TOEIC355点〜395点のレベルと勉強法

TOEIC 355点 360点 365点 370点 375点 380点 385点 390点 395点 レベル

今回はTOEIC355点〜395点のレベルと、355点〜395点からスコアをアップさせるための勉強法を解説します。

  • TOEIC355点〜395点のレベルが知りたい
  • TOEIC355点〜395点からスコアをアップさせる勉強法を知りたい

という方は必見です!

本記事の信頼性
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!
筆者のTOEICスコア リスニング495 リーディング475 計975

TOEIC355点〜395点に含まれるスコア

TOEIC355点〜395点は、以下の9つのスコアを含みます。

  1. TOEIC355点
  2. TOEIC360点
  3. TOEIC365点
  4. TOEIC370点
  5. TOEIC375点
  6. TOEIC380点
  7. TOEIC385点
  8. TOEIC390点
  9. TOEIC395点

TOEIC355点〜395点のレベル

さて、ここからはTOEIC355点〜395点のレベルを解説していきます。

TOEIC355点〜395点は上位何%か

TOEIC Program DATA & ANALYSIS」と「第351回 平均スコア・スコア分布 詳細」の結果に基づき、TOEIC355点〜395点が上位何%なのかを計算しました。

TOEICのスコア上位何%か
TOEIC355点上位92.82%
TOEIC360点上位92.36%
TOEIC365点上位91.9%
TOEIC370点上位91.44%
TOEIC375点上位90.98%
TOEIC380点上位90.52%
TOEIC385点上位90.06%
TOEIC390点上位89.6%
TOEIC395点上位88.75%

 

具体的な計算方法(例:370点の場合)
TOEIC Program DATA & ANALYSIS」によると、2023年度のTOEIC公開テストスコア取得者の割合は以下の通りです。

TOEIC 公開テスト 点数分布 2023年度 345点〜395点に注目

よって、370点は上位88.9%〜94.0%の間だと考えられます。

 

ただ、このデータには1年に何度もTOEICを受験している人も含まれています。

そのような重複カウントを省くために、個別の試験の状況も確認してみましょう。

 

TOEIC351回 スコア分布 295点〜645点

TOEIC公式が発表している「平均スコア・スコア分布 詳細」によると、

  • 点数が395点未満は全体の下位9.7%
  • 点数が345点未満は全体の下位5.7%

です。よって、TOEIC370点は上位90.3%〜94.3%の間のスコアです。

 

先ほどの数値(上位88.9%〜94.0%)と平均すると、TOEIC370点は上位89.6%〜94.2%となります。

TOEICのスコアは5点刻みなので、340点から390点までの点数の種類は以下の11通りです。

  1. 340点(上位94.2%)
  2. 345点
  3. 350点
  4. 355点
  5. 360点
  6. 365点
  7. 370点
  8. 375点
  9. 380点
  10. 385点
  11. 390点(上位89.6%)

それぞれのスコアに均等に受験者が分布しているとすれば、各スコア間の差は0.46%(=(94.2%-89.6%)/10)になります。

よって、370点は上位91.44%(=89.6%+0.46%×4)程度です。

TOEIC355点〜395点と平均点との差はどれくらいか

TOEIC公開テストの平均点は612点です。この平均点に基づき差を計算しました。

TOEICのスコア平均点との差
TOEIC355点-257点
TOEIC360点-252点
TOEIC365点-247点
TOEIC370点-242点
TOEIC375点-237点
TOEIC380点-232点
TOEIC385点-227点
TOEIC390点-222点
TOEIC395点-217点

TOEIC355点〜395点の偏差値はどれくらいか

過去のTOEIC統計から、スコアが17点ダウンすると、偏差値が1下がる計算になります。

偏差値50=612点(平均点)として、各スコアの偏差値を計算しました。

TOEICのスコア偏差値(およそ)
TOEIC355点34.9
TOEIC360点35.2
TOEIC365点35.5
TOEIC370点35.8
TOEIC375点36.1
TOEIC380点36.4
TOEIC385点36.7
TOEIC390点37.0
TOEIC395点37.3

TOEIC355点〜395点の正答率はどれくらいか

TOEIC355点〜395点の正答率の目安は約40〜45%です。

ただし、試験の難易度や他の受験者の正答率によって「正答率とスコアの関係」は変わるので、あくまで目安・参考程度にとどめておきましょう。

テン
つまり、正答率40%だから必ずTOEIC355点になるというわけではないということです。

TOEIC355点〜395点は公式のリスニング力評価で一番下のレベル

リスニングとリーディングは45点ほど差がつくことが多いです。

よって以下のことが言えます。

  • TOEIC355点の平均的な点数構成は「リスニング200点リーディング155点」
  • TOEIC395点の平均的な点数構成は「リスニング220点リーディング175点」

ここから、TOEIC355点〜395点のリスニングの点数幅は200点〜220点、リーディングの点数幅は155点〜175点と言えます。

 

Score Descriptor Table」によると、TOEICリスニング200点〜220点は3段階中最も低い評価です。

具体的なリスニング力は以下の通りです。

  • 写真描写の短い記述が理解できる
  • 情報が何度も繰り返されてあり、語彙が簡単なときは話の趣旨を理解できることがある
  • 広い範囲にわたる情報を関連づける必要があるときは話の趣旨を理解できない
  • 短い会話でやや難しい語彙・構文が使用されると話の詳細が理解できない

TOEIC355点〜395点は公式のリーディング力評価で一番下のレベル

また、リーディング155点〜175点は4段階中最も低い評価です。

具体的なリーディング力は以下の通りです。

  • 限られた範囲を読む場合は事実に基づく情報に関する問題に正答できる
  • 簡単な語彙・句・文法構造が理解できる
  • 情報を推測できない
  • 言い換えが理解できない
  • 1つの文中の情報さえ関連づけることができない

TOEIC355点〜395点は公式のコミュニケーション能力評価で5段階中4番目のレベル

PROFICIENCY SCALE」によると、TOEIC355点〜395点はA〜Eの5段階評価のうち、D評価(220点以上)です。

D評価は「通常会話で最低限のコミュニケーションができる」レベルで、以下の特徴を備えています。

  • ゆっくり話してもらうか繰り返し・言い換えをしてもらえば簡単な会話が理解できる
  • 身近な話題であれば応答可能
  • 不十分なところが多いが、特別な配慮をしてくれれば多少の意思疎通が取れる

TOEIC355点〜395点はCEFRA2で英検準2級レベル

CEFRとTOEICスコアの対照表

参照元:各試験団体のデータによるCEFRとの対照表

CEFR(セファール)とは、外国語の習熟度や運用能力をはかる国際的な指標です。

上記の文部科学省のデータによると、TOEIC355点〜395点はCFFR A2程度に相当します。

 

また、英検に換算すると、TOEIC355点〜395点は英検準2級(高校中級程度)に相当します。

テン
TOEICと英検は問題の形式が大きく異なるので、完璧な換算ではありません。あくまで参考程度にしておきましょう。

TOEIC355点〜395点は就活や転職で活用できない

TOEICの活用状況と要件・参考とされるTOEICスコア

TOEIC活用状況と求められるスコア

上画像より、新卒採用では545点、中途採用では620点が要件・参考とされる平均的なTOEICスコアの基準となっていることがわかります。

また、TOEIC公開テストの平均点は612点です。

 

TOEIC355点〜395点は公開テストの平均点スコアより、また、新卒採用・中途採用で求められる平均スコアより低いです。

よって、就職活動や転職活動ではほとんど活用できません。

テン
履歴書に書くと「平均より英語ができない」と評価される可能性があるので注意してください。

 

就職・転職活動で活用したいなら、TOEIC600点以上を目指しましょう。

TOEIC355点〜395点からスコアを伸ばす勉強法

ここからはTOEIC355点〜395点からスコアを伸ばす勉強法を解説します。

英単語を覚える

TOEIC355点〜395点の方は、まずは英単語を覚えることが重要です。

単語を覚えないことには何も始まりません。

 

おすすめの英単語帳は2つあります。

1つ目は「ターゲット中学英単語1800」です。

ターゲット中学英単語1800

 

「ターゲット中学英単語1800」には、どんな英文にも頻出の中学英単語が「出る順」で載っています。

よって、前から順番に覚えるだけで、どんどん英文を読む/聞く力が身につきます。

 

そして「ターゲット中学英単語1800」の後に使って欲しいのが、「銀のフレーズ」です。

銀のフレーズさえあれば、TOEIC500点〜600点くらいは取れる語彙力が身につきます。

TOEIC銀のフレーズ

テン
ちなみに、僕のLINE公式アカウントを友達追加すると「銀フレ30日暗記プログラム」をゲットできます。ぜひ活用してください。

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英文法を勉強する

英単語をどれだけ覚えたとしても、それだけでは英文は読める/聞けるようにはなりません。

なぜなら、英文の構造を把握できないからです。

 

英文の構造を把握するためには、英文法の知識が重要です。

おすすめの参考書は「大岩のいちばんはじめの英文法」です。

大岩のいちばんはじめの英文法

テン
中学レベルの基礎から英文法を勉強できる参考書です。これ1冊あれば、TOEICに出る英文法の大部分はカバーできます。

Part1・2を対策する

Part1・2は、TOEICリスニングの中で最も対策しやすいパートです。

 

Part1の効果的な対策方法は「単語・表現を覚えること」です。

先ほど紹介した「銀のフレーズ」に載っている「パート1重要語100」を覚えましょう。

 

Part2では、1つ1つの単語をしっかり聞き分けることが重要です。

聞き分ける能力を上げるために、ディクテーションを行いましょう。ディクテーションは以下の手順で進めます。

  1. 音声を1文ごとに区切って止めながら聞いた内容を書き取る(書き取れるまで音声は何度再生し直してもOK)
  2. スクリプトを見て間違いがないかチェック
  3. 間違いがあった場合は聞き取れるようになるまで聞き直す
テン
自分が聞き取れない箇所が明確にわかるのがディクテーションのメリットです。聞き取れない箇所を聞き取れるように勉強を進めれば、リスニング力を効率的かつ着実に向上させられます。

Part5を対策する

Part5は、TOEICリーディングの中で最も対策しやすいパートです。以下のように、問題の形式が他のパートと比べてシンプルだからです。

 

例題)
Due to an unforeseen increase in demand, the production department has decided to _____ overtime shifts for the next two weeks.
(A)implement
(B)decrease
(C)cancel
(D)postpone
(A)implement(実行する)

 

Part5対策するメリットは、ほかにもあります。

  • 形式が似ているPart6の正答数も増える
  • Part5・6の解答スピードが速くなりPart7に使える時間が増える
  • 英文法の理解度が深まる
テン
Part5対策のメリットは計り知れません。なので、まずはPart5を重点的に対策していきましょう。

 

本気でスコアを伸ばしたいならTOEICの羅針盤がおすすめ

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TOEICの羅針盤Bとは

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TOEICの羅針盤B」では、「今日何をどのくらい勉強するのか」がメールで60日間毎日送られてきます。

毎日送られてくるので嫌でも勉強を継続できますし、「今日は何を勉強しよう」と悩む必要がなくなります。

 

勉強内容は「TOEICのスコアアップにつながることだけ」に絞っています。

よって、指示された通りに勉強するだけで、壁にぶつかることなく短期間でスコアを伸ばせます。

テン
努力の方向性を間違えることなく勉強できるので、貴重な勉強時間を無駄にする心配はありません。

 

詳細は「TOEICの羅針盤B:TOEIC300点台から100点アップを目指す」をご覧ください。

まとめ

TOEIC355点〜395点のレベルを解説しました。

  • 全体の上位92.82%〜88.75%のスコア
  • 平均点より257点〜217点低い
  • 偏差偏34.9〜37.3
  • 公式のリスニング力評価で一番下のレベル
  • 公式のリーディング力評価で一番下のレベル
  • 公式のコミュニケーション能力評価で上から4番目のレベル
  • CEFR A2で英検準2級と同程度のレベル
  • 就活や転職では活用できない
テン
ぜひ参考にしてください!

 

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