「Part7が最後まで解き終わらない」
「長文を読んでも、答えの根拠が見つけられない」
この記事の結論を先に書いちゃいますね。
- 大前提:Part7の前に、まずPart5。文法と文構造の土台ができてから取り組むのが最短。Part5ができないうちはPart7には原則取り組まない。
- Part7は54問(シングル29問+ダブル10問+トリプル15問)
- 時間配分の目安は55分前後。1問1分が目安で、800点でも解ききれないのが普通
- 設問は7タイプ。タイプを見た瞬間に「どこを探すか」を決める
- 解き方の基本は設問先読み→該当箇所を探す→パラフレーズを照合の3ステップ
- この記事内でオリジナル例題5問が解けます(解説つき)
Part7は、リーディング100問のうち54問を占めるパートです。ただ、最初にはっきりお伝えしておきたいことがあります。
TOEICリーディングの軸は、Part7ではなくPart5です。
Part7の長文は、結局のところ短い文の集まりです。1文ずつを正しく読めない状態で長文演習を積んでも、「読めない文章を眺める時間」が増えるだけで、なかなか伸びません。
だから順番はこうです。まずPart5で文法の知識と文構造の理解を固める。そのうえでPart7の解き方を身につける。
この記事は最後にあたる「Part7の対策方法」をまとめたものです。
なお、Part5とPart7の間にあるPart6は「TOEIC Part6対策を975点が完全解説【文挿入問題の解き方も】」で解説しています。Part6は16問中12問がPart5と同じタイプなので、Part5の次に取り組むと負担が少ないです。
Part5の対策がまだの方は、先に「TOEIC Part5対策を975点が完全解説【出題パターン・解き方のコツ・時間配分・勉強法】」から取り組んでください。そのほうが確実に近道です。
そのうえでPart7ですが、ここは「英語を速く読む力」だけで殴るパートではありません。
設問タイプごとに解き方の型があり、それを知っているかどうかで処理速度が大きく変わります。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!100人以上の学習者にTOEIC指導を行ってきました。

- 1 TOEIC Part7とは?問題数・形式・構成【全54問】
- 2 TOEIC Part7の時間配分は55分【SP/DP/TP別の目安】
- 3 TOEIC Part7に出る文書タイプ【13種類以上】
- 4 TOEIC Part7の設問7タイプと解き方
- 5 TOEIC Part7の解き方3ステップ【設問先読みが基本】
- 6 【実践】例題でPart7の解き方を確認しよう
- 7 マルチプルパッセージ(DP・TP)の攻略法
- 8 TOEIC Part7で時間が足りない人の対策
- 9 【レベル別】TOEIC Part7の勉強法
- 10 Part7の練習問題をもっと解きたい方へ【無料】
- 11 TOEIC Part7に関するよくある質問
- 12 まとめ
TOEIC Part7とは?問題数・形式・構成【全54問】
まずはPart7の基本情報を確認しましょう。
IIBC公式サイトの「テストの形式と構成」にも書いている通り、Part7は読解問題です。
| 項目 | 内容 |
| 問題数 | 54問(No.147〜200) |
| 形式 | 文書を読んで設問に4択で答える |
| 問われる力 | 読解力+情報を探す力 |
| 位置 | リーディングセクションの最後 |
さらにPart7は、扱う文書の数によって3つのブロックに分かれています。
| ブロック | 問題数 | 内容 |
| シングルパッセージ(SP) | 29問 | 1つの文書につき2〜4問。No.147〜175 |
| ダブルパッセージ(DP) | 10問 | 2つの文書のセット×2。各5問 |
| トリプルパッセージ(TP) | 15問 | 3つの文書のセット×3。各5問 |
DPとTPを合わせた後半25問(No.176〜200)が「マルチプルパッセージ」で、複数の文書を照らし合わせて解く必要があります。
問題数だけを見ると、Part7はリーディング100問の54%を占めます。
ただ、これは「Part7から手をつけるべき」という意味ではありません。むしろ逆で、Part7は最後に伸ばすパートです。
Part5で問われる文法・語彙・文構造の知識は、そのままPart7の長文を読む力になります。
土台を作らずに長文だけ解いても、読めない文が読めるようにはなりません。
TOEIC Part7の時間配分は55分【SP/DP/TP別の目安】
Part7に使える時間は、55分前後です。
リーディングは75分。Part5に10分、Part6に10分を使うと、Part7に残るのが55分という計算になります。
54問を55分なので、ざっくり1問1分が目安です。
なお、これは700点以上を狙う場合の配分です。
600点台を目標にするなら、Part5に13分・Part6に15分をかけてPart7は47分、という現実的なラインもあります(その場合は後述のとおり後半20問〜を捨てる前提です)。
ただし、SP・DP・TPで1問にかけられる時間は変わります。55分の内訳はこちらです。
| ブロック | 問題数 | 配分 | 1問あたり |
| シングルパッセージ | 29問 | 26分 | 約54秒 |
| ダブルパッセージ | 10問 | 12分 | 約72秒 |
| トリプルパッセージ | 15問 | 17分 | 約68秒 |
| 合計 | 54問 | 55分 | — |
DP・TPが長めなのは、複数の文書を行き来する時間が必要だからです。
なお、Part5・Part6を目安より早く抜けられた日は、その分をまるごとトリプルパッセージに足してください。
そしてもう1つ、正直にお伝えしておきたいことがあります。
800点レベルでも、Part7を最後まで解ききれないのが普通です。
TPの17分というのは表の都合上の数字で、実際には「残り時間で解けるだけ解く」という感覚に近いです。
だから、時間内に全部解き終わらないこと自体に落ち込む必要はありません。大事なのは、解ける問題を確実に拾って、解けない問題に時間を溶かさないことです。
TOEIC Part7に出る文書タイプ【13種類以上】
Part7で出題される文書は、実にバラエティ豊かです。
IIBC公式のPart7サンプル問題のDirectionsでも、扱う文書として「magazine and newspaper articles, e-mails, and instant messages(雑誌や新聞の記事、Eメール、インスタントメッセージ)」が例示されています。
実際の本番では、これ以外にも広告・お知らせ・フォーム・ウェブページなど、13種類以上のタイプが登場します。
よく出るものを、読むときのポイントとセットで整理しました。
| 文書タイプ | 読むときのポイント |
| Eメール・手紙 | 最頻出。冒頭の「差出人・宛先・件名」で目的の8割がわかる |
| 記事(雑誌・新聞) | 第1段落にテーマ。固有名詞と数字が設問になりやすい |
| テキストメッセージ・チャット | 意図問題(発言の意味を問う問題)とセットで出る |
| 広告・求人 | 条件・締切・応募方法が問われる。箇条書き部分が狙い目 |
| お知らせ・案内 | 「誰に向けた何のお知らせか」を最初に確定させる |
| フォーム・請求書・日程表 | 読み物ではなく表。設問に出た項目だけ拾えばいい |
| ウェブページ・レビュー | タブや見出しの構造を先に把握すると迷わない |
| プレスリリース | 企業の発表。第1段落に「何を発表したか」が必ず来る |
| 議事録・メモ | 決定事項と担当者・期限が問われる。箇条書き部分を優先 |
| 保証書・利用規約 | 条件と例外(「〜の場合を除く」)が狙われる |
| 説明書・手順書 | 番号つきの手順が中心。「何番目に何をするか」を聞かれる |
このほか、請求書・領収書・チケットなども登場します。
よく出る4タイプは「構造の型」を覚えておく
特によく見かける4タイプは、文書の展開パターンがだいたい決まっています。
型を知っていれば、どこに何が書いてあるかを予測しながら読めます(頻度は当サイトの受験・指導経験にもとづく体感です)。
- Eメール・手紙:件名で用件 → 第1段落で目的 → 中盤で詳細・背景 → 末尾で次のアクション(依頼・締切・連絡先)
- 記事(雑誌・新聞):逆三角形。第1段落に結論(何が起きたか) → 以降で詳細・背景・関係者のコメント
- 広告・求人/お知らせ・案内:冒頭で対象者への呼びかけ → 中段で内容・条件・価格 → 末尾で申し込み方法・締切
- チャット・テキストメッセージ:時系列の会話。誰の発言かを常に把握するのが最優先。意図問題とセットで出る
特にEメールでは「結局この人は何をしてほしいのか」を問う設問がよく出ます。
依頼が中盤に置かれることもありますが、まずは最後の1〜2文を見るのが効率的です。
そしてもう1つ大事なのは、文書タイプごとに「情報がどこにあるか」が決まっているということです。
Eメールなら目的は冒頭、広告なら条件は箇条書き、フォームなら該当項目だけ。
この感覚があると、長文を頭から全部読まなくても、必要な情報にたどり着けるようになります。
TOEIC Part7の設問7タイプと解き方
ここが、この記事で一番お伝えしたいところです。
Part7の設問は、7つのタイプに分類できます。
なぜ分類が大事かというと、タイプごとに「文書のどこを探すか」「どれくらい時間をかけるか」が決まっているからです。
設問を読んだ瞬間にタイプを見抜ければ、探す場所が絞れて、読む量が激減します。
代表的な英語の設問文とセットで、1つずつ解説します。
なお、見出しの出題数と目安時間は、当サイトの受験・指導経験にもとづく目安です(回によって変動します)。
① 目的問題|文書の冒頭に答えがある【毎回5問前後・目安30秒】
代表的な設問文:What is the purpose of the e-mail?(このEメールの目的は何ですか)
「この文書は何のために書かれたか」を問う問題です。
答えはほぼ例外なく文書の冒頭(第1段落・件名)にあります。ビジネス文書は最初に用件を書くのが基本だからです。
だから目的問題は、冒頭の2〜3文を読むだけで解けます。全文を読む必要はありません。
ただし1つ注意点があって、冒頭が挨拶で始まっている場合は、その次の文が用件です。「お世話になっております」的な部分は飛ばして読んでください。
② 詳細確認問題|設問のキーワードを本文から探す【毎回20問前後・目安45秒】
代表的な設問文:What is indicated about the company?(その会社について何が示されていますか)/According to the article, what will happen in June?(記事によると6月に何が起きますか)
文書に書かれている事実を問う、Part7で最も数の多いタイプです。
解き方はシンプルで、設問の中の固有名詞・日付・数字をキーワードにして、本文から同じ情報を探します。
「June」が設問にあるなら、本文で「June」が出てくる場所を探せばいい。そこに答えがあります。
このタイプは、探す場所さえ当たれば数十秒で解けます。Part7の得点源です。
③ 推測問題|書いていないが、根拠は必ずある【毎回15問前後・目安60秒】
代表的な設問文:What is suggested about Ms. Tanaka?(田中さんについて何が示唆されていますか)/What can be concluded about the plan?(その計画について何が結論づけられますか)
「示唆されていること」を問う問題です。答えが本文にそのまま書かれていないので、難しく感じる人が多いタイプです。
ただし、まったくの想像で答える問題ではありません。本文の複数の情報をつなぎ合わせれば、必ず1つに絞れるように作られています。
たとえば本文に「彼女は3年前に入社した」「今年、部長に昇進した」とあれば、「入社して数年で昇進した」という選択肢が正解になります。
「書いてないから当てずっぽう」ではなく、「2つ以上の情報を足し算する」という意識で解いてください。
④ NOT問題|消去法しかない・時間がかかる【毎回0〜3問・目安90秒】
代表的な設問文:What is NOT mentioned in the advertisement?(広告で述べられていないものはどれですか)
「書かれていないもの」を選ぶ問題です。
解き方は消去法一択で、選択肢を1つずつ本文と照合して、書いてある3つを消していきます。
つまり、実質的に4問分の照合作業が必要です。当然、時間がかかります。
だから、時間が押しているときは後回しにするのが正解です。
NOT問題1問に2分かけるくらいなら、その2分で他の設問を2〜3問拾ったほうがスコアは伸びます。
⑤ 語彙問題|前後1文だけ読めば解ける【毎回2〜4問・目安30秒】
代表的な設問文:The word “address” in paragraph 2, line 3, is closest in meaning to(第2段落3行目の”address”に最も意味が近いのは)
指定された単語の、その文脈での意味を問う問題です。
ポイントは、その単語を含む1文(前後を入れても2〜3文)だけ読めば解けることです。文書全体を読む必要はまったくありません。
そして重要なのが、問われるのはたいてい「その単語の一般的な意味」ではないという点です。
たとえば「address」は普通「住所」ですが、Part7では「(問題に)対処する」の意味で問われることがよくあります。
単語の意味を知っているかではなく、文脈に当てはめて考えられるかが問われています。数十秒で解ける、実質サービス問題です。
⑥ 文挿入問題|前後の文の「つながり」で決める【毎回2問前後・目安60秒】
代表的な設問文:In which of the positions marked [1], [2], [3], and [4] does the following sentence best belong?(次の文は[1]〜[4]のどの位置に入りますか)
与えられた1文を、本文中の4つの位置のどこに入れるかを選ぶ問題です。
カギは挿入する文の中にあるヒントです。次の3つを必ずチェックしてください。
- 接続表現(However / Therefore / In addition など)→ 前の文との関係が決まる
- 指示語(this / that / such など)→ 前の文に指す対象があるはず
- 代名詞(he / she / they / it など)→ 前の文にその人・モノが登場しているはず
たとえば挿入文が「However, …」で始まっていれば、直前は逆の内容が書かれた文です。「This program …」で始まっていれば、直前で何らかのプログラムが紹介されているはずです。
空所の位置だけを見て選ぶと、まず間違えます。必ず候補位置の前後の文を読んでから判断してください。
なお、文挿入問題はNOT問題と並んで時間を食うタイプです。前後を読んでも決まらなければ、1分で見切ってマークし、次に進んでください。
⑦ 意図問題|チャット形式でよく出る【毎回2問前後・目安45秒】
代表的な設問文:At 10:15 A.M., what does Mr. Lee most likely mean when he writes, “I’m on it”?(午前10時15分にLeeさんが”I’m on it”と書いたのは、どういう意味だと考えられますか)
テキストメッセージやチャット形式の文書で、特定の発言が「その場で何を意味しているか」を問う問題です。
引用されたフレーズの辞書的な意味を答えるのではありません。直前のやり取りを読んで、その返答が何を意味するかを判断します。
たとえば「I’m on it.」は直訳すると「私はその上にいる」ですが、直前に「この件、対応できる?」という発言があれば、意味は「今すぐ取りかかります」です。
解き方の手順は、①引用された発言の場所を探す→②その直前の発言を読む→③会話の流れとして自然な選択肢を選ぶ、の3ステップです。
TOEIC Part7の解き方3ステップ【設問先読みが基本】
設問タイプがわかったところで、1つの文書に対する解き方の基本フローを整理します。
Part7の鉄則は「本文より先に設問を読む」ことです。
ステップ1:設問だけを先に読む(選択肢は読まない)
文書を読み始める前に、その文書にひもづく設問に目を通します。
先に設問を読むことで、「この文書から何を探せばいいか」が決まります。
何を探すか決まっていない状態で長文を読むのは、地図を持たずに街を歩くようなものです。読み終わってから設問を見て、また本文に戻る——これが一番時間を溶かします。
ここでのコツは、選択肢まで読まないことです。
4択×3〜5問の選択肢まで頭に入れようとすると情報量が多すぎて、かえって混乱します。設問文だけをサッと読んでください。
ステップ2:本文を読みながら該当箇所を探す
設問を頭に入れたら、本文を読み始めます。
このとき意識するのは、「理解する」のではなく「探す」という感覚です。
設問で問われたキーワード(固有名詞・日付・数字)が出てきたら、そこが答えの場所。それ以外の部分は、意味が取れる速度でさらっと通過して構いません。
なお、日付や固有名詞を問う詳細確認問題は、本文の流れとおおむね同じ順番で並ぶ傾向があります。
1問目の答えは前半、後ろの問題の答えは後半にあることが多いので、探す範囲を絞る目安になります。
ただし、目的問題・NOT問題・推測問題は文書全体が対象なので、この順番は当てはまりません。
ステップ3:パラフレーズを照合して選ぶ
該当箇所を見つけたら、選択肢と照合します。
ここで絶対に押さえてほしいのが、パラフレーズ(言い換え)です。
TOEICでは、本文の表現がそのまま選択肢に出ることはほぼありません。同じ内容を別の言葉で言い換えた選択肢が正解になります。
たとえば本文に「The meeting has been postponed.(会議は延期された)」とあれば、正解の選択肢は「The meeting will be held at a later date.(会議は後日開催される)」のような形になります。
逆に言うと、本文と同じ単語がそのまま使われている選択肢は、ひっかけの可能性が高いです。
「同じ単語がある=正解」で選ぶ癖がついている人は、ここを直すだけで正答率が上がります。
Part7の頻出パラフレーズ一覧【20パターン】
とはいえ、「言い換えに気づけ」と言われてもすぐにはできません。
パラフレーズにはよく使われる型があるので、頻出のものを先に頭に入れておくと反応速度が上がります。TOEICで繰り返し出てくるパターンをまとめました。
| カテゴリ | 本文の表現 | 選択肢での言い換え |
| 動詞 | postpone the meeting | reschedule the meeting / delay the meeting |
| notify all staff | inform employees / send an announcement to workers | |
| implement a new policy | put a new policy into effect / introduce a new rule | |
| obtain approval | get permission / receive authorization | |
| supervise the project | oversee the project / manage the project | |
| renovate the office | remodel the office / refurbish the workspace | |
| negotiate the contract | discuss the terms / work out an agreement | |
| 名詞 | merchandise | products / goods / items |
| vendor / supplier | a company that supplies goods | |
| reimbursement | money returned for business costs / expense settlement ※refund(購入代金の返金)とは別物なので注意 | |
| vacancy | open position / job opening / available post | |
| revision | update / change / modification | |
| premises | facility / building / location / property | |
| warranty | guarantee / coverage / protection plan | |
| 表現・フレーズ | out of stock / sold out | no longer available / unavailable for purchase |
| eligible for the promotional discount | qualify for the offer / meet the requirements for the deal | |
| an outstanding balance | an unpaid amount / a remaining payment due | |
| at an affordable price | at a reasonable cost / inexpensively / within budget | |
| prior to the deadline | before the due date / by the cutoff date | |
| prospective tenant | potential renter / someone who may rent the property |
これを丸暗記する必要はありません。ただ、演習中に言い換えに出会ったときに「あ、これは表にあったパターンだ」と気づけると、定着が一気に速くなります。
復習のとき、正解の選択肢が本文のどの表現を言い換えたものかを毎回チェックしてみてください。
これを20回もやれば、パラフレーズに対する反応速度が明らかに変わります。
【実践】例題でPart7の解き方を確認しよう
ここまでの内容を、実際の問題で確認してみましょう。
本番と同じ形式の文書と設問を用意しました(この記事のオリジナル問題です)。まずは設問を先に読んでから、本文に取りかかってみてください。
From: Marina Delgado, Office Manager
Date: March 14
Subject: Temporary Closure of the Print RoomPlease be advised that the print room on the third floor will be closed from Monday, March 20, while new flooring is installed. During this period, all printing equipment will be moved to Meeting Room B on the second floor.The work is expected to take four business days. We will send a follow-up notice once the room is ready for use again. If you need to print large documents during the closure, please submit your request to the administrative team by 3:00 P.M. the previous day, as the temporary setup can only handle a limited volume.Thank you for your patience while we complete this improvement.
Q1. What is the purpose of the notice?
(A) To announce a change in office hours
(B) To inform staff of a temporary closure
(C) To request feedback on new equipment
(D) To introduce a new team member
Q2. Where will the printing equipment be located during the closure?
(A) On the first floor
(B) In Meeting Room B
(C) In the administrative office
(D) On the third floor
Q3. The word “handle” in paragraph 2, line 4, is closest in meaning to
(A) touch
(B) process
(C) lift
(D) deliver
Q1の解説|①目的問題(冒頭を読む)
正解:(B)
設問文の「What is the purpose of …?」を見た瞬間に目的問題だと判定できます。だから読む場所は件名と第1段落だけです。
件名に「Temporary Closure of the Print Room」、第1段落に「will be closed from Monday, March 20」とあります。
ここで効いてくるのがパラフレーズです。本文の「will be closed(閉鎖される)」が、選択肢では「a temporary closure(一時的な閉鎖)」と言い換えられています。
この問題は、本文を3行読むだけで解けます。目標15秒です。
Q2の解説|②詳細確認問題(キーワードで探す)
正解:(B)
設問の中の「printing equipment」がキーワードです。本文から同じ語を探すと、第1段落の最後に「all printing equipment will be moved to Meeting Room B on the second floor」と見つかります。
注意したいのが(D) On the third floorです。本文には確かに「third floor」が出てきますが、それは移動先ではなく、閉鎖される印刷室の場所です。
「本文に出てきた単語がある選択肢」を反射で選ぶと、こういうひっかけに引っかかります。必ず、その語が何について書かれているかを確認してください。
Q3の解説|⑤語彙問題(前後1文だけ読む)
正解:(B)
該当箇所は「the temporary setup can only handle a limited volume(仮設の設備では限られた量しか処理できない)」です。
handleの一般的な意味は「手で扱う・触る」ですが、ここでは「(業務量を)処理する」の意味で使われています。だから正解はprocessです。
(A) touchや(C) liftは、handleの直訳的な意味に引きずられた人が選ぶ選択肢です。
先ほど解説した通り、語彙問題で問われるのは辞書的な意味ではなく文脈での意味。この1文を読むだけで解けるので、目標20秒です。
例題(お知らせ)の日本語訳
復習用に訳を載せておきます。読み切れなかった箇所があれば、ここで確認してください。
差出人:マリーナ・デルガード(オフィスマネージャー)
日付:3月14日
件名:印刷室の一時閉鎖について
来週月曜3月20日より、3階の印刷室を新しい床材の設置のため一時閉鎖いたします。この期間中、すべての印刷機器は2階のミーティングルームBに移動します。
作業には4営業日ほどかかる見込みです。印刷室が再び利用可能になり次第、あらためてお知らせします。閉鎖期間中に大量の書類を印刷する必要がある場合は、前日の午後3時までに管理チームへご依頼ください。仮設の設備では限られた量しか処理できないためです。
改善作業へのご協力に感謝いたします。
選択肢の訳も確認しておきましょう。Q1(B) To inform staff of a temporary closure=一時的な閉鎖を従業員に知らせるため/Q2(B) In Meeting Room B=ミーティングルームBに/Q3(B) process=処理する。
追加例題①|⑦意図問題(チャット形式)
7タイプの中でも特に戸惑いやすい意図問題を、チャット形式の文書で確認しましょう。
Q. At 9:05 A.M., what does James Oku most likely mean when he writes, “Could we push it back to 4:30?”
(A) He is asking Priya to reschedule the meeting to a later time.
(B) He wants to cancel the meeting entirely.
(C) He would like to move the meeting to a different room.
(D) He is requesting a shorter meeting.
正解:(A)
解き方は引用された発言の直前を読むだけです。9:02にPriyaが「3:00に会議は可能か」と聞き、Jamesは「3:00は別の予定がある」と答えたうえでこの発言をしています。
ここがポイントで、“push it back” というイディオムを知らなくても正解できます。「3:00は都合が悪い」→「4:30は?」という流れが読めれば、時間変更の依頼だと確定するからです。
意図問題で直前を読むのは、まさにこのためです。表現そのものを知らなくても、会話の流れから意味を確定させられます。正解は(A)です。
ここでもパラフレーズが効いています。本文の「push it back to 4:30」が、選択肢では「reschedule … to a later time」と言い換えられています。(B)のcancelや(C)のroomは、会話のどこにも出てきません。
例題(チャット)の日本語訳
こんにちは、ジェームズ。今日の午後3時から予算検討会議に出られますか?
ジェームズ・オク[午前9時05分]
あいにく3時は見込み客との電話が入っています。4時半に後ろ倒しできませんか?
プリヤ・ナイール[午前9時07分]
4時半で大丈夫です。小会議室を押さえて、参加者全員にカレンダーの招待を送っておきます。
ジェームズ・オク[午前9時09分]
助かります。みんなが準備できるように、事前に議題も送ってもらえますか?
プリヤ・ナイール[午前9時10分]
もちろんです。招待に添付しておきます。
設問の訳:「午前9時05分にジェームズ・オクが『Could we push it back to 4:30?』と書いたのは、どういう意味だと考えられますか」/正解(A)=会議を後の時間に変更するようプリヤに依頼している。
追加例題②|④NOT問題(広告形式)
最後に、時間を食うNOT問題を練習しておきましょう。
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Q. What is NOT mentioned as a service provided by SwiftMove?
(A) Packing items before the move
(B) Setting up equipment at the new location
(C) Providing temporary storage for qualifying clients
(D) Offering interior design consultation
正解:(D)
NOT問題は消去法しかありません。選択肢を1つずつ本文と照合していきます。
- (A) packing → サービスを列挙した一文に「packing」とあるので消す
- (B) Setting up equipment → 同じ一文の「installation」の言い換え。消す
- (C) temporary storage for qualifying clients → 後半の「500平方メートル以上のオフィスを移転する顧客はcomplimentary storage unitの対象」の言い換え。消す
- (D) interior design consultation → 本文に一切登場しない → これが正解
(B)と(C)がまさにパラフレーズです。「installation=Setting up equipment」「eligible for=qualifying」に気づけないと、消去法が止まってしまいます。
そして実感できたと思いますが、NOT問題は4つ全部を照合するので明らかに時間がかかります。残り時間が少ないときに出てきたら、後回しにする判断も正解です。
例題(広告)の日本語訳
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設問の訳:「スウィフトムーブが提供するサービスとして述べられていないものはどれですか」/(A)移転前の梱包/(B)新しい場所での機器の設置/(C)条件を満たす顧客への一時保管/(D)インテリアデザインの相談(=正解・本文にない)。
マルチプルパッセージ(DP・TP)の攻略法
Part7の後半25問(No.176〜200)は、2〜3つの文書を読むマルチプルパッセージです。
ここ、マジで時間が溶けます。理由は、文書を行ったり来たりするからです。
まず「各文書が何か」を10秒で把握する
マルチプルパッセージで最初にやるべきなのは、本文を読むことではありません。
それぞれの文書が「何の文書か」を確認することです。
たとえば「1つ目が求人広告、2つ目が応募メール、3つ目が面接日程の連絡」とわかれば、この3つの関係性が見えます。
各文書の冒頭・件名・見出しを見るだけなので、10秒あれば十分です。
この作業をやるかどうかで、後の「どの文書に答えがあるか」の判断速度がまるで変わります。
クロスリファレンス問題を見抜く
マルチプルパッセージには、1つの文書だけでは解けない設問が必ず混ざっています。
これが「クロスリファレンス問題」です。
たとえばこんな形です。
- 1つ目の文書:料金表(Aプラン=月50ドル、Bプラン=月80ドル)
- 2つ目の文書:申込メール(「Bプランでお願いします」)
- 設問:この人が支払う金額はいくらか? → 両方を照合しないと解けない
5問セットのうち、体感では1〜2問がこのタイプです。
見分け方は、「設問に対して、今読んでいる文書の中に答えが見つからない」と感じたとき。それはクロスリファレンス問題です。
その場合は、もう1つの文書に情報を取りに行きます。探す先は、設問に出てきた固有名詞や金額・日付が登場する場所です。
単独で解ける問題を先に片付ける
実務的なコツとして、5問のうち単独文書で解ける3〜4問を先に処理するのがおすすめです。
先に文書の内容が頭に入った状態でクロスリファレンス問題に取り組めば、「どこを照合すればいいか」の見当がつきやすくなります。
順番通りに解いて1問目で詰まる、というパターンを避けられます。
トリプルパッセージは「3文書の役割分担」を意識する
TPで特に効くのが、3つの文書は、たいてい役割が分かれているという視点です。
当サイトで公式問題集を分析した限りでは、次の3段構成がよく見られます。
- 1つ目=背景・課題の提示(お知らせ、議事録、記事など。「何が問題か」が書かれる)
- 2つ目=対応・提案(案内、プログラム、見積など。「どう解決するか」が書かれる)
- 3つ目=結果・個別のやり取り(メール、チャットなど。「実際どうなったか」が書かれる)
この型がわかっていると、設問を読んだ瞬間にどの文書を見るべきかの見当がつきます。
たとえば「なぜこの取り組みが始まったのか」を問われたら1つ目、「誰がいつ参加するのか」なら3つ目、というふうに当たりをつけられます。
もちろん例外もありますが、「3つとも同じ役割ではない」と意識して冒頭を確認するだけで、文書を往復する回数が確実に減ります。
TOEIC Part7で時間が足りない人の対策
「Part7が最後まで解き終わらない」——これはPart7の相談で最も多い悩みです。
冒頭の方で言ったように、Part7は解き終わらないのが普通です。
とはいえスコアを伸ばすには、解ける問題を増やす必要があります。
対策を出す前に、まず自分がどのタイプで時間を失っているかを確認してください。原因によって打ち手が変わります。
| 思い当たるもの | 原因と打ち手 |
| 本文を最初から最後まで読んでいる | 読みすぎ型。設問先読みが習慣化していない。まず3ステップを固める |
| 1問に2分以上かけることがある | 粘りすぎ型。見切りの基準がない。1分ルールを決める |
| 一度読んだ文を何度も読み返す | 返り読み型。英語の語順で意味が取れていない。音読と精読が先 |
| 知らない単語で手が止まる | 語彙不足型。単語帳を並行して進める |
| 後半に着く前に時間が尽きる | 配分ミス型。Part5・6に時間を使いすぎている可能性が高い |
そのうえで、共通して効く対策が3つあります。
対策1:難問ゾーン(No.164〜175あたり)で粘らない
Part7には難問ゾーンがあります。
特に注意したいのがNo.164〜175あたり。シングルパッセージの後半で、文書が長くなり、設問の難易度も上がります。
ここで粘りすぎると、その後のDP・TPに手が回らなくなります。
マルチプルパッセージにも解ける問題は普通にあります。難問ゾーンで沈んで後半に到達できないのが、一番もったいないパターンです。
対策2:「難問1問より易問3問」を徹底する
TOEICは、難しい問題も簡単な問題も1問は1問です。配点に差はありません。
だから、難しい1問に3分かけるより、簡単な3問を1分ずつ解くほうが得です。
「1分考えて答えの根拠が見つからない問題は、マークして次へ進む」。このルールを本番前に決めておいてください。
判断基準を事前に決めておかないと、本番では必ず粘ってしまいます。
対策3:600点目標なら後半25問は捨ててよい
これは目標スコア次第の話です。
600点が目標なら、マルチプルパッセージ(No.176〜200)を最初から全問解こうとしなくて大丈夫です。
600点なら、リーディングで必要な正答数は当サイトの換算表で100問中60問前後です。SPまでを丁寧に解いて確実に取り、残りは時間が余ったら戻る、という戦略で十分に届きます。
もちろん、解かない問題もマークだけは必ず塗ってください。TOEICは誤答による減点がないので、空欄は損しかありません。
対策4:塗り絵は「残り2〜3分・全部同じ記号」で実行する
どれだけ戦略を立てても、時間内に全問解ききれないことはあります。そのときに絶対にやってほしいのが塗り絵です。
手順はこの3つです。
- 残り2〜3分になったら、解いている問題を中断する(未解答が多いほど早めに)
- 残っている解答欄を1つの記号で統一して埋める(全部A、など)
- 埋め終わったら、余った時間で解けそうな問題に戻る
記号を統一する理由は、バラバラに塗ると「どこが塗り絵でどこが解いた問題か」がわからなくなるからです。統一しておけば、戻れる範囲が一目でわかります。
仮に20問を塗り絵にした場合、確率的には平均5問が正解になります。空欄のままにするより確実に得です。
そしてもう1つ大事なのが、塗り絵を練習しておくことです。
本番でいきなりやろうとすると、「中断する」「一気に埋める」という動作自体に焦りが生まれます。模試や公式問題集で通し演習をするときに、「残り3分で塗り絵する」まで含めて練習しておいてください。
【レベル別】TOEIC Part7の勉強法
ここからは、Part7の実力そのものを上げる勉強法です。現在のスコア帯によってやるべきことが違うので、4段階に分けて解説します。
| 現在のスコア | やるべきこと |
| 600点未満 | Part7より先にPart5・6と単語。Part7は短い文書を時間無制限で正確に読む練習だけ |
| 600〜700点 | 精読と音読で基礎固め。根拠を指させる状態を作る |
| 700〜800点 | 公式問題集を3回転+55分の通し演習でスピードを上げる |
| 800点以上 | 多読と負荷練習。制限時間を削って余裕を作る |
もし今の自分のスコアがわからないなら、まず今のスコアを把握してください。
スコアを把握する方法はいくつかあります。
- TOEICを実際に受験する(1日潰れる&スコアがわかるまで時間がかかるのでおすすめしない)
- TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
- アプリを使う(楽だから推奨)
この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。なぜかというと、無料で使えるものもありますし、何より圧倒的に楽でかつ精度も高いからです。
600点未満:Part7に本腰を入れるのはまだ早い
意外に思われるかもしれませんが、600点未満の段階でPart7を重点的にやるのは効率が悪いです。
理由はシンプルで、Part7が読めない原因のほとんどが単語力と文法力の不足だからです。土台がない状態で長文演習をしても、「読めない文章を眺める時間」が増えるだけになります。
この段階でやるべきは、単語帳とPart5対策です。やり方は「TOEIC Part5対策を975点が完全解説【出題パターン・解き方のコツ・時間配分・勉強法】」にまとめているので、まずはそちらから始めてください。
そのうえでPart7は、短めの文書(2〜3問セット)を時間無制限で、1文ずつ確実に意味を取る練習に留めてください。
解いた後に全文を自分で訳してみると、弱点が見えます。訳せない文があれば、原因が文法なのか単語なのかを切り分けて潰していきましょう。
600〜700点:精読と音読で「根拠を指させる」状態を作る
基礎ができてきたら、本番と同じシングルパッセージで演習します。
この段階のテーマは「根拠を持って解く」ことです。
演習では、正解した問題も含めて「本文の何行目が根拠か」を必ず指させるようにしてください。なんとなく選んで当たった問題は、本番で落とします。
そして、読解スピードの土台になるのが音読です。
手順は以下の通り。
- 黙読して構造を確認
- 知らない単語を調べる
- 日本語訳を確認
- 音声で発音を確認
- 声に出して繰り返す。
回数の目安は1つの英文につき20〜30回です。
1つだけ注意点があります。下準備を省いた音読は、ただの発声練習です。
僕自身、めんどくさくて①〜④を飛ばしていた時期があるんですが、その期間は音読をいくらやっても読解スピードが伸びませんでした。意味を理解した状態で声に出すから効果が出ます。
700〜800点:公式問題集を3回転させる
このレベルで一番効くのが、同じ公式問題集を3回解き直すことです。
1回解いて答え合わせして終わり、という使い方だと、公式問題集の価値を3割も引き出せていません。同じ問題を3回解くと、1回目に「なんとなく」選んでいた問題が、3回目には「本文のここにこう書いてあるから正解」と根拠つきで解けるようになります。
| タイミング | やること |
| 1回目 | 時間を計って通しで解く → 答え合わせ・復習 |
| 2週間後 | 時間無制限でじっくり解く → 答え合わせ・復習 |
| さらに2週間後 | 再び時間を計って通しで解く → 答え合わせ・復習 |
復習では、間違えた問題だけでなく「正解したけれど根拠が曖昧だった問題」も必ず見直してください。それが本番で落とす問題です。
なお、問題を見た瞬間に答えが思い浮かんでしまう場合は、間隔を3週間後・1ヶ月後と伸ばしてください。目的は「答えを忘れた状態でもう一度解くこと」です。
800点以上:時間を削る「負荷練習」で余裕を作る
800点を超えたら、通常の演習では負荷が足りません。
おすすめは、制限時間を意図的に短くする負荷練習です。リーディング75分の通し演習を、73分 →71分 →69分と2分ずつ削っていきます。
きつい設定に慣れておくと、本番の75分が相対的に楽に感じられます。時間に追われなくなると、見直しや難問への再挑戦に時間を回せるようになります。
あわせて、TOEIC以外の英文を読む多読を取り入れると、初見の文書への耐性がつきます。
すべてのレベルに共通:Part7だけを55分で通す
どのレベルでも取り入れてほしいのが、Part7だけを切り出して54問・55分で解く練習です。
模試を2時間フルで解くのは負担が大きいので、Part7だけを抜き出して時間を計るほうが、回数を稼げて効率的です。
タイマーは「1問ずつ」ではなく、SPが終わった時点で26分、DPが終わった時点で38分のようにチェックポイントを置くと、本番の感覚に近づきます。先ほどの時間配分表と同じ基準です。
教材は、本番と同じ形式・難易度で解ける公式問題集が最適です。僕自身、Part7の演習はほぼ公式問題集だけで仕上げました。
使い方は「TOEIC公式問題集の使い方を975点が解説|Part別の復習法と周回の間隔」で、Part別の復習法まで詳しくまとめています。
復習では、間違えた問題を設問7タイプのどれで落としたかを記録してください。
「NOT問題ばかり落としている」とわかれば、対策は消去法の練習に絞れます。弱点が見えれば、勉強はぐっと効率的になります。
なお、リーディング全体の勉強法やスコア帯別のロードマップは「TOEICリーディング対策を975点が2.5万字で解説|スコア別レベルと勉強法【200/250/300/350/400/450】」にまとめています。Part5・Part6も含めて組み立てたい方はこちらをどうぞ。
解き方の型はアプリの講座で身につける
Part7は1セット解くだけでも時間がかかるので、平日は手をつけられない日が出てきます。
そういう日の受け皿になるのが、イングルート公式の無料TOEIC学習アプリ「演習中毒(iPhone / Android)」を使ってください。
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- Part7は読解講座が本体:設問タイプ別の解き方を、講座で体系的に学べます。Part7形式の無料演習も90問(25文書)収録しています(Part5形式は200問)
975点講師の僕が「ゼロからTOEIC800点レベルまでの27講座295レッスン」を、スコアが伸びる順番で全部設計しています。
この記事で解説した設問7タイプ別の解き方も、講座と演習でそのまま身につけられます。
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Part7の練習問題をもっと解きたい方へ【無料】
先ほどの例題で手応えをつかんだら、あとは量を積むだけです。無料でPart7の問題を解ける場所を3つ紹介します。
- 当サイトの練習問題ページ:「TOEIC Part7 練習問題解説付き【完全無料90問】長文読解をその場で解く」で、登録なしでその場で90問解けます。全問に解説つきです
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- 演習中毒:先ほど紹介した無料アプリ。Part7形式を90問(25文書)収録。読解講座では設問タイプ別の解き方から学べます
まずは2〜3問セットの文書を1つ解いてみて、この記事の設問7タイプがどう出てくるかを確かめてみてください。
TOEIC Part7に関するよくある質問
Q1. Part7は何問ありますか?何分で解くべきですか?
54問です(シングルパッセージ29問・ダブルパッセージ10問・トリプルパッセージ15問)。時間は55分前後、1問あたり約1分が目安です。
ただし800点レベルでも全問解ききれないのが普通なので、解ける問題を確実に拾うことを優先してください。
Q2. Part7は設問を先に読むべきですか?
先に読むべきです。設問を先に読むことで「本文から何を探すか」が決まり、全文を読まずに答えの箇所へ向かえます。
ただし選択肢まで読むと情報量が多すぎて混乱するので、設問文だけをサッと読んでください。
Q3. Part7が時間内に終わりません。どうすればいいですか?
見切りの基準を試験前に決めておくことが最優先です。おすすめは「1分考えて根拠が見つからなければマークして次へ」です。
時間切れの原因で一番多いのは、No.164〜175の難問ゾーンでの粘りすぎです。ここで沈むと後半のマルチプルパッセージに到達できず、解けたはずの問題を丸ごと失います。
Q4. 600点目標でもマルチプルパッセージを解くべきですか?
無理に全問解く必要はありません。600点ならシングルパッセージまでを丁寧に解いて確実に取り、後半は時間が余ったら戻る戦略で届きます。
なお、解かないと決めた問題であっても、解答用紙は必ず埋めてください。TOEICでは誤答による減点がないため、空欄のまま提出すると当たる可能性を捨てることになります。
Q5. Part7の対策に単語帳は必要ですか?
必要です。Part7は文書量が多いため、知らない単語が多いと読む速度が上がりません。
TOEIC特化の単語帳を1冊、読解演習と並行して進めてください。単語が入ると、同じ文書を読む時間が目に見えて短くなります。
Q6. Part7は毎日どれくらい解けばいいですか?
1日1〜2セット(文書1〜2個・3〜10問)を目安にするのがおすすめです。演習10分+復習20分程度で回せます。
Part7は復習に時間がかかるので、量より「根拠を確認する質」を優先してください。
Q7. Part7だけ勉強すればリーディングのスコアは上がりますか?
上がりません。Part7の長文は短い文の集まりなので、1文ずつ正確に読む力がないまま長文演習だけを積んでも、伸び方は頭打ちになります。
先にPart5で文法・語彙・文構造の知識を固めてください。その土台ができてからPart7の解き方を身につけるほうが、結果的に速く伸びます。Part5の対策は「TOEIC Part5対策を975点が完全解説【出題パターン・解き方のコツ・時間配分・勉強法】」で解説しています。
Q8. Part7は先に解くべきですか?
順番通り(Part5→Part6→Part7)で解いてください。理由は3つあります。
1つ目は、Part5・Part6が英文処理のウォームアップとして機能するからです。いきなり長文から始めると、脳が英語モードに入るのに時間がかかります。2つ目は、Part7に入った時点で「残り何分か」が正確にわかるからです。時間のチェックポイントを置けるのは前から解いたときだけで、Part7から始めると「気づいたら残り8分」という事故が起きます。3つ目は、解答欄がずれるリスクが上がるからです。
Part5・Part6を短時間で抜けられる上級者がPart7から解く戦略もありますが、イングルートでは推奨していません。戻ったときに焦ってPart5を落とすリスクのほうが大きいからです。なお「Part7の時間が足りない」問題は、順番を変えても解決しません。
Q9. IPテストでもPart7の解き方は同じですか?
マークシート形式のIPテスト(団体特別受験制度)なら、問題形式も時間も公開テストと同じなので、この記事の解き方がそのまま使えます。
一方、IPテストのオンライン版は形式が異なり、約1時間・90問で、リーディングは前の問題に戻れない仕様です。塗り絵や後回しの戦略が使えないので、1問ずつその場で決着をつける必要があります。
まとめ
今回は、TOEIC Part7の対策を解説しました。
要点をまとめます。
- Part5が先、Part7は後。文法と文構造の土台ができてから取り組む
- Part7は54問(シングル29問+ダブル10問+トリプル15問)
- 時間配分は55分。800点でも解ききれないのが普通なので、拾える問題を確実に取る
- 設問は7タイプ。タイプごとに「どこを探すか」「どれだけ時間をかけるか」が決まっている
- 解き方は設問先読み→該当箇所を探す→パラフレーズを照合の3ステップ
- 勉強法は600点未満=Part5・6と単語が先/600〜700点=精読と音読/700〜800点=公式問題集3回転/800点〜=多読と負荷練習
Part7は「英語を速く読む競争」ではなく、「答えを効率よく探す技術」のパートです。
技術である以上、知って練習すれば必ずできるようになります。
まずは今日、短めの文書を1つ解いてみてください。それだけでも、これまでとは手応えが変わるはずです。

