結論:TOEIC955点は公開テスト受験者の上位約1.6%。CEFR C1(熟練した言語使用者)に確実到達し、200問中ミスがたった10問しか許されないスコアです。
- 「TOEIC955点のレベルが知りたい」
- 「偏差値や上位%で言うとどの位置?」
- 「950点との違いは?すごさは?」
- 「955点を目指すための勉強法は?」
こういった疑問を持っている方は多いと思います。
結論から言うと、955点は公開テスト平均(615点)を340点上回り、CEFRではC1レベル(英検1級と同等)に到達するスコアです。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

TOEIC955点のレベル
結論:955点は73万人超の受験者の中で100人に1〜2人しかいないスコア。偏差値70超えで、CEFR C1・英検1級相当です。
955点がどのくらいのレベルか、気になりますよね。
TOEIC955点という数字だけ見ても「すごいのはわかるけど、具体的にどのくらい?」というのが正直なところだと思います。
ここではデータを使って、955点のすごさをできる限りリアルに伝えていきます。
公開テストで上位約1.6%・IPテストで上位約0.6%
IIBC公式データとTOEIC Program DATA & ANALYSISをもとに計算すると、955点は公開テスト(受験者数735,425人・平均615点)の中で上位約1.6%に位置します。
さらに厳しいのがIPテストです。IPテスト(受験者数1,041,495人・平均495点)の中では上位約0.6%、つまり1,000人の中に6人しかいない水準です。
IPテストは大学や企業で受けさせられた層も多く含まれるため、公開テストより幅広い層の受験者データになっています。
そのため、IPテストの上位0.6%というのは、より日本全体の英語力分布に近い中での話です。
200問中ミスが許されるのはたった10問以内。正答率95%という精度を2時間のテスト中ずっと維持して、ようやく到達できるスコアです。
IPテストと公開テストの違いが気になる方は「TOEIC IPテストとは?公開テストとの違い・活用法を975点が徹底解説」も合わせてご覧ください。
偏差値70.0(公開)/ 77.1(IP)で東大・京大クラス
公開テスト上位1.6%・IPテスト上位0.6%というデータを偏差値で表すと、公開テストで偏差値70.0、IPテストで偏差値77.1に相当します。
大学受験で偏差値70.0と言えば、東大・京大・旧帝大医学部クラスの話です。
ぶっちゃけ、偏差値70を超えてくると「勉強できる人の中での上位」というレベルではなく、ごく限られた人しか到達できない領域に入ります。
さらに注目してほしいポイントがあります。この偏差値は「英語に意識の高い人の中での偏差値」ということです。
公開テストを受ける人はそもそも英語の勉強に前向きな層が集まっています。その中での偏差値70ですから、日本全体で見たときの実態はさらに上と思ってOKです。
社会人平均(644点)を311点上回るスコア
公開テストの社会人平均は644点です。これ自体、「英語にモチベが高く、わざわざ試験を受けに来た層」の平均です。
955点はその644点より311点上に位置しています。100点上げるだけでも相当な勉強が必要です。
それが311点差ということは、「英語ができる社会人の中でもさらにレベルが圧倒的に高い」ということを意味します。
社会人の平均スコアについては「社会人のTOEIC平均点は何点?職種別・役職別・年収との関係も解説」で詳しく解説しています。
Proficiency Scale:Aレベル(5段階で最高評価)
IIBC公式の「Proficiency Scale」では、TOEICスコアをA〜Eの5段階で評価しています。
- A(860〜990点):Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる
- B(730〜855点):日常的な場面では十分なコミュニケーションができる
- C(470〜725点):日常的な場面での会話に限り、限定的にコミュニケーションができる
- D(220〜465点):通常会話での最低限のコミュニケーションができる
- E(10〜215点):コミュニケーションができるまでに至っていない
955点は最高ランクAレベル(860〜990点)の中でも上位に位置します。
就活や転職で「860点以上」という条件を見たことはあるかもしれませんが、そんな中途半端なスコアが基準になってるのはこの「Proficiency Scale」が起因しています。
860点の詳しいレベル感は「TOEIC860点のレベルは?就活転職での評価は?年収上がる?【すごさ・大学換算】」で解説しているのであわせてご覧ください。
正答率95%(約10問ミス以内)
TOEIC955点を取る方の一般的なスコア構成は、リスニング495点、リーディング460点です。
このスコアを取るためには、リスニング95問以上、リーディング95問程度の正解数が必要になります。
正答率に換算すると95%。ミスは10問しかできません。
リスニング評価:3段階中の最上位(Score Descriptor)
IIBCのScore Descriptor Tableでは、リスニング/リーディングそれぞれのレベル評価をしています。
まずリスニングについて、3段階中の最上位評価スコア帯(375〜495点)に入ります。
具体的にできることを挙げると、次のようなレベルです。
- 間接的・非明示的な応答でも意図を正確に理解できる
- 幅広い語彙を使ったスピーチでも主旨を推測・把握できる
- 複雑な構文を含む音声の詳細を正確に理解できる
- 複数の情報源から関連する情報を結びつけられる
このリストから考えると、「TOEICの英語はほぼ完全に聞き取れる状態」です。
Part3・4で出てくる複数の会話・アナウンスを難なく処理できます。
リーディング評価:4段階中の最上位(Score Descriptor)
次にリーディングについて、リーディング460点は4段階中の最上位評価スコア帯(425〜495点)に入ります。
具体的にできることは以下の通りです。
- 文書の趣旨・目的・詳細を推測・読み取れる
- 言い換えられた表現(パラフレーズ)を正確に理解できる
- 複数の文書にまたがる情報を統合して解釈できる
- 文脈上の例外的な意味を持つ語彙も正確に理解できる
955点を取れる方は読解精度・読解スピードともに群を抜いています。
特に「複数文書の情報統合」は、TOEICのPart7後半(ダブル・トリプルパッセージ)で問われるスキルです。
CEFR C1(熟練した言語使用者)・英検1級相当
文部科学省のCEFR対照表によると、955点はC1に余裕で入っています。
CEFR C1は「高度な内容の長い文章を理解し、言外の含意まで把握できる熟練した言語使用者」という定義です。
英語を単に読み書きできるレベルではなく、行間や文脈の裏にある意図まで読み取れる状態を指します。
英検で言えば1級相当です。
ただし、TOEICはリスニング・リーディングのみの試験なので、英検1級のライティング・スピーキングとの単純比較は難しい点には注意してください。
また、TOEICのスコアでC2(最上位)には到達できません。C1がTOEIC L&Rの最高CEFR到達点です。
・TOEICと英検はどっちが難しい?難易度を975点&準1級が比較【レベル換算と違い】
・TOEICとCEFRの換算表を975点が完全解説!L&Rのみの判定法も紹介【レベル:a1 a2 b1 b2 c1 c2 】
・850点のレベルについては「TOEIC850点のレベル」で詳しく解説しています。
・855〜895点のレベルについては「TOEIC855〜895点のレベル」で詳しく解説しています。
・900点のすごさについては「TOEIC900点のレベル」もあわせてご覧ください。
・905〜945点のレベルについては「TOEIC905〜945点のレベル」もあわせてご覧ください。
TOEIC955点は就職・転職で圧倒的に有利
IIBCの英語活用実態調査によると、採用・昇進でTOEICのスコアを活用している企業の平均基準点は以下の通りです。
| 場面 | 企業の平均基準点 | 955点との差 |
|---|---|---|
| 新卒採用 | 545点 | +410点 |
| 中途採用 | 620点 | +335点 |
| 海外赴任 | 635点 | +320点 |
新卒採用の基準が545点に対して955点は+410点です。企業が「英語が使える人材」として評価するラインをはるかに超えています。
スコアシートを出した瞬間に「この人は英語ができる」と即断してもらえる水準ですし、面接官との会話の流れも変わります。
なお就活転職で評価されるスコアについては「TOEICは何点からすごい?自慢できる?|大学生・社会人別に徹底解説」もご覧ください。
TOEIC955点は大学で言うとどのレベル?
結論:955点は国内トップのICU卒業生平均(889点)を66点上回る、あらゆる大学平均を超えるスコアです。
偏差値だけだとピンとこない方もいると思うので、大学との比較もしてみましょう。
ICU卒業生平均889点を上回る
日経転職版が調査した大学別TOEICスコアによると、国内トップの英語大学であるICUの卒業生でも平均889点です。
955点はその889点を66点も上回っています。
| 順位 | 大学名 | TOEIC平均 | 955点との差 |
|---|---|---|---|
| 1 | 国際基督教大学(ICU) | 889.0点 | +66.0点 |
| 2 | 東京大学 | 848.2点 | +106.8点 |
| 3 | 東京外国語大学 | 847.7点 | +107.3点 |
| 4 | 上智大学 | 827.9点 | +127.1点 |
| 5 | 一橋大学 | 813.9点 | +141.1点 |
| 6 | 慶應義塾大学 | 799.1点 | +155.9点 |
| 7 | 京都大学 | 795.7点 | +159.3点 |
| 8 | 早稲田大学 | 784.7点 | +170.3点 |
| 9 | 関西外国語大学 | 781.3点 | +173.7点 |
| 10 | 大阪大学 | 772.6点 | +182.4点 |
| 19 | 北海道大学 | 729.0点 | +226.0点 |
1位のICU卒平均889点を66点上回り、東大卒平均848点を約107点上回ります。
東大に入るために英語をしっかり勉強してきた人たちの平均すら、955点には100点以上の差がある。これが、このスコアの実態です。
大学生平均(公開592点・IP465点)との比較
平均との差も確認しておきましょう。
IIBCのデータによると、大学生の平均スコアは公開テストで592点、IPテストで465点です。
955点はその公開テスト平均から+364点、IPテスト平均から+490点も上の数字です。
955点は「大学生の中では桁違いのスコア」と言っていいでしょう。
上智大学国際教養学部や国際教養大学の大学生を超える
最後に、現役大学生の大学別平均点とも比較してみましょう。
マイベストプロ神戸によると、大学/学部/学科別のTOEIC平均点は以下の通りです。

以上の大学には帰国子女など英語力が高い学生が多く在籍しています。
そしてTOEIC955点だと、1位の上智大学の国際教養学部や2位の国際教養大学の現役大学生平均を超えてきます。
・東京大学のTOEIC平均点を解説
・理系大学生・大学院生のTOEIC平均点を解説
・早稲田大学のTOEIC平均点を解説
・Fラン大学生のTOEIC平均点を解説
・大学1年生のTOEIC平均点を解説
TOEIC955点のすごさ【「大したことない」なんて嘘】
結論:955点は、どの切り口で見ても「圧倒的にすごい」と断言できるスコアです。
「955点は大したことない」と言う人が本当にいるんですが、データを見ると全然そんなことないんですよね。
- 公開テスト73万人超の中で100人に1〜2人しかいない最上位層
- 偏差値は公開テスト70.0、IPテスト77.1
- 国内トップの大学卒業生平均すら大幅に超える
- 正答率95%——200問中ミスたった10問以内
- CEFR最高到達点のC1に確実到達
データを並べてみると、「大したことない」なんて感想は出てこないはずです。シンプルにとんでもないスコアです。
TOEIC955点と950点に違いはあるのか
「950点も955点も同じじゃないの?」という疑問はもっともです。ぶっちゃけ、実力的にはほぼ同じ、はっきり言って差はないです。
TOEIC955点以上のスコアを取るための勉強法
結論:955点への最短ルートは「現在地の正確な把握」→「語彙力の強化」→「苦手パートの完全克服」の3ステップです。
「955点を目指したい。でも、何から始めればいい?」という気持ち、めちゃくちゃよく分かります。
データで見るとすごさは理解できても、「じゃあ自分が今どこにいて、何をすればそこに到達できるか」は別の話ですよね。
ここでは、スコアを確実に上げるための3つのポイントを順番に解説します。
まずスコアを正確に把握する
955点を狙うにしても、今のスコアによって「何をやるべきか」がまったく違います。
400点台なのか、600点台なのか、800点台なのか、900点台前半なのか。それによって取り組む優先順位が変わってくる。現在地を把握せずに動き始めるのは、地図なしで航海に出るようなものです。
だから、まずは絶対に今の自分のスコアを把握してください。
スコアを把握する方法はいくつかあります。
- TOEICを実際に受験する(1日潰れる&スコアがわかるまで時間がかかるのでおすすめしない)
- TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
- アプリを使う(楽だから推奨)
この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。なぜかというと、無料で使えるものもありますし、圧倒的に楽でかつ精度も高いからです。
語彙力を強化する
現在地を把握したら、次に取り組むべきは語彙力です。
955点のレベル感をお伝えすると「テスト中に「この単語、分からない」となる場面がほぼゼロ」です。
なぜなら知らない単語が出てきた瞬間、その問題だけでなく前後の文脈の理解にも影響が出て正答率が落ちるからです。
語彙力を強化する方法は2つあります。
- 単語帳を完璧に仕上げること
- 演習中に出会った未知語をストックして潰していくこと
この2つのうち、特に重要なのが②です。955点レベルは「単語帳の頻出語は全部知っている」という前提で戦う世界です。
勝負を分けるのは、「単語帳には載っていない、頻出ではないけれど重要な語彙」をどれだけ覚えたかです。
問題演習をしていて分からなかった単語を、そのつど記録して反復する。
これを地道に続けていくことが、スコアを950点台後半まで引き上げるになります。
金フレについては「TOEIC金のフレーズの使い方を975点が解説【レベル/どこまで覚える?】」もあわせてご覧ください。
苦手パートを徹底的に潰す
語彙の次に取り組むべきは、苦手パートの克服です。
たとえば、苦手なパートが1つあるだけで、そこだけで許容ミス数(10問)の大半を使い切ってしまいます。
「Part7は苦手だけどPart5で稼げばいい」みたいな戦略は、はっきり言って通用しません。955点は全Partで穴をなくすことが絶対条件です。
どのPartに穴があるかを特定するには、模試などを使ってPart別の正答率を出すのが一番確実です。
正答率が低いPartを見つけたら、そこに集中して対策する。これを繰り返して全Partを水準以上に引き上げていくのが、955点への現実的なルートです。
スコア別の具体的な勉強法
- 語彙力の強化
- 苦手パートの克服
この2つが955点に到達する絶対条件です。
でも、開始スコアによってはやるべきことっていうのはもっと多様です。
例えば400点未満の方だったら基礎文法とか、600点くらいの方だったらPart5重点強化みたいな感じ。
で、ここでスコア別の勉強法を書き連ねるととんでもない分量になります。
ですので、「TOEICの点数を上げる方法|スコア別の最短ロードマップ【短期間スコアアップ】」という記事でスコア別の勉強法を徹底解説しています。
TOEIC955点に関するよくある質問
TOEIC955点はどのくらいすごい?
公開テスト(73万人超)で100人に1〜2人しかいない、極めて希少なスコアです。
200問中ミスが許されるのはたった10問以内という異常な精度を叩き出して初めて、955点に到達できます。
就職や留学の書類審査でも即戦力として評価される水準であり、国内最高レベルの大学卒業生平均を数十〜百点以上上回ります。
TOEIC955点と950点の違いは?
実力的にはほぼ同じで、できることに差はありません。
TOEIC955点の偏差値は?
公開テストで偏差値70.0、IPテストで偏差値77.1に相当します。大学受験で言えば東大・京大クラスの数字です。
注意点として、この偏差値は「英語学習に意識の高い層が集まる公開テストの中での位置」です。日本全体の英語力分布で見ると、実態はさらに上と考えてOKです。
TOEIC955点を取るのにどのくらいかかる?
現在のスコアによって大きく変わります。イングルートの見解では、以下が目安です。
- 800点台から:100〜200時間
- 700点台から:250〜350時間
ただしこれは「正しいやり方で勉強を進めた場合」の目安です。闇雲に問題演習を積み重ねるだけでは、この時間では届きません。
955点という水準は全Partに穴がない状態を求めるので、苦手パートの特定と集中対策が不可欠です。
TOEIC955点と英検1級はどちらが難しい?
イングルートの見解では、総合的には英検1級の方が難しいです。
英検1級はリスニング・リーディングに加えてライティングとスピーキングの4技能すべてが試験範囲になります。TOEIC L&Rはあくまでリスニングとリーディングの2技能に特化したテストです。
あと、語彙のレベルも英検の方が高いです。なので、英検の方が難しいです。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 955点は公開テストで上位約1.6%、IPテストで上位約0.6%
- 偏差値は公開テスト70.0、IPテスト77.1で東大・京大クラス
- L・RともにScore Descriptor最上位段階、CEFR C1(熟練した言語使用者)に確実到達
- ICU・東大・東外大を含む国内あらゆる大学の卒業生平均を超えるスコア
- 就職・転職の全場面で圧倒的に有利
- 正しい手順で勉強すれば確実に届くスコア
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