TOEIC受験者なら1回はこう思ったことはあるはずです。
「TOEICの参考書たくさんありすぎる!どれを選べば良いの?」
参考書選びはとても重要です。
参考書選びでミスってしまうと大してスコアが伸びずに、せっかくの時間と努力が無駄になってしまいます。
また、TOEIC参考書の平均価格は高いです。
平気で2,000円〜3,000円します。
そこでこの記事では、
- 偏差値44から独学でTOEIC975点取得
- TOEICコーチングを通じて多数の受講生を指導
してきた僕の経験に基づき、本気でおすすめできる参考書を紹介します。
この記事を見れば、参考書選びで失敗することはなくなるのでぜひ参考にしてください!
筆者のTOEICスコアは975点(リスニング495、リーディング480)です!

TOEICの参考書ルート
おすすめの参考書を紹介する前に、基本のTOEICの参考書ルート、つまり「どのような順番でどの参考書を使うのか」ということについてお話しします。
闇雲ではなく、適切な順番で参考書を使うことでスコアの伸び方は格段に変わるので、ぜひ飛ばさずにご覧ください。
単語帳
まず絶対必要になるのは英単語帳です。
英単語帳は、TOEICの勉強を始めた瞬間から目標スコアを取得するまで、ずっと使い続けることになります。
TOEICには、大学受験や英検等とは異なる「TOEIC特有の英単語」が多く登場します。
ですので、TOEICに特化した英単語帳を使うことがとにかく重要です。
文法書
単語と並んで英語の基礎となるのが、文法書(文法のインプットに使う参考書)です。
単語をどれだけ覚えたとしても、文法がわからなければ英語は理解できません。
ただ、TOEICではそれほど難しい英文法事項が問われるわけではありません。
中学レベル+αの知識があれば、基本的には十分です。
もっと言えば
- 不定詞
- 関係詞
- 代名詞
- 前置詞と接続詞の違い
- 仮定法
- 比較
以上の言葉を見て、すでにその用法・意味・形がわかっている方は、文法書は必要ありません。
たまに「よし!TOEICやるぞ!」と意気込んで、分厚い文法書を買う方がいます。
意気込むのは良いですが、分厚い文法書はことTOEICにおいてはオーバーワークになるのでやめた方が良いです。
Part別対策書
TOEICにはPart1〜Part7まであります。リスニングはPart1〜4、リーディングはPart5〜7です。
それぞれのPartの問題内容と問題数は以下の通りです。
Part | 問題とその内容 | 問題数 |
Part1 | 写真描写問題:写真を最も適切に描写する選択肢を選ぶ | 6問 |
Part2 | 応答問題:問いに対する適切に応答している選択肢を選ぶ | 25問 |
Part3 | 会話問題:2〜3人の会話の内容が問われる | 39問 |
Part4 | 説明文問題:留守番電話などについての内容が問われる | 30問 |
Part5 | 短文穴埋め問題:短文の空所に当てはまる選択肢を選ぶ | 30問 |
Part6 | 長文穴埋め問題:長文の空所に当てはまる選択肢を選ぶ | 16問 |
Part7 | 長文読解問題:長文の内容に関する内容が問われる | 54問 |
それぞれのPartで問題の内容は変わります。
そのため、適切な対策方法もPart別に変わってきます。
Part別参考書を買うか買わないか、その判断は正直なところ個人によります。
たとえばPart3が苦手ならPart3に特化した参考書を買った方が良いでしょう。
リーディング全体が苦手なら、リーディングに特化した参考書を使うのもアリです。
逆に、「本番まで時間がない」という場合はPart別に複数の参考書を揃えて使いこなすのが困難です。
その場合は、全てのPartを対策できる1冊だけを購入するという選択肢が優先されるでしょう。
本番形式の実践問題集
本番形式の実践問題集は最低1冊揃えておきましょう。
本番を想定して問題演習することで、
- 試験の流れを前もって理解できる
- 問題の形式に慣れることができる
- 試験時間の2時間集中する体力が身に付く
といったメリットがあります。
逆に、本番前に一度も実践演習しなければ、問題形式に戸惑ったり、集中力が切れたりして本来の実力を発揮できません。
せっかく努力しても、その努力が最大限発揮されないんです。
TOEICの王道参考書3冊【これだけでOK】
ということで、ここからは「基本はこれだけでTOEIC対策できる!」と自信を持って言える王道参考書を3冊紹介します。
もし「大学受験で英語を勉強したことがない」「英語に自信がない」という場合は、記事後半「TOEIC初心者におすすめの参考書」をご覧ください。
TOEIC金のフレーズ
金のフレーズはTOEIC参考書の中で最も売れていると言っても過言ではない英単語帳です。
TOEIC受験者の9割以上は持っているのではないでしょうか。
金のフレーズに載っている英単語はTOEICに本当によく出てきます。
もはや「金のフレーズを見ながら問題を作っているの?」と思ってしまうほどです。
金のフレーズがおすすめな理由は主に3つあります。
- 目標スコアに合わせて英単語を覚えられるから
- 「TOEICで使われている意味」で英単語を覚えられるから
- 英単語がどこでどのように使われるのか分かるから
TOEIC でる1000問
「文法問題でる1000問」は、Part5の文法問題を1049問掲載している参考書です。
TOEICリーディングにはPart5〜Part7までありますが、その中で特に重要なのがPart5です。
その理由は4つあります。
- 形式がシンプルで対策しやすいから
- 形式が似ているPart6対策にもなるから
- Part7に使える時間が増えて全体として解ける問題の数が増えるから
- 英文法の理解が深まり、リスニング・リーディングに好影響だから
公式問題集を3冊以上
「公式TOEIC Listening &Reading 問題集」は公式が出してる実践形式の問題集です。
本番のテストと同じプロセスで作成した問題が2セット掲載されています。
さらに、リスニングについても本番のテストと同じ公式スピーカーの音声が収録されているので、実践演習をするのに最適です。
公式問題集の用途は主に2つあります。
- (主にPart5以外の)演習量の確保
- 本番を想定した実践演習
①・②のために、公式問題集は3冊以上揃えるのがおすすめです。
アプリを使うのもアリ
さて、ここまでの話をまとめると、以下を揃えれば本格的にTOEIC対策できるということでした。
- 金のフレーズ
- でる1000問
- 公式問題集3冊以上
このうち、②・③に関しては「Santaアルク」というスマホアプリで代替するのもアリです。
Santaアルクは、イングルートで特に推してるスマホアプリです。
Santaアルクの有料会員になるとTOEICの問題を4,000問以上解けます。
何より、問題がどんどん追加されているのが他の参考書やアプリには無いグッドポイントです。
近年のTOEIC本番の難化傾向も反映しているため、しっかりとスコアアップにつながる学習ができます。
料金は以下の通りです。
プラン | 料金 | キャンペーン適用時 |
1ヶ月プラン | 5,980円 | 5,980円(キャンペーンが無い) |
3ヶ月プラン | 17,910円 | 8,980円(50%OFF、2,993円/月) |
6ヶ月プラン | 35,830円 | 12,980円(64%OFF、2,163円/月) |
12ヶ月プラン | 72,635円 | 22,980円(68%OFF、1,915円/月) |
なお、
- 金のフレーズ(979円)
- でる1000問(2,530円)
- 公式問題集3冊以上(9,900円以上)
を揃える場合の費用は、総額13,409円以上です。
一方、「金のフレーズ+Santaアルク 3ヶ月プラン」の場合は9,959円です。
- 外出先・スキマ時間でスマホでTOEIC対策したい
- とにかく大量の問題を解きたい
- Part別に複数の参考書を揃えるのが嫌だ
- 紙の参考書を使うのが得意ではない
という方はSantaアルクを利用するのがおすすめです。
TOEICのおすすめ参考書をスコア別に紹介
さて、ここまではTOEICの王道参考書を紹介してきました。
- 金のフレーズ
- 「でる1000問+公式問題集3冊以上」or「Santaアルク」
ここからは、よりピンポイントに「スコア別おすすめ参考書」というテーマでお話ししてきます。
TOEIC初心者におすすめの参考書
まずはTOEIC初心者(目安TOEIC400点未満の方)におすすめの参考書を厳選して紹介します!
TOEIC 出る単特急 銀のフレーズ
TOEICの定番単語帳です。
書店のTOEICコーナーに行くと、必ずと言っていいほど一番目に入るところに置かれています。
銀フレには、TOEIC頻出の1000単語が掲載されています。
覚えてなきゃやばい重要単語ばかりなので、確実に覚えましょう。
大岩のいちばんはじめの英文法
中学レベルの基礎から英文法を勉強できる参考書です。これ1冊あれば、TOEIC Bridgeに出る英文法の大部分はカバーできます。
TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 470点突破
「TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 470点突破」には、1回10分程度で終わる演習問題が、リーディング・リスニングそれぞれ12回分ずつ収録されています。
リーディング・リスニング対策ができるのはもちろん、文中の覚えるべき英単語がリストにまとめられており、辞書要らずでサクサク演習・復習できるのが魅力です。
上で紹介した公式問題集より難易度はかなりやさしいです。
公式問題集を見て「ちょっと難しすぎるかも」と感じた方に「TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 470点突破」はおすすめです。
TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2
「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2」は、TOEICリスニングのなかで比較的簡単なTOEICパート1・2を重点的に対策できる参考書です。
「初心者特急」とついているだけあって基礎事項から丁寧に解説してくれているので、TOEIC超初心者の方でも挫折することなくTOEICリスニング対策ができます。
「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2」はリスニングが苦手な方におすすめの参考書です。
TOEIC L&Rテスト 英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル
「英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル」は易しい&頻出の英文法問題を掲載している参考書です。
「基礎知識」や「問題の解き方」をインプットした後、すぐにドリルで「アウトプット」する構成になっているので、どんどん知識が身につきます。
問題数は全部で540問。
問題にはTOEICでよく出る単語が多数使われているので、英文法と英単語を同時に強化できるのも魅力です。
「英文法 ゼロからスコアが稼げるドリル」は基本的な英文法事項から確認していきたいTOEIC超初心者の方におすすめの参考書です。
TOEIC400点〜600点の方におすすめの参考書
ここからはTOEIC400点〜600点の方におすすめの参考書を紹介します。
TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 600点突破
「TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 600点突破」には、1回10分程度で終わる演習問題が、リーディング・リスニングそれぞれ12回分ずつ収録されています。
リーディング・リスニング対策ができるのはもちろん、文中の覚えるべき英単語がリストにまとめられており、辞書要らずでサクサク演習・復習できるのが魅力です。
公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リスニング編
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リスニング編」は、TOEIC公式が出版しているリスニングの問題集です。
以下の2冊ありますが、購入する場合はより新しい「トレーニング2」を選びましょう。
- 公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リスニング編(2017/6/23発売)
- 公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング 2 リスニング編(2023/12/4発売)
公式の問題集だけあって、本番に近い形式の問題が載っているのがポイント。
問題量も「380問」(トレーニング2)と多いので、実践的に問題演習の経験をどんどん積めます。
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リスニング編」は「リスニングでしっかりスコアを稼ぎたい」と考えている方におすすめです。
公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」は、TOEIC公式が出版しているリーディングの問題集です。
以下の2冊ありますが、購入する場合はより新しい「トレーニング2」を選びましょう。
- 公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編(2017/6/23発売)
- 公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング 2 リーディング編(2023/12/4発売)
Part5・Part6・Part7の問題が1セット18〜20問、合計20セットで計377問収録されています。(トレーニング2)
「公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編」は「リーディングでスコアを稼ぎたい」と考えている方におすすめです。
TOEIC600点〜800点の方におすすめの参考書
ここからはTOEIC600点〜800点の方におすすめの参考書を紹介します。
TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 730点突破
「TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 730点突破」には、1回10分程度で終わる演習問題が、リーディング・リスニングそれぞれ12回分ずつ収録されています。
リーディング・リスニング対策ができるのはもちろん、文中の覚えるべき英単語がリストにまとめられており、辞書要らずでサクサク演習・復習できるのが魅力です。
問題の難易度は上で紹介した公式問題集と同程度です。
- 忙しくて公式問題集を解く時間(2時間+復習の時間)が確保できない
- 実践形式で通しで問題を解くのではなく、毎日少しずつTOEICの演習経験を積みたい
という方に「TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 730点突破」はおすすめです。
TOEIC L&R TEST 5分間特急 超集中リスニング
「TOEIC L&R TEST 5分間特急 超集中リスニング」は、毎日5分間の練習×45日間でリスニングのスコアを上げられる参考書です。
一度の練習が短時間なうえスマホアプリで音声を流せるため、ハードルが低く仕事や学業で忙しい方でも継続しやすいのが魅力です。
以下の3種の問題がバランスよく収録されており、偏りなくリスニングのスコアを底上げできます。
- 定番問題
- 新傾向の問題
- トリッキーな問題
また、以下のようなワンポイントアドバイスが各所に配置されており、問題の特徴や解き方を学べるのもうれしいポイントです。
- 短い単語は音の変化に注意
- 1つの単語で成否が分かれる新傾向の問題
「TOEIC L&R TEST 5分間特急 超集中リスニング」は毎日短時間でリスニング対策したい方におすすめの参考書です。
TOEIC L&R TEST 音読特急 速聴力をつける
「TOEIC L&R TEST 音読特急 速聴力をつける」は、Part3・4の問題を使って根本的なリスニング力を強化できる参考書です。
速度を変えながら音読トレーニングをするのが特徴。音読のメリットは3つあります。
- 正しい発音を理解できる
- 英語のスピードに慣れることができる
- 語彙力・文法力が身につく
問題は、Part3が13セット合計39問、Part4が10セット30問収録されています。
スクリプト・音声の難易度は本番と同程度です。
「TOEIC L&R TEST 音読特急 速聴力をつける」は、リスニングで伸び悩んでいる方におすすめの参考書です。
TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問
「TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問」は、Part2に登場する問題をパターン別に分類し、それぞれの問題パターンの解き方を詳しく解説する参考書です。
問題パターン別の練習問題が合計378問、実践問題が10セット分で合計250問掲載されています。
「正答の理由」だけでなく「他の選択肢が間違っている理由」が解説されるため、「自分がなぜ間違ったか」が明確になるのがうれしいポイント。
また、解答したら見開き右ページですぐに正解と解説を確認できるため、テンポよく問題演習できます。
「TOEIC L&Rテスト Part2 応答問題 でる600問」はPart2でしっかりスコアを稼ぎたい方にオススメです。
TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7
「TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7」は、リーディングセクションで最も難易度が高いPart7に特化した参考書です。
Part7の問題を「設問のタイプ」で分類し、それぞれの設問における解き方や注意すべきポイントを解説しているのが特徴。
もちろん問題もついているので、学んだ解き方をすぐに実践できます。
「TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7」は、Part7でスコアを稼げるようになりたい方におすすめです。
公式TOEIC Listening &Reading 800+
「公式TOEIC Listening &Reading 800+」は「難問」に特化した問題集です。
過去のテストで正答率が低かった問題をパート別に掲載しています。
難問の傾向と解き方をピンポイントで解説しているのが特徴。
また、難易度の高い重要英単語をまとめた単語集がついています。
「公式TOEIC Listening &Reading 800+」は難問を解けるようになりたい方におすすめです。
ただしかなり難易度が高いので、この問題集を使用するのは「700点以上を安定して取れるようになってから」にしましょう。
TOEIC800点以上の方におすすめの参考書
最後に、TOEIC800点以上の方におすすめの参考書を紹介します。
TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ
「TOEIC L&R TEST 上級単語特急 黒のフレーズ」はTOEIC800点以上を狙う中級者〜上級者向けの英単語帳です。
各ページに以下のようにランク分けされた英単語が掲載されています。
- Aランク:600〜800点レベルの「やや難」単語
- Bランク: 800点から900点レベルの「難」単語
- Cランク: 900点から950点レベルの「超難」単語
- Sランク: 950点から990点レベル「鬼難」単語
黒のフレーズは他の英単語帳では扱わない「頻出ではないが試験でときどき登場し、解答に関わる英単語」を覚えるのに役立ちます。
「頻出ではないが試験でときどき登場し、解答に関わる英単語」は、普通文脈から推測することになります。
しかし、推測には時間がかかりますし、時間をかけたとしても正しく推測できるとは限りません。
黒のフレーズを使うことで、推測する必要がなくなるので、読解スピード・正答率の向上が期待できます。
必須の英単語帳ではありませんが、英単語推測による精度のブレを減らしたい方は使ってみても良いのではないかなと思います。
TOEIC L&Rテスト 精選模試リスニング
TOEICリスニングに特化した問題集です。リスニング100問×5セットが収録されています。
リスニングの演習量を底上げするために使うのがおすすめです。
なお、現在はシリーズが1〜3まであります。
とりあえずは一番新しい「TOEIC L&Rテスト 精選模試リスニング3」を選びましょう。
TOEIC L&R TEST 出る問超特急 金の読解
Part7に特化した参考書です。Part7形式の問題が合計で349問載っています。
「問題パターン別の演習問題+実践模試3セット」が収録されています。
Part7系参考書にしては珍しく大容量なので、大量に問題を解いて解答スピードを上げるのに役立ちます。
TOEIC参考書の選び方
TOEIC参考書を選ぶときは以下の3点に注目しましょう。
- 参考書の目的・扱っている内容
- 参考書の難易度
- 参考書の出版年度・新しさ
目的で選ぶ
「TOEIC参考書」には様々な種類があります。
主要なモノは以下の通りです。(下に行けば行くほど扱っている内容が狭く深くなる)
- 全Part攻略法・問題集
- 実践問題集*
- TOEIC英単語帳*
- 英文法解説書
- リスニング対策特化
- リーディング対策特化
- パート別対策
(*は必須の参考書)
たとえば「TOEIC本番まで時間がない」なら、「Part別攻略法・問題集」を使って短時間で対策するべきです。
また、英語初心者で英文法に不安があるなら、英文法解説書を使うべきです。
難易度で選ぶ
簡単すぎる参考書を使ってしまうと、学ぶことが何もなくお金が無駄になってしまいます。
逆に、今の自分のレベルより遥かに高い難易度の参考書だと、わからないことが多すぎて挫折してしまいます。
参考書を選ぶときは「今のレベルより少しだけ高い難易度」のモノを選ぶことが重要です。
出版年度で選ぶ
なるべく出版年度が新しい参考書を選びましょう。
特に最近はTOEIC本番の難易度が上がっていると言われています。
この難化傾向に対応した参考書を選べば、本番でも焦ることなく問題を解ける力が身につきます。
また、TOEICは2016年5月から「新形式」に改訂されました。
そのため、参考書を選ぶときは必ず「新形式対応」と書かれているものか、出版年度が2016年5月以降になっているモノを選びましょう。
TOEIC参考書の効果的な使い方
最後に、TOEIC参考書の効果的な使い方を解説します。
自分の状況に合わせて使い方を変える
同じ参考書を使う場合でも、現在のスコアによって適切な使い方は変わってきます。
たとえば英語初心者の場合は、時間など気にせず、単語帳・文法書・ネットでわからないことを調べながら丁寧に問題を解くべきです。
解説もしっかり読み込んだ方が良いでしょう。
一方で、TOEICの勉強がある程度進んできた場合は、スピード重視で問題を解くことが必要になってきます。
よって、「時間を計って問題を解く→解説はさらっと読んで次の問題へ」という使い方が効率良いでしょう。
1つの参考書をしっかり使い込む
「別の参考書を買えば何か変わるかもしれない」と思って、いろいろ参考書を買い集める方が結構多いです。
しかし、それはあまりおすすめしません。
TOEICの参考書のほとんどは「それ1冊である一定のレベルに到達できるようになること」を目指して構成が練られています。
つまり、その1冊を使い込むことで効果が最大限発揮されるようになっているわけです。
そのため、参考書を終わらせる前に別の参考書に移ってしまうと、どの参考書も中途半端で結局スコアが伸びないなんて状況に陥ります。
ですので、参考書は1冊を徹底的に使い込むことを意識しましょう。
まとめ
今回はTOEICの王道参考書を紹介しました。
- 金のフレーズ
- 「でる1000問+公式問題集3冊以上」or「Santaアルク」
参考書で勉強したいなら「でる1000問+公式問題集3冊以上」がおすすめです。
一方で、「複数の参考書を揃えるのが嫌だ」「スマホで勉強したい」という方にはSantaアルクがおすすめです。
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