TOEIC Part6対策を975点が完全解説【文挿入問題の解き方も】

toeic part6 対策
  • 「Part6って、Part5と何が違うの?同じ対策で良い?」
  • 「文挿入問題がいつも勘になる」
テン
TOEIC975点の僕が、Part6の攻略法をまとめました。結論から言うと、Part6の16問のうち12問は、Part5でつけた文法・語彙の知識がそのまま土台になります。Part6専用の対策が必要なのは、残りの4問(文挿入問題)と接続副詞だけです。

 

先にこの記事の結論をお伝えしちゃいますね。

  • 大前提:Part6の前にPart5。16問中12問はPart5の知識がそのままベースになる
  • Part6は16問(4文書×各4問・No.131〜146)
  • 1パッセージの内訳は語句選択3問+文挿入1問
  • Part5との違いは①文脈を読む②接続副詞が正解になる③文挿入問題があるの3つだけ
  • 時間配分は700点なら12分・800点以上なら10分(1パッセージ3分)
  • この記事内ではオリジナル例題4問が解けます(解説つき)

Part6は、リーディングの中で一番「割を食っている」パートかもしれません。

Part5ほど対策法が確立していないし、Part7ほど問題数も多くない。だから後回しにされがちです。

 

でも実は、Part6はリーディングで一番コスパよく仕上げられるパートです。

 

理由はシンプルで、16問のうち12問はPart5と同じタイプの問題だからです。

Part5の対策をしてきた人なら、その力の大部分がそのまま使えます。新しく覚えることは、実質「文挿入問題の解き方」と「接続副詞」の2つだけです。

 

逆に言うと、Part5の土台がない状態でPart6だけを対策しても意味がありません。

Part5の対策がまだの方は、先に「TOEIC Part5対策を975点が完全解説【出題パターン・解き方のコツ・時間配分・勉強法】」から取り組んでください。そのほうが確実に近道です。

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!100人以上の学習者にTOEIC指導を行ってきました。
筆者のTOEICスコア リスニング495 リーディング480 計975

TOEIC Part6とは?問題数・形式・構成【長文穴埋め16問】

まずはPart6の基本情報を確認しましょう。

IIBC公式サイトの「テストの形式と構成」によると、Part6は「長文穴埋め問題」で、不完全な文章を完成させるために、4つの答え(単語や句または一文)の中から最も適当なものを選ぶ形式です。

項目内容
問題数16問(No.131〜146)※
文書数4文書(各文書に設問4問)
形式文書の空欄に入る語・句・文を4択から選ぶ
問われる力文法・語彙の知識+文脈を読む力
位置Part5とPart7の間

※問題番号はIIBCの公式サンプル(Questions 131-134)と、Part5・Part7の問題番号から確定した実測情報です。

 

ここで注目してほしいのが、選択肢に「一文」が含まれるという点です。

Part5では選択肢はすべて単語や句ですが、Part6では4つの選択肢がまるごと文になっている問題が出ます。これが「文挿入問題」で、Part6にしかないタイプです。

テン
出題される文書は、Eメール・お知らせ・広告・記事など、Part7と同じようなビジネス文書です。ただしPart7より短く、1文書あたり100〜150語程度なので、身構えなくて大丈夫ですよ。

【前提】Part6の16問中12問はPart5の知識で解ける

Part6の1パッセージ4問は、「語句選択3問+文挿入1問」という構成が、ほぼ毎回この形です。

 

つまり4文書で考えると、こうなります。

問題の種類問題数Part5との関係
語句選択問題12問Part5の知識がそのまま土台になる(一部は文脈の確認が必要)
文挿入問題4問Part6にしかない。専用の解き方が必要

16問中12問(75%)が語句選択問題です。(時間配分の記事では「独立問題」と呼んでいるものです)

 

この構成は、IIBC公式のPart6サンプル問題で実際に確認できます。公開されている4問(No.131〜134)を分類すると、こうなります。

設問選択肢タイプ
No.131interest / interests / interested / interesting①品詞問題
No.132develop / raise / open / complete④語彙問題
No.133After all / For / Even so / At the same time③接続副詞問題
No.134(4つとも1つの文)文挿入問題

語句選択3問+文挿入1問。公式サンプルがそのままこの構成です。しかも4問のうち3問は、Part5でおなじみのタイプ(品詞・語彙・接続副詞)だとわかります。

 

ちなみにこのサンプル文書の本文は111語(ヘッダーを含めて124語)でした。Part6の文書が短いことも、公式データで確認できます。

そしてこの12問の多くは、品詞問題・時制問題・語彙問題といった、Part5でおなじみのタイプです。

 

だからPart6の対策は、ゼロから何かを覚える作業ではありません。Part5でつけた力に、Part6固有の要素を足す作業です。

足す要素は2つだけです。

  1. 文挿入問題の解き方(4問ぶん)
  2. 接続副詞(Part5では不正解の常連なのに、Part6では正解になる)

この2つを押さえれば、Part6は一気に得点源になります。

テン
100人以上を指導してきて思うのは、Part6を「難しい長文」だと構えている人が多すぎるということです。実際は「Part5+4問」くらいの感覚で十分ですよ。

TOEIC Part6とPart5の3つの違い

Part5の力が使えるとはいえ、そのまま全部通用するわけではありません。

決定的に違うのが次の3点です。ここだけ意識してください。

違い①:空欄の前後だけでは解けない問題がある

Part5は、1文が完結しているので、その文の中だけで答えが決まります。

一方Part6は文書の一部を切り取った形なので、前後の文を読まないと決まらない問題が混ざっています。

 

典型的なのが時制です。空欄のある文だけを見ると過去形でも未来形でも成立するのに、前の文に「来週から」と書いてあれば未来形が正解、というパターンです。

対処法はシンプルで、空欄前後だけで確信が持てないときは、前の1〜2文に戻る。これだけです。

違い②:接続副詞が「正解」になる

これがPart5との最大の違いです。

Part5では、however・therefore・moreoverといった接続副詞は「ひっかけの常連」でした。文と文をつなぐ働きがないので、接続詞が入るべき空欄には入らないからです。

 

ところがPart6では、この接続副詞が正解になります。

なぜかというと、Part6は文書全体の流れを問うパートだからです。「前の文と後の文がどういう関係か」を判断させる問題として、接続副詞は最適なんですね。

 

よく出る接続副詞は、意味のグループで覚えると速いです。

関係代表的な接続副詞
逆接・対比However / Nevertheless / On the other hand / In contrast
追加(さらに)Moreover / Furthermore / In addition / Also
因果(だから)Therefore / Consequently / As a result / Thus
例示(たとえば)For example / For instance
言い換え・代替In other words(言い換え)/ Instead(その代わりに)
同時・並行At the same time(同時に・その一方で)/ Meanwhile(その間に)
条件・その他Otherwise(さもないと)/ After all(結局)/ Even so(それでも)

選択肢がこれらで埋まっていたら、前の文と後の文の関係を1つ決めるだけで解けます。文法知識はいりません。

テン
「Part5ではhoweverを切る、Part6ではhoweverを拾う」。この切り替えができるだけで、Part6の正答率がけっこう変わります。

違い③:文挿入問題がある

Part6にしかないのが文挿入問題です。1パッセージにつき1問、つまり全部で4問出ます。

 

4つの選択肢がそれぞれ1つの文になっていて、空欄に入る文を選びます。

多くの人が「勘で選んでいる」と言うのがこのタイプですが、実は手順を守れば根拠を持って解けます。解き方は後ほど詳しく解説します。

ちなみにPart7との違いは「読む量」

Part6とPart7は、どちらも文書を読むパートなので混同されがちです。違いをはっきりさせておきます。

項目Part6Part7
問われるもの空欄に入る語・文(=書く側の視点)文書の内容(=読む側の視点)
読む量1文書100〜150語程度1文書200〜900語
必要な力文法・語彙+前後の文脈情報を探す力+読解スピード

つまりPart6は、Part5とPart7のちょうど中間にあるパートです。文法知識で解ける部分が残っているぶん、Part7よりずっと攻略しやすいと考えてください。

 

なおPart7の対策は「TOEIC Part7対策を975点が2.3万字で完全解説【設問7タイプ・時間配分・解き方のコツ】」にまとめています。Part6が安定してから取り組むのが順番です。

TOEIC Part6の問題タイプ4種類と解き方

ここからは、Part6に出る問題を4タイプに分けて解説します。

なお、4タイプの合計が語句選択の12問です。出題数の内訳は当サイトの受験・指導経験にもとづく目安なので、回によって変動します。

① 文法・品詞問題【毎回5問前後・目安20秒】

選択肢に同じ単語の品詞違いや動詞の活用形が並んでいたら、このタイプです。

たとえば「inform / informs / informed / informative」のような並びです。

 

解き方はPart5とまったく同じで、空欄の前後を見て「ここに入るのは何詞か」を判断します。冠詞と名詞の間なら形容詞、といういつもの手順です。

 

このグループには前置詞・語法問題も入ります。選択肢がat / on / in / forのように前置詞だけで並ぶ問題や、「depend on」「responsible for」「interested in」「apply for」のようにセットで覚える語法の問題です。

これらも空欄の前後だけで判断できるので、同じく速く処理してください。

このタイプは文脈を読む必要がないので、Part6の中でもっとも速く解けます。Part5なら5秒で処理する問題ですが、Part6は文書の中から空欄の位置を探す手間があるぶん、20秒を見ておいてください。

② 時制・文脈依存の問題【毎回3問前後・目安30秒】

選択肢は①と同じく動詞の活用形が並びますが、空欄の文だけを見ても決まらないのがこのタイプです。

判断材料は前後の文にあります。チェックすべきは次の3つです。

  1. 時を表す語句(next month / last year / since 2020 など)
  2. 文書全体の時制(すでに起きたことの報告か、これからの予告か)
  3. 文書のタイプ(お知らせなら未来、報告なら過去が多い)

このグループには、代名詞問題(it / they / this / these などから選ぶ)も含まれます。

 

決め手は2つです。①前の文のどの語句を言い換えているかを特定する ②その語句と単数・複数が合っているかを確認する

たとえば前の文が「Visual aids(複数)」なら、受ける代名詞も複数形でなければいけません。指示対象さえ見つかれば、単複で1つに絞れることがよくあります。

Part5の感覚で「空欄の前後だけ」で処理しようとすると、ここで失点します。迷ったら前の文に戻るを徹底してください。

③ 接続副詞問題【毎回2問前後・目安25秒】

選択肢がHowever / Therefore / Moreoverのように並んでいたら、このタイプです。

解き方は2ステップです。

  1. 空欄の前の文を読んで、内容をつかむ
  2. 空欄の後の文を読んで、前の文との関係(逆接・追加・因果)を1つに決める

関係さえ決まれば、先ほどの表から選ぶだけです。

注意したいのは、意味が近い接続副詞が選択肢に混ざるケースです(MoreoverとIn additionなど)。この場合は前後の関係を決めるだけでは絞りきれないので、文書全体のトーンまで見て判断してください。

④ 語彙問題【毎回2問前後・目安30秒】

選択肢に意味の違う4つの単語が並んでいたら語彙問題です。

 

Part5の語彙問題との違いは、文書全体の流れから判断する必要があることです。

たとえば前の文に「会員は初回のみ無料」とあれば、空欄は2回目以降にかかる「fee(料金)」だと確定できます。その文だけを見ると4つとも入りそうでも、前の文が答えを1つに絞ってくれるわけです。

 

知らない単語が並んでいたら、深追いせずに次へ進んでください。ここは考えても答えが出ないタイプです。

文挿入問題の2ステップ解法【Part6最大の壁】

Part6でもっとも差がつくのが文挿入問題です。1パッセージに1問、全部で4問。

「なんとなく合いそうな文」を選んでいる限り、正答率は上がりません。次の2ステップで解いてください。

ステップ1:選択肢の「指示語」の対象を確認する

まず、4つの選択肢の中にある接続表現・指示語・代名詞を探します。

  • However / Therefore / In addition など(接続表現)→ 前の文との関係が決まる
  • this / these / that / such(指示語)
  • he / she / they / it(代名詞)
  • the + 名詞(すでに登場したものを指す)

たとえば選択肢に「This service is available to all members.」とあれば、その直前に何らかのサービスが登場していなければおかしいわけです。

空欄の直前を見て、サービスの話が出ていなければ、この選択肢は消えます。

 

指示語は「前の文に何があるべきか」を教えてくれるヒントです。これだけで2択まで絞れることがよくあります。

ステップ2:前後の「論理展開」を確認する

指示語で絞りきれない場合は、論理の流れで判断します。

見るのは、空欄の前の文と後の文のつながりです。

  • 前の文が問題提起なら、空欄には解決策や補足が入る
  • 前の文が結論なら、空欄には理由や具体例が入る
  • 後の文が「Therefore」で始まるなら、空欄にはその原因が入る

ポイントは、空欄の後ろも必ず読むことです。前だけ見て決めると、後ろとつながらない文を選んでしまいます。

空欄の位置で「入る文の種類」が変わる

2ステップを使う前に、もう1つ強力な補助線があります。空欄が文書のどこにあるかを見ることです。

空欄の位置入る文の性質難易度
文書の冒頭これから述べる内容の導入。用件そのものやさしい(前を読む必要がない)
文書の中間前の話を受けて展開する文難しい(前後を読む必要がある)
文書の末尾まとめ・読み手へのお願い・次のアクションやさしめ(型が決まっている)

これが効くのは、前に紹介した文書タイプの展開型と組み合わさるからです。

 

たとえば「お知らせ」の末尾に空欄があれば、入るのは「ご協力をお願いします」系の文だと当たりがつきます。広告の冒頭なら、呼びかけや提案が入ります。

 

時間がないときは、冒頭と末尾の空欄を優先し、中間の空欄を後回しにするという判断もできます。

高難度パターン:指示語がない文挿入

600点前後で足踏みする人がつまずくのが、指示語や代名詞が一切ない選択肢です。

この場合はステップ1が使えないので、論理展開だけで判断することになります。

 

判断のコツは、文書全体の「話の進み方」を意識することです。ビジネス文書は「背景→本題→依頼」のように展開が決まっているので、空欄がどの段階かを考えると絞れます。

例を1つ見てみましょう。

Thank you for submitting your application. Our review team will contact you within five business days. ——-.(A) The building was renovated last spring.
(B) Please do not send duplicate applications during this period.
(C) Our meeting rooms can be reserved online.
(D) Several tenants have already renewed their contracts.

正解:(B)

 

4つとも指示語がないので、ステップ1は使えません。論理展開だけで判断します。

前の文は「5営業日以内に連絡します」という案内。ビジネス文書では、案内のあとに「その間の注意点」が続くのが定番の流れです。

 

(B)は「その期間中は重複して申し込まないでください」で、まさに直前の「5営業日以内」を受けた注意点になっています。

しかも「during this period」が前文の期間を指しており、話が途切れません。

 

(A)(C)(D)は、いずれも申込手続きの話から離れてしまいます。「直前の文が何の話をしていて、その次に何が来るのが自然か」だけで絞れる、というのが指示語なしパターンの解き方です。

テン
それでも決まらないときは、1分で見切ってマークして次に進んでください。文挿入問題は全部で4問しかないので、ここで粘ってPart7の時間を削るほうが損です。

Part6は全文読むべき?空欄の前後だけでいい?

Part6の解説を読み比べると、ここで意見が割れています。「全文を読もう」という記事もあれば、「空欄の前後だけでいい」という記事もある。

僕の結論は「読むけれど、精読はしない」です。

 

理由を説明します。Part6の文書は150語前後と短いので、読むこと自体のコストが小さいんですね。しかも文脈依存の問題(時制・接続副詞・文挿入)が必ず混ざるので、まったく読まないと確実に落とします。

一方で、1文ずつ丁寧に訳しながら読むと、10分では終わりません。

 

だから正解は、頭から読み進めて、空欄に来たら止まって処理するという進め方です。空欄と空欄の間の文は、意味が取れる速度でさらっと通過してかまいません。

読み方の使い分け
品詞問題(選択肢が同じ単語の形違い)→ 空欄の前後だけで即答。読まなくていい
時制・接続副詞・語彙→ 前の1〜2文まで戻る
文挿入問題→ 空欄の前後に加えて、文書全体の流れを把握する

つまり「全文読むか / 読まないか」の二択ではなく、問題タイプごとに読む範囲を変えるのが答えです。

 

必要な読解スピードも計算しておきましょう。Part6の文書は1つ100〜150語なので、4文書で約500語です。

 

700点狙いの12分のうち、解答そのものに約6分かかるとすると、読むのに使えるのは残り6分。500語を6分=1分間に80〜100語が目安になります。

 

これは「速読」というほど速くありません。1分間に100語読めれば、Part6の時間配分は成立します。逆にここが届かない場合は、Part6のテクニックではなく音読と精読で読解スピードそのものを上げるのが先です。

なお、この「読む範囲をタイプで変える」という発想は、Part5の解き方とまったく同じです。ここでもPart5の力がそのまま効いてきます。

TOEIC Part6の解き方フロー【1パッセージ4問】

問題タイプ別の解き方がわかったところで、1つの文書をどう処理するかを整理します。

  1. 文書の種類を確認する(3秒)。Eメールか、お知らせか、広告か
  2. 選択肢をざっと見て、4問のタイプを判定する(10秒)
  3. 文書を頭から読む。ただし全部を精読せず、空欄に来たら止まる
  4. 文挿入以外の3問を先に解く(前後だけで解けるものは即答)
  5. 最後に文挿入問題を解く(このとき文書の内容がもう頭に入っている)

最初の「文書の種類を確認する」は3秒で終わりますが、効果が大きいステップです。

文書タイプごとに展開が決まっているからです。お知らせなら「変更点→期間→お願い」、広告なら「呼びかけ→内容→条件」、Eメールなら「用件→詳細→依頼」という流れになります。

 

この型が頭にあると、文挿入問題で「ここには何が入るべきか」の見当がつきます。

 

そして文挿入問題を最後に回すのがポイントです。

なぜかというと、他の3問を解く過程で文書をひととおり読むことになるからです。内容が頭に入った状態なら、文挿入問題の判断が一気に速くなります。

 

逆に、番号順に解いて最初に文挿入問題が来た場合、まだ文書の内容を知らないまま判断することになります。これが一番時間を溶かすパターンです。

【実践】例題でPart6の解き方を確認しよう

ここまでの内容を、実際の問題で確認してみましょう。本番と同じ「1パッセージ4問」の形式です(この記事のオリジナル問題です)。

まずは自分で解いてから、解説を読んでください。

ーー

Questions 1-4 refer to the following advertisement.Grow Your Business at Meridian Workspace

Meridian Workspace is now accepting applications for its newly renovated offices in the Belmont district. Each unit comes fully furnished and includes high-speed internet, so tenants can begin working ——- (1) after moving in.

Members also receive twelve hours of meeting-room access every month at no charge. ——- (2), each member is assigned a private locker.

We know that growing teams need flexibility. ——- (3). Members who choose it may change their office size once per quarter without penalty.

To arrange a tour, visit our website or call our leasing office. Applicants who apply before March 31 will receive a ——- (4) on the first month’s rent.

(1)
(A) immediate
(B) immediately
(C) immediacy
(D) to immediate

(2)
(A) In addition
(B) However
(C) Therefore
(D) For example

(3)
(A) That is why we created the Flex Plan.
(B) Our staff can help you choose furniture for your office.
(C) The Belmont district is home to several technology firms.
(D) Applications are reviewed within five business days.

(4)
(A) discount
(B) refund
(C) deposit
(D) penalty

(1)の解説|①文法・品詞問題(Part5と同じ)

正解:(B)

 

選択肢が「immediate」の形違いなので、Part5と同じ品詞問題だと判定できます。文脈を読む必要はありません。

空欄の直前は「begin working」で、文としてはすでに完成しています。ここに足せるのは修飾語=副詞なので、正解は(B) immediatelyです。

 

(A)は形容詞、(C)は名詞、(D)は不定詞の形が崩れており、いずれも入りません。前後だけ見れば解けるタイプで、目標20秒です。

(2)の解説|③接続副詞問題

正解:(A)

 

選択肢が接続副詞で埋まっているので、前後の文の関係を1つ決めるだけです。

前の文は「毎月12時間、会議室を無料で使える」。後の文は「各メンバーに専用ロッカーが割り当てられる」。

 

どちらもメンバー特典を並べているので、関係は「追加」。正解は(A) In additionです。

 

誤答の切り方も確認しておきます。(B) Howeverは逆接なので、特典が2つ続く流れには合いません。(C) Thereforeは因果ですが、無料時間があるからロッカーがもらえるわけではありません。(D) For exampleは具体例の合図ですが、ロッカーは会議室の例ではありません。

テン
ここがPart5との決定的な違いです。Part5なら接続副詞は真っ先に切る選択肢ですが、Part6では堂々と正解になります。

(3)の解説|文挿入問題(2ステップ解法)

正解:(A)

 

ステップ1で、選択肢の中の指示語・接続表現を探します。

(A)には「That is why(だから〜した)」があります。これは前の文を受ける表現なので、直前に「理由」が書かれていなければ成立しません。

空欄の前を見ると「We know that growing teams need flexibility.(成長中のチームには柔軟性が必要だとわかっています)」。理由として完璧につながります。

 

ステップ2で、後ろの文との論理展開を確認します。

後ろの文は「Members who choose it may change their office size…(それを選んだメンバーはオフィスの広さを変更できます)」。

 

この「it」が指すものが、空欄になければおかしいわけです。(A)の「the Flex Plan」がまさにそれです。

 

他の選択肢は、いずれも後ろの「it」の指示対象になりません。(B)は家具選びの手伝い、(C)は地域の説明、(D)は審査期間の話で、どれも「選ぶプラン」ではないからです。

テン
前の文と後ろの文、両方から挟み撃ちにする。これが2ステップ解法の威力です。

(4)の解説|④語彙問題

正解:(A)

 

「3月31日までに申し込んだ人は、初月家賃に〜を受け取れる」という文です。

ここで効くのが文脈です。この段落は「見学の予約方法」と「早期申込の特典」を伝えるパートなので、空欄には申込者にとってプラスになるものが入ります。

 

正解は(A) discount(割引)です。

誤答も文脈で切れます。(B) refundは「返金」ですが、まだ家賃を払っていない申込段階では成立しません。(C) depositは「敷金」で、受け取るのは貸す側です。(D) penaltyは罰則なので、特典の文脈と正反対になります(前の段落に出てくる「without penalty」につられないよう注意してください)。

 

単語の意味だけでなく、「この文書は今なにを伝えているか」から判断する。これがPart6の語彙問題です。

テン
4問のうち3問は、Part5の知識+前後2文で解けたはずです。専用の対策が要るのは(3)の文挿入問題だけ。これがPart6の実態ですよ。

例題の日本語訳

復習用に、パッセージの訳を載せておきます。英文を読み切れなかった箇所があれば、ここで確認してください。

メリディアン・ワークスペースでビジネスを成長させましょう

メリディアン・ワークスペースは、ベルモント地区に新しく改装したオフィスの入居申込を受け付けています。各区画は家具付きで高速インターネットも完備しているため、入居後すぐに(1)業務を開始できます

会員の方には、毎月12時間分の会議室利用が無料で付きます。(2)さらに、各会員に専用ロッカーが割り当てられます。

成長中のチームには柔軟性が必要だと理解しています。(3)だから私たちはフレックスプランを作りました。このプランを選んだ会員は、四半期に一度、オフィスの広さを無料で変更できます。

見学のご予約は、ウェブサイトまたはリース事務所へお電話ください。3月31日までにお申し込みの方は、初月の家賃が(4)割引になります。

選択肢の訳も確認しておきましょう。(1) immediately=すぐに/(2) In addition=さらに・加えて/(3) That is why we created the Flex Plan.=だから私たちはフレックスプランを作りました/(4) discount=割引。

TOEIC Part6の時間配分【700点なら12分・800点なら10分】

Part6にかける時間は、目標スコアで変わります。700点なら12分、800点以上なら10分です。

 

Part6の解説では「8〜10分」と書かれていることが多いのですが、当サイトは700点までは12分を推奨しています。理由は、リーディング75分を通しで組んだときに、そのほうが無理がないからです。

パート700点を狙う場合800点以上を狙う場合
Part5(30問)10分8分
Part6(16問)12分10分
Part7(54問)53分57分
合計75分75分

Part6を8分まで削っても、浮くのはたった4分です。その4分でPart7の長文が4問増えるかというと、現実にはそうなりません。

それより、Part6を12分かけて確実に取りにいくほうが、リーディング全体の期待値は高くなります。Part6は文法知識で解ける問題が多く、時間をかければ正答率が上がるパートだからです。

 

800点以上を狙う段階になると、Part7に57分必要になるので、そこで初めてPart6を10分に圧縮します。

目標スコアPart6の目安1パッセージ
600点15分約3分45秒
700点12分約3分
800点10分約2分30秒
900点8分約2分

配分の考え方はシンプルで、語句選択3問を速く処理して、余った時間を文挿入問題に回すことです。

品詞問題を20秒、接続副詞を25秒で抜ければ、文挿入問題に1問1分以上を確保できます。逆に語句問題でもたつくと、文挿入問題が勘になります。

 

なお、Part5とPart6はリーディングの前半戦です。ここを圧縮できた時間が、そのままPart7に上乗せされます。

目標スコア別・Part6で何問取ればいいか

「全問正解しなきゃ」と思う必要はありません。目標スコアごとに、必要な正答数の目安があります。

目標スコアPart6の必要正答数正答率
600点16問中10問63%
700点16問中10問63%
800点16問中13問81%
900点16問中15問94%

注目してほしいのは、600点・700点なら6問落としてもいいという点です。

つまりこのレベルなら、本番で文挿入問題4問を全部落としても届きます。語句選択12問のうち10問を確実に取れば、それで足ります。

 

これは本番での時間の使い方の話です。時間が足りなくなったとき、文挿入問題を後回しにする判断に迷わなくていい、という意味になります。

 

ただし普段の勉強では、文挿入問題の解き方の型を先に身につけておいてください。

後述の2ステップ解法を知っていれば、本番で「時間が余ったから取りにいく」という選択ができます。型を知らないと、時間が余っても取れません。

 

800点以上を狙う段階になると13問必要になるので、文挿入問題は「取れたらラッキー」ではなく「確実に取る」対象に変わります。

なお600点と700点でPart6の必要正答数が同じなのは、この100点の伸びがリスニングとPart5から来るからです。

テン
Part別に必要な正答数は「TOEICの正答率と点数・スコアの関係を975点が解説【換算表・配点の仕組み・Part別正答数つき】」で全スコア帯ぶんまとめています。捨てる判断がしやすくなりますよ。リーディング全体の時間配分や解く順番は「TOEICのおすすめ時間配分を975点が解説【Part5/6/7別・時間足りない対策・解く順番・IPテスト】」で詳しくまとめています。

【レベル別】TOEIC Part6の勉強法

現在のスコアやるべきこと
600点未満Part5が先。Part6は形式に慣れる程度で十分
600〜700点接続副詞と文挿入問題を集中攻略。まず15分、慣れたら12分
700点以上指示語なしの文挿入に対応。12分→10分へ短縮

 

もし今の自分のスコアがわからないなら、まず今のスコアを把握してください。Part6に限らず、TOEICはスコアによって大きく勉強法が変わるからです。

スコアを把握する方法はいくつかあります。

  1. TOEICを実際に受験する(1日潰れる&スコアがわかるまで時間がかかるのでおすすめしない)
  2. TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
  3. アプリを使う(楽だから推奨)

この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。なぜかというと、無料で使えるものもありますし、何より圧倒的に楽でかつ精度も高いからです。

テン
無料スコアを測定できるアプリが気になる方は「TOEICスコア予想・レベルチェックアプリおすすめ10選を975点が紹介|無料で点数診断できるツールも」もあわせてご覧ください。

600点未満:まずPart5に集中する

繰り返しになりますが、この段階でPart6を作り込む必要はありません。

Part6の16問中12問はPart5と同じ問題なので、Part5を鍛えればPart6の点数も自動的に上がります

 

この段階でやるのは、Part6の形式に慣れることだけで十分です。1パッセージだけ解いて、「Part5と同じ問題が混ざっているんだな」と体感できればOKです。

やり方は「TOEIC Part5対策を975点が完全解説【出題パターン・解き方のコツ・時間配分・勉強法】」にまとめています。

600〜700点:接続副詞と文挿入問題を潰す

Part5が安定してきたら、Part6固有の2要素に取りかかります。

まず接続副詞。この記事の表にある5グループ(逆接・追加・因果・例示・対比)を覚えて、演習で「前後の関係を1つ決める」練習をしてください。ここは暗記でカタがつきます。

 

次に文挿入問題。演習のときは、正解した問題も含めて「なぜその文が入るのか」を必ず言葉にしてください。

「指示語のthisが前の文の◯◯を指すから」「前の文が問題提起で、この文が解決策だから」というレベルまで説明できれば、本番でも安定します。

 

この段階の目標時間は、まず15分。安定してきたら12分に縮めます。

700点以上:指示語なしの文挿入と時間短縮

700点を超えたら、ぶつかるのが指示語のない文挿入問題です。

論理展開だけで判断する必要があるので、文書全体の流れを追う練習が必要になります。

 

おすすめは、文挿入問題だけを抜き出して連続で解く方法です。1パッセージに1問しかないので、通常の演習だと数がこなせません。集中的にやると型が身につきます。

あわせて、時間を12分→10分と削っていきます。語句選択3問を20〜25秒で処理できるようになれば、自然と到達できます。

【全レベル共通】Part6の復習手順と1日20分メニュー

Part6は「解いて答え合わせして終わり」だと、ほとんど伸びません。復習の手順を固定してしまうのがおすすめです。

 

僕が指導するときに使っている手順はこれです。

  1. 4文書を時間を計って通しで解く(目標時間は上の表の通り)
  2. 採点したら、間違えた文書に正解を書き込んで、全文を精読する。訳せない文があればそこが弱点
  3. その文書を5〜10回音読する。英語の語順のまま意味が取れる感覚を作る
  4. 文挿入問題だけは、「なぜ他の3つがダメか」まで言葉にする
  5. 3日後に同じ文書をもう一度解く。今度は解けるはず、という状態を作る

特に③の音読と⑤の再テストを飛ばす人が多いのですが、ここが定着の分かれ目です。1回解いただけの文書は、3日後にはほぼ忘れています。

 

まとまった時間が取れない方向けに、1日20分のメニューも置いておきます。

時間やること
10分2文書(8問)を時間を計って解く+採点
5分間違えた文書を精読して、訳せない文を潰す
5分その文書を音読/接続副詞の表を例文ごと音読

これを週3〜4回続ければ、1ヶ月でPart6の形式には確実に慣れます。

テン
Part6は1セットが短いので、実は一番「毎日続けやすい」パートです。Part7の演習は気合いが要りますが、Part6なら20分で1サイクル回せますよ。

Part6の教材は「専用書を買う前に」考える

Part6対策の記事では、Part6特化の問題集がよく紹介されます。ただ、買う前に確認してほしいことがあります。

Part6専用の問題集を使う可能性があるのは、800点以上を狙う場合だけです。しかも必須ではありません。

 

理由は先ほどの正答数の表の通りで、600〜700点なら語句選択12問のうち10問取れば足ります。その語句選択はPart5と同じタイプなので、Part5の問題集を回すほうが効率的です。

800点以上を狙う段階になって、文挿入問題を確実に取る必要が出てきたら、そこで初めてPart6特化の問題集や公式問題集で数をこなしてください。

テン
僕自身、Part6のためだけに買った問題集はありません。Part5の問題集と公式問題集で足りました。教材を増やすより、手持ちを回し切るほうがスコアは伸びますよ。

 

TOEIC全体の参考書選びは「TOEIC参考書・問題集おすすめ20選【975点がおすすめ・王道はこれだけでOK】」にまとめています。

スキマ時間の演習にはアプリを使う

Part6は1パッセージ3分ほどで解けるので、実はスキマ時間との相性が良いパートです。

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975点講師の僕が「ゼロからTOEIC800点レベルまでの27講座295レッスン」を、スコアが伸びる順番で全部設計しています。

テン
Part6の講座では、Part5の知識をどう応用するかから入って、文挿入問題の基礎→接続副詞→文挿入の2ステップ解法と積み上げる設計にしています。「Part5の次に何をやるか」で迷っている方はぜひ。

 

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Part6の練習問題を無料で解く方法

例題で手応えをつかんだら、あとは量を積むだけです。無料でPart6を解ける場所を3つ紹介します。

  1. 当サイトの練習問題ページ:「TOEIC Part6 練習問題解説付き【完全無料80問】長文穴埋めをその場で解く」で、登録なしでその場で80問解けます。全問に解説つきです
  2. IIBC公式のサンプル問題公式サイトのPart6サンプル問題で、本家の出題形式を確認できます
  3. 演習中毒:先ほど紹介した無料アプリ。Part6形式を80問(20文書)収録していて、4文書ずつランダムに出題されます

まずは1パッセージ解いてみて、「語句選択3問+文挿入1問」の構成を体感してみてください。

TOEIC Part6に関するよくある質問

Q1. Part6は何問ありますか?何分で解くべきですか?

16問です(4文書×各4問・No.131〜146)。時間は目標スコアによって変わり、600点なら15分、700点なら12分、800点以上なら10分が目安です。

4文書なので、700点狙いなら1パッセージ3分という計算になります。

Q2. Part6はPart5と何が違いますか?

違いは3つです。①空欄の前後だけでは解けない問題がある ②接続副詞(However・Thereforeなど)が正解になる ③文挿入問題がある。

逆に言えば、この3つ以外はPart5と同じです。16問中12問は語句選択問題で、その多くはPart5と同じ解き方が通用します。

Q3. Part6の文挿入問題はどう解けばいいですか?

2ステップで解きます。①選択肢の中の指示語(this / these / it など)を探し、その対象が空欄の直前にあるかを確認する ②前後の論理展開(逆接・因果・具体例)を確認する。

重要なのは、空欄の前だけでなく後ろの文も必ず読むことです。後ろの文にヒントがあるケースが多くあります。

Q4. Part6だけを対策すればスコアは上がりますか?

おすすめしません。Part6の16問中12問はPart5と同じタイプの問題なので、Part5を鍛えるほうがPart6の点数も含めて効率よく上がります。

Part5が安定してから、Part6固有の接続副詞と文挿入問題に取りかかってください。

Q5. 文挿入問題は捨ててもいいですか?

時間が足りないときは、後回しにして構いません。文挿入問題は全部で4問です。

ただし、まったく対策しないのはもったいないです。解き方の型がある問題なので、2ステップ解法を身につければ得点源になります。1分考えて根拠が見つからないときだけ見切ってください。

Q6. Part6の対策に単語帳は必要ですか?

必要です。Part6の語彙問題は文脈から判断するタイプですが、そもそも単語の意味を知らなければ判断できません。

TOEIC特化の単語帳を1冊、Part5対策と並行して進めてください。

まとめ

今回は、TOEIC Part6の対策を解説しました。

要点をまとめます。

  • Part5が先、Part6は後。16問中12問はPart5と同じ解き方で解ける
  • Part6は16問(4文書×各4問)。1パッセージは語句選択3問+文挿入1問
  • Part5との違いは①文脈②接続副詞が正解になる③文挿入問題の3つだけ
  • 文挿入問題は指示語の対象→前後の論理展開の2ステップで解く
  • 時間配分は700点なら12分・800点以上なら10分。語句選択を速く処理して文挿入に時間を回す

Part6は、リーディングの中で一番「少ない労力で仕上がる」パートです。

Part5の力がそのまま効くうえに、新しく覚えるのは接続副詞と文挿入問題だけ。だからこそ、Part5の土台ができた段階で取り組む価値があります。

 

まずは今日、1パッセージだけ解いてみてください。「思ったよりPart5だな」と感じられれば、それが正しい感覚です。

テン
Part6は対策の情報が少ないぶん、型を知っているだけで差がつきます。接続副詞と文挿入問題の2つだけ、集中して潰してみてください。応援しています!