TOEIC965点のレベルはどのくらい?勉強法も解説【就活転職での評価は?】

今回はTOEIC965点のレベルと、965点以上を取るための勉強法を解説します。

  • TOEIC965点のレベルが知りたい
  • TOEIC965点以上のスコアを取りたい

という方は必見です!

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975

TOEIC965点のレベル

TOEIC965点は全体の上位1.2%

2022年度のTOEIC公開テストスコア取得者の割合は以下の通りです。

TOEICスコア取得者の割合 890点は上位4.2% 840点は上位9.1%

TOEIC Program DATA & ANALYSISより筆者作成)

この図から、895点以上が上位4.2%だとわかります。

ただ、以上のデータからは900点以上の詳細が読み取れません。

 

よって、次は「TOEIC平均スコア・分布詳細」より、リスニング・リーディングのスコア分布を見てみましょう。

TOEIC 第531回 リスニングとリーディングのスコア分布 295点〜470点

上右表に注目すると、リーディング470点以上は全体の下位98.8%、つまり上位1.2%だとわかります。

そしてリーディング470点の場合、リスニングは満点の495点となることが多いため、合計965点が上位1.2%のスコアだと言えます。

TOEIC965点は偏差値71で大学は「東大・京大・旧帝大医学部」レベル

TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、全体の受験者のTOEIC平均スコアは608点(公開テスト)です。

 

過去のTOEIC統計より、スコアが約17点アップすると、偏差値が1上がる計算になります。

よって、TOEIC965点は偏差値約71です。

 

大学に換算すると、最難関国公立大学の東大京大や旧帝大医学部などと同じくらいになるようです。

TOEIC965点は公式の3段階のリスニング力評価でトップレベル

TOEIC965点の場合、リスニング495点(満点)、リーディング470点前後が平均的な点数構成になるでしょう。

 

Score Descriptor Table」によると、TOEICリスニング495点は3段階中一番上の評価です。

具体的には、以下のようにリスニング力が評価されます。

  • 間接的な応答や予測が難しい会話でも文脈を理解できる
  • 長い英文において幅広い語彙が使用されていても主旨を推測できる
  • 構文が複雑だったり、難解な語彙が使われたり、情報が言い換えられたりしても詳細を理解できる
  • 広い範囲の情報を関連づけることができる

TOEIC965点は公式の4段階のリーディング力評価でトップレベル

また、リーディング470点は4段階中一番上の評価です。

具体的には、以下のようにリーディング力が評価されます。

  • 文章の趣旨・目的・詳細が推測できる
  • 言い換えがあっても情報を理解できる
  • 文章全体にわたる情報を関連づけられる
  • 英単語の例外的な意味や慣用句的な使い方を理解できる
  • 似たような意味で使われる複数の英単語を区別できる
  • 複雑であまり使用されないような文法的構造でも理解できる

TOEIC965点は公式の5段階のコミュニケーション能力評価でトップレベル

PROFICIENCY SCALE」によると、TOEIC965点はA〜Eの5段階評価のうち、最高評価のA評価(860点以上)です。

A評価は「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」レベルで、具体的には以下のような評価になります。

  • 経験の範囲内であれば、専門外の分野でも十分に理解・表現できる
  • 語彙・文法・構文を正確に把握し流暢に駆使する力を持っている
  • Native Speakerとはまだ隔たりがある

TOEIC965点はCEFRC1で英検1級レベル

CEFRとTOEICスコアの対照表

参照元:各試験団体のデータによるCEFRとの対照表

CEFR(セファール)とは、外国語の習熟度や運用能力をはかる国際的な指標です。

上記の文部科学省のデータによると、TOEIC965点はCFFR C1程度に相当します。

 

また、英検に換算すると、TOEIC965点は英検1級(大学上級程度)に相当します。

テン
TOEICと英検は問題の形式が大きく異なるので、完璧に換算するのは難しいです。あくまで参考程度にしておきましょう。

TOEIC965点は就職・転職活動で活用できる

TOEICの活用状況と要件・参考とされるTOEICスコア

TOEIC活用状況と求められるスコア

上画像より、新卒採用では545点、中途採用では620点が要件・参考とされる平均的なTOEICスコアの基準となっていることがわかります。

また、TOEIC公開テストの平均点は608点です。

 

TOEIC965点は新卒採用・中途採用で平均的に求められるスコアより、また、公開テストの平均点より遥かに高いスコアです。

 

そして、前述したように、TOEIC965点はCFFR C1程度に相当します。

これはTOEICの客観的な指標としては最高の評価です。

 

よって、965点あれば、外資系企業など英語を積極的に使う企業においても、他の候補者に引けを取らないと言えるでしょう。

TOEIC965点以上のスコアを取るための勉強法

ここからはTOEIC965点以上のスコアを取るための勉強法を解説します!

語彙力を強化する

語彙力を強化する方法は2つあります。

  1. 今持っている英単語帳の英単語をすべて覚える
  2. 問題演習でわからない英単語を調べノートにまとめ定期的に見直す

特に重要なのは②です。

①だけでカバーしきれない「頻出ではないが重要な英単語」を②で覚えていきましょう。

 

また、英単語を覚えるコツは4つあります。

  1. 発音する
  2. 反復する(1度に多くの英単語に目を通すことを繰り返す)
  3. 毎日寝る前に暗記する
  4. 1冊しっかり覚える

これだけで英単語の暗記効率はグッと向上するので、ぜひ実践してください。

苦手なパートを無くす

TOEICの対策をしていると、ついつい得意なパートばかり勉強してしまうことがあります。

苦手なパートと比べて、得意なパートは勉強するのが苦にならないからです。

 

しかし、苦手なパートの対策から逃げていてはスコアはなかなか伸びません。

 

そもそも得意をさらに得意にするより、苦手を普通にする方が簡単です。

また、解ける問題の数がグッと増えるのでスコアアップに直結します。

 

さらに、苦手パートでの点数のブレ(下ブレ)が少なくなるので、安定して高いスコアを取りやすくなります。

 

各パートの勉強法については、LINE公式アカウント友達追加で受け取れる「TOEIC勉強法大全」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

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実践演習する

実践演習の目的は主に4つあります。

  1. TOEICの問題形式に慣れる
  2. 120分間集中する体力と、時間配分を身につける
  3. 抜けている知識を身につける
  4. 苦手なPartを把握する

①と②は言葉通りです。

 

③について、実践演習をしていると知らない/勉強したが忘れてしまった知識がたくさん登場するはずです。

復習のタイミングでこのような知識を調べることで、知識の抜け漏れを防げます。

テン
このように「知らない/わからない」をひとつひとつ潰すことがTOEICスコアアップのために重要です。

 

また④について、問題を解いていると苦手なPartが明らかになるはずです。

苦手なPartを克服するように勉強すれば、自ずとスコアは伸びていきます。

 

なお、実践演習には公式問題集を使うのがおすすめです。

「公式」とついているだけあって本番に最も近い形式・難易度の問題が掲載されており、他の教材を使うより学習効果が高いからです。

 

さらに、復習の際は以下の2点を丁寧に行いましょう。

  1. 英文は聞き取れるようになるまで聞き直す
  2. スラスラ読めるようになるまで読み直す

スキマ時間はアプリで勉強

  • 通勤・通学の移動時間
  • 休憩時間

など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。

1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。

 

スキマ時間の勉強には「スタディサプリTOEIC」を活用するのがおすすめです。

スマホでいつでもどこからでも気軽に、かつ本格的にTOEIC対策ができます。

テン
私もスタサプを愛用していました。個人的に特に最高だったのは、4000問以上の実践問題が収録されており、外出先でもたっぷり問題演習できることです。4ヶ月で500→975点に上がったのはスタサプのおかげと言っても過言ではありません。

スタディサプリTOEICは無料体験もできるので、ぜひ試してみてください!

 

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まとめ

TOEIC965点のレベルと、965点以上のスコアを取るための勉強法を解説しました。

今回解説した勉強法を実践して、ぐんぐんスコアを伸ばしていきましょう!

 

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