TOEICリスニング350点は全体の上位約39%レベル、偏差値に換算すると約54になります。
正答率は70〜80%です。
TOEICリスニング350点を取るには、勉強法がとても重要です。
勉強法を間違えると、TOEICリスニングのスコアは驚くほど伸びません。
ということで今回はTOEICリスニング350点を取るための勉強法・参考書・勉強時間を解説します。
- TOEICリスニングで350点以上を目指している
- TOEICリスニングのスコアが伸び悩んでいる
という方は必見です!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!
TOEICリスニング350点を取るための勉強法
▲動画でも解説してます▲
さっそく、TOEICリスニング350点を取るための勉強法を解説します!
語彙力をつける
現状、TOEICリスニングで350点未満の方は、語彙力がまだまだ不足しています。
TOEICリスニング350点レベルの語彙力を身につけるには、以下を実践しましょう。
- TOEIC英単語帳の英単語を丸ごと1冊覚える
- 文中でわからない英単語を調べ、ノートにまとめ、定期的に見直す
①でTOEICに頻出の英単語を、②で頻出ではないが重要な英単語を覚えていきましょう。
また、英単語を覚えるコツが3つあります。どれも簡単かつ効果的なので、今すぐ実践しましょう。
- 発音する
- 毎日夜寝る前に暗記する(20〜30分くらい時間を確保するのが理想)
- 一度で多くの英単語に目を通して反復する
英文法をしっかり理解する
リスニング対策で英文法は軽視されがちですが、英単語と並んで重要な英語の基礎です。
英文法の理解度が低いと、リスニングの聞き取り能力と精度が落ちます。
さらに「この構造どうなっているんだ?」と瞬時に判断できず集中力が削がれるので、スコアがガクッと落ち込みます。
TOEICリスニングで350点を取れない方は、英文法の理解がまだ浅い部分があります。
英文法を見た瞬間にその意味や用法がわかるようになるまで、英文法を勉強しましょう。
ディクテーション
ディクテーションは、英語の音の連結を判別できるようになるために効果的な練習です。
ディクテーションのやり方は以下の通りです。
- 全文を聞く
- 音声を1文ごとに区切って止めながら書き取る(書き取れるまで音声は何度再生し直してもOK)
- 再度全文を聞いて、意味を意識しながら書き取った内容をチェック
- スクリプトを見て間違いがないかチェック
- 間違いがあった場合は聞き取れるようになるまで聞き直す
教材には、TOEIC公式問題集のPart1・2の問題を使うのがおすすめ。
慣れてきたら、より難易度の高いPart3・4の問題を使うことで、さらに効果がアップします。
シャドーイング
相手の言ったことを理解するプロセスは2段階です。
- 音声認識
- 意味理解
日本語の音声を聞く場合は音声認識は自然にできます。
意味理解に集中することができるので、相手の言ったことを一度で理解できます。
しかし、英語の音声を聞く場合、練習していなければ、音声認識に脳のメモリーを割かなければなりません。
つまり、意味理解に完全に集中することができないため、相手の言ったことに対する理解度が著しく低くなってしまいます。
また、Part3やPart4では、「聞けた!」と思ったのに「あれ、どんな話だったっけ」といざ問題を解くときに内容を思い出せない方も多いのではないでしょうか。
それも意味理解に集中できず、内容が頭に残らなかったからです。
そこで、音声認識を自然とできるようになるために効果的なリスニング練習法がシャドーイングです。
シャドーイングは以下の手順で進めます。
- 一度全文を聞く(意味を理解しながら)
- スクリプトを確認する
- スクリプトを確認しながら、音声を流して聞き取りと同時に発音する
- ③を最低3回繰り返す
- スクリプトを見ずに、音声を流して聞き取りと同時に発音する
- ⑤を最低3回繰り返す
ディクテーションとシャドーイングの教材には、公式問題集を使うのがおすすめです。
さらに、慣れてきたら音声を倍速にしてみましょう。負荷はかかりますが、その分学習効果も高くなります。
実践演習
TOEICの問題形式に慣れるために、問題集を用いて実践演習しましょう。
おすすめの問題集は、先ほども紹介したTOEIC公式問題集です。
公式問題集というだけあって、本番の試験の難易度・形式に近い問題が掲載されています。
そのうえ、スピーカーも本番と同じなので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。
また、実践演習が終わったら復習も欠かさず行いましょう。
復習の手順は以下です。
- わからなかった問題を一度解き直す
- 文中に登場したわからない英単語を調べる
- 文中に登場した英文法の知識を調べる
- 聞き取れない英文を聞き取れるようになるまで聞き直す
スキマ時間はスタサプで対策
仕事や学業で忙しく、まとまった時間を確保できない方は多いでしょう。
その場合はスキマ時間を積極的に活用していきましょう。
- 通勤・通学の移動時間
- 休憩時間
など、日々の生活を見直すと、勉強に有効活用できそうなスキマ時間はたくさん見つかるはずです。
1日30分でもスキマ時間に勉強できれば、1ヶ月で15時間もの勉強時間になります。
スキマ時間の勉強には「スタディサプリTOEIC」を活用するのがおすすめです。
スタサプを使えば、スマホでいつでもどこからでも気軽にTOEICリスニング対策できます。
たとえば、パート別の解き方を講義動画で学んだり、パート1〜4の実践問題を解いたり、ディクテーション・シャドーイングしたり。
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TOEICリスニング350点を取るのにおすすめの参考書・教材
ここからはTOEICリスニングで350点を取るためにおすすめの参考書・教材を紹介します!
TOEIC 出る単特急 金のフレーズ
TOEICの定番英単語帳です。すでに持っている方も多いでしょう。
金フレにはTOEIC頻出の英単語だけが掲載されています。よって、金フレの単語を覚えるだけで、驚くほどリスニングは聞き取りやすくなります。
単語帳で迷ったら、とりあえず金フレを使っておけば間違いありません。
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大岩のいちばんはじめの英文法
中学レベルの基礎から英文法を勉強できる参考書です。これ1冊あれば、TOEICに出る英文法の大部分はカバーできます。
問いかけや「〜だよね」というように会話するように解説が進んでいくので、まるで本物の授業を受けているかのような感覚でどんどん読み進められるのが魅力です。
また、大学受験用の参考書なので、TOEIC参考書より価格がリーズナブルなのもポイントです。
TOEIC L&R TEST パート3・4特急 実力養成ドリル
Part3・4を重点的に対策できる参考書です。合計51セット、153問の問題が載っています。
問題量に対して価格が安く、コスパ最強なのでおすすめです。
TOEIC公式問題集
本記事ではすでに何度も登場した、TOEICの実践演習をするのに特におすすめしたい問題集です。
「公式」というだけあって本番に近い難易度・形式の問題が掲載されています。
そのうえ、本番と同様のスピーカーがリスニング音声の収録を担当しているので、限りなく実践に近い形で問題演習できます。
現在、冊子・バージョンは1〜11まであり、11が最新です。
問題集としては価格が少し高いですが、本気でTOEICを勉強するなら最低1冊は持っておきたい問題集です。
TOEICリスニング350点を取るのにかかる勉強時間
TOEICリスニングで350点を取るのにかかる勉強時間は現在のレベルにより異なります。
一般的に、TOEICの合計スコアを100点伸ばすのに必要な勉強時間は約200〜300時間必要と言われています。
よって、単純計算でリスニングを50点伸ばすには約100〜150時間かかることになります。
「そんなに勉強しないといけないのか…」と思ったかもしれません。しかし、「約200〜300時間」というのは、あくまで一般的な方法で勉強した場合です。
今回紹介したように順序立てて勉強すれば、それよりはるかに短時間でスコアを伸ばせます。
まとめ
TOEICリスニング350点は、全体の上位39%レベルです。
350点を取るための勉強法は以下です。
- 語彙力をつける
- 英文法をしっかり理解する
- 毎日英語を聞く
- Part別に特化した対策を行う
- ディクテーション
- シャドーイング
- 実践演習する
- スキマ時間はスタサプ
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