TOEIC950点のすごさとは?レベル・勉強法・おすすめ参考書を解説

今回はTOEIC950点のレベルや、950点を取るための勉強法・おすすめ参考書を解説します!

  • TOEIC950点ってどれくらいすごいの?
  • 就職活動や転職活動ではどれくらい有利になる?
  • TOEIC950点を取るにはどう勉強するべき?

以上のような疑問を持っている方は必見です!

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!
TOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975

TOEIC950点のレベル|すごさを7つの視点から解説

まずはTOEIC950点のレベルを以下の7つの視点から解説します!

  1. 何問ミス以内か
  2. 上位何%か
  3. 偏差値はどれくらいか
  4. どんな大学の学生が取るスコアなのか
  5. 公式の英語力評価だとどれくらいのレベルか
  6. 公式のコミュニケーション力評価ではどれくらいのレベルか
  7. CEFRはどれくらいか

TOEIC950点は約10問ミス以内

TOEIC リスニングとリーディングの素点とスコアの換算表

上表は、TOEICリスニングとリーディングの素点とスコアの換算表です。

たとえば、リスニングの素点が71〜75点の間だったら、320点〜390点を取る可能性があるということです。

実際には端っこの値を取ることはあまりなく、340点〜430点くらいになることが多いです。

 

そして、TOEIC950点の平均的な点数構成は、リスニング495点(満点)、リーディング455点です。

 

リスニング495点を取るための正答率はおよそ95%以上、リーディング455点を取るための正答率はおよそ95%です。

よって、TOEIC950点を取るには、総合で約10問ミス以内に抑える必要があるでしょう。

TOEIC950点は上位2.34%のスコア

2022年度のTOEIC公開テストスコア取得者の割合は以下の通りです。

TOEICスコア取得者の割合 890点は上位4.2% 840点は上位9.1%

TOEIC Program DATA & ANALYSISより筆者作成)

この図から、895点以上が上位4.2%だとわかります。

この時点ですでに、950点がとんでもなく高いスコアであることは明白です。

 

ただ、以上のデータからは900点以上の詳細が読み取れません。

よって、次は「TOEIC平均スコア・分布詳細」より、リスニング・リーディングのスコア分布を見てみましょう。

TOEIC 第531回 リスニングとリーディングのスコア分布 295点〜470点

前述したように、TOEIC950点の平均的な点数構成のリーディングのスコアは455点です。

上右表によると、リーディング445点以上は全体の上位3.1%、リーディング470点以上は全体の上位1.2%なので、455点は上位1.2%〜3.1%だとわかります。

 

445点〜470点の点数の種類は、445点(上位3.1%)、450点、455点、460点、465点、470点(上位1.2%)の6通りです。

それぞれのスコアに均等に受験者が分布しているとすれば、各スコア間の差は0.38%(=(3.1%-1.2%)/5)になります。

 

したがって、445点は上位3.1%、450点は上位2.72%(=3.1%-0.38%)、そして455点は上位2.34%(=2.78-0.38%)です。

TOEIC950点は偏差値70で旧帝大医学部レベル

全体の受験者のTOEIC公開テストの平均スコアは608点(2022年度)です。

過去の統計から、TOEICのスコアが17点アップすると偏差値が1上がる計算になります。

 

よって、TOEIC950点は偏差値70程度になります。

大学に換算すると、旧帝国大学の医学部や東京大学・京都大学・一橋大学など最難関大学の難関学部と同程度です。

テン
よって、並大抵の努力ではTOEIC950点を取るのは難しいと言えるでしょう。

TOEIC950点は英語力トップ大学/学部/学科レベル

マイベストプロ神戸によると、大学/学部/学科別のTOEIC平均点は以下の通りです。

大学別 TOEIC スコア ランキング

以上の大学には帰国子女など英語力が高い学生が多く在籍しています。

そして950点は、表中で最も平均スコアが高い上智大学の国際教養学部よりも高いスコアです。

TOEIC950点は公式の英語力評価でリスニング・リーディングともにトップ評価

前述のように、TOEIC950点の平均的な点数構成は、リスニング495点、リーディング455点です。

 

Score Descriptor Table」によると、リスニングは375点〜495点が最高評価になり、以下の長所が認められます。

  • 間接的な応答や予測が難しい会話でも文脈を理解できる
  • 長い英文において幅広い語彙が使用されていても主旨を推測できる
  • 構文が複雑だったり、難解な語彙が使われたり、情報が言い換えられたりしても詳細を理解できる
  • 広い範囲の情報を関連づけることができる

 

また、リーディングは425点〜495点が最高評価になり、以下の長所が認められます。

  • 言い換えがあっても文章の趣旨や目的、詳細を推測できる
  • 複数の文章全体にわたる情報を関連づけることができる
  • 幅広い語彙を理解しており、頻出単語の例外的な意味までわかる
  • 複雑で難しい文法的な構造でも理解できる

TOEIC950点は公式のコミュニケーション力評価でトップ評価

PROFICIENCY SCALE」によると、TOEIC950点はA〜Eの5段階評価のうち、最高評価のA評価(860点以上)です。

 

A評価の詳細は以下の通りです。

  • Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる
  • 経験の範囲内であれば、専門外の分野でも十分に理解・表現できる
  • 語彙・文法・構文を正確に把握し流暢に駆使する力を持っている
  • Native Speakerとはまだ隔たりがある

TOEIC950点はCEFR C1程度

CEFR(セファール)とは、外国語の習熟度や運用能力をはかる国際的な指標です。

  1. C2
  2. C1
  3. B2
  4. B1
  5. A2
  6. A1

の6段階評価で、C2が最も高いレベルです。

 

文部科学省の「各試験団体のデータによるCEFRとの対照表」によると、950点はCEFR C1程度になります。

そしてBRITISH COUNCILの「CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)」によると、C1の評価は以下の通りです。

  • 熟達した言語使用者
  • さまざまな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解し、含意を把握できる
  • 流暢に、また自然に自己表現できる
  • 社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ効果的に用いることができる
  • 腹圧な話題について明確で、しっかりとした構成の詳細な文章を作ることができる

TOEIC950点の難易度を他資格と比較

CEFRとTOEICスコアの対照表

参照元:各試験団体のデータによるCEFRとの対照表

さて、ここからは上画像を参考にしながら、TOEIC950点の難易度を比較していきます。

TOEIC950点は英検1級相当

英検は、公益財団法人日本英語協会が実施する英語4技能の検定試験で、TOEICと並んで日本では広く認知されています。

検定は7段階に分かれており、TOEICとは異なり合否(受かったか落ちたか)が判定されます。

  1. 英検1級(大学上級程度)
  2. 英検準1級(大学中級程度)
  3. 英検2級(高校卒業程度)
  4. 英検準2級(高校中級程度)
  5. 英検3級(中学卒業程度)
  6. 英検4級(中学中級程度)
  7. 英検5級(中学初級程度)

TOEICと英検は問題の形式が違うので完璧な換算ではありませんが、TOEIC950点は英検1級に相当すると言われています。

TOEIC950点はIELTS 7.0〜8.0

IELTSはイギリス、アメリカ、オーストラリアなどの140カ国以上の教育機関、国際機関、政府機関で採用されている世界的に認められた英語運用能力試験です。

 

4つのスキルごとに1から9まで0.5刻みで点数がつけられます。

また、4つのスキルを総合的に評価した「オーバーオールバンドスコア」も、同様に点数がつけられます。

 

TOEICとIELTSは問題の形式が違うので完璧な換算ではありませんが、TOEIC950点は「IELTS 7.0〜8.0」に相当すると言われています。

参考までに、「IELTS 7.0」の評価は以下の通りです。(出典:idp IELTS

  • 優秀なユーザー
  • 不正確さや不適切さがみられ、状況によっては誤解が生じる可能性もあるが英語を使いこなす能力を有する
  • 複雑な言葉遣いにも概ね対応でき、詳細な論理を理解できる

TOEIC950点はTOEFL iBT 95〜120点

TOEFL iBTはアカデミックな英語力をはかる世界的に認められた英語能力測定試験です。

世界160カ国、12,500以上の大学・大学院等で活用されています。

 

スコアは4技能それぞれ0〜30点で評価され、合計の満点は120点です。

 

TOEICとTOEFL iBTは問題の形式が違うので完璧な換算ではありませんが、TOEIC950点は「TOEFL iBT 95〜120点」に相当すると言われています。

参考までに「TOEFL iBT Requirements of the Top 100 Universities in the United States」によると、アメリカのトップレベルの大学院に進学するためにはTOEFL iBT80点〜100点が最低条件になっていることが多いです。

TOEIC950点を取得するメリット

さて、ここからはTOEIC950点を取得するメリットを解説します。

就職活動や転職活動で断然有利になる&幅が広がる

TOEICの活用状況と要件・参考とされるTOEICスコア

TOEIC活用状況と求められるスコア

新卒採用では平均545点、中途採用では平均620点のスコアが要件・参考とされています。

 

TOEIC950点だとそれらの値より遥かに高いスコアです。

一般的な企業であれば、英語力は間違いなくトップ評価になるので、他の候補者と差別化して選考を断然有利に進められるでしょう。

 

以下に挙げるような「業務で英語を頻繁に使う企業」が求めるTOEICスコアも大幅に超えているため、キャリアの幅が広がるでしょう。

社名TOEICスコア職種
三井物産800点新卒・一般
丸紅730点中途・人事
伊藤忠オートモービル努力目標700点以上新卒・総合
双日730点中途・企画/立案
三菱商事800点中途・DX事業戦略作成
ニトリ750点入社後、グローバルトレーニー公募を希望する場合
楽天800点新卒・一般

さらに、TOEIC950点というのは、外資系企業における選考でも周りに引けを取らないスコアです。

 

ただし、面接等で英語でのコミュニケーション能力を含む実践的・実務的な英語力が問われることがあります。

その場合、TOEICスコア(L&R)だけを提出してもあまり意味がない場合もあるので注意しましょう。

昇進・昇格や海外出張・海外赴任のチャンスを得られる

昇進・昇格・海外出張・海外赴任者選抜で要件・参考とされるTOEICスコア

TOEIC活用状況と求められるスコア

 

昇進・昇格の際には平均的に約500〜600点のスコアが要件・参考とされています。

また、海外出張や海外赴任の選抜の際には、平均的に600点以上のスコアが要件・参考とされています。

 

950点だとそれらのスコアより遥かに高いので、昇進・昇格や海外出張・海外赴任のチャンスが増えるでしょう。

年収が高くなる

  • 就職や転職を有利に進められる
  • 昇進・昇格や海外出張・海外赴任のチャンスが増える

以上の結果として、年収がアップするでしょう。

 

実際、dodaによると、TOEICスコアと年収の相関関係は以下のとおりです。

TOEICスコア平均年収
スコアなし379万円
300点未満374万円
300点台419万円
400点台434万円
500点台437万円
600点台436万円
700点台459万円
800点台487万円
900点台534万円

TOEICスコアなしと900点台では、150万円以上の差がついています。

テン
TOEICによる年収アップは700点以上から明確に傾向としてあらわれていますね。

大学院入試で活用できる

大学院によっては、入試の際にTOEICスコアを利用できるところもあります。

 

950点以上は極めて高いスコアなので、日本の大学院であれば足切りに引っ掛かることはもちろんありません。

テン
「英語試験の得点に換算」「英語試験免除」というように、優遇措置の制度が導入されているところであれば、ほぼ確実に優遇措置を受けられるでしょう。

TOEIC950点を取れても英語が話せるわけではない

TOEIC950点を取れるからと言って英語がペラペラ話せるわけではありません。

また、ライティングのスキルの高さが保証されるわけでもありません。

 

もちろん、TOEIC950点を取れるなら、普通よりは英語力が高いです。

よって、スピーキングやライティングの訓練をしていない人の中では、TOEIC950点は英語が話せる/書ける部類に入るでしょう。

 

しかし、ネイティブや帰国子女はもちろん、4技能を総合力に測る英検・TOEFL・IELTSのハイスコア(英検は1級)取得者と比べると、スピーキングやライティングの能力は劣る場合が多いです。

 

とはいえ、将来的に英語を話せる/書けるようになるために、TOEIC950点を目指すのはとてもおすすめです。

というのも、TOEIC950点を目指す過程で、英語力が底上げされるからです。

 

英語力が底上げされれば、後でスピーキングやライティングの訓練をするときの学習効果が高くなるでしょう。

よって、短期間で話す/書く能力を向上させることができます。

テン
英検やTOEFL・IELTSなど、他の資格試験を目指す場合にも、TOEICで培った英語力は間違いなく活かされます。

TOEIC950点を取るのにかかる勉強時間

TOEIC950点を取るのにかかる勉強時間はスタートラインにより異なります。

  • 500点から950点:1000時間
  • 600点から950点:800時間
  • 700点から950点:600時間
  • 800点から950点:400時間
  • 900点から950点:200時間

ただし、これはあくまで目安です。

これから解説する勉強法を丁寧に実践すれば、これより短時間で950点を取れます。

TOEIC950点を取るための勉強法

さて、ここからはTOEIC950点を取るための勉強法を解説します。

圧倒的な語彙力をつける

TOEIC950点を取るには、10,000語以上の語彙力が必要です。

テン
「本文・問題文のどちらにも、わからない英単語がひとつもない」と感じるくらい圧倒的な語彙力が必要です。

 

それだけの語彙力を身につけるには、以下を実践しましょう。

  1. TOEIC特化の英単語帳で英単語を覚える
  2. 問題演習で登場したわからない英単語を調べてノートにまとめて定期的に見直す

TOEIC特化の英単語帳を1冊確実に覚えるようにしましょう。

この作業を通じて、TOEICに頻出の英単語を覚えていきます。

 

さらに、「頻出ではないけど重要」な英単語をカバーするために、問題演習していてわからなかった英単語の意味を調べましょう。

そしてノートにまとめ、定期的に見直してください。

テン
いわば、ノートは「あなただけの英単語帳」になります。

 

英単語を覚えるコツは3つあります。

  1. 発音する
  2. 反復する(1度に多くの英単語に目を通すことを繰り返す)
  3. 毎日寝る前に暗記する

これをやるだけで英単語の暗記効率はグッと向上します。

ディクテーション

ディクテーションは、聞こえた音声を書き取る練習法です。

  • リスニング音声のスピードについていけるようになる
  • 音の連結を判別できるようになる

という効果があります。

 

ディクテーションは以下の手順で進めます。

  1. 全文を聞く
  2. 音声を1文ごとに区切って止めながら書き取る(書き取れるまで音声は何度再生し直してもOK)
  3. 再度全文を聞いて、意味を意識しながら書き取った内容をチェック
  4. スクリプトを見て間違いがないかチェック
  5. 間違いがあった場合は聞き取れるようになるまで聞き直す

おすすめの教材はTOEIC公式問題集のPart1・2です。

「簡単だな」と感じたらPart3やPart4の長文でオーバーラッピングしていきましょう。

created by Rinker
国際ビジネスコミュニケーション協会

 

さらに、慣れてきたら音声のスピードを1.2〜1.6倍速にしましょう。

「本番より難しい環境下」で練習することで、リスニング満点にグッと近づけます。

シャドーイング

相手の言ったことを理解するプロセスは2段階です。

  1. 音声認識
  2. 意味理解

日本語の音声を聞く場合は音声認識は自然にできます。

意味理解に集中することができるので、相手の言ったことを一度で理解できます。

 

しかし、英語の音声を聞く場合、練習していなければ、音声認識に脳のメモリーを割かなければなりません。

つまり、意味理解に完全に集中することができないため、相手の言ったことに対する理解度が著しく低くなってしまいます。

 

そこで、音声認識を自然とできるようになるために効果的なリスニング練習法がシャドーイングです。

シャドーイングは以下の手順で進めます。

  1. 一度全文を聞く(意味を理解しながら)
  2. スクリプトを確認する
  3. スクリプトを確認しながら、音声を流して聞き取りと同時に発音する
  4. ③を最低3回繰り返す
  5. スクリプトを見ずに、音声を流して聞き取りと同時に発音する
  6. ⑤を最低3回繰り返す

苦手なパートを無くす

TOEICの対策をしていると、ついつい得意なパートばかり勉強してしまうことがあります。

苦手なパートと比べて、得意なパートは勉強するのが苦にならないからです。

 

しかし、苦手なパートの対策から逃げていてはスコアはなかなか伸びません。

 

そもそも得意をさらに得意にするより、苦手を普通にする方が簡単です。

また、解ける問題の数がグッと増えるのでスコアアップに直結します。

 

さらに、苦手パートでの点数のブレ(下ブレ)が少なくなるので、安定して高いスコアを取りやすくなります。

 

各パートの勉強法については、私のLINE公式アカウントを友達追加で受け取れる「TOEIC勉強法大全」で詳しく解説しています。

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テン
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実践演習

TOEICは問題の形式が特殊です。

また、試験時間はリスニング約45分リーディング75分、合計で約120分とかなり長いです。

 

形式に慣れるため、そして120分間集中できる体力を身につけるために、実践演習を繰り返しましょう。

実践演習には、ここまで何度も紹介してきましたが、やはりTOEICの公式問題集を使うのがおすすめです。

テン
私はいろいろな問題集を使ってきましたが、最もスコアアップに直結したのは公式問題集だと実感しています。

 

また、実践演習が終わった後、丁寧に復習することが大切です。

以下の点を意識しながら、じっくり時間をかけて復習しましょう。

  1. わからなかった英単語を調べてノートにまとめておく(ノートは定期的に見直す)
  2. わからなかった文法事項を調べて理解する
  3. リスニングで聞き取れなかった部分の音声を聞き取れるようになるまで繰り返し聞き直す
  4. リーディングで解き終わらなかった問題を解き直す
テン
この作業を丁寧に行なって、「知らない/できない/わからない」をひとつひとつ潰していきましょう。

 

また、リーディングについて安定して75分間(本番の試験時間)以内で解き終えられるようになったら、演習時の試験時間をどんどん短くしていきましょう。

テン
「75分間で解けるなら、次は73分。73分で解けるなら、次は71分。・・・」という感じです。

 

短時間で解き終えられるようになると、問題の見直しに使える時間が増えます。

よってケアレスミスを減らせるので、安定してハイスコアが取れるようになります。

最短でTOEIC950点を取るコツ

ここからは、短期間でTOEIC950点を取るコツ・意識してほしいポイントを解説します。

スキマ時間はアプリで勉強

  • 通勤・通学の移動時間
  • 休憩時間

など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。

1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。

 

スキマ時間の勉強には「スタディサプリTOEIC」を活用するのがおすすめです。

スマホでいつでもどこからでも気軽に、かつ本格的にTOEIC対策ができます。

テン
私もスタサプを愛用していました。個人的に特に最高だったのは、4000問以上の実践問題が収録されており、外出先でもたっぷり問題演習できることです。4ヶ月で500→975点に上がったのはスタサプのおかげと言っても過言ではありません。

スタディサプリTOEICは無料体験もできるので、ぜひ試してみてください!

 

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定期的に自分の実力を把握する

定期的に公式問題集を解いて自分の実力を把握しましょう。

目的は2つあります。

  1. 「今やっている勉強法が効果的かどうか」を判断すること
  2. 自分の苦手パート/単元を見つけること

①について、スコアが伸びているなら今やっている勉強法は効果的ということなので、そのまま続ければOKです。

一方で、スコアが伸びていないなら今やっている勉強法は効果的でないため、「何か改善すべきだ」とわかります。

 

②について、TOEICのスコアを効率的に伸ばすには苦手パート/単元を克服することが効果的です。

そして苦手パート/単元を把握するには、実践演習を通じて「どのパート/単元の正答率が低いのか」を確認するのが最も確実です。

 

  • 公式問題集を持っていない
  • 公式問題集を解く時間(2時間)を確保できない

という方は、代わりに「Santaアルク」というアプリを使うのがおすすめです。

 

 

無料で使えるうえ、たった12問のテストを受けるだけでスコア診断ができます。

しかも精度が95%と高いため、診断結果を信頼できるのもポイントです。

 

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TOEIC950点を目指す方におすすめの参考書・教材

ここからはTOEIC950点以上を取るためにおすすめの参考書や教材を紹介します!

TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ

「TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ」はTOEIC800点以上を狙う中級者〜上級者向けの英単語帳です。

各ページに以下のようにランク分けされた英単語が掲載されています。

  • Aランク:600〜800点レベルの「やや難」単語
  • Bランク: 800点から900点レベルの「難」単語
  • Cランク: 900点から950点レベルの「超難」単語
  • Sランク: 950点から990点レベル「鬼難」単語

黒のフレーズは他の英単語帳では扱わない「頻出ではないが試験でときどき登場し、解答に関わる英単語」を覚えるのに役立ちます。

 

「頻出ではないが試験でときどき登場し、解答に関わる英単語」は、普通文脈から推測することになります。

しかし、推測には時間がかかりますし、時間をかけたとしても正しく推測できるとは限りません。

 

黒のフレーズを使うことで、推測する必要がなくなるので、読解スピード・正答率の向上が期待できます。

必須の英単語帳ではありませんが、英単語推測による精度のブレを減らしたい方は使ってみても良いのではないかなと思います。

TOEIC勉強法大全

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「TOEIC勉強法大全」は私のLINE公式アカウントを友達追加で受け取れる特典の1つです。

TOEICスコアアップに必要な勉強法を、基礎/リスニング/リーディング/Part別/総合という5つのカテゴリーに分けて徹底解説しています。

テン
勉強法大全を使うことで、今のあなたがやるべき勉強がすぐにわかります。

 

このほか、英単語の語源集やレベル別の英単語集がついているので、語彙力強化もできます。

完全無料でゲットできるので、ぜひ活用してください!

 

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TOEIC公式問題集

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国際ビジネスコミュニケーション協会

TOEICの実践演習をするのに特におすすめしたい問題集です。

テン
私もいろんな問題集を使ってきましたが、個人的には公式問題集が一番スコアアップに直結すると感じています。

 

「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。

そのうえ、本番と同様のスピーカーが音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。

 

現在、冊子・バージョンは1〜11まであり、11が最新です。

問題集としては価格が少し高いですが、本気でTOEICを勉強するなら最低1冊は持っておきたい問題集です。

TOEIC900点と950点の差は?

最後に、TOEIC900点と950点の差を考えてみましょう。

 

個人的には、TOEIC900点と950点の間にはかなりの差があると感じています。

「どういう差があるのか」と言われると具体的に解説するのは難しいですが、感覚的には以下のようなイメージです。

  • 900点は1度の試験でわからない語彙が数単語あるが、950点はゼロ
  • 900点は1度の試験でわからない文法事項が複数あるが、950点はゼロ
  • 900点はリスニングで詳細に聞き取れない部分があるが、950点はない
  • 900点はリスニングで迷う選択肢があるが、950点はない(解答根拠を聞き取り次第すぐにマークする)
  • 900点はリーディングで試験時間ギリギリになることがあるが、950点は5〜10分程度余裕を持って解き終わる
  • 900点は1度の試験で3〜5つケアレスミスするが、950点は1〜2つ以内

また、あくまで個人的な見解ですが、900点は英語力が余程高ければ、TOEIC対策をしなくても取れるスコアだと思います。

しかし、950点を取るには、テクニックを学ぶなど「TOEIC特化の対策」が必要になると思います。

まとめ

TOEIC950点のレベルを7つの視点から解説しました。

  • 10問ミス以内
  • 上位2.34%
  • 偏差値70
  • 英語力トップの大学/学部/学科の学生の平均以上
  • 公式によるとリスニング・リーディングともにトップ評価
  • 公式によるとコミュニケーション力もトップ評価
  • CEFR C1程度
テン
ぜひ参考にしてください!
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