあります。

出典:日経転職版
上のグラフは、日経転職版会員の年代・TOEICスコア別の平均年収を表しています。
TOEIC740点は「700〜799点」の区間に含まれます。
たとえば30代のデータを見ると、700〜799点のスコア保持者の平均年収は687万円です。
499点以下の平均年収は599万円なので、88万円の差があります。
TOEIC740点からスコアを伸ばすには
結論:740点は800点が手の届く距離にあります。あと60点。「どんな手順で何に取り組むか」が800点到達を左右します。
まず正確な現在地を把握する
「740点」というスコアが、今の実力を正確に反映しているとは限りません。
TOEICは受験時のコンディションや問題との相性によって、結果が大きくブレる試験です。
加えて、試験を受けてからスコアが届くまでにタイムラグがあります。
その間も英語力は変動しているため、「受験日の実力」と「今の実力」は別物です。
そこでイングルートが推奨しているのが「Santaアルク」という無料アプリです。
「Santaアルク」はたった12問でスコアを予測してくれる無料アプリです。
膨大なTOEICデータをAIで分析して出題しているため、5〜10分で精度95%のスコア測定が可能です。
100人以上を指導してきた経験から言うと、本番試験では60〜80点くらい普通に上下するので、このアプリの精度はかなり高いです。現時点で最も正確かつ手軽なスコア測定法だと思います。
だからこそ、勉強計画を立てる前にまず「Santaアルク」で今の実力を確認してください。
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740点から800点に必要な勉強時間の目安
イングルートの見解では、TOEIC740点から800点到達に必要な勉強時間は50〜100時間です。
1日2時間なら約1〜2ヶ月が目安です。
ただし、これは「正しい手順で勉強を進めた場合」の数字です。
教材の選び方や学習の順番を間違えると、同じ時間をかけても間違いなくスコアは停滞します。
740点からは800点に向けた「体系的な学習」が鍵
740点は英語の基盤がしっかり完成している状態です。ここからは800点に向けてTOEIC対策を本格的に詰めていく段階に入ります。
このスコア帯で最も避けたいのが「気になった教材を次々と試すこと」です。
TOEICの参考書はそれぞれ独立した教材ですが、スコアを効率よく上げるには教材同士が互いを補い合う組み合わせで使う必要があります。
単語帳・文法書・リスニング教材・問題集を「どの順番で」「どの難易度のものを」「いつ切り替えるか」。
この手順の設計が正確かどうかで、同じ勉強時間でも到達スコアに大きな差が生まれます。
これが「体系的な学習」です。
700点台の段階でも、この組み合わせを自分だけで設計するのが難しいという現実があります。
TOEIC関連の参考書は毎年大量に出版されています。その膨大な選択肢の中から自分のスコア帯・弱点に合った教材を正しく組み合わせるのは、かなりハードルが高いです。
その結果、「おすすめ参考書ランキング」を見ては合わない教材を買い、途中で止まってまた別の教材を探す。
こうして「参考書難民」に陥ってしまう人が700点台でも多いです。
体系的な学習を実現するには?
「では、どうやって体系的に学べばいいの?」と思いますよね。
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TOEIC740点に関するよくある質問
Q. TOEIC740点は英語で仕事ができるレベル?
A:できます。
740点は準備があれば英語でプレゼンを実施でき、海外拠点とのTV会議もリードできるレベルです。公式評価もBレベル(上から2番目)に到達しています。800点を超えるとさらに高度な場面でも対応できるようになります。
Q. TOEIC740点からあと60点伸ばすコツは?
A:精度を上げる学習に集中することです。
740点は基盤が完成している段階なので、新しい教材に手を広げるよりも、弱点を正確に把握して精度を上げる学習が効果的です。正しい手順で取り組めば50〜100時間で800点に到達可能です。
まとめ
TOEIC740点のレベルを解説しました。
- 公開テスト受験者の上位25.7%(偏差値57.4)
- 大学受験の偏差値に換算すると「MARCH」レベル
- IPテストでは上位11.0%(偏差値64.4)で9人に1人しか届かないスコア
- 正答率は約74%。200問中約148問を正解できている
- リスニングは3段階中一番上、リーディングは4段階中上から2番目
- 公式5段階評価でBレベル(上から2番目)
- CEFR B1・英検2級〜準1級相当
- 新卒の平均基準(545点)は195点クリア済み。中途採用の平均基準(620点)をすでに120点上回っている
- 700点台のスコア保持者は年収も高い傾向にある
- 800点到達に必要な勉強時間の目安は50〜100時間
結論:TOEIC700点は公開テスト受験者全体の上位33.3%のスコアです。就活・転職で「英語で差がつく人」として評価され始めるレベルであり、社会人平均(644点)も上回ります。 「TOEIC700点ってどれく[…]
結論:TOEIC735点は、公開テスト受験者の上位26.6%(偏差値57.1)のスコアです。公式5段階評価でBレベル(上から2番目)に到達しています。就活・転職で「英語で差がつく人」として高く評価されるラインです。大学受験の偏差値に換算する[…]
結論:TOEIC745点は、公開テスト受験者の上位24.7%(偏差値57.6)のスコアです。実質的に750点レベルであり、公式5段階評価でBレベル(上から2番目)に到達しています。大学受験の偏差値に換算するとMARCHレベル。IPテストでは[…]
結論:TOEIC750点は受験者全体の上位23.9%のスコアです。就活・転職では外資・グローバル企業の応募条件が広がります。また、現役の東京大学文科三類生の平均スコア(752点)と同等の英語力になります。 「T[…]





