- TOEIC Part2が苦手
- TOEIC Part2の勉強法がわからない
- TOEIC Part2を楽に解くコツが知りたい
今回は上記のような疑問にお答えします!
基本的にTOEICは4択ですが、Part2だけは3択です。
よって、Part2は比較的正答を導きやすいPartと言えます。
とはいえ、特に最近はPart2の難易度が上がってきています。そのため、苦手な方も多くなってきている印象です。
ということで今回は、Part2の正答率を高いレベルで安定させるための攻略法を解説します!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!

TOEICとは
TOEICは「国際ビジネスコミュニケーション協会」が実施する英語を母語としない方を対象にした試験です。
主に「ビジネスシーンを想定した英語力」の測定を目的としており、5種類の試験があります。
- TOEIC®️ Listening & Reading Test
- TOEIC®︎ Speaking & Writing Tests
- TOEIC®︎ Speaking Test
- TOEIC®︎ Bridge Listening & Reading Tests
- TOEIC®︎ Bridge Speaking & Writing Tests
最も一般的で認知度が高いのは「Listening & Reading Test」で、日本では年間約200万人もの受験者がいます。
TOEIC Part2の概要
TOEICのPart2は、TOEIC L&Rテストにおいて、Part1に続いて2番目に解答するPartです。
「応答問題」とも呼ばれ、問題数は25問です。
Part2の特徴として、「選択肢が3つしかない」ということが挙げられます。
他のPartには4つの選択肢があるので、正答率は比較的高く出やすいですね。
TOEIC Part2の問題構成
Part2の形式はシンプルです。
1つの設問の中で、1つの質問と3つの選択肢(応答)が流れます。
3つの応答の中から、質問に対する最も適切な返答を選ぶ形です。
Part2において求められるポイントは5つです。
- 単純な「リスニング力」
- 質問と選択肢を処理・記憶する「ワーキングメモリー」
- 解答の「瞬発力」
- 問題パターンの「網羅力」
- わからない問題を捨てる「勇気」
ちなみに、設問間のインターバルは約5秒間です。
長く感じるか、短く感じるか、人によって感じ方は大きく異なります。
TOEIC Part2の例題
文字だけで説明してもわかりづらいと思うので、いくつか例題を見てみましょう。
例題①
Where will the seminar be held? (セミナーはどこで開催されますか?)
(A) At two o’clock. (2時です。)
(B) In Conference Room B. (会議室Bです。)
(C) Because Mr. Smith is speaking. (スミスさんが話すからです。)
例題②
How much is the fare to the airport? (空港までの運賃はいくらですか?)
(A) About 50 dollars. (約50ドルです。)
(B) It is not fair. (それは公平ではありません。)
(C) Usually by bus. (たいていバスで行きます。)
例題③
Who is leading the project? (誰がプロジェクトを主導していますか?)
(A) In the meeting room. (会議室です。)
(B) Yes, I can do it. (はい、できます。)
(C) It hasn’t been decided yet. (まだ決まっていません。)
TOEIC Part2の勉強法・対策法
ここからはTOEIC Part2の勉強法を解説していきます!
①問題の型を把握する
実は、TOEIC Part2の問題の型というのはある程度決まっています。
あらかじめ問題の型を頭に入れておけば、「ああ、この問題はあの型か」と分類しながら聞き取りを行うことができるので正答率が上がります。
Part2の問題の主要な型は大まかに5つに分けられます。
- WH疑問文
- Yes/No疑問文
- 平叙文
- 否定疑問文・付加疑問文
- 選択疑問文
詳しい話は記事後半「TOEIC Part2 問題パターン別の解き方」で解説します。
②問題を解く
記事後半「TOEIC Part2 問題パターン別の解き方」で解説する問題パターンとその解き方を意識しながら、問題を解きましょう。
おすすめの問題集は公式問題集です。

また、リスニングが苦手な方やTOEICスコアが概ね400点未満の方は「公式問題集」や「パート1・2特急 難化対策ドリル」だと難しく感じる可能性があります。
よって、「初心者特急パート1・2」を使うのがおすすめです。

③ディクテーション
ディクテーションは聞き取った音声を書きとる練習方法です。
- 聞き取りの集中力が身につく
- 正しい発音がわかる
- 自分が聞き取れない箇所が明確になる
といった効果があります。特に大きいのは③で、自分が聞き取れない箇所を聞き取れるようになるまで聞き直せば、リスニング力は効率的かつ着実に向上します。
ディクテーションの具体的なやり方は以下の通りです。
- 音声を1度聞いて大まかな内容を把握する
- 1回1回音声を止めながら書き取る
- 繰り返し再生して「もう無理」というところまで書き取ったら次の文に
- スクリプトと書き取りを照らし合わせる
- 「書き取りが間違ってた部分」「書き取れなかった部分」は聞き取れるようになるまで聞き直す
TOEIC Part2の対策を行うべきスコア帯
TOEIC Part2の対策を特に重点的に行うべきなのは、以下のスコア帯です。
- TOEIC500点未満→目的は「基礎問題を解答できるようになること」
- TOEIC800点以上→目的は「難問を解答できるようになること」
基本的にTOEIC500点未満の場合、英語の基礎が身についていません。
そのため、リスニング長文のPart3・4やリーディング長文のPart6・7を対策すると挫折します。
よって、基本的には英語の基礎を身につけつつ、Part1・2・5あたりを対策するのがおすすめです。
ただし、Part2には「基礎的な問題」と「難問」が混在しています。
このうち、「難問」に関しては解けるようになる必要はありません。基礎的な問題(質問に対して直接的に答える問題)がとければOKです。
5分で自分のスコアを把握する方法
もし以下に当てはまる場合は、勉強を始める前に「Santaアルク」という無料スマホアプリを利用してスコア診断してください。
- 今のTOEICスコアがわからない
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ダウンロードからスコア診断結果が出るまで、5分程度で終わります。
もし「自分のスコアを把握する」という作業をサボってしまうと、今のレベルに合わない勉強法を実践してしまいます。
そして、以下のような失敗をしてしまいます。
- 今のレベルより低すぎる勉強法を実践して、時間(と参考書を買うお金)を無駄にする
- 今のレベルより難しすぎる勉強法を実践して、挫折する
ですので、必ずSantaアルクで自分のスコアを診断してください。
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TOEIC Part2対策におすすめ参考書・問題集
ここからはTOEIC Part2の対策におすすめの参考書・問題集をいくつか紹介します!
TOEIC 銀のフレーズ

銀のフレーズ(通称銀フレ)は、TOEIC参考書の中で特に人気の「特急シリーズ」の英単語帳です。
とにかく著名な英単語帳で、書店のTOEICコーナーに行くと必ずと言っていいほど一番目立つところに置かれています。
銀のフレーズには、TOEIC超頻出の英単語が1000単語載っています。
具体的なレベル分けは以下の通りです。
- 基礎の400語
- 頻出の300語
- 必須の200語
- 発展の100語
銀のフレーズに載っている英単語は、どれも本当にTOEIC頻出です。
もちろん、Part2にもよく出てきます。
TOEIC 金のフレーズ

先ほど紹介した「銀のフレーズ」の姉妹英単語帳である「金のフレーズ」もおすすめです。
金のフレーズでは以下のように、到達スコア600点〜990点に分けて英単語が掲載されています。
- 600点レベル(400単語)
- 730点レベル(300単語)
- 860点レベル(200単語)
- 990点レベル(100単語)
TOEIC 初心者特急 パート1・2

「TOEIC 初心者特急 パート1・2」は、その名の通りTOEIC初心者向けに作られた参考書です。
この参考書がおすすめな理由は3つあります。
- 本番より易しい難易度の問題でPart1・2の形式に慣れることができるから
- 初心者向けのPart1・2の参考書が他にないから
- 本気で必須級の知識がしっかり解説されているから
TOEIC 公式問題集

言わずと知れた、公式が出してるTOEICの問題集です。
以下の理由により、圧倒的に問題の質が高いので、演習効果も高いです。
- 最新の問題傾向を反映している
- 本番と同じ手順で問題が作成されている
- リスニングの音声収録を公式スピーカーが担当している
TOEIC パート1・2特急 難化対策ドリル

「TOEIC パート1・2特急 難化対策ドリル」は税込924円と価格がリーズナブルな割に、Part2の問題を150問掲載している問題集です。
(ちなみにPart1の問題も50問載っています。)
「難化」とついているので手が出しづらく感じるかもしれません。
ただ、最近のTOEIC本番の難化傾向を考えると、むしろちょうど良いレベルだと個人的には思います。
TOEIC Part2の問題パターン別の解き方
記事上部でちらっと触れましたが、実はTOEIC Part2の問題の型というのはある程度決まっています。
あらかじめ問題の型を頭に入れておけば、「ああ、この問題はあの型か」と分類しながら聞き取りを行うことができるので正答率が上がります。
Part2の問題の主要な型は大まかに5つに分けられます。
- WH疑問文
- Yes/No疑問文
- 平叙文
- 否定疑問文・付加疑問文
- 選択疑問文
WH疑問文
WH疑問文は「WもしくはHから始まる疑問詞」が文頭にくる疑問文です。
もっと具体的にいうと、What,Which,When,Where,Who,Whose,Why,Howから始まる疑問文です。
Part2に一番よく出る問題の型で、大体25問中10〜12問くらいはこのWH疑問文になっています。
WH疑問文の正答率を上げるために最も重要なポイントは、文頭の疑問詞の聞き取りです。
Whenなのか、Whereなのか、Whyなのか、Whoなのか。それを聞き分けることができさえすれば、適切な応答は導けます。
なぜなら、Whenなら「時」に関する応答が、Whereなら「場所」に関する応答が適切だとわかるからです。
逆に、文頭の疑問詞を聞き逃してしまうと、その後の文章を聞き取れたとしても何が問われているのかわからないので、問題が解けなくなります。
Yes/No疑問文
Yes/No疑問文というのは、YesもしくはNoで答える形の疑問文です。
もちろん、単にYes/Noで答えるだけではなく、Yes/Noの後に追加の情報が続くことが多いです。
Yes/No疑問文も出題数が多く、25問のうち5〜7問くらい出題されます。
Yes/No疑問文はシンプルですが、1つ注意点があります。
それは「状況を説明することでYes/Noを間接的に伝えるパターンがある」ということです。
平叙文
平叙文というのは、疑問文ではない普通の文のことです。平叙文は25問中2〜3問くらいの出題があります。
例)”The conference will be held next month.”,”Let’s discuss the plan.”
平叙文を解くには、質問文に対してある程度応答の候補を自分の中で絞っておくことが効果的です。
に対する応答の候補としては
-Ok, I will confirm the schedule(私も会議に参加する)
-Who will be presenting at the conference?(会議の詳細を聞く)
などが考えられます。
さらに踏み込んでお話しすると、平叙文に対する応答の候補は大まかに3つに分類できます。
- 同意・共感:That’s a good idea. / I know, it’s difficult.(感情の共有)
- 情報の追加・提案:I can help you. / The deadline was extended.(問題解決)
- 質問返し:When is it due? / Why do you think so?(会話の継続)
否定疑問文・付加疑問文
否定疑問文というのは、Don’t you~やAren’t you~?というように、文頭の言葉が否定系になっている疑問文です。
例)Aren’t you going to attend the meeting?
また、付加疑問文というのは平叙文の文末に、do youやisn’t heなどがついて「〜ですよね?」という意味が付加される疑問文です。
例)The meeting starts at 10 a.m., doesn’t it?
一見ややこしく感じると思いますが、否定語を無視すれば簡単に解けます。
→Are you going to attend the meeting?と考えて問題を解く
選択疑問文
選択疑問文というのは、「AかBかどちらですか」と選択肢させる疑問文です。
例)Should we send the report today or wait until tomorrow?
選択疑問文を解くには、応答の候補を知っておくことが重要です。「AかBかどちらですか」に対する適切な応答例は5つに分類できます。
- 「A is good」というように「Aです」と答えるもの
- 「B is good」というように「Bです」と答えるもの
- 「I don’t mind」というように「AでもBでもどちらでも良い」と答えるもの
- 「I don’t need」というように「AとBのどちらでもない」と答えるもの
- その他(「I think C is better」や「Ask him」など)
TOEIC Part2を楽に解くコツ
ここからはTOEIC Part2の正答率を上げるコツを解説します!
消去法
まずは消去法です。すでにやってる人も多いかもしれませんね。
Part2を解く上で、消去法はとても効果的です。
たとえば、こんな問題を考えてみましょう。
When do you want to meet with the client?
(A) Well, I have to go to the airport in the afternoon.
(B) Ok, I’ll be back.
(C) Sure.
質問文は「いつクライアントと会いたいですか?」という意味です。そして答えは(A)「ええと、午後には空港に行かないといけません」です。
こういう微妙な選択肢が出てきた時に、特に消去法は役立ちます。
この問題なら、(B)や(C)の選択肢まで聞けば、BとCが明らかに違うことがわかりますよね。よって、ああ、「やっぱり正解はAなんだ」と導けます。
ちなみに、消去法のメリットはもう1つあります。
たとえ最終的に選択肢が1つに絞れなかった場合でも、どれか1つの選択肢を消すことができれば正答の確率が大幅にアップすることです。
Part2は他のパートとは異なり選択肢が3つしかありません。よって、そもそもランダムに選んでも33%の確立で正答できます。
ここでさらに消去法を使って1つ選択肢を消すことができれば、残りの選択肢は2つになります。その結果、正答を選べる確率は50%にまで上がります。
マーク欄の上に鉛筆を置きながら音声を聞く
Part2を解くコツ2つ目は、マーク欄の上に鉛筆を置きながら音声を聞くことです。
そして、それぞれの選択肢が聞こえた瞬間に「間違っているのか合っているのか」の判断をしてください。
もし間違っていると思ったら、次の選択肢に鉛筆を移動させます。
一方で、もし合っていると思ったら、そのマーク欄の上に鉛筆をおいたままにしておきます。
その後、他の選択肢の音声を聞いて間違っていると思ったら、鉛筆を置いておいたマーク欄をぬりつぶしましょう。
これを行うことで、前に読まれた音声を覚えておく必要がなくなります。
その結果、今読まれている音声の聞き取りに集中できるので、より正答率がアップします。
質問文の脳内リピート
Part2を解くコツ3つ目は、質問文の脳内リピートです。
「質問文を聞き取れたのに、選択肢の音声を聞いている途中で何が聞かれているのか忘れてしまった」という経験がある方は多いのではないでしょうか。
そのような悩みを解決するのに、質問文の脳内リピートは有効です。
では実際にどうやるかというと、それぞれの選択肢の音声が流れる前に、質問文を脳内でリピートします。
もちろん、質問文全部をリピートするのは大変です。また、脳のメモリーが割かれて聞き取りに集中できなくなる場合もあります。
よって、リピートするのは最初の3語でOKです。
①選択肢Aがよまれる前にWho is responsibleと脳内でリピート
②選択肢Bがよまれる前にWho is responsibleと脳内でリピート
③選択肢Cがよまれる前にWho is responsibleと脳内でリピート
最初の3語をリピートする代わりに、質問文の伝えたいことやキーワードを日本語でリピートするのもありです。
これだけで、質問文を忘れることはなくなります。
間接応答のパターンを知る
Part2を解くコツ4つ目は、間接応答のパターンを知ることです。
間接応答とは、質問に対してストレートに答えず、文脈を介して返答するパターンの問題です。
以前はあまり出題されなかったのですが、近年のTOEIC難化により年々増加かつ複雑化しています。
なぜ間接応答が難しいというと、解答の際に「推論」が要求されるからです。
以下の具体例で見るとわかりやすいと思います。
- 質問:Are you going to the party?(パーティ行く?)
- 直球:No, I’m not.(いいえ、行きません。)
- 変化球(間接応答):I have to finish this report.(このレポート終わらせなきゃなんないんだ。)
- 推論プロセス:レポートが終わらない → 残業しなければならない → だからパーティには行けない。
Part2においては、この推論をわずか数秒の間に行わなければなりません。
だからこそ、間接応答は難易度が高いのです。
では、間接応答にはどのように対処すれば良いかというと、応答のパターンを知っておくのが一番です。
頻出の応答パターンは3つに分類できます。
- 「知らない・決まっていない」系
- 「前提の否定」系
- 「逆質問」系
「知らない・決まっていない」系
担当外のことや未定の事項が聞かれている場合は、「知らない・決まっていない」系の応答が正解になる場合が多いです。
Q: When will the project start?に対する解答例↓
- It hasn’t been decided yet.(まだ決まってません。)
- You should ask Mr. Tanaka.(田中さんに聞いてよ。)
- I’ve been on vacation.(休暇とってたから知らないよ。)
- Let me check the schedule.(確認させて。)
「前提の否定」系
質問の前提自体が間違っていると指摘するパターンが、「前提の否定」系の応答です。
例1)
- Q: Where did you put the monthly report?(月報どこに置いた?)
- A: We only submit it quarterly.(提出は四半期ごとだよ=だから月報なんてないよ。)
例2)
- Q: Why is the cafeteria closed?(なんでカフェテリア閉まってるの?)
- A: It’s open until 5.(5時まで開いてるよ=閉まってないよ。)
「逆質問」系
質問に対して質問で返すことにより情報を補完したり、確認したりする「逆質問」系のパターンが出ることもあります。
例2)
- Q: Do you want to review the draft?(ドラフト確認したい?)
- A: Is it finished?(もう完成したの?)
例2)
- Q: Who is the new manager?
- A: Didn’t you read the memo?(メモ読まなかったの?)
音・連想のひっかけに注意する
Part2を解くコツ5つ目は、「音・連想のひっかけ」に注意することです。
典型的なひっかけパターンは3つに分類できます。
- 同一単語の反復
例)
質問文:How much is the fare?(運賃はいくら?)
不正解選択肢:It’s not fair.(それは公平じゃない。)
※ fareとfairの同音を利用したひっかけ。 - 類似音
例)
質問文:Where is the department?(その部署はどこ?)
不正解選択肢:In the new apartment.(新しいアパートの中。)
※ departmentとapartmentの韻を利用。 - 連想語
例)
質問文:The train is delayed.(電車が遅れている。)
不正解選択肢:At the station.(駅で。)
※文脈は合わないが、trainからstationを連想させて選ばせる。
「ひっかけの応答」は、合っている可能性よりも間違っている可能性の方が高いです。
ですので、
- 質問文で聞こえた単語と似た音の単語が含まれる応答
- 質問文で聞こえた単語に関連する単語が含まれる応答
は、「怪しい」と疑ってかかることが重要です。
TOEIC Part2 試験前のチェックポイント
ここからは試験前のチェックポイントを解説します。
わからない問題をさっさと捨てる意識を持つ
まずは、わからない問題をさっさと捨てる意識を持ちましょう。
これはPart2だけじゃなくて他のリスニングのパートでも言えることですが、わからない問題に固執すると次の音声の聞き取りに集中できなくなります。
すると、問題を解くリズムが崩れます。
よって、わからない問題はテキトーにマークして、すぐに次の問題の準備に入りましょう。
幸いPart2は選択肢が3つしかないので、テキトーにマークしても正答を導きやすいです。思い切ってマークしてしまいましょう。
ディレクション時間は深呼吸
Part2の開始前には「ディレクション」という、問題説明が流れる時間があります。
この時間は深呼吸をし、肩の力を抜き、Part 1でのミスを忘れてリセットしつつ、Part2に向けて気持ちを高める時間として活用するのがおすすめです。
たまに、このディレクション時間を活用してPart 3/4の先読みをする方がいます。
試験前にPart1・2を解く
あとは、試験前にPart1とPart2を解きましょう。
TOEICの試験はPart1・Part2から始まります。
ここで波に乗れるかどうかが、リスニングの出来、さらにはリーディングの出来にまで大きく影響してきます。
試験直前にPart1・Part2の問題を解いておけば聞き取り能力が向上して、Part1やPart2で正答数を稼げます。
その結果、試験全体を良いリズムで進められるようになります。
また、試験前の緊張をほぐすという意味合いもあります。
特に「Part1・2で波に乗りたい人」や「試験前に緊張しがちな人」は、Part1・2の問題を試験前に解いてみるのがおすすめです。
なお、おすすめの問題集は公式問題集です。

バージョン1〜12までありますが、試験前にはなるべく最新のモノを使うのがベストです。
バージョン12の場合、価格は3,630円/冊です。
アプリを使うのもアリ
ただ、公式問題集は分厚くて持ち運びには適していません。
ですので、試験会場まで「持ち運ぶのが嫌だ」という方は、「スタディサプリTOEIC
」の1週間無料体験を活用するのがおすすめです。

スタディサプリTOEICは、イングルートが特に推してるスマホアプリです。
主な機能は以下の通りです。
- TOEIC解き方解説等の講義動画
- 英文法講義動画
- 基礎英語講義動画
- 英単語・熟語学習
- 実践問題集
なお、スタディサプリTOEICの料金体系は以下の通りです。
| パック | 料金(税込) |
| ベーシックプラン12ヶ月パック | 32,736円(月当たり2,728円) |
| ベーシックプラン6ヶ月パック | 18,348円(月当たり3,058円) |
| ベーシックプラン月額 | 3,278円/月 |
【余談】最近のTOEIC Part2は一番難しい、苦手な人も多い
最後に余談です。
この記事でも何度も説明しているように、近年のTOEICは難化傾向にあります。
最近のTOEIC Part2の難易度を高めている要因は3つに集約できると思います。
- 受験者の学力アップ
- 「会話の自然さ」が重要視されている
- ナレーターの多様化
受験者の学力アップ
- 参考書の選択肢の増加
- SNSの発達による効率的な勉強法の共有
等により、TOEIC受験者の学力はアップしています。
そして、この受験者の学力アップは、TOEICの難化に拍車をかけています。
なぜなら、以前と同じレベルの問題を出してしまうと、みんながみんな高正答率を叩き出してしまい、スコアを正当に算出できなくなるからです。
「会話の自然さ」が重要視されている
近年のTOEICでは、ビジネス現場における「リアルなコミュニケーション」がより多く登場するようになっています。
しかし近年では、
- まだ決まってないよ
- さっきメールで送ったでしょ?
- 君は出席しなくていいんだよ
といった、文脈に依存した応答が当たり前のように飛び交うようになりました。
ナレーターの多様化
以前と比較して、最近のTOEICでは
- アメリカ
- イギリス
- オーストラリア
- カナダ
- ニュージーランド
といった多様なアクセントが採用されています。
さらに、近年の傾向として
- 「早口」のナレーター
- 口ごもるような話し方をするナレーター
が登場しています。
そのため、単純に「聞き取りにくい」音声が増えているのも、Part2が難しくなっている原因の1つです。
まとめ
TOEIC Part2の攻略法を徹底的に解説しました。
ぜひ参考にしてください!
TOEIC Part1が苦手 TOEIC Part1の勉強法がわからない TOEIC Part1を楽に解くコツが知りたい TOEIC Part1の頻出単語をおさえたい今回は上記のような疑問にお答えします![…]
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