結論:迷ったら「TOEIC Listening & Reading Test」の公開テストを受けてください。就活・転職で企業が見ているのはこのテストのスコアです。
- 「TOEICっていろんな種類があるけど、就活で使うにはどれを受ければいいの?」
- 「公開テストとIPテスト、どっちが就活で有利なの?」
- 「そもそもTOEICって就活で何点必要なの?」
こういった疑問を持っている方、多いですよね。
結論から言うと、就活・転職で受けるべきTOEICは「TOEIC Listening & Reading Test」の一択です。
企業が採用で見ているのはこのテストのスコアであり、他の種類のテストは基本的に提出してもあまり意味がありません。
僕はこのL&Rで975点を取ってESに記載し、就活に臨みました。
面接官からTOEICスコアに触れてもらい、英語力だけでなく975点を取るまでの努力も評価されました。
この記事では、IIBCの最新データと僕自身の就活経験をもとに、TOEICの種類の違い・公開テストとIPテストの選び方・就活で有利になるスコアの目安・受験タイミングまで、就活に必要な情報を全部まとめて解説します。
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495点、リーディング480点)です!

就活・転職で受けるべきTOEICは「Listening & Reading Test」一択
結論:就活・転職で受けるべきTOEICは、TOEIC Listening & Reading Test(L&R)の一択です。
TOEICの公式サイトを開くと、L&R、S&W、Bridge…と種類がズラッと並んでいて、「結局どれを受ければいいの?」と混乱しますよね。
正直、就活・転職の文脈では迷う必要はありません。L&Rを選んでおけばOKです。
その理由を2つで説明します。
根拠① 企業が見ているのはL&Rのスコアだけだから
IIBCが実施した英語活用実態調査によると、TOEICを活用している企業の割合は87.9%にのぼります。
そして、そのほぼすべてがL&Rのスコアを採用・昇進の判断材料として使っています。
S&W(スピーキング&ライティング)のスコアを採用で参考にするという企業はごく少数で、就活の現場でS&Wが話題になることはまずありません。
根拠② 「TOEIC何点?」は全員L&Rのことを指している
就活の面接やES、OB訪問でTOEICの話になるとき、「S&Wは何点?」「Bridgeは?」と聞かれることはまずないです。
ぶっちゃけ、S&WやBridgeの存在を知らない採用担当者もいます。
「TOEIC」といえばL&Rのこと、というのが就活市場での共通認識です。
S&WやBridgeをどれだけ高得点で持っていても、ESに書いても「?」となるリスクがあります。
実際にL&Rで975点を取ってESに書いた話
僕はL&Rで975点(L495満点・R480)を取得し、ESに記載しました。
面接でも採用担当者にスコアについて触れてもらえて、英語学習への努力を評価してもらえた経験があります。
1000時間以上を英語学習に費やしてきましたが、その集大成として使えたのはL&Rのスコアでした。
就活でTOEICを武器にするなら、L&Rに全振りするのが正解です。
「どの方式で受けるか」については公開テストがおすすめ
L&Rで受けることは確定したとして、次の疑問は「公開テストとIPテスト、どちらを受けるべき?」ですよね。
結論から言うと、就活・転職なら公開テストがおすすめです。その理由は後述します。
TOEICの種類は5つ|就活での使える度を一覧表で比較
結論:TOEICには5種類のテストがありますが、就活・転職で使えるのは実質2つだけです。
「TOEICって種類があるの?」という人、結構多いんですよね。
正直、5種類あると聞いてもどれを受ければいいか迷いますよね。でも安心してください。就活目的なら選択肢はほぼ絞られます。
まず全体像を一覧表で確認してください。
| テスト名 | 何を測る | 就活で使える度 | 受験料(税込) | 試験時間 |
|---|---|---|---|---|
| L&R | 聞く・読む | ★★★(最優先) | 7,810円 | 約2時間 |
| S&W | 話す・書く | ★★☆(プラスα) | 10,450円 | 約80分 |
| Speaking | 話す | ★☆☆ | 6,930円 | 約20分 |
| Bridge L&R | 聞く・読む(初級) | ☆☆☆ | 4,950円 | 約1時間 |
| Bridge S&W | 話す・書く(初級) | ☆☆☆ | 9,370円 | 約52分 |
※受験料は公開テストの数値。IPテストとは異なる。
表を見るとわかるとおり、就活でメインに使えるのはL&R(★★★)とS&W(★★☆)の2種類だけです。
以下、各テストを順番に解説します。
TOEIC Listening & Reading Test(就活で使える度:★★★)
就活・転職シーンで「TOEIC」といえば、100%このテストのことです。
試験の構成はシンプル。リスニング100問(約45分)+リーディング100問(75分)の合計200問で、所要時間は約2時間です。
解答方式はマークシート。記述や会話は一切ありません。得点は990点満点・5点刻みで出ます。
「なぜ就活でL&Rが使われるの?」と思う人もいますよね。理由は2つあります。
1つ目は認知度の圧倒的な高さです。採用担当者も人事部長も、「TOEIC」と聞けば全員がL&Rを思い浮かべます。
スコアを書くだけで即座に英語力のイメージが伝わる。これはほかのテストにはない強みです。
2つ目の理由は客観的なスコアで比較しやすいことです。
5点刻みの数字で評価されるので「一定基準に達しているかどうか」の判断が採用担当者にとって非常に楽です。面接で「英語はできます」と口で言うより、「TOEIC 780点」の一言のほうが説得力がありますよね。
もちろんL&Rだけだと「実際に会話できるか分からない」という批判もたまに聞きます。
でも採用の現場では、英語の基礎力・読解力・リスニング力を数値で示せることのほうが最初に見られます。
なお受験料は公開テスト7,810円、IPテスト4,230円(団体により異なる場合がある)です。
まとめると、就活/転職でTOEICを使いたいなら、まずはこのL&Rに全力を注いでください。ほかのテストに目を向けるのは、L&Rで一定のスコアを取ったあとです。
TOEIC Speaking & Writing Tests(就活で使える度:★★☆)
外資系・国際部署を目指すなら、L&Rの次に検討する価値があるテストです。
構成はスピーキング11問(約20分)+ライティング8問(約60分)。会場のパソコンとヘッドセットを使って受験します。紙とペンではなく、実際に声を出しながらテストを受ける形式です。
得点はスピーキング・ライティングそれぞれ200点満点(合計400点満点)。L&Rとは別のスコアとして扱われます。
実際のビジネスシーンに即した問題が出題され、「英語でのコミュニケーションが円滑にできるかどうか」を複数の人間が評価します。
このテストが有効なのは、「英語で実際に話せる・書けること」を証明したい場面です。
たとえば外資系企業の書類選考や、海外拠点との連携が多い部署への応募では、L&Rのスコアに加えてS&Wを持っていると差別化になります。
ただし、注意点があります。S&Wは受験料が10,450円(公開テスト)とL&Rより高く、対策にかける時間もL&Rとは別に必要です。
なおIPテストの受験料は9,215円(団体により異なる場合がある)です。
TOEIC Speaking Test(就活で使える度:★☆☆)
「TOEIC Speaking Test」はスピーキングの能力を測る試験です。
短い時間の中で質問に素早く的確に返答するなど、実務での円滑なコミュニケーション能力を証明するために活用できます。
問題数は11問で、試験時間は約20分間。試験会場でパソコンとヘッドセットを使用して受験します。
満点は200点。受験料は公開テスト6,930円、IPテスト6,285円(団体により異なる場合がある)です。
TOEIC Bridge Listening & Reading Tests(就活で使える度:☆☆☆)
Bridgeテストは「通常のテストに興味があるけど試験が難しそうでまだ自信がない」という英語学習初級者〜中級を対象としたテストです。
「TOEIC Bridge Listening & Reading Test」ではリスニングとリーディングの能力を測ります。
試験時間は合計約1時間。問題数はリスニング・リーディングそれぞれ50問ずつで、マークシートで解答します。
満点はリスニング・リーディングそれぞれ50点で、合計100点。受験料は公開テスト4,950円、IPテスト2,970円(団体により異なる場合がある)です。
L&Rがビジネス英語を題材にしているのに対し、Bridge L&Rは日常生活の場面(買い物・旅行・家庭)が中心で難易度も低めです。
英検Jr.のような位置づけに近いです。
ぶっちゃけ、就活・転職での利用はほぼゼロです。英語初級者向けの入門テストと考えてください。
履歴書に書いても「就活での基準に合っていない」と採用担当者に判断されるリスクがあります。
英語学習のスタートライン確認には多少使えますが、就活目的でわざわざ受験する理由はありません。
なお、Bridge L&Rの詳細は「TOEIC Bridgeとは?平均点やTOEICとの換算」の記事で解説しているので、興味があればそちらをどうぞ。
TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests(就活で使える度:☆☆☆)
「TOEIC Bridge Listening & Reading Test」ではスピーキングとライティングの能力を測る試験です。
問題数・試験時間は、スピーキングが8問・約15分間、ライティングが9問・約37分間。パソコンとヘッドセットを使用して受験します。
満点はスピーキング・ライティングそれぞれ50点。受験料は公開テスト9,370円、IPテスト6,800円(団体により異なる場合がある)です。
Bridge S&Wも就活では使いません。
初級者向けのテストという位置づけはBridge L&Rと同じです。履歴書に書いても意味がないので、就活や転職を控えているなら、この試験を受ける必要はないです。
TOEICの公開テストとIPテスト|就活/転職ではどっちを受けるべき?
結論:どちらのスコアも就活/転職で使えます。ただし、公開テストを最低1回は受けておくのがおすすめです。
「IPテストって就活・転職で使っていいの?」「公開テストじゃないとダメ?」という疑問、よく聞きます。
正直、ここで迷う人がめちゃくちゃ多い印象です。いろんな試験が合ってわかりづらいですので、しょうがないと思います。
まず違いをざっくりまとめます。(L&Rを前提にしています。)
- 公開テストは個人申込・受験料7,810円・公式認定証あり・結果は約3週間後。
- IPテストは大学や企業が主催する団体受験・受験料4,230円・公式認定証なし・結果は即日〜5営業日。
- そして、スコアの有効性はどちらも同じです。企業が見ているのはスコアの数字です。
以下でそれぞれの特徴と、おすすめの受験戦略をお伝えします。
公開テストの特徴
公開テストは、個人で自由に申し込めるテストです。IIBCのサイトから申込み、全国の会場で受験します。
最大の特徴は、「公式認定証」が発行されることです。スコアを証明する紙の公式書類で、IPテストでは手に入りません。
受験料は7,810円。IPテストより約3,600円高いですが、「大学や会社に所属してなくても受けられる」「公式認定証が受け取れる」というメリットがあります
一部の外資系企業では、この公式認定証のコピー提出を求めるケースがあります。「ほぼないでしょ」と思いがちですが、万が一のために1枚持っておくと安心です。
IPテストの特徴
IPテストは、大学や企業が主催する団体受験です。個人では申し込めないので、所属する大学や会社が実施するタイミングで受けます。
一番のメリットは受験料の安さです。4,230円と、公開テストより3,580円安い。何度も受けてスコアを上げたい人にとって、この差は地味に大きいです。
結果も早くて、オンライン版なら即日でスコアがわかります。「今自分が何点なのか」をすぐ確認できるので、学習の進捗管理にも使いやすい。
公式認定証は発行されませんが、スコアの中身や有効性は公開テストと変わりません。就活/転職でスコアをESや履歴書に書く場合、企業は基本的に受験方式ではなくその数字を見ています。
IPオンライン版は就活で使える?
結論から言うと、使えます。スコアの評価基準は、公開テスト・会場IPテストと同じです。
ただし、IPオンライン版は問題数が約90問・所要時間約1時間のCAT方式(問題が難易度順に変動する方式)です。
通常のTOEICとは形式が異なり対策も少し変わるので、初めて受ける前に把握しておきましょう。
会場IPテストと同じく、公式認定証は発行されません。
「スコアを早く確認したい」「コストを抑えたい」という目的には向いていますが、公式認定証が必要な場面には対応できません。
なおTOEIC IPのオンラインテストについては「TOEIC IPのオンライン受験とは?対策法・コツ・時間配分を解説【個人は不可】」もあわせてご覧ください。
おすすめ受験戦略
ここが一番大事なところです。「公開テスト/IPテストのどちらを受けるか」という2択で考えるのではなく、「どう使い分けるか」がポイントです。
ステップ1:まずIPテストで回数をこなしてスコアを上げる
大学や会社でIPテストを受けられる環境にあるなら、どんどん活用してください。受験料が安く、結果も早いので便利です。スコアアップのための練習にも最適です。
ステップ2:目標スコアに到達したら、公開テストを1回受ける
IPテストで狙いのスコアに達したタイミングで、公開テストを1回受けて公式認定証を確保しましょう。
「その時点でのベストスコア」を公式書類として手元に持っておくイメージです。
ステップ3:これで「IPでも公開でも対応できる」万全の状態が完成
IPのスコアで対応できる企業、公式認定証が必要な企業、どちらにも対応できます。就活/転職の幅が広がります。
まあ現実的にはIPテストの実施時期がまだまだ先ということもあるので、とりあえずは「受けられる方を受ける」と考えて良いと思います。
とりあえず申し込んでしまうことで、締め切り効果で勉強のモチベも上がるからです。
IPテストの就活活用について詳しくは「TOEIC IPテストは就活で使えるのか?」で解説しています。
就活/転職で有利になるTOEICスコアの目安
結論:600点で履歴書に書ける。700点で差別化。800点以上で英語系業界に応募できます。
「TOEICって何点あれば就活で使えるの?」という疑問、めちゃくちゃよく聞かれます。
正直、「何点あれば有利」という話は就活/転職のフェーズによって変わります。
- ESで通過するフェーズなのか
- 面接で武器にするフェーズなのか
- そもそも受ける業界が変わるのか
それぞれで「必要なライン」が違うんです。
IIBCの英語活用実態調査によると、企業が新卒採用で求めるスコアの平均は545点、中途採用では620点です。
ここではこの数字を基準にしながら、就活/転職の各フェーズで何点が必要かを整理していきます。
600点=ESフィルターを通過する最低ライン
企業が新卒採用で求める平均スコアが545点なので、600点あればスコア要件で落とされることはほぼないです。
TOEICを活かして就活を行うために、まずは600点を目指しましょう。
ただ、公開テストの全受験者平均が615点前後であることを考えると、600点は「ちょうど真ん中あたり」のスコアです。
履歴書に書いて大丈夫なレベルではありますが、「英語ができる人材」として差別化できるかというと、正直きびしい。
なお600点のレベル感については「TOEIC600点のレベルを解説」をご覧ください。
700点=面接で英語力が武器になるライン
700点台に入ると、状況がガラッと変わります。
IIBCの「PROFICIENCY SCALE」(5段階評価)でいうと上から2番目のB評価(730点〜)に近づくゾーンで、面接官から「英語けっこうできるんですね」と自然に触れてもらえるレベルになってきます。
ぶっちゃけ、一般企業の多くは「英語が話せる人材」をそこまで多く求めていません。
だからこそ、700点以上を持っているだけで「おっ」と思われやすい。同じESが並んだとき、700点台のスコアは攻めの差別化要因として機能します。
またメーカー・商社・金融・コンサルなど英語を使う可能性がある業界では、面接での話題にもなりやすいです。
「TOEICのスコアを上げるためにどんな工夫をしたか」という問いは、そのまま課題解決力や継続力のアピールにもなります。
なお700点のレベル感については「TOEIC700点のレベルを解説」をご覧ください。
800点以上=志望業界の選択肢が広がるライン
800点を超えると、主に転職の場面で外資系・総合商社・グローバル部署など「英語必須」の応募要件をクリアできるようになります。
これまで「応募資格なし」として弾かれていた求人に挑戦できるイメージです。
公式5段階評価だと一番上のA評価(860点〜)に近いゾーンで、「英語が使える人材」というレベルを超えて「英語が強い人材」として評価されるポジションに入ります。
英語を武器にキャリアを作っていくなら、800点台はひとつの到達点です。
就活の場合、800点以上を持っている新卒は圧倒的少数派です。
志望業界の選択肢が広がるだけでなく、同じ業界内での競争でも一歩リードできます。英語系の業界や職種を視野に入れているなら、800点をゴールに設定する価値は十分にあります。
なお800点のレベル感については「TOEIC800点のレベルを解説」をご覧ください。
また就活/転職ですごいと評価されるスコアについては「TOEICは何点からすごい?大学生・社会人別に徹底解説」もあわせてご覧ください。
TOEICの有効期限と就活/転職の受験タイミング
結論:TOEICスコアの有効期限は2年です。就活時期から逆算すると、大学2年の夏までに目標スコアを確保するのが理想です。転職の場合は、人によって変わります。
「とりあえず就活が始まってからでいいか」と思っていると、あとで痛い目を見ます。
実は、受験タイミングを間違えるとせっかく取ったスコアが就活や転職に使えない、なんてことが普通に起きるんです。
有効期限は2年
以前はTOEICに有効期限はありませんでしたが、2024年4月から「TOEICスコアの有効期限は2年間」と公式で設定されました。
ですので、基本的には2年以内のスコアを持っておくのが安全策です。
ただ、現実的に就活/転職の場面でTOEICの有効期限が意識されているところを、僕は見たことがないです。
有効期限を見たのは、大学院の応募条件くらいです。
有効期限については「TOEICスコアの有効期限」でまとめているので、気になる方は見てみてください。
就活スケジュールから逆算するベストな受験時期
「じゃあいつTOEICを受ければいいの?」という疑問が出てきますよね。答えは就活のスケジュールを逆算すると見えてきます。
最近の就活は大学2年の秋〜3年の夏にかけてインターンが本格化します。早い企業だと2年生のうちからESにTOEICスコアの記入欄があります。
つまり、大学4年の本選考(春〜夏)から2年さかのぼると、大学2年の夏がデッドラインになります。
この時点で目標スコアを公開テストで確保できていれば、インターンでも本選考でもスコアを使い回せます。
逆に「3年生から本気でやろう」と思っていると、使えるスコアが出るのが4年の春〜夏になるリスクがあります。ギリギリ間に合うことはありますが、余裕はまったくないです。
時間的な余裕があるほど、無理のないペースで確実にスコアを伸ばせますし、精神的にも楽です。
タイムラインをまとめるとこうなります。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 大学1年 | TOEIC初受験(現在地把握)+基礎固め開始 |
| 大学2年前半 | IPテストを複数回受けてスコアを上げる |
| 大学2年夏 | 目標スコアに到達 → 公開テストで公式認定証を確保 |
| 大学2年秋〜3年夏 | インターン応募でスコアを活用 |
| 大学4年春〜夏 | 本選考でスコアを活用(まだ有効期限内) |
なお転職活動の場合はデッドラインが人により異なるので、「いつまでに受けるべきか」も変わってきます。
2年以上前のスコアは就活で使える?
履歴書に書くこと自体は、ルール上は可能です。また、「2年以内のスコアを記載してください」と縛りがあることもそんなにありません。
ただ、古すぎるスコアだとぶっちゃけリスクがあります。
古いスコアを出すと「今も同じレベルですか?」と突っ込まれやすいからです。英語力への疑問符をつけられたまま面接が進む展開になります。
就活/転職に間に合わせるためのTOEIC対策方法
結論:一番大切なのは「教材選び」ではなく「勉強の順番」です。正しい手順で進めれば、就活に十分間に合います。
「TOEIC対策って、何から始めればいいんだろう」って悩んでいる人、多いと思います。
参考書を調べ始めると情報が多すぎて、結局どれを選べばいいのかわからなくなるんですよね。
でも、本当に重要なのは「何の参考書を使うか」じゃなくて「どの順番でやるか」なんです。ここを押さえるだけで、対策が一気に楽になります。
いつから対策を始めるべき?
はっきり言います。理想は大学1年生から、遅くとも2年生の春には始めてほしいです。
なぜかというと、TOEICは始めるのが早ければ早いほど、1日あたりの勉強負担が劇的に減るからです。
始めるのが遅れると何が起きるかというと、毎日の勉強量が急激に増えます。
友達と遊ぶ時間も旅行に行く余裕も削られる。やることは同じなのに、スタートが遅いだけで大学生活の自由度がまるで変わるんです。
これは単純な話で、総勉強時間が同じなら、期間が長いほど1日あたりの負担は小さくなります。
3年生になってから「やばい」と焦って詰め込む勉強は、スコアの伸びも鈍くなりやすいし、就活の本業にも悪影響が出ます。
「でも、まだ就活は先だし…」という気持ち、すごくわかります。
ただ、始めるのが1ヶ月遅れるたびに、後で1日あたりの勉強量が確実に増えていく。そのことだけ頭に入れておいてください。
詳しい話は「大学生はTOEICをいつ受けるべき?いつから勉強するべき?就活】」や「大学3年生からTOEICは遅い!975点の経験談と挽回する方法」でもしているので、気になる方はご覧ください。
まず自分のスコアを把握する
勉強を始める前にやるべき、最初のステップがあります。
それが自分の今のスコアを正確に把握することです。
なぜかというと、TOEICは自分のレベルに合わない勉強をしても効果がほぼゼロだからです。
たとえば、前述しましたが400点の人がいきなり有名な「金のフレーズ」(一番売れてる単語帳)を使っても、わからない単語だらけで挫折します。
レベルに合ってない勉強法は、やってもやっても効果ゼロです。だからこそ、最初に自分のスコアを正確に把握することが超重要なんです。
では、どのようにスコアを把握すれば良いのか。スコアを把握する方法はいくつかあります。
- TOEICを実際に受験する(1日潰れる&スコアがわかるまで時間がかかるのでおすすめしない)
- TOEICの模試を解く(めちゃくちゃ疲れる&〇〇〇点というスコアではなく、〇〇〇点〜□□□点と幅のあるスコアしか診断できない)
- アプリを使う(楽だから推奨)
この中でも特におすすめなのがアプリの利用です。なぜかというと、無料で使えるものもありますし、圧倒的に楽でかつ精度も高いからです。
最短で伸ばすために一番大事なこと
「伸び悩んでいるんだけど、どの参考書がいいですか?」という質問をよくもらいます。
でも正直、TOEICで伸びない人の多くは、参考書の問題ではなく「やる順番」の問題です。
「教材を変えながら何冊もこなしているのにスコアが伸びない」という状態になったことはないですか?
あれは参考書が悪いんじゃなくて、自分のスコア帯に合っていない順番でやってしまっているから起きることがほとんどです。
逆に言えば、正しい手順で進めれば、業界でよく言われる「100点UPに200〜300時間」の半分以下の時間でスコアを伸ばすことができます。
もちろん、「じゃあ具体的にどんなやり方で勉強すれば良いの?」という話が一番気になると思います。
ただ、これは今のスコア帯によって最適なルートがまったく変わるので、ひとくくりに「これをやれ」とは言えないんです。
600点を目指す人と800点を目指す人では、優先するパートも使う教材も別物になります。
一般的な記事でよく見る「まずこの参考書」という情報をそのまま使うと、スコア帯が合っていなくて遠回りになるリスクがあります。
だから、スコア別の勉強法を教えたいんですけど、ここで書くとちょっと長くなりすぎて本題から逸脱します。
ですので、「TOEICの点数を上げる方法|スコア別の最短ロードマップ【短期間スコアアップ】」という記事にスコア別に勉強法をまとめました。
就活でのTOEICに関するよくある質問
TOEIC S&W(スピーキング・ライティング)は就活/転職で評価される?
L&Rほど普及していませんが、外資系や国際部署を目指すなら持っていればプラス評価になります。ただし優先順位的にはL&Rより低いです。
S&Wだけ持っていてL&Rがないという状態は、就活/転職では使いにくいです。採用担当者が「TOEIC何点?」と聞いてくるときは、L&Rのスコアを指しています。L&Rを取得してから余裕があればS&Wに挑戦する、という順番がおすすめです。
TOEICのスコアはES(エントリーシート)にどう書く?
書き方の基本は「2026年3月 TOEIC® Listening & Reading Test ○○点取得」です。日付・正式名称・スコアの3点セットで書いてください。IPテストで受験した場合は「IPテスト」と明記します。
TOEICを持っていないと就活で不利になる?
TOEICを持っていないこと自体がリスクになるケースは十分にあります。
ただし、英語をほぼ使わない業種・職種であれば影響は限定的です。商社・外資・メーカーの海外部署では確実にスコアを求められますが、地域密着型の企業やエンジニア職では英語よりも専門スキルが優先されることも多いです。志望業界の採用基準を調べたうえで判断するのが現実的です。
TOEIC IPオンラインのスコアは就活で使える?
使えます。スコアの評価基準は公開テスト・会場IPと同じです。就活のESに記載しても問題ありません。ただし公式認定証は発行されない点だけ注意してください。
理系でもTOEICは就活で必要?
むしろ理系こそTOEICが武器になります。IIBCのデータによると、理系(科学・農業・コンピュータ)の学生平均は578点で、文系学生より低い水準にあります。つまり700点を取れば、理系の中では圧倒的に頭一つ抜けられます。
「理系+英語ができる」という組み合わせは、企業から見て即戦力の証明になります。グローバルに展開するメーカーや研究職では、英語論文を読む・外国人エンジニアと協働するケースが普通にあります。理系学生は低い平均を逆手に取って、TOEICで差をつける戦略が有効です。
なお理系学生の平均点については「理系大学生・大学院生のTOEIC平均点は?就活で必須?専攻別データ×就活体験を975点が解説【いらないは嘘】」もご覧ください。
就活中にTOEICを受けても間に合う?
正直、ギリギリのケースが多いです。申し込みから受験、スコア結果の通知まで、トータルで約2ヶ月かかります。ESの締切を逆算すると、本選考直前に受けても間に合わないリスクが高いです。
現実的な目安は「ESの締切の3ヶ月前には受験を終える」こと。就活の準備が始まる前、大学3年生の夏〜秋に1度受けておくのが一番余裕のある動き方です。もし今がすでに就活本番に近いなら、IPオンラインで早めに受験機会を確保することを検討してみてください。
まとめ
この記事では、就活・転職でどのTOEICを受けるべきかを解説しました。要点をまとめます。
- 就活・転職で受けるべきTOEICはTOEIC Listening & Reading Test(L&R)の一択
- 受験方式は公開テストがおすすめ。IPテストで練習→公開テストで公式認定証を確保が最強の戦略
- 就活で有利になるスコアの目安は600点(最低ライン)・700点(差別化)・800点以上(英語系業界)
- 有効期限は2年。大学2年の夏までに目標スコアを確保するのが理想
- スコアを最短で伸ばすコツは「教材選び」ではなく「勉強の順番」
受けるべきテストが決まったら、あとはスコアを上げるだけです。
正しい手順で勉強すれば、才能や留学経験に関係なく、誰でもスコアは伸びます。僕自身、英語偏差値44/TOEIC400点から975点まで伸ばすことができました。
これからTOEICの勉強を始める方に絶対に知っておいて欲しいことがあります。TOEICで大切なのは、間違いなく「勉強のやり方」と「勉強の手順」です。 勉強を始める前に何をどの順番で行うのか どんな[…]
結論:TOEIC IPテストのスコアは就活で問題なく使えます。ただし、スコアが低いまま就活に突入すると「書かない方がマシ」になるリスクがあります。 「IPテストのスコアって就活で使えるの?」 「公開テスト[…]


